JP3082981B2 - シール継手装置 - Google Patents

シール継手装置

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JP3082981B2
JP3082981B2 JP03302823A JP30282391A JP3082981B2 JP 3082981 B2 JP3082981 B2 JP 3082981B2 JP 03302823 A JP03302823 A JP 03302823A JP 30282391 A JP30282391 A JP 30282391A JP 3082981 B2 JP3082981 B2 JP 3082981B2
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俊昭 岩渕
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株式会社コム
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスケットを用いてボ
ディーとスリーブ間のシールを行なうようにしたシール
継手に係り、特にガスケットの保持機構を有するシール
継手装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、管と管とを接続するに際して、管が
比較的小型の場合は、管同士をメスナットを用いて接続
する手段が採られる。
【0003】図4には、ガスケット(G)を中間に介装
し、スリーブ(1)とボディー(2)とをメスナット
(3)によって結合するシール継手(A)が示されてい
る。メスナット(3)の頭部通孔(4)には、スリーブ
(1)の管部(5)が挿通され、スリーブ(1)のツバ
部(6)がスラストベアリング(B)を介して留められ
ている
【0004】メスナット(3)内には、周面に雄ネジ部
(19)を有するボディー(2)がメスナット(3)内
に切設された雌ネジ部(18)に対して螺入されてい
る。
【0005】メスナット(3)内ではスリーブ(1)の
端面とボディー(2)の端面とが対向しており、スリー
ブ(1)の端面には環状段部(7)が形成され、ボディ
ー(2)の端面には前記スリーブ(1)の環状段部
(7)に若干の遊びをもって嵌入できる環状凸部(8)
が突設されている。ガスケット(G)は、環状凸部
(8)の内周面(9)にその外周を保持された状態で、
ボディー(2)の端面とスリーブ(1)の端面間に設置
される。
【0006】図4には、両通孔(10)(11)が一致
し、メスナット(3)が締め付け方向に回転され、締着
力を付与され、スリーブ(1)の端面とボディー(2)
の端面によりガスケット(G)が挟搾され両者がシール
されている状態が示されている。メスナット(3)の締
め付けに際し、スリーブ(1)がメスナット(3)と共
回りしようとするが、スラストベアリング(B)が介装
されており、ツバ部(6)に回転力が伝達されず、押圧
力のみが与えられ、共回りが防止されるようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガスケット(G)の保持機構にあっては、ガスケッ
ト(G)の交換修理を行なう場合に、メスナット(3)
を取り外してボディー(2)からガスケット(G)を取
り外そうとしても一旦挟搾されたガスケット(G)が環
状凸部(8)の内周面(9)内に挟まって抜けない場合
が発生するので、通常、環状凸部(8)の内径をガスケ
ット(G)の外径より若干大きく設計している。そのた
め前述のようにシール継手を構成する場合に、ガスケッ
ト(G)の鉛直下方部分が、重力によりその下方に位置
する環状凸部(8)の内周面(9)に常時当接し、片当
たり状態になったままメスナット(3)が締め付けられ
ることになる。この際、メスナット(3)の締め付けと
ともにガスケット(G)は挟搾され、ガスケット(G)
の外周が外側へ拡径するが、鉛直下方部分は片当たりの
ためそれ以上拡径できず、一旦メスナット(3)の締め
付け前に決定されたガスケット(G)とスリーブ(1)
及びボディー(2)の端面のシール点が内側へズレを起
こしてしまい、これは高圧ガス等を使用する場合などに
ガス漏れを起こす原因にもなる。また、ガスケットと環
状段部(7)との間に遊びが存在するため、継手の組付
けに際してガスケットが落下することがあり、メスナッ
トとボディーとの装着には十分注意を払わなければなら
なかった。本発明は、シール点のズレの原因となるガス
ケットの片当たりを無くし、かつガスケットの落下の恐
れのないシール継手装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のシール継手装置は、周面に雄ネジ部を有す
るボディーの端面とツバ部を有するスリーブの端面との
間にガスケットを介し、メスナットの雌ネジ部と前記ボ
ディの雄ネジ部との螺合によりボディーとスリーブ間の
シールを行なうようにしたシール継手において、前記ボ
ディーの端面とスリーブの端面の少なくとも何れかの面
に環状凹部を切設し、該環状凹部の内外周にそれぞれ第
1環状凸部及び第2環状凸部を形成するとともに、内周
面にガスケットを保持した環状の弾性リテーナを、前記
第2環状凸部との間に隙間を有するように前記第1環状
凸部に嵌合したことを特徴としている。
【0009】
【作用】ボディーの端面とスリーブの端面の少なくとも
何れかの面に環状凹部が切設されているので、端面の環
状凹部の内外周には、第1環状凸部及び第2環状凸部が
形成されている。シール継手を構成する場合は、内周面
にガスケットを保持した環状の弾性リテーナを、その弾
性を利用して第1環状凸部に嵌合し、メスナットとボデ
ィーとの螺合を行なうので、ガスケットが取り付け時に
落下することがない。さらに、メスナットの締め付けに
より、ガスケットが挟搾され拡径しようとするが、弾性
リテーナも第2環状凸部との隙間を埋めるようにともに
拡径し、シール点のズレは生じない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、シール継手(A)装置が示されてお
り、ステンレス製のスリーブ(1)、ボディ(2)を、
ステンレス製のメスナット(3)を用いて接続するシー
ル継手部分の構造が示されている。シール部を除き主な
点は図4に示した従来のものと同様であり、ここでは相
違点のみ説明する。
【0011】図1に示されるように、メスナット(3)
内に内装されたスリーブ(1)のツバ部(6)にはその
端面略中央に環状凹部(12)が切設されており、その
ために端面の内周部分と外周部分には第1環状凸部(1
3)及び第2環状凸部(14)が残るように形成され
る。同様にボディー(2)の前記ツバ(6)部と対向し
ている端面にも環状凹部(12)が切設されており、そ
の端面にも内周部分と外周部分に第1環状凸部(13)
及び第2環状凸部(14)が残るように形成される。
【0012】環状凹部(12)内には弾性リテーナ(1
5)が第1環状凸部(13)を囲むように嵌入されてお
り、弾性リテーナ(15)の形状は、図3に示されるよ
うに環状をしている。弾性リテーナ(15)は金属、例
えばステンレス合金製の円筒体であり、互い違いに切欠
溝(16)が深めに切設されている。この実施例に限ら
ず弾性リテーナ(15)は、適当な厚みを持った金属管
が内外に弾性的に拡径及び縮径できるものであればよ
い。
【0013】また弾性リテーナ(15)の内周面には内
周溝(17)が形成され、その内周溝(17)にガスケ
ット(G)が嵌入されている。ここでは内周溝(17)
でガスケット(G)を保持しているが、溝に限らず微少
な突起を内周面に突設させたり、内周面に段部を形成し
たりしてガスケット(G)を保持させるようにしてもよ
い。
【0014】ガスケット(G)の耐久性の向上と熱膨張
寸法を一致させるため、金属管内に金属製のコイルスプ
リングを挿入したものを利用するとより効果的である。
メスナット(3)の頭部通孔(4)にスリーブ(1)が
挿入された状態で、内周面にガスケット(G)を保持し
た弾性リテーナ(15)を、ボディー(2)の端面の第
1環状凸部(13)にその弾性リテーナ(15)の弾性
を利用して嵌入し、メスナット(3)の雌ネジ部(1
8)とボディー(2)の雄ネジ部(19)とを螺合す
る。そのため、組み立て時のガスケット(G)脱落のお
それがない。
【0015】図1のようにガスケット(G)が挟搾され
る以前においては、ボディー(2)の環状凹部(12)
とスリーブ(1)の環状凹部(12)の少なくとも一方
と、弾性リテーナ(15)との間には隙間が形成されて
いるとともに、弾性リテーナ(15)と第2環状凸部
(14)との間にも隙間が存在している。この状態でメ
スナット(3)を締め込みガスケット(G)を挟搾する
と、図2のようにガスケット(G)は断面楕円状に変形
し、それとともに拡径した分だけ弾性リテーナ(15)
が拡径し、ストッパとして機能する第2環状凸部(1
4)にまで当接する。弾性リテーナ(15)の第2環状
凸部(14)への当接とほぼ同時に弾性リテーナ(1
5)と環状凹部(12)との隙間はなくなる。
【0016】ここで弾性リテーナ(15)は拡径縮径方
向には弾性移動できるが、周軸方向には移動できないの
で、軸方向の移動はここで停止する。図1、図2に示さ
れたシール継手は、スリーブ(1)及びボディー(2)
に環状凹部(12)を形成しているが、スリーブ(1)
のみ、もしくはボディー(2)のみに環状凹部(12)
を形成してもよく、ガスケット(G)が挟搾される以前
においては、ボディー(2)の環状凹部(12)とスリ
ーブ(1)の環状凹部(12)の少なくとも一方と、弾
性リテーナ(15)との間には隙間が形成されていると
ともに、弾性リテーナ(15)と第2環状凸部(14)
との間にも隙間が存在しているといった条件を満たして
いればよい。
【0017】このような弾性リテーナ(15)を利用す
れば、ガスケット(G)を通孔(10)(11)に極め
て接近させることができ、流体抵抗を極力低下させるこ
ことができるとともに、ガスケット(G)のリング径を
ほぼ通孔(10)(11)と同じにでき、材料費の軽減
につながる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、次の効果を奏する。 (a)シール継手を構成する場合は、内周面にガスケッ
トを保持した環状の弾性リテーナを、その弾性を利用し
て第1環状凸部に嵌合し、メスナットとボディーとの螺
合を行なうので、ガスケットが取り付け時に落下するこ
とがない。 (b)メスナットの締め付けにより、ガスケットが挟搾
され拡径しようとするが、弾性リテーナも第2環状凸部
との隙間を埋めるようにともに拡径し、シール点のズレ
は生じない。 (c)ガスケットを通孔を極めて接近させることがで
き、流体抵抗を極力低下させるこことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるガスケット挟搾以前の
一部側断面図である。
【図2】本発明の実旌例におけるガスケット挟搾後の一
部側断面図である。
【図3】弾性リテーナ及びガスケットの斜視図である。
【図4】従来のシール継手装置の一部側断面図である。
【符号の説明】
(A) シール継手 (B) スラストベアリング (G) ガスケット (1) スリーブ (2) ボディ (3) メスナット (4) 頭部通孔 (5) 管部 (6) ツバ部 (10) 通孔 (11) 通孔 (12) 環状凹部 (13) 第1環状凸部 (14) 第2環状凸部 (15) 弾性リテーナ (16) 切欠溝 (17) 内周溝 (18) 雌ネジ部 (19) 雄ネジ部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項】周面に雄ネジ部を有するボディーの端面とツ
    バ部を有するスリーブの端面との間にガスケットを介
    し、メスナットの雌ネジ部と前記ボディの雄ネジ部との
    螺合によりボディーとスリーブ間のシールを行なうよう
    にしたシール継手において、前記ボディーの端面とスリ
    ーブの端面の少なくとも何れかの面に環状凹部を切設
    し、該環状凹部の内外周にそれぞれ第1環状凸部及び第
    2環状凸部を形成するとともに、内周面にガスケットを
    保持した環状の弾性リテーナを、前記第2環状凸部との
    間に隙間を有するように前記第1環状凸部に嵌合したこ
    とを特徴とするシール継手装置。
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