JPH0599378A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0599378A
JPH0599378A JP3255367A JP25536791A JPH0599378A JP H0599378 A JPH0599378 A JP H0599378A JP 3255367 A JP3255367 A JP 3255367A JP 25536791 A JP25536791 A JP 25536791A JP H0599378 A JPH0599378 A JP H0599378A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、比較的安価に製造でき、使
用が簡単で効率が良く、作動に信頼性があり、且つ種々
の硬度をもつ広範囲の管材料に使用できるナット−フェ
ルール形管継手を提供することにある。 【構成】 本発明による管継手は、取付け具と、管の端
部領域に配置されるスリーブと、該スリーブの内方の円
錐状カム面と係合する外方のテーパ面を備えており且つ
管の円筒状面と金属対金属シール係合するフェルール
と、取付け具の雄ねじ部分と係合するねじを備えたナッ
トとを有しており、該ナットの締付けによりフェルール
が前方に押圧され、フェルールのテーパ面とスリーブの
カム面とが係合され、且つスリーブのシール面が取付け
具のシール面に対し押圧されて両者の間にシール関係が
確立されるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレアレス管継手に関
し、より詳しくは、取付け具(フィッティング)にフレ
アレス管をシールできる管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、フレアレス管は、ナット及びフ
ェルール(口輪)形管継手組立体により管状の取付け具
本体に連結される。この場合、フェルールが管の端部に
取り付けられるが、フェルールには、取付け具本体に形
成されたシール面に一致できる形状をもつシール面が設
けられていて、取付け具本体のシール面に対してシール
関係を確立することができる。例えば米国特許第3,109,
673 号及び本願の譲受人に係る米国特許第4,529,231 号
に開示されているように、フェルールには、よく、圧縮
ナットを締め付けることにより内方に変形して関連する
管と係合できる内縁部又はセレーションを備えた変形可
能部分が設けられており、これにより、管との金属対金
属シール関係が形成され、管が継手から軸線方向に分離
することを防止している。
【0003】フレアレス形の管継手は、種々の材料で形
成された種々の硬度をもつ管によく用いられており、管
と管継手との間のシール及び軸線方向の力抵抗は、フェ
ルールと管との係合に基づいているので、比較的硬い材
料からなる管又は非均一表面をもつ管を連結する場合に
は、必ずしも流体密封組立体が得られるわけではない。
フェルールと管との初期係合が初期シール領域に隣接し
た箇所に位置している場合には、最初は流体密封組立体
が確立していても、配管の振動及び変形により、通常の
作動中に漏洩が生じることがある。或る管継手は、管継
手としての全体的性能を向上させた構造を用いている
が、その結果は依然として満足できるものではなく、ま
たその構造は費用が嵩む製造工程を必要としている。
【0004】米国特許第2,523,135 号には、二重フェル
ール構造を用いた管継手が開示されており、この管継手
では、一方のフェルールが、関連する管とクサビ形の金
属対金属係合をするように変形される。このクサビ形係
合は、切断縁部又はセレーションを用いたフェルールを
採用する管継手にとっては優れたものである。なぜなら
ば、管とフェルールとの間には大きな接触面積が創出さ
れ、このためより有効なシールが形成され且つ管の有効
なグリップを確立できる摩擦力が得られるからである。
外方のフェルールは、取付け具本体に形成された円錐状
シール面とのシール係合を確立する円錐状シール面を有
しており、このため、手間がかかり且つ費用が嵩む機械
加工工程が必要になる。また、振動に対する付加的な抵
抗を与える支持関係をなして、管の端部がフェルールに
受け入れられる構造になってはいない。
【0005】米国特許第2,737,403 号に開示の二重フェ
ルール構造では、管の端部が一方のフェルールに形成さ
れた周方向のアンダーカット部分とシール係合をなして
受け入れられ、同時に、他方のフェルールが管の他の表
面とのシール係合を確立して、二重シールが形成される
ようになっている。アンダーカット部分は、管の端部を
外方に拡げて、フェルールに対するシールを形成する。
しかしながら、管の外表面と係合するフェルール及びナ
ットは振動荷重に抵抗しない垂直接触関係を用いてお
り、また、その構造は、フェルールとナットとに形成さ
れてナットの締付けを制限する衝合肩部を備えたもので
あるため、作動中に漏洩が生じても、更に締め付けて漏
洩を停止させることはできない。また、取付け具本体の
シール面と係合するフェルールのシール面は円錐状の形
状を有しており、このため、シール面が平らであるなら
ば不要な正確な機械加工が必要になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、フレアレス管を平らなシール面をもつ取付け具本体
に連結するナット−フェルール形の管継手であって、比
較的安価に製造でき、使用が簡単で効率が良く、作動に
信頼性があり、且つ種々の硬度をもつ広範囲の管材料に
使用できるナット−フェルール形管継手を提供すること
にある。
【0007】本発明の他の目的は、フェルール−スリー
ブ構造を用いた管継手であって、スリーブの内部には周
方向のアンダーカットが設けられており、該アンダーカ
ットが管の端部を外方に拡げて該端部との支持−ロック
関係を確立し、同時に、フェルールが管の外表面とのク
サビ形金属対金属シール係合を確立して二重シールを形
成する管継手を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、圧縮ナットにより作
動されるフェルール−スリーブ構造を用いた管継手であ
って、スリーブが管の端部に取り付けられ、フェルール
が前部及び後部を有しており、圧縮ナットが内方のカム
面を備えていて、該内方のカム面がフェルールを軸線方
向前方に押圧してスリーブと係合させ、該スリーブの前
部を管と金属対金属シール係合させると共にフェルール
を曲げられた形状に変形し且つフェルールの後部を管内
へと半径方向内方に曲げて振動減衰の補助をさせるよう
に構成した管継手を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、フェルールと、スリ
ーブと圧縮ナットからなる構造を用いた管継手であっ
て、管継手の構造がナットの締付けを制限する手段を備
えておらず、従って、ナットが充分に締め付けられて継
手と関連する管との間に二重シールが確立され、流体密
封組立体を形成できる管継手を提供することにある。本
発明の他の目的は、スリーブとフェルールとを用いたフ
レアレス管の継手であって、スリーブに形成されたカム
面がフェルールを管上で圧縮し且つ収縮させ、スリーブ
が、フェルールの圧縮中にスリーブの膨張及び半径方向
の変形を制限できる形状を有しており、フェルールに半
径方向の押圧力を付与できるように構成したフレアレス
管継手を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明を実施する管継手
は、その取付け具本体が平らな半径方向の面を有してお
り、該面には環状の凹部が形成されていて、該凹部はそ
の深さよりも大きい軸線方向の常態寸法をもつ弾性「O
リング」を受け入れている。取付け具本体には、その端
部に隣接する箇所に雄ねじが設けられている。取付け具
本体は、管その他の導管装置の連結部にろう付け又はね
じ止めしてもよいし、永久固定してもよい。
【0011】金属管の端部に配置されるスリーブは内方
のアンダーカット部分を有しており、該アンダーカット
部分は管の端部を受け入れて外方に拡げることができる
ようになっている。スリーブは、取付け具のシール面及
び「Oリング」と係合できる平らな半径方向の面を備え
ている。また、スリーブは内方の環状の円錐状カム面を
備えており、該円錐状カム面はフェルール及び外方のテ
ーパ面に載り且つこれらと係合して、半径方向に膨張で
きる間隙を形成する。スリーブは片持ち支持形の端部を
備えており、該端部は、フェルールが圧縮されるとき
に、半径方向外方に変形されて、フェルールに対して半
径方向の押圧力を維持する働きをする。
【0012】フェルールには管の直径よりも僅かに大き
い内径が設けられている。また、フェルールは、後部
と、取付け具本体の方に延びている前部とを備えてい
る。フェルールに形成された外方のテーパ面は、種々の
角度が付されたスリーブのカム面と係合し、圧縮ナット
を取付け具本体に螺着することにより、フェルールの前
部を変形して管とクサビ形の金属対金属シール係合させ
るようになっている。フェルールのテーパ面はスリーブ
の内方のカム面よりもかなり小さな角度を有しており、
継手の組付け時にフェルールを内方に曲げるようになっ
ている。この曲げ作用により取付け具本体内に圧縮力が
創出され、この圧縮力が、振動を吸収し且つ一次シール
の箇所から離れた箇所において管を確実に支持する。ナ
ットは内方の環状の円錐状カム面を備えており、該円錐
状カム面は、ナットを締付け方向に回転させると、フェ
ルールの後部に隣接してフェルールに形成された凸状の
衝合面と係合し、フェルールを軸線方向前方及び半径方
向内方に押圧して、フェルールの外方の面とスリーブの
カム面とを係合させる。このクサビ形の係合により、管
の端部がスリーブのアンダーカット部分内へと軸線方向
前方に押し込められ、管の端部が外方に拡げられて、管
とスリーブとの間にロック連結部が確立され、管の端部
が押し潰されることが防止される。また、ナットの内方
のカム面により、フェルールの後部が管内へと内方に押
し込まれてフェルールが曲げられる。このため、振動の
減衰が補助され、且つフェルールの後端部が管と確実に
接触するように押圧されるため、一次シールが生じるフ
ェルールの前端部から離れた軸線方向の位置において管
を支持でき、従って、継手の使用中に漏洩が生じないよ
うにすることができる。
【0013】本発明の管継手の構造は管とのクサビ形の
シール係合を用いているため、本発明の管継手は、種々
の硬度をもつ広範囲の管材料に適用することができる。
【0014】
【実施例】本発明の上記目的及び利点は、以下の説明及
び添付図面により明らかになるであろう。本発明の管継
手の構成部品は添付図面から明らかになるであろう。基
本的な構成部品は環状の取付け具本体10(図面にはそ
の一部が示されている)であり、該取付け具本体10に
は軸線方向のボア12があげられている。ボア12は外
端部14と交差しており、該外端部14は形状が平らで
あり且つ取付け具本体10の軸線に対して垂直である。
外端部14にはボア12と同心状に環状の凹部16が形
成されており、該凹部16は、この軸線方向深さよりも
大きな直径の弾性Oリング18を受け入れている。従っ
て、凹部16内にOリング18を組み込んだ状態では、
Oリング18の一部が取付け具本体10の外端部14の
平面から軸線方向に突出している。取付け具本体10に
は、その外端部14に隣接して雄ねじ20が設けられて
おり、取付け具本体10の他端部(図示せず)は、該取
付け具本体のボア12と同心状に連通するボアを備えた
導管を受け入れるようになっている。
【0015】取付け具本体10に連結すべき管22は円
筒状の形状を有しており、四角形の端部24を備えてい
る。管22の端部には変形可能なフェルール26が取り
付けられており、また、管22の端部には環状のスリー
ブ28が取り付けられる。フェルール26とスリーブ2
8とを管22の端部に組み付ける前に、ナット30を管
22の端部に配置する。
【0016】フェルール26は環状に作られており、通
常は管22の硬度より大きな硬度をもつ材料で構成され
る。また、フェルール26は前部32及び後部34を備
えている。フェルール26の内方には、管22の直径よ
りも僅かに大きな直径をもつボア36が設けられてい
る。また、フェルール26には外方の環状テーパ面38
が設けられており、該テーパ面38は後部34に隣接す
る最大直径から前部32に隣接する最小直径まで延びて
いる。また、フェルール26の後端部には、後で詳述す
るように、ナット30と係合する凸状の衝合面40が形
成されている。後述するように、フェルール26の外方
の面(テーパ面)38には、配向手段を設けるのが好ま
しい。
【0017】フェルール26と同様に、スリーブ28
も、通常、管22の硬度より大きな硬度をもつ材料で構
成されている。スリーブ28の前端部には平らなシール
面42が設けられている。このシール面42は、スリー
ブ28の軸線に垂直な平面内に配置されており、取付け
具本体10の平らな外端部14と整合し且つOリング1
8と係合して両者の間に流体気密シールを形成する。ス
リーブ28の後端部には、内方の環状のテーパ状カム面
44が設けられており、該カム面44は、フェルール2
6の外方の面38上に載り且つ該面38と係合するよう
になっている。スリーブ28の外方の面45は円錐状
で、スリーブ28の自由端に向かって収斂している。ス
リーブ28の後端部は支持されず、後述のように、フェ
ルール26に押圧力を付与する片持ち構造を有してい
る。また、スリーブ28には周方向の内方アンダーカッ
ト46が設けられており、管22の端部を緊密に受け入
れることができるようになっている。このアンダーカッ
ト46は前方外方に延びた円錐状面を形成しており、該
円錐状面は、管22の端部24を外方に拡げてスリーブ
28と管22との間の機械的ロックを確立し且つ管22
の端部24を支持する。
【0018】図2、図4、図8及び図9から明らかなよ
うに、フェルール26の軸線に対する円錐状面(外方の
テーパ面)38の角度は、スリーブ28の円錐状面(テ
ーパ状カム面)44の角度よりも数度小さい。ナット3
0には、取付け具本体10の雄ねじ20にナット30を
螺着するための雌ねじ48が設けられている。また、ナ
ット30には、管22を受け入れ且つフェルール26及
びスリーブ28を包囲するのに充分な寸法をもつ最大直
径のボア50が設けられている。また、ナット30には
半径方向内方に延びている肩部52が設けられており、
該肩部52にはフェルール26の衝合面40と係合する
環状の円錐状カム面54が形成されている。肩部52の
内径56は、管22の外径よりも僅かに大きい。フェル
ール26の内径(ボア)36、ナット30の内径56及
び表面(テーパ状カム面)44が交差するスリーブの円
筒状面は同じである。ナット30の外面には、レンチと
係合する平坦面(図示せず)が設けられており、これら
の平坦面をレンチ等が掴んでナット30を取付け具本体
10の雄ねじ20にねじ込むことができる。
【0019】組付けに際し、先ず、ナット30を管22
の端部に挿入し、次に、フェルール26を、その表面
(衝合面)40がナット30のカム面54と対面するよ
うに管22の端部24に滑入する。次に、管22の端部
24がアンダーカット46と整合するまで、スリーブ2
8を管22の前端部に置き、図1に示すように、ナット
30を取付け具本体10の雄ねじ20に予備的に螺合さ
せる。
【0020】圧縮ナット30を所定の回転数だけ回転さ
せてナット30を締め付け、ナット30を図1〜図3で
見て右方に移動させると、ナット30のカム面54がフ
ェルール26の衝合面40と係合し、これによりフェル
ール26が軸線方向前方に押され、フェルール26の衝
合面38とスリーブ28のカム面44とが係合する。フ
ェルール26が前方に移動すると、係合面の形状によ
り、フェルール26の前部32が管22内へと内方に変
形し始め、これにより、管22及びスリーブ28が前方
に押され、図2に示すように、スリーブ28のシール面
42が取付け具本体10のシール面14及びOリング1
8とシール関係をなして係合することにより、管継手の
適切な組立てが達成される。フェルール26が前方に動
くと、フェルール26の前方部分32は係合面の形状に
より管22に内方に変形しはじめ、これにより、管とス
リーブ28を前方に押しつけスリーブシール面42を管
継手本体シール面14とOリング18とにシール係合さ
せる(図2)。ナット30の締付けを続ければ、フェル
ール26が更に前方に押圧され、フェルール26の前部
32が内方に変形されて管22とクサビ形の金属対金属
シール係合をするようになる。これにより、管22と継
手との間に一次シールが形成され、管22の前端部が、
アンダーカット46及び該アンダーカット46により形
成される環状凹部内に押し込められてこれらと密封係合
する。また、フェルール26の後部34も、フェルール
26の衝合面40の形状により、後述のようにして管2
2内へと内方に変形される。これにより、フェルール2
6が曲げられ(図3)、振動を減衰させる補助をする。
ナット30を所定回転数だけ回転したならばナット30
の締付けを停止し、この時点で流体密封組立体が確立さ
れる。
【0021】管22を形成する管材料の硬度及び壁厚に
依存して、管22の端部24がアンダーカット46によ
り外方に拡げられ、同時に、管22とフェルール26と
のクサビ形係合により、管22が、図3及び図5に示す
ように内方に変形される。管22のこの拡がり(フレア
リング)及び変形により、管22を取付け具本体10か
ら分離させようと管22に作用する軸線方向の力に対し
強く抵抗することができる。しかしながら、ステンレス
鋼のように比較的硬い材料からなる管を連結する場合の
ように、変形又は拡がりが極く僅かな場合でも、フェル
ール26は、クサビ形の係合により、管22に依然とし
て大きな摩擦力を付与し、管22を取付け具本体10に
連結した状態に維持する。また、管が非均一表面を有し
ている場合でも、流体密封組立体を形成する有効なシー
ルが確立される。
【0022】管22の端部24がアンダーカット46内
にきつく押し込められることにより、幾つかの利点が得
られる。第1の利点は、管22の端部24が正確な四角
形でなくても、通常、流体密封シールが達成され、管2
2とフェルール26との間に一次シールが形成されるこ
とである。第2の利点は、スリーブ28が管22の端部
24に機械的にロックされるため、継手の連結を解除し
たときにスリーブ28が管22に確実に保持されること
である。第3の利点は、アンダーカット面の最内方部分
が管22の方向に戻るように形成されているため、図3
及び図5に示すようにナット30を締め付けてフェルー
ル26を圧縮する間に、管22の端部24が半径方向に
潰されないように、アンダーカット46により端部24
が保持されることである。
【0023】図4及び図5に示すように、フェルール2
6がスリーブ28に入る前に、スリーブ28内にOリン
グ58を取り付けておけば、継手の連結の完了時にOリ
ング58が変形して押し込められ、フェルール26の端
部(前部)32に隣接した箇所で、管22、フェルール
26及びスリーブ28が互いに密封シールされた状態に
なる(図5)。
【0024】図6及び図7には、フェルール26の好ま
しい構造が詳細に示されている。フェルール26の直径
の大きい側の端部(後部)34に隣接した箇所でフェル
ール26を周回する溝64が設けられているため、継手
を組み立てる人が、フェルール26のどちら側の端部を
最初に管22の端部24に挿入すべきかを迅速に決定す
ることが可能になる。この表示溝64は、サイズの小さ
な継手、すなわち、フェルールが比較的小さくて、配向
溝64が設けられていないと大きい直径の側の端部と小
さい直径の側の端部との区別が困難である場合に特に有
効である。
【0025】フェルール26の外端部(衝合面)40
は、外方の漸次変化半径(outer gradual radius) 60
及び内方のより小さな半径62とにより構成されてい
る。ナット30のカム面54は円錐状であるため、面6
0と54との間には「線」接触が存在する。このため、
これらの係合面間の摩擦、従って、ナット30の回転に
要するトルクを低減でき且つナット30が回転するとき
のフェルール26の回転を防止することができる。内方
の半径62は、フェルール26の端部34が管22内に
押し込められるときに管22に生じる応力点を無くすこ
とができる。
【0026】圧縮ナット30を締め付ける間の、管22
と、スリーブ28と、フェルール26と圧縮ナット30
のカム面54との相互関係を最も良く理解するには、図
解を目的としてこれらの構成部品を概略的な線で描いた
図8〜12を参照されたい。図8において、構成部品同
士の関係は、「手での締付け」状態の前に圧縮ナット3
0を1/2回転させたときに生じる関係である。この状
態において、ナット30のカム面54はフェルール26
の衝合端部40と係合し、フェルール26の鼻部は最初
にスリーブ28のカム面44と係合する。フェルール2
6の面66は僅かに凸状をなしており且つナット30の
カム面54に対して実質的に平行であるため、フェルー
ル26に加えられる力は矢印Aで示すように軸線方向を
向いており、従って、フェルール26を変形するに充分
な力は未だナット30により加えられていない。
【0027】図9は、ナット30が手により締め付けら
れた「手での締付け」関係を示すものであり、ナット3
0のカム面54がフェルール26の面66と係合すると
き、フェルール26は、右方に向かって実質的に軸線方
向に移動する。フェルール26の鼻部はスリーブ28の
カム面44と係合し、フェルール26の鼻部には、スリ
ーブ28のカム面44により、矢印Bで示すような実質
的に半径方向の力が内方に作用する。図9から明らかな
ように、力Bは、フェルール26の鼻部を管22の表面
と係合するように変形する。
【0028】図10は、図9における「手での締付け」
関係から、ナット30を締付け方向に約1/2だけ回転
させたときの各構成部品の関係を示すものである。これ
らの状態において、力Bは、フェルール26の鼻部を管
22の材料内へと内方に変形させており、フェルール2
6は、スリーブ28のカム面44とフェルール26の面
38とが係合する間、これらが実質的に平行になり且つ
隣接するようになる程度まで右方に移動される。フェル
ール26の鼻部領域は、管22内により深く侵入するま
で内方に押し込められ、これにより、フェルール26と
管22との間の一次金属対金属シール関係が形成され
る。
【0029】図11には、圧縮ナット30を、図9の
「手での締付け」状態から更に完全に1回転させた構成
部品の状態が示されている。フェルール26の鼻部領域
(前部)32は、スリーブ28のカム面44によりフェ
ルール26に加えられる内方への力によって、管22内
により深く埋入されている。また、フェルール26は、
これに加えられる大きな軸線方向の力により、「曲げら
れた」形状をとり始めている。また、図11から分かる
ように、ナット30のカム面54がフェルール26の凸
状半径60と係合し始めており、カム面54と凸状半径
60との間の力のベクトルが、フェルール26の半径6
2を管22の表面と係合させる半径方向の成分を有して
いる。
【0030】図12には、ナット30を、図9の「手で
の締付け」状態から更に、ほぼ1回転半回転させ、完全
に締め付けた状態が示されている。これらの状態におい
て、フェルール26に作用している軸線方向の力は大き
く、フェルール26の鼻部は管22内に深く埋入されて
いて、有効なシールを達成している。また、フェルール
26は大きく曲げられていて、ナット30のカム面54
は、矢印Cで示す力のベクトルが大きな半径方向の成分
をもつように、フェルール26の半径60と係合してい
る。ナット30のカム面54と係合するフェルール26
の外端部40がこのように半径方向に圧縮されると、フ
ェルール26の外端部40が管22内に僅かに埋入さ
れ、これにより、フェルール26の表面62の箇所にお
いて、フェルール26と管22との間の確実な機械的相
互連結が形成される。表面62にけるフェルール26と
管22とのこの確実な機械的相互連結により、管22
は、フェルール26の鼻部領域32に生じた一次金属対
金属シールの箇所から大きく軸線方向に間隔を隔てた位
置において継手に対し強力に支持される。従って、管2
2に生じる撓み及び振動は、フェルール26の半径62
の箇所で吸収され、シールが形成されているフェルール
26の鼻端部に伝達されることはない。このため、本発
明の概念を用いた継手は、漏洩を生じさせることなく大
きな振動に耐えることができる。
【0031】更に、図12から明らかなように、フェル
ール26の曲げられた形状が固有の弾性を有しているた
め、継手が、シール効率を損なうことなく振動を吸収す
ることが可能になる。本発明のこの特徴は、スリーブ2
8がフェルール26に及ぼす力により、スリーブ28の
外端部68が弾性的に外方に変形できるように構成され
たスリーブ28の片持ち支持構造により増大される。ス
リーブ28のこの外方への変形が、図10及び図12に
おいて矢印Dで示されている。スリーブ28の片持ち端
部のこの固有弾性により、フェルール26を半径方向内
方に押さえる強力な押圧力が維持されるため、継手に振
動が作用する場合でも、継手に漏洩を生じさせようとす
るあらゆる傾向に一層抵抗することができる。
【0032】スリーブ28の外方のテーパ面45が設け
られているため、片持ち支持されたスリーブ28の外端
部68は、フェルール26の圧縮時に、ナット30のボ
ア50と係合することなくして外方に撓むことができ
る。また、テーパ面44、45によりスリーブ28の外
端部の肉厚が薄くなっているため、スリーブ28は、フ
ェルール26の圧縮中に外方に撓み、上述したフェルー
ル26に対する押圧力を維持することができる。
【0033】当業者は、本発明の精神及び範囲から逸脱
することなくして種々の変更を施すことができることに
気付くであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による平面シール形の管継手を示す直径
方向に断面した側面図であり、管継手の圧縮ナットを締
め付ける前の初期組み付け後を示すものである。
【図2】図1と同様な側面図であり、完全な組付け位置
に向けてナットを回転した後の構成部品の関係を示すも
のである。
【図3】図1及び図2と同様な側面図であり、完全な組
付け位置にある管継手を示すものである。
【図4】スリーブの端部、フェルール及びナットのカム
面の拡大詳細図であり、フェルールの圧縮及び軸線方向
変位の前の図2の関係及びスリーブと管との間にオプシ
ョンとしてのシールリングを設けた状態を示すものであ
る。
【図5】スリーブの端部、フェルール及びナットのカム
面の拡大詳細図であり、フェルールが完全に圧縮され、
オプションとしてのシールリングが圧縮された状態にあ
る図3の関係を示すものである。
【図6】配向溝が形成されたフェルールの拡大側面図で
ある。
【図7】図6の7−7線に沿う図6のフェルールの半断
面図である。
【図8】スリーブの端部、フェルール及びナットのカム
面を概略線で示す拡大図であり、圧縮ナットの「手での
締付け」回転前に該ナットを1/2回転させたときの構
成部品を示すものである。
【図9】図8と同様な拡大図であり、圧縮ナットの「手
での締付け」位置における構成部品を示すものである。
【図10】図9と同様な拡大図であり、図9に示す位置
を超えてナットを1/2回転させたときの構成部品を示
すものである。
【図11】図10と同様な拡大図であり、図9の「手で
の締付け」関係を超えてナットを完全に1回転させたと
きの構成部品を示すものである。
【図12】図11と同様な拡大図であり、図9の「手で
の締付け」関係を超えてナットを1回転半回転させたと
きの構成部品の形状を示すものである。
【符号の説明】
10 取付け具本体 16 環状凹部 18 Oリング 20 雄ねじ 22 管 24 管の端部 26 フェルール 28 スリーブ 30 ナット 32 フェルールの前部 34 フェルールの後部 40 フェルールの衝合面 42 スリーブのシール面 44 スリーブのテーパ状カム面 45 スリーブの外方の面 46 アンダーカット 48 雌ねじ 58 Oリング 60 フェルールの外方の漸次変化半径 62 フェルールの内方のより小さな半径 64 配向溝 66 フェルールの面 68 フェルールの外端部
フロントページの続き (72)発明者 デニス ジエイ スチユアーゼンバーガー アメリカ合衆国 インデイアナ州 46773 モンローヴイル テイルマン ロード 18102

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部と端部領域とを備えた円筒状のフレ
    アレス管を、1つの軸線と雄ねじ部分とシール面とを備
    えた管状の取付け具に取り付ける継手において、管の端
    部領域に配置されるようになった1つの軸線を備えたス
    リーブを有しており、該スリーブが、後方を向いた端部
    と、前記取付け具のシール面に対して軸線方向に整合し
    た対向関係をなして配置されるシール面を形成する前方
    を向いた端部と、管の端部を受け入れて該端部と金属対
    金属のシール関係を確立できるように前記前方を向いた
    端部に隣接して前記スリーブ内に形成された環状の後方
    を向いた凹部と、該凹部内に形成され、管を受け入れ、
    支持し且つ外方に拡げるためのアンダーカットを形成す
    る円錐状面と、前記後方を向いた端部に隣接して前記ス
    リーブに形成された内方の円錐状カム面とを備えてお
    り、前部と、外方の衝合面を備えた後部と、管の直径に
    ほぼ等しい内径と、前記スリーブの円錐状カム面と係合
    して前記前部を内方に変形させ管の円筒状面と金属対金
    属シール係合させる外方のテーパ面とを備えたフェルー
    ルを更に有しており、前記スリーブ及びフェルールを包
    囲し且つ前記取付け具の雄ねじ部分と係合するねじを備
    えたナットを更に有しており、前記ナットは、前記フェ
    ルールの衝合面と係合する内方の肩部を備えており、該
    肩部が、前記フェルールを前方に押圧して、フェルール
    の前記テーパ面とスリーブのカム面とを係合させ且つ前
    記スリーブのシール面を前記取付け具のシール面に対し
    て押圧して両者の間にシール関係を確立することを特徴
    とする継手。
  2. 【請求項2】 前記凹部の円錐状カム面が、外方及び前
    方に延びている前記アンダーカットを形成しており、管
    の前記端部が、前記円錐状カム面内に押し込められて外
    方に拡げられ、円錐状カム面との金属対金属支持係合を
    確立することを特徴とする請求項1に記載の継手。
  3. 【請求項3】 前記ナットの肩部に形成された円錐状カ
    ム面が前記フェルールの衝合面と係合するようになって
    いることを特徴とする請求項1に記載の継手。
  4. 【請求項4】 前記ナットの円錐状カム面が前記フェル
    ールの衝合面と係合するときに、前記フェルールの前記
    後部が内方に変形されて管と係合することを特徴とする
    請求項3に記載の継手。
  5. 【請求項5】 前記フェルールの前記後部が凸状面を備
    えており、該凸状面が前記ナットの肩部の円錐状カム面
    と係合し、該円錐状カム面と実質的に線接触して摩擦力
    を低減させ、前記フェルールの凸状面が、前記フェルー
    ルの圧縮中に前記円錐状カム面に対して変化する関係を
    有しており、前記ナットの締付けの最終段階において前
    記フェルールの後部に作用する半径方向の力を増大させ
    ることを特徴とする請求項4に記載の継手。
  6. 【請求項6】 前記取付け具のシール面が実質的に平ら
    であり且つ取付け具の軸線に対して実質的に垂直であ
    り、前記スリーブのシール面が、前記スリーブの軸線に
    対して実質的に垂直な平面内に位置する実質的に平らな
    面であり、前記取付け具のシール面内には環状の凹部が
    形成されており、該凹部内には弾性シールが配置されて
    いて、該弾性シール面が前記スリーブの平らな面と係合
    できるようになっていることを特徴とする請求項1に記
    載の継手。
  7. 【請求項7】 前記スリーブと前記管の端部領域との間
    において、該管の端部領域には弾性シールリングが取り
    付けられており、該弾性シールリングが前記フェルール
    の前部と係合することを特徴とする請求項1に記載の継
    手。
  8. 【請求項8】 端部と端部領域とを備えた円筒状のフレ
    アレス管を、1つの軸線と雄ねじ部分とシール面とを備
    えた管状の取付け具に取り付ける継手において、管の端
    部領域に配置されるようになった1つの軸線を備えたス
    リーブを有しており、前記スリーブが、後方を向いた自
    由端部と、前記取付け具のシール面に対して軸線方向に
    整合した対向関係をなして配置されるシール面を形成す
    る前方を向いた端部とを備えており、前記スリーブが、
    該スリーブの前方を向いた端部の方向に収斂している内
    方の円錐状面を備えており、前記スリーブが、該スリー
    ブの後方を向いた端部と交差する外面を備えており、前
    記後方を向いた端部に隣接する前記スリーブの半径方向
    壁厚は前記前方を向いた端部に隣接するスリーブの壁厚
    よりも小さく、フェルールを更に有しており、該フェル
    ールが、前部と、外方の衝合面を備えた後部と、実質的
    に管の直径に等しい内径と、前記スリーブの内方の円錐
    状面と係合してフェルールの前記前部を内方に変形させ
    管の円筒状面と金属対金属シール係合させる外方の円錐
    状面とを備えており、前記スリーブ及びフェルールを包
    囲し且つ前記取付け具の雄ねじ部分と係合するねじを備
    えたナットを更に有しており、該ナットが、前記フェル
    ールの衝合面と係合する内方の肩部を備えており、該肩
    部が、前記フェルールを前方に押圧し、フェルールの外
    方の円錐状面とスリーブの円錐状面とを係合させて前記
    フェルールを半径方向に収縮させ、前記ナットの締付け
    を完了したときに、前記スリーブの内方の円錐状面と、
    前記スリーブの後方を向いた端部に隣接する前記フェル
    ールの外方の円錐状面とが係合し、前記スリーブの後方
    を向いた端部に隣接する前記スリーブの小さな壁厚部分
    は、前記スリーブの後方を向いた端部が半径方向外方に
    撓んで前記フェルールに対して内方に向いた押圧力を加
    えることを可能にし、前記ナットの締付けが完了する
    と、前記取付け具のシール面と前記スリーブの前方を向
    いたシール面とが係合して前記取付け具と前記スリーブ
    との間にシールが確立されることを特徴とする継手。
  9. 【請求項9】 前記スリーブの外面が、前記スリーブの
    後方を向いた端部の方向に収斂している円錐状面を備え
    ていることを特徴とする請求項8に記載の継手。
  10. 【請求項10】 前記取付け具のシール面が実質的に平
    らであり且つ取付け具の軸線に対して実質的に垂直であ
    り、前記スリーブの前方を向いた端部が、該スリーブの
    軸線に対して実質的に垂直な平面内にある平らなシール
    面と、該シール面内に形成されており且つ該シール面と
    交差している環状の凹部と、該環状凹部内に配置されて
    いて、前記スリーブの平らな面とのシール関係を確立で
    きる弾性シールとを備えていることを特徴とする請求項
    8に記載の継手。
  11. 【請求項11】 端部と端部領域とを備えた円筒状のフ
    レアレス管を、1つの軸線と雄ねじ部分とシール面とを
    備えた管状の取付け具に取り付ける継手において、管の
    端部領域に配置されるようになった1つの軸線を備えた
    スリーブを有しており、前記スリーブが、後方を向いた
    端部と、前記取付け具のシール面に対して軸線方向に整
    合した対向関係をなして配置されるシール面を形成する
    前方を向いた端部とを備えており、前記スリーブが、該
    スリーブの前方を向いた端部の方向に収斂しており且つ
    前記後方を向いた端部に交差している内方の円錐状面を
    備えており、フェルールを更に有しており、該フェルー
    ルが、前部と、外方の衝合面を備えた後部と、実質的に
    管の直径に等しい内径と、前記スリーブの内方の円錐状
    面と係合してフェルールの前記前部を内方に変形させ管
    の円筒状面と金属対金属シール係合させる外方の円錐状
    面とを備えており、前記フェルールの外方の衝合面が外
    方の凸状面を備えており、前記スリーブ及びフェルール
    を包囲し且つ前記取付け具の雄ねじ部分と係合するねじ
    を備えたナットを更に有しており、該ナットが、前記管
    に向かい且つ前記フェルールから離れる方向に収斂して
    いる円錐状面をもつ内方の肩部を備えており、前記ナッ
    トを締め付けると、該ナットの円錐状面が環状の線で前
    記フェルールの凸状面と係合し、前記フェルールを前方
    に押圧して前記スリーブの内方の円錐状面と係合させて
    前記フェルールを半径方向に圧縮し、前記ナットの締付
    けにより前記フェルール及びスリーブが軸線方向に押圧
    されて、前記スリーブの前方を向いたシール面と前記取
    付け具のシール面とをシール関係にすることを特徴とす
    る継手。
  12. 【請求項12】 前記フェルールの一方の部分に隣接し
    て、フェルールの外方の円錐状面には表示手段が形成さ
    れており、フェルールの所定の端部を視覚表示すること
    を特徴とする請求項11に記載の継手。
  13. 【請求項13】 前記表示手段が、前記フェルールの外
    方の円錐状面を周回している環状溝からなることを特徴
    とする請求項12に記載の継手。
  14. 【請求項14】 前記フェルールが弾性的に変形可能な
    金属で形成されており、前記フェルール内にばね力を生
    じさせるべくフェルールが軸線方向に圧縮されると、前
    記フェルールの前部と後部との間で半径方向外方に曲が
    り、前記継手内の振動荷重を低減させることを特徴とす
    る請求項11に記載の継手。
  15. 【請求項15】 前記フェルールの外方の凸状衝合面の
    外方の寸法は、小さな寸法の凸状半径を有しており、前
    記フェルールが曲げられるときに、前記小さな凸状半径
    の部分が前記ナットの円錐状面と係合して、前記フェル
    ールの後部を前記管内に押し込める半径方向内方に向く
    力ベクトルを生じさせることを特徴とする請求項14に
    記載の継手。
  16. 【請求項16】 前記スリーブの内方の円錐状面の収斂
    角度は、前記フェルールの外方の円錐状面の収斂角度よ
    り大きく、前記ナットの締付け中の前記フェルールの圧
    縮により、前記フェルールがその前部と後部との間で軸
    線方向に且つ半径方向外方に曲げられることを特徴とす
    る請求項11に記載の継手。
  17. 【請求項17】 管の端部に隣接して管に取り付けられ
    る、圧縮取付け具用のフェルールであって、円筒状のボ
    アと、外方の面と、第1端部と、第2端部とを備えた環
    状本体を有しており、前記両端部が半径方向の異なる壁
    厚を有しているフェルールにおいて、フェルールの前記
    両端部のうちの一方の端部に隣接してフェルールの外表
    面に形成されていて、フェルールの特定の端部を視覚表
    示する表示手段を有していることを特徴とするフェルー
    ル。
  18. 【請求項18】 前記表示手段が前記フェルールの外表
    面を周回している環状溝からなることを特徴とする請求
    項17に記載のフェルール。
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