JPH11280969A - 管継手の固定構造 - Google Patents

管継手の固定構造

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JPH11280969A
JPH11280969A JP10081137A JP8113798A JPH11280969A JP H11280969 A JPH11280969 A JP H11280969A JP 10081137 A JP10081137 A JP 10081137A JP 8113798 A JP8113798 A JP 8113798A JP H11280969 A JPH11280969 A JP H11280969A
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split
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喜久雄 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各分割押輪の管径方向外方への移動に起因す
る抜止部材の喰い込み代の減少を抑制できるものであり
ながら、管継手の組付け作業を少ない労力で能率良く容
易に行うことができる管継手の固定構造を提供する 【解決手段】 流体輸送管1の外周面1aと押輪4の内
周面4aとの間に、流体輸送管1の外周面1aに対して
管径方向から喰い込み可能な抜止部材7を設け、押輪4
の内周面4aに、管継手部2と押輪4との管軸芯X方向
での相対近接移動に連れて、抜止部材7を縮径側に変位
させるカム面8を形成する。管継手部2と各分割押輪4
Aとの管軸芯X方向で相対向する部位に、締結手段6に
よる締付け操作に連れて管軸芯X方向から嵌合して、管
継手部2と各分割押輪4Aとの管径方向での相対移動を
接当規制する嵌合凹部13及び嵌合凸部14を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管継手部に弾性シ
ール材を介して密封状態で内嵌接続された流体輸送管
に、周方向で分割された複数の分割押輪からなる押輪を
外装し、この押輪の各分割押輪を前記管継手部の連結部
に対して管軸芯方向から締付け固定する締結手段を設け
るとともに、前記流体輸送管の外周面と押輪の内周面と
の間に、流体輸送管の外周面に対して管径方向から喰い
込み可能な抜止部材を設け、更に、前記押輪の内周面に
は、前記締結手段による締付け操作に伴う管継手部と押
輪との管軸芯方向での相対近接移動に連れて、前記抜止
部材を縮径側に変位させるカム面を形成してある管継手
の固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の管継手の固定構造では、地震や
不同沈下等に起因して、管継手部と流体輸送管とに引き
抜き方向の外力が作用したとき、流体輸送管の外周面に
喰い込み状態にある抜止部材の外周面と押輪の内周面に
形成されたカム面との接当に連れて、前記抜止部材が縮
径側に変位されて喰い込み代が増大するため、管継手部
に対する流体輸送管の抜け出し、又は、管継手部と流体
輸送管との管軸芯方向での設定以上の相対移動に起因す
る接続不良等を良好に抑制することができる利点があ
る。そして、このような利点を有する管継手の固定構造
において、従来では、図8に示すように、前記締結手段
6を構成するボルト11・ナット12にて面接当状態で
締付け固定される管継手部2側の連結部5と各分割押輪
4A側の被連結部10との各接合面40を、管軸芯Xに
対して直交する平面に沿った平滑面に構成するととも
に、周方向で隣接する分割押輪4Aの端部同士を、ボル
ト41・ナット42からなる第3連結手段43で締付け
連結するように構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の管継手の固定構
造による場合は、前記締結手段6の締付け操作に伴う管
継手部2と押輪4との管軸芯X方向での相対近接移動に
連れて、押輪4の内周面4aに形成したカム面8で抜止
部材7を縮径側に変位させるとき、或いは、管継手部2
と流体輸送管1とに引き抜き方向の外力が作用して、押
輪4の内周面4aに形成したカム面8で抜止部材7を縮
径側に変位させるとき、前記押輪4を構成する各分割押
輪4Aに管径方向外方への反力が作用するが、この反力
を、前記締結手段6を構成するボルト11・ナット12
及び第3連結手段43を構成するボルト41・ナット4
2で分散して受け止めることができるから、各分割押輪
4Aの管径方向外方への移動に起因する抜止部材7の喰
い込み代の減少を抑制することができる。しかし、その
ためには、押輪4の各分割押輪4Aと管継手部2の連結
部5とを管軸芯X方向から締付け固定するための多数の
ボルト11・ナット12と、周方向で隣接する分割押輪
4Aの端部同士を締付け連結するための多数のボルト4
1・ナット42とが必要であるため、管継手の組付け作
業に多大の手数と労力を要する問題があった。
【0004】本発明は、上記の実情に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、前記管継手部と各分割
押輪との管軸芯方向で相対向する部位での合理的な改造
をもって、各分割押輪の管径方向外方への移動に起因す
る抜止部材の喰い込み代の減少を抑制できるものであり
ながら、管継手の組付け作業を少ない労力で能率良く容
易に行うことができる管継手の固定構造を提供する点に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
管継手の固定構造の特徴構成は、管継手部に弾性シール
材を介して密封状態で内嵌接続された流体輸送管に、周
方向で分割された複数の分割押輪からなる押輪を外装
し、この押輪の各分割押輪を前記管継手部の連結部に対
して管軸芯方向から締付け固定する締結手段を設けると
ともに、前記流体輸送管の外周面と押輪の内周面との間
に、流体輸送管の外周面に対して管径方向から喰い込み
可能な抜止部材を設け、更に、前記押輪の内周面には、
前記締結手段による締付け操作に伴う管継手部と押輪と
の管軸芯方向での相対近接移動に連れて、前記抜止部材
を縮径側に変位させるカム面を形成してある管継手の固
定構造であって、前記管継手部と各分割押輪との管軸芯
方向で相対向する部位に、前記締結手段による締付け操
作に連れて管軸芯方向から嵌合して、管継手部と各分割
押輪との管径方向での相対移動を接当規制する嵌合凹部
及び嵌合凸部を形成した点にある。上記特徴構成によれ
ば、前記管継手部と各分割押輪とを締結手段で締付け固
定したとき、管継手部と各分割押輪との管軸芯方向で相
対向する部位に形成した嵌合凹部と嵌合凸部とが管軸芯
方向から嵌合するから、押輪の内周面に形成したカム面
で抜止部材を縮径側に変位させる際の反力で、前記押輪
を構成する各分割押輪に管径方向外方への移動分力が作
用しても、この移動分力を前記嵌合凹凸部と締結手段と
で分散して確実に受け止めることができる。しかも、前
記各分割押輪を管継手部に組み付ける際、管継手部と各
分割押輪との相対向部位に形成した嵌合凹部と嵌合凸部
とを予め嵌合させておくことによって、分割押輪の荷重
の一部を管継手部側に支持させることができる。それ故
に、管継手部と各分割押輪との相対向部位に管軸芯方向
から嵌合する凹凸部を形成するだけの簡単かつ経済的な
改造をもって、各分割押輪の管径方向外方への移動に起
因する抜止部材の喰い込み代の減少を抑制できるもので
ありながら、管継手の組付け作業を少ない労力で能率良
く容易に行うことができる。
【0006】本発明の第2請求項による管継手の固定構
造の特徴構成は、前記押輪が、前記管継手部の管軸芯方
向の両端部の各々に前記締結手段を介して締付け固定さ
れているとともに、前記管継手部に内嵌接続された一本
の合成樹脂製の流体輸送管の外周面と両押輪の内周面と
の間の各々に前記抜止部材が設けられ、更に、前記管継
手部には、流体輸送管の内嵌接続部分の周壁に穿設され
た貫通孔に連通する接続管部が形成されている点にあ
る。上記特徴構成によれば、前記管継手部の管軸芯方向
の両端部の各々に押輪を締付け固定した状態では、合成
樹脂製の流体輸送管のうち、前記貫通孔から管軸芯方向
の両側方に夫々偏位した部位の各々が、該部位の外周面
に喰い込み状態にある抜止部材及び押輪を介して管継手
部の両端部と固定連結されているから、流体輸送管に地
震や不同沈下等に起因して引張方向の外力が作用して
も、この外力を管継手部にも分散して受け止めることが
できるから、外力が流体輸送管の貫通孔の周囲に集中作
用することに起因する下記の不都合を抑制することがで
きる。つまり、前記管継手部の管軸芯方向の両端部の各
々に押輪及び抜止部材が存在しない場合では、この管継
手部に内嵌接続された一本の合成樹脂製の流体輸送管に
引張方向の外力が作用すると、この引張方向の外力が流
体輸送管の内嵌接続部分の周壁に穿設された貫通孔周り
に集中的に作用して、その孔周縁部分での伸びに連れて
流体輸送管が湾曲変形する。このとき、前記流体輸送管
のうち、管継手部の内周面の両端部側に接当する部位で
は、弾性シール材を弾性変形させながら楕円状に管径方
向で弾性変形するため、その楕円形状の短径方向で相対
向する弾性シール材と流体輸送管の外周面との密着力
(圧着力)が低下し、この密着力が低下した部位から輸
送流体の漏洩を招来し易い。しかし、本願発明では、前
記の如く引張方向の外力を管継手部にも分散して受け止
めることができるから、流体輸送管の貫通孔周縁部分で
の伸びを抑制することができ、その分だけ流体輸送管の
内嵌接続部分での管径方向での弾性変形量が少なくな
り、輸送流体の漏洩を抑制することができる。
【0007】本発明の第3請求項による管継手の固定構
造の特徴構成は、前記管継手部が、周方向で複数に分割
された割継手体から構成され、周方向で隣合う割継手体
同士を締付け連結する連結手段の締付け操作に連れて、
前記弾性シール材が密封状態に圧縮されるように構成さ
れているとともに、前記各割継手体の内周面のうち、前
記弾性シール材の装着領域よりも管軸芯方向の端部側に
偏位した内周面部分が、前記連結手段の締付け操作に連
れて前記流体輸送管の外周面に接当して、該流体輸送管
の管径方向での変形を規制する第1変形規制面に構成さ
れている点にある。上記特徴構成によれば、合成樹脂製
の流体輸送管のうち、前記貫通孔から管軸芯方向の両側
方に夫々偏位した部位の各々を、該部位の外周面に喰い
込み状態にある抜止部材及び押輪を介して管継手部の両
端部と固定連結することによって、引張方向の外力が流
体輸送管の内嵌接続部分の貫通孔周りに集中作用するこ
とに起因する湾曲変形を抑制することができ、しかも、
前記各割継手体の内周面のうち、前記弾性シール材の装
着領域よりも管軸芯方向の端部側に偏位した内周面部分
に形成した第1変形規制面によっても、流体輸送管の内
嵌接続部分の管径方向での変形、つまりこの内嵌接続部
分の湾曲変形を規制することができるから、それらの相
乗作用によって輸送流体の漏洩を一層良好に抑制するこ
とができる。
【0008】本発明の第4請求項による管継手の固定構
造の特徴構成は、前記各割継手体の内周面のうち、前記
弾性シール材の装着領域よりも管軸芯方向の中央側に偏
位した内周面部分の一部が、前記連結手段の締付け操作
に連れて前記流体輸送管の外周面に接当して、該流体輸
送管の管径方向での変形を規制する第2変形規制面に構
成されている点にある。上記特徴構成によれば、合成樹
脂製の流体輸送管のうち、前記貫通孔から管軸芯方向の
両側方に夫々偏位した部位の各々を、該部位の外周面に
喰い込み状態にある抜止部材及び押輪を介して管継手部
の両端部と固定連結することによって、引張方向の外力
が流体輸送管の内嵌接続部分の貫通孔周りに集中作用す
ることに起因する湾曲変形を抑制することができ、しか
も、前記各割継手体の内周面のうち、前記弾性シール材
の装着領域よりも管軸芯方向の端部側に偏位した内周面
部分に形成した第1変形規制面、及び、前記弾性シール
材の装着領域よりも管軸芯方向の中央側に偏位した内周
面部分の一部に形成した第2変形規制面によっても、流
体輸送管の内嵌接続部分の管径方向での変形、つまりこ
の内嵌接続部分の湾曲変形を規制することができるか
ら、それらの相乗作用によって輸送流体の漏洩を一層良
好に抑制することができる。
【0009】本発明の請求項5による管継手の固定構造
の特徴構成は、前記第1変形規制面及び第2変形規制面
には、前記連結手段の締付け操作に連れて流体輸送管の
外周面に喰い込む喰込み部が突出形成されている点にあ
る。上記特徴構成によれば、前記弾性シール材の圧縮に
よる流体輸送管の挟持作用と、前記喰込み部の流体輸送
管の外周面への喰い込み作用とによって、地震や不同沈
下等に起因して流体輸送管と管継手部とに管軸芯方向及
び周方向の外力が作用しても、流体輸送管に対する管継
手部の管軸芯方向への相対移動、並びに、流体輸送管に
対する管継手部の管軸芯周りでの相対回転を抑制するこ
とができ、流体輸送管と管継手部とを所期の設定組付け
姿勢に維持することができる。また、地震や不同沈下等
に起因して流体輸送管と管継手部とに管軸芯方向の外力
が作用したときの内嵌接続部分の管軸芯方向への伸び
を、喰込み部の内嵌接続部分の外周面に対する喰い込み
でも抑制することができ、輸送流体の漏洩の抑制効果を
更に向上することができる。しかも、前記喰込み部が各
割継手体の両変形規制面に突出形成されているから、部
品点数が増加することがなく、構造の簡素化を図ること
ができる。その上、前記喰込み部が弾性シール材の装着
領域外に位置するから、該喰込み部によって弾性シール
材の一部が損傷されることもない。
【0010】本発明の請求項6による管継手の固定構造
の特徴構成は、前記喰込み部が、周方向に沿う姿勢の多
数の第1突起群と、管軸芯方向及び周方向に対して共に
交差する傾斜姿勢の多数の第2突起群とから構成されて
いるとともに、前記第2突起群が、前記割継手体の周方
向の中間側に設けられている点にある。上記特徴構成に
よれば、前記第1突起群は周方向に沿う姿勢にあるか
ら、特に流体輸送管と管継手部との管軸芯方向への相対
移動を抑制する機能が高く、また、第2突起群は管軸芯
方向及び周方向に対して共に交差する傾斜姿勢にあるか
ら、流体輸送管に対する管継手部の管軸芯方向への相対
移動、並びに、流体輸送管に対する管継手部の管軸芯周
りでの相対回転を共に抑制する機能を備えており、前記
喰込み部をこれら第1突起群と第2突起群とから構成す
ることにより、輸送流体の漏洩の一因となる流体輸送管
に対する管継手部の管軸芯方向への相対移動を優先的に
抑制しながらも、流体輸送管に対する管継手部の管軸芯
周りでの相対回転を抑制することができる。しかも、周
方向で隣合う割継手体同士を締め付け連結する時には、
その操作に連れて、喰込み部が、割継手体の周方向の両
端部側から流体輸送管の外周面に喰い込みながら管周方
向に移動することとなるが、周方向への移動抵抗が大き
い第2突起群は割継手体の周方向の中間側に設けてあ
り、割継手体の周方向の両端部側よりも締付け操作に伴
う管周方向での移動量が少ないため、例えば、第2突起
群を、割継手体の周方向の両端部側に設けてある場合に
比して、連結手段の締付け操作に要する操作力を軽減す
ることができ、その分だけ、管継手の組付け作業を少な
い労力で能率良く容易に行うことができる
【0011】本発明の請求項7による管継手の固定構造
の特徴構成は、前記第2変形規制面のうち、接続管部の
開口周縁の管軸芯方向両側脇の各々に、前記第1突起群
が配設されている点にある。上記特徴構成によれば、前
記第2変形規制面のうち、接続管部の開口周縁の管軸芯
方向両側脇の各々に配設された第1突起群は、流体輸送
管の内嵌接続部分の外周面のうち、該内嵌接続部分の貫
通孔の管軸芯方向両側脇に喰い込むこととなる。従っ
て、地震や不同沈下等に起因して流体輸送管と管継手部
とに管軸芯方向の外力が作用し、管継手部に内嵌接続さ
れた流体輸送管に引張方向の外力が作用したとき、この
外力を管継手部にも分散して受け止めさせて、流体輸送
管に作用する外力を軽減しているが、更に、前記貫通孔
の管軸芯方向両側脇が、流体輸送管と管継手部との管軸
芯方向への相対移動を抑制する機能が高い第1突起群を
介して管継手部と連結固定され、前記貫通孔周縁部分で
も、前記軽減された外力を更に管継手部に分散すること
ができるから、流体輸送管の貫通孔周縁部分での伸びを
更に抑制することができ、その分だけ流体輸送管の内嵌
接続部分での管径方向での弾性変形量が更に少なくな
り、輸送流体の漏洩の抑制効果を一層向上することがで
きる。
【0012】本発明の請求項8による管継手の固定構造
の特徴構成は、前記第2突起群が、傾斜方向が互いに逆
向きとなる二種類の突起群から構成されている点にあ
る。上記特徴構成によれば、地震や不同沈下等に起因し
て流体輸送管に管軸芯方向の外力が作用し、その外力
が、流体輸送管の内嵌接続部分の外周面に喰い込む二種
類の突起群の各々によって、流体輸送管に対して管継手
部を管軸芯周りで回転させる回転力に変換されても、二
種類の突起群の傾斜方向が互いに逆向きであるため、そ
れらの回転力の作用方向は互いに逆方向となり、その結
果、これら両回転力は互いに相殺される。従って、地震
や不同沈下等に起因して流体輸送管に管軸芯方向の外力
が作用しても、流体輸送管と管継手部との相対回転及び
管軸芯方向での相対移動を強固に阻止することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1〜図6は、
一本のポリエチレン等の合成樹脂製の流体輸送管の一例
である水道管1の途中に外套された管継手部の一例であ
るT字型の鋳鉄製の分岐継輪2の固定構造を示し、分岐
継輪2に合成ゴム製の弾性シール材3を介して密封(水
密)状態で内嵌接続された水道管1のうち、分岐継輪2
の管軸芯X方向の両端部の各々に、周方向で分割された
2つの分割押輪4Aからなる鋳鉄製の押輪4をそれぞれ
外装し、これら押輪4の各分割押輪4Aを、前記分岐継
輪2の管軸芯X方向の両端側の各々に設けられた連結部
としてのフランジ部5に対して管軸芯X方向から締付け
固定する締結手段6を設けてある。
【0014】前記水道管1の外周面1aと各押輪4の内
周面4aとの間には、水道管1の外周面1aに対して管
径方向外方から喰い込み可能な抜止部材の一例で、管軸
芯X方向において弾性的に縮径変形可能なポリアセター
ル等の合成樹脂製又はステンレス鋼等の金属製のほぼ円
環状の抜止めリング7をそれぞれ設け、更に、各押輪4
の内周面4aには、前記締結手段6による締付け操作に
伴う分岐継輪2と各押輪4との管軸芯X方向での相対近
接移動に連れて、抜止めリング7を縮径側に変位させる
分岐継輪2側ほど大径となるテーパー状のカム面8を形
成してある。
【0015】図6に示すように、前記抜止めリング7
は、周方向で分割された2つの半円環状の分割リング7
Aから構成され、一方の分割リング7Aを、水道管1の
外周面1aと押輪4を構成する一方の分割押輪4Aの内
周面4aとの間に介装してあるとともに、他方の分割リ
ング7Aを、水道管1の外周面1aと押輪4を構成する
他方の分割押輪4Aの内周面4aとの間に介装してあ
り、かつ、両分割リング7Aの周方向での対向面間に
は、これら両分割リング7Aの縮径側への変位を許容す
る隙間を形成してある。更に、前記分割リング7Aの内
周面には、水道管1の外周面1aに喰い込み可能な多数
の喰込み爪9を一体形成してあるとともに、分割リング
7Aの外周面は、前記カム面8に沿うテーパー面に形成
してある。
【0016】前記締結手段6は、分岐継輪2のフランジ
部5に形成された雌ネジ孔5Aと、各分割押輪4Aに設
けられた被連結部としてのフランジ部10のボルト挿通
孔10Aを通して前記雌ネジ孔5Aに螺合締結されるボ
ルト11とから構成してある。
【0017】図1と図3とに示すように、前記分岐継輪
2と各分割押輪4Aとの管軸芯X方向で相対向する部位
には、前記締結手段6を構成するボルト11の雌ネジ孔
5Aに対する締付け操作に連れて管軸芯X方向から嵌合
して、分岐継輪2と各分割押輪4Aとの管径方向での相
対移動を接当規制する嵌合凹部13及び嵌合凸部14を
形成してあり、前記嵌合凹部13が分岐継輪2の管軸芯
X方向の両端面の各々に環状に形成されているととも
に、嵌合凸部14が各分割押輪4Aの一端面に、それの
周方向に沿って半円状に一体的に突出形成されている。
【0018】図6に示すように、前記弾性シール材3
は、周方向で2つに分割された分割シール材3Aから構
成されているとともに、前記分岐継輪2は、周方向で2
つに分割された割継手体2Aから構成してあり、これら
両割継手体2Aの各々の内周面に各分割シール材3Aを
嵌合保持させ、水道管1の外周面1aに両割継手体2A
を外嵌し、周方向で隣合う割継手体2A同士を締付け連
結する連結手段15の締付け操作に連れて、前記弾性シ
ール材3を水道管1の外周面1aに密封状態で圧縮させ
るように構成してある。
【0019】前記分割シール材3Aは、管軸芯X方向の
両端部に位置する一対の周方向シール部3aと、両周方
向シール部3aの端部同士を繋ぎ、かつ、管軸芯Xに対
して平行又はほぼ平行となる一対の軸芯方向シール部3
bとを一体形成して構成してある。
【0020】前記割継手体2Aの周方向両端部の各々に
は、前記連結手段15によって締付け連結される連結フ
ランジ部17が、管軸芯Xを通る線分に沿って管径方向
外方に一体的に突出形成されているとともに、前記各割
継手体2Aの内周面の管軸芯X方向両側部の各々には、
前記分割シール材3Aの周方向シール部3aを脱着自在
に密着状態で嵌合保持する弧状嵌合溝18を形成してあ
るとともに、前記割継手体2Aの内周面の周方向両端部
の各々には、前記分割シール材3Aの軸芯方向シール部
3bを着脱自在に密着状態で嵌合保持する直線状嵌合溝
19を形成してある。つまり、前記弧状嵌合溝18と直
線状嵌合溝19とが、分割シール材3Aの装着領域に構
成してある。また、前記割継手体2Aの内周面のうち、
分割シール材3Aの装着領域である弧状嵌合溝18より
も管軸芯X方向の中央側には、各弧状嵌合溝18に沿っ
て、前記連結手段15の締付け操作に連れて、周方向シ
ール部3aの管軸芯X方向内方への膨出弾性変形を許容
する凹溝20を形成してある。
【0021】前記両割継手体2Aのうち、一方の割継手
体2Aには、分流管や開閉弁を備えた弁箱等の分岐配管
系(図示せず)を連通接続するための接続管部21を一
体形成してあるとともに、水道管1のうち、分岐継輪2
に外嵌される内嵌接続部分1Aの周壁で、かつ、接続管
部21の開口22と相対向する部位には、該接続管部2
1と水道管1とを連通させる貫通孔23を穿設してあ
る。還言すれば、前記両割継手体2Aの一方には、水道
管1のうち、分岐継輪2に外嵌される内嵌接続部分1A
の周壁に穿設された貫通孔23に連通する接続管部21
を形成してある。
【0022】図1に示すように、前記割継手体2Aの内
周面のうち、分割シール材3Aの装着領域である弧状嵌
合溝18よりも管軸芯X方向の端部側に偏位した内周面
部分は、前記連結手段15の締付け操作に連れて水道管
1の外周面1aに接当して、該水道管1の周壁の管径方
向での変形を規制する第1変形規制面24に構成してあ
る。また、前記割継手体2Aの内周面のうち、分割シー
ル材3Aの装着領域である弧状嵌合溝18よりも管軸芯
X方向の中央側に偏位し、かつ、前記凹溝20よりも中
央側の内周面部分は、前記連結手段15の締付け操作に
連れて水道管1の外周面1aに接当して、該水道管1の
周壁の管径方向での変形を規制する第2変形規制面25
に構成してある。
【0023】更に、図1〜図6に示すように、前記割継
手体2Aの両変形規制面24,25には、水道管1の外
周面1aに喰い込む喰込み部26を突出形成してある。
前記喰込み部26は、周方向に沿う姿勢の多数の第1突
起群27と、管軸芯X方向及び周方向に対して共に交差
する傾斜姿勢の多数の第2突起群28とから構成され、
前記各割継手体2Aの両変形規制面24,25の周方向
両端部側に形成された突起群、並びに、前記接続管部2
1を形成してある割継手体2Aの第2変形規制面25の
うち、この接続管部21の開口22周縁の管軸芯X方向
両側脇の各々に形成された突起群を、前記第1突起群2
7から構成してある。また、前記各割継手体2Aの両変
形規制面24,25の周方向中間側に形成され、かつ、
接続管部21の開口22周縁の管軸芯X方向両側脇に位
置する前記突起群に管軸芯X方向で隣接する突起群を、
前記第2突起群28から構成してある。
【0024】更に、前記第2突起群28は、傾斜方向が
互いに逆向きとなる二種類の突起群、つまり、右ネジ方
向に沿う傾斜姿勢の右傾斜突起群28aと左ネジ方向に
沿う傾斜姿勢の左傾斜突起群28bとから構成してあ
る。詳しくは、前記右傾斜突起群28aを構成する各突
起29、並びに、左傾斜突起群28bを構成する各突起
29は、それぞれ管軸芯X方向に対して約60度の傾斜
角度で互いに相反する方向に傾斜させてある。そして、
前記第2突起群28を構成する右傾斜突起群28aと左
傾斜突起群28bとは、各割継手体2Aの内周面におい
て、それの周方向中央位置を境界線として円周方向に振
り分け形成してある。
【0025】前記第1突起群27と第2突起群28とを
構成する各突起29の各々は、それの突出高さを約1m
mに、長さを約10mmに構成してある。また、前記突
起29の各々の幅は1mmに構成してある。そして、前
記水道管1の外径の寸法公差、及び、割継手体2Aの両
変形規制面24,25の内径の寸法公差により、水道管
1の外周面1aと割継手体2Aの両変形規制面24,2
5との間に形成される管径方向での最大隙間寸法は1m
m未満であり、前記突起29の突出高さを約1mmに構
成することにより、すべての突起29を確実に水道管1
の外周面1aに喰込ませることができる。
【0026】尚、前記連結手段15は、一方の割継手体
5の連結フランジ部17に形成したボルト挿通孔17A
と、他方の割継手体2Aの連結フランジ部17に形成し
たボルト挿通孔17Aとに亘って挿通されるボルト30
と、該ボルト30に螺合されるナット31とから構成し
てある。
【0027】〔第2実施形態〕前記第1実施形態では、
管継手部2としてT字型の分岐継輪を例示し、この分岐
継輪を構成する割継手体2Aの内周面の一部を変形規制
面に構成したが、これに限定されるものではなく、図7
に示すように、管継手部2としては、二本の流体輸送管
1を繋ぐ状態で、それらの端部側同士に亘って外套され
る継輪であってもよく、この場合、継輪2に弾性シール
材3を介して密封状態で外嵌接続された各流体輸送管1
に、周方向で分割された複数の分割押輪4Aからなる押
輪4を外装し、この押輪4の各分割押輪4Aを継輪2の
連結部5に対して管軸芯X方向から締付け固定する締結
手段6を設けるとともに、各流体輸送管1の外周面1a
と押輪4の内周面4aとの間に、流体輸送管1の外周面
1aに対して管径方向から喰い込み可能な抜止部材7を
設け、更に、前記押輪4の内周面4aには、締結手段6
による締付け操作に伴う継輪2と押輪4との管軸芯X方
向での相対近接移動に連れて、抜止部材7を縮径側に変
位させるカム面8を形成してある。更に、前記継輪2と
各分割押輪4Aとの管軸芯X方向で相対向する部位に
は、前記締結手段6を構成するボルト11の雌ネジ孔5
Aに対する締付け操作に連れて管軸芯X方向から嵌合し
て、分岐継輪2と各分割押輪4Aとの管径方向での相対
移動を接当規制する嵌合凹部13及び嵌合凸部14を形
成してあり、前記嵌合凹部13が継輪2の管軸芯X方向
の両端面の各々に環状に形成されているとともに、嵌合
凸部14が各分割押輪4Aの一端面に、それの周方向に
沿って半円状に一体的に突出形成されている。尚、当該
第2実施形態では、前記第1実施形態で説明した変形規
制面は設けられていない。
【0028】その他の構成は前記第1実施形態と同一で
あり、第1実施形態で記載した構成部分と同一構成又は
同一機能を有する構成部分には同一番号を付記してそれ
の説明を省略する。
【0029】〔その他の実施形態〕前記各実施形態で
は、前記管継手部2と各分割押輪4Aとの管軸芯X方向
で相対向する部位に、前記締結手段6を構成するボルト
11・ナット12による締付け操作に連れて管軸芯X方
向から嵌合して、管継手部2と各分割押輪4Aとの管径
方向での相対移動を接当規制する嵌合凹部13及び嵌合
凸部14を形成し、更に、前記嵌合凹部13を環状に、
また、嵌合凸部14を半円状に形成したが、これに限定
されるものではなく、例えば、管継手部2の管軸芯X方
向の両端面の各々に、穴状の凹部13を複数形成すると
ともに、各分割押輪4Aの一端面に、前記各凹部13に
嵌合する突起状の嵌合凸部14を複数形成して実施して
もよい。前記管継手部2としては、水道管1の周壁に形
成された傷孔や裂孔等の水漏れ孔を覆って、該水道管1
を更生するための補修管や、或いは、二本の水道管1を
繋ぐために一方の水道管1の端部に形成された受口管部
であってもよい。前記第1実施形態では、前記締結手段
6をボルト11と雌ネジ孔5Aとにて構成したが、この
構成に限定されるものではなく、例えば、締結手段6を
ボルト・ナット或いは偏芯カム等を用いて構成してもよ
い。前記第1実施形態では、前記管継手部2を、周方向
で2つに分割された割継手体2Aから構成したが、この
管継手部2を周方向で3つ以上に分割された割継手体2
Aから構成してもよい。前記第1実施形態では、前記流
体輸送管1として水道管を例に挙げて説明したが、流体
輸送管1が石油やガス等の流体に対して耐腐食性を備え
た合成樹脂製であるならば、石油やガス等の流体の配管
系に用いられる流体輸送管であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管継手の固定構造の第1実施形態を示
す正面断面図
【図2】本発明の管継手の固定構造の第1実施形態を示
す横断面図であり、矢印で引き出された部分は要部の拡
大図
【図3】(イ)は図1の抜止部材相当箇所の拡大断面
図、(ロ)は抜止部材が更に縮径側に変位した状態の拡
大断面図
【図4】接続管部が形成されていない割継手体の内周面
側を示す正面図であり、矢印で引き出された部分は要部
の拡大図
【図5】接続管部が形成されている割継手体の内周面側
を示す正面図であり、矢印で引き出された部分は要部の
拡大図
【図6】分解斜視図
【図7】本発明の管継手の固定構造の第2実施形態を示
す正面断面図
【図8】従来の管継手の固定構造を示す一部切欠き正面
断面図
【符号の説明】
1 流体輸送管 1A 内嵌接続部分 1a 外周面 2 管継手部(分岐継輪、継輪) 2A 割継手体 3 弾性シール材 4 押輪 4A 分割押輪 4a 内周面 5 連結部(フランジ部) 7 抜止部材(抜止めリング) 8 カム面 13 嵌合凹部 14 嵌合凸部 15 連結手段 21 接続管部 22 開口 23 貫通孔 24 第1変形規制面 25 第2変形規制面 26 喰込み部 27 第1突起群 28 第2突起群 X 管軸芯

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管継手部に弾性シール材を介して密封状
    態で内嵌接続された流体輸送管に、周方向で分割された
    複数の分割押輪からなる押輪を外装し、この押輪の各分
    割押輪を前記管継手部の連結部に対して管軸芯方向から
    締付け固定する締結手段を設けるとともに、前記流体輸
    送管の外周面と押輪の内周面との間に、流体輸送管の外
    周面に対して管径方向から喰い込み可能な抜止部材を設
    け、更に、前記押輪の内周面には、前記締結手段による
    締付け操作に伴う管継手部と押輪との管軸芯方向での相
    対近接移動に連れて、前記抜止部材を縮径側に変位させ
    るカム面を形成してある管継手の固定構造であって、 前記管継手部と各分割押輪との管軸芯方向で相対向する
    部位に、前記締結手段による締付け操作に連れて管軸芯
    方向から嵌合して、管継手部と各分割押輪との管径方向
    での相対移動を接当規制する嵌合凹部及び嵌合凸部を形
    成してある管継手の固定構造。
  2. 【請求項2】 前記押輪が、前記管継手部の管軸芯方向
    の両端部の各々に前記締結手段を介して締付け固定され
    ているとともに、前記管継手部に内嵌接続された一本の
    合成樹脂製の流体輸送管の外周面と両押輪の内周面との
    間の各々に前記抜止部材が設けられ、更に、前記管継手
    部には、流体輸送管の内嵌接続部分の周壁に穿設された
    貫通孔に連通する接続管部が形成されている請求項1記
    載の管継手の固定構造。
  3. 【請求項3】 前記管継手部が、周方向で複数に分割さ
    れた割継手体から構成され、周方向で隣合う割継手体同
    士を締付け連結する連結手段の締付け操作に連れて、前
    記弾性シール材が密封状態に圧縮されるように構成され
    ているとともに、前記各割継手体の内周面のうち、前記
    弾性シール材の装着領域よりも管軸芯方向の端部側に偏
    位した内周面部分が、前記連結手段の締付け操作に連れ
    て前記流体輸送管の外周面に接当して、該流体輸送管の
    管径方向での変形を規制する第1変形規制面に構成され
    ている請求項2記載の管継手の固定構造。
  4. 【請求項4】 前記各割継手体の内周面のうち、前記弾
    性シール材の装着領域よりも管軸芯方向の中央側に偏位
    した内周面部分の一部が、前記連結手段の締付け操作に
    連れて前記流体輸送管の外周面に接当して、該流体輸送
    管の管径方向での変形を規制する第2変形規制面に構成
    されている請求項3記載の管継手の固定構造。
  5. 【請求項5】 前記第1変形規制面及び第2変形規制面
    には、前記連結手段の締付け操作に連れて流体輸送管の
    外周面に喰い込む喰込み部が突出形成されている請求項
    3又は4記載の管継手の固定構造。
  6. 【請求項6】 前記喰込み部が、周方向に沿う姿勢の多
    数の第1突起群と、管軸芯方向及び周方向に対して共に
    交差する傾斜姿勢の多数の第2突起群とから構成されて
    いるとともに、前記第2突起群が、前記割継手体の周方
    向の中間側に設けられている請求項5記載の管継手の固
    定構造。
  7. 【請求項7】 前記第2変形規制面のうち、接続管部の
    開口周縁の管軸芯方向両側脇の各々に、前記第1突起群
    が配設されている請求項6記載の管継手の固定構造。
  8. 【請求項8】 前記第2突起群が、傾斜方向が互いに逆
    向きとなる二種類の突起群から構成されている請求項6
    又は7記載の管継手の固定構造。
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