JPH0729354Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0729354Y2
JPH0729354Y2 JP1989120994U JP12099489U JPH0729354Y2 JP H0729354 Y2 JPH0729354 Y2 JP H0729354Y2 JP 1989120994 U JP1989120994 U JP 1989120994U JP 12099489 U JP12099489 U JP 12099489U JP H0729354 Y2 JPH0729354 Y2 JP H0729354Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、比較的大径の流体輸送用ビクトリック型管継
手、特に消化設備配管の接続に好適な管継手に関する。
従来の技術 第7図〜第10図は、従来のビクトリック型管継手を示
す。この管継手は、上下に対称一対の鋳物製のハウジン
グ部材1A、1Bを有し、ハウジング部材1A、1Bの両側に平
行に周縁部1aが形成される。ハウジング部材1A、1Bは2
つの接続管2A、2Bの接合端部に跨り、周縁部1aは接続さ
れる2つの接続管2A、2Bの各端部に形成された環状溝部
2a、2bに係合される。ハウジング部材1A、1Bと接続管2
A、2Bとの間にはゴム製のパッキン5が介装される。ハ
ウジング部材1A、1Bの両端部はボルト3及びナット4で
締結され、2つの接続管2A、2Bの端部が接続される。パ
ッキン5は接続管2A、2Bに跨りかつ接続管2A、2Bの両端
部の各外周面に弾性力で密着し、接続管2A、2Bの接続部
の気密又は液密を保持する。
第9図に示すように、ハウジング部材1Aの周縁部1aの幅
寸法に対して接続管2Aの環状溝部2aの溝幅寸法が大き
く、組立時の作業性が向上する間隙Gが形成される。ま
た、組立後に外力が加えられた接続管2A、2Bが軸方向へ
移動する際に、接続管2A、2Bの伸縮、芯ずれ及び曲がり
等の変形を間隙Gにより吸収できる利点がある。しかし
ながら、間隙Gを設けた構造が不利益となる場合があ
る。大きな間隙Gが与えられると、管継手の装着後の使
用中に、接続管2A、2Bの軸方向移動又は回転による伸
縮、芯ずれ及び曲がり等の相対的変形が発生し、シール
性を十分に確保できない。接続部に曲がりや撓みの発生
を防止するため、使用中、露出する接続管2A、2Bの要所
を吊り具で支える必要がある。
また、第10図に示す構造では、接続管2A、2Bの環状溝部
2aの溝幅を狭くして、ハウジング部材1A、1Bの縁部1aと
環状溝部2aとの間に形成される間隙Gを小さく又は零に
すると、接続管2A、2Bの芯ずれ又は曲がり等の相対的変
形をある程度抑えることができる。
考案が解決しようとする課題 ところで、第10図に示す間隙Gを設けない構造では、管
継手と接続管との間の相対的変形を防止する効果が得ら
れる反面、管継手と接続管との間に寸法上の遊びがな
く、取付作業性が著しく低下する問題がある。また、ハ
ウジング部材1A、1Bの製造誤差のため、接合面の一致が
極めて困難になる。しかも、接合面の間隙からパッキン
5が露出することもある。更に、接続管2A、2Bを長手方
向の要所で吊り具により支持することは、長時間の作業
を要する。
本考案の目的は、接続管に容易かつ強固に装着できる管
継手を提供することにある。
課題を解決するための手段 本考案による管継手は、一対の接続管の各端部に形成さ
れた環状溝部に間隙をもって嵌合される縁部及びフラン
ジ部をそれぞれ有しかつ半環状に形成された一対のハウ
ジング部材と、ハウジング部材内に配置されかつ接続管
の端部の外面と液密に接触するパッキンと、ハウジング
部材のフランジ部に形成された貫通孔に挿通されかつ対
向するハウジング部材を接続管に対して固定するボルト
及びナットとを有する。ハウジング部材の中心に対して
対称にかつそれぞれ接続管の横中心軸から離間して一対
の貫通孔をフランジ部に形成し、ボルト及びナットを締
め付けたとき、一対のハウジング部材は垂直中心軸周り
で横中心軸から離間して互いに反対方向に回転され、ハ
ウジング部材の縁部が接続管の環状溝部のエッジに係止
される。
本考案の実施例では、縁部の一方の側部の内側エッジは
環状溝部の外側エッジに接触し、一方の側部の外側エッ
ジは環状溝部の内側エッジから離間する。縁部の他方の
側部の外側エッジは環状溝部の内側エッジと接触し、他
方の側部の内側エッジは環状溝部の外側エッジから離間
する。ボルトの締め付けはハウジング部材の端面の接触
によって制限され、ボルトの過度の締め付けを抑制し、
パッキンを保護する。縁部の内側エッジは一方の側部に
おいて外側エッジと接触し、外側エッジは他方の側部に
おいて内側エッジと接触して、縁部と環状溝部との間隙
が除去される。
作用 管継手により2つの接続管の端部を接続するとき、対向
する接続管の各端部に形成された環状溝部に各ハウジン
グ部材の縁部を係合させる。ボルトとナットとを締め付
ける前では、環状溝部と縁部との間には間隙があるの
で、環状溝部へのハウジング部材の縁部の係合は円滑に
行なわれる。その後、各ハウジング部材の貫通孔にボル
トを挿通すると、一方のハウジング部材の貫通孔と他方
のハウジング部材の貫通孔とが互いにずれているため
に、貫通孔に通したボルトが垂直中心軸に対して傾斜し
た状態で配置される。その後、ボルトとナットを締め付
けると、垂直中心軸に並行な方向の矯正力がボルトに作
用する。この矯正力によって、一方のハウジング部材と
他方のハウジング部材とが垂直中心軸の周りで横中心軸
から離間して互いに反対方向に回転する。このため、ハ
ウジング部材の縁部が接続管の環状溝部のエッジに当接
して、接続管の環状溝部とハウジング部材の縁部との間
の間隙が除去され、管継手を装着した後は、接続管は強
固に固定され、管継手と接続管との相対的移動が阻止さ
れる。また、ボルトの締め付けはハウジング部材の端面
の接触によって制限され、ボルトの過度の締め付けを抑
制し、パッキンを保護することができる。
実施例 消化設備、一般ビル、建設現場、橋梁及び各種プラント
に使用される大形輸送管の接続に適用できる本考案によ
るビクトリック型管継手の実施例を第1図〜第6図につ
いて以下説明する。
第1図に示すように、管継手10は、一対のハウジング部
材11、12と、ハウジング部材11、12内に配置されるパッ
キン13とで構成される。鋳物製のハウジング部材11、12
は上下対称の形状を有する。また、第2図に示すよう
に、ハウジング部材11、12の両端部にはそれぞれフラン
ジ部11a、12aが設けられ、フランジ部11a、12aにはボル
ト14を通す貫通孔11b、12bが形成される。
第1図で明らかなように、フランジ部11aの貫通孔11bの
中心は、ハウジング部材11の横中心軸B−B線から寸法
1だけずれている。また、ハウジング部材12の貫通孔12
bの中心はハウジング部材11の横中心軸B−B線から寸
法1だけ反対方向にずれている。即ち、貫通孔11bと12b
は横中心軸B−Bに対して対称である。従って、第3図
のように、ハウジング部材11と12のフランジ部11a、12a
に形成された貫通孔11bと12bの中心距離は21だけ分離し
ている。ハウジング部材11と12には、それぞれゴム製パ
ッキン13が装着される幅方向の凹部11d及び12dが形成さ
れる。
また、第1図に示すように、ハウジング部材11の両側に
はテーパ状の縁部11cが形成される。縁部11cは2つの接
続管20、21の端部に形成された環状溝部20a、21aに係合
される。また、接続管20、21の環状溝部20a、21aの幅は
ハウジング部材11の縁部11cの幅より十分に広く、間隙
Gが形成される。間隙Gを設けることにより、接続すべ
き2つの接続管20、21の環状溝部20a、21aに対して、ハ
ウジング部材11、12の縁部11cを容易に嵌合して、組立
作業性を向上することができる。
管継手10によって2つの接続管20、21を接続するとき、
一対のハウジング部材11と12のフランジ部11aと12aを縦
中心軸A−A上に保持し、2つの接続管20、21の環状溝
部20a、21aにハウジング部材11と12の縁部11cと12cを係
合させる。環状溝部20a、21aと縁部11c、12cとの間には
間隙Gがあるため、ハウジング部材11と12の縁部11cと1
2cを環状溝部20a、21aに容易かつ円滑に係合することが
できる。この状態で、ハウジング部材11と12の貫通孔11
bと12bにボルト14を挿通すると、貫通孔11bと12bが第1
図に示すようにハウジング部材11、12の横中心軸B−B
に対してずれているので、未締結のボルト14は第4図に
示すように、垂直中心軸C−Cに対し傾斜した状態で貫
通孔11b、12bに挿通される。ボルト14とナット15を締め
込むと、ボルト14は垂直中心軸C−Cに対して並行とな
る矯正力が作用する。この矯正力によって、第5図のよ
うに、ハウジング部材11と12は垂直中心軸C−C(中心
O)周りで横中心軸B−Bから離間して互いに反対方向
に回転し、第6図に示すように、各ハウジング部材11、
12の横中心軸Y−Yは横中心軸Bから傾斜した状態とな
る。このため、縁部11cも接続管20、21の環状溝部20a、
21a内で回転し、縁部11cの各側部45と47の内側エッジ11
fは環状溝部21a、20aの外側エッジ21c、20c(第1図)
に接触する。逆に縁部11cの各側部45と47の外側エッジ1
1eは、環状溝部21a、20aの内側エッジ21b、20bから離間
する。各側部46と48では縁部11cの外側エッジ11eが環状
溝部21a、20aの内側エッジ21b、20bと接触し、逆に縁部
11cの内側エッジ11fは環状溝部21a、20aの外側エッジ21
c、20cから離間する。ボルト14の締め付けはハウジング
部材11、12の端面16の接触によって制限され、ボルト14
の過度の締め付けを抑制し、パッキン13を保護すること
ができる。
このように、縁部11cの内側エッジ11fは側部45と47にお
いて外側エッジ21c、20cと接触し、外側エッジ11eは側
部46と48において内側エッジ21b、20bと接触して、縁部
11cと環状溝部20a、21aとの間隔Gが除去されるので、
縁部11cにより接続管20、21とパッキン13に過剰な外力
を加えずに、接続管20、21をガタ付きのない結合強度で
接続し、管継手10に対する接続管20、21の軸方向及び径
移動を防止することができる。
考案の効果 前述のように、本考案による管継手では、ハウジング部
材の縁部を環状溝部に容易に装着できるので、取付作業
性を大幅に向上することができる。また、管継手の装置
後は管継手に対する接続管の相対的移動を阻止して、長
期間良好なシール性を維持する。また、ハウジング部材
の端面の接触によってボルトの締め付けを制限し、パッ
キンを保護できるので、良好なシール性能が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は接続管に取り付けた本考案による管継手の断面
図、第2図は側面断面図、第3図はハウジング部材の平
面図、第4図はボルト締結前の正面図、第5図は一対の
ハウジング部材のずれを示す平面図、第6図は部分断面
図、第7図は従来の管継手の組立断面図、第8図はこの
側面断面図、第9図は環状溝部に装着されるハウジング
部材の縁部を示す部分拡大図、第10図は従来の他の構造
の部分断面図を示す。 10…管継手、11、12…ハウジング部材、11b、12b…貫通
孔、11c、12c…縁部、14…ボルト、15…ナット、20、21
…接続管、20a、21a…環状溝部、

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の接続管の各端部に形成された環状溝
    部に間隙をもって嵌合される縁部及びフランジ部をそれ
    ぞれ有しかつ半環状に形成された一対のハウジング部材
    と、ハウジング部材内に配置されかつ接続管の端部の外
    面と液密に接触するパッキンと、ハウジング部材のフラ
    ンジ部に形成された貫通孔に挿通されかつ対向するハウ
    ジング部材を接続管に対して固定するボルト及びナット
    とを有する管継手において、 ハウジング部材の中心に対して対称にかつそれぞれ接続
    管の横中心軸から離間して一対の貫通孔をフランジ部に
    形成し、ボルト及びナットを締め付けたとき、一対のハ
    ウジング部材は垂直中心軸周りで横中心軸から離間して
    互いに反対方向に回転され、ハウジング部材の縁部が接
    続管の環状溝部のエッジに係止されることを特徴とする
    管継手。
  2. 【請求項2】縁部の一方の側部の内側エッジは環状溝部
    の外側エッジに接触し、一方の側部の外側エッジは環状
    溝部の内側エッジから離間し、縁部の他方の側部の外側
    エッジは環状溝部の内側エッジと接触し、他方の側部の
    内側エッジは環状溝部の外側エッジから離間する請求項
    (1)に記載の管継手。
  3. 【請求項3】ボルトの締め付けはハウジング部材の端面
    の接触によって制限され、ボルトの過度の締め付けを抑
    制し、パッキンを保護する請求項(1)に記載の管継
    手。
  4. 【請求項4】縁部の内側エッジは一方の側部において外
    側エッジと接触し、外側エッジは他方の側部において内
    側エッジと接触して、縁部と環状溝部との間隙が除去さ
    れる請求項(1)に記載の管継手。
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