JPH0710099Y2 - 自在軸継手のスパイダー取付装置 - Google Patents
自在軸継手のスパイダー取付装置Info
- Publication number
- JPH0710099Y2 JPH0710099Y2 JP1989114968U JP11496889U JPH0710099Y2 JP H0710099 Y2 JPH0710099 Y2 JP H0710099Y2 JP 1989114968 U JP1989114968 U JP 1989114968U JP 11496889 U JP11496889 U JP 11496889U JP H0710099 Y2 JPH0710099 Y2 JP H0710099Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wedge
- yoke
- mounting plate
- spider
- universal shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自在軸継手のスパイダー取付装置に関し、特
にスパイダーベアリングを支承するヨークフランジと取
付プレートとの両端部における係合を楔係合とすること
により、締付体に対する軸線方向および回転方向の負荷
の低減による締付体の弛み防止を図ると共に、組立作業
の容易化を図るものに関する。
にスパイダーベアリングを支承するヨークフランジと取
付プレートとの両端部における係合を楔係合とすること
により、締付体に対する軸線方向および回転方向の負荷
の低減による締付体の弛み防止を図ると共に、組立作業
の容易化を図るものに関する。
この種の自在軸継手のスパイダー取付装置においては、
従来のものとしては十字軸の軸受をヨークとキャップと
により挟むと共に、ヨークとキャップとの接合面に形成
された複数の突条および溝を相互に嵌合させ、キャップ
をヨークにボルトにより固定させて十字軸をヨークに取
り付けるものが知られている（例えば実開昭56-54324号
公報参照）。
従来のものとしては十字軸の軸受をヨークとキャップと
により挟むと共に、ヨークとキャップとの接合面に形成
された複数の突条および溝を相互に嵌合させ、キャップ
をヨークにボルトにより固定させて十字軸をヨークに取
り付けるものが知られている（例えば実開昭56-54324号
公報参照）。
従来の自在軸継手のスパイダー取付装置においては、ヨ
ークとキャップとの接合面に形成された複数の突条およ
び溝を相互に嵌合させてキャップをヨークにボルトによ
り固定するものであるから、ヨークあるいは十字軸によ
るボルトに対する回転方向の負荷は、ヨークとキャップ
との接合面に形成された複数の突条および溝の相互嵌合
により低減させることができるものの、複数の突条およ
び溝の形成に精度を要し、加工に手間を要するばかりで
なく、ボルトに対する軸線方向の負荷を低減させること
ができないため、経時による断続的な軸線方向の負荷に
よりボルトは弛みを生じ、このボルトの弛みにより十字
軸は軸線方向のがたつきを生じて軸継手の破損をきたす
という問題があり、またヨークにキャップをボルトによ
り固定するにあたり、キャップを押えながらボルトを締
め付けなければならないため、組立作業が面倒であると
いう問題があった。
ークとキャップとの接合面に形成された複数の突条およ
び溝を相互に嵌合させてキャップをヨークにボルトによ
り固定するものであるから、ヨークあるいは十字軸によ
るボルトに対する回転方向の負荷は、ヨークとキャップ
との接合面に形成された複数の突条および溝の相互嵌合
により低減させることができるものの、複数の突条およ
び溝の形成に精度を要し、加工に手間を要するばかりで
なく、ボルトに対する軸線方向の負荷を低減させること
ができないため、経時による断続的な軸線方向の負荷に
よりボルトは弛みを生じ、このボルトの弛みにより十字
軸は軸線方向のがたつきを生じて軸継手の破損をきたす
という問題があり、またヨークにキャップをボルトによ
り固定するにあたり、キャップを押えながらボルトを締
め付けなければならないため、組立作業が面倒であると
いう問題があった。
本考案は上記従来技術の問題点を解決するもので、スパ
イダーベアリングを支承するヨークフランジと取付プレ
ートとの両端部における係合を楔係合とすることによ
り、締付体に対する軸線方向および回転方向の負荷の低
減によって締付体の弛み防止を図ることができると共
に、締付体による締め付けにあたっては取付プレートを
ヨークフランジに保持させることによって組立作業の容
易化を図ることができる自在軸継手のスパイダー取付装
置を提供することを目的とするものである。
イダーベアリングを支承するヨークフランジと取付プレ
ートとの両端部における係合を楔係合とすることによ
り、締付体に対する軸線方向および回転方向の負荷の低
減によって締付体の弛み防止を図ることができると共
に、締付体による締め付けにあたっては取付プレートを
ヨークフランジに保持させることによって組立作業の容
易化を図ることができる自在軸継手のスパイダー取付装
置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本考案の自在軸継手のスパ
イダー取付装置においては、両端部に楔部が形成された
ヨークフランジと、両端部に形成された楔状係合部が上
記楔部に係合されている板状部材からなる取付プレート
とによりスパイダーベアリングが挟持されていると共
に、上記両楔状係合部の内方部において締付体により締
め付けられているものである。
イダー取付装置においては、両端部に楔部が形成された
ヨークフランジと、両端部に形成された楔状係合部が上
記楔部に係合されている板状部材からなる取付プレート
とによりスパイダーベアリングが挟持されていると共
に、上記両楔状係合部の内方部において締付体により締
め付けられているものである。
上記のように構成された自在軸継手のスパイダー取付装
置は、両端部に楔部が形成されたヨークフランジと、両
端部に形成された楔状係合部がヨークフランジの楔部に
係合されている取付プレートとによりスパイダーベアリ
ングが挟持されているものであるから、ヨークフランジ
に取付ブレートを締付体により締め付けるにあたって
は、取付プレートをその楔状係合部によりヨークフラン
ジの楔部に保持させた状態で締付体の締め付けができる
ので、自在軸継手の組立作業を容易に行うことができ
る。
置は、両端部に楔部が形成されたヨークフランジと、両
端部に形成された楔状係合部がヨークフランジの楔部に
係合されている取付プレートとによりスパイダーベアリ
ングが挟持されているものであるから、ヨークフランジ
に取付ブレートを締付体により締め付けるにあたって
は、取付プレートをその楔状係合部によりヨークフラン
ジの楔部に保持させた状態で締付体の締め付けができる
ので、自在軸継手の組立作業を容易に行うことができ
る。
また、ヨークフランジと取付プレートとの両端部におけ
る係合が楔係合されているものであるから、取付ブレー
トはヨークフランジに対して軸線方向および回転方向に
おいてがたつきがないため、締付体に対する軸線方向お
よび回転方向の負荷が低減され締付体の弛みを防止する
ことができる。
る係合が楔係合されているものであるから、取付ブレー
トはヨークフランジに対して軸線方向および回転方向に
おいてがたつきがないため、締付体に対する軸線方向お
よび回転方向の負荷が低減され締付体の弛みを防止する
ことができる。
さらに、締付体に対する経時の負荷によって仮に締付体
に弛みが生じたとしても、取付プレートはヨークフラン
ジに対して軸線方向および回転方向のがたつきがないた
め、スパイダーベアリングはヨークフランジと取付プレ
ートとに挟持され、自在軸継手の破損を誘発することが
ない。
に弛みが生じたとしても、取付プレートはヨークフラン
ジに対して軸線方向および回転方向のがたつきがないた
め、スパイダーベアリングはヨークフランジと取付プレ
ートとに挟持され、自在軸継手の破損を誘発することが
ない。
実施例について図面を参照して説明すると、１はプロペ
ラシャフト２の軸端部に固設された二股状のヨークで、
該ヨーク１の各先端部には軸方向にヨークフランジ3,3
が延設されており、各ヨークフランジ3,3の中央部には
軸線と直角方向に半円形状の軸受支持部4,4が形成され
ていると共に、各ヨークフランジ3,3の両端部にはそれ
ぞれ楔部5,5;5,5が形成されている。
ラシャフト２の軸端部に固設された二股状のヨークで、
該ヨーク１の各先端部には軸方向にヨークフランジ3,3
が延設されており、各ヨークフランジ3,3の中央部には
軸線と直角方向に半円形状の軸受支持部4,4が形成され
ていると共に、各ヨークフランジ3,3の両端部にはそれ
ぞれ楔部5,5;5,5が形成されている。
一方、各ヨークフランジ3,3に取り付けられる各取付プ
レート6,6はその中央部の各軸受支持部7,7が半円形状に
形成されていると共に、各取付プレート6,6の両端部に
はそれぞれ楔状係合部8,8;8,8が形成されている。
レート6,6はその中央部の各軸受支持部7,7が半円形状に
形成されていると共に、各取付プレート6,6の両端部に
はそれぞれ楔状係合部8,8;8,8が形成されている。
しかして、スパイダー９をヨーク１に組み込むにあたっ
ては、まずスパイダー９に装着された各スパイダーベア
リング10,10を各ヨークフランジ3,3に形成された半円形
状の各軸受支持部4,4に嵌入し、次に各取付プレート6,6
の各楔状係合部8,8;8,8を各ヨークフランジ3,3の各楔部
5,5;5,5へ、かつ半円形状の各軸受支持部7,7を各スパイ
ダーベアリング10,10へ外方から内方へ向けて被嵌する
ことにより、各取付プレート6,6は各ヨークフランジ3,3
に軸線方向および回転方向にがたつきなく保持されると
共に、各スパイダーベアリング10,10は各ヨークフラン
ジ3,3と各取付プレート6,6とにより挟持され、各取付プ
レート6,6は各ヨークフランジ3,3に締付体である各ボル
ト11,11;11,11により取付プレート６の軸受支持部７と
楔状係合部８間の各位置において固定されている。
ては、まずスパイダー９に装着された各スパイダーベア
リング10,10を各ヨークフランジ3,3に形成された半円形
状の各軸受支持部4,4に嵌入し、次に各取付プレート6,6
の各楔状係合部8,8;8,8を各ヨークフランジ3,3の各楔部
5,5;5,5へ、かつ半円形状の各軸受支持部7,7を各スパイ
ダーベアリング10,10へ外方から内方へ向けて被嵌する
ことにより、各取付プレート6,6は各ヨークフランジ3,3
に軸線方向および回転方向にがたつきなく保持されると
共に、各スパイダーベアリング10,10は各ヨークフラン
ジ3,3と各取付プレート6,6とにより挟持され、各取付プ
レート6,6は各ヨークフランジ3,3に締付体である各ボル
ト11,11;11,11により取付プレート６の軸受支持部７と
楔状係合部８間の各位置において固定されている。
本考案は、以上説明したように構成されているものであ
り、両端部に楔部が形成されたヨークフランジと、両端
部に形成された楔状係合部が上記楔部に係合されている
板状部材からなる取付プレートとによりスパイダーベア
リングが挟持されているものであるから、取付プレート
をその楔状係合部によりヨークフランジの楔部に弾着保
持させた状態で締付体を締め付けられるため、取付プレ
ートをヨークフランジの定位置に仮着できるので、自在
軸継手の組立作業の容易化を図ることができると共に、
ヨークフランジと取付プレートとの両端部における係合
が楔係合されているものであるから、取付プレートはヨ
ークフランジに対して軸線方向および回転方向において
がたつきがないため、締付体に対する軸線方向および回
転方向の負荷が低減され締付体の弛み防止を図ることが
でき、しかも仮に締付体に弛みが生じたとしても、取付
プレートはヨークフランジに対して弾着されており軸線
方向および回転方向のがたつきがないため、スパイダー
ベアリングはヨークフランジと取付プレートとによる弾
着保持により、自在軸継手の破損を誘発することがな
く、また取付プレートはその両端部の楔状係合部の内方
部において締付体によりヨークフランジに締め付けられ
ているから、スパイダーベアリングに対する取付プレー
トの保持力が増大し、しかも取付プレートは板状部材か
らなるものであるから、自在軸継手の小型化および計量
化，さらには製作の容易化を図ることができるものであ
る。
り、両端部に楔部が形成されたヨークフランジと、両端
部に形成された楔状係合部が上記楔部に係合されている
板状部材からなる取付プレートとによりスパイダーベア
リングが挟持されているものであるから、取付プレート
をその楔状係合部によりヨークフランジの楔部に弾着保
持させた状態で締付体を締め付けられるため、取付プレ
ートをヨークフランジの定位置に仮着できるので、自在
軸継手の組立作業の容易化を図ることができると共に、
ヨークフランジと取付プレートとの両端部における係合
が楔係合されているものであるから、取付プレートはヨ
ークフランジに対して軸線方向および回転方向において
がたつきがないため、締付体に対する軸線方向および回
転方向の負荷が低減され締付体の弛み防止を図ることが
でき、しかも仮に締付体に弛みが生じたとしても、取付
プレートはヨークフランジに対して弾着されており軸線
方向および回転方向のがたつきがないため、スパイダー
ベアリングはヨークフランジと取付プレートとによる弾
着保持により、自在軸継手の破損を誘発することがな
く、また取付プレートはその両端部の楔状係合部の内方
部において締付体によりヨークフランジに締め付けられ
ているから、スパイダーベアリングに対する取付プレー
トの保持力が増大し、しかも取付プレートは板状部材か
らなるものであるから、自在軸継手の小型化および計量
化，さらには製作の容易化を図ることができるものであ
る。
図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は自在軸継
手の一方のヨーク側にスパイダーを取り付けた状態を示
す斜視図、第２図はヨークと取付プレートとの取付状態
を示す平面図である。 ３……ヨークフランジ、５……楔部 ６……取付プレート、８……楔状係合部 10……スパイダーベアリング、11……締付体
手の一方のヨーク側にスパイダーを取り付けた状態を示
す斜視図、第２図はヨークと取付プレートとの取付状態
を示す平面図である。 ３……ヨークフランジ、５……楔部 ６……取付プレート、８……楔状係合部 10……スパイダーベアリング、11……締付体
Claims (1)
- 【請求項１】両端部に楔部が形成されたヨークフランジ
と、両端部に形成された楔状係合部が上記楔部に係合さ
れた板状部材からなる取付プレートとによりスパイダー
ベアリングが挟持されていると共に、上記両楔状係合部
の内方部において締付体により締め付けられている自在
軸継手のスパイダー取付装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989114968U JPH0710099Y2 (ja) | 1989-09-30 | 1989-09-30 | 自在軸継手のスパイダー取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989114968U JPH0710099Y2 (ja) | 1989-09-30 | 1989-09-30 | 自在軸継手のスパイダー取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0353621U JPH0353621U (ja) | 1991-05-23 |
| JPH0710099Y2 true JPH0710099Y2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=31663314
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989114968U Expired - Lifetime JPH0710099Y2 (ja) | 1989-09-30 | 1989-09-30 | 自在軸継手のスパイダー取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0710099Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6716948B2 (ja) * | 2016-02-24 | 2020-07-01 | 日本精工株式会社 | 十字軸継手用ヨーク、十字軸継手 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3806259C1 (ja) | 1988-02-27 | 1989-04-20 | Gelenkwellenbau Gmbh, 4300 Essen, De |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5851454Y2 (ja) * | 1979-09-29 | 1983-11-24 | 株式会社中村自工 | ユニバ−サルジヨイント |
-
1989
- 1989-09-30 JP JP1989114968U patent/JPH0710099Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3806259C1 (ja) | 1988-02-27 | 1989-04-20 | Gelenkwellenbau Gmbh, 4300 Essen, De |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0353621U (ja) | 1991-05-23 |
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