JP2606081Y2 - 管の変形防止装置 - Google Patents

管の変形防止装置

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JP2606081Y2
JP2606081Y2 JP1993022313U JP2231393U JP2606081Y2 JP 2606081 Y2 JP2606081 Y2 JP 2606081Y2 JP 1993022313 U JP1993022313 U JP 1993022313U JP 2231393 U JP2231393 U JP 2231393U JP 2606081 Y2 JP2606081 Y2 JP 2606081Y2
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博 武田
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、管の変形防止装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントや化学プラントなど
の大口径配管において管台を管に溶接する場合には、図
4に示すように、管台1を取付けるため管2に設けた孔
3と相対する管2の内面に、下面が前記管2の内面に合
致するように形成され上面が平らな板状の治具4を配置
し、該治具4上に所要の高さを有するジャッキ5を載置
し、該ジャッキ5上に管台1の外径よりも少し大きい直
径を有する円板状の治具6をあてがい、該治具6上に前
記孔3に挿通した管台1を載せ、前記ジャッキ5を適宜
伸縮させて前記管台1を所定の高さに位置合せをして管
台1を管2に対し仮付け溶接した後、管台1と管2とを
本溶接するようにしている。
【0003】また、図5に示すように、管2の内径にや
や堅く内嵌し得る外径を有する環状の治具7を管2内に
挿入内嵌して管台1を取付けるための孔3の近傍に配置
し、管台1を管2に対し仮付け溶接した後、前記管2と
管台1とを本溶接するようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す管台の取付作業においては、管2の内部中央にジャ
ッキ5が配置されているため、該ジャッキ5の存在によ
って作業が阻害され、またジャッキ5の押圧力が管2の
一部分に局部的に作用するため管2がジャッキ5の伸張
方向に変形し易い。
【0005】一方、図5に示す管台の取付作業において
は、管台1を支持拘束するものがないので、管台1と管
2との溶接部分が管2の内面側に向けて変形する量(落
ち込み)が多いなどの問題があった。
【0006】本考案は、前述の実情に鑑み、管台等を管
に溶接する際に、管が変形するのを防止し得る管の変形
防止装置を提供することを目的としてなしたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の管の変形防止装置では、変形を防止すべき
管の内周部の曲率と略等しい曲率の外周部を有する環状
体を2分割した形状に形成された一対の半環状支持部材
と、分割端面が所定の間隔を置いて互いに平行に相対す
るように配置した前記半環状支持部材の分割端面を前記
の管の径方向に近接離反可能に連結する連結部材と、前
記半環状支持部材の分割端面間に挿入し得られ且つ半環
状支持部材を前記の管の径方向へ互いに離反させ得る間
隔拡大用具とを備え、一方の半環状支持部材を、前記の
管に設けた孔に挿入され且つ当該管に対して溶接すべき
部材の管内部へ突出する端部を支持し得るように形成し
ている。
【0008】
【作用】本考案の管の変形防止装置においては、連結部
材により連結した一対の半環状支持部材を、変形を防止
すべき管内に挿入し、両半環状支持部材の端部間に介在
させた間隔拡大用具を拡大方向へ作用させることによ
り、それぞれの半環状支持部材の外周部を管内周部に圧
接させて、溶接熱などの起因する管の変形を防止し、ま
た、管に設けた孔に挿入され且つ当該管に対して溶接す
べき部材を、一方の半環状支持部材で支持する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0010】図1から図3は本考案の管の変形防止装置
の一実施例を示すもので、図中、図4及び図5と同一の
符号を付した部分は同一物を表している。
【0011】26は一方の半環状支持部材であり、該半
環状支持部材26は、変形を防止すべき管2の内周部の
曲率と略等しい曲率の外周部を有する環状体を2分割し
た半環状形の板材で、管2の内周面に外周を当接して周
方向へ延び半径方向に所定の幅を有し、且つ管2に溶接
すべき管台1の端部に適合する形状に外周の中央部分を
成形された5枚の本体23と、面と面が互いに平行する
よう所定の間隔を置いて配列した前記5枚の本体23の
周方向の両端部を連結して本体23の並列方向へ延びる
所定幅の端部材24と、前記本体23の周方向の中央部
に固設され、本体23の半径方向に所定の幅を有し本体
23の並列方向へ貫通し且つ本体23の半径方向外側の
端部を前記管台1の端部に適合する形状に成形された管
台支持部材25とからなる。
【0012】30は他方の半環状支持部材であり、該半
環状支持部材30は、変形を防止すべき管2の内周部の
曲率と略等しい曲率の外周部を有する環状体を2分割し
た半環状形の板材で、管2の内周面に外周を当接して周
方向へ延び半径方向に所定の幅を有する5枚の本体27
と、面と面が互いに平行するよう所定の間隔を置いて配
列した前記5枚の本体27の周方向の両端部を連結して
本体27の並列方向へ延びる所定幅の端部材28と、前
記本体27の周方向の中央部に固設され、本体27の半
径方向に所定の幅を有し本体27の並列方向へ貫通する
縦通部材29とからなる。
【0013】前記の各半環状支持部材26,30を管2
内に挿入配置したときには、各々の端部材24,28が
互いに相対し且つ該端部材24,28の間に、後述のジ
ャッキ15を介在させるための所定の間隔が生じるよう
になっている。
【0014】前記端部材24,28には、半環状支持部
材26,30の径方向及び幅方向へ所定の間隔を置いて
各面8個ずつのボルト孔31が穿設され、端部材24,
28が所定の間隔を置き互いに平行して相対するように
配置した前記各半環状支持部材26,30の端部材2
4,28が近接離反し得るように端部材24,28の相
対する面に当接するナット13,13’を有するボルト
14が前記ボルト孔31に挿通されている。
【0015】そして、前記半環状支持部材26,30の
各端部材24,28の間には、ジャッキ15が挿入でき
るようになっている。
【0016】以下、本実施例の管の変形防止装置により
管の変形を防止する手順を説明する。
【0017】ボルト14により連結され環状に形成され
た一対の前記半環状支持部材26,30を、変形を防止
すべき管2内の管台1が溶接される部分に挿入し、該半
環状支持部材26,30の相対する端部材24,28の
間に挿入したジャッキ15を伸張する方向に作動させる
ことにより半環状支持部材26,30の本体23,27
の外周面、及び管台支持部材25の両端部を管2の内周
面に圧着し、ボルト14に螺合されているナット13’
を端部材24に当接する方向へ回すことによって前記ジ
ャッキ15により押圧されている半環状支持部材26,
30の端部材24,28の間隔を前記ボルト14により
保持固定する。
【0018】そして、管2に予め設けられている孔3に
管台1を挿入し、該管台1の端部を前記半環状支持部材
26の本体23及び管台支持部材25上に載置し、管台
1と管2の孔3の内縁部とを溶接する。
【0019】このように、本実施例では、ボルト14で
連結された半環状支持部材26,30を管2に挿入し、
半環状支持部材26,30の端部材24,28の間に介
在させたジャッキ15によって半環状支持部材26,3
0の外周部を管2の内周部に圧接させるので、溶接熱な
どに起因する管2の変形を防止することができ、また、
管2に溶接すべき管台1を、一方の半環状支持部材26
によって支持するので、管台1の位置決めが容易にな
る。
【0020】なお、本考案は前述の実施例にのみ限定さ
れるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0021】
【考案の効果】以上述べたように、本考案の管の変形防
止装置によれば下記のような優れた効果を奏し得る。
【0022】(1)両半環状支持部材の端部間に介在さ
せた間隔拡大用具でそれぞれの半環状支持部材の外周部
を管内周部に圧接させるので、管の内部に空間が形成さ
れて作業性が向上し、半環状支持部材の拡張力が管内周
に広く作用して管の真円を保持し易く、また、管の局部
的変形が生じ難くなり、溶接熱などに起因する管の変形
を完全に防止することができる。
【0023】(2)一方の半環状支持部材によって、管
の溶接すべき部材を支持するので、当該部材の位置決め
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の管の変形防止装置の一実施例の概略を
示す側断面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】従来の管台の取付作業の一例を示す正面図であ
る。
【図5】従来の管台の取付作業の他の例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 管台(溶接すべき部材) 2 管 13,13’ ナット(連結部材) 14 ボルト(連結部材) 15 ジャッキ(間隔拡大用具) 24,28 端部材(分割端面) 26,30 半環状支持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 41/00 - 41/08 F16L 1/00 - 1/26 B23K 37/053

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変形を防止すべき管の内周部の曲率と略
    等しい曲率の外周部を有する環状体を2分割した形状に
    形成された一対の半環状支持部材と、分割端面が所定の
    間隔を置いて互いに平行に相対するように配置した前記
    半環状支持部材の分割端面を前記の管の径方向に近接離
    反可能に連結する連結部材と、前記半環状支持部材の分
    割端面間に挿入し得られ且つ半環状支持部材を前記の管
    の径方向へ互いに離反させ得る間隔拡大用具とを備え、
    一方の半環状支持部材を、前記の管に設けた孔に挿入さ
    れ且つ当該管に対して溶接すべき部材の管内部へ突出す
    る端部を支持し得るように形成したことを特徴とする管
    の変形防止装置。
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JP2017080798A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 株式会社横山基礎工事 鋼管の矯正方法、鋼管の接合方法、形状保持器具

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