JPH075108U - 波付管用引留部材 - Google Patents
波付管用引留部材Info
- Publication number
- JPH075108U JPH075108U JP3423093U JP3423093U JPH075108U JP H075108 U JPH075108 U JP H075108U JP 3423093 U JP3423093 U JP 3423093U JP 3423093 U JP3423093 U JP 3423093U JP H075108 U JPH075108 U JP H075108U
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- JP
- Japan
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- corrugated pipe
- corrugated
- peripheral wall
- pipe
- attached
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 波付管への取付が簡単、かつ、確実で、取り
付けた時に外径を増大させることのない波付管用の引留
部材を提供する。 【構成】 波付管5の端部に取り付けられ、プーリング
部材2によって波付管を既設の管路内に引き込む際に使
用される管状の波付管用引留部材1。波付管5に内挿さ
れ、周壁1b外面が波付管の内面に対応した波付形状
で、周壁を弾性的に縮径変形可能にさせる二以上のスリ
ット1dが長手方向に沿って形成されている。
付けた時に外径を増大させることのない波付管用の引留
部材を提供する。 【構成】 波付管5の端部に取り付けられ、プーリング
部材2によって波付管を既設の管路内に引き込む際に使
用される管状の波付管用引留部材1。波付管5に内挿さ
れ、周壁1b外面が波付管の内面に対応した波付形状
で、周壁を弾性的に縮径変形可能にさせる二以上のスリ
ット1dが長手方向に沿って形成されている。
Description
【0001】
本考案は、既設の管路内に光ケーブル等を増設するために、予め既設の管路内 に小径の管を引き込む際に使用する波付管用引留部材に関する。
【0002】
都市部においては、道路の掘り返しに伴う交通渋滞の緩和、都市景観や防災性 の向上あるいは地下空間の多目的利用を目的に、道路の地下に形成した共同溝内 に、ガス管、水道管あるいは通信用メタルケーブルを敷設する鋼管等を配管して いる。このような各種配管の中で、メタルケーブル敷設用の配管においては、更 に光ケーブル等を増設することが望まれるようになってきた。
【0003】 即ち、近年のコンピュータやOA機器類に付随した光通信事業の発展により、 新たに光ケーブルの敷設が必要となった。このため、既設のメタルケーブル用配 管内に、光ケーブル増設用の可撓性を有する小径のプラスチック製波付管を予め 引き込んでおき、必要に応じて前記小径の波付管内に光ケーブルを敷設するので ある。
【0004】
ところで、既設の管路内に小径の波付管を引き込む際、波付管の端部に引留部 材を取り付け、この引留部材をプーリング部材で引っ張りながら既設の管路内に 引き込んでいる。 このような引留部材として、例えば、波付管の端部にワイヤネットを被せ、こ のネットの外周を仕上テープで被覆したものが実用化されている。
【0005】 しかし、ワイヤネットを用いた場合、波付管端部の外径が大きくなる結果、波 付管を既設の管路内に引き込む際の引張荷重が増大し、波付管の引込長さが制限 されてしまう。 また、既設の管路内にメタルケーブル等が敷設されている場合には、波付管を 引き込む際に、仕上テープが摩擦で剥がれ、露出したワイヤネットによってメタ ルケーブル等の被覆を傷付けてしまう。このため、ワイヤネットは、引留部材と しては必ずしも好ましくないという問題がある。
【0006】 一方、他の引留部材として、ワッシャとナットを取り付けたアイボルトを使用 するものも知られている。この場合は、波付管の端部を加熱して軟化させてアイ ボルトの端部に巻き付けるものである。 しかし、このアイボルトを使用する場合は、作業者の熟練度によって波付管を 巻き付けたときの引張強度がばらつき、確実で強固な波付管の引き込みを達成す るには不向きである。
【0007】 また、更に他の引留部材として、波付管の端部に被着するコネクタも知られて いる。このコネクタは、波付管に簡単に取り付けることができ、プーリング部材 による管路内への引き込みも確実に行うことができるという利点を有している。 しかし、ワイヤネットを用いる場合と同様に、波付管のコネクタを被着した部 分における外径が増大し、既設の管路内へ引き込むことができる波付管の外径が 制限されるうえ、波付管の長さも制限されるという問題がある。
【0008】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、波付管への取付が簡単、かつ、確 実で、取り付けた時に外径を増大させることのない波付管用の引留部材を提供す ることを目的とする。
【0009】
本考案によれば上記目的を達成するため、波付管の端部に取り付けられ、プー リング部材によって該波付管を既設の管路内に引き込む際に使用される管状の波 付管用引留部材において、前記波付管に内挿され、周壁外面が前記波付管の内面 に対応した波付形状で、前記周壁を弾性的に縮径変形可能にさせる二以上のスリ ットが長手方向に沿って形成された構成としたものである。
【0010】 波付管用引留部材は、好ましくは、波付管に取り付け後における、周壁の弾性 的な縮径変形を防止する補強部材を内部に挿着する。
【0011】
波付管用引留部材は、管壁を持って中心方向へ押圧すると、前記二以上のスリ ットによって、周壁が弾性的に縮径変形する。このため、波付管に内挿した後、 押圧力を解除すると、引留部材は波付管の端部に簡単に嵌合され、波付管内にし っかりと係合する。
【0012】 この引留部材をプーリング材で引き回すことにより、波付管を既設の管路内に 引き込む。 このとき、前記引留部材は、周壁の弾性的な縮径変形を防止する補強部材を内 部に挿着すると、既設の管路内に引き込むときに作用する引張荷重が大きい場合 であっても、波付管との嵌合状態が確実に保持される。
【0013】
以下、本考案の一実施例を図1乃至図5に基づいて詳細に説明する。 波付管用引留部材(以下、「引留部材」という)1は、略円筒状のプラスチッ ク、例えば、ABS樹脂からなる部材で、図2に示すように、図中左方に位置す る後部側からテーパ部1a、波付部1b及び前縁部1cが形成され、周壁には長 手方向に4本のスリット1d(図3参照)が設けられている。
【0014】 テーパ部1aは、周壁の後部側が小径で波付部1b側に向けて拡径するテーパ 状に形成された部分で、小径側の端部を突出させて波付管5(図1参照)に内挿 される。 波付部1bは、テーパ部1aに隣接する周壁が管軸と平行で、周壁外面が波付 管5の内面に対応した波付形状に成形されている。波付部1bは、周壁外面を波 付管5の内面に係合させて、引留部材1を波付管5の端部に取り付ける。
【0015】 前縁部1cは、波付管5に内挿される前部側が僅かに縮径するように成形され ている。 スリット1dは、テーパ部1aの略中央から前縁部1cまで長手方向に沿って 形成され、周壁に弾性を付与して波付部1bから前縁部1cの部分を弾性的に縮 径変形させる。
【0016】 本考案の引留部材1は以上のように構成され、以下のようにして使用される。 先ず、引留部材1に、プーリング用の牽引ボルト2(図1参照)を、頭部2a が内壁面に当接するように前縁部1c側から挿通する。 次に、牽引ボルト2を挿通した引留部材1の波付部1bを保持し、周壁を中心 方向へ押圧する。これにより、引留部材1は、4本のスリット1dによって付与 された弾性により、波付部1b及び前縁部1c側が、図4に矢印で示すように弾 性的に縮径変形する。
【0017】 次いで、波付部1b及び前縁部1c側を縮径変形させた状態で、引留部材1を 前縁部1c側から波付管5の端部に内挿し、中心方向への押圧を解除する。する と、引留部材1は、波付部1bが前縁部1cと共に元の状態に弾性的に復帰し、 図1に示すように、波付部1bの外面が波付管5の内面と係合して、波付管5の 端部に簡単に嵌合される。
【0018】 このとき、図示のように、引留部材1は、波付部1bの波付形状に成形され複 数の山あるいは谷の部分で波付管5の内面と係合している。このため、引留部材 1は、波付管5との接触面積、従って、摩擦が大きい。この結果、引留部材1は 、牽引ボルト2により波付管5を既設の管路内に引き込む際に、牽引ボルト2か ら図中矢印Aで示す方向に引張荷重が作用しても、波付管5との嵌合状態が保持 され、容易に外れるようなことはない。
【0019】 また、引留部材1は、波付管5に内挿させて取り付けるため、波付管5の外径 がこの部分で増大することがなく、既設の管路内に引き込む際に不要な抵抗を発 生させることも防止される。 ここで、引留部材1は、図5に示すように、補強駒3を内部に挿着してもよい 。補強駒3は、外形を引留部材1の内部形状に対応させて、テーパ部1a側にテ ーパ部3aが、中心に牽引ボルト2を挿通する挿通孔3bがそれぞれ設けられた 略円筒状のプラスチック、例えば、ABS樹脂からなる部材で、前縁部1c側に はすりばち状に窪んだ凹部3cが形成されている。
【0020】 補強駒3を引留部材1の内部に挿着すると、引留部材1を取り付けた波付管5 を牽引ボルト2で既設の管路に引き込む際、作用する引張荷重が大きい場合に効 果的である。 即ち、牽引ボルト2に大きな引張荷重が作用すると、補強駒3は、牽引ボルト 2の頭部2aによって、引留部材1のテーパ部1a側に移動させられる。この結 果、補強駒3が引留部材1との間に僅かな隙間を残して内嵌された状態となり、 作用する引張荷重による波付部1b及び前縁部1cの縮径変形が防止され、引留 部材1と波付管5との嵌合状態が確実に保持される。
【0021】 尚、上記実施例では、引留部材1は、4本のスリット1dが設けられているも のについて説明した。しかし、スリット1dは、少なくとも二以上あり、周壁を 弾性的に縮径させて波付管5に内挿できれば、4本に限定されるものでないこと はいうまでもない。
【0022】
以上の説明で明らかなように、本考案によれば、波付管への取付が簡単、かつ 、確実で、取り付けた時に外径を増大させることのない波付管用引留部材が提供 される。 また、この引留部材は、内部に周壁の弾性的な縮径変形を防止する補強部材を 挿着すると、既設の管路に引き込む際に、大きな引張荷重が作用しても、波付管 との嵌合状態を確実に保持することができる。
【図1】本考案の引留部材に係る一実施例を示すもの
で、引留部材を波付管に取り付けた使用状態を半断面に
して示した正面図である。
で、引留部材を波付管に取り付けた使用状態を半断面に
して示した正面図である。
【図2】引留部材の斜視図である。
【図3】引留部材を後部側から見た側面図である。
【図4】引留部材を長手方向に沿って切断した断面図で
ある。
ある。
【図5】図1に示す引留部材に補強部材を挿着した状態
を半断面にして示した正面図である。
を半断面にして示した正面図である。
1 引留部材 1b 波付部(周壁) 1d スリット 2 牽引ボルト(プーリング部材) 3 補強駒 5 波付管
Claims (2)
- 【請求項1】 波付管(5)の端部に取り付けられ、プ
ーリング部材(2)によって該波付管を既設の管路内に
引き込む際に使用される管状の波付管用引留部材(1)
において、前記波付管に内挿され、周壁(1b)外面が
前記波付管の内面に対応した波付形状で、前記周壁を弾
性的に縮径変形可能にさせる二以上のスリット(1d)
が長手方向に沿って形成されたことを特徴とする波付管
用引留部材。 - 【請求項2】 前記波付管に取り付け後における前記周
壁の弾性的な縮径変形を防止する補強部材(3)が内部
に挿着される、請求項1の波付管用引留部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3423093U JPH075108U (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 波付管用引留部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3423093U JPH075108U (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 波付管用引留部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075108U true JPH075108U (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=12408352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3423093U Pending JPH075108U (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 波付管用引留部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075108U (ja) |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP3423093U patent/JPH075108U/ja active Pending
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