JP2894044B2 - 地中埋設ケーブル管路用テンションメンバー付フレキシブルパイプ - Google Patents

地中埋設ケーブル管路用テンションメンバー付フレキシブルパイプ

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JP2894044B2
JP2894044B2 JP3273524A JP27352491A JP2894044B2 JP 2894044 B2 JP2894044 B2 JP 2894044B2 JP 3273524 A JP3273524 A JP 3273524A JP 27352491 A JP27352491 A JP 27352491A JP 2894044 B2 JP2894044 B2 JP 2894044B2
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JP
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pipe
tension member
underground cable
corrugated
flexible pipe
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他吉 斎藤
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Hitachi Cable Ltd
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は可撓性を有する並付け
パイプで、電力ケーブルなどを地中に埋設するときに使
用する、地中埋設ケーブル管路用テンションメンバー付
フレキシブルパイプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の地中埋設ケーブル管路用波付パイ
プの構成を図の断面図および図のその軸方向の断面
図に示す。即ち、波付パイプの管部1は螺旋状にその軸
方向に波形を形成しているため可撓性を有し、このため
次のような長所を有し各方面に使用されている。
【0003】(1)製品を把またはドラムに巻き付ける
ことができるため、長尺品の製造が可能である。
【0004】(2)長尺であるが故に接続部の少ない
中埋設ケーブル管路を構築することができ、接続作業が
大幅に少なくてすみ、保守点検が容易で経済性に富んで
いる。
【0005】(3)管部に軸方向に波状の凹凸を有する
ため、周方向の剛性が大きく、外圧、内圧に対する抗力
が大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この波
付パイプ1を図に示すように軸方向に矢印Tで示すよ
うに引張ると、波形が偏平なパイプ1aとなり、周方向
の剛性が直管のように小さくなる。これは、パイプの波
形がパイプの軸方向に螺旋状に連続性を有しているため
に起こり得るものである。このように波形に変形を受け
偏平なパイプ1aが、例えば、図に示すように上下
方向から圧縮力Pを受けると、容易に押し潰されて断面
が舟形状の管1bとなってしまう。
【0007】このため、この波付パイプの布設にはあま
り張力が加わらないようにしなければならない。特に
地中に埋設するような場合には土壌を堀りおこし、埋設
後埋め戻しを行う工法が取られている。
【0008】しかし、最近都市部では種々の制約から路
上などを掘り起こすことが困難になっており、地中に穴
を明けるシールド工法などが採られるようになった。例
えば、ケーブルなどを布設する管路などをこのようなシ
ールド工法によれば、予め明けられた穴に直管を接続し
ながら押し込む方法、または何らかの方法で穴を通した
ワイヤーロープなどで直管を接続しながら引き込む方法
がある。直管の場合は直管の単位長の分だけ大きな搬入
のためのマンホールが必要となる。また、直管は波付パ
イプより周方向の剛性が小さいため、その分肉厚の厚い
パイプが必要となる。
【0009】一方、波付パイプをワイヤーロープなどで
引き入れる場合は、穴とパイプの摩擦および崩れ落ちた
土砂などの抵抗により大きな張力がワイヤーロープおよ
び波付パイプに加わることになり、先に指摘したように
波形が扁平になり、このため周方向の剛性が小さくなる
とともに圧縮強度が弱くなり、扁平になってしまう場合
がある。このため、波形が偏平にならない程度の短い長
さしか引き入れられないことになる。
【0010】例えば、電力ケーブルを地中に埋設するの
に使用される波付硬質ポリエチレンパイプの呼称10
0φのものを、前記シールド工法で掘った穴に引き入れ
る場合の許容長は約25m程度であり、これより小サイ
ズの波付硬質ポリエチレンパイプではもっと短かな長さ
となる。
【0011】この発明の目的は、前記した従来技術の欠
点を解消し、引き入れ長さを長くすることのできる地中
埋設ケーブル管路用テンションメンバー付フレキシブル
パイプを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、パイプ外周
の軸方向に対し螺旋状の波形に形成したフレキシブル性
を有するパイプにおいて、その長手方向に本の波形を
有しない棒状のテンションメンバーを波付パイプの軸に
対して対称に且つ波付パイプの内外側に鰭状に突出し該
パイプの山と谷に一致する外径の断面円形にして設け、
さらに当該棒状のテンションメンバーのそれぞれの中に
波付パイプと異なる材質の別のテンションメンバーとな
る鋼撚り線を入れたことを特徴とする地中埋設ケーブル
管路用テンションメンバー付フレキシブルパイプであ
【0013】
【作用】フレキシブルパイプのテンションメンバーとし
て波形を有しない棒状部を設けたことにより、抗張力性
を大幅に向上させることができる。また、当該テンショ
ンバーの中に、波付パイプとは異なる材質のテンション
メンバーとなる鋼撚り線を入れたことにより、引張力に
対する抗力をさらに大きくすることができ、延いては、
地中埋設ケーブル管路用パイプとして長尺の引入れを可
能にしたものであ る。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例を示す図1に基づい
説明する。この図1は地中埋設ケーブル管路用テンシ
ョンメンバー付フレキシブルパイプの構成を示す軸方向
の断面である。即ち、テンションメンバー付フレキシブ
ルパイプ10は、外周に螺旋状の波形が形成されてお
り、この外周の一部で波付パイプの軸に対して対称とな
る2箇所(図面上左右)に棒状のテンションメンバー2
が軸方向に連続して形成されている。
【0015】これらのテンションメンバー2の形状は、
それぞれ図1に横断面で示したように波付パイプ10の
山と谷を直径とする断面円形に形成し、波付パイプ10
の内外側に鰭状に突出するように設けられている。而
も、このテンションメンバー2の中には波付パイプ10
(硬質ポリエチレンパイプ)とは異なる材質のテンショ
ンメンバーとなる鋼撚り線3を入れてなるものである。
【0016】
【発明の効果】以上のような構成からなる本発明の地中
埋設ケーブル管路用テンションメンバー付フレキシブル
パイプによれば、図1においてテンションメンバー2,
3のある左右方向では剛性が極めて高く屈曲しないが、
上下方向についてはフレキシブルパイプ本来の可撓性を
有するものとなり、前者のテンションメンバー2,3に
よってパイプ10を穴に引き入れる時の伸びを防止する
ことができ、上下方向の可撓性を利して把巻きまたはド
ラム巻きにより長尺品の生産が可能となり、長尺延線を
可能となる。
【0017】特に、テンションメンバーを、パイプ自身
の棒状の部分2とこの部分の中に入れた鋼撚り線3で構
成しているので、引張力に対する抗力を極めて大きくす
ることができ、因みに、前者の棒状のテンションメンバ
ー2のみで構成する場合よりもパイプ自身の伸びを生じ
させずに引き入れできる長さをより大きくすることが
能となる。
【0018】このように、この発明のテンションメンバ
ー付フレキシブルパイプは、長尺のパイプとして地下に
設けた穴に引き入れができる。このため、管路構築には
路面,地表を掘り起こす必要がないため、人や自動車な
どの交通制限を行う必要もなくなり、また、交通量の多
い日中でも作業ができる効果がある。さらに、最も大き
なメリットとしては、土壌を掘り起こすことがいらなく
なるため、非常に経済的に管路の構築を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の地中埋設ケーブル管路用
テンションメンバー付フレキシブルパイプの構成を示す
横断面図。
【図2】従来の地中埋設ケーブル管路用波付パイプの一
例の構成を示す縦断面図。
【図3】図2に示す波付パイプの横断面図。
【図4】図2に示す波付パイプを軸方向に張力を加えた
時の問題点を示す縦断面図。
【図5】図4に示す波付パイプで上下方向から押し潰さ
れるようとする時の問題点を示す横断面図。
【符号の説明】10 波付パイプ テンションメンバー 3 鋼撚

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ外周の軸方向に対し螺旋状の波形に
    形成したフレキシブル性を有するパイプにおいて、その
    長手方向に本の波形を有しない棒状のテンションメン
    バーを波付パイプの軸に対して対称に且つ波付パイプの
    内外側に鰭状に突出し該パイプの山と谷に一致する外径
    の断面円形にして設け、さらに当該棒状のテンションメ
    ンバーのそれぞれの中に波付パイプと異なる材質の別の
    テンションメンバーとなる鋼撚り線を入れたことを特徴
    とする地中埋設ケーブル管路用テンションメンバー付フ
    レキシブルパイプ。
JP3273524A 1991-09-26 1991-09-26 地中埋設ケーブル管路用テンションメンバー付フレキシブルパイプ Expired - Lifetime JP2894044B2 (ja)

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JPH0587274A JPH0587274A (ja) 1993-04-06
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