JP2545352B2 - 電力ケ−ブルの布設方法 - Google Patents

電力ケ−ブルの布設方法

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JP2545352B2 JP4517785A JP4517785A JP2545352B2 JP 2545352 B2 JP2545352 B2 JP 2545352B2 JP 4517785 A JP4517785 A JP 4517785A JP 4517785 A JP4517785 A JP 4517785A JP 2545352 B2 JP2545352 B2 JP 2545352B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はPOF(パイプタイプオイルフイルド)ケー
ブルを除く単心コア3条の電力ケーブルの布設方法に関
する。
〔従来の技術〕 電力ケーブル単心コア3条を、管路内に引き込む従来
の布設方法としては次の2つの方法がある。
(イ) 単心コア3条を予めケーブル製造工場におい
て、第5図に示すように、単心コア(2)3条を同一方
向に撚合せ、その後ドラムに巻回し布設現場まで運搬し
て、前記撚合された3条を一括して布設していた。
即ちケーブル布設時には単心コアを撚合す工程なしに
布設していた。
(ロ) 単心コアを1条づつ製造工場においてドラムに
巻回し、該ドラムを布設現場まで運搬して、第6図(概
略縦断面図である)および第7図(第6図中(a)部の
概略平面図である)に示す位置に単心コアを巻回したド
ラム(3)を配置して、この場合も前記(イ)の方法と
同様ケーブル布設時には単心コアを撚合す工程なしに布
設していた。更に詳述すると、単心コア3条を布設しよ
うとするスパンの一端の人孔(1)の近傍地上に単心コ
ア(2)を1条巻回したドラム(3)を3ケ配置し、他
端の人孔(4)の近傍地上にウインチ車(5)を配置す
る。次に各々のドラム(3)から、単心コア(2)を引
き出し、人孔(1)内に仮設されたガイドパイプ(6)
の端部(7)の近傍で各々の単心コア(2)の3条の先
端を正三角形配列としてプーリング(8)を取付け、該
プーリング(8)の先端に予め管路(9)およびガイド
パイプ(6)内に引き入れておいた牽引用ワイヤー(1
0)を取付け、ウインチ車(5)を駆動することにより
図中矢印の方向にケーブルが引き入れられることとな
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述(イ)の布設方法では、単心コア3条を予めケー
ブル製造工場において、単心コア3条を同一方向に撚合
せた後ドラムに巻回し布設現場まで運搬していたため
に、単心コア(2)の外径が大きくなると、ドラム運搬
上の重量、外径寸法の制約上から単心コア(2)3条の
運搬可能長が極端に短くなる。運搬可能長が極端に短く
なると、ケーブル接続ケ所が増えるばかりでなく、前記
接続のための人孔(1)の数量が増え非常に不経済とな
る。更には近年では地下埋設物が交錯し、交通事情も悪
化の一途をたどつている傾向にあり、前記人孔(1)の
構築すら困難な立地条件のケ所も増えており、運搬可能
長の増大化が望まれている。
前述(イ)の問題点を解決する一つの方法として、前
述(ロ)の布設方法があるが、前述(ロ)の布設方法で
は、単心コア(2)の3条の先端を正三角形配列とし
て、プーリング(8)に取付けるのみで、ケーブル布設
開始後から布設完了まで単心コア(2)の3条をバイン
ダ等により結束する作業は一切行なっていない。
一方管路内布設の場合、ケーブル布設スパンは、通常
1スパン当り250〜300m程度あり、この間、管路(9)
に曲り部があると、この曲り部では第3図に示すように
単心コア(2)の正三角形配列がくずれてしまい、平行
配列に近い配列(云わゆるクレードル配列)となる。ク
レードル配列となった場合、管路(9)の内径(D)と
単心コア(2)の外径(d)の各々の寸法によっては、
第4図に示すように、3条が全く平行に並んで、ケーブ
ル布設最中に異常な布設張力が加わり、コア同士が互い
に食い込み合い、コアに損傷を与えるのみならず、ケー
ブル布設が不可能となる事態にまで至ることがある。
このような事態を避けるために、管路(9)の内径を
選定する時には、一般的には2.85<D/d<3.15(この関
係をジヤムレシオという)を危険範囲として、この範囲
を避けるように管路(9)の内径を選定しており、時に
は大き目(D/d>3.15の条件)の管路(9)を採用せざ
るを得ぬ場合があった。また既設のケーブルが容量不足
となり、管路は既設のものを使用しケーブル導体サイズ
をupさせる必要が生じた場合、前記ジヤムレシオの問題
から、導体サイズをupしたケーブルを引き入れすること
が不可能であったり、不必要に、単心コア(2)の外径
(2)を大きくする必要があった。
また、直線部の鋼管中に布設されたケーブルコアはほ
とんど直線であり、鋼管の曲り部が少なく、ケーブルコ
アの熱伸縮や、車両走行の影響によるケーブルコアの移
動(云わゆる波乗現象)を吸収する余裕が少ない場合に
は、ケーブルコアの接続部へ前記の熱伸縮、移動が集中
し、接続部の電気破壊事故の恐れがあった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は前記問題点に鑑みなされたもので、安価で
且つ信頼性の高い電力ケーブル線路建設のためのケーブ
ル布設方法を提供するものである。
前記問題点を解決するための、この発明の特徴は、単
心コア3条を、一つの管路内に引き込む電力ケーブルの
布設において、前記単心コア3条を前記管路のケーブル
入口端部と単心コアを巻回したドラム間で、一つの撚り
ピッチの撚り角度を30〜360゜として、1つの撚りピッ
チ毎交互に各々逆方向に撚りながら正三角形配列に集合
し、前記正三角形配列がくずれないようにバインダを施
しつつ管路内に引き込むところにある。
〔実施例〕
以下、添付図に基いて、この発明の布設方法の実施例
を説明する。
第1図は概略縦断面図であり、第2図−(i)は第1
図中(b)部の概略平面図であり、第2図−(ii)は第
2図−(i)中のA−A′視図、第2図−(iii)は第
2図−(i)中のB−B′視図である。図中、第6図お
よび第7図と同一記号は同一部位を示す。
第1図および第2図に示すように、本実施例では集合
装置(13)およびバインダ装置(12)をドラム(3)と
管路のケーブル入口端部(9)′間に配置し集合装置
(13)により単心コア3条を第2図−(i)に示すよう
な正三角形配列に集合し、この集合された単心コア3条
の外周上にバインダ装置(12)により、第2図−(ii
i)に示すようにバインダ(14)を螺旋状に施しながら
管路(9)内にケーブルを引き込んでいる。集合装置
(13)およびバインダ装置(12)そのものの構成は工場
内等で一般的に使用されているもので良い。勿論、スペ
ース的に制約のある布設現場用にコンパクトに改良した
ものであれば更に有用であることは云うまでもない。
集合装置(13)の集合ダイスの半径方向の断面は、単
心コア3条を単に正三角形配列に集合する場合は(撚ら
ない場合を云う)第8図の(15)に示す通り円形状であ
れば良いが、本願発明のように撚る場合には、集合ダイ
スの半径方向の断面は、たとえば第9図の(16)に示す
ように、単心コア(2)の外周に接する側は、半円形状
とし、このダイス(16)を円形リング(17)にそれぞれ
固着し、円形リング(17)を交互に逆方向に回転するこ
とにより、単心コア3条を正三角形配列に集合しつつ、
交互に各々逆方向に撚ることができる。
ここで云う撚り角度はダイス(16)または円形リング
(17)の回転角度と同義であり、また、1つの撚りピッ
チとは、撚りの方向が連続して同一方向である区間を云
う。撚り角度は、単心コア(2)の外径、導体サイズ、
1つの撚りピッチ長、およびケーブルコアの熱伸縮量、
移動量等により適宜設定すれば良いが、30゜〜360゜程
度の範囲が好ましい。30゜以下であれば撚りの効果が不
十分となり、360゜以上とすると、ダイスに過大な力が
加わり、ケーブルコアに傷がつく恐れがある。バインダ
(14)の材質としては、アルミ、ステンレス、銅、プラ
スチックのいずれか又はこれらの複数を組み合せたもの
等が考えられるが、機械的強度上からステンレスが好ま
しい。又それらの形状としてはテープ状のものも考えら
れるが、布設時の管路との摩擦軽減化を考慮すると第10
図の斜視図に示すような断面半円形状のものを平面側に
ケーブルに接するように巻回するのが好ましい。
なお、ケーブル布設時のケーブル引き入れ張力が非常
に大きく、撚りがもとに戻る恐れがある場合には、ケー
ブルの長さ方向に適当間隔で形状保持のスペーサを入れ
たり、正三角形配列された単心コア3条の中央部にテン
シヨンメンバを撚らずに設け、このテンシヨンメンバを
牽引すれば良い。
〔効 果〕
以上の通り、この発明の方法によると、単心コア3条
を引き入れるための管路の内径を小さくすることが可能
となるばかりでなく増容量のため、導体サイズをupした
単心コア外径の大きいケーブルに引き替える際従来では
管路ごと引き替えが必要であったものが本発明の方法に
よると、管路はそのまま再使用し、前記コアの大きいケ
ーブルに引き替える事ができ、その経済的効果は絶大で
ある。
また前述(イ)の布設方法での問題点であった運搬可
能長が増大することによりケーブル接続ケ所及び人孔構
築ケ所が減少し経済的効果はもとより従来ケーブル線路
建設不可能と考えられていた立地条件に対しても対応可
能となるものである。
更には、一つの撚りピッチの撚り角度を30〜360゜と
し、1つの撚りピッチ毎交互に各々逆方向に撚っている
ので容易に撚ることができ、撚るための装置が小型化さ
れ、限られた作業スペース内での作業性が飛躍的に向上
する。又、前記効果に加え、長期間にわたるケーブルコ
アの熱伸縮や、移動がケーブルコアの撚りがもどった
り、更に撚りが加わることにより吸収されることとな
り、ケーブルコア接続部における前記熱伸縮対策や、移
動対策等が不要となる効果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の布設方法の実施例を示す概略縦断
面図であり、第2図−(i)は第1図中(b)部の概略
平面図であり、第2図−(ii)および第2図−(iii)
は第2図−(i)中のそれぞれA−A′視図、B−B′
視図である。第3図は管路内に単心コア3条が引き込ま
れた部分の横断面図。第4図はジヤムレシオD/d=3の
場合の横断面図である。第5図は単心コア3条を同一方
向に撚合せた状態の斜視図、第6図は従来の布設方法を
示す概略断面図であり、第7図は第6図中(a)部の概
略平面図である。第8図は単心コア3条を単に正三角形
配列に集合する場合の集合ダイスの半径方向の断面図で
ある。第9図は撚る場合の集合ダイスの半径方向の断面
図である。第10図は断面半円形状のバインダ斜視図であ
る。 2……単心コア、3……ドラム、9……管路、9′……
管路端部、12……バインダ装置、13……集合装置、14,1
8……バインダ、15,16……集合ダイス

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単心コア3条を、一つの管路内に引き込む
    電力ケーブルの布設において、前記単心コア3条を前記
    管路のケーブル入口端部と単心コアを巻回したドラム間
    で一つの撚りピッチの撚り角度を30〜360゜として、1
    つの撚りピッチ毎交互に各々逆方向に撚りながら正三角
    形配列に集合し、前記正三角形配列がくずれないように
    バインダを施しつつ管路内に引き込むことを特徴とする
    POFケーブルを除く電力ケーブルの布設方法。
JP4517785A 1985-03-07 1985-03-07 電力ケ−ブルの布設方法 Expired - Lifetime JP2545352B2 (ja)

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