JPH0740968Y2 - 吹き流しによる管路内布設用光フアイバケーブル - Google Patents

吹き流しによる管路内布設用光フアイバケーブル

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JPH0740968Y2
JPH0740968Y2 JP1989130038U JP13003889U JPH0740968Y2 JP H0740968 Y2 JPH0740968 Y2 JP H0740968Y2 JP 1989130038 U JP1989130038 U JP 1989130038U JP 13003889 U JP13003889 U JP 13003889U JP H0740968 Y2 JPH0740968 Y2 JP H0740968Y2
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optical fiber
fiber cable
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JP1989130038U
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貞二 鈴木
佳浩 滝平
道雄 末松
洋二 小池
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は管路内に光フアイバケーブルをエアーの吹き
流しにより引き入れるのに好適な光フアイバケーブルに
関するものである。
[従来の技術] 地中にまたはビル内に予め布設された管路内に光フアイ
バケーブルを布設する場合、その管路内に予めサブパイ
プの複数本を引き入れておき、それらのサブパイプの中
に需要増に応じて順次光フアイバケーブルを引き入れて
いくことが行なわれている。また電力ケーブル、通信ケ
ーブル等の電気ケーブルと光フアイバケーブルとを1つ
の管路内に共通して布設される場合には、電気ケーブル
の引き入れ時に同時に光フアイバケーブルの引き入れ専
用のパイプの複数本を、電気ケーブルと並行してまたは
その周囲に螺旋状に巻き付けて引き入れておき、後に必
要になった時に、順次その各パイプ内に光フアイバケー
ブルを引き入れることが行なわれている。
このように、光フアイバケーブルの引き入れに専用のパ
イプの複数本を管路内に予め引き入れておくのは、将来
予想され、かつ収納し得る本数の光フアイバケーブルを
最初から管路内に引き入れておくのは不経済であるから
であり、また需要増の応じて既設ケーブルが存在する残
りの空間に後から光フアイバケーブルを引き入れようと
するとき、それを引っ張るための通線ワイヤを事前に通
しておく必要があり、その線通し作業において通線ワイ
ヤが既設ケーブルと管路内壁との接触する狭い隙間に落
ち込んで動かなくなったり、後からの光フアイバケーブ
ルの引き入れそのものにも同様の現象が生じるからであ
る。
上記のサブパイプ内に光フアイバケーブルを引き入れる
にはその前に通線ワイヤが引き入れられるが、そのため
にはワイヤの先端にパラシユート状の受風体を取り付
け、正圧送風してあるいは負圧吸引することにより引き
入れている。このような受風体をサブパイプ内に通すた
めに、サブパイプはあまり小さな内径のものとする訳に
はいかず、サブパイプの径を大きくすると管路内に収納
し得るサブパイプの本数も少なくなって、光フアイバケ
ーブルの後布設本数にも制限を受けることになる。
上記の受風体を使用せず鋼線、FRP線のごとき抗張力線
を通線ワイヤとして管路の端部から押し込むことも行な
われており、この場合はサブパイプとしてかなり小径の
ものを使用することができるが、挿入可能長はせいぜい
100mかそれ以下であって、1スパンの管路長が300m以上
にもなると、この方法はとても採用する訳にはいかなく
なる。
上記の方法はいずれも光フアイバケーブルを、その先端
を引っ張ることによってサブパイプ内に引き入れるもの
であるが、管路に曲がり部があるときはそこに大きな摩
擦力を生じ、光フアイバケーブルにはその進行のために
大きな張力が加えられることになる。通常光フアイバケ
ーブルには抗張力線が内蔵されていて、そのような大き
な張力にも十分耐え得るものの、曲がり部においてパイ
プ内壁から大きな押圧力が与えられて、光フアイバに悪
い影響を与えることになる。
これらの諸問題を解決するものとして、近年吹き流し工
法とも呼ぶべき引き入れ方法が開発された。これは電力
ケーブルや通信ケーブル等のメタルケーブルのごとき重
量の大なるケーブルには適用しにくいが、光フアイバケ
ーブルのごとき単位長さ当たりの重量が比較的軽量のケ
ーブルの引き入れに適用されて好適のものである。
その工法はパイプ内に光フアイバケーブルを引き入れる
のに、その入り口から光フアイバケーブルを送り込むと
同時に非常に高速でエアを吹き流し、その気流にケーブ
ルを乗せて走行させる方法である。この工法によるとき
は、光フアイバケーブルをその先端にのみ推進力を与え
るということをせず、その全長に亙って各部にほぼ一様
に推進力が与えられるので、長尺ものであってもケーブ
ルには過大の張力が掛からないため、電気ケーブルがす
でに引き入れられているところでも、また管路に曲がり
部があっても、引き入れが可能となるものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この方法は光フアイバケーブルを気流に
乗せて運ぶとはいえ、長尺物であってしかも通常その外
周面に吹き流されるエアを受けるための突起も持たず、
エアの吹き流しによるケーブル外周面に対する摩擦力に
よってケーブルを進行させるものであるから、エアをか
なりの高速で吹き流す必要がある。
このエアーの吹き流しによってケーブルに加えられる力
は、それが引き入れられる管路の内周の長さとケーブル
外周の長さとに比例することが知られている。しかしケ
ーブルが管路内に進行するとき、ケーブルの下面が管路
の内壁に接しているため、この部分のケーブル外面と管
路内壁とにはエアーが当たらないので、その分だけ推進
力は割り引かれ、かつ流速を減少させる抵抗が大きくな
る。その上、上記の管路とケーブルとが接する部分の間
の摩擦もまた推進力を減少させる原因となっている。
この推進力の減少要因を少なくするために、光フアイバ
ケーブルの外周に螺旋状にコルデルを巻き付けることに
より管路に対する摩擦力を減少させると同時に、螺旋に
よるエアの流れ方向に直角成分の受風による推進力の増
加を図ったもの、管路の内壁全周に複数の長手方向に延
びる突条を形成することにより、管路の内周の長さを大
とすると共にケーブルと管路との接触面積を小としたも
の等が提案されているが、前者は螺旋状受風面によりケ
ーブルを捻回させる力を生じさせることになり、また管
路内面に例えば管路の接続部分その他に小さくても凹凸
があれば、螺旋コルデルがそれに引っ掛かる原因とな
り、後者にあっては、管路とするパイプの内面に形成す
る長手方向の突条は外部から肉眼で検査することができ
ないために、そのままではケーブルの走行に支障を来す
恐れがあり、たとい突条に異常が発見されたとしてもそ
の修理は困難である。
[課題を解決するための手段] この考案は上記の吹き流し工法を実施するのに好適な光
フアイバケーブルの1つの構造を提供すし、上記の諸問
題の解決を図ろうとしたものであって、光ファイバケー
ブルの外部被覆の外周面に、光ファイバケーブルの長手
方向に平行に連続して延びる複数の突条を、横断面で見
て等間隔に形成したものである。
[作用] 上記のようにこの考案ではケーブル外周面に複数の長手
方向に突条を形成したので、ケーブルの外周の長さは単
なる円形の場合と比較して明らかに長く、したがってケ
ーブルに対するエアの摩擦による推進力はその長さに比
例して大となるばかりでなく、管路内壁に対して1〜2
条の突条の山部が接触しているだけであるので、ケーブ
ルの下面およびそれに対応する管路内壁にもエアが接し
て吹き流され推進力として作用することになり、また突
条の先端だけが管路内面に接触していることにより、そ
の間の接触摩擦も小さくなる。さらに突条は外部被覆を
断面で見て複数が等間隔に配列形成されているので、周
囲に与えられる推進力は各部一様であり、したがって引
き入れ中にケーブルを横方向にぶれさせることがない。
さらにまた突条はケーブルの外周面に形成されているの
で、突条の状態は肉眼で検査可能であり、もしも異常が
発見された場合でも直ちにその箇所を修理することがで
きる。
[実施例] つぎに図面を参照してこの考案の吹き流しによる管路内
布設用光フアイバケーブルの構造の実施例を説明する。
第1図および第2図はその1実施例の斜視図および横断
面図であって、1は抗張力線例えば鋼線、2はその周囲
に螺旋状に巻き付けた複数本の光フアイバ、3はその周
囲に巻き付けた押さえ巻き、4はさらにその周囲に施さ
れた外部被覆で、例えばポリエチレンのごときプラスチ
ツクの押し出し被覆であって、その外周面には断面で見
て等間隔に複数の、長手方向に延びる突条5が形成され
たものである。その突条5の断面形状は図面では逆U字
状のものを示したが、矩形状、逆V字状等であってもよ
い。
第3図はこの考案のもう1つの実施例の横断面図で、複
数の長手方向に延びる突条5が形成された外部被覆4内
に光フアイバ2の複数本がルースに内蔵された光フアイ
バケーブルである。
いま、この光フアイバケーブルを管路内に挿入して送り
込みつつその引き入れ端部から高速でエアを吹き流せ
ば、エアは管路内壁とケーブルの外周面に接触しながら
管路内前方に吹き流される。このとき、ケーブルの外周
面に接触するエアはその間の摩擦によってケーブルに推
進力を与える。こうして、光フアイバケーブルはその外
周面全周に高速で流れるエアと接触し、長手方向に一様
に推進力が与えられて走行させられる。
なお上記において注意すべきことは、外部被覆4の相隣
る突条5、5の山部が管路の内壁に接触する部分におい
てその突条5、5間の谷部にはエアが流通できる十分な
大きさの空間が作られていなければならず、他方突条
5、5間の間隔は谷部が管路内壁に接触するような広さ
とすることは避けなければならない。
[考案の効果] この考案の光フアイバケーブルによれば、その外部被覆
の外周面には複数の長手方向に延びる突条が形成されて
いるので、突条のないものに比べ外周の長さが長くなっ
ており、したがってこれの管路内への引き入れをエアの
吹き流し工法で行えば、それによってケーブルに生じる
推進力は突条のないものに比べ大きな推進力を得ること
ができる。
また、ケーブルの下面の管路内壁に接する部分は外部被
覆の外周面に形成された突条であるので、相隣る突条間
に作られた谷間および側面にもエアの流れが接触し、そ
の部分における推進力も増大され、かつ管路内壁との接
触面積が少なくされているので、推進力の減少要因であ
る接触摩擦力を小さくすることができる。
さらに、突条は、外部被覆を断面で見て複数が等間隔に
配列形成されているので、その周囲に与えられる推進力
を各部均一で、引き入れ中のケーブルを横方向にぶれさ
せることなく、また上記突条を設けたことによりケーブ
ル径が増大されているので、管路内に既設の電気ケーブ
ルが存在していても、管路内壁と電気ケーブルとが接す
る狭い隙間に細い光フアイバケーブルが押し込められて
摩擦を増加させることも避けることができる。
さらにまた、突条は長手方向に平行に、かつ連続して延
びるように形成してあるので、エアの流れは管路方向に
沿って流れ、円周方向成分は生じることがなく、したが
ってケーブルに捻回を与えずに引き入れることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の光フアイバケーブルの構造の1実施
例を示す斜視図、第2図はその横断面図および第3図は
この考案の光フアイバケーブルの構造のもう1つの実施
例を示す横断面図である。 1;抗張力線、2;光フアイバ、3;押さえ巻き、4;外部被
覆、5;突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバケーブルの外部被覆(4)の外
    周面に、光ファイバケーブルの長手方向に平行に連続し
    て延びる複数の突条(5)を、横断面で見て等間隔に形
    成してなることを特徴とする吹き流しによる管路内布設
    用光ファイバケーブル。
JP1989130038U 1989-11-07 1989-11-07 吹き流しによる管路内布設用光フアイバケーブル Expired - Lifetime JPH0740968Y2 (ja)

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