JPH0740967Y2 - エア吹き流しによる管路内布設用光ファイバケーブル - Google Patents
エア吹き流しによる管路内布設用光ファイバケーブルInfo
- Publication number
- JPH0740967Y2 JPH0740967Y2 JP1989130035U JP13003589U JPH0740967Y2 JP H0740967 Y2 JPH0740967 Y2 JP H0740967Y2 JP 1989130035 U JP1989130035 U JP 1989130035U JP 13003589 U JP13003589 U JP 13003589U JP H0740967 Y2 JPH0740967 Y2 JP H0740967Y2
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- cable
- pipeline
- fiber cable
- air
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- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は管路内に光フアイバケーブルをエアの吹き流
しにより引き入れるのに好適な光フアイバケーブルに関
するものである。
しにより引き入れるのに好適な光フアイバケーブルに関
するものである。
[従来の技術] 地中にまたはビル内に予め布設された管路内に光フアイ
バケーブルを布設する場合、その管路内に予めサブパイ
プの複数本を引き入れておき、それらのサブパイプの中
に需要増に応じて順次光フアイバケーブルを引き入れて
ゆくことが行なわれている。また、電力ケーブル、通信
ケーブル等の電気ケーブルと光フアイバケーブルとを1
つの管路内に共通して布設される場合には、電気ケーブ
ルの引き入れ時に同時に光フアイバケーブル引き入れ専
用のパイプの複数本を、電気ケーブルと並行してまたは
その周囲に螺旋状に巻き付けて引き入れておき、後に必
要になった時に、順次その各パイプ内に光フアイバケー
ブルを引き入れることが行なわれている。
バケーブルを布設する場合、その管路内に予めサブパイ
プの複数本を引き入れておき、それらのサブパイプの中
に需要増に応じて順次光フアイバケーブルを引き入れて
ゆくことが行なわれている。また、電力ケーブル、通信
ケーブル等の電気ケーブルと光フアイバケーブルとを1
つの管路内に共通して布設される場合には、電気ケーブ
ルの引き入れ時に同時に光フアイバケーブル引き入れ専
用のパイプの複数本を、電気ケーブルと並行してまたは
その周囲に螺旋状に巻き付けて引き入れておき、後に必
要になった時に、順次その各パイプ内に光フアイバケー
ブルを引き入れることが行なわれている。
このように、光フアイバケーブルの引き入れに専用の複
数本のパイプを管路内に予め引き入れておくのは、将来
予想され、かつ収納し得る本数の光フアイバケーブルを
最初から管路内に引き入れておくのは不経済であるから
であり、また需要増に応じて既設ケーブルが存在する残
りの空間に後から光フアイバケーブルを引き入れようと
するとき、それを引っ張るための通線ワイヤを事前に通
しておく必要があり、その線通し作業において通線ワイ
ヤが既設ケーブルと管路内壁との接触する狭い隙間に落
ち込んで動かなくなったり、後からの光フアイバケーブ
ルの引き入れそのものにも同様の現象が生じるからであ
る。
数本のパイプを管路内に予め引き入れておくのは、将来
予想され、かつ収納し得る本数の光フアイバケーブルを
最初から管路内に引き入れておくのは不経済であるから
であり、また需要増に応じて既設ケーブルが存在する残
りの空間に後から光フアイバケーブルを引き入れようと
するとき、それを引っ張るための通線ワイヤを事前に通
しておく必要があり、その線通し作業において通線ワイ
ヤが既設ケーブルと管路内壁との接触する狭い隙間に落
ち込んで動かなくなったり、後からの光フアイバケーブ
ルの引き入れそのものにも同様の現象が生じるからであ
る。
上記のサブパイプ内に光フアイバケーブルを引き入れる
にはその前に通線ワイヤが引き入れられるが、そのため
にはワイヤの先端にパラシユート状の受風体を取り付け
正圧送風してあるいは負圧吸引することにより引き入れ
ている。このような受風体をサブパイプ内に通すために
サブパイプはあまり小さな内径のものとする訳には行か
ず、そうすると管路内に収納できるサブパイプの本数も
少なくなって光フアイバケーブルの後布設本数にも制限
を受けることになる。
にはその前に通線ワイヤが引き入れられるが、そのため
にはワイヤの先端にパラシユート状の受風体を取り付け
正圧送風してあるいは負圧吸引することにより引き入れ
ている。このような受風体をサブパイプ内に通すために
サブパイプはあまり小さな内径のものとする訳には行か
ず、そうすると管路内に収納できるサブパイプの本数も
少なくなって光フアイバケーブルの後布設本数にも制限
を受けることになる。
上記の受風体を使用せず鋼線、FRP線のごとき抗張力線
を通線ワイヤとして管路の端部から押し込むことも行な
われており、この場合はサブパイプとしてかなり小径の
ものを使用することができるが、挿入可能長はせいぜい
100mかそれ以下であって、1スパンの管路長が300m以上
にもなると、この方法はとても採用する訳にはいかなく
なる。
を通線ワイヤとして管路の端部から押し込むことも行な
われており、この場合はサブパイプとしてかなり小径の
ものを使用することができるが、挿入可能長はせいぜい
100mかそれ以下であって、1スパンの管路長が300m以上
にもなると、この方法はとても採用する訳にはいかなく
なる。
上記の方法はいずれも光フアイバケーブルを、その先端
を引っ張ることによってサブパイプ内に引き入れるもの
であるが、管路に曲がり部があるときはそこに大きな摩
擦力を生じ、光フアイバケーブルにはその進行のために
大きな張力が加えられることになる。通常光フアイバケ
ーブルには抗張力線が内蔵されていて、そのような大き
な張力にも十分耐え得るものの、曲がり部においてパイ
プ内面から大きな押圧力が与えられて、光フアイバに悪
い影響を与えることになる。
を引っ張ることによってサブパイプ内に引き入れるもの
であるが、管路に曲がり部があるときはそこに大きな摩
擦力を生じ、光フアイバケーブルにはその進行のために
大きな張力が加えられることになる。通常光フアイバケ
ーブルには抗張力線が内蔵されていて、そのような大き
な張力にも十分耐え得るものの、曲がり部においてパイ
プ内面から大きな押圧力が与えられて、光フアイバに悪
い影響を与えることになる。
これらの諸問題を解決する方法として、近年吹き流し工
法とも呼ぶべき引き入れ方法が開発された。これは電力
ケーブルや通信ケーブル等のメタルケーブルのごとき重
量の大なるケーブルには適用しにくいが、光フアイバケ
ーブルのごとき単位長さ当たりの重量が比較的軽量のケ
ーブルの引き入れに適用されて好適のものである。
法とも呼ぶべき引き入れ方法が開発された。これは電力
ケーブルや通信ケーブル等のメタルケーブルのごとき重
量の大なるケーブルには適用しにくいが、光フアイバケ
ーブルのごとき単位長さ当たりの重量が比較的軽量のケ
ーブルの引き入れに適用されて好適のものである。
その工法はパイプ内に光フアイバケーブルを引き入れる
のに、その入り口から光フアイバケーブルを送り込むと
同時に非常に高速でエアを吹き流し、その気流にケーブ
ルを乗せて走行させる方法である。この工法によるとき
は、光フアイバケーブルをその先端にのみ推進力を与え
るということをせず、その全長に亙って各部にほぼ一様
に推進力が与えられるので、長尺ものであってもケーブ
ルには過大の張力が掛からないため、電気ケーブルがす
でに引き入れられているところでも、また管路に曲がり
部があっても、引き入れが可能となるものである。
のに、その入り口から光フアイバケーブルを送り込むと
同時に非常に高速でエアを吹き流し、その気流にケーブ
ルを乗せて走行させる方法である。この工法によるとき
は、光フアイバケーブルをその先端にのみ推進力を与え
るということをせず、その全長に亙って各部にほぼ一様
に推進力が与えられるので、長尺ものであってもケーブ
ルには過大の張力が掛からないため、電気ケーブルがす
でに引き入れられているところでも、また管路に曲がり
部があっても、引き入れが可能となるものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この方法は光フアイバケーブルを気流に
乗せて運ぶとはいえ、長尺物であってしかも通常その外
周面に吹き流されるエアを受けるための受風用突起も持
たず、エアの吹き流しによるケーブル外周面に対する摩
擦力によってケーブルを進行させるものであるから、エ
アをかなりの高速で吹き流す必要がある。
乗せて運ぶとはいえ、長尺物であってしかも通常その外
周面に吹き流されるエアを受けるための受風用突起も持
たず、エアの吹き流しによるケーブル外周面に対する摩
擦力によってケーブルを進行させるものであるから、エ
アをかなりの高速で吹き流す必要がある。
このエアの吹き流しによってケーブルに加えられる力
は、それが引き入れられる管路の内周の長さとケーブル
外周の長さとに比例することが知られている。しかしケ
ーブルが管路内に進行するとき、ケーブルの下面が管路
内面に接しているため、この部分のケーブル外面と管路
内壁にはエアの流れが当たらないので、その分だけ推進
力は割り引かれ、かつ流速を減少させる抵抗が大きくな
る。その上、上記の管路とケーブルとが接する部分の間
の摩擦もまた推進力を減少させる原因となっている。
は、それが引き入れられる管路の内周の長さとケーブル
外周の長さとに比例することが知られている。しかしケ
ーブルが管路内に進行するとき、ケーブルの下面が管路
内面に接しているため、この部分のケーブル外面と管路
内壁にはエアの流れが当たらないので、その分だけ推進
力は割り引かれ、かつ流速を減少させる抵抗が大きくな
る。その上、上記の管路とケーブルとが接する部分の間
の摩擦もまた推進力を減少させる原因となっている。
この推進力の減少要因を少なくするために、光フアイバ
ケーブルの外周に螺旋状にコルデルを巻き付けることに
より管路に対する接触摩擦力を減少させると同時に、エ
アの流れ方向に直角成分のコルデル部分への受風による
推進力の増加を図ったもの、管路の内壁全周に複数の長
手方向に延びる突条を形成することにより、管路の内周
の長さを大とすると共にケーブルと管路との接触面積を
小としたもの等が提案されているが、前者は螺旋状受風
面によりケーブルを捻回させる力を生じさせることにな
り、また管路内面に例えば管路の接続部分その他に小さ
くても凹凸があれば、螺旋コルデルがそれに引っ掛かる
原因となり、後者にあっては、管路とするパイプの内面
に形成する長手方向の突条は外部から肉眼で検査するこ
とができないために、そのままではケーブルの走行に支
障を来す恐れがあり、たとい突条に異常が発見されたと
してもその修理は困難である。
ケーブルの外周に螺旋状にコルデルを巻き付けることに
より管路に対する接触摩擦力を減少させると同時に、エ
アの流れ方向に直角成分のコルデル部分への受風による
推進力の増加を図ったもの、管路の内壁全周に複数の長
手方向に延びる突条を形成することにより、管路の内周
の長さを大とすると共にケーブルと管路との接触面積を
小としたもの等が提案されているが、前者は螺旋状受風
面によりケーブルを捻回させる力を生じさせることにな
り、また管路内面に例えば管路の接続部分その他に小さ
くても凹凸があれば、螺旋コルデルがそれに引っ掛かる
原因となり、後者にあっては、管路とするパイプの内面
に形成する長手方向の突条は外部から肉眼で検査するこ
とができないために、そのままではケーブルの走行に支
障を来す恐れがあり、たとい突条に異常が発見されたと
してもその修理は困難である。
[課題を解決するための手段] この考案は上記の吹き流し工法を実施するのに好適な光
フアイバケーブルの構造を提供し、上記の諸問題の解決
を図ろうとしたものであって、光ファイバケーブルの外
部被覆の外周面に、光ファイバケーブルの長手方向に平
行に連続して延びる複数の突条を、横断面で見て等間隔
に形成するとともに、その頂部を除く外周面を粗面化し
た粗面化表面としたものである。
フアイバケーブルの構造を提供し、上記の諸問題の解決
を図ろうとしたものであって、光ファイバケーブルの外
部被覆の外周面に、光ファイバケーブルの長手方向に平
行に連続して延びる複数の突条を、横断面で見て等間隔
に形成するとともに、その頂部を除く外周面を粗面化し
た粗面化表面としたものである。
[作用] 上記のように、この考案ではケーブル外周面に複数の長
手方向に延びる突条を形成し、かつ外周面を粗面化した
表面としたので、ケーブルの外周の長さは単なる円形の
場合と比較して明らかに長く、したがってケーブルに対
するエアの摩擦による推進力はその長さに比例して大と
なるばかりでなく、外周面が平滑な場合に比して粗面化
されていることによりエアの流体摩擦は一層大きく、ケ
ーブルへはなお一層大きな推進力が与えられる。また管
路内壁に対して1〜2条の突条の頂部が接触しているだ
けであるので、ケーブルの下面およびそれに対応する管
路内壁にもエアが接して吹き流され推進力として作用す
ることになり、また突条の先端だけが管路内面に接触し
ていることにより、その間の接触摩擦も小さくなる。さ
らに突条は外部被覆を断面で見て複数が等間隔に配列形
成されているので、周囲に与えられる推進力は各部一様
であり、したがって引き入れ中にケーブルを横方向にぶ
れさせることがない。さらにまた突条はケーブルの外周
面に形成されているので、突条の状態は肉眼で検査可能
であり、もしも異常が発見された場合でも直ちにその箇
所を修理することができる。
手方向に延びる突条を形成し、かつ外周面を粗面化した
表面としたので、ケーブルの外周の長さは単なる円形の
場合と比較して明らかに長く、したがってケーブルに対
するエアの摩擦による推進力はその長さに比例して大と
なるばかりでなく、外周面が平滑な場合に比して粗面化
されていることによりエアの流体摩擦は一層大きく、ケ
ーブルへはなお一層大きな推進力が与えられる。また管
路内壁に対して1〜2条の突条の頂部が接触しているだ
けであるので、ケーブルの下面およびそれに対応する管
路内壁にもエアが接して吹き流され推進力として作用す
ることになり、また突条の先端だけが管路内面に接触し
ていることにより、その間の接触摩擦も小さくなる。さ
らに突条は外部被覆を断面で見て複数が等間隔に配列形
成されているので、周囲に与えられる推進力は各部一様
であり、したがって引き入れ中にケーブルを横方向にぶ
れさせることがない。さらにまた突条はケーブルの外周
面に形成されているので、突条の状態は肉眼で検査可能
であり、もしも異常が発見された場合でも直ちにその箇
所を修理することができる。
また、上記突条にあっては、頂部を除いて粗面化表面と
し、すなわち頂部だけは粗面化していないので、管路に
接する部分の摩擦抵抗が大きくならず、その分だけ推進
力が減少する要因を少なくすることができる。
し、すなわち頂部だけは粗面化していないので、管路に
接する部分の摩擦抵抗が大きくならず、その分だけ推進
力が減少する要因を少なくすることができる。
[実施例] つぎに図面を参照してこの考案のエア吹き流しによる管
路内布設用光フアイバケーブルの構造の実施例を説明す
る。
路内布設用光フアイバケーブルの構造の実施例を説明す
る。
第1図はその1実施例の斜視図であって、1は抗張力線
例えば鋼線、2はその周囲に螺旋状に巻き付けられた複
数本の光フアイバ、3はさらにその周囲に巻き付けられ
た押さえ巻き、4はさらにまたその周囲に施された外部
被覆で、例えばポリエチレンのごときプラスチツクの押
し出し被覆で、その外周面には断面で見て等間隔に複数
の、長手方向に延びる突条5が形成されている。6は外
周面に施された粗面化表面で、この実施例では突条5の
頂部を除いて粗面化状態としたものである。この粗面化
には、外周面にサンドブラシを掛ける、粗面化するため
の粒子を混入したコーテイングを施す等して形成され
る。また上記の突条5の断面形状は図面では逆U字状の
ものを示したが、矩形状、逆V字状等であってもよい。
例えば鋼線、2はその周囲に螺旋状に巻き付けられた複
数本の光フアイバ、3はさらにその周囲に巻き付けられ
た押さえ巻き、4はさらにまたその周囲に施された外部
被覆で、例えばポリエチレンのごときプラスチツクの押
し出し被覆で、その外周面には断面で見て等間隔に複数
の、長手方向に延びる突条5が形成されている。6は外
周面に施された粗面化表面で、この実施例では突条5の
頂部を除いて粗面化状態としたものである。この粗面化
には、外周面にサンドブラシを掛ける、粗面化するため
の粒子を混入したコーテイングを施す等して形成され
る。また上記の突条5の断面形状は図面では逆U字状の
ものを示したが、矩形状、逆V字状等であってもよい。
第2図に示された実施例は、突条5の頂部5aを除いて、
側面部5bと谷部5cとを粗面化表面6としたことは第1図
の場合と同じであるが、外部被覆4の内側の中空部に複
数本の光ファイバ2が内蔵されている。
側面部5bと谷部5cとを粗面化表面6としたことは第1図
の場合と同じであるが、外部被覆4の内側の中空部に複
数本の光ファイバ2が内蔵されている。
いま、この光フアイバケーブルを管路内に挿入して送り
込みつつその引き入れ端部から高速でエアを吹き流せ
ば、エアは管路内壁とケーブルの外周面に接触しながら
管路内前方に吹き流される。このとき、ケーブルの外周
面に接触するエアはその間の摩擦によってケーブルに推
進力を与える。こうして、光フアイバケーブルはその外
周面のほぼ全周に亙って高速で流れるエアーに接触し、
長手方向に一様に推進力が与えられて走行させられる。
込みつつその引き入れ端部から高速でエアを吹き流せ
ば、エアは管路内壁とケーブルの外周面に接触しながら
管路内前方に吹き流される。このとき、ケーブルの外周
面に接触するエアはその間の摩擦によってケーブルに推
進力を与える。こうして、光フアイバケーブルはその外
周面のほぼ全周に亙って高速で流れるエアーに接触し、
長手方向に一様に推進力が与えられて走行させられる。
なお上記において、注意すべきことは外部被覆4の突条
5の頂部5aが管路の内壁に常に接触し、突条5の谷部5c
にはエアが流通できる十分な大きさの空間が作る必要が
あり、突条5、5の間隔は、谷部5cが管路内壁に接触す
るような広さとすることは避けなければならない。
5の頂部5aが管路の内壁に常に接触し、突条5の谷部5c
にはエアが流通できる十分な大きさの空間が作る必要が
あり、突条5、5の間隔は、谷部5cが管路内壁に接触す
るような広さとすることは避けなければならない。
[考案の効果] この考案の光フアイバケーブルによれば、その外部被覆
の外周面には複数の長手方向に延びる突条が形成され、
かつその外周面を粗面化した表面としているので、突条
のないものに比べ外周の長さが長くなっており、したが
ってこれの管路内への引き入れをエアの吹き流し工法で
行えば、それによってケーブルに生じる推進力は突条の
ないものに比べ大きな推進力を得ることができ、また粗
面化された表面としたことにより、ケーブルとエアとの
間の摩擦は平滑な場合に比べ大きくなるので、一層推進
力を増大させることができる。
の外周面には複数の長手方向に延びる突条が形成され、
かつその外周面を粗面化した表面としているので、突条
のないものに比べ外周の長さが長くなっており、したが
ってこれの管路内への引き入れをエアの吹き流し工法で
行えば、それによってケーブルに生じる推進力は突条の
ないものに比べ大きな推進力を得ることができ、また粗
面化された表面としたことにより、ケーブルとエアとの
間の摩擦は平滑な場合に比べ大きくなるので、一層推進
力を増大させることができる。
また、ケーブルの下面の管路内壁に接する部分は外部被
覆の外周面に形成された突条であるので、相隣る突条間
に作られた谷間および側面にもエアの流れが接触し、そ
の部分における推進力も増大され、かつ管路内壁との接
触面積が少なくされているので、推進力の減少要因であ
る接触摩擦力を小さくすることができる。
覆の外周面に形成された突条であるので、相隣る突条間
に作られた谷間および側面にもエアの流れが接触し、そ
の部分における推進力も増大され、かつ管路内壁との接
触面積が少なくされているので、推進力の減少要因であ
る接触摩擦力を小さくすることができる。
さらに、突条は、外部被覆を断面で見て複数が等間隔に
配列形成されているので、その周囲に与えられる推進力
を各部均一で、引き入れ中のケーブルを横方向にぶれさ
せることなく、また上記突条を設けたことにより、ケー
ブル径が増大されているので、管路内に既設の電気ケー
ブルが存在しても、管路内壁と電気ケーブルとが接する
狭い隙間に光フアイバケーブルが押し込められて摩擦を
増加させることも避けることができる。
配列形成されているので、その周囲に与えられる推進力
を各部均一で、引き入れ中のケーブルを横方向にぶれさ
せることなく、また上記突条を設けたことにより、ケー
ブル径が増大されているので、管路内に既設の電気ケー
ブルが存在しても、管路内壁と電気ケーブルとが接する
狭い隙間に光フアイバケーブルが押し込められて摩擦を
増加させることも避けることができる。
さらにまた、突条は長手方向に平行に連続して延びるよ
うに形成してあるので、エアの流れは管路方向に沿って
流れ、円周方向成分は生じることがなく、したがってケ
ーブルに捻回を与えずに引き入れることができる。
うに形成してあるので、エアの流れは管路方向に沿って
流れ、円周方向成分は生じることがなく、したがってケ
ーブルに捻回を与えずに引き入れることができる。
加えて、突条の頂部を除いて粗面化表面としているの
で、管路またはサブパイプの内面に接触するこの部分
は、粗面化された場合よりも摩擦抵抗を少なくすること
ができて、しかも管路またはサブパイプの内面と接触す
ることにない突条の側面部および谷部を粗面化したこと
により、ケーブルに与えられる推進力を有効に生かすこ
とができる。
で、管路またはサブパイプの内面に接触するこの部分
は、粗面化された場合よりも摩擦抵抗を少なくすること
ができて、しかも管路またはサブパイプの内面と接触す
ることにない突条の側面部および谷部を粗面化したこと
により、ケーブルに与えられる推進力を有効に生かすこ
とができる。
第1図はこの考案の光フアイバケーブルの構造の実施例
を示す斜視図、第2図は同じくもう1つの構造の実施例
を示す横断面図である。 1;抗張力線、2;光フアイバ、3;押さえ巻き、4;外部被
覆、5;突条、5a;頂部、5b;側面部、5c;谷部、6;粗面化
表面。
を示す斜視図、第2図は同じくもう1つの構造の実施例
を示す横断面図である。 1;抗張力線、2;光フアイバ、3;押さえ巻き、4;外部被
覆、5;突条、5a;頂部、5b;側面部、5c;谷部、6;粗面化
表面。
Claims (1)
- 【請求項1】光ファイバケーブルの外部被覆(4)の外
周面に、光ファイバケーブルの長手方向に平行に連続し
て延びる複数の突条(5)を、横断面で見て等間隔に形
成するとともに、その頂部(5a)を除く外周面を粗面化
した粗面化表面(6)としたことを特徴とするエア吹き
流しによる管路内布設用光ファイバケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989130035U JPH0740967Y2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | エア吹き流しによる管路内布設用光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989130035U JPH0740967Y2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | エア吹き流しによる管路内布設用光ファイバケーブル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0369103U JPH0369103U (ja) | 1991-07-09 |
JPH0740967Y2 true JPH0740967Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31677631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989130035U Expired - Lifetime JPH0740967Y2 (ja) | 1989-11-07 | 1989-11-07 | エア吹き流しによる管路内布設用光ファイバケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740967Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09178992A (ja) * | 1995-12-25 | 1997-07-11 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 気送用光ファイバユニット、およびその製造方法 |
EP1241686A1 (en) * | 2001-03-13 | 2002-09-18 | Lucent Technologies Inc. | Communication cable and method of installing same |
JP2006200227A (ja) * | 2005-01-20 | 2006-08-03 | Uesuto:Kk | 屋根瓦およびその施工方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0343604B2 (ja) * | 1981-07-21 | 1991-07-03 | Olympus Optical Co |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3043604U (ja) * | 1997-02-06 | 1997-11-28 | 巧 守分 | 電動アシスト付水上自転車 |
-
1989
- 1989-11-07 JP JP1989130035U patent/JPH0740967Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0343604B2 (ja) * | 1981-07-21 | 1991-07-03 | Olympus Optical Co |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0369103U (ja) | 1991-07-09 |
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