JPS5843391Y2 - ケ−ブル架空支持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電カケーフル、通信ケーブル、光通信ケーブル
等の各種ケーブルを架空布設するために用いるケーブル
架空支持装置に関するものである。

従来ケーブルを架空布設する場合には、ケーブル中にア
ンジョンメンバー等を挿入して引張、り強度を増大させ
ていた。

このため、ケーブルの構造が複雑化−またその製造工程
もめんどうになり、コスト高になる欠点があった。

渣た、従来は多条のケーブルを架空布設する場合には、
一条づつ何回も布設しなければならず、手数がかかる欠
点があった。

本考案の目的は、架空布設するに拘らずケーブルの引張
り強度を増大させる必要がなく、また多条布設作業も容
易にできるケーブル架空支持装置を提供するにある。

以下本考案の具体例を図面を参照して詳細に説明する。

第１図は本考案の第１実施例を示したものである。

本実施例のケーブル架空支持装置１は、図示しない支柱
等に張設されるメツセンジャワイヤー２を有し、このメ
ツセンジャワイヤー２に可撓性のあるケーブル収容管３
を沿わせて、吊具４で所定間隔にメツセンジャワイヤー
２に吊り下げて構成している。

ケーブル収容管３としては、例えばポリエチレンの如き
プラスチック管を用いる。

このようなケーブル架空支持装置１は、ケーブル収容管
３の中に各種のケーブル５を引込んで架空布設するもの
である。

従って、ケーブル５には張力がかからない。

また、多条布設する場合には、単にケーブル収容管３内
にケーブル５を引込めばよいので作業性が良い。

更に、ケーブル５の増設、撤去も容易である。

且つ、ケーブル５には直射日光が当らなくなる。

第２図は本考案の第２実施例を示したものである。

本実施例のケーブル架空支持装置トば、ケーブル収容管
３に多数の孔６をあけた点で第１実施例と相違している
。

このようにグーフル収容管３に雨水等が入った場合に、
これを容易に排水することができる。

ｌた、ケーブル収容管３の風通しが良くむり、放熱をす
ることができ、且つ軽量化することができる。

第３図は本考案の第３実施例を示したものである。

本実施例のケーブル支持装置１は、ケーブル収容管３に
波付けを施した点で第１実施例と相違している。

このようにケーブル収容管３に波付けを施しておくと、
その可撓性が一層向上する。

渣た、吊具４が長手方向にずジ動くのを防止できる。

第４図は本考案の第４実施例を示したものである。

本実施例のケーブル支持装置１は、波付ケーブル収容管
３に多数の孔６をあけた点で第３実施例と相違してしる
。

孔６は波付ケーブル収容管３０波の山部にあけるのが経
管しい。

波付ケーブル収容管３０波の山部に孔６をあけると、そ
の孔あけ作業は波の山部を単に削り落すだけでよいので
、孔あけ作業を非常に容易に行うことができる。

以上説明したように本考案のグーフル架空支持装置は、
メツセンジャワイヤーに沿わせたケーブル収容管を吊具
でメツセンジャワイヤーに吊り下げた構造であり、ケー
ブルはケーブル収容管に収容されて布設されるので、ケ
ーブルには張力が作用しなくなる。

従って、ケーブルは引張張力を増大させる必要がなくな
９、低コストのケーブルを使用できる。

また、多条布設も容易に行うことができ、且つケーブル
の増設や撤去作業も容易に行うことができる。

更に、ケーブルには直射日光が当らなくなり、劣化を防
止できる。

捷た本考案では、ケーブル収容管が可撓性を有している
ので、ドラム巻き等が可能であシ、長尺のグーフル収容
管でも現場への搬送を容易に行うことができ、且つ長尺
化によシケープル収容管の接続箇所数を減らすことがで
きる。

更に、ケーブル収容管が可撓性を有すると、メツセンジ
ャーワイヤーのたるみに合せて湾曲させて布設すること
ができ、且つ電柱の箇所等では容易に迂回させて布設す
ることができる。

かつまた、浮島等と陸地間に布設する場合には、浮島等
の動きに容易に追従できて、切断事故を防止することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本考案に係るケーブル架空支持装置
の第１乃至第４実施例を示す側面図である。 ２・・・メツセンジャワイヤー、３・・・ケーブル収容
管、４・・・吊具、５・・・ケーブル、６・・・孔。

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１） メツセンジャワイヤーと、前記メツセンジャ
   ワイヤーに沿わされている可撓性のあるグーフル収容管
   と、前記ケーブル収容管を前記メツセンジャワイヤーに
   吊り下げている複数の吊具とを具備して成るケーブル架
   空支持装置。
2. （２）前記ケーブル収容管には多数の孔があけられてい
   る実用新案登録請求の範囲第１項に記載のケーブル架空
   支持装置。
3. （３）前記ケーブル収容管には波付けが施されている実
   用新案登録請求の範囲第１項に記載のケーブル架空支持
   装置。
4. （４）前記ケーブル収容管には波付けが施され、且つそ
   の波の各山部に孔があけられている実用新案登録請求の
   範囲第１項に記載のケーブル架空支持装置。