JP3160677B2 - テンションメンバー付フレキシブルパイプ - Google Patents
テンションメンバー付フレキシブルパイプInfo
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- JP3160677B2 JP3160677B2 JP26227291A JP26227291A JP3160677B2 JP 3160677 B2 JP3160677 B2 JP 3160677B2 JP 26227291 A JP26227291 A JP 26227291A JP 26227291 A JP26227291 A JP 26227291A JP 3160677 B2 JP3160677 B2 JP 3160677B2
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- Japan
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- pipe
- flexible pipe
- tension
- tension member
- tension members
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプの外周でその軸
方向に対し波形を付与した無継ぎ目長尺のフレキシブル
パイプに関し、特に軸方向の張力に対して効力を増強さ
せたこの種のパイプを提供しようとするものである。
方向に対し波形を付与した無継ぎ目長尺のフレキシブル
パイプに関し、特に軸方向の張力に対して効力を増強さ
せたこの種のパイプを提供しようとするものである。
【０００２】
【従来の技術】図３及び図４は、この種のフレキシブル
パイプの典型例を示すもので、管部自身の軸方向に螺旋
波形を付与しているため、次のような特徴を持ってい
る。
パイプの典型例を示すもので、管部自身の軸方向に螺旋
波形を付与しているため、次のような特徴を持ってい
る。
【０００３】 製品をドラムなどに巻き付けることが
できるため、無継ぎ目長尺品の製造が可能である。
できるため、無継ぎ目長尺品の製造が可能である。
【０００４】 長尺であるがゆえに接続部が少ない管
路を構築することができ、接続作業が大幅に少なくてす
み、保守点検が容易で、経済性に富んでいる。
路を構築することができ、接続作業が大幅に少なくてす
み、保守点検が容易で、経済性に富んでいる。
【０００５】 管部に軸方向に螺旋波形の凹凸を有す
るため、周方向の剛性が大きく、外圧や内圧に対する効
力が大きい。
るため、周方向の剛性が大きく、外圧や内圧に対する効
力が大きい。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前述のように優れた特
徴を持っていても、図５のように、パイプ自身に軸方向
の引っ張り力Ｔを受けると、波形が崩れて１′のように
扁平となって、周方向の剛性が直管のようになり、例え
ば図６のように径方向から圧縮力Ｐを受けると、パイプ
自身が１″のように押し潰されることになる。
徴を持っていても、図５のように、パイプ自身に軸方向
の引っ張り力Ｔを受けると、波形が崩れて１′のように
扁平となって、周方向の剛性が直管のようになり、例え
ば図６のように径方向から圧縮力Ｐを受けると、パイプ
自身が１″のように押し潰されることになる。
【０００７】そのため、かかる波付パイプを布設すると
きには、あまり張力が加わらないように、例えば地中に
布設する場合には土壌を掘り起こし、布設した後埋め戻
しを行う工法が採られていた。
きには、あまり張力が加わらないように、例えば地中に
布設する場合には土壌を掘り起こし、布設した後埋め戻
しを行う工法が採られていた。
【０００８】しかしながら、最近都市部では種々の制約
から路上などを掘り起こすことが困難になっており、地
中に穴を開けるシールド工法などが採られるようになっ
た。
から路上などを掘り起こすことが困難になっており、地
中に穴を開けるシールド工法などが採られるようになっ
た。
【０００９】例えば、ケーブルなどを布設する管路など
をこのようなシールド工法によってあらかじめ開けられ
た穴に直管を接続しながら押し込む方法、又は何らかの
方法で穴に通したワイヤーロープなどで直管を接続しな
がら引き込む必要がある。
をこのようなシールド工法によってあらかじめ開けられ
た穴に直管を接続しながら押し込む方法、又は何らかの
方法で穴に通したワイヤーロープなどで直管を接続しな
がら引き込む必要がある。
【００１０】直管の場合は直管の単位長の分だけ大きな
搬入のためのマンホールが必要となる。又、直管は波付
パイプより周方向の剛性が小さいため、その分肉厚の大
きなパイプが必要となる。
搬入のためのマンホールが必要となる。又、直管は波付
パイプより周方向の剛性が小さいため、その分肉厚の大
きなパイプが必要となる。
【００１１】一方、波付パイプをワイヤーロープなどで
引き入れる場合は、穴とパイプの摩擦及び、崩れ落ちた
土砂などの抵抗によって大きな張力がワイヤーロープ及
び波付パイプに加わることになり、先に指摘したように
波が扁平になり周方向の剛性が小さくなり、圧縮強度が
弱くなり、扁平になる場合がある。このため、波が扁平
にならない程度の短い長さしか引き入れられないことに
なる。
引き入れる場合は、穴とパイプの摩擦及び、崩れ落ちた
土砂などの抵抗によって大きな張力がワイヤーロープ及
び波付パイプに加わることになり、先に指摘したように
波が扁平になり周方向の剛性が小さくなり、圧縮強度が
弱くなり、扁平になる場合がある。このため、波が扁平
にならない程度の短い長さしか引き入れられないことに
なる。
【００１２】例えば、電力ケーブルを地中に埋設するの
に使用される波付硬質ポリエチレンパイプの呼称１００
φものを前記シールド工法で掘った穴に引き入れる場合
の許容長は約２５ｍ程度であり、これより小サイズの同
パイプではもっと短かな長さとなる。
に使用される波付硬質ポリエチレンパイプの呼称１００
φものを前記シールド工法で掘った穴に引き入れる場合
の許容長は約２５ｍ程度であり、これより小サイズの同
パイプではもっと短かな長さとなる。
【００１３】本発明は、前述した従来技術の欠点を解消
し、引き入れ長を大きくできる、テンションメンバー付
フレキシブルパイプを提供しようとすることに目的があ
る。
し、引き入れ長を大きくできる、テンションメンバー付
フレキシブルパイプを提供しようとすることに目的があ
る。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明により提供するテ
ンションメンバー付フレキシブルパイプは、フレキシブ
ルパイプの軸方向に１本又は複数本のテンションメンバ
ーを沿わせ、適当な間隔でテンションメンバーをパイプ
に緊縛固定したことにある。
ンションメンバー付フレキシブルパイプは、フレキシブ
ルパイプの軸方向に１本又は複数本のテンションメンバ
ーを沿わせ、適当な間隔でテンションメンバーをパイプ
に緊縛固定したことにある。
【００１５】
【実施例】図１は、本発明にかかるテンションメンバー
付フレキシブルパイプの好ましい実施例を示したもので
あり、図２は同パイプの横断面を示している。
付フレキシブルパイプの好ましい実施例を示したもので
あり、図２は同パイプの横断面を示している。
【００１６】波形を付与したフレキシブルパイプ１に対
して、テンションメンバー２，２′を沿わし、適当な間
隔で緊縛ひも３により緊縛固定してある。
して、テンションメンバー２，２′を沿わし、適当な間
隔で緊縛ひも３により緊縛固定してある。
【００１７】テンションメンバー２，２′は、パイプ１
の中心軸に対して対称となる側面部分に位置して長手方
向に一直線に延長してある。
の中心軸に対して対称となる側面部分に位置して長手方
向に一直線に延長してある。
【００１８】緊縛ひも３は、テンションメンバー２，
２′の外側から且つパイプ１の波形面にしっかりと巻き
付けて、パイプ１とテンションメンバー２，２′に張力
が加わってもそれらの間にずれが生じないようにするも
のである。
２′の外側から且つパイプ１の波形面にしっかりと巻き
付けて、パイプ１とテンションメンバー２，２′に張力
が加わってもそれらの間にずれが生じないようにするも
のである。
【００１９】テンションメンバー２，２′は、鋼線等の
抗張力性の高い金属線の単線又は撚り線で良い。その場
合、金属線は、圧縮力に対し強いので、図２の矢印Ｙ方
向の曲げに対しては十分な可撓性を有するが、矢印Ｘ方
向の曲げに対しては比較的曲がりにくくなる。Ｘ方向に
対しても可撓性を有せしめる場合には、テンションメン
バーに細い合成樹脂のひもを束ねて張力に強くすると良
いもので、例えば、商品名「ナイロン」で知られるポリ
アミド樹脂のひもが適している。それによるとテンショ
ンメンバー自体に可撓性を良好に維持しつつ圧縮力に対
して容易に曲がり、曲げに対して方向性を有することが
少なくなる。
抗張力性の高い金属線の単線又は撚り線で良い。その場
合、金属線は、圧縮力に対し強いので、図２の矢印Ｙ方
向の曲げに対しては十分な可撓性を有するが、矢印Ｘ方
向の曲げに対しては比較的曲がりにくくなる。Ｘ方向に
対しても可撓性を有せしめる場合には、テンションメン
バーに細い合成樹脂のひもを束ねて張力に強くすると良
いもので、例えば、商品名「ナイロン」で知られるポリ
アミド樹脂のひもが適している。それによるとテンショ
ンメンバー自体に可撓性を良好に維持しつつ圧縮力に対
して容易に曲がり、曲げに対して方向性を有することが
少なくなる。
【００２０】緊縛ひも３は、番線が適している。上記の
ようにポリアミド樹脂のひもでも良い。
ようにポリアミド樹脂のひもでも良い。
【００２１】なお、テンションメンバーは、フレキシブ
ルパイプの引込みに必要な張力により様々な太さのもの
あるいは材質を選定するものである。
ルパイプの引込みに必要な張力により様々な太さのもの
あるいは材質を選定するものである。
【００２２】図１において、４はテンションメンバー
２，２′の先端を一括緊縛固定するスリーブである。Ｔ
は張力を示す。
２，２′の先端を一括緊縛固定するスリーブである。Ｔ
は張力を示す。
【００２３】
【発明の作用・効力】以上説明した通り、本発明のテン
ションメンバー付フレキシブルパイプによれば、軸方向
の可撓性を有し、且つ大きな張力に耐え、パイプの波形
が扁平になることも無く、周方向の剛性が失われること
も無いため、圧縮力が加わってもパイプ自体つぶれるこ
とも無くなる。従って、地中管路を構築する場合、土壌
を掘り起こすこと無く、作業することができ、交通制限
などの処置を取らなくとも作業が進められ、そのメリッ
トは非常に大きなものがある。
ションメンバー付フレキシブルパイプによれば、軸方向
の可撓性を有し、且つ大きな張力に耐え、パイプの波形
が扁平になることも無く、周方向の剛性が失われること
も無いため、圧縮力が加わってもパイプ自体つぶれるこ
とも無くなる。従って、地中管路を構築する場合、土壌
を掘り起こすこと無く、作業することができ、交通制限
などの処置を取らなくとも作業が進められ、そのメリッ
トは非常に大きなものがある。
【図１】本発明にかかるテンションメンバー付フレキシ
ブルパイプの一実施例を示す側面図。
ブルパイプの一実施例を示す側面図。
【図２】同パイプの横断面図。
【図３】従来の波形を付与したフレキシブルパイプの縦
断面図。
断面図。
【図４】同パイプの横断面図。
【図５】同パイプの張力付加による変形状態を示す縦断
面図。
面図。
【図６】同パイプの圧縮力付加による変形状態を示す横
断面図。
断面図。
１ 波形を付与したフレキシブルパイプ ２，２′ テンションメンバー ３ 緊縛ひも
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 弘毅 大阪府高槻市栄町１丁目２番１号 東拓 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−1913（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−150612（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−143389（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭29−6164（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭34−8362（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭54−42251（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】 パイプの外周でその軸方向に対し波形を
付与した無継ぎ目長尺のフレキシブルパイプであって、
地中に形成された管路形成用穴内に埋設して使用する耐
圧性を備えたパイプにおいて、当該パイプの軸方向に１
本又は複数本のテンションメンバーを沿わせ、適当な間
隔でテンションメンバーをパイプに緊縛固定したことを
特徴とするテンションメンバー付フレキシブルパイプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26227291A JP3160677B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | テンションメンバー付フレキシブルパイプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26227291A JP3160677B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | テンションメンバー付フレキシブルパイプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0599375A JPH0599375A (ja) | 1993-04-20 |
| JP3160677B2 true JP3160677B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=17373492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26227291A Expired - Fee Related JP3160677B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | テンションメンバー付フレキシブルパイプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3160677B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP26227291A patent/JP3160677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0599375A (ja) | 1993-04-20 |
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