JP2525583Y2 - ケーブル布設スペーサ - Google Patents

ケーブル布設スペーサ

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JP2525583Y2
JP2525583Y2 JP1992036628U JP3662892U JP2525583Y2 JP 2525583 Y2 JP2525583 Y2 JP 2525583Y2 JP 1992036628 U JP1992036628 U JP 1992036628U JP 3662892 U JP3662892 U JP 3662892U JP 2525583 Y2 JP2525583 Y2 JP 2525583Y2
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JP
Japan
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spacer
pipe
cable
laying
laid
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Application number
JP1992036628U
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English (en)
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JPH0621334U (ja
Inventor
秀男 新井
Original Assignee
日本大洋海底電線株式会社
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Publication date
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  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、共同坑道、又はトンネ
ル坑道内に布設されている布設管を有効に利用するため
の布設管内分割用のスペーサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】隧道内、又は地下に埋設されている共同
坑道等の内部にあらかじめ、各種の配管を敷設し、この
配管を利用して、電力線や、通信線を布設することが行
われている。図4はこのような共同坑の内部を示したも
ので、比較的細い布設管内1A,1B,1C,1Dと、
比較的太い布設管2、3等が複数本共同坑道1の中に配
管され例えば、電力線は布設管2で、電話線は布設管3
の中にあとから挿入される様になされている。また、長
距離の中継線として新しく通信路が設定される時に、空
いている布設管の1A,1B,1C,・・・の中にケー
ブル4が後から挿入され、通信地域の拡大および情報量
の増加に対応する様になされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、近年の情報
社会においては、より高度の通信情報が送信できる様に
各種の通信線路の増設が行われ、従来の予定された布設
管数を越える、通信ケーブルの敷設が要求されている。
特に、多量の情報が伝送できる光ファイバーケーブル
は、従来の通信ケーブルと比較して伝送量が多くなり、
かつ、ケーブルの小径化が行われているために、このよ
うなケーブルを敷設することは有意義であるが、従来か
ら敷設されている通信ケーブルの配管内に新しいケーブ
ルを挿通することは、配管内でケーブル同志がクロスす
るために光ファイバーケーブルは特性上悪影響をおよぼ
す可能性があり、また、作業上きわめて困難で、作業効
率もきわめてめて悪い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、かかる問題を
解決する事を目的としてなされたもので、布設管の内径
より小さい外径状を有し、内部に補強板がインサートさ
れた仕切板が、スペーサの長さ方向に押し出し成形によ
って形成されたものである。そして、この分割スペーサ
を配管内に挿通する事により、一本の配管の中に2本の
通信ケーブルが円滑に挿通できるようにしたものであ
る。
【0005】
【作用】本考案のケーブル布設スペーサは、例えばビニ
ールやポリエチレン等のプラスチックを押し出し成形し
て、配管内の空間を2個の通路とするように分割できる
ので、配管を布設する時、又は布設後にこの分割スペー
サを管内に入れる事によって、一本の管内に2本の通信
ケーブルを必要な時に挿通することができ、ケーブルの
効率的な敷設が行われる事になる。
【0006】
【実施例】図1は、本考案のケ−ブル布設スペ−サの一
例を示したもので、10はプラスチックを押出し成形す
ることによって形成されたスぺーサを示す。このスぺー
サ10は板状に形成されており、仕切板1によって配管
内を分割されるようになされており、前記仕切板1には
スぺーサ10の長さ方向に捻じれ防止等のための、補強
板2が押し出し成形時に埋め込まれている。前記補強板
2は、例えば弾力性のある金属の薄帯であり、図2に示
されているように数カ所に穴2Aを開け、押し出し成形
時に仕切部1の一部がこの穴2Aを埋めることによっ
て、スペーサ10の内部で長さ方向に移動しないように
成されている。前記スぺーサ10の両端には円形上の肉
厚部N1 ,N2 が形成され、この肉厚部N1 ,N2
は、テンションメンバとして、例えばワイヤロープT
1 ,T2 が、押し出し成形時にスぺーサ10の長さ方向
に埋め込まれており、また前記スぺーサ10の外形寸法
は、破線で示す配管の内径より僅かに小さくなるように
設定されている。この分割スぺーサの長さは200〜3
00mとされ、ドラム巻きされて作業現場に移動され
る。
【0007】図3に示すように共同坑内に配設されてい
る布設管20の中に、すでに1本の通信ケーブル20A
が布設されているときは、図1に示したような本考案の
ケーブル布設スぺーサ10をこの布設管の中に挿入す
る。挿入方法はケーブル布設工事で行われているよう
に,まず導入ワイヤを布設管20内に通し、この導入ワ
イヤとスぺーサ10のワイヤロープT1 、T2 を接続し
て、出口側からスぺーサ10を引き出すことによって行
われる。この時、既設の通信ケーブル20Aはスぺーサ
10の仕切板1と布設管20で囲まれたまれた領域内に
収まることになり、布設管20の内部はあらたに通信ケ
ーブルが1本入る位の大きさの空間20Bが形成され
る。
【0008】したがって、この既設の布設管内に新しい
ケーブルを挿通する際は、前記空間20Bに導入ワイヤ
を挿通し、この導入ワイヤに接続された新設のケーブル
を引き出す事によって、同じ配管内に通信路が増設され
る事になる。この場合、スぺーサ10が新しいケーブル
と既設のケーブル20Aをセパレートしているため、新
しいケーブルを引き出す時にケーブル同志が接触クロス
して引き出しを困難にするという障害をなくすることが
できる。
【0009】さらに、仕切板1の内部に、スペーサの長
さ方向に打合回線I1 、I2 を埋め込むことにより、ス
ペーサを挿入すると同時に打合わせ回線I1 、I2 も布
設することができる。そして、この打合回線を利用して
新しいケーブルを管内に挿通する際に、作業上の各種打
合わせを行い、布設作業を円滑に行うことができる。な
お、仕切板1の内部に設けられる打合回線は二本に限ら
ず、複数の通信回線を埋め込むことができるし、先に説
明したテンションメンバを打合わせ回線として使用する
ことも可能である。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のケ−ブル
布設スペ−サは既設、又は新設管内をその長さ方向にわ
たって分割することができるため、布設管を利用して通
信路の増設を簡単に行うことができるという利点があ
る。また、既設の布設管内に新しいケ−ブルを挿通する
際には作業性が向上し、特に、外圧や引張力に対して特
性の劣化が懸念される光ファイバーケーブルの布設に対
して有効になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のケ−ブル布設スペ−サの一部
斜視図である。
【図2】図1で説明した補強板2の一部斜視図である。
【図3】本考案のケ−ブル布設スペ−サの使用方法を示
す説明図である。
【図4】地下坑道に配管されている布設パイプの説明図
である。
【符号の説明】
1 仕切板 2 補強板 I1 ,I2 , 打合回線 10 分割スぺーサ 20 布設管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部分に配置した弾力性を有する金属
    性の補強板と、該補強板の両側に配置した2本のテンシ
    ョンメンバが、長手方向に押し出し成形した平板状のプ
    ラスチック帯にインサートされ、前記2本のテンション
    メンバが通信回線として利用できるように構成したこと
    を特徴とする帯状のケーブル布設スペーサ。
JP1992036628U 1992-05-06 1992-05-06 ケーブル布設スペーサ Expired - Lifetime JP2525583Y2 (ja)

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JPH0621334U JPH0621334U (ja) 1994-03-18
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US4322935A (en) * 1980-09-08 1982-04-06 Outboard Marine Corporation Lawn mower including a safety clutch and brake
JPS60174464A (ja) * 1984-02-20 1985-09-07 三洋電機株式会社 二重効用吸収冷凍機の熱回収装置

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