JP2004343824A - 通信ケーブル入線用管体の引き込み治具 - Google Patents

通信ケーブル入線用管体の引き込み治具 Download PDF

Info

Publication number
JP2004343824A
JP2004343824A JP2003134203A JP2003134203A JP2004343824A JP 2004343824 A JP2004343824 A JP 2004343824A JP 2003134203 A JP2003134203 A JP 2003134203A JP 2003134203 A JP2003134203 A JP 2003134203A JP 2004343824 A JP2004343824 A JP 2004343824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication cable
tube
pipe
jig
guide tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003134203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4246542B2 (ja
JP2004343824A5 (ja
Inventor
Akihide Iijima
明英 飯島
Koji Aso
孝治 麻生
Nobuyasu Kishibe
伸康 岸部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanki Engineering Co Ltd
Ashimori Industry Co Ltd
Ashimori Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sanki Engineering Co Ltd
Ashimori Industry Co Ltd
Ashimori Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanki Engineering Co Ltd, Ashimori Industry Co Ltd, Ashimori Engineering Co Ltd filed Critical Sanki Engineering Co Ltd
Priority to JP2003134203A priority Critical patent/JP4246542B2/ja
Publication of JP2004343824A publication Critical patent/JP2004343824A/ja
Publication of JP2004343824A5 publication Critical patent/JP2004343824A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4246542B2 publication Critical patent/JP4246542B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G1/00Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
    • H02G1/06Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for laying cables, e.g. laying apparatus on vehicle
    • H02G1/08Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for laying cables, e.g. laying apparatus on vehicle through tubing or conduit, e.g. rod or draw wire for pushing or pulling
    • H02G1/081Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for laying cables, e.g. laying apparatus on vehicle through tubing or conduit, e.g. rod or draw wire for pushing or pulling using pulling means at cable ends, e.g. pulling eyes or anchors

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Abstract

【課題】通信ケーブル入線用管体を引き込み用のロープと確実に接続することができ、スムーズに管路内に引き込むことが可能な通信ケーブル入線用管体の引き込み治具を提供する。
【解決手段】地中管路内を走行するための走行部材2と、走行部材2に固定された通信ケーブル入線用管体を内挿可能な通路3を有し、この通路3に内挿した通信ケーブル入線用管体を圧接する部材8を備えた把持部材4と、通信ケーブル入線用管体に設けられている空間部の中に嵌挿される嵌挿部材5と、を備えてなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水道管や通信、電力用管等の地中管路の中に通信ケーブルを敷設する際において、地中管路の本管及び本管に接続している複数の分岐管に対して、必要時に容易に通信ケーブルを入線可能にする地中管路内への通信ケーブル入線用管体を管路内へ引き込む際に使用する通信ケーブル入線用管体の引き込み治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、国家プロジェクトとして、IT戦略がうたわれ、その情報伝達手段である高速・超高速ネットワークの構築が急がれている。その媒体である通信ケーブルの敷設方法には、架空方式と地中埋設方式が考えられているが、地中埋設方式での通信ケーブルの敷設は、架空方式での敷設と比べ、空間環境(地上風景の美観等)を守り、地震や台風などの災害に強いといった特性を有している。特に下水道管は、本管に接続している分岐管が既に各家庭へと導かれ、且つ管内上部は空きスペースとなっており、各家庭へ通信ケーブルを引込むFTTH(Fiber To The Home)計画の重要なインフラとして注目を浴びている。
【0003】
一方、通信ケーブルとしては、これまで使用してきたメタルケーブルより格段に性能が優れている光ファイバーケーブルが注目されている。光ファイバーケーブルは、ガラス又はプラスチックの細い繊維からなり、光を情報のキャリアとして使用し、音、映像などの情報をデジタル(1、0の信号)化した信号を送る。光ファイバーケーブルはメタルケーブルと比べて、広帯域、低損失、電磁に対する免疫性、軽量、小型、安全性、機密保持に優れており、数十倍から数百倍以上の情報量を流すことができ、通信媒体として優れた特性を有している。
【0004】
この光ファイバーケーブルを用いたシステムであるFTTH計画では、各家を200から500軒位の小ブロックに分割してコントロールすることが考えられており、各ブロックでは公民館、派出所などの公共施設を通信基地とし、各家まで光ファイバーケーブルを敷設することが想定されている。
【0005】
下水道管を使用して各家に光ファイバーケーブルを敷設する場合には、光ファイバーケーブルは下水道本管から分岐管を通り、分岐管終端の分岐管桝(汚水桝、宅地内又は道路上にある)からは地中を掘るなどして各家へと導かれる。
【0006】
通信ケーブルを地中管路内に引き込む際に用いられる治具として、例えば、電線や光ファイーバーケーブル等の通信ケーブルを挿通するための管体を地中管路内へ引き込む際、この管体とワイヤー等の牽引手段との間を接続する時に使用する整列具がある(例えば、特許文献1参照。)
【0007】
また、本出願人らは各家庭に対して通信ケーブルの敷設時期をずらすことが可能な地中管路内への通信ケーブルの敷設方法及びそれに用いられる通信ケーブル入線用管体の発明を提案した(例えば、特許文献2参照。)。この通信ケーブル入線用管体は、地中管路の本管から各家庭に分岐している分岐管に相応する複数本の分岐管用通信ケーブルを入線できるよう、複数の空間部に区画された低密度ポリエチレン製の通信ケーブル入線用管体(ガイド管)(図11,12参照)を本管内に引き込んで使用する。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−104856号公報
【特許文献2】
特開2002−247724号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この通信ケーブル入線用管体を管路内に引き込むとき、この通信ケーブル入線用管体の先端部と、引き込み用ロープやワイヤーとを接続するのであるが、通信ケーブル入線用管体の壁面は厚さが薄く、またその内部は前述したように複数の通信ケーブルが挿通される空間部が形成されている。このため、特許文献1に開示されているような治具である整列具にこの通信ケーブル入線用管体を結束バンド等で固定しようとしても、通信ケーブル入線用管体の断面形状が撓んでしまって、結束バンドの締め付け力が十分に伝わらず、上手く緊締できないという問題がある。さらに、通信ケーブル入線用管体は、リールに巻き取られて保管されている為、巻き癖がついており、引き込み時にねじれが発生するが、このねじれを整列具で抑えるのは困難である。
【0010】
本発明はこれらの点を鑑みてなされたもので、このような通信ケーブル入線用管体を引き込み用のロープと確実に接続することができ、スムーズに管路内に引き込むことが可能な通信ケーブル入線用管体の引き込み治具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の請求項1に記載の通信ケーブル入線用管体の引き込み治具は、地中管路内を走行するための走行部材と、前記走行部材に固定された、通信ケーブル入線用管体を内挿可能な通路を有し、前記通路に内挿した通信ケーブル入線用管体を圧接する部材を備えた把持部材と、前記通信ケーブル入線用管体に設けられている空間部の中に嵌挿される嵌挿部材と、を備えてなることを特徴とするものである。
【0012】
このような構成によると、通信ケーブル入線用管体の通信ケーブルが挿通する空間部に嵌挿部材を嵌挿して、把持部材で圧接した際に、通信ケーブル入線用管体が把持部材からの締め付け圧力によって変形することが抑制される。また、把持部材の圧接力が十分に伝わるため、通信ケーブル入線用管体を引き込み治具へ確実に固定することできる。加えて、引き込み治具の構造が単純で、部品数が少なく、通信ケーブル入線用管体の引き込み治具への取付作業性も向上する。
【0013】
また、請求項2に記載の通信ケーブル入線用管体の引き込み治具は、請求項1において、前記走行部材の略中央底部に、錘が取り付けられているものである。
【0014】
このような構成によると、引き込み作業中に引き込み治具の走行が安定し、転倒しにくくなり、通信ケーブル入線用管体の捩れを抑制することが可能となる。また、通信ケーブル入線用管体に巻き癖がついていて先端部が反っているような場合であっても、引き込み治具の重量によってその反りがある程度修正される。
【0015】
また、請求項3に記載の通信ケーブル入線用管体の引き込み治具は、請求項1または2において、前記走行部材の先端部が、船首状に絞られた形状になっているものである。
【0016】
このような構成によると、走行部材の先端部がカバーされた状態となり、管路内に水が若干残った状態で引き込み治具を引き込んでも、通信ケーブル入線用管体の内部に水が入らなくなる。さらに、管路底面に凹凸が存在しても、走行部材の先端部が引っかかったりせず、容易に引き込むことができる。
【0017】
また、請求項4に記載の通信ケーブル入線用管体の引き込み治具は、請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記圧接部材がボルトであるものである。
【0018】
このような構成によると、ボルトを締め付けるだけで簡単に通信ケーブル入線用管体を、引き込み治具に、確実に把持することが可能となる。
【0019】
また、請求項5に記載の通信ケーブル入線用管体の引き込み治具は、請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記走行部材先端部と前記把持部材の間に、空間が設けられている。
【0020】
このような構成によると、通信ケーブル入線用管体の先端部から出ている呼び線やテンションメンバーの余長部分を治具に収納することができるので、通信ケーブル入線用管体引き込み作業中に呼び線やテンションメンバーを損傷することがなく、また管路内に引っかかることもない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明においては、管路として下水道管を想定しているが、本発明において管路は、必ずしも下水道管に限定されず、既設の管路であれば、例えば鋼管を用いたガス管路、鋳鉄管を用いた水道管路、その他に樋管などの農業用水管路、雨水管路、電力ケーブル管路等、あらゆる管路に適用可能である。また、通信ケーブルを敷設する地中管路の区画にマンホールが設けられていない場合には、立抗を形成して本発明を実施し、さらに地上配管の場合では、管端末の壁面を利用することが可能である。
【0022】
図1は、本発明に係る通信ケーブル入線用管体(以下、ガイド管という。)(図11参照)の地中管路内への引き込み治具の実施形態の一例の斜視図である。図1において、引き込み治具1は、地中管路内を走行するための走行部材2と、走行部材2の略中央部に固定された、ガイド管を内挿可能な通路3を有し、通路3に内挿したガイド管を圧接する部材を備えた把持部材4と、ガイド管に設けられている通信ケーブルが挿通する空間部の中に嵌挿される嵌挿部材5と、で構成されている。図2は、この引き込み治具1の平面図、正面図、底面図、左右側面図を示す図である。さらに、図6は本発明に係る実施形態の他の例の斜視図である。
【0023】
走行部材2はソリ状の部材で、その材質は、特に限定されるものではないが、例えば、硬質塩化ビニル等の樹脂製のものが軽量で、作業性に優れるために好ましい。走行部材2の底部6は、管路底面の曲面に沿うように湾曲している。また、走行部材2の先端部は、図6に示すように、断面が略半円状のように、開口しているものであっても良いが、図1に示すように船首状に絞られた形状であることが好ましい。これによって、管路内に水が若干残った状態でガイド管31を引き込んでも、ガイド管31の先端部がカバーされて、ガイド管31の内部に水が入らなくなる。さらに、管路底面に凹凸が存在しても、ガイド管31先端部が引っかかったりせず、容易に引き込むことが可能となる。
【0024】
走行部材2の略中央底部には、走行部材2の長さ方向に配置された金属製の板状の錘7が固定されている。そして、この錘7の上に、把持部材4が固定されている。この錘7を取り付けておくことで、引き込み作業中にこの引き込み治具1が転倒しにくくなるので、ガイド管31がねじれるのを抑制することができる。また、ガイド管31に巻き癖がついていて先端部が反っているような場合であっても、引き込み治具1の重量によってその反りがある程度修正される。
【0025】
把持部材4は、断面形状が略長方形の角筒部材で、ガイド管31を挿入できるように通路3が形成されている。そして、この把持部材4の上面には、ボルト孔が設けられており、ガイド管31を圧接する圧接部材としてボルト8が螺合されている。
【0026】
走行部材2の先端部と把持部材4との間には、空間9が形成されている。これによって、ガイド管31引き込み作業時に、ガイド管31先端部から出ている呼び線37やテンションメンバー40をまとめて載置することが可能となり、これら呼び線37やテンションメンバー40を損傷することがなく、また管路内にこれら呼び線37やテンションメンバー40が引っかかることもない。なお、引き込み治具1の先端部が船首状でない別形態の場合のものであっても、図7に示すように、空間9に、同様に呼び線37やテンションメンバー40をまとめて載置しておくことができる。
【0027】
走行部材2の先端部には、ガイド管の空間部に挿通する棒状の嵌挿部材5と、引き込み治具1と引き込み用ロープ(牽引索)とを接続する為のよりもどし11がワイヤー12を介して接続されている。嵌挿部材5は、ガイド管の空間部の形状に合わせて角柱状、円柱状のものを適宜使用することができ、また、ガイド管空間部の数、必要な圧接力に応じて複数個設けることができる。
【0028】
次に、前述のガイド管の引き込み治具1を用いた通信ケーブルの敷設方法について説明する。
【0029】
図8は、通信ケーブルを敷設するマンホール21,22間に設けられた地中管路20を示している。このマンホール21,22間に他のマンホールが設けられていてもよく、マンホールが通信基地であっても、本発明は同様に適用が可能である。図8において、マンホール21,22間には、a、b、・・jの各家庭に相当する複数の分岐管A、B、・・Jが設けられている。
【0030】
図9は、図8のI−I線断面図を示すものである。図9において、20は下水道管の本管であり、マンホール21と他のマンホール22との間に配管されている。そしてその本管20の上部側から、分岐管口23,24において分岐管25,26(図8におけるA〜Jのいずれかに相当)が分岐し、これら分岐管25,26は各家庭(図8におけるa、b、・・jに相当)毎の分岐管端部である分岐管桝27,28にまで接続されている。
【0031】
一般に本管20は道路に沿って深さ数mの位置に敷設されており、図10に示すように本管20の斜め側上部に分岐管口23,24が形成され、分岐管25,26は分岐管口23,24から急角度で上昇した後、地表近くで角度を変え、緩角度で分岐管桝27,28に接続されている。
【0032】
図8に示すように、本実施形態例における地中管路は、本管20からは分岐管A〜Jが図上方側にa、b、c、d、eが、図下方側にf、g、h、i、jに位置する各家庭に向かってそれぞれ計10本分岐している。そして、本実施形態例では、b、e、jに位置する3軒の家にのみ通信ケーブルの敷設を行い、他のa、c、d、f、g、h、iに位置する家には通信ケーブルを敷設しないものとして説明する。
【0033】
先ず、本管20内をTVカメラ等を使用して、マンホール21,22間の距離、マンホール21から本管20内の各分岐管25,26の分岐管口23,24までの距離、分岐管25,26から分岐管桝27,28までの距離、分岐管桝27,28の深さ等を正確に測定する(図9参照)。以上のような調査を実施した後に、通信ケーブルを収納するガイド管を準備する。
【0034】
ここで本実施形態例においては、通信ケーブルを敷設しない家a、c、d、f、g、h、iに対しては、将来通信ケーブルを容易に敷設可能とするために、後述するプラスチックチューブやロープ状物からなる呼び線を、本管20の各分岐管口付近又は各分岐管桝にまで敷設しておくこととなる。
【0035】
本発明に用いられるガイド管31の一例を図11に示す。ガイド管31は図11に示す形状が、特に本発明において好適である。ガイド管31はポリエチレン等の樹脂製が軽量かつ耐薬品性から好ましいが、その材質は、特に限定されるものではなく、地中管路の種別にあわせ適宜選択することができる。
【0036】
ガイド管31は、図11に示すように、外管32と、左右に延びる仕切り板33を有する内管34とで構成された二重構造のパイプとなっている。内管34内は、本管20を通る通信ケーブルの幹線、又は幹線用呼び線を通すための通路となる。内管34の外周の両側には、左右に延びる二枚の仕切り板33a、33b、33c、33dがついており、外管32と内管34との空間を上下に仕切っている。外管32は、複数の通信ケーブル又は呼び線を並列に配置できるように断面が略楕円形の中空管となっている。
【0037】
この仕切り板33a、33b、33c、33dに囲まれた6カ所の空間部35a,35b,35c,35d,35e,35fが通信ケーブル36、又は呼び線37を通すための通路となる。なお、通信ケーブル36と呼び線37とは略等しい太さのものを使用することが好ましい。これによって、呼び線37と通信ケーブル36とを入れ替えたときに、通信ケーブル36の位置ずれが生じたりすることがなくなる。又、通信ケーブル36を引き込む際に無理な引き込み力が作用しないため、通信ケーブル36の断線等も防止することができる。通信ケーブル36は、ステンレス管の中に4心の光ファイバーが通されており、外面がポリエチレンで被覆された太さが5mm前後のケーブルが本実施形態例において、好適に使用できる。又、呼び線37としては、通信ケーブル36の外径と略等しい外径を有する、ポリプロピレン繊維からなる丸打組物や、ウレタン製のチューブが好適に使用できる。ここで、本実施形態例において、通信ケーブル36と呼び線37の接続法であるが、突き合わせて金属リングなどでかしめてもよいし、通信ケーブルの被膜と呼び線の材質がプラスチック製同士で、かつ呼び線がチューブ状ならば、呼び線内部に通信ケーブルの先端を適当長さ挿入して重なり部分を形成し、その部分を外面から熱圧着や誘電により圧着して、重なり部分のプラスチックを溶かしながら潰し、ほぼ段差の生じない形状とすることも可能である。なお、通信ケーブル36には、4心型のもの以外に、2心型やその他の形式のものも使用可能である。
【0038】
ガイド管31の外管32と内管34の空間35の仕切り板33によって仕切られた通信ケーブル36、呼び線37の各通路35の高さは、通信ケーブル36、呼び線37の外径の2倍より低くなっている。このような寸法を採用することにより、通信ケーブル36又は通信ケーブル36と略同径の呼び線37を、ガイド管31内に入線する際に隣接する通信ケーブル等を乗り越えて交差することが無く、ガイド管内部で絡み合って無理な張力が加わったり、許容曲げ半径を超えて通信ケーブルが切断することがない。又、幅方向に通信ケーブル36を並列に複数入線できる構造により、本管20内に設置したときの高さを極力抑えることができるので、例えば、下水道管や雨水管などのように上部に空き空間がある場合には、その箇所に設置することにより、地中管路本来の機能を妨げない。
【0039】
また、図11に示すように、ガイド管31には、ガイド管31が本管20内に引き込まれた状態で、各分岐管口23,24に位置するところから1m程度の所に通信ケーブル36、呼び線37をガイド管31から外部に引き出す分岐孔38が設けられている。この分岐孔38は、ガイド管31の両側面に、ガイド管31の一端部を基点としてマンホール21から各分岐管口までの長さに相当する位置(前後に1m程度の範囲内)で開口している。分岐孔38は、地中管路20内の調査結果を基に予め、工場等で形成されることが好ましい。
【0040】
この分岐孔38から取り出される通信ケーブル36及び/又は呼び線37は、例えば、マンホール21に接続している本管20の一端部から図8における分岐管Aの分岐管口までの距離が1mであったとすると、分岐孔38も又ガイド管31の一端部より1m程度の位置に開口し、この分岐孔38から分岐管用通信ケーブル36や呼び線37を取り出すのである。
【0041】
分岐孔38の周りには、分岐具を取り付けておき、この分岐具を介して分岐管用ガイド管をガイド管に固定する。分岐孔38から取り出された通信ケーブル36、呼び線37は、分岐具及び分岐管用ガイド管の中を通ってガイド管31の外部へ引き出される。分岐管用ガイド管の先端には呼び子と呼ばれる、部材39が取付けられている。この呼び子39の形状は、フック状、リング状など種々の形状が採用可能である。図11において、呼び子39は1mm程度の太さのワイヤーを手鞠状に組合わせたφ100mm程度の球状である。
【0042】
さらに本実施形態例においては、以下に説明するように、ガイド管31内で通信ケーブル36同士、呼び線37同士、または通信ケーブル36と呼び線37とが絡まないようにするため、通信ケーブル36及び呼び線37をガイド管31内に入線する場所が、本管20から、a,b,・・・jに位置する各家庭へと延びる分岐管A〜Jの形成状況と関わり合って規則的な入線法則にしたがって配置されている。
【0043】
また、図11中、黒く塗りつぶした部分はテンションメンバー40を示している。また、ガイド管31の内管34及び仕切り板33によって区画された最下部の空間35e,35dには1〜2mm程度のワイヤーやテグス、モノフィラメント糸などの細線41が通線している。これらテンションメンバー40及び細線41は、ガイド管31全長に通線されている。テンションメンバー40には、ポリパラフェニレンベンソヒスオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、炭素繊維、金属繊維、ガラス繊維などの高強度低伸度性繊維よりなる、ロープ、紐、ベルトなどの長尺体や、ステンレスワイヤーなどを使用することができる。
【0044】
細線41の役割としては、内管34内のものは本管用通信ケーブルを入線するためのものである。通常、本管用通信ケーブルは、径が太いこともあって剛性が高く、予めガイド管内に入線しておくとリールドラムに巻き取ることが困難で、リールドラムの芯径を大きくする必要が生じるので、現場にて入線することが多くなると予想される。一方、最下部の区画空間35e,35dの細線42は、将来的に家が新設されて新たな分岐管が本管に接続されたときに、分岐管用に入線するための呼び線の役目をするものである。この場合、分岐管の新設時に分岐管口23,24(図9参照)に相当する位置でガイド管31に分岐孔38を開口し、そこから細線41を引き出して通信ケーブル36及び/又は呼び線37と入れ替える。
【0045】
なお、細線41の代わりに通信ケーブル36と同径の呼び線37を当初から入線していても問題はない。又、細線41から通信ケーブル36に入れ替えるときに、直接接続せずに細線と通信ケーブルの外径の中間径を有する牽引策を介在させて、引き取り力を伝達しやすくしてから実施しても良い。なお、ガイド管31は、図11に示す形状に限定されるものでなく、例えば、図12(a),(b)に示すような断面形状のものであっても良い。
【0046】
次に、以上のように通信ケーブル36等を入線したガイド管31を地中管内に引き込み具1を用いて敷設する方法について説明する。
【0047】
通信ケーブル36等を入線したガイド管31は、リールドラム13等に巻き取られて施工現場に搬入される。図13に示すように、施工現場において、予めマンホール21,22間に通線した牽引策42とガイド管31の一端部を本管20の一端部で、例えば、マンホール22の外で引き込み治具1を介して接続する。
【0048】
ここで、ガイド管31は、牽引索42との接続にあたり、図3に示すように、まず、引き込み治具1の把持部材4の通路3に通す。そして、圧接部材であるボルト8,8の真下の位置において、図示しないが、薄いゴム板等の緩衝材をガイド管31の外管32とボルト8,8の間に挟みこむ。
【0049】
次いで、図4に示すように、ガイド管31の空間部35に嵌挿部材5を挿入し、ボルト8,8を締め付けてガイド管31を引き込み治具1に固定する。
【0050】
そして、ガイド管31の先端部から出ている呼び線37やテンションメンバー40等を小さく巻いてまとめ、引き込み治具1の把持部材4と先端の間に設けられている空間9に載置する。その後、牽引索42を、引き込み治具1のよりもどし11に接続する。なお、この際、よりもどし11が設けられているワイヤー12に、ワイヤー等のロープ43を付けておくこともできる、これによって、引き込み治具1を引き戻すことも可能であるとともに、改めて牽引索として使用することもできる。
【0051】
このようにして、牽引索42とガイド管31を引き込み治具1を介して接続した後、牽引策42を他方のマンホール21から引き取って本管20内にガイド管を配置する。なお、この際、図14及び図15に示すように、ガイド管31を発進する側のマンホール22及び到達側のマンホール21のそれぞれの内部に作業員を配置するとともに、マンホース22,21の外においても作業員を配置し、ガイド管31を送り出すとともに、牽引索42を引き上げるようにすることで、引き込み作業を効率よく行うことが可能となる。
【0052】
ここで、牽引策42をマンホール21,22間に通線する方法としては、ワイヤー等の剛直体を押し込む方法や、パラシュート状の通線具を空気圧で飛ばす方法、自走型管内移動車に接続しておく方法などが知られており、これらの既知の方法を適宜採用することができる。なお、通信ケーブルを敷設する区画にマンホールが設けられていない管路等には立抗を掘りそれを人孔として利用する。
【0053】
ガイド管31全長を本管20内に配置した後に、牽引索42とガイド管31との接続を解除する。この段階でガイド管31に設けたそれぞれの分岐孔38が、それぞれの分岐管口23,24にほぼ一致した状態となる。次いで、分岐管A〜J内に分岐管用ガイド管を引き上げて通信ケーブル36及び/又は呼び線を敷設する。なお、地中管路の中で特に下水道や雨水管のように、本管20下部に汚水等が流れる管路においては、地中管路本来の機能を損なわないためにもガイド管31及び分岐管用ガイド管は、本管20及び分岐管25,26の上部側に設置することが好ましいので、マンホール21,22間で、テンションメンバー40に張力を加えるとともに、分岐管用ガイド管にも張力を加え、管路内の上部に配置させる。
【0054】
以上のようにして、地中管路に、各家庭に対して通信ケーブルの敷設時期をずらすことを可能とするガイド管31を敷設することが可能となる。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されており、本発明に係る請求項1によると、通信ケーブル入線用管体の空間部に嵌挿部材を嵌挿して、把持部材で圧接した際に、通信ケーブル入線用管体が把持部材からの締め付け圧力によって変形することが抑制される。また、把持部材の圧接力が十分に伝わるため、通信ケーブル入線用管体を引き込み治具へ確実に固定することできる。加えて、引き込み治具の構造が単純で、部品数が少なく、通信ケーブル入線用管体の引き込み治具への取付作業性も向上する効果を得ることができる。
【0056】
また、請求項2によると、引き込み作業中に引き込み治具の走行が安定し、転倒しにくくなり、通信ケーブル入線用管体の捩れを抑制することが可能となる。また、通信ケーブル入線用管体に巻き癖がついていて先端部が反っているような場合であっても、引き込み治具の重量によってその反りがある程度修正される効果を得ることができる。
【0057】
また、請求項3によると、走行部材の先端部がカバーされた状態となり、管路内に水が若干残った状態で引き込み治具を引き込んでも、通信ケーブル入線用管体の内部に水が入らなくなる。さらに、管路底面に凹凸が存在しても、走行部材の先端部が引っかかったりせず、容易に引き込むことができる。
【0058】
また、請求項4によると、ボルトを締め付けるだけで簡単に通信ケーブル入線用管体を、引き込み治具に、確実に把持することが可能となる。
【0059】
また、請求項5によると、引き込み治具の先端部から出ている呼び線やテンションメンバーの余長部分を治具に収納することができるので、通信ケーブル入線用管体引き込み作業中に呼び線やテンションメンバーを損傷することがなく、また管路内に引っかかることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信ケーブル入線用管体(ガイド管)の引き込み治具の実施形態の一例の斜視図である。
【図2】本発明に係る通信ケーブル入線用管体(ガイド管)の引き込み治具の実施形態の一例の平面図、正面図、底面図、左右側面図である。
【図3】通信ケーブル入線用管体(ガイド管)を引き込み治具の把持部材に挿入する方法を説明するための図である。
【図4】引き込み治具の嵌挿部材を通信ケーブル入線用管体(ガイド管)の空間部に挿入する方法を説明するための図である。
【図5】引き込み治具に通信ケーブル入線用管体(ガイド管)を固定した状態を説明するための図である。
【図6】本発明に係る通信ケーブル入線用管体(ガイド管)の引き込み治具の実施形態の他の例の斜視図である。
【図7】他の実施形態例に係る引き込み治具に通信ケーブル入線用管体(ガイド管)を固定した状態を説明するための図である。
【図8】地中管路の配置の一例を模式的に示した図である。
【図9】図8におけるI−I線断面図を示す図である。
【図10】分岐管の配置状態を示した断面図である。
【図11】通信ケーブル入線用管体(ガイド管)の一実施形態例の断面斜視図である。
【図12】通信ケーブル入線用管体(ガイド管)の他の実施形態例の断面図である。
【図13】本発明に係る通信ケーブル入線用管体の引き込み治具を用いた場合の管路内への通信ケーブル入線用管体の敷設方法を説明するための図である。
【図14】本発明に係る通信ケーブル入線用管体の引き込み治具を用いた場合の管路内への通信ケーブル入線用管体の敷設方法を説明するための図である。
【図15】本発明に係る通信ケーブル入線用管体の引き込み治具を用いた場合の管路内への通信ケーブル入線用管体の敷設方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 引き込み治具
2 走行部材
3 通路
4 把持部材
5 嵌挿部材
6 底部
7、7’ 掛止部材
8 ボルト
9 空間
37 呼び線
11 よりもどし
12 ワイヤー
20 本管
21,22 マンホール
23,24 分岐管口
25,26 分岐管
27,28 分岐管桝
31 ガイド管
32 外管
33 仕切り板
34 内管
35 空間部
36 通信ケーブル
37 呼び線
38 分岐孔
39 呼び子
40 テンションメンバー
41 細線
42 牽引策

Claims (5)

  1. 地中管路内を走行するための走行部材と、前記走行部材に固定された、通信ケーブル入線用管体を内挿可能な通路を有し、前記通路に内挿した通信ケーブル入線用管体を圧接する部材を備えた把持部材と、前記通信ケーブル入線用管体に設けられている空間部の中に嵌挿される嵌挿部材と、を備えてなることを特徴とする通信ケーブル入線用管体の引き込み治具。
  2. 前記走行部材の略中央底部に、錘が取り付けられている請求項1に記載の通信ケーブル入線用管体の引き込み治具。
  3. 前記走行部材の先端部が、船首状に絞られた形状になっている請求項1または2に記載の通信ケーブル入線用管体の引き込み治具。
  4. 前記圧接部材がボルトである請求項1乃至3のいずれかに記載の通信ケーブル入線用管体の引き込み治具。
  5. 前記走行部材先端部と前記把持部材の間に、空間が設けられている請求項1乃至4のいずれかに記載の通信ケーブル入線用管体の引き込み治具。
JP2003134203A 2003-05-13 2003-05-13 通信ケーブル入線用管体の引き込み治具 Expired - Fee Related JP4246542B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003134203A JP4246542B2 (ja) 2003-05-13 2003-05-13 通信ケーブル入線用管体の引き込み治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003134203A JP4246542B2 (ja) 2003-05-13 2003-05-13 通信ケーブル入線用管体の引き込み治具

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004343824A true JP2004343824A (ja) 2004-12-02
JP2004343824A5 JP2004343824A5 (ja) 2006-06-22
JP4246542B2 JP4246542B2 (ja) 2009-04-02

Family

ID=33524832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003134203A Expired - Fee Related JP4246542B2 (ja) 2003-05-13 2003-05-13 通信ケーブル入線用管体の引き込み治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4246542B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015227236A (ja) * 2014-06-02 2015-12-17 株式会社タダノ クレーン車における吊荷ロープ張設時に使用するロープ連結サポート

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111641166B (zh) * 2020-06-08 2021-08-20 广东电网有限责任公司 输电线路螺栓部件辅助安装装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015227236A (ja) * 2014-06-02 2015-12-17 株式会社タダノ クレーン車における吊荷ロープ張設時に使用するロープ連結サポート

Also Published As

Publication number Publication date
JP4246542B2 (ja) 2009-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7179019B2 (en) Method and structure for laying communication cable in underground line, and members used for laying
US7341403B2 (en) Method of constructing information correspondence pipe, constructed structure, and construction member
JP4246542B2 (ja) 通信ケーブル入線用管体の引き込み治具
JP4469095B2 (ja) 地中管路内への通信ケーブル敷設方法及びそれに用いられるガイド管並びに通信ケーブルの地中管路敷設構造
JP4601012B2 (ja) 既設管路の情報対応管構築方法及び既設管路の情報対応管構築構造
JP4417891B2 (ja) 光ファイバーケーブルの敷設方法
JP2003324815A (ja) ケーブル挿通用鞘管
JP4425497B2 (ja) 通信ケーブルの地中管路内敷設構造
JP4219627B2 (ja) 情報対応管の構築方法およびその構築構造ならびにその構築部材
JP4302935B2 (ja) 呼び線
KR20000047131A (ko) 타이트 버퍼형 광섬유 및 그것을 구비한 초다심 광케이블
JP4311608B2 (ja) 既設管路の情報対応管構築に用いられる鞘管
CN212210398U (zh) 一种地下室电气线缆进线箱
JPH04199105A (ja) 光ファイバケーブル及びその布設工法
JP3980258B2 (ja) 光ファイバーケーブルの敷設方法
JP3571275B2 (ja) 通線紐固定具
JP4474042B2 (ja) 光ファイバーケーブルの敷設構造および敷設方法ならびに敷設するための部材
JP3616995B2 (ja) 可撓管体の敷設方法
JP4433333B2 (ja) 呼び線と通信ケーブルとの接続方法
KR100342592B1 (ko) 타이트바운드형광케이블
KR100308505B1 (ko) 폴드유니트 및 그것을 구비한 초다심 광케이블
KR20000015278U (ko) 타이트 바운드형 초다심 광케이블
JP2004201447A (ja) 複合ケーブル布設方法と複合ケーブル
JP2000291828A (ja) 管路構造
JPH08275363A (ja) ケーブル埋設用共同溝

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060508

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees