JP2000291828A - 管路構造 - Google Patents

管路構造

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JP2000291828A
JP2000291828A JP9544599A JP9544599A JP2000291828A JP 2000291828 A JP2000291828 A JP 2000291828A JP 9544599 A JP9544599 A JP 9544599A JP 9544599 A JP9544599 A JP 9544599A JP 2000291828 A JP2000291828 A JP 2000291828A
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JP
Japan
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pipe
buried
pipeline
peripheral surface
buried pipeline
Prior art date
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Pending
Application number
JP9544599A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Nakai
健司 中井
Saneki Kishida
実樹 岸田
Shigeo Takemura
茂雄 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリエチレン管を埋設管路内に挿通して鞘管路
を敷設する際に、埋設管路の内周面との摩擦抵抗力を小
さくすることができる。 【解決手段】一対のハンドホール10間に埋設管路20
が敷設された後に、一方のハンドホール10から埋設管
路20内に、可撓性を有するポリエチレン管30が、埋
設管路20の全長にわたって引き入れられることによっ
て鞘管路が構成される。ポリエチレン管30は、外周面
に、それぞれが軸方向に沿った複数の溝部が設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドホール、マ
ンホール等の一対の地中構造物間に敷設された埋設管路
内に、複数の内部管路が敷設された管路構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、地中に埋設される埋設管路内に、
内部管路として複数の鞘管路を敷設して、各鞘管路内
に、通信ケーブル、電力ケーブル等を挿通させることが
行われている。この場合、埋設管路は、通信ケーブル等
を保守、点検するために地中に設置された地中構造物で
あるハンドホールに、各端部がそれぞれ接続される。ま
た、埋設管路内に敷設される複数の鞘管路のそれぞれの
各端部も、ハンドホールにそれぞれ接続されて固定され
る。
【0003】埋設管路内に複数の鞘管路を敷設する方法
として、一対のハンドホール間にわたって埋設管路を敷
設した後に、敷設された埋設管路内に、埋設管路の全長
にわたって連続した合成樹脂製のパイプを挿通させて鞘
管路を敷設する方法も実施されている。この場合には、
一方のハンドホール内に各鞘管路を構成する複数のパイ
プを引き入れて、他方のハンドホールを通して、各パイ
プを一体的に牽引することによって、各パイプが埋設管
路内を挿通される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一対のハンドホール間
に設けられた埋設管路の全長にわたって、パイプを挿通
させて鞘管路を敷設する場合には、鞘管路の外周面が内
部管路の内周面に接触して大きな摩擦力が加わるという
問題がある。特に、複数のパイプを一体的に牽引して、
埋設管路の全長にわたって挿通させる際には、各パイプ
の外周面と埋設管路内周面との摩擦抵抗によって、大き
な牽引力が必要になる。
【0005】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、合成樹脂製のパイプ等の管体を埋
設管路内に挿通して鞘管路を敷設する際にも、埋設管路
の内周面との摩擦抵抗力が小さく、容易に鞘管路を敷設
することができる管路構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の管路構造は、一
対の地中構造物間に埋設管路が敷設された後に、一方の
地中構造物から埋設管路内に、可撓性を有する管体が、
埋設管路の全長にわたって引き入れられることによって
内部管路が構成される管路構造であって、前記内部管路
を構成する管体の外周面が、軸方向に沿った摩擦係数が
小さくなるように構成されていることを特徴とする。
【0007】前記管体の外周面には、それぞれが軸方向
に沿った複数の溝部が設けられている。
【0008】前記管体の外周面には、低摩擦係数の被覆
層が設けられている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
【0010】図1は、本発明の管路構造の敷設状態の一
例を示す概略図、図2は、その平面図である。本発明の
管路構造では、適当な距離をあけてそれぞれが地中に設
置された一対の地中構造物であるハンドホール10間に
埋設管路20が敷設された後に、その埋設管路20内
に、例えば6本の可撓性の管体であるポリエチレン管3
0が、埋設管路20内に一体的に引き入れられて、内部
管路20の全長にわたって挿通されることにより、6本
の鞘管路とされる。そして、埋設管路20内に敷設され
た各鞘管路内に、光ファイバーケーブルがそれぞれ挿通
されるようになっている。
【0011】各ハンドホール10は、埋設管路20内に
敷設された各鞘管路内をそれぞれ挿通する光ファイバー
ケーブルの接続作業、保守点検作業等を実施するために
地中に埋設された中空直方体状のコンクリート製の構造
物である。
【0012】図3は、各鞘管路を構成するポリエチレン
管30の断面図である。ポリエチレン管30の外周面に
は、軸方向に沿って突出した複数の溝部31が、周方向
に等しい間隔をあけて設けられている。各溝部31は、
深くなるにつれて順次幅方向寸法が小さくなった断面三
角形状に形成されており、隣接する一対の溝部31の間
は、断面三角形の先細状に形成されている。
【0013】図1および図2に示すように、各鞘管路を
それぞれ構成する6本のポリエチレン管30は、それぞ
れ円筒状に巻き取られた状態で、設置現場にまで輸送さ
れるようになっている。そして、埋設管20内に各ポリ
エチレン管30が引き入れられるハンドホール11に近
接して、3台の繰り出し器41がそれぞれ配置されてい
る。各繰り出し器41には、円筒状に巻き取られた一対
のポリエチレン管30が、それぞれ水平な状態で上下に
並んで装着されるようになっている。各繰り出し器41
は、上下に装着された各ポリエチレン管30を垂直方向
に沿った軸回りに自由に回転させることができるように
なっている。
【0014】各繰り出し器41からは、上下の各ポリエ
チレン管30がそれぞれ引き出されており、引き出され
た各ポリエチレン管30の先端部が一括されて、1本の
牽引ワイヤー44に接続されている。そして、牽引ワイ
ヤー44が、各繰り出し器41に近接したハンドホール
10の上方に配置された1つの第1ガイド部材42内を
挿通されて、この第1ガイド部材42内を、6本のポリ
エチレン管が一括されて挿通している。
【0015】この第1ガイド部材42は、内周面が平滑
な円筒状であって、ハンドホール10の上方にて、上方
に突出するように円弧状に湾曲した状態で配置されてお
り、ガイド部材42内を挿通して6本のポリエチレン管
30は、第1ガイド部材42によって、その下方のハン
ドホール10内に案内されている。
【0016】第1ガイド部材43の下方のハンドホール
10内には、第2ガイド部材43が配置されている。こ
の第2ガイド部材43も、内周面が平滑な円筒状であっ
て、円弧状に湾曲している。第2ガイド部材43は、ハ
ンドホール10の上面に設けられた開口部を通って、こ
のハンドホール10に接続された埋設管20の端部に対
向するように配置されており、第1ガイド部材42を挿
通した牽引ワイヤー44が、第2ガイド部材42を通っ
て、埋設管路20内に挿入されている。そして、牽引ワ
イヤー44に接続されて第1ガイド部材42を挿通した
6本のポリエチレン管も、一括された状態で、第2ガイ
ド部材43内を挿通して、埋設管路20内に挿入されて
いる。
【0017】埋設管路20内に挿入された牽引ワイヤー
44は、埋設管路20内を挿通して、他方のハンドホー
ル10を通って地表に引き出されている。地表に引き出
された牽引ワイヤー44は、適当な牽引手段によって牽
引されている。
【0018】地表に引き出された牽引ワイヤー44の先
端部が、適当な牽引ワイヤー44によって牽引される
と、この牽引ワイヤー44に一括して接続された6本の
ポリエチレン管30は、各繰り出し器41の回転によっ
て、円筒状に巻き取られた状態から引き出されて、第1
ガイド部材42内および第2ガイド部材43内を順次通
過して、埋設管20内に一括して引き込まれる。そし
て、埋設管路20内に引き込まれた6本のポリエチレン
管30は、一体となって、埋設管路20内を推進する。
【0019】このとき、各ポリエチレン管30は、それ
ぞれの外周面に、軸方向に沿った複数の溝部31が形成
されていることによって、軸方向に沿った摩擦係数が小
さくなっているために、埋設管路20の内周面を摺接す
る際の摩擦力が低減されており、埋設管路20内を、一
体となって円滑に推進する。また、第1ガイド部材42
および第2ガイド部材42内を通過する際にも、第1ガ
イド部材42および第2ガイド部材42内周面との摩擦
力が低減されるために、それぞれの内部を、ポリエチレ
ン管30は、一体となって円滑に通過する。これによ
り、6本のポリエチレン管30は、一体となって、埋設
管路20の全長にわたり円滑に推進し、それぞれの先端
部が、到達側のハンドホール10内に一括して引き込ま
れる。
【0020】埋設管路20の全長にわたって各ポリエチ
レン管30が挿通されると、各ポリエチレン管30は、
埋設管路20の全長に対応した長さにそれぞれ切断され
て、各ポリエチレン管30の両端部が、各ハンドホール
10に対してそれぞれ固定される。これにより、埋設管
路20内に6本の鞘管路が敷設される。
【0021】なお、鞘管路を構成するポリエチレン管3
0は、それぞれが軸方向に沿った複数の溝部31を形成
して、軸方向に沿った摩擦係数を小さくする構成に限ら
ず、図4(a)に示すように、外周面に低摩擦係数のシ
リコン等によって構成された被覆層32を設けるように
してもよい。また、図4(b)に示すように、外周面に
溝部31を設けるとともに、内周面にも、それぞれが軸
方向に沿った複数の溝部33を周方向に等しい間隔をあ
けて設ける構成、あるいは、図4(c)に示すように、
外周面にシリコン等の低摩擦係数の材質の被覆層32を
設けるとともに、内周面にもシリコン等の低摩擦係数の
被覆層34を設ける構成、さらには、図4(d)に示す
ように、内周面に低摩擦係数の被覆層32を設けて、内
周面に、それぞれが軸方向に沿った複数の溝部33を周
方向に等しい間隔をあけて設ける構成、その反対に、外
周面に、それぞれが軸方向に沿った複数の溝部を周方向
に等しい間隔をあけて設けるとともに、内周面に低摩擦
係数の被覆層を設ける構成であってもよい。このよう
に、ポリエチレン管30の内周面も、軸方向に沿った摩
擦係数が小さくなるように構成されることによって、ポ
リエチレン管30内に、光ファイバーケーブル等のケー
ブルを容易に挿通することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の管路構造は、このように、埋設
管路内を挿通される管体の外周面が、軸方向に沿った摩
擦係数が小さくなっているために、埋設管路内を円滑に
推進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管路構造の敷設状態の一例を示す概略
図である。
【図2】その平面図である。
【図3】その管路構造に使用されるポリエチレン管の斜
視図である。
【図4】(a)は、ポリエチレン管の他の例を示す断面
図、(b)は、ポリエチレン管のさらに他の例を示す断
面図、(c)は、ポリエチレン管のさらに他の例を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 ハンドホール 20 埋設管路 30 ポリエチレン管 31 溝部 41 繰り出し器 42 第1ガイド部材 43 第2ガイド部材 44 牽引ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H038 CA68 3H111 AA02 BA15 CB08 CB14 CB23 DA26 DB17 DB23 5G369 AA19 BA04 DC06 DC20 EA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の地中構造物間に埋設管路が敷設さ
    れた後に、一方の地中構造物から埋設管路内に、可撓性
    を有する管体が、埋設管路の全長にわたって引き入れら
    れることによって内部管路が構成される管路構造であっ
    て、 前記内部管路を構成する管体の外周面が、軸方向に沿っ
    た摩擦係数が小さくなるように構成されていることを特
    徴とする管路構造。
  2. 【請求項2】 前記管体の外周面には、それぞれが軸方
    向に沿った複数の溝部が設けられている請求項1に記載
    の管路構造。
  3. 【請求項3】 前記管体の外周面には、低摩擦係数の被
    覆層が設けられている請求項1に記載の管路構造。
JP9544599A 1999-04-01 1999-04-01 管路構造 Pending JP2000291828A (ja)

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JP9544599A JP2000291828A (ja) 1999-04-01 1999-04-01 管路構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240003A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Sekisui Chem Co Ltd ケーブル保護管

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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