JP2000291842A - 管路構造の構築方法 - Google Patents
管路構造の構築方法Info
- Publication number
- JP2000291842A JP2000291842A JP11105422A JP10542299A JP2000291842A JP 2000291842 A JP2000291842 A JP 2000291842A JP 11105422 A JP11105422 A JP 11105422A JP 10542299 A JP10542299 A JP 10542299A JP 2000291842 A JP2000291842 A JP 2000291842A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide member
- pipe
- pipeline
- buried
- handhole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】地下埋設物の形状、大きさ、埋設管路との接続
位置等に適合した状態に容易に設置することができる。 【解決手段】一対のハンドホール10間に埋設管路20
が敷設された後に、一方のハンドホール10から埋設管
路20内に、6本のポリエチレン管30が、埋設管路2
0の全長にわたって引き入れられて鞘管路が敷設され
る。各ポリエチレン管30は、ハンドホール10内に配
置された円筒状の第2ガイド部材43内に案内されて、
ハンドホール10の内部を通って埋設管路20内に挿入
されている。第2ガイド部材43は、可撓性を有するプ
ロファイルを螺旋状に巻回して、隣接する側縁部同士を
プロファイルの幅方向に沿ってスライド可能に係合させ
ることにより自由に湾曲し得るようになった螺旋管によ
って構成されている。
位置等に適合した状態に容易に設置することができる。 【解決手段】一対のハンドホール10間に埋設管路20
が敷設された後に、一方のハンドホール10から埋設管
路20内に、6本のポリエチレン管30が、埋設管路2
0の全長にわたって引き入れられて鞘管路が敷設され
る。各ポリエチレン管30は、ハンドホール10内に配
置された円筒状の第2ガイド部材43内に案内されて、
ハンドホール10の内部を通って埋設管路20内に挿入
されている。第2ガイド部材43は、可撓性を有するプ
ロファイルを螺旋状に巻回して、隣接する側縁部同士を
プロファイルの幅方向に沿ってスライド可能に係合させ
ることにより自由に湾曲し得るようになった螺旋管によ
って構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドホール、マ
ンホール等の一対の地中構造物間に敷設された埋設管路
内に、複数の内部管路が敷設された管路構造を構築する
方法に関し、特に、一方の地中構造物から埋設管路の全
長にわたって、可撓性を有する管体を引き入れて内部管
路を敷設するようになった管路構造の構築方法に関す
る。
ンホール等の一対の地中構造物間に敷設された埋設管路
内に、複数の内部管路が敷設された管路構造を構築する
方法に関し、特に、一方の地中構造物から埋設管路の全
長にわたって、可撓性を有する管体を引き入れて内部管
路を敷設するようになった管路構造の構築方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、地中に埋設される埋設管路内に、
内部管路として複数の鞘管路を敷設し、各鞘管路内に、
通信ケーブル、電力ケーブル等を挿通させることが行わ
れている。この場合、埋設管路は、通信ケーブル等を保
守、点検するために地中に設置された地中構造物である
ハンドホールに、各端部がそれぞれ接続される。また、
埋設管路内に敷設される複数の鞘管路のそれぞれの各端
部も、ハンドホールにそれぞれ接続されて固定される。
内部管路として複数の鞘管路を敷設し、各鞘管路内に、
通信ケーブル、電力ケーブル等を挿通させることが行わ
れている。この場合、埋設管路は、通信ケーブル等を保
守、点検するために地中に設置された地中構造物である
ハンドホールに、各端部がそれぞれ接続される。また、
埋設管路内に敷設される複数の鞘管路のそれぞれの各端
部も、ハンドホールにそれぞれ接続されて固定される。
【0003】埋設管路内に複数の鞘管路を敷設する方法
として、一対のハンドホール間にわたって埋設管路を敷
設した後に、敷設された埋設管路内に、埋設管路の全長
にわたって連続する合成樹脂製のパイプを挿通して鞘管
路を敷設する方法も実施されている。この場合には、一
方のハンドホール内に各鞘管路を構成する複数のパイプ
を引き入れて、他方のハンドホールおよび埋設管路を通
して、各パイプを一体的に牽引することによって、各パ
イプが埋設管路内を挿通する。
として、一対のハンドホール間にわたって埋設管路を敷
設した後に、敷設された埋設管路内に、埋設管路の全長
にわたって連続する合成樹脂製のパイプを挿通して鞘管
路を敷設する方法も実施されている。この場合には、一
方のハンドホール内に各鞘管路を構成する複数のパイプ
を引き入れて、他方のハンドホールおよび埋設管路を通
して、各パイプを一体的に牽引することによって、各パ
イプが埋設管路内を挿通する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一対のハンドホール間
に設けられた埋設管路の全長にわたって、パイプを挿通
させて鞘管路を敷設する場合には、地表に設けられたハ
ンドホールの開口部からハンドホール内にパイプを挿入
して、ハンドホール内を通過したパイプを、ハンドホー
ルに接続された埋設管路内に挿入する必要がある。この
場合、ハンドホール内に挿入されるパイプが、ハンドホ
ールの開口部の内周縁に摺接すると、パイプが破損する
おそれがある。同様に、ハンドホール内を通って埋設管
路内に挿入されるパイプが、埋設管路の端面における内
周縁に摺接して破損するおそれもある。
に設けられた埋設管路の全長にわたって、パイプを挿通
させて鞘管路を敷設する場合には、地表に設けられたハ
ンドホールの開口部からハンドホール内にパイプを挿入
して、ハンドホール内を通過したパイプを、ハンドホー
ルに接続された埋設管路内に挿入する必要がある。この
場合、ハンドホール内に挿入されるパイプが、ハンドホ
ールの開口部の内周縁に摺接すると、パイプが破損する
おそれがある。同様に、ハンドホール内を通って埋設管
路内に挿入されるパイプが、埋設管路の端面における内
周縁に摺接して破損するおそれもある。
【0005】このために、例えば、ハンドホール内に、
パイプが通過する円筒状のガイド部材を配置して、ガイ
ド部材によって、パイプを埋設管路内に案内することに
よって、パイプがハンドホールの開口部の内周縁、埋設
管路の端部内周縁に摺接することが防止される。しかし
ながら、このような円筒状のガイド部材は、ハンドホー
ルの大きさ、ハンドホールと埋設管路との接続位置等に
適合した形状、すなわち、ハンドホールの開口部と、ハ
ンドホールに接続された埋設管路の開口端部との間にわ
たって、各パイプを案内し得る形状に構成する必要があ
り、各ハンドホール毎に、そのハンドホールの大きさ等
に適合した形状のガイド部材をそれぞれ準備しなければ
ならない。しかも、各ガイド部材の形状が一定している
ことによって、各ハンドホール内にガイド部材を所定の
姿勢で設置することが容易でないという問題もある。
パイプが通過する円筒状のガイド部材を配置して、ガイ
ド部材によって、パイプを埋設管路内に案内することに
よって、パイプがハンドホールの開口部の内周縁、埋設
管路の端部内周縁に摺接することが防止される。しかし
ながら、このような円筒状のガイド部材は、ハンドホー
ルの大きさ、ハンドホールと埋設管路との接続位置等に
適合した形状、すなわち、ハンドホールの開口部と、ハ
ンドホールに接続された埋設管路の開口端部との間にわ
たって、各パイプを案内し得る形状に構成する必要があ
り、各ハンドホール毎に、そのハンドホールの大きさ等
に適合した形状のガイド部材をそれぞれ準備しなければ
ならない。しかも、各ガイド部材の形状が一定している
ことによって、各ハンドホール内にガイド部材を所定の
姿勢で設置することが容易でないという問題もある。
【0006】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、合成樹脂製のパイプ等の可撓性を
有する管体を埋設管路内に挿通して内部管路を敷設する
際に、埋設管路内に挿入される管体の損傷を防止するガ
イド部材を、ハンドホール等の各種地中埋設物の形状等
にかかわらず、それぞれの地中構造物に適合した状態に
容易に設置することができる埋設管路の構築方法を提供
することにある。
であり、その目的は、合成樹脂製のパイプ等の可撓性を
有する管体を埋設管路内に挿通して内部管路を敷設する
際に、埋設管路内に挿入される管体の損傷を防止するガ
イド部材を、ハンドホール等の各種地中埋設物の形状等
にかかわらず、それぞれの地中構造物に適合した状態に
容易に設置することができる埋設管路の構築方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の管路構造の構築
方法は、一対の地中構造物間に敷設された埋設管路内
に、一方の地中構造物から、可撓性を有する管体を、埋
設管路の全長にわたって引き入れて内部管路を敷設する
管路構造の構築方法であって、管体が引き入れられる埋
設管路の端部が接続された地中構造物内に、円筒状のガ
イド部材を配置して、このガイド部材を通して、管体を
埋設管路内に案内するようになっており、このガイド部
材が、可撓性を有するプロファイルを螺旋状に巻回し
て、隣接する側縁部同士をプロファイルの幅方向に沿っ
てスライド可能に係合させることにより製造された湾曲
可能な螺旋管を使用していることを特徴とする。
方法は、一対の地中構造物間に敷設された埋設管路内
に、一方の地中構造物から、可撓性を有する管体を、埋
設管路の全長にわたって引き入れて内部管路を敷設する
管路構造の構築方法であって、管体が引き入れられる埋
設管路の端部が接続された地中構造物内に、円筒状のガ
イド部材を配置して、このガイド部材を通して、管体を
埋設管路内に案内するようになっており、このガイド部
材が、可撓性を有するプロファイルを螺旋状に巻回し
て、隣接する側縁部同士をプロファイルの幅方向に沿っ
てスライド可能に係合させることにより製造された湾曲
可能な螺旋管を使用していることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0009】図1は、本発明の管路構造の構築方法の実
施状態の一例を示す概略図、図2は、その概略平面図で
ある。本発明の管路構造では、適当な距離をあけてそれ
ぞれが地中に設置された一対の地中構造物であるハンド
ホール10間に埋設管路20が敷設された後に、その埋
設管路20内に、例えば6本の可撓性の管体であるポリ
エチレン管30が、一方のハンドホール10から埋設管
路20内に一体的に引き入れられて、内部管路20の全
長にわたって一体的に挿通されることにより、6本の鞘
管路が敷設されるようになっている。そして、埋設管路
20内に敷設された各鞘管路内に、光ファイバーケーブ
ルがそれぞれ挿通される。
施状態の一例を示す概略図、図2は、その概略平面図で
ある。本発明の管路構造では、適当な距離をあけてそれ
ぞれが地中に設置された一対の地中構造物であるハンド
ホール10間に埋設管路20が敷設された後に、その埋
設管路20内に、例えば6本の可撓性の管体であるポリ
エチレン管30が、一方のハンドホール10から埋設管
路20内に一体的に引き入れられて、内部管路20の全
長にわたって一体的に挿通されることにより、6本の鞘
管路が敷設されるようになっている。そして、埋設管路
20内に敷設された各鞘管路内に、光ファイバーケーブ
ルがそれぞれ挿通される。
【0010】各ハンドホール10は、埋設管路20内に
敷設された各鞘管路内をそれぞれ挿通する光ファイバー
ケーブルの接続作業、保守点検作業等を実施するために
地中に埋設された中空直方体状のコンクリート製の構造
物である。
敷設された各鞘管路内をそれぞれ挿通する光ファイバー
ケーブルの接続作業、保守点検作業等を実施するために
地中に埋設された中空直方体状のコンクリート製の構造
物である。
【0011】各鞘管路をそれぞれ構成する6本のポリエ
チレン管30は、それぞれ円筒状に巻き取られた状態
で、設置現場にまで輸送されるようになっている。そし
て、埋設管20内に各ポリエチレン管30が引き入れら
れるハンドホール11に近接して、3台の繰り出し器4
1がそれぞれ配置されている。各繰り出し器41には、
円筒状に巻き取られた一対のポリエチレン管30が、そ
れぞれ水平な状態で上下に並んで装着されるようになっ
ている。各繰り出し器41は、上下に装着された各ポリ
エチレン管30を垂直方向に沿った軸回りに自由に回転
させることができるようになっている。
チレン管30は、それぞれ円筒状に巻き取られた状態
で、設置現場にまで輸送されるようになっている。そし
て、埋設管20内に各ポリエチレン管30が引き入れら
れるハンドホール11に近接して、3台の繰り出し器4
1がそれぞれ配置されている。各繰り出し器41には、
円筒状に巻き取られた一対のポリエチレン管30が、そ
れぞれ水平な状態で上下に並んで装着されるようになっ
ている。各繰り出し器41は、上下に装着された各ポリ
エチレン管30を垂直方向に沿った軸回りに自由に回転
させることができるようになっている。
【0012】各繰り出し器41からは、上下の各ポリエ
チレン管30がそれぞれ引き出されており、引き出され
た各ポリエチレン管30の先端部が一括されて、1本の
牽引ワイヤー44に接続されている。そして、牽引ワイ
ヤー44が、各繰り出し器41に近接したハンドホール
10の上方に配置された第1ガイド部材42内を挿通し
ており、従って、牽引ワイヤー44に一括して接続され
た6本のポリエチレン管も、この第1ガイド部材42内
を挿通している。
チレン管30がそれぞれ引き出されており、引き出され
た各ポリエチレン管30の先端部が一括されて、1本の
牽引ワイヤー44に接続されている。そして、牽引ワイ
ヤー44が、各繰り出し器41に近接したハンドホール
10の上方に配置された第1ガイド部材42内を挿通し
ており、従って、牽引ワイヤー44に一括して接続され
た6本のポリエチレン管も、この第1ガイド部材42内
を挿通している。
【0013】この第1ガイド部材42は、内周面が平滑
な円筒状であって、ハンドホール10の上方にて、上方
に突出するように円弧状に湾曲した状態で配置されてい
る。第1ガイド部材42内を挿通した6本のポリエチレ
ン管30は、第1ガイド部材42に案内されて、その下
方のハンドホール10における地表に設けられた開口部
内に挿入されている。
な円筒状であって、ハンドホール10の上方にて、上方
に突出するように円弧状に湾曲した状態で配置されてい
る。第1ガイド部材42内を挿通した6本のポリエチレ
ン管30は、第1ガイド部材42に案内されて、その下
方のハンドホール10における地表に設けられた開口部
内に挿入されている。
【0014】第1ガイド部材43の下方のハンドホール
10内には、第2ガイド部材43が配置されている。こ
の第2ガイド部材43も、円弧状に湾曲した円筒状に構
成されている。第2ガイド部材43は、ハンドホール1
0の上面に設けられた開口部を通過して、ハンドホール
10の内部を通って、ハンドホール10に接続された埋
設管20の端部内に挿入されている。第1ガイド部材4
2を挿通した牽引ワイヤー44は、第2ガイド部材42
を通って、埋設管路20内に挿入されており、牽引ワイ
ヤー44に一括状態で接続されて第1ガイド部材42を
挿通した6本のポリエチレン管30も、一括して、第2
ガイド部材43内を通過して、埋設管路20内に挿入さ
れている。
10内には、第2ガイド部材43が配置されている。こ
の第2ガイド部材43も、円弧状に湾曲した円筒状に構
成されている。第2ガイド部材43は、ハンドホール1
0の上面に設けられた開口部を通過して、ハンドホール
10の内部を通って、ハンドホール10に接続された埋
設管20の端部内に挿入されている。第1ガイド部材4
2を挿通した牽引ワイヤー44は、第2ガイド部材42
を通って、埋設管路20内に挿入されており、牽引ワイ
ヤー44に一括状態で接続されて第1ガイド部材42を
挿通した6本のポリエチレン管30も、一括して、第2
ガイド部材43内を通過して、埋設管路20内に挿入さ
れている。
【0015】埋設管路20内に挿入された牽引ワイヤー
44は、埋設管路20内を挿通して、他方のハンドホー
ル10を通って地表に引き出されている。地表に引き出
された牽引ワイヤー44は、適当な牽引手段によって牽
引されている。
44は、埋設管路20内を挿通して、他方のハンドホー
ル10を通って地表に引き出されている。地表に引き出
された牽引ワイヤー44は、適当な牽引手段によって牽
引されている。
【0016】地表に引き出された牽引ワイヤー44の先
端部が、適当な牽引手段によって牽引されると、この牽
引ワイヤー44に一括して接続された6本のポリエチレ
ン管30は、各繰り出し器41の回転によって、円筒状
に巻き取られた状態から順次繰り出される。そして、繰
り出された各ポリエチレン管30は、第1ガイド部材4
2内および第2ガイド部材43内を順次通過して、埋設
管20内に一括して引き込まれる。埋設管路20内に引
き込まれた6本のポリエチレン管30は、一体となっ
て、埋設管路20内を推進する。
端部が、適当な牽引手段によって牽引されると、この牽
引ワイヤー44に一括して接続された6本のポリエチレ
ン管30は、各繰り出し器41の回転によって、円筒状
に巻き取られた状態から順次繰り出される。そして、繰
り出された各ポリエチレン管30は、第1ガイド部材4
2内および第2ガイド部材43内を順次通過して、埋設
管20内に一括して引き込まれる。埋設管路20内に引
き込まれた6本のポリエチレン管30は、一体となっ
て、埋設管路20内を推進する。
【0017】埋設管路20の全長にわたって各ポリエチ
レン管30が挿通されると、各ポリエチレン管30は、
埋設管路20の全長に対応した長さにそれぞれ切断され
て、各ポリエチレン管30の両端部が、各ハンドホール
10に対してそれぞれ固定される。これにより、埋設管
路20内に6本の鞘管路が敷設され、所定の管路構造と
される。
レン管30が挿通されると、各ポリエチレン管30は、
埋設管路20の全長に対応した長さにそれぞれ切断され
て、各ポリエチレン管30の両端部が、各ハンドホール
10に対してそれぞれ固定される。これにより、埋設管
路20内に6本の鞘管路が敷設され、所定の管路構造と
される。
【0018】図3は、各ポリエチレン管30が引き込ま
れるハンドホール10内に配置された第2ガイド部材4
3の一部破断側面図である。この第2ガイド部材43
は、可撓性を有する合成樹脂製の帯板状をしたプロファ
イル43aを螺旋状に巻回して構成されている。第2ガ
イド部材43を構成するプロファイル43aは、幅方向
の中程から一方の側縁部にかけてプロファイル43aの
全長にわたって設けられた帯板状の挿入部43bと、こ
の挿入部43bが設けられた側部とは反対側の側部にお
いて、厚さ方向に適当な間隔をあけた状態でプロファイ
ル43aの全長にわたって配置された一対のフランジ部
43cとを有している。
れるハンドホール10内に配置された第2ガイド部材4
3の一部破断側面図である。この第2ガイド部材43
は、可撓性を有する合成樹脂製の帯板状をしたプロファ
イル43aを螺旋状に巻回して構成されている。第2ガ
イド部材43を構成するプロファイル43aは、幅方向
の中程から一方の側縁部にかけてプロファイル43aの
全長にわたって設けられた帯板状の挿入部43bと、こ
の挿入部43bが設けられた側部とは反対側の側部にお
いて、厚さ方向に適当な間隔をあけた状態でプロファイ
ル43aの全長にわたって配置された一対のフランジ部
43cとを有している。
【0019】プロファイル43aの一方の側縁部を構成
する挿入部43bの側縁部には、先細状に突出する先端
係合部43dがプロファイル43の全長にわたって設け
られている。先端係合部43dの基端部は、挿入部43
bの厚さ方向の両側に突出して、挿入部43bよりも厚
くなっている。
する挿入部43bの側縁部には、先細状に突出する先端
係合部43dがプロファイル43の全長にわたって設け
られている。先端係合部43dの基端部は、挿入部43
bの厚さ方向の両側に突出して、挿入部43bよりも厚
くなっている。
【0020】挿入部43bと各フランジ部43cとは、
それぞれ傾斜状態になった各テーパー部43eを介して
それぞれ連続しており、挿入部43bの遠方側に位置す
る各フランジ部43cの側縁部には、相互に接近するよ
うに突出した抜け止め部43fが、それぞれプロファイ
ル43aの全長にわたって設けられている。各フランジ
部43c同士の間隔は、挿入部43bの側縁部に沿って
設けられた先端係合部43dの基端部における厚さより
も若干小さくなっている。
それぞれ傾斜状態になった各テーパー部43eを介して
それぞれ連続しており、挿入部43bの遠方側に位置す
る各フランジ部43cの側縁部には、相互に接近するよ
うに突出した抜け止め部43fが、それぞれプロファイ
ル43aの全長にわたって設けられている。各フランジ
部43c同士の間隔は、挿入部43bの側縁部に沿って
設けられた先端係合部43dの基端部における厚さより
も若干小さくなっている。
【0021】このようなプロファイル43aが螺旋状に
巻回されて、一方の側部の挿入部43bが、その挿入部
43bに隣接した各フランジ部43c間に挿入されるこ
とによって、所定の口径を有する螺旋管とされる。そし
て、適当な長さとされた螺旋管が第2ガイド部材43と
して使用されている。このような第2ガイド部材43
は、先端係合部43dが、各フランジ部43cにおける
相互に対向した内面に対してスライド可能に係合されて
おり、各フランジ部43c間に挿入された先端係合部4
3dは、各フランジ部43cに設けられた抜け止め部4
3fによって、各フランジ部43c間から抜け止めされ
ている。従って、第2ガイド部材43は、プロファイル
43aにおける相互に対向した各フランジ部43c間に
おいて、両フランジ部43c間に挿入された挿入部43
bが、プロファイル43aの幅方向に沿ってスライドし
得る状態になっており、その結果、第2ガイド部材43
は、自由に湾曲し得る状態になっている。
巻回されて、一方の側部の挿入部43bが、その挿入部
43bに隣接した各フランジ部43c間に挿入されるこ
とによって、所定の口径を有する螺旋管とされる。そし
て、適当な長さとされた螺旋管が第2ガイド部材43と
して使用されている。このような第2ガイド部材43
は、先端係合部43dが、各フランジ部43cにおける
相互に対向した内面に対してスライド可能に係合されて
おり、各フランジ部43c間に挿入された先端係合部4
3dは、各フランジ部43cに設けられた抜け止め部4
3fによって、各フランジ部43c間から抜け止めされ
ている。従って、第2ガイド部材43は、プロファイル
43aにおける相互に対向した各フランジ部43c間に
おいて、両フランジ部43c間に挿入された挿入部43
bが、プロファイル43aの幅方向に沿ってスライドし
得る状態になっており、その結果、第2ガイド部材43
は、自由に湾曲し得る状態になっている。
【0022】このような構成の第2ガイド部材43は、
ハンドホール10の上面に設けられた開口部を通って、
このハンドホール10に接続された埋設管20の端部内
に、一方の端部が挿入されるように配置されている。従
って、第1ガイド部材42を挿通した各ポリエチレン管
30が、第2ガイド部材43によって案内されて、円滑
に埋設管路20内に挿入される。その結果、各ポリエチ
レン管30が、ハンドホール10の開口部内周縁、およ
び、埋設管路20の開口端部内周縁に摺接するおそれが
なく、各ポリエチレン管30は、ハンドホール10を通
って埋設管路20内に引き込まれる際に破損するおそれ
がない。
ハンドホール10の上面に設けられた開口部を通って、
このハンドホール10に接続された埋設管20の端部内
に、一方の端部が挿入されるように配置されている。従
って、第1ガイド部材42を挿通した各ポリエチレン管
30が、第2ガイド部材43によって案内されて、円滑
に埋設管路20内に挿入される。その結果、各ポリエチ
レン管30が、ハンドホール10の開口部内周縁、およ
び、埋設管路20の開口端部内周縁に摺接するおそれが
なく、各ポリエチレン管30は、ハンドホール10を通
って埋設管路20内に引き込まれる際に破損するおそれ
がない。
【0023】第2ガイド部材43は、合成樹脂製のプロ
ファイル43aを螺旋状に巻回して、自由に湾曲し得る
ようになった螺旋管によって構成されているために、ハ
ンドホール10の大きさ、ハンドホール10と埋設管路
20との接続位置に影響されることなく、容易に配置す
ることができる。従って、他のハンドホール、マンホー
ル等においても、螺旋管によって構成された第2ガイド
部材43を使用することができる。
ファイル43aを螺旋状に巻回して、自由に湾曲し得る
ようになった螺旋管によって構成されているために、ハ
ンドホール10の大きさ、ハンドホール10と埋設管路
20との接続位置に影響されることなく、容易に配置す
ることができる。従って、他のハンドホール、マンホー
ル等においても、螺旋管によって構成された第2ガイド
部材43を使用することができる。
【0024】なお、ハンドホール10の上方に配置され
た第1ガイド部材42も、第2ガイド部材43に使用さ
れるプロファイル43aと同様のプロファイルを螺旋状
に巻回して、湾曲可能に構成された螺旋管を使用するよ
うにしてもよい。
た第1ガイド部材42も、第2ガイド部材43に使用さ
れるプロファイル43aと同様のプロファイルを螺旋状
に巻回して、湾曲可能に構成された螺旋管を使用するよ
うにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明の管路構造の構築方法は、このよ
うに、地中構造物から埋設管路内に挿入される管体の損
傷を防止するガイド部材が、可撓性を有する合成樹脂製
の帯状体であるプロファイルを螺旋状に巻回して、隣接
する側縁部同士をプロファイルの幅方向に沿ってスライ
ド可能に係合させることにより製造された湾曲可能な螺
旋管によって構成されているために、地中埋設物の形
状、大きさ、地中構造物と埋設管路との接続位置等に適
合した状態に容易に設置することができる。
うに、地中構造物から埋設管路内に挿入される管体の損
傷を防止するガイド部材が、可撓性を有する合成樹脂製
の帯状体であるプロファイルを螺旋状に巻回して、隣接
する側縁部同士をプロファイルの幅方向に沿ってスライ
ド可能に係合させることにより製造された湾曲可能な螺
旋管によって構成されているために、地中埋設物の形
状、大きさ、地中構造物と埋設管路との接続位置等に適
合した状態に容易に設置することができる。
【図1】本発明の管路構造の敷設状態の一例を示す概略
図である。
図である。
【図2】その平面図である。
【図3】その管路構造に使用されるガイド部材の一部破
断側面図である。
断側面図である。
【図4】そのガイド部材を構成するプロファイルの要部
の斜視図である。
の斜視図である。
10 ハンドホール 20 埋設管路 30 ポリエチレン管 31 溝部 41 繰り出し器 42 第1ガイド部材 43 第2ガイド部材 43a プロファイル 43b 挿入部 43c フランジ部 43d 先端係合部 43e テーパー部 43f 抜け止め部 44 牽引ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D054 AC18 AD37 3H111 AA02 BA15 BA35 CA03 CA06 CB21 DB17 DB23
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の地中構造物間に敷設された埋設管
路内に、一方の地中構造物から、可撓性を有する管体
を、埋設管路の全長にわたって引き入れて内部管路を敷
設する管路構造の構築方法であって、 管体が引き入れられる埋設管路の端部が接続された地中
構造物内に、円筒状のガイド部材を配置して、このガイ
ド部材を通して、管体を埋設管路内に案内するようにな
っており、このガイド部材が、可撓性を有するプロファ
イルを螺旋状に巻回して、隣接する側縁部同士をプロフ
ァイルの幅方向に沿ってスライド可能に係合させること
により製造された湾曲可能な螺旋管を使用していること
を特徴とする管路構造の構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11105422A JP2000291842A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 管路構造の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11105422A JP2000291842A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 管路構造の構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000291842A true JP2000291842A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14407173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11105422A Pending JP2000291842A (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 管路構造の構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000291842A (ja) |
-
1999
- 1999-04-13 JP JP11105422A patent/JP2000291842A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5087153A (en) | Internally spiraled duct and method of installation | |
JP2567757B2 (ja) | 管内への配線・配管材の布設方法、これの布設装置及びこれに使用される配線・配管用の管 | |
EA002860B1 (ru) | Конструкция многоканального кабелепровода | |
KR20020056897A (ko) | 지중관로 내에 통신 케이블의 부설 방법과 부설 구조 및부설에 사용되는 부재 | |
JPS61502582A (ja) | 内部ダクトを用いてケ−ブルを敷設するための方法 | |
US20020136509A1 (en) | Laying of a cable within a duct | |
KR100677757B1 (ko) | 통신구용 내관 | |
US8218926B2 (en) | Cable, and a use and method for constructing a cable network | |
US4600176A (en) | Apparatus for producing a cable conduit system suitable for the drawing-in of cables | |
EP0188531B1 (en) | Method for installing cable using an inner duct | |
JP2000291842A (ja) | 管路構造の構築方法 | |
JP2000291828A (ja) | 管路構造 | |
JP2003324815A (ja) | ケーブル挿通用鞘管 | |
JP4246542B2 (ja) | 通信ケーブル入線用管体の引き込み治具 | |
KR200177777Y1 (ko) | 케이블용 관 장치 | |
US6936765B2 (en) | Guide for installing electrical wiring | |
JPH11234833A (ja) | 通管用治具とそれを用いた通管方法 | |
KR102537734B1 (ko) | 공기압 포설 섬유를 위한 직물 매입형 마이크로 튜브 | |
KR19990011686U (ko) | 일체형 케이블 보호관 | |
KR20180000839U (ko) | 전선 입선용 인출선 | |
JP3038389B2 (ja) | ケーブル余長部の処理方法 | |
JP2871758B2 (ja) | 線状体の布設方法 | |
SU1224887A1 (ru) | Устройство дл прот гивани кабел через канал | |
JP5557369B2 (ja) | ケーブル敷設構造およびケーブル敷設方法 | |
EP1343234A1 (en) | Connector for inserting a draw wire in a conduit, particularly for laying in-wall electrical cables |