JP2894046B2 - 波形可撓パイプの布設工法 - Google Patents

波形可撓パイプの布設工法

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JP2894046B2
JP2894046B2 JP28796191A JP28796191A JP2894046B2 JP 2894046 B2 JP2894046 B2 JP 2894046B2 JP 28796191 A JP28796191 A JP 28796191A JP 28796191 A JP28796191 A JP 28796191A JP 2894046 B2 JP2894046 B2 JP 2894046B2
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wire
clamp
corrugated flexible
flexible pipe
pipe
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広実 河野
他吉 斉藤
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波形可撓パイプの布設
工法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、地中ケーブルの布設を行う場合に
は、例えば図8に示すようなポリエチレン製等の波形可
撓パイプ1を予め地中に埋設しておき、これにケーブル
を引入れる工法が盛んに用いられている。
【0003】しかし、上記波形可撓パイプ1自体を布設
する場合には、あまり大きな張力Tをかけるとパイプが
図9の(a)に符号1aで示すように軸方向に伸びて変
形するため、波の高さが小さくなって半径方向の抗力が
低下し、圧縮力Pを受けるとパイプ自体が同図の(b)
に符号1bで示すように潰れてしまう可能性がある。そ
のため、波形可撓パイプの布設では、一般に地表を掘り
起こし、その中にパイプを入れて埋め戻す工法が取られ
てきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
都市部では、地表の掘り起しは交通制限を必要とするな
どの問題が多いため、地中に穴を開けるシールド工法に
変わりつつある。この場合には、前述の問題があるた
め、引入れ長さが著しく制限され、例えば直径が100 m
mのポリエチレンパイプの場合では約25程度となり、
長尺布設が必要な場合にはこの間隔毎に地表にハンドホ
ールを設けるなどの処置が必要となり、能率、コスト上
にも問題が多い。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、長尺の波形可撓パイプを伸び変形させずに地中穴に
容易に引入れることができる波形可撓パイプの布設工法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決する目の手段】上記目的を達成するために
本発明は、波形可撓パイプの長さ方向に間隔をおいて両
側部に溝を有するクランプを取付け、その間隔に見合う
間隔で突起を有する一対の牽引ワイヤを上記溝にそれぞ
れ挿入し、該牽引ワイヤにより突起をクランプの両側部
後端に係合させてクランプを牽引し、上記パイプを地中
穴に引込み、上記クランプの両側部前端が、ワイヤを牽
引方向とは反対の方向に引戻すときにワイヤが溝から外
れる方向に突起を案内する傾斜部を有しており、これに
よりワイヤの回収を行えるようにすることを特徴として
いる。
【0007】
【作用】牽引ワイヤを引っ張ると、牽引ワイヤ上の突起
がクランプの両側部後端にそれぞれ係合し、波形可撓パ
イプはその長さ方向に間隔をおいて取付けられたクラン
プ毎に牽引されるようになるため、伸び変形せずに地中
穴に容易に引入れられることになる。また、ワイヤを牽
引方向とは反対の方向に引戻すことにより、ワイヤがク
ランプの溝から容易に外れ、ワイヤの回収が可能にな
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0009】図1において、1は地中ケーブルの布設に
使用されるポリエチレン等からなる波形可撓パイプ(以
下単にパイプともいう)で、このパイプ1上には図5に
示すように長さ方向に間隔を隔ててクランプ2が取付け
られている。このクランプ2は中央にパイプ保持部3
を、両側部に支持翼4,4を有する2つ割りのクランプ
片2a,2bからなり、両クランプ片2a,2bは支持
翼4の基部にてボルト5とナット6により締結されてい
る。パイプ保持部3にはパイプ1の表面の波形にフィッ
トする割型ないしテープ巻きなどからなるスペーサ7を
介してパイプ1が保持される。
【0010】支持翼4にはその重ね合せ面において外側
を前後に連通する溝8が形成され、この溝8に牽引ワイ
ヤ(以下単にワイヤともいう)9が挿入されるようにな
る。上記クランプ2の両側部を牽引する一対のワイヤ
9,9には長さ方向に沿って上記クランプ2の取付間隔
sと見合う間隔mで突起10が取付けられ、これらの突
起10がワイヤ9の牽引により各クランプ2の支持翼4
の後端に係合してこれらのクランプ2をそれぞれ押すよ
うになる。従って、パイプ1に張力が作用しないように
するためには突起の取付間隔mがクランプ2の取付間隔
sよりも若干小さいことが望ましい。なお、クランプ2
の取付間隔sは地中穴壁との摩擦によりパイプ自体に無
理な張力が掛からない間隔、例えば5〜20cmが適当
である。
【0011】突起10は図4の(a)ないし(b)に示
すようにワイヤ9の外径dよりも大きい外径D1を有
し、中央が角柱状(円柱状でもよい)で両端が丸みを帯
びた円錐状になった紡錘形に形成されている、この突起
10には軸心にワイヤ9を通すための取付溝11が形成
され、この取付溝11にワイヤ9および溝蓋12を挿入
して圧縮等することにより一体化されている。
【0012】上記支持翼4の溝8の幅は図3に示すよう
に前端幅d1から後端幅d2に向かって漸次縮小するテ
ーパに形成され、d2<d<d1とすることによりワイ
ヤ9が前端側から外れ易いが、後端側からは外れ難くな
っている。また、溝8の後端側には突起10の外径D1
よりも若干大きい内径D2を有し、突起10の前端部が
係合する係合穴13が形成されている(図2参照)。
【0013】更に、支持翼4の前端部には図6の(a)
ないし(b)に示すようにワイヤ9を牽引方向(図1に
おいて右方向)とは反対の方向(左方向)Yに引戻すと
きにワイヤ9が溝8から外れる方向Xに突起10の後端
部を外側へ案内する傾斜部14が形成され、こによりワ
イヤ9を回収できるようになっている。
【0014】そして、上記パイプ1を予めシールド工法
により形成された地中穴(図示省略)に布設する場合に
は、一対の牽引ワイヤ9,9を各クランプ2の両側部の
溝8,8にそれぞれ挿入し、牽引ワイヤ9,9の先端側
を地中穴に通して引っ張ればよい。すると、牽引ワイヤ
9上の突起10の前端部がクランプ2の両支持翼4後端
の係合穴13にそれぞれ係合し、波形可撓パイプ1はそ
の長さ方向に間隔をおいて取付けられたクランプ2毎に
牽引されるようになるため、伸び変形せずに地中穴に容
易に引入れられることになる。
【0015】こうしてパイプ1の布設が終ったなら、ワ
イヤ9を牽引方向とは反対の方向に引戻す。すると、突
起10が係合穴13から離れて後方のクランプ2まで移
動してそのクランプ2の支持翼4前端に当接し、支持翼
4前端の傾斜部14に沿って外側に移動して支持翼14
から外れ、これに伴ってワイヤ9も溝8から外れるの
で、ワイヤ9を回収することができる。
【0016】なお、上記実施例ではクランプ2の取付間
隔sが一定であるが、図7に示すようにその取付間隔s
は異なっていてもよい。本実施例では、クランプ2の取
付間隔s1 ,s2 ,s3 …が牽引方向に向かって漸次長
くなるように設定され、突起10の取付間隔m1 ,m2
,m3…もクランプ2の取付間隔に対応させて漸次長く
なるように設定されている。従って、パイプ1を布設す
る場合にはクランプ2を同時に牽引することができる
が、ワイヤ9を引戻す場合には取付間隔の短い方向から
順次支持翼4の傾斜部14に当接して外れて行くため、
小さい力でスムーズにワイヤ9を回収することができ
る。
【0017】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば次のような
優れた効果を発揮する。
【0018】(1)波形可撓パイプの長手方向に間隔を
おいて取付けたクランプの両側部の溝に、その間隔と見
合った間隔で突起を有する一対の牽引ワイヤをそれぞれ
挿入し、これら牽引ワイヤにより突起をクランプの両側
部後端に係合させてこれを牽引するようにしたので、長
尺の波形可撓パイプを伸び変形させずに地中穴に容易に
引入れて布設することができる。
【0019】(2)クランプの両側部前端にワイヤを牽
引方向とは反対の方向に引戻したときにワイヤが溝から
外れる方向に突起を案内する傾斜面を形成しておけば、
ワイヤを回収することが可能となり、それを繰返し使用
できて経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1に示したクランプの後面図である。
【図3】同クランプの側面面である。
【図4】牽引ワイヤを示し、(a)は側面図、(b)は
断面図である。
【図5】波形可撓パイプの布設工法を概略的に示す図で
ある。
【図6】牽引ワイヤを回収する際の突起の動きを示す図
である。
【図7】クランプの取付間隔を異ならせた場合の実施例
を示す図である。
【図8】波形可撓パイプの縦断面図である。
【図9】波形可撓パイプの変形状態を示し、(a)は縦
断面図、(b)は横断面図である。
【符号の説明】
1 波形可撓パイプ 2 クランプ 8 溝 9 牽引ワイヤ 10 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 1/00 H02G 1/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波形可撓パイプの長さ方向に間隔をおいて
    両側部に溝を有するクランプを取付け、その間隔に見合
    う間隔で突起を有する一対の牽引ワイヤを上記溝にそれ
    ぞれ挿入し、該牽引ワイヤにより突起をクランプの両側
    部後端に係合させてクランプを牽引し、上記パイプを地
    中穴に引込み、上記クランプの両側部前端が、ワイヤを
    牽引方向とは反対の方向に引戻すときにワイヤが溝から
    外れる方向に突起を案内する傾斜部を有しており、これ
    によりワイヤの回収を行えるようにすることを特徴とす
    る波形可撓パイプの布設方法。
JP28796191A 1991-11-01 1991-11-01 波形可撓パイプの布設工法 Expired - Lifetime JP2894046B2 (ja)

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