JPH09172724A - 電線共同溝 - Google Patents

電線共同溝

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JPH09172724A
JPH09172724A JP33204295A JP33204295A JPH09172724A JP H09172724 A JPH09172724 A JP H09172724A JP 33204295 A JP33204295 A JP 33204295A JP 33204295 A JP33204295 A JP 33204295A JP H09172724 A JPH09172724 A JP H09172724A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
sheath pipe
sheath
sheath tube
pipes
Prior art date
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Pending
Application number
JP33204295A
Other languages
English (en)
Inventor
Reijiro Nanju
礼次郎 南寿
Nobuyoshi Yoshikawa
信義 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TEIHIYUU KK
Original Assignee
TEIHIYUU KK
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Publication date
Application filed by TEIHIYUU KK filed Critical TEIHIYUU KK
Priority to JP33204295A priority Critical patent/JPH09172724A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線、ケーブル等を傷付けずにスムーズに通
すことができる電線共同溝を提供することにある。 【解決手段】 コンクリート材によって複数本の管体2
を挿入し得る収容部3を形成した鞘管1と、その鞘管1
の収容部3に挿入する合成樹脂製の管体2とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力線、通信ケーブ
ル、ケーブルTV、有線放送、信号機ケーブル等の各種
電線を地中に埋設するのに使用する電線共同溝の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】電力線、電話線、ケーブルTV、有線放
送、信号機ケーブル等の各種電線は、地上に所定間隔を
おいて電柱を立て、その電柱に亘って架設する空中架設
が一般的であったが、最近は建設省の電線地中化構想を
初めとして各種団体が電柱の除去に因る効果を期待して
電纜保護管として電線共同溝が使用されると共に、研究
されようとしている。電柱の除去に因る効果、即ち電線
地中化の効果としては、歩行者空間及び交通安全の確
保、路上工事の削減に因る渋滞の減少、良好な都市
景観の形成、電力,通信の安全性、信頼性の向上等を
図ることができる。
【0003】そして、上記した電線地中化構想に小規模
ながら陶製やコンクリート製の多孔管が電線共同溝とし
て使用されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】その電線共同溝として
過去使用されていた多孔管は全て単一の材料で構成され
ており、電線、ケーブル等が挿通される管体の内面は凹
凸粗面であるため、電線、ケーブルを挿入したとき凹凸
粗面で擦られて損傷しやすく、更に挿入時の接触抵抗に
よって通線性が阻害されるといった問題点を有する。
【0005】本発明は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、電線、ケーブル等を傷付けずにスムーズに通すこ
とができる電線共同溝を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に本発明が講じた技術的手段は、コンクリート材によっ
て複数本の管体を挿入する収容部を形成した鞘管と、そ
の鞘管の収容部に挿入する合成樹脂製の管体とで構成す
ることを特徴とする。本発明が対象とする共同溝は直線
状の共同溝だけでなく、コーナー部等の曲げ管路に使用
する円弧状の共同溝も含まれるものである。
【0007】上記の鞘管に形成される管体の収容部は、
該鞘管の全長に亘って形成され、その収容部の形態は複
数本の管体を夫々独立して挿入し得るように1本毎に区
画形成したり、或いは複数本分を纏めた形で大きな孔を
開設するなど何れでもよいものである。又、鞘管の外形
は矩形(四角形)、円形の何れでもよいが、埋設する電
線、ケーブルの本数に応じて共同溝を増やすような場合
は、前者の矩形タイプが高さ方向に積み重ね易く、又幅
方向にも並べやすいという利点を有する。
【0008】更に、上記した複数本分を纏めた形の収容
部を形成したコンクリート製の鞘管は1本物に限られる
ものではなく、複数の割型部材によって構成してもよ
く、その場合は複数の割型部材を締結バンドで結束して
鞘管を組み立てる。又、鞘管の収容部に挿入される樹脂
製の管体としては例えば塩化ビニール管やポリエチレン
管等が挙げられ、直線状の共同溝に使用するストレート
管、或いは円弧状の共同溝に使用する円弧管の両方があ
り、且つその管体は内面が平滑でも、或いは蛇腹管(コ
ルゲート管)の何れでもよいものである。更に、管体は
鞘管の全長よりも長く形成し、且つ一端に大径なソケッ
ト部を形成したものであってもよい。
【0009】上記の手段によれば、コンクリート製の鞘
管に形成された収容部に樹脂製の管体を挿入して共同溝
が形成されるため、電線、ケーブル等が挿入される部分
は樹脂製の管体内となり、電線、ケーブル等を挿入する
時の損傷を防止できる。そして、鞘管に形成される管体
の収容部が1本毎独立した形態の場合は各管体が収容部
によって確実に保持される。又、収容部が複数本分を集
合した形態の場合は該収容部に挿入される管体相互が接
触することで安定よく保持されると共に、鞘管を即時脱
型方式によって簡単に成形することが可能となる。更に
又、上記の鞘管を複数の割型部材によって構成した場合
は、収容部への管体の挿入セットを割型の合わせ前に行
うことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は合成樹脂製の管体が挿入さ
れる収容部が複数本分(図面は4本分)を纏めた集合孔
の形態で形成された実施の形態を示し、図中、1は外形
を略正四角形に形成したコンクリート製の鞘管、2は前
記鞘管1に挿入される管体で、鞘管1の内部には長手方
向全長に亘って4本の管体2を纏めた形態の収容部3が
形成され、且つ鞘管1の長手方向の一方は差し口1a 、
他方は受け口1b に形成されている。
【0011】上記の鞘管1における一方の差し口1a は
側端に向けて外周面を漸次小径となる階段状に形成する
と共に、側端部手前の外周面にパッキン4が取り付けら
れて構成されている。又、他方の受け口1b はステンレ
ス製のカラー5が側端より外方に向けて突出固定されて
構成され、カラー5の内側に、接続される管体1’の差
し口1a が挿入されパッキン4がカラー5の内面に密着
することで、鞘管相互の接続部のシール性が確立される
ようになっている。更に、鞘管1の差し口1a側と受け
口1b 側の外周面における相対した面にはナット6,
6’が埋設固定され、そのナット6,6’を利用して接
続される鞘管相互に亘って連結プレート7を架設しボル
ト8で固定し、鞘管相互が分離するのを防止し得るよう
になっている。尚、連結プレート7における一方のボル
ト通し孔9は長孔とし、振動に因る軸方向の移動に対応
し得るようになっている。
【0012】上記鞘管1の収容部3に挿入される合成樹
脂製の管体2は、鞘管1の全長と同じ長さに形成され、
そうした管体2が鞘管1の収容部3に挿入されると隣の
管体とその外周面が接触して夫々が所定の位置に定着保
持される。即ち管体2は外側が収容部3の内面で規制さ
れ、内側は管体相互が干渉しあって所定の位置が確立さ
れる。尚、管体は図示したように鞘管の全長と同じで全
長が同一径の管体に限られるものではなく、管体の一側
に該管体の外径よりも大径なソケット部が形成され、且
つ反対側は鞘管の端面から外方に突出する長さとし、共
同溝を接続した場合管体のソケット部に他方の管体の突
出部が嵌合接続されるように構成してもよいものであ
る。
【0013】上記した実施の形態は鞘管1に形成される
管体2の収容部3を複数本の管体を纏めた集合孔とした
ものであるが、管体2の収容部3’は図6に示すように
管体2が夫々独立して挿入されるように管体2の外径よ
りやや大径な孔を複数個独立させて形成してもよい。こ
の場合は個々の管体2の外面がコンクリート製の周壁で
覆われるため、管体2の変形は防止される。
【0014】図7は上記した鞘管1の変形例で、図1に
示した鞘管1を上下の割型部材10,10’によって構成し
たもので、上下の割型部材を接合すると共に締結バンド
で結束することにより鞘管が構成される。尚、この実施
の形態にあっては上下の割型部材は同じ形状を有するた
め、成形型は1個でよく、部材の共通化が図れる。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る電線共同溝は請求項1に記
載の構成により、電線、ケーブル等が挿通される部分は
樹脂製の管体内であるため、該電線、ケーブルを引き込
む際の摩擦抵抗は従来の陶製、コンクリート製の単一素
材で形成された多孔管に比べて小さく、引き込み作業を
スムーズに行うことができると共に、電線、ケーブルが
擦られて損傷するのを防止することができる。又、合成
樹脂製の管体はコンクリート製の鞘管の中に収容される
ため、埋設した路面に外力が作用しても共同溝が変形す
ることはなく、従って樹脂製の管体のみを複数本束ねて
地中に埋設したものに比べて路面の沈下等、歩道面を傷
めることがない。
【0016】請求項2に記載の構成によれば、管体は個
々に独立した収容部に挿入されるため各管体は収容部の
周壁で覆われ、管体の変形が防止される。又、請求項3
に記載の構成によれば、鞘管に形成される収容部が大き
な1個の孔であるため、該鞘管を即時脱型方式によって
生産性よく簡単に成形することができると共に、各管体
は管体相互が接触してガタつくことなく所定位置に保持
される。更に、請求項4に記載の構成により簡単な形状
の割型部材の共通化が可能となる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電線共同溝の実施の形態の一例を
示す斜視図である。
【図2】図1の(2)−(2)線に沿える縦断面図であ
る。
【図3】図1の(3)−(3)線に沿える縦断面図であ
る。
【図4】鞘管に管体を挿入する状態を示す斜視図であ
る。
【図5】共同溝(鞘管)相互の接続部を示す部分拡大断
面図である。
【図6】鞘管に形成される収容部が個々に独立した実施
の形態を示す断面図である。
【図7】図1に示した実施の形態の鞘管を割型部材で構
成した断面図である。
【符号の説明】
1…鞘管 2…管体 3,3’…収容部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート材によって複数本の管体を
    挿入し得る収容部を形成した鞘管と、その鞘管の収容部
    に挿入する合成樹脂製の管体とからなることを特徴とす
    る電線共同溝。
  2. 【請求項2】 上記鞘管に形成される管体の収容部が1
    本毎に独立している請求項1記載の電線共同溝。
  3. 【請求項3】 上記鞘管に形成される管体の収容部が複
    数本分を集合した形態である請求項1記載の電線共同
    溝。
  4. 【請求項4】 上記鞘管が複数の割型部材で構成されて
    いる請求項3に記載の電線共同溝。
JP33204295A 1995-12-20 1995-12-20 電線共同溝 Pending JPH09172724A (ja)

Priority Applications (1)

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JP33204295A JPH09172724A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 電線共同溝

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JP33204295A JPH09172724A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 電線共同溝

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JPH09172724A true JPH09172724A (ja) 1997-06-30

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ID=18250496

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JP33204295A Pending JPH09172724A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 電線共同溝

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009106119A (ja) * 2007-10-25 2009-05-14 Dainichi Concrete Kogyo Kk 地中埋設型電線案内ブロック装置及びそれに使用されるブロック
CN102733818A (zh) * 2012-07-24 2012-10-17 马放 地下高压输变电线缆防辐射隧道
CN102769266A (zh) * 2012-07-23 2012-11-07 大连现代采暖安装工程有限公司 地下高压输变电线缆防辐射管路

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