JP2997734B2 - 地中配線用管路ブロックの耐震継手構造 - Google Patents

地中配線用管路ブロックの耐震継手構造

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JP2997734B2
JP2997734B2 JP8119646A JP11964696A JP2997734B2 JP 2997734 B2 JP2997734 B2 JP 2997734B2 JP 8119646 A JP8119646 A JP 8119646A JP 11964696 A JP11964696 A JP 11964696A JP 2997734 B2 JP2997734 B2 JP 2997734B2
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shaped
blocks
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joint structure
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JP8119646A
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典行 星田
健夫 安野
敬 市川
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株式会社ミルコン
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  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地中に電気配線等を行う
場合に埋設配管するブロックの継手構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年では地中にブロックを埋設し、該ブ
ロックに電気配線を行っている場合が多い。すなわち、
地中に配線することで町並み木に電線が張り巡らされる
ことはなく、電柱の転倒もなく、さらに電線に触れて感
電する危険性もない。図5は上記ブロックの具体例を表
しているが、このようなブロックを地面に掘削した溝に
配列して埋設している。該ボックスは複数の貫通孔(イ)
、(イ) …を形成したものであって、各ブロック間には
金具(ロ) がネジ止めされて隣り合うブロックを連結して
いる。
【0003】ところが、埋設したブロックであっても、
地震が発生した場合に位置ズレを生じ、各ブロック間の
金具(ロ) が曲がったり外れたりする。金属製の金具は一
旦位置ズレしたブロックを元の位置に戻すことは出来
ず、位置ズレしたままの状態となってしまい、当然発生
した各ブロック間の隙間から雨水が侵入し、該雨水と一
緒に泥水が入って貫通孔には泥が堆積することになる。
【0004】そして、該ブロックの所々には点検する為
に桝部が設けられ、上記ブロックは桝部に接続されるこ
とになるが、該桝部とブロックの接続部はコンクリート
を打設して互いに連結・固定されている。そして接続部
からの雨水の侵入を防止している。又、単に点検用とし
てではなく、分岐部においても該桝部が設置されている
が、このようにブロックと桝部の断面形状が異なること
で、地盤の不等沈下や地震時におけるブロックの移動ズ
レを許容出来ず、該接続部においてブロックが破壊する
等の問題が発生する。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】このように、電線や
ケーブルを挿通するブロックと桝部を構成するU型ブロ
ックとの接続においては上記のごとき問題がある。本発
明が解決しようとする課題はこの問題点であって、地盤
の不等沈下や地震が発生してブロックが動いても、該接
続部での位置ズレを許容出来る継手構造を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る地中配線用
管路ブロックの耐震継手構造は、電線やケーブルを挿通
する管路ブロック列の所々には点検用の桝部をU型ブロ
ックにて構成することで設置している。そして管路ブロ
ックとU型ブロックとの接続部においては防護コンクリ
ートを打設して両ブロックを接続し、又桝部としては外
寸法が同じであるが長さを異にする2種類のU型ブロッ
クを使用している。
【0007】そして両U型ブロックを伸縮性のあるゴム
板等(可とう伸縮ゴム)で接続して移動可能とし、管路
ブロックの位置ズレを両U型ブロック間で吸収する。更
に双方のU型ブロックを覆い、且つゴムが延びる方向に
移動しても上部が解放しない蓋板を設置して、ブロック
上部の土の崩れ落ち及び道路陥没を防止する。以下、本
発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
【実施例】図1は本発明に係る管路ブロックの耐震継手
構造を示す実施例である。同図において、1は管路ブロ
ック、2はU型Aブロック、3はU型Bブロックを表
し、これら各ブロック1、2、3は互いに接続されてい
る。上記管路ブロック1は前記図5に示すように複数の
貫通孔を有したブロックであり、これら貫通孔には電線
やケーブルが挿通している。そして、所々には上記U型
Aブロック2及びU型Bブロック3にて点検用の桝部を
形成している。
【0009】勿論、これら管路ブロック1、及びU型A
ブロック2、U型Bブロック3は地中に埋設される訳で
あるが、管路ブロック1とU型Aブロック2及びU型B
ブロック3とは断面が異なることもあって、地盤の不沈
降や地震の為に接続部ではズレが発生し易い。従って本
発明は両ブロック1、2間で位置がズレた場合であって
も、間に隙間が生じないような継手構造と成っている。
【0010】上記管路ブロック1とU型Bブロック3と
は防護コンクリート4にて連結され、従って両ブロック
1、3間での位置ズレは生じない連結構造と成ってい
る。この防護コンクリート4は現場打設されるものであ
って、上記管路ブロック1の端部がU型Bブロック3の
台に載せた状態でその回りをコンクリートにて巻き立て
している。
【0011】そして、このU型Bブロック3はU型Aブ
ロック2と連結しているが、両ブロック2、3間には可
とう伸縮ゴム5を取り付けしている。又ブロック2、3
の側面には連結金具6、6…を取着していて、これらブ
ロック2、3間に位置ズレが発生しても、間に生じる隙
間から雨水や泥が侵入することはない。上記可とう伸縮
ゴム5の具体例を表しているのが図2であり、V型に屈
曲した伸縮部7とその両側には止着部8、8が形成され
ている。
【0012】止着部8には穴が所々に形成されていて、
U型Aブロック2とU型Bブロック3の接合部の内側に
形成した切り欠き部9、9にボルト締めされて取り付け
される。図3(a)、(b)はU型Aブロック2とU型
Bブロック3を表している具体例であり、断面は概略U
型を成している。同図から明らかなようにU型Aブロッ
ク2はU型Bブロック3よりも長さは長く、U型Bブロ
ック3の底には台10が形成されている。この台10に
管路ブロック1の端部が載った状態でコンクリート打設
されて防護コンクリート4にて連結される。そして、両
ブロック2、3の接合部の内側には段差をもって形成し
た切り欠き9、9を有している。
【0013】ところで、U型Aブロック2には更に別の
U型Aブロック2、2…が連結金具6、6…によって連
結される。そして最後のU型Aブロック2には図1に示
すようにU型Bブロック3が可とう伸縮ゴム5を介して
連結され、更に防護コンクリート4にて管路ブロック1
を連結している。勿論、ここでU型Aブロック2の個数
は限定しない。
【0014】図4(a)、(b)はU型Aブロック2及
びU型Bブロック3の上に蓋11、12を載せた場合で
ある。蓋板11には点検穴が形成され、一方の蓋板12
には該点検穴を有していない。以上述べたように、本発
明の管路ブロックの耐震継手構造は点検用桝部として設
けているU型ブロックを2個のブロックを連結した構造
とし、この両ブロック間には可とう伸縮ゴムを介在した
ものであって、次のような効果を得ることが出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明の管路ブロックの継手構造は点検
用の桝部を構成する為に該管路ブロックが連結するU型
ブロックをU型AブロックとU型Bブロックの2種類を
用いていて、両ブロック間には可とう伸縮ゴムを介在し
ている。従って、地盤の不等沈下や地震によってブロッ
クが位置ズレした場合であっても、両ブロックの動きに
応じて可とう伸縮ゴムは適当に変形する為に、ブロック
間に隙間が生じることはない。何十メートルにも及ぶ管
路ブロック列の動きを両U型ブロック間にて吸収し、し
かも隙間を残さない構造となっている。そして管路ブロ
ックが位置ズレしてもU型AブロックとU型Bブロック
間で吸収される為に、管路ブロックの破損を無くすこと
が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管路ブロックの継手構造。
【図2】両U型ブロック間に取付けられる可とう伸縮ゴ
ムの具体例。
【図3】U型AブロックとU型Bブロックの具体例。
【図4】U型ブロックの上に蓋板を載せた場合。
【図5】ブロックの連結構造。
【符号の説明】
1 管路ブロック 2 U型Aブロック 3 U型Bブロック 4 防護コンクリート 5 可とう伸縮ゴム 6 連結金具 7 伸縮部 8 止着部 9 切り欠き部 10 台 11 蓋板 12 蓋板 13 点検穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−151216(JP,A) 特開 平7−42186(JP,A) 特開 平9−56036(JP,A) 特開 平9−93772(JP,A) 実開 昭54−82990(JP,U) 実開 昭63−90929(JP,U) 実開 平1−113527(JP,U) 実開 平2−75934(JP,U) 実開 平4−118730(JP,U) 実開 平7−16539(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 9/00 - 9/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線やケーブルを挿通する管路ブロック
    を連結し、該管路ブロック列の所々には概略断面U型を
    したブロックにて点検用又は分岐用の桝部を設け、この
    桝部は1個ないし複数個のU型AブロックとU型Bブロ
    ックから成り、U型AブロックとU型Bブロックとの間
    には可とう伸縮ゴムを介在したことを特徴とする地中配
    線用管路ブロックの耐震継手構造。
  2. 【請求項2】 電線やケーブルを挿通する管路ブロック
    を連結し、該管路ブロック列の所々には概略断面U型を
    したブロックにて点検用又は分岐用の桝部を設け、この
    桝部は1個ないし複数個のU型AブロックとU型Bブロ
    ックから成り、U型AブロックとU型Bブロックとの間
    には可とう伸縮ゴムを介在し、上記管路ブロック端はU
    型Bブロックと防護コンクリートにて連結したことを特
    徴とする地中配線用管路ブロックの耐震継手構造。
JP8119646A 1996-04-16 1996-04-16 地中配線用管路ブロックの耐震継手構造 Expired - Lifetime JP2997734B2 (ja)

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JPH09284964A JPH09284964A (ja) 1997-10-31
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