JP4279294B2 - 地中埋設管路の布設方法 - Google Patents
地中埋設管路の布設方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4279294B2 JP4279294B2 JP2006137228A JP2006137228A JP4279294B2 JP 4279294 B2 JP4279294 B2 JP 4279294B2 JP 2006137228 A JP2006137228 A JP 2006137228A JP 2006137228 A JP2006137228 A JP 2006137228A JP 4279294 B2 JP4279294 B2 JP 4279294B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- block
- pipe
- groove
- grooves
- underground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
上面に複数本の溝を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝の長手方向に向く長穴を複数個ずつ有する下側ブロックを多数、前記溝が連続するように端面を突き合わせて配置し、
この多数の下側ブロックに跨がる長尺な管を、その下半周部が前記溝に収まるように布設し、
その上に、下面に複数本の溝を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝の長手方向に向く長穴を複数個ずつ有する上側ブロックを多数、前記溝が前記管の上半周部に被さるように、かつ前記長穴が連通するように端面を突き合わせて配置する、
ことを特徴とするものである。
また突き合わせて配置したブロック間に段差が生じても、これらに跨がって長尺な管を収めているので、段差の影響がなくなり、管内空間に急激な段差は生じない。よって、なめらかな管内空間を形成できる。
また管としては、波付きの可撓管を使用することが望ましいが、直管を使用することも可能である。特に可撓管は長尺のものをコイル状に巻いた状態で現場に搬入し、それを巻き戻しながら下側ブロック上に布設できるので、布設作業が簡単に行える。
上面に複数本の溝を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝の長手方向に向く長穴を複数個ずつ有する下側ブロックを多数、前記溝が連続するように端面を突き合わせて配置し、
この多数の下側ブロックに跨がる長尺な管を、その下半周部が前記溝に収まるように布設し、
その上に、上面および下面に複数本の溝を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝の長手方向に向く長穴を複数個ずつ有する中間ブロックを多数、下面の溝が前記管の上半周部に被さるように、かつ前記長穴が連通するように端面を突き合わせて配置し、さらにこの多数の中間ブロックに跨がる長尺な管を、その下半周部が中間ブロックの上面の溝に収まるように布設する、というようにして少なくとも1段の中間ブロックと管を積み重ね、
最上段に、下面に複数本の溝を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝の長手方向に向く長穴を複数個ずつ有する上側ブロックを多数、前記溝が最上段の管の上半周部に被さるように、かつ前記長穴が連通するように端面を突き合わせて配置する、
という構成である。
この場合も、ブロックの端面突き合わせ位置での段差をなくすためには、上下に隣合うブロックの間で、ブロックの端面突き合わせ位置を管路方向にずらすことが望ましい。
またブロック内での管の移動を制限するためには、上下に隣合うブロックの少なくとも一方に、その間の管の管路方向へのズレを制限するストッパーを設けておくことが望ましい。
図1ないし図3は第1の実施形態を示す。図において、11は下側ブロック、13は上側ブロック、15は可撓性を有する波付きプラスチック管(波形は図示を省略)、17は通しボルト、19はナットである。
図4は第2の実施形態を示す。この地中埋設管路は、下側ブロック11と波付きプラスチック管15と上側ブロック13の組が2段に積み重ねられているものであるが、各組内では下側ブロック11の端面突き合わせ位置と上側ブロック13の端面突き合わせ位置を同じにし、下段の組と上段の組の間では、下側上側ブロック11、13の端面突き合わせ位置を管路方向にずらしたものである。それ以外は実施形態1と同様であるので、図1と同一部分には同一符号を付してある。このような構造でも下側上側ブロック11、13の端面突き合わせ位置で段差が発生するのを防止できる。
図5ないし図7は第3の実施形態を示す。この地中埋設管路は、下側ブロック11と上側ブロック13のほかに中間ブロック31を用いて、波付きプラスチック管15を3列3段に配置したものである。下側ブロック11および下側ブロック13は溝21、25の本数が3本になっていること以外は実施形態1と同じである。波付きプラスチック管15も実施形態1と同じである。
最後に通しボルト17の上端部にナット19を取り付けて締め付ける。これにより3列3段の波付きプラスチック管15を有する地中埋設管路が出来上がる。
図8および図9は第4の実施形態を示す。この地中埋設管路は、下側ブロック11の、波付きプラスチック管15の波形の谷部に相当する位置に、ピン39を立てることにより、波付きプラスチック管15が下側ブロック11に対して管路方向にずれないようにしたものである。図示を省略したが、下側ブロック11の上には実施形態1〜3と同様に上側ブロックまたは中間ブロックが積み重ねられ、地中埋設管路が構成される。中間ブロックを使用する場合は、中間ブロックの上面側にも同様にピンを立てればよい。
図10および図11は第5の実施形態を示す。この地中埋設管路は、下側ブロック11の溝21の一部に半円状の凹部41を形成し、この凹部41に、波付きプラスチック管15の波形とかみ合う内周面をもつ半円部材43を設置したものである。このような構造でも波付きプラスチック管15が下側ブロック11に対して管路方向にずれるのを制限することができる。
+g2 は波付きプラスチック管15の波形の1ピッチにほぼ等しい寸法である。このようにすれば、凹部41内での半円部材43の位置を調整することにより、半円部材43の内周面を必ず波付きプラスチック管15の外周面とかみ合わせることができる。なお半円部材43は波付きプラスチック管15とかみ合った状態で、凹部41内で移動可能であるが、移動可能範囲は波付きプラスチック管15の波形の1ピッチ以内に制限されるので、波付きプラスチック管15の移動を制限する手段としては十分である。
図12は第6の実施形態を示す。この地中埋設管路は、管として直管45を使用した例である。直管45の場合は波付きプラスチック管のような移動制限手段を採用することはできない。このため下側ブロック11および上側ブロック13の溝21、25の一部に、直管45を接続するスリーブ47を収納するための凹所49を設けて、直管45の管路方向の移動を制限するようにしたものである。凹所49は直管45の接続部に合わせて現場で切削加工等により形成すればよい。
この実施形態は、下側ブロック11と上側ブロック13を用いた場合であるが、図7に示すような中間ブロック31を用いる場合にも同様に適用できる。
図13および図14は第7の実施形態を示す。この地中埋設管路は、下側ブロック11および上側ブロック13の両側の接触面に、互いに嵌合する突起51と穴53を形成することにより、両ブロック11、13の位置決めを容易にし、組立作業を簡易化したものである。
上記以外の構成は前記実施形態1と同様である。この実施形態は中間ブロックを使用する場合にも同様に適用可能である。
図15および図16は第8の実施形態を示す。この地中埋設管路は、下側ブロック11および上側ブロック13の両端部にそれぞれ凹凸かみ合い部55を形成することにより、下側ブロック11および上側ブロック11の管路方向へのずれを防止したものである。それ以外の構成は前記実施形態1と同様である。この実施形態は中間ブロックにも同様に適用可能である。
また管に可とう性波付きプラスチック管15を使用することで、曲がり部を形成したときにブロック突き合わせ部における折れ曲がりに影響されない管路内面を確保できる。
さらに図19に示すように、管路の上側ブロック13を適当個数連続して取り外し、露出した波形プラスチック管15を露出区間の一端側寄りで切断し、露出長の長い方の波形プラスチック管15を管路外に引出し、短い方の波形プラスチック管15には管継手57により継ぎ足し用波形プラスチック管15Aを接続してそれを管路外に引き出すことで、π型分岐管を構成することもできる。このようなπ型分岐管を構成すると、管路から建物59に引き込んだケーブル61を分岐処理した後、再び管路に戻すことができるので、管路敷設後に建物59が増設されたときに便利である。
13:上側ブロック
15:波付きプラスチック管
17:通しボルト
19:ナット
21、25:溝
23、27:ボルト孔
31:中間ブロック
33、35:溝
37:ボルト孔
39:ピン(ストッパー)
41:凹部
43:半円部材(ストッパー)
Claims (2)
- 上面に複数本の溝(21)を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝(21)の長手方向に向く長穴(23)を複数個ずつ有する下側ブロック(11)を多数、前記溝が連続するように端面を突き合わせて配置し、
この多数の下側ブロック(11)に跨がる長尺な管(15)を、その下半周部が前記溝(21)に収まるように布設し、
その上に、下面に複数本の溝(25)を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝(25)の長手方向に向く長穴(27)を複数個ずつ有する上側ブロック(13)を多数、前記溝(25)が前記管(15)の上半周部に被さるように、かつ前記長穴(23)と(27)が連通するように端面を突き合わせて配置すると共に、前記上側ブロック(13)は、その端面突き合わせ位置を下側ブロック(11)の端面突き合わせ位置と管路方向にずらして配置することで、
布設線路の曲がりに沿って管路を曲がり布設する、
ことを特徴とする地中埋設管路の布設方法。 - 上面に複数本の溝(21)を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝(21)の長手方向に向く長穴(23)を複数個ずつ有する下側ブロック(11)を多数、前記溝が連続するように端面を突き合わせて配置し、
この多数の下側ブロック(11)に跨がる長尺な管(15)を、その下半周部が前記溝(21)に収まるように布設し、
その上に、上面および下面に複数本の溝(33、35)を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝(33、35)の長手方向に向く長穴(37)を複数個ずつ有する中間ブロック(31)を多数、下面の溝(35)が前記管(15)の上半周部に被さるように、かつ前記長穴(23)と(37)が連通するように端面を突き合わせて配置し、さらにこの多数の中間ブロック(31)に跨がる長尺な管(15)を、その下半周部が中間ブロック(31)の上面の溝(33)に収まるように布設する、というようにして少なくとも1段の中間ブロック(31)と管(15)を積み重ね、
最上段に、下面に複数本の溝(25)を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝(25)の長手方向に向く長穴(27)を複数個ずつ有する上側ブロック(13)を多数、前記溝(25)が最上段の管(15)の上半周部に被さるように、かつ前記長穴(37)と(27)が連通するように端面を突き合わせて配置すると共に、前記中間ブロック(31)は、その端面突き合わせ位置を、その下のブロック(11又は31)の端面突き合わせ位置と管路方向にずらして配置し、最上段の上側ブロック(13)は、その端面突き合わせ位置を、その下の中間ブロック(31)の端面突き合わせ位置と管路方向にずらして配置することで、
布設線路の曲がりに沿って管路を曲がり布設する、
ことを特徴とする地中埋設管路の布設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006137228A JP4279294B2 (ja) | 1995-08-08 | 2006-05-17 | 地中埋設管路の布設方法 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20196995 | 1995-08-08 | ||
JP2006137228A JP4279294B2 (ja) | 1995-08-08 | 2006-05-17 | 地中埋設管路の布設方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002002185A Division JP4142297B2 (ja) | 1995-08-08 | 2002-01-09 | 地中埋設管路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006246696A JP2006246696A (ja) | 2006-09-14 |
JP4279294B2 true JP4279294B2 (ja) | 2009-06-17 |
Family
ID=37052495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006137228A Expired - Lifetime JP4279294B2 (ja) | 1995-08-08 | 2006-05-17 | 地中埋設管路の布設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4279294B2 (ja) |
-
2006
- 2006-05-17 JP JP2006137228A patent/JP4279294B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006246696A (ja) | 2006-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3287770B2 (ja) | 地中埋設管路 | |
WO2004106981A2 (en) | Exterior installation of armored fiber optic cable | |
JP2007255436A (ja) | 地下埋設多孔管路及びその布設方法 | |
JP4279294B2 (ja) | 地中埋設管路の布設方法 | |
JP4142297B2 (ja) | 地中埋設管路 | |
JP2002303380A (ja) | 地中埋設管路 | |
EP2725670B1 (en) | Channel portion for forming a channel, channel and methods for providing and manufactoring such channel. | |
JPH11215675A (ja) | 埋設ケーブル保護部材 | |
JP2002303381A (ja) | 地中埋設管路 | |
JPH08168153A (ja) | 電線用管路 | |
JP2000146026A (ja) | 地中埋設管路 | |
WO2006021244A1 (en) | Excavating bucket and method for digging using such an excavating bucket | |
JP3023664B2 (ja) | 地中埋設用多条管 | |
JP2848745B2 (ja) | 光ファイバケーブルの直埋敷設工法 | |
KR20000077152A (ko) | 합성수지관체 | |
JP4217144B2 (ja) | 突き合わせ接続用継手構造 | |
KR100694385B1 (ko) | 지중매설관로 | |
JP4413354B2 (ja) | 多孔管路及びそれに用いる波付け管 | |
JP2001041351A (ja) | 地中埋設管路 | |
JP2997734B2 (ja) | 地中配線用管路ブロックの耐震継手構造 | |
JP2022092696A (ja) | U字溝ブロック及びu字溝ブロック装置 | |
JP2006121800A5 (ja) | ||
JPH07305319A (ja) | 防波堤用ケーソンの据付方法 | |
JPH09219917A (ja) | 地中埋設管路 | |
JP3044243B2 (ja) | ケーブル地中敷設用管路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070817 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071005 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071030 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071210 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20080110 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20080201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090122 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090311 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319 Year of fee payment: 5 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |