JP4279294B2 - 地中埋設管路の布設方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電線などを地中に布設するための地中埋設管路の布設方法に関するものである。
従来、電力ケーブル、通信ケーブルなどの電線を地中に布設する場合には、地中に電線管を埋設したのち、その電線管内に電線を引き込む管路方式が広く採用されている。
近年、市街地などでは同じ所に布設する電線の本数が多くなっているため、埋設する電線管の本数も多くなってきている。電線管は断面円形であるため、同じ所に多数本の電線管を埋設すると、電線管の間に空隙が残りやすく、後でその空隙に土砂が流れ込んで道路陥没の原因となる。また電線管同士が重なり合う部分では局所的に過大応力が生じ、電線管損傷の原因となる。
このような問題をなくすには、電線管の間隔を十分大きくとり、1本1本の電線管のまわりに十分な土砂を充填する必要がある。しかしこのような施工の仕方では、多数本の電線管を埋設するために、幅の広い深さの深い溝を掘る必要があり、工事費が高くなる。また電線管は歩道などに埋設されることが多いため、多数本の電線管を埋設できるだけの溝の幅を確保できない場合も多い。
これを改善するものとして、多数本の孔を有する所定長さのブロック(いわゆる多孔管)を端面を突き合わせるようにして多数連結し、それによって形成された多数本の孔の中に電線を引き込む方法も提案されている(特許文献1参照)。
実公平4−53151号公報
しかし、従来提案されている多孔管方式は、1つのブロックの重量が大きく、工事が大掛かりになるだけでなく、土圧などによりブロックとブロックの連結部に段差ができると、それが孔内面の段差となって電線引き込みの障害になる等の問題があり、まだ実用レベルに達していない。
本発明の目的は、以上のような問題点に鑑み、地中に管を埋設する工事を簡単に行うことができ、しかも管の損傷が発生し難い地中埋設管路の布設方法を提供することにある。
本発明に係る地中埋設管路の布設方法は、
上面に複数本の溝を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝の長手方向に向く長穴を複数個ずつ有する下側ブロックを多数、前記溝が連続するように端面を突き合わせて配置し、
この多数の下側ブロックに跨がる長尺な管を、その下半周部が前記溝に収まるように布設し、
その上に、下面に複数本の溝を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝の長手方向に向く長穴を複数個ずつ有する上側ブロックを多数、前記溝が前記管の上半周部に被さるように、かつ前記穴が連通するように端面を突き合わせて配置する、
ことを特徴とするものである。
この方法によれば、まず埋設溝の底に下側ブロックを並べ、その上に長尺な管を布設し、その上に上側ブロックを並べ、必要に応じ下側ブロックと上側ブロックを適当な締付け部材で締め付けた後、土をかぶせるだけで、地中埋設管路を構成することができる。また複数段に積み重ねて埋設することもできる。
管を覆うブロックは下側ブロックと上側ブロックに分割されているため比較的軽量で取り扱いが容易である。また長尺な管を使用するため管の接続がほとんど必要ない。したがって地中埋設工事を簡単に行うことができる。また長尺な管を下側ブロックと上側ブロックで覆ってしまうので、管の間隔を十分小さくしても空隙残存などの問題がなく、多数本の管をコンパクトに埋設できる。また管は、下側ブロックと上側ブロックにより覆われるため土圧が直接かかることがなく、また掘り返しなどの際に直接打撃を受けることもないので、損傷を受け難い。
また突き合わせて配置したブロック間に段差が生じても、これらに跨がって長尺な管を収めているので、段差の影響がなくなり、管内空間に急激な段差は生じない。よって、なめらかな管内空間を形成できる。
下側ブロックと上側ブロックは、ポリエチレンやポリプロピレン等のプラスチックまたはコンクリート等により形成することができるが、特に廃プラスチックで形成することがコスト面で有利であり、かつ資源のリサイクルにも貢献できる。
また管としては、波付きの可撓管を使用することが望ましいが、直管を使用することも可能である。特に可撓管は長尺のものをコイル状に巻いた状態で現場に搬入し、それを巻き戻しながら下側ブロック上に布設できるので、布設作業が簡単に行える。
また下側ブロックの端面突き合わせ位置と上側ブロックの端面突き合わせ位置は管路方向にずらすことが望ましい。このようにすると一方のブロックの端面突き合わせ位置に他方のブロックがまたがるように積層された状態となるので、ブロックの端面突き合わせ位置で段差が生じ難くなり、管の保護がより確実になる。また上記のような状態となるので、地震の時などに管のみに力が集中するのを回避でき、地震に対して強い管路となる。
また下側ブロックと管と上側ブロックの組を2段以上に積み重ねる場合には、各組内では下側ブロックの端面突き合わせ位置と上側ブロックの端面突き合わせ位置を同じにし、上下に隣合う組の間では下側ブロックおよび上側ブロックの端面突き合わせ位置を管路方向にずらす構造とすることもできる。このような構造でもブロックの端面突き合わせ位置で段差が生じ難くなる。仮に段差が生じても下側ブロックに跨がって長尺な管を収めているので、段差の影響はない。
また下側ブロックおよび上側ブロックの少なくとも一方には、管の管路方向へのズレを制限するストッパーを設けておくことが望ましい。このようにすると管に電線などを引き込むときに、管が下側ブロックおよび上側ブロックに対して移動するのを制限することができる。このためマンホール等と管端部との接続部などに大きな負荷が集中するのを回避でき、電線などの引き込みを安定して行うことができる。
本発明に係る地中埋設管路の布設方法はまた、次のような構成とすることもできる。すなわち、
上面に複数本の溝を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝の長手方向に向く長穴を複数個ずつ有する下側ブロックを多数、前記溝が連続するように端面を突き合わせて配置し、
この多数の下側ブロックに跨がる長尺な管を、その下半周部が前記溝に収まるように布設し、
その上に、上面および下面に複数本の溝を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝の長手方向に向く長穴を複数個ずつ有する中間ブロックを多数、下面の溝が前記管の上半周部に被さるように、かつ前記穴が連通するように端面を突き合わせて配置し、さらにこの多数の中間ブロックに跨がる長尺な管を、その下半周部が中間ブロックの上面の溝に収まるように布設する、というようにして少なくとも1段の中間ブロックと管を積み重ね、
最上段に、下面に複数本の溝を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝の長手方向に向く長穴を複数個ずつ有する上側ブロックを多数、前記溝が最上段の管の上半周部に被さるように、かつ前記穴が連通するように端面を突き合わせて配置する、
という構成である。
上記のような中間ブロックを使用すると、管の多段布設がより簡単に行えると共に、管の上下間隔を小さくできるため多数本の管をよりコンパクトに埋設することが可能となる。
この場合も、ブロックの端面突き合わせ位置での段差をなくすためには、上下に隣合うブロックの間で、ブロックの端面突き合わせ位置を管路方向にずらすことが望ましい。
またブロック内での管の移動を制限するためには、上下に隣合うブロックの少なくとも一方に、その間の管の管路方向へのズレを制限するストッパーを設けておくことが望ましい。
本発明により布設される地中埋設管路は主として電線の埋設に使用されるものであるが、必要に応じ、水道管やガス管などの埋設にも使用することができる。
本発明によれば、短尺のブロックと長尺の管とを積み重ねることにより地中埋設管路を組み立てることができるので、地中埋設管路の布設工事が簡単に行える。さらに管は下側ブロック、上側ブロック等により保護されているため、土圧や掘削時の衝撃力などが直接かかることがなく損傷を受けにくい利点がある。
〔実施形態1〕
図1ないし図3は第1の実施形態を示す。図において、11は下側ブロック、13は上側ブロック、15は可撓性を有する波付きプラスチック管(波形は図示を省略)、17は通しボルト、19はナットである。
下側ブロック11は図3に示すように、厚肉平板状で、上面に2本の断面半円状の溝21を平行に有し、両側に2つずつのボルト孔23を有するものである。ボルト孔23は下側ブロック11の両端から、下側ブロック11の長さの4分の1の所に形成されている。ボルト孔23は、長径が前記溝21の長手方向に向く長穴になっている
上側ブロック13は、下面に2本の断面半円状の溝25を平行に有し、両側に2つずつのボルト孔27を有する形態であるが、実際には下側ブロック11と全く同じ形状のものを裏返しただけである。
下側ブロック11および上側ブロック13は例えば廃プラスチックを再溶融して金型成形したものである。ブロック11、13の寸法は例えば、長さ1m、幅210mm、厚さ55mm、溝21、25の内径70mm、2本の溝の中心間隔85mmである。ブロック11、13の1枚当たりの重量は約5.7kgであり、作業者が1人で持ち運べる程度の重量である。波付きプラスチック管15は内径50mm、外径65mmの市販品である。
この地中埋設管路は次のように組み立てられる。まず地面に掘った埋設溝29(図2参照)の底に、多数の下側ブロック11を、溝21が連続するように端面を突き合わせて1列に配置する。各下側ブロック11のボルト孔23には下側から通しボルト17を挿通する。次に下側ブロック11の溝21上に2本の波付きプラスチック管15を布設する。これにより波付きプラスチック管15の下半周部が溝21内に収まる。次にその上に多数の上側ブロック13を、そのボルト孔27に通しボルト17を挿入するようにして配置する。このとき上側ブロック13は、その端面突き合わせ位置が下側ブロック11の端面突き合わせ位置と管路方向にブロック11の長さの半分の距離だけずれるように配置する。これにより上側ブロック13の溝25が波付きプラスチック管15の上半周部に被さることになる。これで1段目の組立が終了する。
このあと1段目と同様にして、2段目の下側ブロック11、波付きプラスチック管15、上側ブロック13を積み重ね、最後に通しボルト17にナット19を取り付けて締め付ける。これにより2列2段の波付きプラスチック管15を有する地中埋設管路が出来上がる。
このように構成された管路は、波付きプラスチック管15が全長にわたってブロック11、13で覆われた構造となるので、土砂が入り込む空隙はほとんどなく、埋設溝29に土砂を埋め戻した後で、土砂の流動により陥没などが発生するおそれがない。また下側ブロック11の端面突き合わせ位置と上側ブロック13の端面突き合わせ位置が管路方向にずれているため、一方のブロックの端面突き合わせ位置をまたぐように他方のブロックが位置することになる。このためブロック11、13の端面突き合わせ位置で段差が発生するおそれが少なく、波付きプラスチック管15の保護が確実である。またこのため地震等で地盤が動いたときに、波付きプラスチック管15のみに力が加わるのを回避でき、地震に対して強い管路となる。
〔実施形態2〕
図4は第2の実施形態を示す。この地中埋設管路は、下側ブロック11と波付きプラスチック管15と上側ブロック13の組が2段に積み重ねられているものであるが、各組内では下側ブロック11の端面突き合わせ位置と上側ブロック13の端面突き合わせ位置を同じにし、下段の組と上段の組の間では、下側上側ブロック11、13の端面突き合わせ位置を管路方向にずらしたものである。それ以外は実施形態1と同様であるので、図1と同一部分には同一符号を付してある。このような構造でも下側上側ブロック11、13の端面突き合わせ位置で段差が発生するのを防止できる。
〔実施形態3〕
図5ないし図7は第3の実施形態を示す。この地中埋設管路は、下側ブロック11と上側ブロック13のほかに中間ブロック31を用いて、波付きプラスチック管15を3列3段に配置したものである。下側ブロック11および下側ブロック13は溝21、25の本数が3本になっていること以外は実施形態1と同じである。波付きプラスチック管15も実施形態1と同じである。
中間ブロック31は図7に示すように、上面に3本の溝33を、下面に3本の溝35をそれぞれ平行に有するものである。また両側に2つずつのボルト孔37を有する点、このボルト孔37が、長径が前記溝35の長手方向に向く長穴になっている点は下側ブロック11および上側ブロック13と同じである。
この実施形態の地中埋設管路は次のように組み立てられる。まず地面に掘った埋設溝29(図6参照)の底に、多数の下側ブロック11を、溝21が連続するように端面を突き合わせて1列に配置する。各下側ブロック11のボルト孔23には通しボルト17を挿通する。次に下側ブロック11の溝21上に3本の波付きプラスチック管15を布設する。これにより波付きプラスチック管15の下半周部が溝21内に収まる。次にその上に多数の中間ブロック31を、そのボルト孔37に通しボルト17を挿通するようにして配置する。このとき中間ブロック31は、その端面突き合わせ位置が下側ブロック11の端面突き合わせ位置と管路方向にずれるように配置する。これにより1段目の中間ブロック31の下面の溝35が、下側ブロック11上の波付きプラスチック管15の上半周部に被さることになる。これで1段目の組立が終わる。
このあと1段目の中間ブロック31の上面の溝33上にさらに3本の波付きプラスチック管15を布設し、その上にさらに2段目の中間ブロック31を、その端面突き合わせ位置を1段目の中間ブロック31の端面突き合わせ位置と管路方向にずらして配置する。これにより2段目の中間ブロック31の下面の溝35が、2段目の波付きプラスチック管15の上半周部に被さり、2段目の組立が終わる。
次に2段目の中間ブロック31の上面の溝33上にさらに3本の波付きプラスチック管15を布設する。その上にさらに上側ブロック13を、その端面突き合わせ位置を2段目の中間ブロック31の端面突き合わせ位置と管路方向にずらして配置する。これにより上側ブロック13の下面の溝25が、3段目の波付きプラスチック管15の上半周部に被さり、3段目の組立が終わる。
最後に通しボルト17の上端部にナット19を取り付けて締め付ける。これにより3列3段の波付きプラスチック管15を有する地中埋設管路が出来上がる。
このように構成された管路は、実施形態1と同様の効果が得られるほか、中間ブロック31を使用しているため次のような効果が得られる。すなわち中間ブロック31は上下面に溝を有しているため、波付きプラスチック管15を複数段に重ねる場合に、ブロックの積み重ね回数を少なくでき、工事を効率よく行える。また中間ブロック31の厚さは下側ブロック11と上側ブロック13を合わせた厚さより薄くできるため、地中埋設管路全体の厚さを薄くできる利点がある。
なおこの実施形態では、中間ブロック31を2段に使用する場合を説明したが、中間ブロック31は1段にすることもできるし、3段以上にすることもできる。
〔実施形態4〕
図8および図9は第4の実施形態を示す。この地中埋設管路は、下側ブロック11の、波付きプラスチック管15の波形の谷部に相当する位置に、ピン39を立てることにより、波付きプラスチック管15が下側ブロック11に対して管路方向にずれないようにしたものである。図示を省略したが、下側ブロック11の上には実施形態1〜3と同様に上側ブロックまたは中間ブロックが積み重ねられ、地中埋設管路が構成される。中間ブロックを使用する場合は、中間ブロックの上面側にも同様にピンを立てればよい。
このような構成にすると、波付きプラスチック管15内に電線を引き込むときに、波付きプラスチック管15が電線にひきずられて管路方向に移動するのを防止することができる。
なお、ピン39は上側ブロックの下面側、中間ブロック31の下面側に設けることもできる。またピン39を立てるためのピン孔は下側ブロック11に、波付きプラスチック管15を布設した後で波形の谷部に合わせて形成してもよいし、下側ブロック11に予め形成しておいてもよい。予め形成する場合は、波付きプラスチック管15の波形のピッチと異なるピッチで複数のピン孔を形成しておき、波付きプラスチック管布設後に、そのうちのどれかにピンを立てるようにすればよい。
〔実施形態5〕
図10および図11は第5の実施形態を示す。この地中埋設管路は、下側ブロック11の溝21の一部に半円状の凹部41を形成し、この凹部41に、波付きプラスチック管15の波形とかみ合う内周面をもつ半円部材43を設置したものである。このような構造でも波付きプラスチック管15が下側ブロック11に対して管路方向にずれるのを制限することができる。
凹部41の管路方向の寸法は半円部材43の同方向の寸法よりg1 +g2 だけ大きくしてある。g1
+g2 は波付きプラスチック管15の波形の1ピッチにほぼ等しい寸法である。このようにすれば、凹部41内での半円部材43の位置を調整することにより、半円部材43の内周面を必ず波付きプラスチック管15の外周面とかみ合わせることができる。なお半円部材43は波付きプラスチック管15とかみ合った状態で、凹部41内で移動可能であるが、移動可能範囲は波付きプラスチック管15の波形の1ピッチ以内に制限されるので、波付きプラスチック管15の移動を制限する手段としては十分である。
図示を省略したが、下側ブロック11の上には実施形態1〜3と同様に上側ブロック13または中間ブロック31が積み重ねられ、地中埋設管路が構成される。中間ブロック31を使用する場合は、中間ブロック31の上面側にも同様に凹部と半円部材を設ければよい。また凹部と半円部材は上側ブロックの下面側、中間ブロック31の下面側に設けることもできる。
〔実施形態6〕
図12は第6の実施形態を示す。この地中埋設管路は、管として直管45を使用した例である。直管45の場合は波付きプラスチック管のような移動制限手段を採用することはできない。このため下側ブロック11および上側ブロック13の溝21、25の一部に、直管45を接続するスリーブ47を収納するための凹所49を設けて、直管45の管路方向の移動を制限するようにしたものである。凹所49は直管45の接続部に合わせて現場で切削加工等により形成すればよい。
この実施形態は、下側ブロック11と上側ブロック13を用いた場合であるが、図7に示すような中間ブロック31を用いる場合にも同様に適用できる。
〔実施形態7〕
図13および図14は第7の実施形態を示す。この地中埋設管路は、下側ブロック11および上側ブロック13の両側の接触面に、互いに嵌合する突起51と穴53を形成することにより、両ブロック11、13の位置決めを容易にし、組立作業を簡易化したものである。
この実施形態では図14に示すように、突起51が一端から長さLの4分の1の所に形成され、穴53が下側ブロック11の他端から長さLの4分の1の所に形成されており、かつボルト穴23が一端から長さLの8分の1の所から、長さLの4分の1の間隔で4個形成されている。このようにすると下側ブロック11と上側ブロック13を同じ金型で形成することができる。
上記以外の構成は前記実施形態1と同様である。この実施形態は中間ブロックを使用する場合にも同様に適用可能である。
〔実施形態8〕
図15および図16は第8の実施形態を示す。この地中埋設管路は、下側ブロック11および上側ブロック13の両端部にそれぞれ凹凸かみ合い部55を形成することにより、下側ブロック11および上側ブロック11の管路方向へのずれを防止したものである。それ以外の構成は前記実施形態1と同様である。この実施形態は中間ブロックにも同様に適用可能である。
なお、図1等に示した管路において、通しボルト17に対するナット19の締付けをゆるくしておくことにより、多少上下に曲がる線路であってもそれに沿って管路を敷設することができる。またボルト孔27の大きさをボルト径より大きくしておけば、左右に曲がる線路であってもそれに沿って管路を敷設することも可能である。
また曲がり部では各ブロックの長さを半分にして積み重ねるようにすれば、よりスムーズな曲がりで敷設することができる。直線部と同じブロックを用いると曲がり部ではブロック間に若干の隙間が生じるが、図17に示すように、相手方ブロックとの突き合わせ面Pに角度を付けたブロック11A(13A、31A)を使用すれば、ブロック間に隙間を生じさせることなく曲がり部を形成できる。ここで突き合わせ面Pに角度を付けるとは、ブロックの長さ方向Lに対する突き合わせ面Pの角度が90°でないことをいう。
また管に可とう性波付きプラスチック管15を使用することで、曲がり部を形成したときにブロック突き合わせ部における折れ曲がりに影響されない管路内面を確保できる。
また図18に示すように、管路の一部の上側ブロック13を取り外して波付きプラスチック管15を管路外に引き出せば、管路を分岐することもできる。
さらに図19に示すように、管路の上側ブロック13を適当個数連続して取り外し、露出した波形プラスチック管15を露出区間の一端側寄りで切断し、露出長の長い方の波形プラスチック管15を管路外に引出し、短い方の波形プラスチック管15には管継手57により継ぎ足し用波形プラスチック管15Aを接続してそれを管路外に引き出すことで、π型分岐管を構成することもできる。このようなπ型分岐管を構成すると、管路から建物59に引き込んだケーブル61を分岐処理した後、再び管路に戻すことができるので、管路敷設後に建物59が増設されたときに便利である。
本発明に係る地中埋設管路の布設方法の第1の実施形態を示す側面図。 図1のA−A線における断面図。 図1の実施形態に用いる下側ブロックおよび上側ブロックの斜視図。 本発明の第2の実施形態を示す側面図。 本発明の第3の実施形態を示す側面図。 図5のB−B線における断面図。 図5の実施形態に用いる下側ブロック、中間ブロックおよび上側ブロックの斜視図。 本発明の第4の実施形態の要部を示す平面図。 図8の実施形態の要部の側面図。 本発明の第5の実施形態の要部を示す平面図。 図10の実施形態の要部の縦断面図。 本発明の第6の実施形態を示す縦断面図。 本発明の第7の実施形態を示す一部切開側面図。 図13の実施形態に使用する下側ブロックの平面図。 本発明の第8の実施形態を示す側面図。 図15の実施形態に使用する下側ブロックの平面図。 地中埋設管路の曲がり部の一例を示す平面図。 地中埋設管路から分岐管を引き出したときの平面図。 地中埋設管路からπ型分岐管を引き出したときの平面図。
符号の説明
11:下側ブロック
13:上側ブロック
15:波付きプラスチック管
17:通しボルト
19:ナット
21、25:溝
23、27:ボルト孔
31:中間ブロック
33、35:溝
37:ボルト孔
39:ピン(ストッパー)
41:凹部
43:半円部材(ストッパー)

Claims (2)

  1. 上面に複数本の溝(21)を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝(21)の長手方向に向く長穴(23)を複数個ずつ有する下側ブロック(11)を多数、前記溝が連続するように端面を突き合わせて配置し、
    この多数の下側ブロック(11)に跨がる長尺な管(15)を、その下半周部が前記溝(21)に収まるように布設し、
    その上に、下面に複数本の溝(25)を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝(25)の長手方向に向く長穴(27)を複数個ずつ有する上側ブロック(13)を多数、前記溝(25)が前記管(15)の上半周部に被さるように、かつ前記長穴(23)と(27)が連通するように端面を突き合わせて配置すると共に、前記上側ブロック(13)は、その端面突き合わせ位置を下側ブロック(11)の端面突き合わせ位置と管路方向にずらして配置することで、
    布設線路の曲がりに沿って管路を曲がり布設する、
    ことを特徴とする地中埋設管路の布設方法。
  2. 上面に複数本の溝(21)を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝(21)の長手方向に向く長穴(23)を複数個ずつ有する下側ブロック(11)を多数、前記溝が連続するように端面を突き合わせて配置し、
    この多数の下側ブロック(11)に跨がる長尺な管(15)を、その下半周部が前記溝(21)に収まるように布設し、
    その上に、上面および下面に複数本の溝(33、35)を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝(33、35)の長手方向に向く長穴(37)を複数個ずつ有する中間ブロック(31)を多数、下面の溝(35)が前記管(15)の上半周部に被さるように、かつ前記長穴(23)と(37)が連通するように端面を突き合わせて配置し、さらにこの多数の中間ブロック(31)に跨がる長尺な管(15)を、その下半周部が中間ブロック(31)の上面の溝(33)に収まるように布設する、というようにして少なくとも1段の中間ブロック(31)と管(15)を積み重ね、
    最上段に、下面に複数本の溝(25)を有し、両側に上下に貫通する長径が前記溝(25)の長手方向に向く長穴(27)を複数個ずつ有する上側ブロック(13)を多数、前記溝(25)が最上段の管(15)の上半周部に被さるように、かつ前記長穴(37)と(27)が連通するように端面を突き合わせて配置すると共に、前記中間ブロック(31)は、その端面突き合わせ位置を、その下のブロック(11又は31)の端面突き合わせ位置と管路方向にずらして配置し、最上段の上側ブロック(13)は、その端面突き合わせ位置を、その下の中間ブロック(31)の端面突き合わせ位置と管路方向にずらして配置することで、
    布設線路の曲がりに沿って管路を曲がり布設する、
    ことを特徴とする地中埋設管路の布設方法。
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