JP2848261B2 - ケーブル埋設用管 - Google Patents

ケーブル埋設用管

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル等の地中埋設
に当たって敷設されるケーブル共同溝の構成単位である
ケーブル埋設用管に関し、より詳しくは、挿通されるケ
ーブルの信頼性および工事の作業性を高めることのでき
るケーブル埋設用管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、電力線や電話線等のケーブルの多
くは架空線となっており、路上には夥しい数の電柱が設
置されている。この電柱は単に都市景観を損なうことに
止まらず、種々の通行障害物となっているのが現状であ
る。また来るべき光通信の普及を考えると、膨大な情報
を伝送する光ファイバーは切断の危険性の点から、架空
線として敷設することはできない。
【0003】このため、種々のケーブルを地中に埋設す
ることが計画的に進められている。このケーブルの地中
化に当たっては、車両等の重量物や地震、あるいは地中
への浸透水の影響からケーブルを保護するため、通常は
長手方向に貫通孔を設けた陶器等のケーブル埋設用管を
採用し、貫通孔にケーブルを挿通した状態で、これらを
地中に埋設する方法が一般的である。図10には、この
ような従来のケーブル埋設用管の代表例を表し、(イ)
はその全体構造を表す斜視図、(ロ)は(イ)における
a−a断面図をそれぞれ表している。
【0004】しかし、特に電力用線等のケーブルではか
なりの太さゆえに重量も大きく、また図10に示すケー
ブル埋設用管50も陶器製であり貫通孔51の内周面も
ざらついているため、ケーブルを貫通孔51の内部に差
し入れて移動させた場合、貫通孔51の内周面とケーブ
ルの摩擦から発生する熱によってケーブルの被覆樹脂が
溶融してしまうことがある。そして、図11は突き合わ
された複数のケーブル埋設用管50の接続部分の要部断
面図を示したものであるが、隣設し合う2つのケーブル
埋設用管50のレベルを完全に一致させることは不可能
であり、どうしても接続部分におけるパッキン52とケ
ーブル埋設用管50に段差53が生じてしまい、ケーブ
ルを貫通孔51の内部に挿通して順次引っ張り込む時
に、ケーブルの被覆を破損するという問題点があった。
更に地盤の不等沈下や地震が発生すると、接続部分にお
けるパッキン52とケーブル埋設用管50との間に隙間
が生じて容易に水が進入し、やがてケーブル被覆の腐食
をもたらし、重大な事故となる危険性がある。
【0005】そこで、本出願人は上記種々の問題点を解
決すべく、先に特願平7−1592号を出願した。その
内容を図12を用いて簡単に説明すれば、ケーブル埋設
用管80の貫通孔81に合成樹脂製の管体82を挿着し
たものである。このようにすることにより、その粗な内
周面とケーブル被覆とが直接接触することなく、また管
体82としても、ケーブル被覆との間の摩擦が小さくな
る材料を選択することができるので、ケーブルの被覆の
摩擦が小さくなるという作用が得られる結果、ケーブル
を管内に挿通するための引っ張り込み作業において、従
来のようにケーブル被覆が摩擦熱によって破損すること
がなくなる。また、摩擦の低減により、ケーブルの引っ
張り込みに要する力が少なくてすみ、作業が改善され
る。
【0006】また、管体82の内周面に凹凸部83を形
成した場合は、ケーブル被覆と管体82との間の接触面
積が小さくなるため、両者間の摩擦および引っ張り込み
に要する力がより一層小さくなり、ケーブル被覆の破損
防止と引っ張り込みに要する力の低減に対してより顕著
な効果となる結果、極めて信頼性および作業性の高い作
業が可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら先に出願
したケーブル埋設用管80は、上記の効果を有するもの
の、新たに合成樹脂製の管体80を別途作製して挿着し
なければならないため、製作工程が複雑となる上、製作
コスト面も若干割高となるものである。
【0008】そこで本発明は以上のような状況に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、製作工
程が容易であるとともに、挿通時や挿通後を問わず、挿
通されるケーブルの信頼性と工事の作業性を高めること
のできるケーブル埋設用管を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本出願人は前述の課題解
決のために鋭意研究を行った結果、無機硬質材から平面
視略四角形状に作製し、2つの外側面に単又は複数の貫
通孔を穿設するとともに、該貫通孔の内周面の適宜位置
に凹凸部を形成することにより、製作工程が容易となる
とともに、ケーブル被覆と前記貫通孔の内周面との接触
面積が小さくなり、両者間の摩擦及び引っ張り込みに要
する力がより一層小さくなることを認知し、本発明を提
供するものである。
【0010】そして凹凸部としては、波形形状や螺旋形
状等とし、凸部の先端を丸くすることが考慮される。
【0011】また貫通孔として、前記凹凸部の両端から
連続し且つ前記外側面への開口端に向かって少なくとも
その内径が広がったものを利用することや、2つの外側
面における開口端の内径がそれぞれ異なるものを利用す
ることも可能である。
【0012】そして無機硬質材として発泡コンクリート
を用いたり、無機硬質材に軽量粗骨材を添加したりして
もよい。この軽量粗骨材としては、機械的強度に優れ、
軽量で且つ低コストのものが望まれ、具体的には、石炭
ボイラー等で燃焼後に回収される石炭灰の粉末を水等で
造粒した後に焼成して得られる粒状体で、SiO2 ,A
2 3 ,Fe2 3 ,Na2 O,K2 O,CaO,M
gO等の成分を含み、真密度が約3g/cm3 以上で見
掛け密度が1.3〜1.4g/cm3 程度のもの等が例
示できる。
【0013】
【作用】そして本発明の構成に基づいて作用を説明すれ
ば、無機硬質材から平面視略四角形状に作製し、2つの
外側面に単又は複数の貫通孔を穿設するとともに、該貫
通孔の内周面の適宜位置に凹凸部を形成すると、無機硬
質材が陶器やセメントであっても、その粗な内周面とケ
ーブル被覆とが点接触し、接触面積が小さくなるため、
ケーブル被覆の摩擦が小さくなるという作用が得られ
る。
【0014】そして凹凸部として、波形形状や螺旋形状
等とし、凸部の先端を丸くすると、両者間の摩擦及び引
っ張り込みに要する力がより一層小さくなる。
【0015】また貫通孔として、前記凹凸部の両端から
連続し且つ前記外側面への開口端に向かって少なくとも
その内径が広がったものを利用すると、突き合わされた
ケーブル埋設用管の接続部分とケーブルとが直接接触し
なくなる。従って、例え隣設し合うケーブル埋設用管の
レベルが一致しなくても、ケーブルを順次引っ張り込む
際に段差の影響がなくなるという作用が得られる。
【0016】更に貫通孔として、2つの外側面における
開口端の内径がそれぞれ異なるものを利用すると、突き
合わされたケーブル埋設用管の接続部分において、大径
の開口端と小径の開口端とが突き合わされることにな
り、ケーブルの引っ張り込み方向前方を大径とすること
で、上記段差の問題が一層改善される。
【0017】加えて無機硬質材として、発泡コンクリー
トを利用し、また軽量粗骨材を添加すると、ケーブル埋
設用管として大幅な軽量化が実現でき、埋設工事におい
ては、通常このケーブル埋設用管を手で持って作業する
ため、このことは埋設工事の作業性を格段に改善され
る。
【0018】
【実施例】以下に本発明の詳細を、具体的な実施例に基
づいて説明する。図1には、本発明のケーブル埋設用管
1の構造例を表している。なお(イ)は全体斜視図、
(ロ)は(イ)におけるA−A部分断面図である。図例
のものは、無機硬質材から平面視略四角形状に作製し、
2つの外側面3、4に4つの貫通孔5を穿設するととも
に、該貫通孔5の内周面に凹凸部6を形成したものであ
る。
【0019】(イ)において示しているように、このケ
ーブル埋設用管1は断面を略正方形状とした直方体であ
り、破損防止のためにコーナーカット部8を設けるとと
もに、長手方向の4つの外周面9のそれぞれに凹部10
を設け、この凹部10の両端内壁面11のそれぞれにボ
ルト挿通用のボルト挿通孔12が設けられている。そし
て2つのケーブル埋設用管1を突き合わせて連結する際
には、このボルト挿通孔12にボルトを挿通し、ナット
等の締着手段によって2つのケーブル埋設用管1が強固
に連結固定される。また従来と同様、適宜パッキンが介
装される。また、(ロ)から明らかなように、ケーブル
が接触する凸部分に丸味を持たせた加工、処理を行うこ
とが効果的であることは言うまでもない。
【0020】そして図2に示す如く、前記凹凸部6の両
端から連続し且つ前記外側面3、4への開口端7に向か
って少なくともその内径が広がったものを採用すれば、
2つのケーブル埋設用管1同士を連結する際には、図示
するように一方の外側面3と他方の外側面4とが突き合
わせになるように連結し、ケーブルの挿通時に矢印方向
に引っ張り込むことで、実質的に段差が無いことと等価
となる。またこの方法では、ケーブル埋設用管1の方向
を確認しながら埋設工事を行わなければならないので、
一方では作業が煩雑になることも懸念されるが、例えば
開口端7の方向性を色分けしておくことも一考である。
更には、図4として後述するように、段差となりうる引
っ掛かり部分に端面処理を施しておくことも有効であ
る。
【0021】また図3に示すように、前記2つの外側面
3、4における開口端の内径がそれぞれ異なった構造と
すれば、突き合わされた2つのケーブル埋設用管1の接
続部分において、大径の開口端13と小径の開口端14
とが突き合わされることになる。従って、ケーブルの引
っ張り込み方向前方を大径側とすること、すなわち図中
の矢印方向にケーブルを引っ張り込むことで、2つのケ
ーブル埋設用管1のレベルが少々ずれたとしても、前述
した段差の影響が一層改善されることになる。なお図中
15はパッキンである。また、方向を区別するために色
分けしておくことも一考である。
【0022】加えてこのような本発明のケーブル埋設用
管1に使用しうる無機硬質材としては、発泡セメントお
よび発泡コンクリートや非発泡のセメントおよびコンク
リート、さらには陶器等が例示できる。
【0023】更に本発明のケーブル埋設用管1は、開口
端7がラッパ状に広がっているため、地中への埋設時
に、2つのケーブル埋設用管1の間に別途接続管を装着
することが可能である。このような例を、続く図4に示
している。本図は2つのケーブル埋設用管1の突き合わ
せ部分のみを表しており、図例は凹凸部6の内径に相当
する外径を有する接続管16を、2つのケーブル埋設用
管1の突き合わせ時に、双方の凹凸部6に嵌入させたも
のである。このような構造を取ることで、ケーブルの挿
通後に例えば不等沈下や地震等により2つのケーブル埋
設用管1のレベルが著しくずれたとしても、ケーブルが
剥き出しになることがない。従って埋設後の長期間にわ
たり、浸入水によるケーブル被覆の腐食の発生が皆無と
なり、埋設ケーブルの信頼性を著しく向上させることが
できる。この接続管16には図示するように蛇腹管を用
い、さらに蛇腹を縮めた状態で装着しておくと、例え2
つのケーブル埋設用管1の間隔が著しく広がったとして
も、この蛇腹が延びることでこのズレが吸収でき、より
好ましいものとなる。また、この接続管16による前記
段差の影響を無くすため、図示するように接続管16の
開口端面2をC面取りや曲面加工しておき、エッジが立
たないようにしておくことも効果的である。
【0024】また、図5に示したものも適宜採用され得
るものである。即ち、図示したもはのは波形形状の凹凸
部6を下方のみに設けた場合であり、貫通孔5に挿通す
るケーブルが前記貫通孔6の内径よりも小さい場合であ
れば、結局下方しか接触しないものであるから、下方の
みに凹凸部6を設けたケーブル埋設用管1であっても何
ら支障がないのである。
【0025】以上ここまで説明してきた実施例は、両端
を略同一径とした凹凸部6と、当該凹凸部6の両端から
連続し且つ前記外側面3、4への開口端7に向かって少
なくともその内径が広がったものであったが、図6のよ
うに、貫通孔5の内周面に凹凸部6を形成し、内径を全
てにおいて同一とすることもできる。また前述したよう
に、波形形状等の凹凸部6を下方のみに設けることも可
能である。
【0026】更に技術思想を発展させて、図7に示すこ
とも提案することができる。これは、主にガス管等の既
設配管を跨ぐ時に使用するものであって、即ち、一方の
ケーブル埋設用管1の貫通孔5と他方のケーブル埋設用
管1の貫通孔5との間に、合成樹脂等から作製した接続
管17を挿着するものである。このような構造を採用す
ることにより、例え連設方向に障害物等があってもそれ
を回避することが可能となるのである。そして前記接続
管17は、多少のずれがあっても対応し得るようにフレ
キシブルなものを採用する。また、図示したような波形
形状に限らず、図4に示したような蛇腹管を用いること
もできる。更に、前記接続管17は、エポキシ樹脂等で
コーティングし、防水処理を施すことも考慮される。
尚、図示したケーブル埋設管1は、開口端7に向かって
少なくとも貫通孔5の内径が広がったものについて説明
したため、前記接続管17の途中に直状の部分がある
が、図6に示す如く、貫通孔5の内径を全て同一とすれ
ば、前記接続管17の途中に直状の部分は必要ないとい
うことは言うまでもない。
【0027】加えて、2つのケーブル埋設用管1を突き
合わせて連結する際に、図8に示す如く、外側面3、4
に連結金具18、19を埋設することができる。そして
ボルト20を連結金具18に挿通して、ナット部21が
高く設定した連結金具19との締着により、2つのケー
ブル埋設用管1が強固に連結固定される。また、図9に
示すような実施例も可能である。即ち、埋設するのでは
なく、ケーブル埋設用管1の凹部10の両端内壁面11
に各々の連結金具18、19を取付けることも採用され
得る。
【0028】尚、前記貫通孔5は、4つ設けたものを中
心として説明してきたが、1つ、2つ、3つでも良い
し、5つ以上設けることも当然可能である。そして、本
願のケーブル埋設用管1の形状も、平面視略四角形状に
限らないということは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明のケーブル埋設用管
によれば、主に上記作用の項で説明したところにより、
以下の優れた効果が得られる。無機硬質材から平面視略
四角形状に作製し、2つの外側面に単又は複数の貫通孔
を穿設するとともに、該貫通孔の内周面の適宜位置に凹
凸部を形成すると、無機硬質材が陶器やセメントであっ
ても、その粗な内周面とケーブル被覆とが点接触し、接
触面積が小さくなるため、ケーブル被覆の摩擦が小さく
なるという作用が得られる結果、ケーブルをケーブル埋
設用管内に挿通するための引っ張り込み作業において、
従来のようにケーブル被覆が摩擦熱によって破損するこ
とがなくなる。
【0030】また摩擦の低減により、ケーブルの引っ張
り込みに要する力が少なくてすみ、作業性が改善され
る。
【0031】更に本願のケーブル埋設用管は、全てを無
機硬質材から作製しているため、成型が容易に行われ、
別途、合成樹脂製の管体等を貫通孔に挿着することがな
い。従って、作業手間がかからない上、コストも低減で
きる。
【0032】そして貫通孔の凹凸部の両端から連続し且
つ前記外側面への開口端に向かって少なくともその内径
が広がったものを構成すると、突き合わされたケーブル
埋設用管の接続部分とケーブルとが直接接触しなくな
る。従って、例え隣設し合うケーブル埋設用管のレベル
が一致しなくても、ケーブルを順次引っ張り込む際に段
差の影響がなくなるという作用が得られる結果として、
ケーブルをケーブル埋設用管内に挿通するための引っ張
り込み作業において、従来のように2つのケーブル埋設
用管の突き合わせ部に生じる段差によってケーブル被覆
が破損することも無くすことができる。
【0033】また、例えば無機硬質材として発泡コンク
リートや、軽量粗骨材を添加したものが使用できるの
で、ケーブル埋設用管として大幅な軽量化が実現でき
る。そして埋設工事においては、通常このケーブル埋設
用管を手で持って作業するため、このことは埋設工事の
作業性を格段に改善することにつながる。
【0034】加えて2つの外側面における開口端の内径
がそれぞれ異なった構造とすれば、突き合わされたケー
ブル埋設用管の接続部分において、大径の開口端と小径
の開口端とが突き合わされることになり、ケーブルの引
っ張り込み方向前方を大径とすることで、上記段差の問
題が一層改善され、より信頼性の高い作業が実現でき
る。
【0035】また本発明では、凹凸部の内径に相当する
外径を有する接続管を、2つのケーブル埋設用管の突き
合わせ時に双方の凹凸部に嵌入させることもできる。す
なわち本発明のケーブル埋設用管にあっては、開口端が
ラッパ状に広がっているため、このような接続管の嵌入
作業を、ケーブル埋設用管の埋設時に極めて容易に行う
ことができるのである。このような構造を取ることで、
ケーブルの挿通後に例えば不等沈下や地震等により2つ
のケーブル埋設用管のレベルが著しくずれたとしても、
ケーブルが剥き出しになることがなく、埋設後の長期間
にわたり、浸入水によるケーブル被覆の腐食の発生が皆
無となり、埋設ケーブルの信頼性を著しく向上させるこ
とになる。更にこの接続管に蛇腹管を用い、且つ蛇腹を
縮めた状態で装着しておくと、例え2つのケーブル埋設
用管の間隔が著しく広がったとしても、この蛇腹が延び
ることでこのズレが吸収でき、より好ましいものとな
る。
【0036】以上説明したように本発明のケーブル埋設
用管にあっては、以上の種々の効果が組み合わされ、埋
設工事における信頼性と作業性、埋設後における長期信
頼性の全てを極めて高い水準で満足させることができる
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のケーブル埋設用管の構造例を表す説
明図で、(イ)は全体斜視図、(ロ)は(イ)における
A−A部分断面図
【図2】 本発明のケーブル埋設用管同士が突き合わせ
た状態を表す部分断面説明図
【図3】 開口端の内径がそれぞれ異なった構造におけ
る2つのケーブル埋設用管の突き合わせ部分を表す断面
説明図
【図4】 2つのケーブル埋設用管の突き合わせ部分に
接続管を装着した場合の構造例を表す断面説明図
【図5】 凹凸部を下方のみに形成した状態を表す部分
断面図
【図6】 本発明のケーブル埋設用管の構造例を表す説
明図
【図7】 2つのケーブル埋設用管の間に接続管を装着
した場合の構造例を表す断面説明図
【図8】 2つのケーブル埋設用管の連結方法を表す説
明斜視図
【図9】 2つのケーブル埋設用管の連結方法を表す説
明斜視図
【図10】 従来のケーブル埋設用管を表す説明図で、
(イ)は全体斜視図、(ロ)は(イ)におけるa−a断
面図
【図11】 従来のケーブル埋設用管の突き合わせ部分を
表す断面説明図
【図12】 従来のケーブル埋設用管の部分断面図
【符号の説明】
1 ケーブル埋設用管 2 開口端面 3 外側面 4 外側面 5 貫通孔 6 凹凸部 7 開口端 8 コーナーカット部 9 外周面 10 凹部 11 内壁面 12 ボルト挿通孔 13 開口端 14 開口端 15 パッキン 16 接続管 17 接続管 18 連結金具 19 連結金具 20 ボルト 21 ナット部 50 ケーブル埋設用管 51 貫通孔 52 パッキン 53 段差 80 ケーブル埋設用管 81 貫通孔 82 管体 83 凹凸部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−121992(JP,A) 特開 昭62−163513(JP,A) 特開 平3−27713(JP,A) 特開 平3−122603(JP,A) 特開 平8−130824(JP,A) 特開 平8−251788(JP,A) 実公 平4−48105(JP,Y2) 実公 平4−48106(JP,Y2) 登録実用新案3015676(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 9/00 - 9/12 H02G 1/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機硬質材から平面視略四角形状に作製
    し、2つの外側面に単又は複数の貫通孔を穿設するとと
    もに、該貫通孔の内周面の適宜位置に凹凸部を形成した
    ことを特徴とするケーブル埋設用管。
  2. 【請求項2】 貫通孔として、前記凹凸部の両端から連
    続し且つ前記外側面への開口端に向かって少なくともそ
    の内径が広がったものを利用してなる請求項1記載のケ
    ーブル埋設用管。
  3. 【請求項3】 貫通孔として、2つの外側面における開
    口端の内径がそれぞれ異なるものを利用してなる請求項
    1又は2記載のケーブル埋設用管。
  4. 【請求項4】 無機硬質材として、発泡コンクリートを
    利用してなる請求項1、2又は3記載のケーブル埋設用
    管。
  5. 【請求項5】 無機硬質材として、軽量粗骨材を添加し
    たものを利用してなる請求項1、2、3又は4記載のケ
    ーブル埋設用管。
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