JP3056097B2 - 地中埋設ケーブル用保護管のマンホール壁構造 - Google Patents

地中埋設ケーブル用保護管のマンホール壁構造

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JP3056097B2 JP29501296A JP29501296A JP3056097B2 JP 3056097 B2 JP3056097 B2 JP 3056097B2 JP 29501296 A JP29501296 A JP 29501296A JP 29501296 A JP29501296 A JP 29501296A JP 3056097 B2 JP3056097 B2 JP 3056097B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地中埋設ケーブ
ル用保護管の埋設径路に形成したマンホールの壁に前記
保護管を挿し通したマンホール壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、安全性、美感面等から、電力ケー
ブルの地中埋設化が進められている。その際、図7に示
すように、ケーブルaは、プラスチック、鋳鉄、鋼など
の保護管P、P1 に挿通されて、土圧、腐蝕などから保
護された状態で埋設される。その埋設径路には、ケーブ
ルaの引入張力の許容限度を超過しない適切な管路こう
長の確保、分岐等のため、適宜位置にマンホールHが設
けられる。図中、Kは分岐等の処理部である。
【0003】この保護管Pの埋設径路のマンホール壁部
分は、従来、図8に示すように、マンホールHの外壁
(層)1が防護コンクリートで形成され、その内側に防
水モルタル層2を形成し、その両層1、2に短い保護管
1 を挿し通し、その保護管P1 に通常の長さの保護管
Pを継手Sを介して接続した構成である。
【0004】その継手Sは、円筒体の内面に、内面ほぼ
フラットのゴムパッキング3aと内面に襞を有するゴム
パッキング3bを設けたものであり、同図一点鎖線から
二点鎖線のごとく、他方のパッキング3bが襞構造ゆえ
に屈曲し易く、短い保護管P1 に対し保護管Pが折れ曲
がって、地層沈下等による保護管Pの下降に対応する。
このため、保護管P1 にはその沈下に基づく力が加わり
にくく、マンホール壁1、2の挿通個所に支障はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の保護管Pの
マンホール壁構造は、地層沈下、微震等においては上述
の作用によって問題はないが、大地震時には、横方向
(筒軸方向)に大きく振れ、保護管Pからの突き力又は
引っ張り力などによって、保護管P1 と壁1、2との接
合面が剥がれ、その管P1 が、マンホールH内に突き出
たり、逆に壁1から抜け出る場合がある。
【0006】保護管P1 がマンホールH内に突き出る
と、その突出力により、ケーブルaを損傷し、一方、抜
け出ると、ケーブルaが土中にむき出しとなって、直接
に土砂に触れることとなり、損傷の恐れが多くなる。ケ
ーブルaの損傷は電力供給に支障が生じ、被害の復興を
妨げる一因となる。
【0007】この発明は、横振れに対しても、ケーブル
の損傷のない保護管のマンホール壁構造とすることを課
題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上述の保護管のマンホール壁構造であ
って、上記マンホール壁にその内面から外面方向に延び
る鞘管を貫通させて設け、この鞘管は、大地震などによ
る埋設保護管の筒軸方向の移動幅より長いものとし、保
護管の挿口を前記鞘管にマンホール壁外面側から密に挿
し込み、その挿し込み端は、保護管が水平方向に移動し
ても鞘管から抜け出ない鞘管内の中程に位置している構
成としたのである。
【0009】このように構成すると、鞘管と保護管との
接合力は、止水パッキング等の介在による密な圧入で鞘
管とマンホール壁との接合力より低いため、保護管にそ
の軸方向の力が働き、その力が鞘管との接合力より大き
ければ、保護管は鞘管内を摺動する。このとき、保護管
の挿口端は上述の中程に位置するため、マンホール内に
突出することも、鞘管から抜け出ることもない。このた
め、ケーブルを突いたり、ケーブルが土中にむき出しに
なることはない。
【0010】つぎに、上記鞘管に、そのマンホール壁内
側端から上記保護管の挿入端まで、前記保護管と同一内
径のリングを連ね並べて嵌め込んだ構成としたのであ
【0011】このようにすれば、保護管の挿入端からマ
ンホール壁内面まで段差がなく、保護管がマンホール側
に突き進んでも、段差によってケーブルを損傷させる恐
れはなくなり、また、突き出されたリングはケーブルに
容易に沿って移動し、ケーブルを損傷させることはない
(図6参照)。
【0012】
【発明の実施の形態】一実施形態を図1乃至図6に示
し、マンホールHの壁(防護コンクリート層1及び防水
モルタル層2、以下、両者を符号1とする)の、ケーブ
ルaが導入される個所に鞘管10を設け、この鞘管10
に、従来の短い(例えば650mm)保護管P1 をフラ
ットなゴムパッキング11及び襞付き止水ゴム(パッキ
ング)12を介して中程まで密に挿入する。鞘管10の
マンホールH内面側端は、図1に示すように少し後退
し、その開口縁2aは全周に亘ってアールカットとす
る。このようにすると、その縁2aにケーブルaが触れ
ても傷付きにくい。
【0013】その挿入した鞘管10の前側には、図4で
示す保護管P1 と同一径の管を輪切りにした所要幅のリ
ング13の外面に止水ゴム(パッキング)14を嵌め、
その所要数を連ねて並べて嵌め込む。このリング13の
幅及び数は後述の突き出しによるケーブルaに損傷を与
えない作用を考慮して適宜に設定する。なお、鞘管10
へのリング13の嵌入は、鞘管10を上下方向とし、そ
の一端にリング13を当てがい、押し込みピストンBに
よりそのリング13を順々に中程から連ね並べる(図3
参照)。この嵌入は、保護管P1 の鞘管10への嵌入も
含めて、工場等の現場に運ぶ前に行うとよい。各管(リ
ング)P1 、P、10、13はFRPなどの強化プラス
チックスを使用する。
【0014】上記鞘管10の長さは、大地震などにおい
て保護管P、P1 が水平方向に動いても、保護管P1
抜け出ない(突き出ない)ように設定するが、一般にマ
ンホール壁1は400〜500mm程度あり、そのマン
ホール壁1を貫通する長さを有する、例えば500mm
長の鞘管10とし、その中程まで、保護管P1 を挿し込
んだ状態とすれば、移動許容量は約250mm程とな
り、抜け出さない長さとして十分である。
【0015】この実施形態は以上の構成であり、いま、
大地震などによって、保護管P、P1 に水平方向の力が
働き、保護管P1 が抜ける方向に動いても、図5に示す
ように、上記設定により、鞘管10から抜けることがな
く、ケーブルaが土中に露出することがない。一方、保
護管P1 がマンホールH内に突き出る方向に動いても、
図6に示すように、上記設定により、鞘管10から突き
出ることがなく、その移動時に突き出されるリング13
もケーブルaに沿って容易に移動して、ケーブルaを損
傷することもない。
【0016】因みに、マンホール壁1から鞘管10が抜
け出る外力は一般に10000kgf程度であり、安全
率を2として、5000kgfである。一方、この実施
形態のゴム(パッキング)11、12、リング13を嵌
めた保護管P1 の引き抜き及び突き出し力は400kg
f程度である。このため、保護管P1 が動くと、鞘管1
0が壁1から抜ける前に、鞘管10との間で必ず摺動が
生じる。
【0017】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
大地震などの横振れによって保護管の水平移動が生じて
も、保護管のマンホール壁部において、ケーブルの土中
への露出及び保護管のマンホール内への突き出しが起こ
らず、ケーブルの損傷が生じる恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の要部断面図
【図2】同実施形態の管部の一部切欠斜視図
【図3】同実施形態の鞘管の断面図
【図4】同実施形態のリングの斜視図
【図5】同実施形態の作用説明図
【図6】同実施形態の作用説明図
【図7】ケーブル用保護管の地中埋設概略図
【図8】従来例の要部断面図
【符号の説明】
a ケーブル P、P1 ケーブル保護管 S 継手 1 マンホール壁防護コンクリート層 2 マンホール壁防水モルタル層 3a、3b 止水ゴム 10 鞘管 11 ゴムパッキング 12 襞付止水ゴム 13 リング 14 止水ゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 義夫 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 村上 孝司 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 渡辺 雅彦 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 福屋 利保 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式 会社栗本鐵工所内 (72)発明者 福岡 敬介 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式 会社栗本鐵工所内 (56)参考文献 実開 昭57−83971(JP,U) 実開 昭49−29488(JP,U) 実開 昭55−178230(JP,U) 実開 平4−61428(JP,U) 実公 昭49−7679(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 9/00 - 9/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中埋設ケーブル用保護管の埋設径路
    に形成したマンホールの壁に前記保護管を挿し通した
    マンホール壁構造であって、 上記マンホール壁にその内面から外面方向に延びる鞘管
    10を貫通させて設け、この鞘管10は、大地震などに
    よる埋設保護管の筒軸方向の移動幅より長いものと
    し、保護管の挿口を前記鞘管10にマンホール壁外面
    側から密に挿し込み、その挿し込み端は、保護管が移
    動しても鞘管10から抜け出ない鞘管10内の中程に位
    置し、かつ、上記鞘管10に、そのマンホール壁内側端から上
    記保護管Pの挿入端まで、前記保護管Pと同一内径のリ
    ング13を連ね並べて嵌め込んだことを 特徴とする地中
    埋設ケーブル用保護管のマンホール壁構造。
JP29501296A 1996-11-07 1996-11-07 地中埋設ケーブル用保護管のマンホール壁構造 Expired - Fee Related JP3056097B2 (ja)

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