JPH11293690A - マンホール継手及びマンホール継手の接続構造 - Google Patents

マンホール継手及びマンホール継手の接続構造

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JPH11293690A
JPH11293690A JP10092879A JP9287998A JPH11293690A JP H11293690 A JPH11293690 A JP H11293690A JP 10092879 A JP10092879 A JP 10092879A JP 9287998 A JP9287998 A JP 9287998A JP H11293690 A JPH11293690 A JP H11293690A
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JP
Japan
Prior art keywords
manhole
joint
tube
outer cylinder
inner cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP10092879A
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English (en)
Inventor
Satoshi Saito
聡 斎藤
Hidehiro Kawasaki
英博 川崎
Yasuyuki Miyabe
康之 宮部
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Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバーケーブル、通信ケーブル等を地
中に埋設する際に、光ファイバーケーブル、通信ケーブ
ル等を挿通した内挿管及び保護管をマンホール等の側壁
に簡単かつ確実に接続できるマンホール継手及びマンホ
ール継手の接続構造を提供する。 【解決手段】 マンホール等の側壁1に穿設した接続孔
11にマンホール継手の外筒2aを挿入し、該外筒2a
の外周面と接続孔11の壁面との隙間にセメント,モル
タル等の目地材を充填して接合する。また、マンホール
継手の内筒2bにシールリング4を介して保護管3の端
部を挿入すると共に、該保護管3に挿通した内挿管5の
一端部を内筒2bの一端部に装着した支持板22の貫通
孔221に挿入固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーケー
ブル、通信ケーブル等を地中に埋設する際に、光ファイ
バーケーブル、通信ケーブル等を挿通する内挿管及び保
護管をマンホール等の側壁に簡単かつ確実に接続できる
マンホール継手及びマンホール継手の接続構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、通信情報ネットワークの整備、拡
充が行なわれており、光ファイバーケーブルや通信ケー
ブル等を地中に埋設することが行なわれている。例え
ば、図3に概略横断面図で示した如く、所定の間隔を隔
ててマンホールM1,M2を埋設すると共に、該マンホ
ールM1,M2をコンクリート製のU字溝S1で接続す
る。そして、図4に概略縦断面図で示した如く、前記U
字溝S1に複数本のケーブル保護管Pを敷設してから該
U字溝S1を蓋S2で覆って地中に埋設し、前記ケーブ
ル保護管Pに光ファイバーケーブルや通信ケーブルCを
挿通していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
施工例の場合には、マンホールとU字溝との接続に問題
があった。即ち、コンクリート製のマンホールとコンク
リート製のU字溝とをモルタル、セメント等の目地材を
用いて接続したのでは、地震の際や輪荷重等を受けて地
盤変動が発生したとき、マンホールとU字溝との接続部
で破断したり、マンホールやU字溝が破損することがあ
った。また、コンクリート製のU字溝は重いため、現場
での施工作業に多くの人手を必要とし、工期が長期化す
るという問題があった。
【0004】本発明はかかる課題を解決したものであっ
て、光ファイバーケーブル、通信ケーブル等を地中に埋
設する際に、光ファイバーケーブル、通信ケーブル等を
挿通した内挿管及び保護管をマンホール等の側壁に簡単
かつ確実に接続できるマンホール継手及びマンホール継
手の接続構造を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、マン
ホール等の側壁に穿設した接続孔に挿入される外筒の一
端部をラッパ状に拡開すると共にその外周面に砂等が付
着した粗面を形成し、また外筒の他端部と該外筒に挿入
された内筒とをゴム等の弾性部材からなる継手を介して
接続し、外筒に挿入された内筒の一端部に貫通孔を有す
る支持板を装着したことを特徴とする。
【0006】また、請求項2の発明は、外筒と、該外筒
に挿入された内筒とをゴム等の弾性部材からなる継手を
介して接続し、マンホール等の側壁に穿設した接続孔に
前記外筒を挿入して該外筒の外周面と接続孔の壁面との
隙間にセメント,モルタル等の目地材を充填して接合
し、また前記内筒にシールリングを介して保護管の端部
を挿入すると共に、該保護管に挿通した内挿管の一端部
を内筒の一端部に装着した支持板の貫通孔に挿入固定し
たことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を
示すマンホール継手の部分切断断面図、図2はマンホー
ル等の側壁にマンホール継手を接続した状態を示す断面
図である。図中1はマンホール等の側壁であって、該側
壁1には接続孔11が穿設されている。2はマンホール
継手、3は保護管、4はシールリング、5は内挿管であ
る。
【0008】マンホール継手2は、塩化ビニル樹脂等の
合成樹脂からなる外筒2aと、内筒2bとをゴムあるい
は軟質プラスチック等の弾性部材からなる継手2cで接
続したものであって、該継手2cは径大筒部231と小
径筒部232とが屈曲部233を介して一体的に接続し
ている。前記外筒2aの一端部はラッパ状に拡開してお
り、その外周面には砂等が付着した粗面21が形成され
ている。また、外筒2aの他端部は継手2cの径大筒部
231に嵌挿され、その外周に巻き締めたバンドc1に
よって固定されている。一方、内筒2bは外筒2aに挿
入され、継手2cの小径筒部232の外周に巻き締めた
バンドc2によって固定されている。
【0009】前記各バンドc1,c2が巻回された継手
2cの径大筒部231、小径筒部232の内周面にはの
こ歯状の環状突起が複数条設けられており、バンドc
1,c2の巻き締めによって前記環状突起が弾性変形し
て外筒2a,内筒2bの外周面に水密的に圧接してい
る。また、外筒2aに挿入された内筒2bの一端部には
支持板22が装着されている。支持板22には貫通孔2
21が所定間隔で複数個設けられており、各貫通孔22
1の周縁部にシールリングdが装着されている。
【0010】本発明のマンホール継手2は上記の構成か
らなるものであって、配管施工の際にマンホール継手2
の外筒2aをマンホール等の側壁1に設けた接続孔11
に挿入する。そこで、図2に示した如く、外筒2aの外
周面と接続孔11の壁面との隙間にセメント,モルタル
等の目地材を充填して接合する。外筒2aの外周面には
砂等が付着した粗面21が形成されているため、外筒2
aと接続孔11とが目地材を介して強固に接続される。
【0011】マンホール等の側壁1にマンホール継手2
を接合した後、内筒2bに保護管3を接続する。このと
き、予め保護管3に複数本の内挿管5を挿通しておき、
保護管3を図2の右側にずらしておいてから各内挿管5
の端部を支持板22の貫通孔221に挿入し、シールリ
ングdを介して水密的に接続する。通常、内挿管5とし
ては、塩化ビニル樹脂管が好適に使用できる。
【0012】この様にして、保護管3に挿通された複数
本の内挿管5の端部を支持板22に固定した後、保護管
3を図2の左側にずらしてその端部を内筒2bに挿入す
る。前記保護管3は塩化ビニル樹脂管の外周面に管軸方
向に対して所定間隔に補強用の環状鍔を一体的に設けた
合成樹脂製リブ付き管であって、管端部に設けられた環
状鍔の間にシールリング4を装着してから内筒2bに挿
入し、シールリング4を介して保護管3を伸縮自在に接
続する。この接続作業時に、側壁1の接続孔11に対す
る保護管3の偏芯や配管勾配等を弾性部材からなる継手
2cの屈曲部233で調整できるため、施工作業が簡単
かつ確実に行なえる。この様にして各マンホールの間に
保護管3及び内挿管5を敷設した後、保護管3の埋め戻
しを行ない、各内挿管5に光ファイバーケーブルや通信
ケーブルを挿通して施工作業が完了する。
【0013】配管施工後、保護管3に管軸方向のスラス
ト荷重が作用したり、土圧・輪荷重あるいは地盤沈下等
によって曲げモーメントが作用しても、これらの変形、
移動等は弾性部材からなる継手2cの屈曲部233によ
って許容される。また、シールリング4を介して内筒2
bと保護管3とが伸縮自在に接続され、シールリングd
を介して支持板22の貫通孔221と内挿管5とが伸縮
自在に接続されているため、マンホール継手が変形して
破損したり、保護管3や内挿管5が破損することもな
い。また、光ファイバーケーブルや通信ケーブルは内挿
管5に挿通され、該内挿管5は保護管3によって保護さ
れているため、光ファイバーケーブルや通信ケーブル信
号等が破損して送信不良等が発生することもない。
【0014】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は、ゴム等の
弾性部材からなるマンホール継手を介してマンホール等
の側壁に保護管を接続するので、配管施工の際に保護管
の偏芯や配管勾配等を適宜調整して簡単かつ確実に接続
することができる。また、配管施工後、保護管に管軸方
向のスラスト荷重が作用したり、土圧・輪荷重あるいは
地盤沈下等によって曲げモーメントが作用しても、これ
らの変形、移動等は弾性部材からなる継手の屈曲部によ
って許容されるため、マンホール継手が変形して破損し
たり、保護管が破損することもない。しかも、光ファイ
バーケーブルや通信ケーブルは内挿管に挿通され、該内
挿管は保護管によって保護されているため、光ファイバ
ーケーブルや通信ケーブル信号等が破損して送信不良等
が発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すマンホール継手
の部分切断断面図である。
【図2】図2はマンホール等の側壁にマンホール継手を
接続した本発明の一実施例を示す断面図である。
【図3】図3はコンクリート製マンホールにコンクリー
ト製U字溝を接続した状態を示す従来例の概略横断面図
である。
【図4】図4はコンクリート製U字溝に複数本のケーブ
ル保護管を敷設してから該保護管に光ファイバーケーブ
ル、通信ケーブル等を挿通した状態を示す従来例の概略
縦断面図である。
【符号の説明】
1 マンホール等の側壁 11 接続孔 2 マンホール継手 2a 外筒 2b 内筒 2c 弾性部材からなる継手 22 支持板 221 貫通孔 3 保護管 4 シールリング 5 内挿管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール等の側壁に穿設した接続孔に
    挿入される外筒の一端部をラッパ状に拡開すると共にそ
    の外周面に砂等が付着した粗面を形成し、また外筒の他
    端部と該外筒に挿入された内筒とをゴム等の弾性部材か
    らなる継手を介して接続し、外筒に挿入された内筒の一
    端部に貫通孔を有する支持板を装着したことを特徴とす
    るマンホール継手。
  2. 【請求項2】 外筒と、該外筒に挿入された内筒とをゴ
    ム等の弾性部材からなる継手を介して接続し、マンホー
    ル等の側壁に穿設した接続孔に前記外筒を挿入して該外
    筒の外周面と接続孔の壁面との隙間にセメント,モルタ
    ル等の目地材を充填して接合し、また前記内筒にシール
    リングを介して保護管の端部を挿入すると共に、該保護
    管に挿通した内挿管の一端部を内筒の一端部に装着した
    支持板の貫通孔に挿入固定したことを特徴とするマンホ
    ール継手の接続構造。
  3. 【請求項3】 前記保護管は外周面に環状鍔を有する合
    成樹脂製リブ付き管であることを特徴とする請求項2記
    載のマンホール継手の接続構造。
JP10092879A 1998-04-06 1998-04-06 マンホール継手及びマンホール継手の接続構造 Pending JPH11293690A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002294727A (ja) * 2001-01-23 2002-10-09 Hayakawa Rubber Co Ltd マンホール構造、マンホール構造用止水可とう継手及びマンホール構造の施工方法
JP2005344413A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Hayakawa Rubber Co Ltd 継手及び継手構造

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