JP3072150U - 地中埋設配線管路用スライド・フレキシブル管装置 - Google Patents

地中埋設配線管路用スライド・フレキシブル管装置

Info

Publication number
JP3072150U
JP3072150U JP2000001869U JP2000001869U JP3072150U JP 3072150 U JP3072150 U JP 3072150U JP 2000001869 U JP2000001869 U JP 2000001869U JP 2000001869 U JP2000001869 U JP 2000001869U JP 3072150 U JP3072150 U JP 3072150U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter
pipe
tube
stopper
small
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000001869U
Other languages
English (en)
Inventor
正人 渡辺
誠 大作
Original Assignee
株式会社土井製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社土井製作所 filed Critical 株式会社土井製作所
Priority to JP2000001869U priority Critical patent/JP3072150U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3072150U publication Critical patent/JP3072150U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軟弱地盤内におけるハンドホールの電線管
路、橋梁添架管路の接続等において、大きな不同沈下が
生じても管路材自体の伸縮および撓曲を効率良く吸収
し、保形性を良好にして内部収納の各種ケーブルを保護
できるようにする。 【解決手段】 地中内に埋設した各種ケーブルを収納保
持する伸縮管部1を互いにスライド可能に組合わせた大
小異径の内外の管(2,3)を備えたストッパー装置付
二重管構造とし、伸縮管部1に撓曲可能な蛇腹構造の可
撓管部11を連結する。ストッパー装置は、大径管2内
にスライド自在に開口端部側から挿入した小径管3の一
方の開口端部側の外周面の一対のストッパーリング4
A,4Bと、大径管2内周面、小径管3外周面相互間で
水密状態となって一対のストッパーリング4A,4B間
に配装した防水パッキング5と、大径管2の開口端部側
に固定した異径ジョイント管6とから構成する。可撓管
部11は、熱収縮性のある軟質合成樹脂製の保護管13
で可撓管本体12を内包することで形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば軟弱地盤内におけるハンドホールの電線管路、橋梁添架管路 の接続等において、地盤沈下、境界部沈下等が生じても内部に収納した電線が十 分に保護できるように、沈下現象に追随可能とした伸縮、撓曲自在な地中埋設配 線管路用スライド・フレキシブル管装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、地上における架空配線の地中埋設化、更には例えば道路交通管制等のた めに路側帯等に沿って配線される各種通信用ケーブルの地中埋設化等に伴ない、 大容量の管路材が使用されている。この管路材において、軟弱地盤における地盤 沈下、橋梁における橋道・一般道境界における沈下等に対応できるように、これ らの場所に敷設配線される各種のケーブルは伸縮自在で可撓性がある電線管路内 に収容されることで保護されるものとしてある。すなわち、このような沈下が生 じる場所では、溶接接合による鋼管またはポリエステル管を用いる方法、機械的 接合を用いる方法、曲管の組合わせを用いる方法、伸縮継手を用いる方法、さや 管を用いる方法等によって導管である電線管路が構成されていなければならない とされているのである。そのため、従来から各種のタイプの伸縮式・可撓式の各 種構造の電線管路が提案されており、例えばスライダー式の二重管構造のもので あっては、地中に配線敷設される各種ケーブルを地中内で収納保持するように互 いにスライド可能にして、抜脱を阻止して組合わせた大小異径の内外の管を備え 、自身の片側あるいは両側が伸縮可能になっているものが提案されている。また 、この管路材自体は地中に埋設されるに際し、その配線形態に対応して、また各 種地上物からの種々の影響、土中における土砂等の独自の変動その他への対処性 を考慮してフレキシブルな可撓管も使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の技術においては、沈下現場における不同沈下量 が大きい場合には、これに十分対処し得ず、スライダー式の二重管構造の内外管 同士が両管のスライドストローク域を遙かに逸脱してしまうことがあった。その ために十分なストッパー機能が果たされぬままに両電線管路が抜脱されてしまう 結果、内部に収納した各種ケーブルが抜脱箇所から露出して引張損傷されてしま うという虞れがあった。一方、従来の金属製の可撓管によれば、不同沈下に伴う 管路材の撓曲変形を効率良く吸収させることができず、各種ケーブルの引張損傷 や出し入れが不能になってしまう虞れがある。しかも土中埋設時に土中の水分、 細かい土砂分、塵埃等が内部に浸入するのを阻止できず、内部に配線する各種の ケーブルを確実に保護するのが困難であった。
【0004】 そこで、本考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み創案されたもので、 例えば軟弱地盤内におけるハンドホールの電線管路、橋梁添架管路の接続等にお いて、大きな不同沈下が生じても、管路材自体の伸縮および撓曲を効率良く吸収 し且つ保形性を良好なものとすることで各種ケーブルの引張損傷や出し入れが不 能となるのを防止することができ、しかも外部からの各種の異物等の浸入を阻止 して内部に配線収納する各種ケーブルの保護を万全なものとすることのできる地 盤対策管路用として十分に対応可能な地中埋設配線管路用スライド・フレキシブ ル管装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本考案にあっては、地中に配線埋設される各種 ケーブルを地中内で収納保持する地中埋設配線管路用スライド・フレキシブル管 装置であって、互いにスライド可能に組合わせた大小異径の内外の管(2,3) を備えたストッパー装置付二重管構造の伸縮管部1と、撓曲可能な蛇腹構造の可 撓管部11とを連結させて成るものである。 ストッパー装置は、大径管2内にスライド自在にして一方の開口端部側から挿 入した小径管3の一方の開口端部側の外周面に固設した一対のストッパーリング 4A,4Bと、大径管2の内周面、小径管3の外周面相互間で水密状態となって 一対のストッパーリング4A,4B間に配装された防水パッキング5と、ストッ パーリング4Bを大径管2の開口端部側で係止させて小径管3の抜脱を阻止させ るよう当該ストッパーリング4Bに対向すべく大径管2の開口端部側に閉塞状態 に固定される異径ジョイント管6とから成るものである。 あるいは、ストッパー装置は、大径管2内にスライド自在にして一方の開口端 部側から挿入した小径管3の一方の開口端部側に大径筒部21を延設することに よって形成したストッパー段部22と、大径筒部21外周面を外周方向へ環状に 窪ませて形成した環状凹部23と、大径管2の内周面、小径管3の大径筒部21 外周面相互間で水密状態となって環状凹部23内に配装された防水パッキング5 と、ストッパー段部22を大径管2の開口端部側で係止させて小径管3の抜脱を 阻止させるよう当該ストッパー段部22に対向すべく大径管2の開口端部側に閉 塞状態に固定される異径ジョイント管6とから成るものとできる。 可撓管部11は、大径管2、小径管3のうち少なくともいずれか一方に連結さ れて形成できる。 可撓管部11は、両側縁が互いに断面でほぼ扁平な溝形に、またその開口方向 が表裏で反対方向に夫々折曲されることで全体の断面がほぼS字形を呈している 長尺な金属製等の帯状板材を形成し、この帯状板材自体を螺旋状に巻回し、隣合 う側縁同士を相互に噛み合わせるように重ね合わせて結合することで蛇腹管状に 形成された可撓管本体12と、可撓管本体12を内包する熱収縮性を有する軟質 合成樹脂製の保護管13とにより構成できる。
【0006】 以上のように構成された本考案に係る地中埋設配線管路用スライド・フレキシ ブル管装置にあって、各種ケーブルの地中内への埋設配線に際し、大径管2、小 径管3が互いに挿入されて二重管状に連結された伸縮管部1、可撓管部11内に ケーブルが収納される。例えば軟弱地盤において、地盤の沈降その他によってケ ーブルの固定保持部位側に対して上昇あるいは下降するとき、これに追随対応し て伸縮管部1においては内外の管(2,3)同士を伸張方向あるいは収縮方向へ スライドさせ、可撓管部11においては撓曲変形を吸収させる。 このときストッパー装置は、内外の管(2,3)同士の伸張方向へのスライド 中において、小径管3側のストッパーリング4A,4Bまたはストッパー段部2 2が大径管2の開口端部側までスライドした際に、防水パッキング5により大径 管2の内周面、小径管3の外周面相互間を水密状態としながら、ストッパーリン グ4Bまたはストッパー段部22が異径ジョイント管6に係止されて大径管2か らの小径管3の抜脱を阻止させ、伸縮管部1、可撓管部11内に収納したケーブ ル等の破断、切断等の損傷を防止させる。 可撓管本体12を内包している保護管13は、例えば地中に埋設された可撓管 本体12外部の土中の水分、塵埃その他の可撓管部12内への浸入等を阻止し、 可撓管本体12内に配線収納した各種ケーブルを保護させる。 また保護管13自体の柔軟性は、可撓管部12自体を折曲、屈曲するときに追 随し、保護管13の表面等に亀裂その他を生じさせず、可撓管本体12自体の折 曲、屈曲等を阻害させない。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明するに、図において示される 符号1は、例えば地中等に埋設されるマンホール、ハンドホール等のホール構造 物P(図1参照)に接続される例えば塩化ビニール樹脂等にて形成された電線管 路の一部を構成する伸縮管部である。該伸縮管部1は、図1、図2に示すように 、大径管2と小径管3とが互いに挿入されて二重管状に連結されることで構成し てあり、例えば地盤の不同沈下が予想されるケーブルの敷設現場において設置さ れ、主として、通信・低圧・高圧ケーブルの建物の引込み・橋梁添架管くずし・ 高低差のある部分等に適用されるものとしてある。そして、伸縮管部1の大径管 2側には自身が撓曲可能になっている後述する蛇腹構造の可撓管部11が連結形 成されている。尚、この可撓管部11は小径管3側に連結形成されていても良い 。また、伸縮管部1は自身の片側が伸縮可能になっている片側伸縮タイプあるい は両側が伸縮可能になっている両側伸縮タイプのいずれの二重管構造であっても 良い。
【0008】 伸縮管部1は、上述のように互いにスライド可能に組合わせた大小異径の内外 の管(2、3)を備えた二重管構造のもので、図2に示すように、相互間でスラ イド当接する大径管2内周面と小径管3外周面との相互間では、大径管2と小径 管3との抜脱を防止するストッパー装置を介設させてある。すなわち、ストッパ ー装置は、大径管2内にスライド自在にして一方の開口端部側から挿入した小径 管3の一方の開口端部側の外周面における互いに僅かに離れた位置に断面がほぼ 矩形の一対のストッパーリング4A,4Bを固設してあり、一対のストッパーリ ング4A,4Bの間には大径管2内周面、小径管3外周面相互に密着状態となっ て例えばOリング状の防水パッキング5が配装されることで大径管2内周面、小 径管3外周面相互間を水密状態に維持してある。そして、小径管3が挿入されて いる大径管2の開口端部には、自体の内周段部7を介して形成された大径内周面 側を大径管2側の開口端部外周面に接着またはスポット溶接等により固着し、自 体の小径内周面側は小径管3側の外周面に対しスライド可能な状態にして異径ジ ョイント管6が取り付けられている。したがって、大径管2の開口端部側は異径 ジョイント管6の内周段部7により閉塞されることとなり、大径管2から小径管 3が引き抜き方向へスライドした際に、小径管3の後方のストッパーリング12 Bが異径ジョイント管6の内周段部7に係止されることによって小径管3自体の 抜脱を阻止させるものとしてある。
【0009】 可撓管部11は、後述する可撓管本体12を熱収縮性を有する軟質合成樹脂製 の例えばエチレンプロピレンゴム等を素材とした保護管13に内包させて形成さ れている。すなわち、保護管13により可撓管本体12の外周を包皮した当該保 護管13の一方の開口端部から大径のソケット部14を延設し、ソケット部14 内に大径管2の他方の開口端部を差し込んで接着またはスポット溶接等により固 着してある。一方、保護管13の他方の開口端部から大径のソケット部15を延 設し、外側へほぼL字状に折り曲げたフランジ部16Aを一方の開口端部に形成 したブッシング16の他方の開口端部側をソケット部15内奥側の可撓管本体1 2開口端部に内挿させ、ブッシング16外周面を可撓管本体12内周面にスポッ ト溶接等で固着させると共に、フランジ部16A側面をソケット部15開口端部 に向けて臨ませてある。そして、ホール構造物Pに接続された防水製の短管31 の開口端部側をソケット部15内に挿入してブッシング16のフランジ部16A に当接する位置まで差し込んでから接着またはスポット溶接等により固着してあ る。
【0010】 可撓管本体12は、両側縁が互いに断面でほぼ扁平な溝形に、またその開口方 向が表裏で反対方向に夫々折曲されることで全体の断面がほぼS字形を呈してい る長尺な金属製の帯状板材を形成しておき、この帯状板材自体を螺旋状に巻回し 、隣合う側縁同士を相互に噛み合わせるように重ね合わせて結合することで1本 の管材として構成されている。また、この可撓管本体12自体は土中に埋設され ることを考慮して、防錆性に優れた例えばSUSの如きステンレスを素材として 形成されており、その内径はいわゆる大口径のものとされ、例えば100mm程 度から216mm程度のものとされるも、これに限定されるものではない。
【0011】 次に、本考案の使用の一例を説明するに、通信・低圧・高圧用の各種のケーブ ルの建物の引込み、橋梁添架管くずし、高低差のある部分等でケーブルを敷設配 線するとき、その埋設部位における電線管路としての伸縮管部1を設置し、内部 にケーブルを収納させるものである。例えば、軟弱な地盤で地盤沈下が予想され る場所においてホール構造物Pを設置し、これに電線管路を接続するとき、その 電線管路として、伸縮管部1と可撓管部11とを接続することで一体結合させ、 防水性の短管31を介してホール構造物Pに接続するのである。このとき、図2 に示すように、先ず、予め小径管3に異径ジョイント管6を装着しておく。そし て、防水パッキング5を小径管3の一方の開口端縁側にあるストッパーリング4 A,4B間に配装させておき、次いで、大径管2の開口端縁に小径管3のストッ パーリング4A,4B側の開口端縁を嵌挿させ、該小径管3を所定のスライドス トローク分の余裕をもたせるようにして大径管2内奥側へ挿通させて設置してか ら、異径ジョイント管6の大径内周面側を大径管2外周面に接着またはスポット 溶接等により固着するのである。このとき、伸縮管部1自体に剪断力が作用した 場合には、大径管2から小径管3が引き抜き方向へスライドした状態で小径管3 の後方のストッパーリング4Bが異径ジョイント管6の内周段部7に係止される ことによって小径管3自体の抜脱を阻止すると共に、可撓管部11自体の撓曲に より保形状態が維持されるのである。このようにして、共に管構造のものである 伸縮管部1、可撓管部11は外部からの剪断力、圧潰力を十分に吸収させ、内部 収納の各種のケーブルを外部からの物理的、機械的な変動に対して保護させるの である。
【0012】 図6には本考案の他の実施の形態が示されており、ストッパー装置は、大径管 2内にスライド自在にして一方の開口端部側から挿入した小径管3の一方の開口 端部側に傾斜面状のストッパー段部22を介して大径筒部21を延設し、さらに 大径筒部21外周面を外周方向へ環状に窪ませて環状凹部23を形成しておき、 大径管2の内周面、小径管3の大径筒部21外周面相互間で水密状態となるよう に環状凹部23内にOリング状の防水パッキング5を配装させる。そして、小径 管3が挿入されている大径管2の開口端部には、自体の内周段部7を介して形成 された大径内周面側を大径管2側の開口端部外周面に接着またはスポット溶接等 により固着し、自体の小径内周面側は小径管3側の外周面に対しスライド可能な 状態にして異径ジョイント管6が取り付けられている。したがって、異径ジョイ ント管6の内周段部7によりストッパー段部22に対向して大径管2の開口端部 側が閉塞状態となり、伸縮管部1自体に剪断力が作用した際に、大径管2から小 径管3が引き抜き方向へスライドした状態で小径管3のストッパー段部22が異 径ジョイント管6の内周段部7に係止されることによって小径管3自体の抜脱を 阻止するものとしてある。
【0013】
【考案の効果】
以上の如く本考案によれば、軟弱地盤内におけるハンドホールの電線管路、橋 梁添架管路の接続等において、大きな不同沈下が生じても、管路材自体の伸縮お よび撓曲を効率良く吸収し且つ保形性を良好なものとでき、各種ケーブルの引張 損傷や出し入れが不能となるのを防止することができ、しかも外部からの各種の 異物等の浸入を阻止して内部に配線収納する各種ケーブルの保護を万全なものと することができる。すなわち、地中に管路を構成する場合に接続方向を自在に調 整すると共に接続する他の管材との伸縮を可能とし、管路の沈下対策用に使用し て地震、地盤の不同沈下等による建物周辺や橋梁詰部等の地中管路の抜け出しに よるケーブル事故を防止することができる。
【0014】 すなわちこれは本考案において、互いにスライド可能に組合わせた大小異径の 内外の管(2,3)を備えたストッパー装置付二重管構造の伸縮管部1と、撓曲 可能な蛇腹構造の可撓管部11とを連結させて成るからであり、これにより、小 径管3の抜脱を阻止できるのに加えて、管路の伸縮および撓曲を効率良く吸収で きるからであり、伸縮管部1、可撓管部11内に収納したケーブル等に対する防 水作用と同時にケーブル等の破断、切断等の損傷を防止できるのである。
【0015】 また、ストッパー装置は、大径管2内にスライド自在に挿入した小径管3の一 方の開口端部側に固設した一対のストッパーリング4A,4Bと、一対のストッ パーリング4A,4B間に配装された防水パッキング5と、ストッパーリング4 Bを大径管2の開口端部側で係止させて小径管3の抜脱を阻止させる異径ジョイ ント管6とから成るものとしたり、あるいは大径管2内にスライド自在に挿入し た小径管3の一方の開口端部側に延設した大径筒部21外周面のストッパー段部 22と、大径筒部21外周面の環状凹部23と、環状凹部23内に配装された防 水パッキング5と、ストッパー段部22を大径管2の開口端部側で係止させて小 径管3の抜脱を阻止させる異径ジョイント管6とから成るものとしたりするので 、外部からの剪断力、圧潰力、屈曲力等に十分に抗することができ、しかも全体 の配管構成の施工における防水パッキング5、異径ジョイント管6を介しての内 外の管(2,3)相互の組付け作業を簡易で且つ迅速に行なうことができる。
【0016】 可撓管部11は、大径管2、小径管3のうち少なくともいずれか一方に連結さ れているので、伸縮管部1、可撓管部11との協働作用により外部からの剪断力 、圧潰力、屈曲力等に十分に抗し、内部収納のケーブルを外部からの物理的、機 械的な変動に対して保護できる。
【0017】 可撓管部11は、両側縁が互いに断面でほぼ扁平な溝形に、またその開口方向 が表裏で反対方向に夫々折曲されることで全体の断面がほぼS字形を呈している 長尺な金属製等の帯状板材を形成し、この帯状板材自体を螺旋状に巻回し、隣合 う側縁同士を相互に噛み合わせるように重ね合わせて結合することで蛇腹管状に 形成された可撓管本体12と、可撓管本体12を内包する熱収縮性を有する軟質 合成樹脂製の保護管13とにより構成されているので、可撓管本体12の内外の 遮断性、折曲、屈曲の容易性等が得られ、可撓管本体12自体の錆その他の経年 劣化をも防止できる。しかも、自らの可撓性によって配線形態の自由度を大きく し且つ保形状態を維持させるばかりでなく、水分、塵埃等の外部からの各種の異 物等の浸入を阻止して内部に配線収納する各種ケーブルの保護を万全なものとす ると共に、その外部に亀裂等を生じさせることなく折曲操作も円滑に行なうこと ができ、そのため埋設配管作業を能率的に遂行できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態における埋設使用状態の
一例における一部切欠の側面図である。
【図2】同じく収縮時の一部切欠の断面図である。
【図3】同じく可撓管部の一部切欠の側面図である。
【図4】同じくストッパー装置の防水パッキング側一部
の断面図である。
【図5】同じくストッパー装置における異形ジョイント
管周辺の一部切欠の断面図である。
【図6】他の実施の形態におけるストッパー装置の防水
パッキング側一部の断面図である。
【符号の説明】
1…伸縮管部 2…大径管 3…小径管 4A,4B…ス
トッパーリング 5…防水パッキング 6…異形ジョイ
ント管 7…内周段部 11…可撓管部 12…可撓管本
体 13…保護管 14,15…ソ
ケット部 16A…フランジ部 16…ブッシン
グ 21…大径筒部 22…ストッパ
ー段部 23…環状凹部 31…短管 P…ホール構造物

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に配線埋設される各種ケーブルを地
    中内で収納保持する地中埋設配線管路用スライド・フレ
    キシブル管装置であって、互いにスライド可能に組合わ
    せた大小異径の内外の管を備えたストッパー装置付二重
    管構造の伸縮管部と、撓曲可能な蛇腹構造の可撓管部と
    を連結させて成ることを特徴とする地中埋設配線管路用
    スライド・フレキシブル管装置。
  2. 【請求項2】 ストッパー装置は、大径管内にスライド
    自在にして一方の開口端部側から挿入した小径管の一方
    の開口端部側の外周面に固設した一対のストッパーリン
    グと、大径管の内周面、小径管の外周面相互間で水密状
    態となって一対のストッパーリング間に配装された防水
    パッキングと、ストッパーリングを大径管の開口端部側
    で係止させて小径管の抜脱を阻止させるよう当該ストッ
    パーリングに対向すべく大径管の開口端部側に閉塞状態
    に固定される異径ジョイント管とから成る請求項1記載
    の地中埋設配線管路用スライド・フレキシブル管装置。
  3. 【請求項3】 ストッパー装置は、大径管内にスライド
    自在にして一方の開口端部側から挿入した小径管の一方
    の開口端部側に大径筒部を延設することによって形成し
    たストッパー段部と、大径筒部外周面を外周方向へ環状
    に窪ませて形成した環状凹部と、大径管の内周面、小径
    管の大径筒部外周面相互間で水密状態となって環状凹部
    内に配装された防水パッキングと、ストッパー段部を大
    径管の開口端部側で係止させて小径管の抜脱を阻止させ
    るよう当該ストッパー段部に対向すべく大径管の開口端
    部側に閉塞状態に固定される異径ジョイント管とから成
    る請求項1記載の地中埋設配線管路用スライド・フレキ
    シブル管装置。
  4. 【請求項4】 可撓管部は、大径管、小径管のうち少な
    くともいずれか一方に連結されている請求項2または3
    記載の地中埋設配線管路用スライド・フレキシブル管装
    置。
  5. 【請求項5】 可撓管部は、両側縁が互いに断面でほぼ
    扁平な溝形に、またその開口方向が表裏で反対方向に夫
    々折曲されることで全体の断面がほぼS字形を呈してい
    る長尺な金属製等の帯状板材を形成し、この帯状板材自
    体を螺旋状に巻回し、隣合う側縁同士を相互に噛み合わ
    せるように重ね合わせて結合することで蛇腹管状に形成
    された可撓管本体と、可撓管本体を内包する熱収縮性を
    有する軟質合成樹脂製の保護管とにより構成されている
    請求項1乃至4記載の地中埋設配線管路用スライド・フ
    レキシブル管装置。
  6. 【請求項6】 地中に配線埋設される各種ケーブルを地
    中内で収納保持する地中埋設配線管路用スライド・フレ
    キシブル管装置であって、互いにスライド可能に組合わ
    せた大小異径の内外の管を備え、大径管内にスライド自
    在にして一方の開口端部側から挿入した小径管の一方の
    開口端部側の外周面に固設した一対のストッパーリン
    グ、大径管の内周面・小径管の外周面相互間で水密状態
    となって一対のストッパーリング間に配装された防水パ
    ッキング、ストッパーリングを大径管の開口端部側で係
    止させて小径管の抜脱を阻止させるよう当該ストッパー
    リングに対向すべく大径管の開口端部側に閉塞状態に固
    定される異径ジョイント管の夫々から成るストッパー装
    置を備えた二重管構造の伸縮管部と、熱収縮性を有する
    軟質合成樹脂製の保護管に内包され、両側縁が互いに断
    面でほぼ扁平な溝形に、またその開口方向が表裏で反対
    方向に夫々折曲されることで全体の断面がほぼS字形を
    呈している長尺な金属製等の帯状板材を形成し、この帯
    状板材自体を螺旋状に巻回し、隣合う側縁同士を相互に
    噛み合わせるように重ね合わせて結合することで蛇腹管
    状に構成された可撓管本体による撓曲可能な可撓管部と
    を連結させて成ることを特徴とする地中埋設配線管路用
    スライド・フレキシブル管装置。
  7. 【請求項7】 地中に配線埋設される各種ケーブルを地
    中内で収納保持する地中埋設配線管路用スライド・フレ
    キシブル管装置であって、互いにスライド可能に組合わ
    せた大小異径の内外の管を備え、大径管内にスライド自
    在にして一方の開口端部側から挿入した小径管の一方の
    開口端部側に大径筒部を延設することによって形成した
    ストッパー段部、大径筒部外周面を外周方向へ環状に窪
    ませて形成した環状凹部、大径管の内周面・小径管の大
    径筒部外周面相互間で水密状態となって環状凹部内に配
    装された防水パッキング、ストッパー段部を大径管の開
    口端部側で係止させて小径管の抜脱を阻止させるよう当
    該ストッパー段部に対向すべく大径管の開口端部側に閉
    塞状態に固定される異径ジョイント管の夫々から成るス
    トッパー装置を備えた二重管構造の伸縮管部と、熱収縮
    性を有する軟質合成樹脂製の保護管に内包され、両側縁
    が互いに断面でほぼ扁平な溝形に、またその開口方向が
    表裏で反対方向に夫々折曲されることで全体の断面がほ
    ぼS字形を呈している長尺な金属製等の帯状板材を形成
    し、この帯状板材自体を螺旋状に巻回し、隣合う側縁同
    士を相互に噛み合わせるように重ね合わせて結合するこ
    とで蛇腹管状に構成された可撓管本体による撓曲可能な
    可撓管部とを連結させて成ることを特徴とする地中埋設
    配線管路用スライド・フレキシブル管装置。
JP2000001869U 2000-03-30 2000-03-30 地中埋設配線管路用スライド・フレキシブル管装置 Expired - Lifetime JP3072150U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000001869U JP3072150U (ja) 2000-03-30 2000-03-30 地中埋設配線管路用スライド・フレキシブル管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000001869U JP3072150U (ja) 2000-03-30 2000-03-30 地中埋設配線管路用スライド・フレキシブル管装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3072150U true JP3072150U (ja) 2000-10-06

Family

ID=43205459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000001869U Expired - Lifetime JP3072150U (ja) 2000-03-30 2000-03-30 地中埋設配線管路用スライド・フレキシブル管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3072150U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6723357B2 (ja) 多重パイプ保護管
JP3430396B2 (ja) 継手付きベルマウスとそのブロック体並びにハンドホール
KR102063968B1 (ko) 지중 배전선로를 보호하는 보수판
JP2006314167A (ja) 地中埋設ケーブル等に対する地盤変動時の保護方法及びその保護装置
KR101565933B1 (ko) 건축단지 지하 매설용 전기 및 통신 케이블 지중관로 보호구
JP5662783B2 (ja) 管の接続構造
JP4947786B2 (ja) 下水管路
JP2024032801A (ja) 配管の接続構造及び配管の接続方法
JP3072150U (ja) 地中埋設配線管路用スライド・フレキシブル管装置
JP3047714U (ja) 地中埋設配線用スライド管の防水パッキング兼ストッパー装置
JPH0729391U (ja) ケーブル用埋設管装置
JP3095696B2 (ja) 地中埋設ケーブル用保護管の継手構造
JPH05106779A (ja) 埋設配管の保護カバー構造
US6691727B2 (en) Device and method for protecting a subterranean pipe from damage during excavation
JP2008245417A (ja) ケーブル保護管及び分岐管継手
JP3232063B2 (ja) 可撓配管継手装置
RU188117U1 (ru) Трубчатый кабелепровод
JP4424474B2 (ja) 管路・ケーブル信頼性向上方法
KR101984466B1 (ko) 내진형 이음관 보강재
JP3370623B2 (ja) 地中埋設管の障害物迂回構造
JPH0326767Y2 (ja)
JP3505377B2 (ja) ケーブル布設用管路材
KR20160112445A (ko) 보호관 이음장치
KR20210042597A (ko) 케이블 보호관 보수장치
JPH09257189A (ja) スチールワイヤを螺旋状に形成したフレキシブル管体

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term