JPH1189037A - 通管用具とそれを用いたダクトへの管の追加布設方法 - Google Patents
通管用具とそれを用いたダクトへの管の追加布設方法Info
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- JPH1189037A JPH1189037A JP23846997A JP23846997A JPH1189037A JP H1189037 A JPH1189037 A JP H1189037A JP 23846997 A JP23846997 A JP 23846997A JP 23846997 A JP23846997 A JP 23846997A JP H1189037 A JPH1189037 A JP H1189037A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 既に管が布設されているダクト内にさらに管
を追加布設する工事を容易に行えるようにする。追加布
設される管が既設の管と交差せずに布設できるようにす
る。 【解決手段】 実質的に平らな滑走面を有するそり状体
12を備え、このそり状体12の滑走方向の少なくとも一端
側が、そり状体12がダクト1内を滑走して側方にある既
設の管2Fと接触したときにその管を押し退けられるだ
けの高さを有している通管用具11を使用する。この通管
用具11を先端に取り付けた押し込み棒3を、既に管2
E、2Fが布設されているダクト1に一端側から押し込
み、通管用具11がダクト1の他端側に達したら、通管用
具11に追加布設する管2Nを連結して、押し込み棒3を
ダクト1の一端側へ引き戻す。
を追加布設する工事を容易に行えるようにする。追加布
設される管が既設の管と交差せずに布設できるようにす
る。 【解決手段】 実質的に平らな滑走面を有するそり状体
12を備え、このそり状体12の滑走方向の少なくとも一端
側が、そり状体12がダクト1内を滑走して側方にある既
設の管2Fと接触したときにその管を押し退けられるだ
けの高さを有している通管用具11を使用する。この通管
用具11を先端に取り付けた押し込み棒3を、既に管2
E、2Fが布設されているダクト1に一端側から押し込
み、通管用具11がダクト1の他端側に達したら、通管用
具11に追加布設する管2Nを連結して、押し込み棒3を
ダクト1の一端側へ引き戻す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既に管が布設され
ているダクト内にさらに管を追加布設するのに好適な通
管用具と、それを用いたダクトへの管の追加布設方法に
関するものである。
ているダクト内にさらに管を追加布設するのに好適な通
管用具と、それを用いたダクトへの管の追加布設方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高度情報化社会の実現に向け、多
くの通信ケーブルや各種制御ケーブルの布設が急速に進
められようとしている。こうした中で、ケーブル布設コ
ストの削減や、ケーブル布設のスピードアップを図るた
め、まず大きな断面積を有する中空のダクト(トラフ又
は大径管など)を布設しておいて、その中に小径の管
(電線管)を布設して、その管の中にケーブルを引き込
む方式が実用化されつつある。この方式は、最初に大断
面積のダクトを布設してしまえば、その後は、地面を掘
り起こすことなく、ダクト内への管の引き込みや、管内
へのケーブルの引き込みができるため、コスト低減、ス
ピードアップに有効とされている。
くの通信ケーブルや各種制御ケーブルの布設が急速に進
められようとしている。こうした中で、ケーブル布設コ
ストの削減や、ケーブル布設のスピードアップを図るた
め、まず大きな断面積を有する中空のダクト(トラフ又
は大径管など)を布設しておいて、その中に小径の管
(電線管)を布設して、その管の中にケーブルを引き込
む方式が実用化されつつある。この方式は、最初に大断
面積のダクトを布設してしまえば、その後は、地面を掘
り起こすことなく、ダクト内への管の引き込みや、管内
へのケーブルの引き込みができるため、コスト低減、ス
ピードアップに有効とされている。
【0003】この方式において、ダクトの中に管を布設
する方法としては次の2通りが考えられている。 まずダクトの一端側から適度の剛性と可撓性を有す
る押し込み棒(FRPロッド等)を押し込み、押し込み
棒の先端がダクトの他端側に達したら、押し込み棒の先
端に管を連結して、押し込み棒をダクトの一端側へ引き
戻すことにより管を引き込む。 まずダクトの一端側から押し込み棒を押し込み、押
し込み棒の先端がダクトの他端側に達したら、押し込み
棒の先端に引き込み部材(ロープ等)を連結して、押し
込み棒をダクトの一端側へ引き戻し、その後、押し込み
棒と引き込み部材の連結を解除して、引き込み部材に管
を連結し、引き込み部材をダクトの他端側へ引き戻すこ
とにより、管を引き込む。
する方法としては次の2通りが考えられている。 まずダクトの一端側から適度の剛性と可撓性を有す
る押し込み棒(FRPロッド等)を押し込み、押し込み
棒の先端がダクトの他端側に達したら、押し込み棒の先
端に管を連結して、押し込み棒をダクトの一端側へ引き
戻すことにより管を引き込む。 まずダクトの一端側から押し込み棒を押し込み、押
し込み棒の先端がダクトの他端側に達したら、押し込み
棒の先端に引き込み部材(ロープ等)を連結して、押し
込み棒をダクトの一端側へ引き戻し、その後、押し込み
棒と引き込み部材の連結を解除して、引き込み部材に管
を連結し、引き込み部材をダクトの他端側へ引き戻すこ
とにより、管を引き込む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】いずれの方法をとるに
しても、ダクト内に既に管が布設されている場合には、
既設の管の本数が多くなればなるほど、ダクト内に押し
込み棒を押し込んで貫通させることが困難である。その
理由は、例えば図8に示すように、ダクト1内に複数本
の管2が布設されているところに、押し込み棒3を押し
込んでいくと、押し込み棒3が管2の間の隙間に入って
管2の下にもぐり込んだり、管2と絡み合ったり、入り
組んだりするためである。このような状況で仮に押し込
み棒を貫通させることができたとしても、その後、押し
込み棒の先端に管を連結して押し込み棒を引き戻すとき
には、管が押し込み棒のルートに沿って引き込まれるこ
とになるため、管に過大な引き込み張力がかかり、管が
破損したり、途中で管の引き込みができなくなったりす
るおそれがある。
しても、ダクト内に既に管が布設されている場合には、
既設の管の本数が多くなればなるほど、ダクト内に押し
込み棒を押し込んで貫通させることが困難である。その
理由は、例えば図8に示すように、ダクト1内に複数本
の管2が布設されているところに、押し込み棒3を押し
込んでいくと、押し込み棒3が管2の間の隙間に入って
管2の下にもぐり込んだり、管2と絡み合ったり、入り
組んだりするためである。このような状況で仮に押し込
み棒を貫通させることができたとしても、その後、押し
込み棒の先端に管を連結して押し込み棒を引き戻すとき
には、管が押し込み棒のルートに沿って引き込まれるこ
とになるため、管に過大な引き込み張力がかかり、管が
破損したり、途中で管の引き込みができなくなったりす
るおそれがある。
【0005】押し込み棒の先端が既設の管の下にもぐり
込むのを防止する手段としては、特開平3−12861
0号公報や実開平4−14416号公報などにみられる
ように、押し込み棒の先端に球状または楕円球状のガイ
ドを取り付けることが有効であるが、このようなガイド
を取り付けたとしても押し込み棒の先端が既設の管を乗
り越えてしまうことがあり、その結果として追加布設さ
れる管が既設の管を乗り越えた状態で(管同士が交差し
た状態で)布設される場合が生じる。このように管同士
が交差した状態で布設されると、後の管の引き込みが困
難になるだけでなく、管の曲がりが多くなるため管の中
にケーブルを引き込むときに引き込み抵抗が大きくなる
という問題がある。上記の問題は例えば図9に示すよう
にダクト1の布設ルートにS字状の曲がりがあり、その
中に既設の管2がある場合などに特に顕著になる。
込むのを防止する手段としては、特開平3−12861
0号公報や実開平4−14416号公報などにみられる
ように、押し込み棒の先端に球状または楕円球状のガイ
ドを取り付けることが有効であるが、このようなガイド
を取り付けたとしても押し込み棒の先端が既設の管を乗
り越えてしまうことがあり、その結果として追加布設さ
れる管が既設の管を乗り越えた状態で(管同士が交差し
た状態で)布設される場合が生じる。このように管同士
が交差した状態で布設されると、後の管の引き込みが困
難になるだけでなく、管の曲がりが多くなるため管の中
にケーブルを引き込むときに引き込み抵抗が大きくなる
という問題がある。上記の問題は例えば図9に示すよう
にダクト1の布設ルートにS字状の曲がりがあり、その
中に既設の管2がある場合などに特に顕著になる。
【0006】本発明の目的は、既に管が布設されている
ダクト内にさらに管を追加布設する工事を容易に行える
ようにすると共に、追加布設される管が既設の管と交差
せずに布設できるようにするための通管用具と、それを
用いたダクトへの管の追加布設方法を提供することにあ
る。
ダクト内にさらに管を追加布設する工事を容易に行える
ようにすると共に、追加布設される管が既設の管と交差
せずに布設できるようにするための通管用具と、それを
用いたダクトへの管の追加布設方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通管用具
は、実質的に平らな滑走面を有するそり状体を備え、こ
のそり状体の滑走方向の少なくとも一端側は、そり状体
がダクト内を滑走して側方にある既設の管と接触したと
きにその管を押し退けられるだけの高さを有しており、
このそり状体の滑走方向の少なくとも一方の端部には押
し込み棒又は引き込み部材の連結部が設けらていること
を特徴とするするものである(請求項1)。
は、実質的に平らな滑走面を有するそり状体を備え、こ
のそり状体の滑走方向の少なくとも一端側は、そり状体
がダクト内を滑走して側方にある既設の管と接触したと
きにその管を押し退けられるだけの高さを有しており、
このそり状体の滑走方向の少なくとも一方の端部には押
し込み棒又は引き込み部材の連結部が設けらていること
を特徴とするするものである(請求項1)。
【0008】ここで、そり状体の滑走面が実質的に平ら
であるという意味は、滑走面が全く平らな場合だけでな
く、滑走面に溝が形成されていたり、滑走方向の両端部
に上面側へ反った面が連続して設けられていたりする場
合を含む意味である。
であるという意味は、滑走面が全く平らな場合だけでな
く、滑走面に溝が形成されていたり、滑走方向の両端部
に上面側へ反った面が連続して設けられていたりする場
合を含む意味である。
【0009】上記の通管用具を用いた、本発明に係るダ
クトへの管の追加布設方法は、既に管が布設されている
ダクト内にさらに管を追加布設する場合に、追加布設す
る管をダクト内に引き込むのに先立って、前記通管用具
をダクト内に通すことを特徴とするものである(請求項
5)。
クトへの管の追加布設方法は、既に管が布設されている
ダクト内にさらに管を追加布設する場合に、追加布設す
る管をダクト内に引き込むのに先立って、前記通管用具
をダクト内に通すことを特徴とするものである(請求項
5)。
【0010】通管用具をダクト内に通すには、通管用具
に押し込み棒を連結してダクト内に押し込むか、又は通
管用具に引き込み部材(ロープ等)を連結してダクト内
に引き込めばよい。そうすると通管用具はダクト内を滑
走し、例えば側方に既設の管があって、その管と接触す
るようなことがあっても、その管を押し退けて滑走して
いくため、既設の管の下側にもぐり込むことがなく、か
つ追加布設する管の通り道を確保することができる。し
たがって管の追加布設を容易に行うことができると共
に、追加布設される管が既設の管と交差せずに布設でき
るようになる。
に押し込み棒を連結してダクト内に押し込むか、又は通
管用具に引き込み部材(ロープ等)を連結してダクト内
に引き込めばよい。そうすると通管用具はダクト内を滑
走し、例えば側方に既設の管があって、その管と接触す
るようなことがあっても、その管を押し退けて滑走して
いくため、既設の管の下側にもぐり込むことがなく、か
つ追加布設する管の通り道を確保することができる。し
たがって管の追加布設を容易に行うことができると共
に、追加布設される管が既設の管と交差せずに布設でき
るようになる。
【0011】前記通管用具は、そり状体の幅Wが、ダク
ト内に既に布設されている管のうち最も太い管の外径D
以上で、そり状体の滑走方向の少なくとも一端側の高さ
Hが、前記外径Dの1/3以上、好ましくは1/2.5
以上にするとよい。このようにすれば、既設の管の間へ
の落ち込み等を防止して滑走がよりスムーズになり、か
つ既設の管の押し退けをより確実に行うことができる
(請求項2)。
ト内に既に布設されている管のうち最も太い管の外径D
以上で、そり状体の滑走方向の少なくとも一端側の高さ
Hが、前記外径Dの1/3以上、好ましくは1/2.5
以上にするとよい。このようにすれば、既設の管の間へ
の落ち込み等を防止して滑走がよりスムーズになり、か
つ既設の管の押し退けをより確実に行うことができる
(請求項2)。
【0012】また前記通管用具は、滑走をスムーズにす
るために、そり状体の滑走方向の少なくとも一端側が上
面側に反っている形態にすることが好ましい(請求項
3)。
るために、そり状体の滑走方向の少なくとも一端側が上
面側に反っている形態にすることが好ましい(請求項
3)。
【0013】また前記通管用具は、既設の管の押し退け
をスムーズにするために、そり状体の周辺のコーナー部
に丸み又は傾斜がつけられていることが好ましい(請求
項4)。
をスムーズにするために、そり状体の周辺のコーナー部
に丸み又は傾斜がつけられていることが好ましい(請求
項4)。
【0014】本発明に係るダクトへの管の追加布設方法
の、より具体的な1つの方法は、前述の通管用具を先端
に取り付けた押し込み棒を、既に管が布設されているダ
クトの一端側から押し込み、前記通管用具がダクトの他
端側に達したら、前記通管用具に追加布設しようとする
管を連結して、前記押し込み棒をダクトの一端側へ引き
戻すことを特徴とするものである(請求項6)。
の、より具体的な1つの方法は、前述の通管用具を先端
に取り付けた押し込み棒を、既に管が布設されているダ
クトの一端側から押し込み、前記通管用具がダクトの他
端側に達したら、前記通管用具に追加布設しようとする
管を連結して、前記押し込み棒をダクトの一端側へ引き
戻すことを特徴とするものである(請求項6)。
【0015】また本発明に係るダクトへの管の追加布設
方法の、より具体的なもう1つの方法は、前述の通管用
具を先端に取り付けた押し込み棒を、既に管が布設され
ているダクトの一端側から押し込み、前記通管用具がダ
クトの他端側に達したら、前記通管用具に引き込み部材
を連結して押し込み棒をダクトの一端側へ引き戻し、前
記通管用具がダクトの一端側に達したら、前記通管用具
から押し込み棒を取り外して通管用具に追加布設しよう
とする管を連結し、前記引き込み部材をダクトの他端側
へ引き戻すことを特徴とするものである(請求項7)。
方法の、より具体的なもう1つの方法は、前述の通管用
具を先端に取り付けた押し込み棒を、既に管が布設され
ているダクトの一端側から押し込み、前記通管用具がダ
クトの他端側に達したら、前記通管用具に引き込み部材
を連結して押し込み棒をダクトの一端側へ引き戻し、前
記通管用具がダクトの一端側に達したら、前記通管用具
から押し込み棒を取り外して通管用具に追加布設しよう
とする管を連結し、前記引き込み部材をダクトの他端側
へ引き戻すことを特徴とするものである(請求項7)。
【0016】本発明に係るダクトへの管の追加布設方法
は、ダクトが底面の平らなトラフからなり、既に布設さ
れている管および追加布設する管がプラスチック製波付
き管である場合に、特に効果が顕著である(請求項
8)。
は、ダクトが底面の平らなトラフからなり、既に布設さ
れている管および追加布設する管がプラスチック製波付
き管である場合に、特に効果が顕著である(請求項
8)。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1は本発明に係る通管用具の一実施形
態を示す。この通管用具11は、実質的に平らな滑走面
Pを有するそり状体12を備えている。このそり状体1
2は厚みのある金属板で構成されていて、例えば500
〜1000g程度の重量を有するものである。このそり
状体12の滑走方向の両端部は上面側に反らせてある。
これによってそり状体12の両端部は、そり状体がダク
ト内を滑走して側方にある既設の管と接触したときにそ
の管を押し退けられるだけの高さHが確保されている。
そり状体12の周辺のコーナー部には丸みCがつけられ
ている。
参照して詳細に説明する。 〔実施形態1〕図1は本発明に係る通管用具の一実施形
態を示す。この通管用具11は、実質的に平らな滑走面
Pを有するそり状体12を備えている。このそり状体1
2は厚みのある金属板で構成されていて、例えば500
〜1000g程度の重量を有するものである。このそり
状体12の滑走方向の両端部は上面側に反らせてある。
これによってそり状体12の両端部は、そり状体がダク
ト内を滑走して側方にある既設の管と接触したときにそ
の管を押し退けられるだけの高さHが確保されている。
そり状体12の周辺のコーナー部には丸みCがつけられ
ている。
【0018】そり状体12の滑走方向の一端には連結環
13が溶接により固定されており、他端には雌ねじ筒1
4(ナットでも可)が溶接により固定され、その雌ねじ
筒14に連結環15の雄ねじ部16がねじ込まれてい
る。またそり状体12の雌ねじ筒14の上部には穴17
が形成されている。連結環13、15及び穴17はロー
プ等の引き込み部材を連結する部分であり、雌ねじ筒1
4から連結環15を取り外すと、雌ねじ筒14は押し込
み棒の先端部の雄ねじ部をねじ込み接続する部分とな
る。
13が溶接により固定されており、他端には雌ねじ筒1
4(ナットでも可)が溶接により固定され、その雌ねじ
筒14に連結環15の雄ねじ部16がねじ込まれてい
る。またそり状体12の雌ねじ筒14の上部には穴17
が形成されている。連結環13、15及び穴17はロー
プ等の引き込み部材を連結する部分であり、雌ねじ筒1
4から連結環15を取り外すと、雌ねじ筒14は押し込
み棒の先端部の雄ねじ部をねじ込み接続する部分とな
る。
【0019】そり状体12の幅Wは、ダクト内に既に布
設されている管のうち最も太い管の外径D以上にするこ
とが好ましい。またそり状体12の滑走方向の両端部の
高さHは、前記外径Dの1/3以上、好ましくは1/
2.5以上にするとよい。
設されている管のうち最も太い管の外径D以上にするこ
とが好ましい。またそり状体12の滑走方向の両端部の
高さHは、前記外径Dの1/3以上、好ましくは1/
2.5以上にするとよい。
【0020】この通管用具11は、既に管が布設されて
いるダクト内にさらに管を追加布設するのに使用され
る。この通管用具11を、後述するように、追加布設す
る管をダクト内に引き込むのに先立って、押し込み棒の
先端に連結してダクトに押し込むか、引き込み部材の後
端に連結してダクト内に引き込むと、押し込み棒又は引
き込み部材が既設の管と交差することなくダクトを貫通
するようになる。また追加布設する管の通り道を確保す
ることができる。特に図10に示すようにダクト1の曲
がり部においても、ダクト1の壁面と既設の管2との間
に、追加布設する管の通り道を確保することができる。
よって管の追加布設が容易となる。
いるダクト内にさらに管を追加布設するのに使用され
る。この通管用具11を、後述するように、追加布設す
る管をダクト内に引き込むのに先立って、押し込み棒の
先端に連結してダクトに押し込むか、引き込み部材の後
端に連結してダクト内に引き込むと、押し込み棒又は引
き込み部材が既設の管と交差することなくダクトを貫通
するようになる。また追加布設する管の通り道を確保す
ることができる。特に図10に示すようにダクト1の曲
がり部においても、ダクト1の壁面と既設の管2との間
に、追加布設する管の通り道を確保することができる。
よって管の追加布設が容易となる。
【0021】〔実施形態2〕図2は本発明に係る通管用
具の他の実施形態を示す。図2において、図1と同一部
分には同一符号を付してある。この通管用具11のそり
状体12は、実施形態1のものより厚い合成樹脂で構成
されており、重量が実施形態1のものより重い。またそ
り状体12の滑走方向の一端側だけが上面側に反らせて
あり、他端側は平らになっている。反りがある方の端部
には連結環13が固定され、反りのない方の端部にはね
じ孔18が形成されている。連結環13は実施形態1と
同様に引き込み部材を連結する部分であり、ねじ孔18
は押し込み棒の先端の雄ねじ部をねじ込んで接続する部
分である。上記以外の構成、使用方法は実施形態1と同
様である。
具の他の実施形態を示す。図2において、図1と同一部
分には同一符号を付してある。この通管用具11のそり
状体12は、実施形態1のものより厚い合成樹脂で構成
されており、重量が実施形態1のものより重い。またそ
り状体12の滑走方向の一端側だけが上面側に反らせて
あり、他端側は平らになっている。反りがある方の端部
には連結環13が固定され、反りのない方の端部にはね
じ孔18が形成されている。連結環13は実施形態1と
同様に引き込み部材を連結する部分であり、ねじ孔18
は押し込み棒の先端の雄ねじ部をねじ込んで接続する部
分である。上記以外の構成、使用方法は実施形態1と同
様である。
【0022】〔実施形態3〕図3は本発明に係る通管用
具のさらに他の実施形態を示す。図3において、図1と
同一部分には同一符号を付してある。この通管用具11
のそり状体12は、上面が平らであるので、実施形態2
のものよりさらに厚さが厚くなるが、プラスチック等で
形成すれば、実施形態1のものと同等の重量にできる。
上記以外の構成、使用方法は実施形態1と同様である。
具のさらに他の実施形態を示す。図3において、図1と
同一部分には同一符号を付してある。この通管用具11
のそり状体12は、上面が平らであるので、実施形態2
のものよりさらに厚さが厚くなるが、プラスチック等で
形成すれば、実施形態1のものと同等の重量にできる。
上記以外の構成、使用方法は実施形態1と同様である。
【0023】〔実施形態4〕図4は本発明に係る通管用
具のさらに他の実施形態を示す。図4において、図3と
同一部分には同一符号を付してある。この通管用具11
が実施形態3のものと異なる点は、そり状体12の滑走
方向の両端部の下面側の反りをなくして両端部を垂直面
にしたことである。上記以外の構成、使用方法は実施形
態3と同様である。
具のさらに他の実施形態を示す。図4において、図3と
同一部分には同一符号を付してある。この通管用具11
が実施形態3のものと異なる点は、そり状体12の滑走
方向の両端部の下面側の反りをなくして両端部を垂直面
にしたことである。上記以外の構成、使用方法は実施形
態3と同様である。
【0024】〔実施形態5〕図5及び図6は本発明に係
るダクトへの管の追加布設方法の一実施形態を示す。こ
の実施形態は、図6に示すように底の平らなダクト1
(コンクリートトラフ又はFRPトラフ等)内に既に、
1段目に4本の管2E(プラスチック波付き管等)が布
設され、2段目に2本の管2Fが布設されているところ
へ、さらに7本目の管2Nを追加布設するケースであ
る。なお図6において1aはダクト1の蓋である。
るダクトへの管の追加布設方法の一実施形態を示す。こ
の実施形態は、図6に示すように底の平らなダクト1
(コンクリートトラフ又はFRPトラフ等)内に既に、
1段目に4本の管2E(プラスチック波付き管等)が布
設され、2段目に2本の管2Fが布設されているところ
へ、さらに7本目の管2Nを追加布設するケースであ
る。なお図6において1aはダクト1の蓋である。
【0025】既設の管2E、2Fには通常の場合、ケー
ブルが引き込まれているが図示を省略した。既設の管2
E、2Fも、この実施形態で説明するような方法で布設
されており、管同士の交差は生じていない。1段目の4
本の管2Eは、その合計幅がダクト1の内面幅に近くな
っているので、ダクト1内でほとんど蛇行することなく
配列されている。2段目の2本の管2Fは幅方向に余裕
があるため、図5(A)に示すようにダクト1の内面幅
の範囲内で蛇行している場合がある。
ブルが引き込まれているが図示を省略した。既設の管2
E、2Fも、この実施形態で説明するような方法で布設
されており、管同士の交差は生じていない。1段目の4
本の管2Eは、その合計幅がダクト1の内面幅に近くな
っているので、ダクト1内でほとんど蛇行することなく
配列されている。2段目の2本の管2Fは幅方向に余裕
があるため、図5(A)に示すようにダクト1の内面幅
の範囲内で蛇行している場合がある。
【0026】この実施形態では、上記のような状態のと
ころに7本目の管2Nを布設するため、まず図5(A)
に示すように、先端に前述のような通管用具11を取り
付けた押し込み棒3をダクト1の一端側から押し込む。
すると底の平らなそり状体12が1段目の管2Eの上を
滑走して行く。そり状体12は側方にある管を押し退け
るだけの高さHを有しているため、滑走中に、側方にあ
る2段目の管2Fに接触すると、それを押し退けて前進
する。このため通管用具11は既設の管2E、2Fの間
に入ったり、もぐり込んだり、あるいは2段目の管2F
を乗り越えたりすることなく、ダクト1の他端側に到達
する。これにより押し込み棒3は、既設の管2E、2F
と交差することなく、ダクト1の一端側から他端側まで
を貫通することになる。
ころに7本目の管2Nを布設するため、まず図5(A)
に示すように、先端に前述のような通管用具11を取り
付けた押し込み棒3をダクト1の一端側から押し込む。
すると底の平らなそり状体12が1段目の管2Eの上を
滑走して行く。そり状体12は側方にある管を押し退け
るだけの高さHを有しているため、滑走中に、側方にあ
る2段目の管2Fに接触すると、それを押し退けて前進
する。このため通管用具11は既設の管2E、2Fの間
に入ったり、もぐり込んだり、あるいは2段目の管2F
を乗り越えたりすることなく、ダクト1の他端側に到達
する。これにより押し込み棒3は、既設の管2E、2F
と交差することなく、ダクト1の一端側から他端側まで
を貫通することになる。
【0027】通管用具11がダクト1の他端側に達した
ら、図5(B)に示すように、通管用具11の連結環1
3に追加布設しようとする管2Nをロープ(又はワイヤ
ー)19により連結した後、今度は押し込み棒3をダク
ト1の一端側へ引き戻す。このときは、押し込み棒3は
既設の管2E、2Fと交差していないし、通管用具11
が側方の管2Fを押し退けながら滑走するので、追加布
設する管2Nを既設の管2E、2Fと交差することな
く、最低限の張力で引き込むことができる。管2Nの先
端がダクト1の一端側に到達したら、管2Nと通管用具
11との連結を解除すれば、管2Nの追加布設が完了す
る。
ら、図5(B)に示すように、通管用具11の連結環1
3に追加布設しようとする管2Nをロープ(又はワイヤ
ー)19により連結した後、今度は押し込み棒3をダク
ト1の一端側へ引き戻す。このときは、押し込み棒3は
既設の管2E、2Fと交差していないし、通管用具11
が側方の管2Fを押し退けながら滑走するので、追加布
設する管2Nを既設の管2E、2Fと交差することな
く、最低限の張力で引き込むことができる。管2Nの先
端がダクト1の一端側に到達したら、管2Nと通管用具
11との連結を解除すれば、管2Nの追加布設が完了す
る。
【0028】〔実施形態6〕図7は本発明に係るダクト
への管の追加布設方法の他の実施形態を示す。この実施
形態も、ダクト1内に1段目に4本の管2Eが、2段目
に2本の管2Fが布設されているところに、7本目の管
2Nを追加布設するケースである。まず図7(A)に示
すように、先端に通管用具11を取り付けた押し込み棒
3をダクト1の一端側から押し込んで、通管用具11を
ダクト1の他端側に到達させる。この工程は図5(A)
の工程と同じであり、これにより押し込み棒3は既設の
管2A、2Fと交差することなくダクト1を貫通するこ
とになる。
への管の追加布設方法の他の実施形態を示す。この実施
形態も、ダクト1内に1段目に4本の管2Eが、2段目
に2本の管2Fが布設されているところに、7本目の管
2Nを追加布設するケースである。まず図7(A)に示
すように、先端に通管用具11を取り付けた押し込み棒
3をダクト1の一端側から押し込んで、通管用具11を
ダクト1の他端側に到達させる。この工程は図5(A)
の工程と同じであり、これにより押し込み棒3は既設の
管2A、2Fと交差することなくダクト1を貫通するこ
とになる。
【0029】ダクト1の他端側には図7(B)に示すよ
うに引き込み部材(ロープ)21を巻いたウィンチ22
が設置されている。通管用具11がダクト1の他端側に
到達したら、通管用具11の連結環13に引き込み部材
21を連結した後、押し込み棒3をダクト1の一端側に
引き戻す。このときウィンチ22は空回りさせるか、若
干の制動をかける。これによりダクト1の中に、既設の
管2E、2Fと交差することなく、引き込み部材21を
引き込むことができる。
うに引き込み部材(ロープ)21を巻いたウィンチ22
が設置されている。通管用具11がダクト1の他端側に
到達したら、通管用具11の連結環13に引き込み部材
21を連結した後、押し込み棒3をダクト1の一端側に
引き戻す。このときウィンチ22は空回りさせるか、若
干の制動をかける。これによりダクト1の中に、既設の
管2E、2Fと交差することなく、引き込み部材21を
引き込むことができる。
【0030】押し込み棒3を引き戻して通管用具11が
ダクト1の一端側に到達したら、通管用具11から押し
込み棒3を取り外し、通管用具11の雌ねじ筒14に図
1のように連結環15をねじ込んでから、その連結環1
5に、図7(C)に示すように、追加布設しようとする
管2Nをロープ(又はワイヤー)19により連結する。
その後、ウィンチ22を駆動して引き込み部材21を巻
き取ると、管2Nが既設の管2E、2Fと交差すること
なく、ダクト1内に引き込まれていく。管2Nの先端が
ダクト1の他端側に到達したら、管2Nと通管用具11
との連結を解除すれば、管2Nの追加布設が完了する。
ダクト1の一端側に到達したら、通管用具11から押し
込み棒3を取り外し、通管用具11の雌ねじ筒14に図
1のように連結環15をねじ込んでから、その連結環1
5に、図7(C)に示すように、追加布設しようとする
管2Nをロープ(又はワイヤー)19により連結する。
その後、ウィンチ22を駆動して引き込み部材21を巻
き取ると、管2Nが既設の管2E、2Fと交差すること
なく、ダクト1内に引き込まれていく。管2Nの先端が
ダクト1の他端側に到達したら、管2Nと通管用具11
との連結を解除すれば、管2Nの追加布設が完了する。
【0031】
〔実施例1〕内面幅250mm、内面高さ250mmの
コンクリートトラフで、途中に曲率半径2.5m、約1
0°の曲がり部を1カ所設けた長さ250mのダクトを
構成した。この中に予め外径65mmのポリエチレン波
付き管を6本、管同士の交差がないように布設した。そ
の後、実施形態5の方法で、外径65mmのポリエチレ
ン波付き管を追加布設した。使用した通管用具は図1の
形態で、幅W=80mm、高さH=10mm、長さL=
200mm、前端部及び後端部の反りの底面の曲率半径
R=20mmである。このときの管の引き込みに要した
張力は630Nであった。
コンクリートトラフで、途中に曲率半径2.5m、約1
0°の曲がり部を1カ所設けた長さ250mのダクトを
構成した。この中に予め外径65mmのポリエチレン波
付き管を6本、管同士の交差がないように布設した。そ
の後、実施形態5の方法で、外径65mmのポリエチレ
ン波付き管を追加布設した。使用した通管用具は図1の
形態で、幅W=80mm、高さH=10mm、長さL=
200mm、前端部及び後端部の反りの底面の曲率半径
R=20mmである。このときの管の引き込みに要した
張力は630Nであった。
【0032】〔実施例2〕通管用具の寸法を、W=50
mm、H=35mmとしたこと以外は実施例1と同じ条
件で、管を追加布設した。このときの管の引き込みに要
した張力は680Nであった。
mm、H=35mmとしたこと以外は実施例1と同じ条
件で、管を追加布設した。このときの管の引き込みに要
した張力は680Nであった。
【0033】〔実施例3〕通管用具として、図4の形態
で、W=80mm、H=30mm、L=200mmのも
のを用いたこと以外は実施例1と同じ条件で、管を追加
布設した。このときの管の引き込みに要した張力は42
0Nであった。
で、W=80mm、H=30mm、L=200mmのも
のを用いたこと以外は実施例1と同じ条件で、管を追加
布設した。このときの管の引き込みに要した張力は42
0Nであった。
【0034】〔実施例4〕通管用具として、図3の形態
で、W=80mm、H=30mm、L=200mm、R
=20mmのものを用いたこと以外は実施例1と同じ条
件で、管を追加布設した。このときの管の引き込みに要
した張力は220Nであった。
で、W=80mm、H=30mm、L=200mm、R
=20mmのものを用いたこと以外は実施例1と同じ条
件で、管を追加布設した。このときの管の引き込みに要
した張力は220Nであった。
【0035】〔実施例5〕実施例1と同じダクトの中
に、予め、外径65mmのポリエチレン波付き管3本
と、外径60mmのPVC(ポリ塩化ビニル)直管3本
を、管同士の交差がないように布設した。その後、実施
例1と同じ方法で、同じ管を追加布設した。使用した通
管用具は図1の形態で、W=80mm、H=30mm、
L=200mm、R=20mmである。このときの管の
引き込みに要した張力は250Nであった。
に、予め、外径65mmのポリエチレン波付き管3本
と、外径60mmのPVC(ポリ塩化ビニル)直管3本
を、管同士の交差がないように布設した。その後、実施
例1と同じ方法で、同じ管を追加布設した。使用した通
管用具は図1の形態で、W=80mm、H=30mm、
L=200mm、R=20mmである。このときの管の
引き込みに要した張力は250Nであった。
【0036】〔実施例6〕実施例1と同じダクトの中
に、予め、ポリエチレン波付き管で外径65mmのもの
を2本、外径40mmのものを2本、外径85mmのも
のを2本、管同士の交差がないように布設した。その
後、実施例1と同じ方法で、同じ管を追加布設した。使
用した通管用具は図1の形態で、W=90mm、H=3
0mm、L=200mm、R=20mmである。このと
きの管の引き込みに要した張力は300Nであった。
に、予め、ポリエチレン波付き管で外径65mmのもの
を2本、外径40mmのものを2本、外径85mmのも
のを2本、管同士の交差がないように布設した。その
後、実施例1と同じ方法で、同じ管を追加布設した。使
用した通管用具は図1の形態で、W=90mm、H=3
0mm、L=200mm、R=20mmである。このと
きの管の引き込みに要した張力は300Nであった。
【0037】〔実施例7〕実施例1と同じダクトの中
に、予め、実施例1と同じ管を、同じ本数、同じように
布設した。その後、実施例1と同じ方法で、外径65m
mのポリエチレン直管を追加布設した。使用した通管用
具は図1の形態で、W=70mm、H=25mm、L=
200mm、R=20mmである。このときの管の引き
込みに要した張力は350Nであった。
に、予め、実施例1と同じ管を、同じ本数、同じように
布設した。その後、実施例1と同じ方法で、外径65m
mのポリエチレン直管を追加布設した。使用した通管用
具は図1の形態で、W=70mm、H=25mm、L=
200mm、R=20mmである。このときの管の引き
込みに要した張力は350Nであった。
【0038】〔実施例8〕断面円形で内径250mmの
PVC管で、途中に曲率半径2.5m、約10°の曲が
り部を1カ所設けた長さ250mのダクトを構成した。
この中に予め外径60mmのPVC直管を3本、管同士
の交差がないように布設した。その後、実施形態5の方
法で外径65mmのポリエチレン波付き管を追加布設し
た。使用した通管用具は、図1の形態で、W=70m
m、H=25mm、L=200mm、R=20mmであ
る。このときの管の引き込みに要した張力は360Nで
あった。
PVC管で、途中に曲率半径2.5m、約10°の曲が
り部を1カ所設けた長さ250mのダクトを構成した。
この中に予め外径60mmのPVC直管を3本、管同士
の交差がないように布設した。その後、実施形態5の方
法で外径65mmのポリエチレン波付き管を追加布設し
た。使用した通管用具は、図1の形態で、W=70m
m、H=25mm、L=200mm、R=20mmであ
る。このときの管の引き込みに要した張力は360Nで
あった。
【0039】〔実施例9〕追加布設する管が外径65m
mのPVC波付き管であること以外は実施例8と同じ条
件で、管を追加布設した。このときの管の引き込みに要
した張力は380Nであった。
mのPVC波付き管であること以外は実施例8と同じ条
件で、管を追加布設した。このときの管の引き込みに要
した張力は380Nであった。
【0040】〔比較例1〕通管用具として、ヤジリ状
で、長さ80mm、後端直径60mmのものを用いたこ
と以外は実施例9と同じ条件で、管を追加布設した。こ
のときの管の引き込みに要した張力は1000Nであっ
た。
で、長さ80mm、後端直径60mmのものを用いたこ
と以外は実施例9と同じ条件で、管を追加布設した。こ
のときの管の引き込みに要した張力は1000Nであっ
た。
【0041】〔比較例2〕通管用具として、ヤジリ状
で、長さ80mm、後端直径60mmのものを用いたこ
と以外は実施例1と同じ条件で、管を追加布設した。こ
のときは管の引き込み張力が過大になって、管を途中ま
でしか引き込むことができなかった。
で、長さ80mm、後端直径60mmのものを用いたこ
と以外は実施例1と同じ条件で、管を追加布設した。こ
のときは管の引き込み張力が過大になって、管を途中ま
でしか引き込むことができなかった。
【0042】〔比較例3〕通管用具として、直径70m
mの球を用いたこと以外は実施例1と同じ条件で、管を
追加布設した。このときの管の引き込みに要した張力は
850Nであった。
mの球を用いたこと以外は実施例1と同じ条件で、管を
追加布設した。このときの管の引き込みに要した張力は
850Nであった。
【0043】以上の実施例、比較例によれば、本発明の
追加布設方法を採用することにより、低い引き込み張力
で、スムーズに管を追加布設できることが分かる。
追加布設方法を採用することにより、低い引き込み張力
で、スムーズに管を追加布設できることが分かる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、既
に管が布設されているダクト内にさらに管を追加布設す
る場合に、追加布設する管を既設の管と交差することな
く並列に布設することができると共に、管の引き込みに
要する張力が小さく済むので追加布設工事を容易に行う
ことができる。
に管が布設されているダクト内にさらに管を追加布設す
る場合に、追加布設する管を既設の管と交差することな
く並列に布設することができると共に、管の引き込みに
要する張力が小さく済むので追加布設工事を容易に行う
ことができる。
【図1】 本発明に係る通管用具の一実施形態を示す、
(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は背面図、
(D)は正面図。
(A)は側面図、(B)は平面図、(C)は背面図、
(D)は正面図。
【図2】 同じく他の実施形態を示す、(A)は側面
図、(B)は平面図、(C)は背面図。
図、(B)は平面図、(C)は背面図。
【図3】 同じくさらに他の実施形態を示す、(A)は
側面図、(B)は平面図、(C)は背面図。
側面図、(B)は平面図、(C)は背面図。
【図4】 同じくさらに他の実施形態を示す、(A)は
側面図、(B)は平面図、(C)は背面図。
側面図、(B)は平面図、(C)は背面図。
【図5】 (A)、(B)は本発明に係るダクトへの管
の追加布設方法の一実施形態を工程順に示す平面図。
の追加布設方法の一実施形態を工程順に示す平面図。
【図6】 図5において管を追加布設する場合の既設の
管の配列状態を示す断面図。
管の配列状態を示す断面図。
【図7】 (A)、(B)、(C)は本発明に係るダク
トへの管の追加布設方法の他の実施形態を工程順に示す
平面図。
トへの管の追加布設方法の他の実施形態を工程順に示す
平面図。
【図8】 従来の管の追加布設方法の問題点を示す説明
図。
図。
【図9】 ダクトがS字状に曲がっている場合の既設の
管の布設状態を示す平面図。
管の布設状態を示す平面図。
【図10】 図9の状態のダクト内に管を追加布設する
ためそり状体を押し込んでいるところを示す平面図。
ためそり状体を押し込んでいるところを示す平面図。
1:ダクト 2:管 2E:既設の1段目の管 2F:既設の2段目の管 2N:追加布設する管 3:押し込み棒 11:通管用具 12:そり状体 13:連結環 14:雌ねじ筒 15:連結環 18:ねじ孔 19:ロープ 21:引き込み部材(ロープ) 22:ウィンチ
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項2】既に管が布設されているダクト内にさらに
管を追加布設するのに用いる通管用具であって、実質的
に平らな滑走面(P)を有するそり状体(12)を備
え、このそり状体(12)の滑走方向の少なくとも一端
側は、そり状体がダクト内を滑走して側方にある既設の
管と接触したときにその管を押し退けられるだけの高さ
(H)を有しており、このそり状体(12)の滑走方向
の少なくとも一方の端部には押し込み棒又は引き込み部
材の連結部(13、14、15)が設けらていることを
特徴とする通管用具。
管を追加布設するのに用いる通管用具であって、実質的
に平らな滑走面(P)を有するそり状体(12)を備
え、このそり状体(12)の滑走方向の少なくとも一端
側は、そり状体がダクト内を滑走して側方にある既設の
管と接触したときにその管を押し退けられるだけの高さ
(H)を有しており、このそり状体(12)の滑走方向
の少なくとも一方の端部には押し込み棒又は引き込み部
材の連結部(13、14、15)が設けらていることを
特徴とする通管用具。
【請求項3】幅Wが、ダクト内に既に布設されている管
のうち最も太い管の外径D以上で、少なくとも一端側の
高さHが、前記外径Dの1/3以上であることを特徴と
する請求項1又は2記載の通管用具。
のうち最も太い管の外径D以上で、少なくとも一端側の
高さHが、前記外径Dの1/3以上であることを特徴と
する請求項1又は2記載の通管用具。
【請求項4】そり状体(12)の滑走方向の少なくとも
一端側が上面側に反っていることを特徴とする請求項2
又は3記載の通管用具。
一端側が上面側に反っていることを特徴とする請求項2
又は3記載の通管用具。
【請求項5】周辺のコーナー部に丸み(C)又は傾斜を
もたせてあることを特徴とする請求項1ないし4のいず
れかに記載の通管用具。
もたせてあることを特徴とする請求項1ないし4のいず
れかに記載の通管用具。
【請求項6】既に管(2E、2F)が布設されているダ
クト(1)内にさらに管(2N)を追加布設する場合
に、追加布設する管(2N)をダクト(1)内に引き込
むのに先立って、請求項1ないし5のいずれかに記載の
通管用具(11)をダクト(1)内に通すことを特徴と
するダクトへの管の追加布設方法。
クト(1)内にさらに管(2N)を追加布設する場合
に、追加布設する管(2N)をダクト(1)内に引き込
むのに先立って、請求項1ないし5のいずれかに記載の
通管用具(11)をダクト(1)内に通すことを特徴と
するダクトへの管の追加布設方法。
【請求項7】請求項1ないし5のいずれかに記載の通管
用具(11)を先端に取り付けた押し込み棒(3)を、
既に管(2E、2F)が布設されているダクト(1)の
一端側から押し込み、前記通管用具(11)がダクト
(1)の他端側に達したら、前記通管用具(11)に追
加布設しようとする管(2N)を連結して、前記押し込
み棒(3)をダクト(1)の一端側へ引き戻すことを特
徴とするダクトへの管の追加布設方法。
用具(11)を先端に取り付けた押し込み棒(3)を、
既に管(2E、2F)が布設されているダクト(1)の
一端側から押し込み、前記通管用具(11)がダクト
(1)の他端側に達したら、前記通管用具(11)に追
加布設しようとする管(2N)を連結して、前記押し込
み棒(3)をダクト(1)の一端側へ引き戻すことを特
徴とするダクトへの管の追加布設方法。
【請求項8】請求項1ないし5のいずれかに記載の通管
用具(11)を先端に取り付けた押し込み棒(3)を、
既に管(2E、2F)が布設されているダクト(1)の
一端側から押し込み、前記通管用具(11)がダクト
(1)の他端側に達したら、前記通管用具(11)に引
き込み部材(21)を連結して押し込み棒(3)をダク
ト(1)の一端側へ引き戻し、前記通管用具(11)が
ダクト(1)の一端側に達したら、前記通管用具(1
1)から押し込み棒(3)を取り外して通管用具(1
1)に追加布設しようとする管(2N)を連結し、前記
引き込み部材(21)をダクト(1)の他端側へ引き戻
すことを特徴とするダクトへの管の追加布設方法。
用具(11)を先端に取り付けた押し込み棒(3)を、
既に管(2E、2F)が布設されているダクト(1)の
一端側から押し込み、前記通管用具(11)がダクト
(1)の他端側に達したら、前記通管用具(11)に引
き込み部材(21)を連結して押し込み棒(3)をダク
ト(1)の一端側へ引き戻し、前記通管用具(11)が
ダクト(1)の一端側に達したら、前記通管用具(1
1)から押し込み棒(3)を取り外して通管用具(1
1)に追加布設しようとする管(2N)を連結し、前記
引き込み部材(21)をダクト(1)の他端側へ引き戻
すことを特徴とするダクトへの管の追加布設方法。
【請求項9】ダクト(1)が底面の平らなトラフからな
り、既に布設されている管(2E、2F)及び追加布設
する管(2N)がプラスチック製波付き管であることを
特徴とする請求項6ないし8記載のダクトへの管の追加
布設方法。
り、既に布設されている管(2E、2F)及び追加布設
する管(2N)がプラスチック製波付き管であることを
特徴とする請求項6ないし8記載のダクトへの管の追加
布設方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通管用具
は、既に管が布設されているダクト内にさらに管を追加
布設するのに用いる通管用具であって、側方にある既設
の管と接触したときにその管を押し退けられるだけの高
さを有しており、少なくとも一方の端部には押し込み棒
又は引き込み部材の連結部が設けらていることを特徴と
するするものである(請求項1)。本発明に係る通管用
具は、より望ましくは、実質的に平らな滑走面を有する
そり状体を備え、このそり状体の滑走方向の少なくとも
一端側は、そり状体がダクト内を滑走して側方にある既
設の管と接触したときにその管を押し退けられるだけの
高さを有しており、このそり状体の滑走方向の少なくと
も一方の端部には押し込み棒又は引き込み部材の連結部
が設けらていることを特徴とするするものである(請求
項2)。
は、既に管が布設されているダクト内にさらに管を追加
布設するのに用いる通管用具であって、側方にある既設
の管と接触したときにその管を押し退けられるだけの高
さを有しており、少なくとも一方の端部には押し込み棒
又は引き込み部材の連結部が設けらていることを特徴と
するするものである(請求項1)。本発明に係る通管用
具は、より望ましくは、実質的に平らな滑走面を有する
そり状体を備え、このそり状体の滑走方向の少なくとも
一端側は、そり状体がダクト内を滑走して側方にある既
設の管と接触したときにその管を押し退けられるだけの
高さを有しており、このそり状体の滑走方向の少なくと
も一方の端部には押し込み棒又は引き込み部材の連結部
が設けらていることを特徴とするするものである(請求
項2)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】上記の通管用具を用いた、本発明に係るダ
クトへの管の追加布設方法は、既に管が布設されている
ダクト内にさらに管を追加布設する場合に、追加布設す
る管をダクト内に引き込むのに先立って、前記通管用具
をダクト内に通すことを特徴とするものである(請求項
6)。
クトへの管の追加布設方法は、既に管が布設されている
ダクト内にさらに管を追加布設する場合に、追加布設す
る管をダクト内に引き込むのに先立って、前記通管用具
をダクト内に通すことを特徴とするものである(請求項
6)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】前記通管用具は、幅Wが、ダクト内に既に
布設されている管のうち最も太い管の外径D以上で、少
なくとも一端側の高さHが、前記外径Dの1/3以上で
あるとよい。通管用具がそり状体の場合は、そり状体の
幅Wが、ダクト内に既に布設されている管のうち最も太
い管の外径D以上で、そり状体の滑走方向の少なくとも
一端側の高さHが、前記外径Dの1/3以上、好ましく
は1/2.5以上にするとよい。このようにすれば、既
設の管の間への落ち込み等を防止して滑走がよりスムー
ズになり、かつ既設の管の押し退けをより確実に行うこ
とができる(請求項3)。
布設されている管のうち最も太い管の外径D以上で、少
なくとも一端側の高さHが、前記外径Dの1/3以上で
あるとよい。通管用具がそり状体の場合は、そり状体の
幅Wが、ダクト内に既に布設されている管のうち最も太
い管の外径D以上で、そり状体の滑走方向の少なくとも
一端側の高さHが、前記外径Dの1/3以上、好ましく
は1/2.5以上にするとよい。このようにすれば、既
設の管の間への落ち込み等を防止して滑走がよりスムー
ズになり、かつ既設の管の押し退けをより確実に行うこ
とができる(請求項3)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また前記通管用具は、滑走をスムーズにす
るために、そり状体の滑走方向の少なくとも一端側が上
面側に反っている形態にすることが好ましい(請求項
4)。
るために、そり状体の滑走方向の少なくとも一端側が上
面側に反っている形態にすることが好ましい(請求項
4)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また前記通管用具は、既設の管の押し退け
をスムーズにするために、周辺のコーナー部に丸み又は
傾斜がつけられていることが好ましい(請求項5)。
をスムーズにするために、周辺のコーナー部に丸み又は
傾斜がつけられていることが好ましい(請求項5)。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】本発明に係るダクトへの管の追加布設方法
の、より具体的な1つの方法は、前述の通管用具を先端
に取り付けた押し込み棒を、既に管が布設されているダ
クトの一端側から押し込み、前記通管用具がダクトの他
端側に達したら、前記通管用具に追加布設しようとする
管を連結して、前記押し込み棒をダクトの一端側へ引き
戻すことを特徴とするものである(請求項7)。
の、より具体的な1つの方法は、前述の通管用具を先端
に取り付けた押し込み棒を、既に管が布設されているダ
クトの一端側から押し込み、前記通管用具がダクトの他
端側に達したら、前記通管用具に追加布設しようとする
管を連結して、前記押し込み棒をダクトの一端側へ引き
戻すことを特徴とするものである(請求項7)。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また本発明に係るダクトへの管の追加布設
方法の、より具体的なもう1つの方法は、前述の通管用
具を先端に取り付けた押し込み棒を、既に管が布設され
ているダクトの一端側から押し込み、前記通管用具がダ
クトの他端側に達したら、前記通管用具に引き込み部材
を連結して押し込み棒をダクトの一端側へ引き戻し、前
記通管用具がダクトの一端側に達したら、前記通管用具
から押し込み棒を取り外して通管用具に追加布設しよう
とする管を連結し、前記引き込み部材をダクトの他端側
へ引き戻すことを特徴とするものである(請求項8)。
方法の、より具体的なもう1つの方法は、前述の通管用
具を先端に取り付けた押し込み棒を、既に管が布設され
ているダクトの一端側から押し込み、前記通管用具がダ
クトの他端側に達したら、前記通管用具に引き込み部材
を連結して押し込み棒をダクトの一端側へ引き戻し、前
記通管用具がダクトの一端側に達したら、前記通管用具
から押し込み棒を取り外して通管用具に追加布設しよう
とする管を連結し、前記引き込み部材をダクトの他端側
へ引き戻すことを特徴とするものである(請求項8)。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】本発明に係るダクトへの管の追加布設方法
は、ダクトが底面の平らなトラフからなり、既に布設さ
れている管および追加布設する管がプラスチック製波付
き管である場合に、特に効果が顕著である(請求項
9)。
は、ダクトが底面の平らなトラフからなり、既に布設さ
れている管および追加布設する管がプラスチック製波付
き管である場合に、特に効果が顕著である(請求項
9)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田原 正尉 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】既に管が布設されているダクト内にさらに
管を追加布設するのに用いる通管用具であって、実質的
に平らな滑走面(P)を有するそり状体(12)を備
え、このそり状体(12)の滑走方向の少なくとも一端
側は、そり状体がダクト内を滑走して側方にある既設の
管と接触したときにその管を押し退けられるだけの高さ
(H)を有しており、このそり状体(12)の滑走方向
の少なくとも一方の端部には押し込み棒又は引き込み部
材の連結部(13、14、15)が設けらていることを
特徴とする通管用具。 - 【請求項2】そり状体(12)の幅Wが、ダクト内に既
に布設されている管のうち最も太い管の外径D以上で、
そり状体(12)の滑走方向の少なくとも一端側の高さ
Hが、前記外径Dの1/3以上であることを特徴とする
請求項1記載の通管用具。 - 【請求項3】そり状体(12)の滑走方向の少なくとも
一端側が上面側に反っていることを特徴とする請求項1
又は2記載の通管用具。 - 【請求項4】そり状体(12)の周辺のコーナー部に丸
み(C)又は傾斜をもたせてあることを特徴とする請求
項1ないし3のいずれかに記載の通管用具。 - 【請求項5】既に管(2E、2F)が布設されているダ
クト(1)内にさらに管(2N)を追加布設する場合
に、追加布設する管(2N)をダクト(1)内に引き込
むのに先立って、請求項1ないし4のいずれかに記載の
通管用具(11)をダクト(1)内に通すことを特徴と
するダクトへの管の追加布設方法。 - 【請求項6】請求項1ないし4のいずれかに記載の通管
用具(11)を先端に取り付けた押し込み棒(3)を、
既に管(2E、2F)が布設されているダクト(1)の
一端側から押し込み、前記通管用具(11)がダクト
(1)の他端側に達したら、前記通管用具(11)に追
加布設しようとする管(2N)を連結して、前記押し込
み棒(3)をダクト(1)の一端側へ引き戻すことを特
徴とするダクトへの管の追加布設方法。 - 【請求項7】請求項1ないし4のいずれかに記載の通管
用具(11)を先端に取り付けた押し込み棒(3)を、
既に管(2E、2F)が布設されているダクト(1)の
一端側から押し込み、前記通管用具(11)がダクト
(1)の他端側に達したら、前記通管用具(11)に引
き込み部材(21)を連結して押し込み棒(3)をダク
ト(1)の一端側へ引き戻し、前記通管用具(11)が
ダクト(1)の一端側に達したら、前記通管用具(1
1)から押し込み棒(3)を取り外して通管用具(1
1)に追加布設しようとする管(2N)を連結し、前記
引き込み部材(21)をダクト(1)の他端側へ引き戻
すことを特徴とするダクトへの管の追加布設方法。 - 【請求項8】ダクト(1)が底面の平らなトラフからな
り、既に布設されている管(2E、2F)及び追加布設
する管(2N)がプラスチック製波付き管であることを
特徴とする請求項5ないし7記載のダクトへの管の追加
布設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23846997A JPH1189037A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 通管用具とそれを用いたダクトへの管の追加布設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23846997A JPH1189037A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 通管用具とそれを用いたダクトへの管の追加布設方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189037A true JPH1189037A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17030706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23846997A Pending JPH1189037A (ja) | 1997-09-03 | 1997-09-03 | 通管用具とそれを用いたダクトへの管の追加布設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1189037A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014180171A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Kandenko Co Ltd | ケーブルラックへの複数ケーブルの一括延線治具及びこれを用いたケーブル延線工法 |
-
1997
- 1997-09-03 JP JP23846997A patent/JPH1189037A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014180171A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Kandenko Co Ltd | ケーブルラックへの複数ケーブルの一括延線治具及びこれを用いたケーブル延線工法 |
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