JPH0722547Y2 - 波付複合管 - Google Patents

波付複合管

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JPH0722547Y2
JPH0722547Y2 JP1990046247U JP4624790U JPH0722547Y2 JP H0722547 Y2 JPH0722547 Y2 JP H0722547Y2 JP 1990046247 U JP1990046247 U JP 1990046247U JP 4624790 U JP4624790 U JP 4624790U JP H0722547 Y2 JPH0722547 Y2 JP H0722547Y2
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JP
Japan
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corrugated
pipe
composite pipe
pitch
tube
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JP1990046247U
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JPH044591U (ja
Inventor
光範 岡田
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電線やケーブル等を引込み布設する可撓性ケ
ーブル管路等として用いて好適な波付複合管に関するも
のである。
[従来技術] 従来の可撓性ケーブル管路としては、1重構造の波付管
が主として用いられ、1条の波付管には1条のケーブル
等が収納されるのが原則であった。即ち、例えば電力ケ
ーブルと制御ケーブルを布設する場合には、それぞれを
布設するための波付管を別々に布設し、これら波付管の
中に1条ずつ電力ケーブルと制御ケーブルとを布設して
いた。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような構造では、波付管の布設費
は、ケーブル等の布設条数に比例して多くなる問題点が
あった。また、このような問題点を回避するため、1条
の波付管の中に複数条のケーブル等を収納すると、ケー
ブル等が相互に接触し、挿入性が悪く、且つケーブル等
に損傷を与える問題点があった。
本考案の目的は、複数条の管の布設を一度ですますこと
ができる波付複合管を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本考案の構成を説明する
と、本考案は波付外管の中に波付内管が収容されてなる
波付複合管において、前記波付内管の波付ピッチAと前
記波付外管の波付ピッチBとの関係はB≧2Aとなってい
ることを特徴とする。
[作用] このような複合構造の波付複合管は、一度の布設作業で
複数の管の同時布設が行える。また、複数条のケーブル
等を布設する場合には、1条の波付外管内に布設し、他
は波付内管内に布設する。このようにすると、複数条の
ケーブル等を相互に接触させることなく、共通の波付外
管内に布設できる。
特に、波付内管の波付けのピッチAと波付外管の波付け
のピッチBとの関係をB≧2Aとすると、波付内管と波付
外管の波付けによる凹凸部が噛み合わないようにするこ
とができ、可撓性や引込み性を向上させることができ
る。
また、波付内管の波付けのピッチAと波付外管の波付け
のピッチBとの関係をB≧2Aとすると、波付内管の波付
けのピッチAの方が波付外管の波付けのピッチBより非
常に小さくなり、波付内管の可撓性が波付外管の可撓性
よりよくなり、波付外管の曲げに波付内管の曲げを容易
に追従させることができる。
[実施例] 第1図(A)(B)は、本考案に係る波付複合管の一実
施例を示したものである。本実施例の波付複合管は、波
付外管1の中に波付内管2が収容された構造になってい
る。波付外管1は、例えば高密度ポリエチレン(HDPE)
やポリ塩化ビニル(PVC)等の外傷を受けにくい硬質材
料で形成されている。このように硬質材料で波付外管1
が形成されていても波付けされているので、必要な可撓
性は十分に得ることができる。波付内管2は、波付外管
1内にあって波付けされているゆえ、その材質は何れの
材質でもよい。ただし、この場合には、波付内管2の波
付けのピッチAと波付外管1の波付けのピッチBは、B
≧2Aとなることが必要である。その理由は、お互いの波
付けによる凹凸部が噛み合わないようにすることで、可
撓性や引込み性を向上させるためである。波付内管2の
内径は、該波付内管2と波付外管1の中に挿入されるケ
ーブル等の外径にもよるが、波付外管1の内径の1/3以
下程度が好ましい。
このような波付複合管は、例えば波付外管1内と波付内
管2内とに電力ケーブル,通信ケーブル,光ファイバケ
ーブル,電線,通信線,光ファイバ心線等のいずれかを
別々に布設する用途に使用する。このように布設する
と、これらケーブル等を相互に接触させることなく、該
波付複合管内に布設できる。
このような波付複合管の製造は、例えば通常の外面真空
引き方式による波付外管1の形成時に、ダイ・ニップル
の中より予め成形した波付内管2を送り込むことにより
行うことができる。
また、波付内管2は、波付外管1の製造後に引込むこと
もできる。
また、波付内管2と波付外管1とに、両者が接触する部
分で互いに向い合う波の山が交差するように波付けする
と、波付内管2の波の山が波付外管1の内面の波の谷に
落ち込まず、波付内管2の引込みを容易に行うことがで
きる。
波付外管1内における波付内管2の本数は、複数条であ
ってもよい。
なお、波付外管1内と波付内管2内とに予めケーブル等
の引込みワイヤーを挿入しておくと、後でケーブル等を
引込む作業が容易になる。
本考案の波付複合管は、ケーブル等の布設の保護管とし
ての使用のほかに、流体の輸送管等としても使用が可能
である。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る波付複合管によれば、
下記のような優れた効果を得ることができる。
(イ)波付外管の中に波付内管を収容した構造としたの
で、複数の管を布設する必要があるときに一度の布設作
業で布設が行える利点がある。
(ロ)従って、布設費用を大幅に安くすることができる
ばかりでなく、複数の管の布設でありながら1条の管の
幅しか専有せず、布設場所の確保が容易となる利点があ
る。
(ハ)特に本考案では、波付内管の波付けのピッチAと
波付外管の波付けのピッチBとの関係をB≧2Aとしたの
で、波付内管と波付外管の波付けによる凹凸部が噛み合
わないようにすることができ、可撓性や引込み性を向上
させることができる。
(ニ)また、波付内管の波付けのピッチAと波付外管の
波付けのピッチBとの関係をB≧2Aとすると、波付内管
の波付けのピッチAの方が波付外管の波付けのピッチB
より非常に小さくなり、波付内管の可撓性が波付外管の
可撓性よりよくなり、波付外管の曲げに波付内管の曲げ
を容易に追従させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)(B)は本考案に係る波付複合管の一実施
例の横断面図及び縦断面図である。 1…波付外管、2…波付内管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】波付外管の中に波付内管が収容されてなる
    波付複合管において、前記波付内管の波付ピッチAと前
    記波付外管の波付ピッチBとの関係はB≧2Aとなってい
    ることを特徴とする波付複合管。
JP1990046247U 1990-04-27 1990-04-27 波付複合管 Expired - Lifetime JPH0722547Y2 (ja)

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JPH044591U JPH044591U (ja) 1992-01-16
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