JPH0419275Y2 - - Google Patents

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JPH0419275Y2
JPH0419275Y2 JP1985123193U JP12319385U JPH0419275Y2 JP H0419275 Y2 JPH0419275 Y2 JP H0419275Y2 JP 1985123193 U JP1985123193 U JP 1985123193U JP 12319385 U JP12319385 U JP 12319385U JP H0419275 Y2 JPH0419275 Y2 JP H0419275Y2
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tube
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案にいう地中埋設用耐圧合成樹脂管は、地
中に埋設して使用するための埋設管であつて、上
水管、下水(排水)管、電線・電話線用保護管等
に主として用いられる管である。
<従来の技術> 従来この種の地中埋設用管は、コンクリート製
の所謂ヒユーム管や鋳鉄管が多く使用されていた
が、これらのものは何れも重量が大で、かつ、硬
直管であること、長尺のものが出来にくいこと等
から作業性が極めて悪く、地中への敷設に多大な
時間と労力を必要とした。これらの欠点を解決で
きる新しい管として近年合成樹脂材料を用いた可
撓性のある螺旋管が開発されている(第7図参
照)が、この合成樹脂管は長尺であるため接続部
の数が少なくて済み、可撓性があるため曲線状配
管が可能であるなどの理由から地中への埋設作業
が飛躍的に短縮できるという利点を有しているの
で今日では大いに利用されるようになつてきてい
る。
<考案が解決しようとする問題点> しかしながら、地中への埋設管は、強力な土圧
に耐える必要があり、耐圧性を持たせるために、
第7図に示す如く、管壁01を厚肉のものとして
いた。しかし、管壁を厚肉のものとすると、成形
材である合成樹脂材料が大量に必要であり、運搬
や敷設作業が容易でない許りか、この種合成樹脂
管の生命である可撓性にも乏しいものとならざる
を得なかつた。
そこで、本考案は、合成樹脂製の管でありなが
ら、従来の地中埋設用合成樹脂管が有していたこ
れらの諸欠点を解消し、合成樹脂材の使用量を少
なくし、全体的重量を軽くしそれでいて耐圧性に
秀れ、かつ、可撓性にも秀れた地中埋設用耐圧合
成樹脂管を得ようとするものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案者は、この目的を達成し得る合成樹脂管
として種々の構造の管を研究し試作し試験した。
即ち、螺旋波形の山頂部に金属性ワイヤーを埋設
したもの、谷部に埋設したもの、山頂部に複数本
並設状に埋設したもの等を開発したが、これらの
ものは何れも結果的には、所定の耐圧性を有する
構造としたとき、管全体としての重量を低減させ
るには至らず、合成樹脂材料の使用量を目立つて
減少させることが出来ないとの結論に達した。
その結果開発したのが本考案である。その技術
的解決手段は次の通りである。即ち、管壁を螺旋
波形状に形成した合成樹脂管であつて、管壁1を
形成する螺旋波形の山頂部2と該山頂部2に連な
る両側壁部3,4と該両側壁部3,4に連なる管
軸側で山頂部2の下方に位置する内周壁8の中間
部分8aを除く両側部分とに亘つて、管壁を形成
する合成樹脂壁部に金属薄板製の帯板6を配設内
装させたものとし、かつ、谷部5の全域と山頂部
下方の内周壁8の中間部分8aとを前記の帯板6
を内装させない合成樹脂材のみの帯域に形成した
構造としたものである。
<作用> このように構成した管を、地中に埋設するに
は、配管予定地を所要深さに掘削した溝に沿つて
配管し、掘削土をその上に覆うことによつて行な
う。この配管時において、管は、螺旋波形の谷部
の全域と山頂部下方の内周壁の中間部分とに形成
した合成樹脂材のみの帯域の存在によつて可撓性
を有するもので、掘削構内において容易に溝に沿
わせることができ、土圧に対しては補強帯板が合
成樹脂材壁と共同して耐圧性を発揮し、殊に、補
強帯板の山頂部下方の両側に位置する折り曲げ部
の存在によつて外圧に対して内周壁を局部的に疲
労させることなく面で対抗するので、局部的損傷
の少ない耐圧管が得られる。
<実施例> 以下本考案の実施例について図面に基いて説明
する。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例(以下第
1実施例という)を示す図で、第1図に示した螺
旋波形管は、管の筒状内壁8を形成する平帯状の
合成樹脂帯9を第3図に示したようにその両側縁
部分を重合させながら順次螺旋状に巻回し、その
外周面上に、第3図の上部に示した如く断面形状
を半円弧状に形成しその下端両側縁部をそれぞれ
内向きに水平に折り曲げて折り曲げ部6a,6b
を形成したステンレス鋼板製の補強帯板6の折り
曲げ部6a,6bの下方を除く外周面上に合成樹
脂層7を融着一体化し左右両側に突出縁5a,5
bを形成した帯体Aを、第3図の如く順次螺旋状
に巻回し、左右両側外方に突出させた合成樹脂層
のみの突出縁5a,5b部分を重合し融着すると
ともに、該帯体Aを前記筒状内壁8に一体的に融
着した構造としたものである。この実施例の場合
には、補強帯板6はその外周面上に融着一体化さ
せてある前記合成樹脂層7と筒状内壁8との合成
樹脂壁内に内装された構造となつており、前記合
成樹脂層のみの両横外方突出縁5a,5b部分と
筒状内壁8との重合部即ち螺旋波形の谷部5の全
域と前記折り曲げ部6a,6bの間の山頂部2下
方の中間部分8aとが補強帯板6の存在しない合
成樹脂材のみの帯域に形成されている。該合成樹
脂材のみの谷部5と山頂部2下方の中間部分との
存在により可撓性を有する構造となつている。
該実施例においては、帯体Aを補強帯板6の折
り曲げ部6a,6bの下方部分を除く外周面上に
合成樹脂層を融着一体化したものとして説明した
が、該管の形成に当たつては、先ず半円弧状の補
強帯板6を筒状内壁8上に巻回したのち、その外
周面上に合成樹脂層を被覆形成した構造として
も、実質的に同様構造の管を得ることができるこ
とは言うまでもない。
第4図及び第5図に示した実施例は、前記第1
実施例における平帯状の合成樹脂帯9を形成する
ことなく、帯体Aに相当する帯体Bを、前記第1
実施例と同様の半円弧状に形成した補強帯板6の
折り曲げ部材6a,6bの内外面を含む全内周面
と全外周面とに合成樹脂層を一体的に融着した構
造、即ち、半円弧状補強帯板6の全体を内外の合
成樹脂層間にサンドイツチ状に埋設した構造とし
たものである。
而して、横外方に突出した合成樹脂材の突出縁
5a,5b部分を重合して、補強帯板6の存在し
ない螺旋波形の谷部5を構成するようにしたこと
は第1実施例の場合と同様である。
該実施例において、補強帯板6の内外両面の合
成樹脂層は、補強帯板6とともに加熱融着されて
帯板6と一体的に固着されている。
以上の実施例で示した螺旋波形管は、管の内壁
が円筒状に形成されているものとして示したが、
この内壁は必ずしも直円筒状のものでなく多少の
凹凸波形を有するものとしてもよい。しかし、こ
のように内壁を形成したものは流体の抵抗が少な
いので、主として上水道、下水(排水)道用とし
て用いられる。
第6図に示した実施例は、前記第4図に示した
実施例における管の谷部5の内周壁面において、
傾斜壁3,4の延長相当位置部分の管の内周面側
の位置に突条部10a,10bを形成した構造と
したものである。
この突条部10a,10bの形成位置は、谷部
5の中央部分の内周面部分に形成してもよく、ま
た、山頂部2の下方に位置する内周壁8の内周面
部分に形成してもよい。
このような突条部を管の内周面内に突出形成す
ることによつて、電線等の管内への挿通作業を摩
擦抵抗の少ないものとして使用することができ
る。
なお、実施例としては、補強帯板6の材料とし
て、ステンレス薄板について記載したが、スチー
ル鋼板でもよく、その他の強度材でもよい。
また、管壁を形成する合成樹脂材料としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフイン系
合成樹脂や塩化ビニール系の合成樹脂が主として
使用されるが、その他の合成樹脂を用いてもよい
ことは言うまでもない。
以上本考案の代表的と思われる実施例について
説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構
造のみに限定されるものではなく、本考案にいう
構成要件を備えかつ、本考案にいう目的を達成
し、以下にいう効果を有する範囲内において適宜
改変して実施することができるものである。
<考案の効果> 以上実施例説明によつて詳述したとおり、ま
た、問題点を解決するための手段の項に記載した
とおり、本考案は補強材として使用する管の補強
構造を、線材等を用いるものではなく、広幅の金
属薄板とし、かつ、管壁の一部分のみに使用する
のではなく、螺旋波形の谷部の全域と山頂部下方
の内周壁の中間部分とを除く全周壁に亘つて用い
るようにし、かつ、その形状を螺旋波形の山頂部
とこの山頂部に連なる両側壁部と更にこの両側壁
に連なる山頂部下方の内周壁の両側部分とに亘つ
て一連のものとして連続した構造とし、合成樹脂
材からなる管壁部内に内装させた構造としたの
で、この補強部材が相当に薄い材質のものであつ
ても、充分な補強効果を発揮させることができ、
そのため合成樹脂材壁を相当に薄いものとするこ
とができ、管全体の重量を軽減させ、運搬取扱い
等に便利なものとし、合成樹脂材の使用量を減少
させ安価な管を市場に提供できるという効果を有
しているのみならず、谷部の全域と山頂部下方の
内周壁の中間部分とを補強帯板の存在しない合成
樹脂材のみで形成してあるので可撓性にも秀れた
管を得ることができ、更に金属薄板を筒状に形成
するものではないから、金属薄板の曲げ成形が容
易であり、かつ、金属薄板の両側縁部を管の内周
壁側に向けて終わらせることなく、管の山頂部の
下方中央側に向けて折り曲げ形成してあるので、
山頂部に連なる両側壁下方の内周壁部分に局部的
な亀裂を生じさせることなく、耐圧性に秀れた管
を得ることができるに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図に示す図は、本考案を示す第
1実施例の図で、第1図は管の一部切欠正面図、
第2図は要部の縦断面図、第3図は要部の分解説
明図、第4図及び第6図はそれぞれ別の実施例を
示す要部の縦断面図、第5図は第4図の分解説明
図、第7図は従来構造を示す要部の縦断面図であ
る。 図中、1は管壁、2は山頂部、3,4は側壁
部、5は谷部、6は補強帯板、6a,6bは折り
曲げ部、8は内周壁、8aは中間部分、51は内
周壁を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 管壁を螺旋波形状に形成した地中埋設用合成
    樹脂管であつて、管壁1を形成する螺旋波形の
    山頂部2と該山頂部2に連なる両側壁部3,4
    と該両側壁部3,4に連なる管軸側で山頂部2
    の下方に位置する内周壁8を中間部分8aを除
    く両側部分とに亘つて、管壁1を形成する合成
    樹脂材壁部に金属薄板製の補強帯板6が配設内
    装され、かつ、谷部5の全域と山頂部下方の内
    周壁8の中間部分8aとが補強帯板6の存在し
    ない合成樹脂材のみの帯域に形成されている地
    中埋設用耐圧合成樹脂管。 合成樹脂材料がオレフイン系又は塩化ビニー
    ル系のものである実用新案登録請求の範囲第
    項に記載の地中埋設用耐圧合成樹脂管。
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