JPH0250351B2 - - Google Patents

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JPH0250351B2
JPH0250351B2 JP63212219A JP21221988A JPH0250351B2 JP H0250351 B2 JPH0250351 B2 JP H0250351B2 JP 63212219 A JP63212219 A JP 63212219A JP 21221988 A JP21221988 A JP 21221988A JP H0250351 B2 JPH0250351 B2 JP H0250351B2
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JP
Japan
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synthetic resin
pipe
wall
reinforcing
waveform
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Shiro Kanao
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明にいう地中埋設用耐圧合成樹脂管は、地
中に埋設して使用するための埋設管であつて、上
水管、下水(排水)管、電線・電話線用保護管等
に主として用いられる管である。
<従来の技術> 従来この種の地中埋設用管は、コンクリート製
の所謂ヒユーム管や鋳鉄管が多く使用されていた
が、これらのものは何れも重量が大で、かつ、硬
直管であること、長尺のものが出来にくいこと等
から作業性が極めて悪く、地中への敷設に多大な
時間と労力を必要とした。これらの欠点を解決で
きる新しい管として近年合成樹脂材料を用いた可
撓性のある螺旋管が開発され(第11図参照)、
この合成樹脂管は長尺であるため接続部の数が少
なくて済み、可撓性があるため曲線状配管が可能
であるなどの理由から地中への埋設作業が飛躍的
に短縮できるという利点を有しているので今日で
は大いに利用されるようになつてきている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、地中への埋設管は、強力な土圧
に耐える必要があり、耐圧性を持たせるために、
第11図に示す如く、管壁01を肉厚のものとし
ていた。しかし、管壁を肉厚のものとすると、成
形材である合成樹脂材料が大量に必要であり、運
搬や敷設作業が容易でない許りか、この種合成樹
脂管の生命である可撓性に乏しいものとならざる
を得なかつた。
そこで、本発明は、合成樹脂製の管でありなが
ら、従来の地中埋設用合成樹脂管が有していたこ
れらの諸欠点を解消し、合成樹脂材の使用量を少
なくし、全体的重量を軽くしそれでいて耐圧性に
秀れ、かつ、可撓性にも秀れた地中埋設用耐圧合
成樹脂管を得ようとするものである。
<課題を解決するための手段> 本発明者は、この目的を達成し得る合成樹脂管
として種々の構造の管を研究し試作し試験した。
即ち、螺旋波形の山頂部に金属製ワイヤーを埋設
したもの、谷部に埋設したもの、山頂部に複数本
並設状に埋設したもの等を開発したが、これらの
ものは何れも結果的には、所定の耐圧性を有する
構造としたとき、管全体としての重量を低減させ
るには至らず、合成樹脂材料の使用量を目立つて
減少させることができないとの結論に達した。
その結果開発したのが本発明である。その技術
的解決手段は次の通りである。即ち、管壁を螺旋
波形状に形成した地中埋設用合成樹脂管であつ
て、管壁1を形成する螺旋波形の山頂部2と該山
頂部2に連なる両側壁部3,4と該両側壁部3,
4に続く谷部5との内、少なくとも相隣る三つの
部分に亘つて管壁を形成する合成樹脂材壁内に一
連に連なつた金属薄板製の補強帯板6を配設内装
させたものとし、かつ、管壁1の一部に前記の帯
板6を内装させない合成樹脂のみの帯域51を形
成した構造としたものである。
<作用> このように構成した管を、地中に埋設するに
は、配管予定地を所要深さに掘削した溝に沿つて
配管し、掘削土をその上に覆うことによつて行な
う。この配管時において、管は、螺旋波形の一部
に形成した合成樹脂材のみの帯域の存在によつて
可撓性を有するので、掘削溝内において自由に溝
に沿わせることができ、土圧に対しては補強帯板
が合成樹脂材壁と共同して耐圧性を発揮する。
<実施例> 以下本発明の実施例について図面に基づいて説
明する。
第1図乃至第4図は本発明の一実施例(以下第
1実施例という)を示す図で、第1図に示した螺
旋波形管は、管の筒状内壁8を形成する平帯状の
合成樹脂帯9を第3図に示したようにその両側縁
部分を重合させながら順次螺旋状に巻回し、その
外周面上に、第4図に示した如く断面形状を下向
開放のコの字形でその両開放端部をそれぞれ横外
方に向けて突出させた突出縁6a,6bを有する
形状としたステンレス鋼板製のパンチングメタル
製補強帯板6の全外周面上に合成樹脂層を融着一
体化した帯体Aを、第3図の如く順次螺旋状に巻
回し、前記補強帯板6の突出縁6a,6b部分に
形成されている多数の小孔7a,7bと、該突出
縁6a,6bの更に外方にまで突出させた前記合
成樹脂層の突出縁5a,5b部分とで、該帯体A
を前記筒状内壁8に一体的に融着した構造とした
ものである。この実施例の場合には、補強帯板6
はその外周面上に融着一体化させてある前記合成
樹脂層と筒状内壁8との合成樹脂壁内に内装され
た構造となつており、前記合成樹脂層の両横外方
突出縁5a,5b部分と筒状内壁8との重合部即
ち螺旋波形の谷部5の中央部分51のみが補強帯
板6の存在しない合成樹脂材のみの帯域に形成さ
れている。該部分51の存在により可撓性を有す
る構造となつている。
該実施例において、帯体Aを補強帯板6の全外
周面上に合成樹脂層を融着一体化したものとして
説明したが、補強帯板6を筒状内壁8上に巻回し
たのちその外周面上に合成樹脂層を被覆形成した
構造としても、実質的に同様構造の管を得ること
ができることは言うまでもない。
第5図及び第6図に示した実施例は、前記第1
実施例における平帯状の合成樹脂帯9の形状をそ
の外周面上に巻回一体化する帯体Bのコ字形開口
部に対応する部分を少許管の外周方向に突出した
厚肉部9aに形成したものとし、帯体Aに相当す
る帯体Bを補強帯板6の全内周面にも合成樹脂層
を一体的に融着した構造、即ち、補強帯板6を内
外の合成樹脂層間にサンドイツチ状に埋設した構
造としたものである。而して、補強帯板6の下方
突出縁6a,6b部分の更に横外方に突出した合
成樹脂層の突出縁5a,5b部分が、補強帯板6
の存在しない螺旋波形の谷部5の一部51として
筒状内壁8と一体的に融着される構造であること
は第1実施例の場合と同様である。該実施例にお
いて、補強帯板6の内外両面の合成樹脂層は、補
強帯板6に形成されている多数の小孔7…を介し
て内外一体的に連通連結されており、帯体Bは前
記横外方突出縁5a,5b部分のみならず、補強
帯板6の突出縁6a,6b部分の下面部分におい
ても筒状内壁8と一体的に融着されているので、
該帯体Bと筒状内壁8との融着一体化が、第1実
施例の場合よりもより一層強固である。
なお、該実施例において、筒状内壁8を形成す
る合成樹脂帯9を外周方向に突出した厚肉部9a
を有する構造として示したが、この厚肉部9aは
必ずしも必要なものではなく、第1実施例で示し
たような形状の平帯状のものであつてよいことは
言うまでもない。
以上の実施例で示した螺旋波形管は、管の内壁
が筒状に形成されているものとして示したが、こ
の内壁は必ずしも直円筒状のものでなく多少の凹
凸波形を有するものとしてもよい。しかし、この
ように内壁を形成したものは流体の抵抗が少ない
ので、主として上水道、下水(排水)道用として
用いられる。また、螺旋波形は断面形状を方形の
ものとして示したが、必ずしもこのような形状の
ものに限定する意図ではなく、後記第7図乃至第
9図に示すような山形または波形の螺旋波形とし
てもよいことは言うまでもない。
次に、主として電線・電話線等の保護管として
用いられる地中埋設用耐圧合成樹脂管についての
実施例を説明する。
第7図及び第8図に示した実施例は、第8図に
示すように、断面形状を山形の波形とした補強帯
板6を第5図及び第6図に示した実施例の場合と
同様に、その内外全周面をサンドイツチ状に合成
樹脂層で被覆した帯体Cを螺旋状に巻回し、当該
合成樹脂層の横外方突出縁5a,5b部分を重合
して融着した構造としたものである。従つて、該
実施例の管は前記第1,2図及び第5図の実施例
における管のように管内面に管状内壁8は形成さ
れていず、相隣る谷部5,5間は波形空洞に形成
されている。
このような構造とした管に、電線等を挿通する
ときは、谷部5の内周面のみに電線等が支承され
るので、管内面と電線等との摩擦面積が少なく、
電線等の挿通作業が容易にできるという利点があ
るのみならず、管内に結露を生じても露水は管の
下方の山部内に溜るので、電線等(電線被覆等)
を直接浸漬することがなく、長期間良好に保護す
ることができる。
第9図に示した実施例は、前記第7図に示した
実施例における管の谷部5の内周壁面において、
傾斜壁3,4の延長相当位置、即ち、内装補強帯
板6の突出縁6a,6b部分の管の内周面側位置
に突条部10a,10bを形成した構造としたも
のである。
この突条部10a,10bの形成位置は、谷部
5の中央部分51の内周面部分に形成してもよい
が、可撓性を損なわないような形状とすることが
望ましい。
このような突条部を形成することによつて、電
線等の管内への挿通作業を更に容易にできる管を
得ることができる。
第10図に示した実施例は、補強帯板6を形成
する板素材6aを示したもので、該板素材を帯状
の長手方向と直交する方向に波形とした素材を用
いて第4図または第7図等に示した形状若しく
は、その他所要の形状に折曲加工して本発明にい
う補強帯板6として用いた場合には、平板帯状素
材の場合よりもより一層耐圧変形強度に秀れた管
を得ることができる。
なお、実施例としては、補強帯板6の存在しな
い帯域51を管1の谷部5に形成した場合につい
て示したが、この帯域51は管壁1の谷部5に限
らず、その他の部分に形成しても同様の効果が得
られる。また、実施例では、補強帯板6の材料と
して、ステンレス薄板のパンチングメタルについ
て記載したが、スチール鋼板でもよく、その他の
強度材でもよく、パンチング孔の形成されていな
い平板であつてもよい。また、パンチング孔の形
状、大きさ、粗密については任意に設定できる事
項であつて特定する意図はない。
また、管壁を形成する合成樹脂材料としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフイン系
合成樹脂や塩化ビニール系の合成樹脂が主として
使用されるが、その他の合成樹脂を用いてもよい
ことは言うまでもない。
<発明の効果> 以上実施例説明によつて詳述したとおり、ま
た、課題を解決するための手段の項に記載したと
おり、本発明は補強材として使用する管の補強構
造を、線材等を用いるものではなく、広幅の金属
薄板とし、かつ、管壁の一部分のみに使用するの
ではなく、螺旋波形の一部を除く略全周壁に亘つ
て用いるようにし、かつ、その形状を螺旋波形の
頂部とこの頂部に連なる両側壁部と更にこの両側
壁部に連なる谷部との内、少なくとも相隣る三つ
の部分に亘つて一連に連続した構造のものとし、
合成樹脂材からなる管壁部内に内装させた構造と
したので、この補強部材が相当に薄い材質のもの
であつても、充分な補強効果を発揮させることが
でき、そのため合成樹脂材壁を相当に薄いものと
することができ、管全体の重量を軽減させ、運搬
取り扱い等に便利なものとし、合成樹脂材の使用
量を減少させ安価な管を市場に提供できるという
効果を有しているのみならず、可撓性にも秀れた
管を得ることができるに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図に示す図は、本発明を示す第
1実施例の図で、第1図は管の一部切欠正面図、
第2図は要部の縦断面図、第3図は要部の分解説
明図、第4図は補強帯板の一実施例を示す斜視
図、第5図、第7図及び第9図はそれぞれ別の実
施例を示す要部の縦断面図、第6図及び第8図は
第5図及び第7図のそれぞれ分解説明図、第10
図は補強帯材の素材の一実施例を示す斜視図、第
11図は従来構造を示す要部の縦断面図である。 図中1は管壁、2は山頂部、3,4は側壁部、
5は谷部、6は補強帯板、5は合成樹脂のみの帯
域を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 管壁を螺旋波形状に形成した地中埋設用合成
    樹脂管であつて、管壁1を形成する螺旋波形の山
    頂部2と該山頂部2に連なる両側壁部3,4と該
    両側壁部3,4の管軸側に位置する谷部5との
    内、少なくとも相隣る三つの部分に亘つて管壁を
    形成する合成樹脂材壁内に一連に連なつた金属薄
    板製の補強帯板6が配設内装され、かつ、管壁1
    の一部が補強帯板6の存在しない合成樹脂材のみ
    の帯域51に形成されている地中埋設用耐圧合成
    樹脂管。 2 補強帯板6の存在しない帯域51が管壁1の
    谷部5に形成されている請求項1記載の地中埋設
    用耐圧合成樹脂管。 3 螺旋波形が断面方形状の波形である請求項1
    記載の地中埋設用耐圧合成樹脂管。 4 螺旋波形が断面弧状の波形である請求項1記
    載の地中埋設用耐圧合成樹脂管。
JP63212219A 1988-08-25 1988-08-25 Pressure-resistant synthetic resin pipe for underground burying Granted JPS6479492A (en)

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JP63212219A JPS6479492A (en) 1988-08-25 1988-08-25 Pressure-resistant synthetic resin pipe for underground burying

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JP2010266060A (ja) * 2009-04-14 2010-11-25 Kanaflex Corporation 金属樹脂複合管
JP2011027196A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Kanaflex Corporation 地中埋設用耐圧合成樹脂管
JP5588216B2 (ja) * 2010-04-23 2014-09-10 積水化学工業株式会社 更生管製管用補強材入り帯状部材の製造方法
CN107606336A (zh) * 2017-10-23 2018-01-19 湖北凯科塑业有限公司 一种埋地用pe管材

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