JPH10110868A - 光ファイバーケーブル通線用下水管 - Google Patents

光ファイバーケーブル通線用下水管

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JPH10110868A
JPH10110868A JP8264834A JP26483496A JPH10110868A JP H10110868 A JPH10110868 A JP H10110868A JP 8264834 A JP8264834 A JP 8264834A JP 26483496 A JP26483496 A JP 26483496A JP H10110868 A JPH10110868 A JP H10110868A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber cable
pipe
groove
sewer
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8264834A
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English (en)
Inventor
Yori Hanakawa
因 花川
Yoshikazu Marushita
芳和 丸下
Toshiyuki Ishiyasu
敏行 石保
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4459Ducts; Conduits; Hollow tubes for air blown fibres
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/50Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
    • G02B6/508Fixation devices in ducts for drawing cables

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
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  • Sewage (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工が容易で、設置後に光ファイバーケーブ
ルが下水管内の腐食性ガスや湿気によって変質や腐食を
生じることのない光ファイバー通線用下水管を提供す
る。 【解決手段】 下水管1の管体2の内面に、開口部31
がくびれた断面形状を有する溝3が管軸方向に設けら
れ、光ファイバーケーブル通線管4の外面に根本部52
がくびれた断面形状を有する凸条5が一体に設けられて
いて、溝3に凸条5が係合されることによって、下水管
1の管体2の内面に光ファイバーケーブル通線管4が支
持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーケー
ブルを通線して埋設するための光ファイバーケーブル通
線用下水管に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大量の情報を遠方へ搬送する手段
として、光ファイバーケーブルが大量に埋設されて使用
されている。光ファイバーケーブルを埋設する場合、光
ファイバーケーブル単独のケーブルダクトを埋設するこ
ともあるが、このようなケーブルダクトは土圧、輪圧、
衝撃などの外力に直接曝されるためにかなり強度の大き
いものでなければならず、材料コストが高価になる。そ
の上単独で埋設するので埋設工事費も高くつき、加えて
交通障害の原因となることがある。
【0003】そこで、最近は下水道管渠内に光ファイバ
ーケーブル等通信ケーブルを敷設することが行われるよ
うになった。例えば特開平1−138924号公報に、
そのような用途に使用されるケーブルダクトが開示され
ている。
【0004】しかしながら、上記特開平1−13892
4号公報記載のケーブルダクトは、下水道管渠の管壁に
アンカーボルトを打ち込み、ナットでケーブルダクトを
下水道管渠の管壁に固定しなければならず、作業が煩雑
且つ施工費が高価になる。
【0005】また、ケーブルダクトは断面が大きく開い
たオープン形状でしかも片持ちで下水道管渠の管壁に支
持されているために、ケーブルダクトや光ファイバーケ
ーブル等の通信ケーブルの重量によってケーブルダクト
が変形し、通信ケーブル等がケーブルダクトから落ちる
ことがある。
【0006】また、ケーブルダクトは断面がオープン形
状であるために、ケーブルが下水道管渠内の腐食性ガス
や湿気に触れて変質したり腐食することがある。更に、
アンカーボルトやナットも腐食性ガスや湿気によって錆
びたり腐食することのない材料にする必要があるので、
材料費が高価になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、アンカ
ーボルトやナットを使用する必要がなく施工が容易であ
り、且つ材料費及び工事費が低廉につくとともに、設置
後にケーブルダクトが自重やケーブルの重量で変形する
ことがなく、下水道管渠内の腐食性ガスや湿気によって
も変質や腐食しにくい、光ファイバーケーブル通線用下
水管を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明光ファイバーケーブル通線用
下水管は、下水管の管体の内面に開口部がくびれた断面
形状を有する溝が管軸方向に設けられ、光ファイバーケ
ーブル通線管の外面に根本部がくびれた断面形状を有す
る凸部が設けられていて、前記溝に前記凸部が係合され
ることによって下水管の管体の内面に光ファイバーケー
ブル通線管が支持されることを特徴とする。
【0009】また、請求項2記載の本発明光ファイバー
ケーブル通線用下水管は、下水管の管体の内面に根本部
がくびれた断面形状を有する凸部が設けられ、光ファイ
バーケーブル通線樋は開口部が狭くくびれたC形断面形
状に形成されていて、前記凸条に前記光ファイバーケー
ブル通線樋が係合されることによって下水管の管体の内
面に光ファイバーケーブル通線管が支持されることを特
徴とする。
【0010】本発明に使用される下水管としては、硬質
塩化ビニル管、ポリエチレン管、FRP管、FRPM管
(繊維強化樹脂モルタル管)等の合成樹脂管もしくは合
成樹脂と無機材との複合管、鋳鉄管、鋼管、ヒューム管
等が挙げられるが、耐蝕性が優れている、適度の剛性と
可撓性を有し強度が大きい、軽量である、所望の断面形
状に成形しやすいなどの利点を兼ね備えた合成樹脂管も
しくは合成樹脂と無機材料との複合管が好適に用いられ
る。なお、下水管の断面形状は特に限定されないが、掃
流性、埋設強度、経済性等の観点から円管、卵形管が好
適に用いられる。
【0011】本発明に使用される光ファイバーケーブル
通線管及び通線樋については、下水管と同様に、硬質塩
化ビニル管、ポリエチレン管、FRP管、FRPM管
(繊維強化樹脂モルタル管)等の合成樹脂管もしくは合
成樹脂と無機材との複合管、鋳鉄管、鋼管、ヒューム管
等が挙げられ、耐蝕性、強度、軽量性、形状の自由さ等
の点から、合成樹脂もしくは合成樹脂と無機材料との複
合材料のものが好適に用いられる。
【0012】本発明において、光ファイバーケーブル通
線管の外面または下水管の内面に設けられる凸部は、光
ファイバーケーブル通線管または下水管の管軸に沿って
連続的または断続的に設けられる。凸部は連続的に設け
られる方が光ファイバーケーブル通線管を下水管に挿入
する際に挿入しやすいので好ましい。また、凸部と光フ
ァイバーケーブル通線樋とを係合させる場合、凸部が断
続的に設けられていると、凸部のない部分は光ファイバ
ーケーブル通線樋の開口部から下水道管渠内の腐食性ガ
スや湿気が侵入しやすいので、凸部は連続的に設けられ
る方が好ましい。
【0013】また、該凸部は押出成形等で一体に設けら
れてもよいし、接着、融着等によって取り付けられてい
てもよい。
【0014】(作用)請求項1記載の本発明光ファイバ
ーケーブル通線用下水管は、下水管内面の開口部がくび
れた断面形状を有する溝に、光ファイバーケーブル通線
管の外面の根本部がくびれた断面形状を有する凸部を挿
入して係合させ、光ファイバーケーブル通線管を順次送
り込むか、光ファイバーケーブル通線管の外面の凸部に
より下水管内面の溝の開口部を弾性変形させつつ嵌め込
み係合させることによって、下水管の管体内面に光ファ
イバーケーブル通線管を支持させることができるので、
下水管内面への光ファイバーケーブル通線管の設置作業
が容易である。
【0015】また、狭い開口部を有する溝と根本部がく
びれた断面形状の凸部が係合することにより、光ファイ
バーケーブル通線管の自重あるいは光ファイバーケーブ
ルの重量で係合が容易に外れることがない。
【0016】更に、光ファイバーケーブル通線管の内面
は下水道管渠内の雰囲気から遮断されているために、光
ファイバーケーブル通線管に内蔵されるケーブルが下水
道管渠内の腐食性ガスや湿気に触れることがない。
【0017】請求項2記載の本発明光ファイバーケーブ
ル通線用下水管は、下水管内面の根本部がくびれた断面
形状を有する凸部に、開口部が狭くくびれたC形断面形
状の光ファイバーケーブル通線樋を一端で係合させ、光
ファイバーケーブル通線管を順次送り込むか、下水管内
面の凸部により光ファイバーケーブル通線樋の開口部を
弾性変形させつつ嵌め込み係合させることによって、下
水管の管体内面に光ファイバーケーブル通線樋を支持さ
せることができるので、下水管内面への光ファイバーケ
ーブル通線樋の設置作業が容易である。
【0018】また、先端部が根本部より大きい断面形状
の凸部と光ファイバーケーブル通線樋の狭い開口部が係
合することにより、光ファイバーケーブル通線管の自重
あるいは光ファイバーケーブルの重量で係合が容易に外
れることがない。
【0019】更に、光ファイバーケーブル通線樋の開口
部は狭く、しかも光ファイバーケーブル通線樋を吊り下
げることによって、光ファイバーケーブル通線樋の開口
部と下水管管体内面の凸部とが密着するので、光ファイ
バーケーブル通線樋に内蔵されるケーブルが下水道管渠
内の腐食性ガスや湿気に容易に触れることがない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を参照して説明する。図1(A)は請求項1記
載の本発明の一例を示す横断面図、(B)は(A)の要
部を示す拡大横断面図である。
【0021】図1(A)に示すように、押出成形された
硬質塩化ビニル樹脂製の下水管1の管体2の内面管頂部
には管軸方向に連続する溝3が設けられ、溝3には同じ
く押出成形された硬質塩化ビニル樹脂製の光ファイバー
ケーブル通線管4が係合され支持されている。
【0022】上記の溝3は、図1(B)に示すように開
口部31が内部32より狭くくびれた断面形状を有して
いる。また、光ファイバーケーブル通線管4の外面に
は、根本部52が円形の先端部51よりくびれた断面形
状に形成された凸条5が光ファイバーケーブル通線管4
と一体に連続して設けられていて、この凸条5が溝3に
嵌め込まれて係合され、それによって下水管1の内面に
光ファイバーケーブル通線管4が吊り下げられた状態で
支持されている。
【0023】溝3に凸条5を係合するには、溝3内に
一端部から凸条5を挿入し、光ファイバーケーブル通線
管4を下水管1の管軸方向に移動させるか、溝3の開
口部31に凸条5の先端部51を押しつけて開口部31
を弾性変形によって開かせて挿入・係合させる、等の方
法がある。このようにして、下水管1の内面に光ファイ
バーケーブル通線管4を容易に設置することができる。
【0024】なお、隣り合う光ファイバーケーブル通線
管4同士は、管端部の凸条5を若干切除し、ゴムリング
式の接合部を有する硬質塩化ビニル製ソケット、ゴム製
接続スリーブ等により接続する。
【0025】このようにして施工された光ファイバーケ
ーブル通線用下水管は、狭くくびれた開口部31を有す
る溝3と、根本部52が先端部51より小さくくびれた
断面形状を有する凸条5が係合されるので、光ファイバ
ーケーブル通線管4の自重及び光ファイバーケーブル通
線管4内に通線された光ファイバーケーブルの重量で溝
3と凸条5の係合が容易に外れることがない。
【0026】更に、光ファイバーケーブル通線管4の内
面は下水道管渠内の雰囲気から遮断されているために、
光ファイバーケーブル通線管4に内蔵される光ファイバ
ーケーブルは下水道管渠内の腐食性ガスや湿気に触れる
ことがなく、変質や腐食が発生しにくい。
【0027】図2(A)は請求項1記載の本発明の他の
一例を示す横断面図、(B)は(A)の要部を示す拡大
横断面図である。
【0028】図2に示す例においては、下水管1aの管
体2aの内面上部に管軸方向に連続する増肉凸条22が
形成され、管体2aと増肉凸条22にわたって、開口部
31aが内部32aより狭くくびれた尖頭円形の断面形
状を有する溝3aが設けられている。
【0029】また、光ファイバーケーブル通線管4aの
外面には、根本部52aが尖頭円形の先端部51aより
くびれた断面形状に形成された凸条5aが光ファイバー
ケーブル通線管4aと一体に連続して設けられていて、
この凸条5aが溝3aに嵌め込まれて係合されている。
【0030】本例の下水管1aは、溝3aを設けるに充
分な管体2aの厚さがない場合などに有効である。ま
た、溝3aの開口部31aに凸条5aの尖頭円形の先端
部51aを挿入することが容易である。
【0031】なお、その他の構成、下水管1aの内面に
光ファイバーケーブル通線管4aを設置する方法、作用
等については、前記の例と同様であるから省略する。
【0032】図3(A)は請求項2記載の本発明の一例
を示す横断面図、(B)は(A)の要部を示す拡大横断
面図である。
【0033】図3(A)に示すように、押出成形された
硬質塩化ビニル樹脂製の下水管6の管体7の内面管頂部
には、管軸方向に連続する凸条8が一体に連続して設け
られ、凸条8には同じく押出成形された硬質塩化ビニル
樹脂製の光ファイバーケーブル通線管9が係合され支持
されている。
【0034】上記の凸条8は、図3(B)に示すように
根本部82が先端部81よりくびれた倒立T字形の断面
形状を有している。また、光ファイバーケーブル通線樋
9は、開口部91が内部92よりも狭くくびれたC形断
面形状を有している。なお、開口部91の広さは、凸条
8の根本部82の幅と同じ乃至それより小さく形成され
ている。
【0035】そして、凸条8に光ファイバーケーブル通
線樋9が外嵌されて係合され、それによって下水管6の
内面に光ファイバーケーブル通線樋9が吊り下げられた
状態で支持されている。
【0036】光ファイバーケーブル通線樋9を下水管6
の凸条8に係合するには、凸条8に一端部から光ファ
イバーケーブル通線樋9を外嵌し、光ファイバーケーブ
ル通線樋9を下水管6の管軸方向に移動させる、凸条
8に光ファイバーケーブル通線樋9の開口部91を押し
つけ、開口部91を弾性変形によって開かせて凸条8を
挿入・係合させる、光ファイバーケーブル通線樋9の
開口部91に凸条8の倒立T字状の一端部を潜らせつつ
順次押し込む、等の方法がある。このようにして、下水
管6の内面に光ファイバーケーブル通線樋9を容易に設
置することができる。
【0037】なお、隣り合う光ファイバーケーブル通線
樋9同士は、樋端部同士をゴムリング式の接合部を有す
る硬質塩化ビニル製ソケット、ゴム製接続スリーブ等に
より接続する。
【0038】このようにして施工された光ファイバーケ
ーブル通線用下水管は、開口部91が狭くくびれたC形
断面形状の光ファイバーケーブル通線樋9と、根本部8
2が先端部81よりくびれた凸条8が係合されるので、
光ファイバーケーブル通線樋9の自重及び光ファイバー
ケーブル通線樋9内に通線された光ファイバーケーブル
の重量で凸条8と光ファイバーケーブル通線樋9の係合
が容易に外れることがない。
【0039】更に、光ファイバーケーブル通線樋9の開
口部91は狭くくびれており、しかも光ファイバーケー
ブル通線樋9を凸条8に吊り下げ支持することによっ
て、光ファイバーケーブル通線樋9の開口部91及び内
壁面の上部と凸条8とが密着し、光ファイバーケーブル
通線樋9の内部が下水道管渠内の雰囲気から遮断されて
いるために、光ファイバーケーブル通線樋9に内蔵され
る光ファイバーケーブルは下水道管渠内の腐食性ガスや
湿気に触れることがなく、変質や腐食が発生しにくい。
【0040】図4は、請求項2記載の本発明の他の例に
おける要部を示す拡大横断面図である。図4(A)に示
す例は、下水管の管体7の内面に設けられた凸条8aの
先端部81aの上面が光ファイバーケーブル通線樋9の
内面とほぼ同じ曲率に形成されている。そのために、凸
条8aの先端部81aの上面と光ファイバーケーブル通
線樋9の内面との接触面積が広くなって、光ファイバー
ケーブル通線樋9内に下水道管渠内の腐食性ガスや湿気
が入りにくい。
【0041】図4(B)に示す例は、光ファイバーケー
ブル通線樋9の内面に接触する凸条8の表面部分が、ゴ
ム等のシール用エラストマー10で被覆されている。こ
れによって、光ファイバーケーブル通線樋9内に下水道
管渠内の腐食性ガスや湿気が更に入りにくくなる。
【0042】図5は、請求項2記載の本発明の更に他の
例における要部を示す拡大横断面図である。図5(A)
に示す例は、凸条8bの先端部81bが三角形状に尖っ
た形状に形成されている。また、光ファイバーケーブル
通線樋9の開口部91の先端にrが付けられている。そ
のために、光ファイバーケーブル通線樋9の弾性変形を
利用して光ファイバーケーブル通線樋9と凸条8bを係
合する作業がより容易となる。
【0043】図5(B)に示す例は、図4(A)に示す
例において、光ファイバーケーブル通線樋9の開口部9
1の周辺部が、ゴム等のシール用エラストマー10aで
被覆されているものである。これによって、図4(A)
及び(B)に示す例よりも更に光ファイバーケーブル通
線樋9内に下水道管渠内の腐食性ガスや湿気が入りにく
くなる。
【0044】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、具体的な構成は上記のものに限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等
も本発明に含まれる。
【0045】例えば、図1あるいは図2に示す実施の形
態においては、下水管の管体の内面に管軸方向に連続す
る溝が設けられたものとしたが、図2に示す増肉凸条2
2のような断面形状を有する短い溝形成部材を下水管の
管体内面に管軸方向に数カ所溶接して、溝を設けたもの
としてもよい。
【0046】また、図3乃至図5に示す請求項2記載の
本発明においては、光ファイバーケーブル通線樋は単に
開口部が狭くくびれたC形断面形状のものとしたが、開
口部を更に外方へ向け拡大させた案内部を設けて、下水
管管体内面の凸条を挿入しやすくしたものとしてもよ
い。
【0047】更に、上記いずれの実施の形態において
も、下水管の管体内面には、光ファイバーケーブル通線
管もしくは通線樋を1本のみ設置したものとしたが、光
ファイバーケーブル通線管もしくは通線樋を複数本設置
したものとしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の本発明は、下水管内面の溝に光ファイバーケーブ
ル通線管の外面の凸部を係合させることによって、下水
管の管体内面に光ファイバーケーブル通線管を容易に支
持させることができるので、下水管内面への光ファイバ
ーケーブル通線管の設置作業が簡単・容易で、工事費が
安価である。また、金属製のボルト・ナットを使用する
必要がないので、材料費が安価である。
【0049】また、下水管内面の狭い開口部を有する溝
と光ファイバーケーブル通線管の外面の根本部がくびれ
た断面形状の凸部が係合することにより、光ファイバー
ケーブル通線管の自重及び光ファイバーケーブル通線管
内に通線された光ファイバーケーブルの重量で係合が容
易に外れることなく支持される。
【0050】更に、光ファイバーケーブル通線管に内蔵
されるケーブルが下水道管渠内の腐食性ガスや湿気に触
れることがないので、変質したり腐食することがない。
【0051】また、請求項2記載の本発明は、下水管内
面の凸部に光ファイバーケーブル通線樋を係合させるこ
とによって、下水管の管体内面に光ファイバーケーブル
通線樋を容易に支持させることができるので、下水管内
面への光ファイバーケーブル通線樋の設置作業が簡単・
容易で、工事費が安価である。また、金属製のボルト・
ナットを使用する必要がないので、材料費が安価であ
る。
【0052】また、下水管内面の根本部が先端部よりく
びれた断面形状の凸部と光ファイバーケーブル通線樋の
狭い開口部が係合することにより、光ファイバーケーブ
ル通線樋の自重及び光ファイバーケーブル通線樋内に通
線された光ファイバーケーブルの重量で係合が容易に外
れることがない。
【0053】更に、光ファイバーケーブル通線樋の開口
部は狭くくびれており、しかも光ファイバーケーブル通
線樋を吊り下げることによって、光ファイバーケーブル
通線樋の開口部と下水管管体内面の凸部とが密着し、光
ファイバーケーブル通線樋に内蔵されるケーブルが下水
道管渠内の腐食性ガスや湿気に容易には触れることがな
いので、変質したり腐食しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は請求項1記載の本発明の一例を示す横
断面図、(B)は(A)の要部を示す拡大横断面図。
【図2】(A)は請求項1記載の本発明の他の一例を示
す横断面図、(B)は(A)の要部を示す拡大横断面
図。
【図3】(A)は請求項2記載の本発明の一例を示す横
断面図、(B)は(A)の要部を示す拡大横断面図。
【図4】請求項2記載の本発明の他の例における要部を
示す拡大横断面図。
【図5】請求項2記載の本発明の更に他の例における要
部を示す拡大横断面図。
【符号の説明】
1,1a,6 下水管 2,2a,7 管体 22 増肉凸条 3,3a 溝 31,31a,91 開口部 4,4a 光ファイバーケーブル通線
管 5,5a,8,8a,8b 凸条 51,51a, 先端部 81,81a,81b 先端部 52,52a,82 根本部 9 光ファイバーケーブル通線
樋 10,10a シール用エラストマー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水管の管体の内面に開口部がくびれた
    断面形状を有する溝が管軸方向に設けられ、光ファイバ
    ーケーブル通線管の外面に根本部がくびれた断面形状を
    有する凸部が設けられていて、前記溝に前記凸部が係合
    されることによって下水管の管体の内面に光ファイバー
    ケーブル通線管が支持されることを特徴とする光ファイ
    バーケーブル通線用下水管。
  2. 【請求項2】 下水管の管体の内面に根本部がくびれた
    断面形状を有する凸部が設けられ、光ファイバーケーブ
    ル通線樋は開口部が狭くくびれたC形断面形状に形成さ
    れていて、前記凸条に前記光ファイバーケーブル通線樋
    が係合されることによって下水管の管体の内面に光ファ
    イバーケーブル通線管が支持されることを特徴とする光
    ファイバーケーブル通線用下水管。
JP8264834A 1996-10-04 1996-10-04 光ファイバーケーブル通線用下水管 Withdrawn JPH10110868A (ja)

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Cited By (13)

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