JPH1077677A - 下水管 - Google Patents

下水管

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JPH1077677A
JPH1077677A JP8231848A JP23184896A JPH1077677A JP H1077677 A JPH1077677 A JP H1077677A JP 8231848 A JP8231848 A JP 8231848A JP 23184896 A JP23184896 A JP 23184896A JP H1077677 A JPH1077677 A JP H1077677A
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sewer
sewer pipe
pipe
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separation
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Toshiyuki Ishiyasu
敏行 石保
Yoshikazu Marushita
芳和 丸下
Yori Hanakawa
因 花川
Yoshihisa Kubo
善央 久保
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4459Ducts; Conduits; Hollow tubes for air blown fibres
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/46Processes or apparatus adapted for installing or repairing optical fibres or optical cables
    • G02B6/50Underground or underwater installation; Installation through tubing, conduits or ducts
    • G02B6/508Fixation devices in ducts for drawing cables

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Abstract

(57)【要約】 【課題】成形上の不都合な問題がなく、優れたケーブル
収納機能を有する下水管を提供する。 【解決手段】下水管本体11内面に、下水管本体11と
は別部材からなる分離材12が挿着され、その分離材1
2により、管軸方向に沿って下水流下部Bと分離された
ケーブル収納部Aが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】光ファイバーケーブル等のケ
ーブル収納機能を有する下水管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、配線用ケーブルダクト等として、
例えば、特開昭60─157589号公報に記載されて
いるように、内部が軸方向に沿って仕切壁により複数に
仕切られた仕切付管が知られている。
【0003】このような仕切付管にあっては、配管敷設
時においても、定尺管のみを用いて施工できることは皆
無であり、必ずマンホール設置箇所等において現場での
施工寸法に応じた長さに切断して接続する必要が発生す
る。
【0004】一般に施工現場で使用される切断用工具で
は管中心部分の切断が困難であるため、管接続部での段
切れ等が発生し易く、この状態で継手等に接続する場
合、止水性を損なうおそれがある。又、特殊な切断工具
が必要となり工具の大型化等で施工性に大きく悪影響を
及ぼす。更に、管路を形成した後に、ケーブルを引き入
れるときに、段切れ部分、斜め切れ部分にケーブルが接
触しケーブル被覆部を損傷する危険性もある。
【0005】又、近年、地下に張りめぐらされた下水管
渠を利用して光ファイバーケーブルによる情報ネットワ
ークの敷設を図ろうという提案がなされている。この提
案は、下水管渠が、一般的に通水断面積に対して管断面
積が大きいことに注目し、下水管渠の内部にケーブル管
を敷設して、このケーブル管内に光ファイバーケーブル
を挿通させ、下水管渠を情報伝達路として利用しようと
するものである。
【0006】その目的で、例えば、実開昭62─125
183号公報には、管体の管頂部の内面側もしくは外面
側に管軸方向に沿って隔壁を設け、該隔壁と管体の管頂
部管壁とでケーブル収納部を形成させた下水管が提案さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような下水管は、押出成形により成形すると、形成時に
おける管内面の隔壁を形成する溶融樹脂の流れの調整が
難しく、得られる下水管の隔壁が曲がってしまったり、
ケーブル収納部が変形して閉塞してしまったりすること
があるという問題点がある。
【0008】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、成形上の不都合な問題がなく、優れたケーブル収納
機能を有する下水管を提供することを目的としてなされ
たものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(以下,本発明1という)は、下水管本体内面に、
下水管本体とは別部材からなる分離材が挿着され、その
分離材により、管軸方向に沿って下水流下部と分離され
たケーブル収納部が形成されている下水管である。
【0010】本願の請求項2に記載の発明(以下,本発
明2という)は、下水管本体内面に、管軸方向に沿って
対向する突起部が設けられ、それらの突起部に前記分離
材が支持又は固定されている本発明1に記載の下水管で
ある。
【0011】本願の請求項3に記載の発明(以下,本発
明3という)は、前記分離材と突起部との対向面の少な
くとも一面に、小突起が設けられている本発明2に記載
の下水管である。
【0012】本願の請求項4に記載の発明(以下,本発
明4という)は、前記突起部への前記分離材の支持又は
固定が、接着剤を介して接合されるものである本発明2
又は本発明3に記載の下水管である。
【0013】本願の請求項5に記載の発明(以下,本発
明5という)は、前記分離材が、底板の略中央から上方
に向かい前記ケーブル収納部内を管軸方向に沿って区画
する立壁が設けられている本発明1〜本発明4のいずれ
かに記載の下水管である。
【0014】本願の請求項6に記載の発明(以下,本発
明6という)は、前記立壁の上端面が、断面扇形状に広
がる湾曲面とされている本発明5に記載の下水管であ
る。
【0015】本願の請求項7に記載の発明(以下,本発
明7という)は、前記突起部と下水管本体内面との間に
管軸方向に沿って上方に開口する係止溝が形成され、前
記分離材がその両側縁に下方に屈曲する係止縁が形成さ
れた分離シート材からなり、その係止溝内に係止縁を挿
入するようにして分離シート材が挿着され前記突起部に
支持又は固定されている本発明2に記載の下水管であ
る。
【0016】本発明1〜本発明7(以下、併せて本発明
という)において、下水管本体は、通常押出成形により
成形される。下水管本体の形状は、断面外形が円形のも
のに限定されず、一般に下水分野で使用される断面外形
がいわゆる卵形のもの、外面にリブ構造を有するもの、
管肉厚部内の管軸方向に沿って多数の小孔が設けられる
ようにして厚肉とされ剛性を高めたもの等も挙げられ
る。
【0017】下水管本体の材質は、ポリ塩化ビニル、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリフェニレンサルファ
イド等が挙げられるが、中でもポリ塩化ビニルが好まし
い。下水管本体の厚みは、材質がポリ塩化ビニルである
場合には、下水道用ポリ塩化ビニル管のJIS規格と同
じである。
【0018】本発明1において、下水管本体内面に分離
材が挿着され、その分離材により、管軸方向に沿って下
水流下部と分離されたケーブル収納部が形成される形態
としては、本発明2のように下水管本体内面に設けられ
た突起部に分離材が支持又は固定される場合に限定され
ず、例えば、分離材の両側縁を下水管本体内面に接着材
により接合したり、脚部付の分離材を用いて脚部を下水
管本体内面に接触させるようにしたり、下水管本体がい
わゆる卵型の場合には、下水管本体内面の横幅が最大と
なる上部の部分に、それに対応する横幅を有する分離材
を挿着したりする方法が挙げられる。
【0019】本発明2において、下水管本体内面に、管
軸方向に沿って設けられる対向する突起部は、連続的な
ものであってもよいし、間欠的なものであってもよく、
後述する分離材の端縁を支持するだけのものであっても
よいし、分離材の端縁を嵌合状態にて固定するようなも
のであってもよい。本発明7においては、突起部と下水
管本体内面との間に管軸方向に沿って上方に開口する係
止溝が形成されている。
【0020】本発明3において、小突起の先端の断面形
状は、例えば、略三角形状、略半円形状等が挙げられる
が、これに限定されず、摩擦抵抗を低減させることがで
きるものであれば、その他の形状であってもよく、連続
的に設けられていても、断続的に設けられていてもよ
い。
【0021】本発明において、分離材は、下水管本体と
同様に通常押出成形により成形され、下水管本体と同材
質のものが使用される。分離材は、本発明5において
は、底板の略中央から上方に向かい前記ケーブル収納空
間内を管軸方向に沿って区画する立壁が設けられてお
り、本発明6においては、更に、立壁の上端面が、断面
扇形状に広がる湾曲面とされている。
【0022】又、本発明7においては、分離材は、その
両側縁に下方に屈曲する係止縁が形成された分離シート
材からなるものが使用される。分離シートの表裏面に
は、挿着時の摩擦抵抗やケーブル鞘管を挿通する時の摩
擦抵抗を低減させるために、シボ加工が施されているも
のが好ましい。分離シート材の材質としては、上記の分
離材と同様のものの他に、挿着時の摩擦抵抗を低減させ
るためには、上記の材質からなる下水管本体に対して滑
り易い材質である架橋ポリエチレンが好適に使用され
る。
【0023】分離シート材としては、ケーブルの重量を
ささえる程度の剛性を有し、かつドラムに巻き取れる厚
みを有するものが好適に使用される。分離シート材の長
さは、マンホール間の長さであればよいが、管渠径30
0mm以下では50m以上、管渠径600mm以下では
75m以上が好ましい。又、分離シートの上面には、ケ
ーブルを固定するためのバンドが取り付けられていても
よく、この場合には、ケーブルを分離シートにバンドに
て固定した状態で、下水管本体内に挿着するようなケー
ブル敷設方法を採用することができる。
【0024】
【作用】本発明1の下水管は、下水管本体内面に、下水
管本体とは別部材からなる分離材が挿着されるものであ
るため、内面に比較的小さな突起部を有するだけの下水
管本体を、押出成形により変形等の問題も引き起こすこ
となく成形することができ、その下水管本体内面に分離
材が挿着され、その分離材により、下水管本体内が管軸
方向に沿って下水流下部と分離されたケーブル収納部が
形成されているものであるため、本来の下水流下機能を
有するとともに、優れたケーブル収納機能を有してい
る。
【0025】本発明2の下水管は、本発明1において、
下水管本体内面に、管軸方向に沿って対向する突起部が
設けられ、それらの突起部に前記分離材が支持又は固定
されていることにより、下水管本体内に分離材を突起部
に支持又は固定するようにして容易に管軸方向に沿って
下水流下部と分離されたケーブル収納部を形成すること
ができる。
【0026】本発明3の下水管は、本発明2において、
前記分離材及び突起部の相互間の当接面の少なくとも一
方に、小突起が設けられていることにより、分離材の挿
着時の摩擦抵抗が低減するので、下水管本体内面の突起
部への分離材の挿着が容易である。
【0027】本発明4の下水管は、本発明2又は本発明
3において、前記突起部への前記分離材の支持又は固定
が、接着剤を介して接合されるものであることにより、
下水管本体内の突起部に分離材が強固に固定される。
【0028】本発明5の下水管は、本発明1〜本発明4
において、前記分離材が、底板の略中央から上方に向か
い前記ケーブル収納部内を管軸方向に沿って区画する立
壁が設けられていることにより、各区画内にそれぞれケ
ーブルを収納することができ、短絡することもない。
【0029】本発明6の下水管は、本発明5において、
前記立壁の上端面が、断面扇形状に広がる湾曲面とされ
ていることにより、下水管本体が土中にて上方からの応
力を受けて偏平化したときに、立壁の上端面の断面扇形
状に広がる湾曲面の部分が応力を分散して支持するの
で、一部に応力が集中するのが防止され、下水管の損傷
を防止することができる。
【0030】本発明7の下水管は、本発明2において、
前記突起部と下水管本体内面との間に管軸方向に沿って
上方に開口する係止溝が形成され、前記分離材がその両
側縁に下方に屈曲する係止縁が形成された分離シート材
からなり、その係止溝内に係止縁を挿入するようにして
分離シート材が挿着され前記突起部に支持又は固定され
ていることにより、その製造時に分離シート材としてド
ラムに巻き取ったものを使用することができるので、下
水管本体内面への分離シート材の挿着を容易に行うこと
ができ、又、分離シートの上面には、ケーブルを固定す
るためのバンドが取り付けられたものを用いた場合に
は、ケーブルを分離シートにバンドにて固定した状態に
て、下水管本体内に挿着するようなケーブル敷設方法を
採用することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の下水管の実施の
形態を説明する断面図である。1は下水管であって、下
水管本体11と分離材12からなる。下水管本体11は
硬質ポリ塩化ビニル等の合成樹脂を押出成形して製作さ
れたものであって、その内面の上方に、管軸方向に沿っ
て相対するようにして水平方向に連続的に突出するよう
に突起部111,111が一体的に設けられている。
【0032】分離材12は下水管本体と同じ合成樹脂を
押出成形して成形されたものであって、下水管本体11
とは別部材からなり、帯状の底板121の幅方向の略中
央部から長手方向に沿って立壁122が設けられてい
る。下水管本体11内面に、分離板12がその底板12
1の両側縁部を突起部111,111に支持されるよう
にして挿着されている。
【0033】そして、その分離材12の底板121によ
り、下水管本体11内が管軸方向に沿ってケーブル収納
部Aが下水の流下する下水流下部Bと分離されると共
に、ケーブル収納部Aが立壁122により左右の2列に
区画されて、ケーブル収納機能を有する下水管1とされ
ている。
【0034】図2は、本発明の下水管の別の実施の形態
を説明する断面図である。この例の場合には、図1に示
すものと異なる点は、下水管本体11の内面に管軸方向
に沿って対向するように設けられた突起部111′,1
11′の内側面に内方に開口する嵌合溝111a′,1
11a′が設けられ、その嵌合溝111a′,111
a′に、分離材12の両側縁が嵌合するように固定され
ている点である。
【0035】図3は、本発明の下水管の更に別の実施の
形態を説明する断面図である。この例の場合には、図1
に示すものと異なる点は、更に、下水管本体11の内面
に管軸方向に沿って対向するように設けられた突起部1
11,111の上面にそれぞれ管軸方向に沿って2本の
連続する小突起部111a,111aが設けられるとと
もに、分離材12の水平部121の両側縁の下面にそれ
ぞれ小突起部121a,121aが設けられている点で
ある。
【0036】これにより、突起部111,111の上面
に支持された分離材12の水平部121の両側縁の下面
が、これらの小突起部111a,111a,121a,
121aの先端部においてのみ当接して、分離材12の
挿着時の摩擦抵抗が低減される。
【0037】図4は、本発明の下水管の更に別の実施の
形態を説明する断面図である。この例の場合には、図1
に示すものと異なる点は、更に、分離材12の立壁12
2の上端面が、断面扇型に広がる湾曲面とされている点
である。これにより、下水管本体が土中にて上方からの
応力を受けて偏平化したときに、立壁122の上端面の
断面扇形状に広がる湾曲面の部分が応力を分散して支持
するので、一部に応力が集中するのが防止され、下水管
の損傷を防止することができるのである。
【0038】図5は、本発明の下水管の更に別の実施の
形態を説明する断面図である。この例の場合には、図1
に示すものと異なる点は、下水管本体11の内面に設け
られた突起部111,111の先端部がやや上方に向か
うよう設けられ、分離材12の底板121が、立壁12
2が設けられた略中央部分を稜線とするような山型をな
すものからなる点である。これにより、分離材12が、
ケーブルの荷重に対して撓みにくくなる。
【0039】図6は、本発明の下水管の更に別の実施の
形態を説明する断面図である。この例の場合には、図1
に示すものと異なるのは、下水管本体11の内面に設け
られた突起部111,111と下水管本体11内面間に
管軸方向に沿って上方に開口する係止溝111b,11
1bが形成され、分離材がその両側縁に下方に屈曲する
係止縁123′,123′が形成された分離シート材1
2′からなり、係止溝111b,111bに係止縁12
3′,123′を挿入するようにして挿着されて支持さ
れた点である。これにより、分離シート材としてドラム
に巻き取ったものを使用して、下水管1を形成すること
ができる。
【0040】
【実施例】図1を参照して説明したのと同様の構造の下
水管1を作成した。下水管本体11として、その中に管
軸方向に沿ってケーブル収納部を設けることによって、
下水が流下する下水流下部の断面積が減少するので、設
計流量、流速を確保するために、口径を設計口径より1
サイズ大きいものにするのが好ましいので口径250m
m丸管で下水の流量、流速が確保できる場合にも、それ
よりも1サイズ大きい口径300mm丸管と同寸法のも
のを作成した(表1参照)。
【0041】
【表1】
【0042】即ち、この口径300mm丸管は、図7に
示すように、内径Dは298mmであるが、その内部で
あって、頂部までの高さ(H)が70mmの部分にその
上面が位置し、15mmの幅(上面横幅)Lにて水平方
向に突出するような対向する突起部111,111が設
けられたものを押出成形により連続的に一体成形し、適
宜長さに切断して、硬質ポリ塩化ビニル製の下水管本体
11を得た。尚、このときの突起部111,111の基
端部の上面の幅Wは157mmとなっている。
【0043】一方、帯状底板121の中央の上方に長手
方向沿って立壁122が設けられたものを押出成形によ
り連続的に成形し、適宜長さに切断して、硬質ポリ塩化
ビニル製の分離材12を得た。尚、この分離材12は、
底板121の厚さ5mm、横幅(下面横幅)w252m
m、側縁の上側が面取りされ、立壁の厚さ5mm、高さ
h60mmの寸法を有するものである。
【0044】下水管本体11内に、分離板12がその底
板121の両側縁部を突起部111,111に支持され
るようにして挿着して、下水管1を得た。この下水管1
は、管継手により配管接続され、地下に埋設されて、下
水流下部Bに下水を流下させる共に、ケーブル収納部A
の2つの空間を、それぞれ、外径40mm、内径30m
mのケーブル挿通用鞘管2が挿着され、その鞘管内にケ
ーブル3を挿通するようにして使用される。
【0045】
【発明の効果】本発明1の下水管は、上記の如き構成と
されているので、本来の下水流下機能を有するととも
に、優れたケーブル収納機能を有している。本発明2の
下水管は、上記の如き構成とされているので、分離材に
より、下水流下部と分離したケーブル収納部を容易に形
成することができる。
【0046】本発明3の下水管は、上記の如き構成とさ
れているので、下水管本体内面への分離材の挿着が容易
である。本発明4の下水管は、上記の如き構成とされて
いるので、下水管本体内面の突起部に分離材を強固に固
定できるものである。
【0047】本発明5の下水管は、上記の如き構成とさ
れているので、各区画内にそれぞれケーブルを収納する
ことができ、短絡することもない。本発明6の下水管
は、上記の如き構成とされているので、下水管本体が土
中にて上方からの応力を受けて偏平化力が作用したとき
に、その応力が一部分に集中して負荷するのが防止さ
れ、下水管の損傷を防止することができる。
【0048】本発明7の下水管は、上記の如き構成とさ
れているので、下水管本体内面への分離シート材の挿着
を容易に行うことができ、又、分離シートの上面には、
ケーブルを固定するためのバンドが取り付けられたもの
を用いた場合には、ケーブルを分離シートにバンドにて
固定した状態にて、下水管本体内に挿着するようなケー
ブル敷設方法を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の下水管の実施の形態を説明する断面図
である。
【図2】本発明の下水管の別の実施の形態を説明する断
面図である。
【図3】本発明の下水管の更に別の実施の形態を説明す
る説明図であり、(a)は下水管本体の断面図、(b)
は分離材の断面図である。
【図4】本発明の下水管の更に別の実施の形態を説明す
る断面図である。
【図5】本発明の下水管の更に別の実施の形態を説明す
る断面図である。
【図6】本発明の下水管の更に別の実施の形態を説明す
る断面図である。
【図7】本発明の1図に示すものの、実施例を説明する
断面図である。
【符号の説明】
A ケーブル収納部 B 下水流下部 1 下水管 11 下水管本体 12 分離材 12′ 分離シート材(分離材) 111,111′ 突起部 121 底板 122 立壁 111a,121a 小突起 111b 係止溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 善央 滋賀県栗太郡栗東町野尻75 積水化学工業 株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水管本体内面に、下水管本体とは別部
    材からなる分離材が挿着され、その分離材により、管軸
    方向に沿って下水流下部と分離されたケーブル収納部が
    形成されていることを特徴とする下水管。
  2. 【請求項2】 下水管本体内面に、管軸方向に沿って対
    向する突起部が設けられ、それらの突起部に前記分離材
    が支持又は固定されていることを特徴とする請求項1に
    記載の下水管。
  3. 【請求項3】 前記分離材と突起部との対向面の少なく
    とも一面に、小突起が設けられていることを特徴とする
    請求項2に記載の下水管。
  4. 【請求項4】 前記突起部への前記分離材の支持又は固
    定が、接着剤を介して接合されるものであることを特徴
    とする請求項2又は請求項3に記載の下水管。
  5. 【請求項5】 前記分離材が、底板の略中央から上方に
    向かい前記ケーブル収納部内を管軸方向に沿って区画す
    る立壁が設けられていることを特徴とする請求項1〜請
    求項4のいずれか1項に記載の下水管。
  6. 【請求項6】 前記立壁の上端面が、断面扇形状に広が
    る湾曲面とされていることを特徴とする請求項5に記載
    の下水管。
  7. 【請求項7】 前記突起部と下水管本体内面との間に管
    軸方向に沿って上方に開口する係止溝が形成され、前記
    分離材がその両側縁に下方に屈曲する係止縁が形成され
    た分離シート材からなり、その係止溝内に係止縁を挿入
    するようにして分離シート材が挿着され前記突起部に支
    持又は固定されていることを特徴とする請求項2に記載
    の下水管。
JP23184896A 1996-09-02 1996-09-02 下水管 Expired - Lifetime JP3754141B2 (ja)

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