JP2008067455A - ケーブル保護管 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストの増大を招くことなく保護管本体内でのセパレータの回転をより確実に防止することができるケーブル保護管を提供する。
【解決手段】保護管本体11の内周面11aには該内周面から前記保護管本体の内方へ突出する一対の凸部23が形成されており、保護管本体11内をその横断面で見て上部空間Uと下部空間Dとに区画するためのセパレータ15の各伸長部17の外面17aには、それぞれ各凸部23に係合可能な凹部22が形成されており、各凸部23の下側面23aは、各凹部22の伸長部17の伸長方向で互いに対向する上方面22a又は下方面22bに当接可能であり、セパレータ15に該セパレータを保護管本体11の軸線の周りに回転させる回転力Rが作用したときに各凹部の下方面22bから受ける力の大部分を各凸部23を該凸部における保護管本体11の接線L方向に圧縮する圧縮力として受ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば電話線のような通信ケーブルを保護するためのケーブル保護管に関する。
従来、電話線のような通信ケーブルは、例えば電話局間を結ぶ複数の幹線用ケーブルと、該幹線用ケーブルから分岐し住宅や店舗等の建物に引き込まれる複数の引込用ケーブルとで構成されており、道路の景観を保つために各幹線用ケーブル及び各引込用ケーブルをそれぞれ道路の路面下に埋設することが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
幹線用ケーブルと引込用ケーブルとは、それぞれ互いに異なる保護管内に収容されている。これにより、各ケーブルを例えば一本毎に異なる保護管内に収容する場合に比べて、各ケーブルを道路の路面下に埋設したときに各ケーブルが路面下の空間を占める割合を減少させることができるので、例えば住宅街や商店街等に設けられた道路のように幅が比較的狭い道路の路面下に、両ケーブルを容易に埋設することができる。
しかしながら、今後、ケーブルの地中化が更に進み、幅がより狭い狭小道路の路面下に幹線用ケーブル及び引込用ケーブルをそれぞれ埋設する必要が生じた場合、前記した各ケーブル保護管を狭小道路の路面下に設けることが困難になり、この構造では狭小道路に十分に対応することができない。
そこで、本願発明者は、特願2005−273174号で上記問題を解決することができるケーブル保護管構造を提案した。このケーブル保護管構造は、幹線用ケーブルが収容され保護管本体と、該保護管本体内に挿入され保護管本体内を二つの管路に区画するためのセパレータとを備える。
セパレータは、保護管本体内にその横断面を横切るように配置された板状部と、該板状部の両側縁部から同一方向に保護管本体の内周面に沿って伸びる一対の伸長部とを有する。各伸長部の保護管本体の内周面に対向する面には、それぞれ凹部が形成されており、保護管本体の内周面には、セパレータが保護管の軸線の周りに回転することを防止すべく各伸長部の凹部に係合する凸部が形成されている。各凸部は、それぞれ保護管本体の横断面に沿った断面形状が保護管本体の中心に向けて先細る三角形をなすように形成されている。幹線用ケーブルは、セパレータにより区画された保護管本体内の一方の空間内に収容され、引込用ケーブルは、保護管本体内の他方の空間内に収容される。
これによれば、幹線用ケーブル及び引込用ケーブルが単一のケーブル保護管本体内に収容されるので、従来のように幹線用ケーブル及び引込用ケーブルをそれぞれ互いに異なるケーブル保護管内に収容する場合に比べて、各ケーブルを道路の路面下に埋設したときに各ケーブルが路面下の空間を占める割合をより減少させることができる。
従って、管路構造全体を従来に比べてよりコンパクト化することができるので、例えば住宅街や商店街等に設けられた道路よりも更に幅寸法の小さい狭小道路の路面下に、各幹線用ケーブル及び各引込用ケーブルをそれぞれ容易に埋設することができる。
また、保護管本体の内周面に形成された各凸部をそれぞれセパレータの各伸長部の凹部に係合させることにより、セパレータが保護管本体の軸線の周りに回転することが防止される。これにより、引込用ケーブルを保護管本体内から建物に引き込むときに、引込用ケーブルを前記一方の空間内から取り出すための開口を保護管本体の前記一方の空間に対応する位置に形成する際、該位置を探す手間を掛けることなく容易に形成することができる。
特開2004−120956号
しかしながら、保護管本体の内周面に形成された各凸部がそれぞれ保護管本体の中心に向けて先細る三角形をなすように形成されていることから、セパレータに該セパレータを保護管本体の軸線の周りに回転させる回転力が作用したとき、各凸部に係合した各凹部の側面から各凸部に作用する力に対する反力の一部が、各伸長部を保護管本体の内方へ向けて押圧する押圧力として各凸部の側面から各凹部の側面に作用するため、前記押圧力が各伸長部の弾性力に打ち勝ったとき、各伸長部が保護管本体の内方に向けて撓み変形してしまう。各伸長部がそれぞれ保護管本体の内方に向けて撓み変形すると、各凹部の側面が保護管本体の内周面から離反するため、各凹部がそれぞれ各凸部をセパレータの回転方向に容易に乗り越えてしまう。このため、各凸部及び各凹部の相互の係合が解除されてしまう。
各凸部及び各凹部の相互の係合が解除されると、セパレータが保護管本体内で該保護管本体の軸線の周りに回転するため、保護管本体内でのセパレータの配置位置が適正な位置からずれてしまう。このため、保護管本体内から建物に引込用ケーブルを引き込むべく保護管本体に形成された開口内にセパレータが突出した場合、セパレータが保護管本体内から開口を経ての引込用ケーブルの引き出しの妨げになる。
セパレータの回転をより確実に防止すべく各凹部がそれぞれ各凸部を乗り越え難くするために、各凸部の突出量を増大させることが考えられるが、各凸部を形成するための材料が増大するため、製造コストの増大を招く。
そこで、本発明の目的は、製造コストの増大を招くことなく保護管本体内でのセパレータの回転をより確実に防止することができるケーブル保護管を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ケーブルが収容される筒状の保護管本体と、該保護管本体内でその軸線に沿って伸び、前記ケーブルを前記保護管本体内に個別に収容すべく該保護管本体内をその横断面で見て少なくとも二つの管路に区画するためのセパレータとを備えるケーブル保護管であって、前記セパレータは、前記保護管本体内にその横断面を横切るように配置される板状部と、該板状部の幅方向で互いに対向する一対の側縁部のうち少なくとも一方の該側縁部から一方の前記管路内に向けて前記保護管本体の内周面に沿って伸びる伸長部とを有し、前記保護管本体の前記内周面には該内周面から前記保護管本体の内方へ突出する凸部が形成されており、前記伸長部の前記保護管本体の前記内周面に対向する面には前記凸部に係合可能な凹部が形成されており、前記凸部には、前記凹部の前記伸長部の伸長方向で互いに対向する一対の側面のうち少なくとも一方の該側面に当接可能であり、前記セパレータに該セパレータを前記保護管本体の軸線の周りに回転させる回転力が作用したときに前記凹部の前記一方の側面から受ける力の大部分を前記凸部を該凸部における前記保護管本体の接線方向に圧縮する圧縮力として受ける当接面が形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記凸部は、前記保護管本体の横断面に沿った断面形状が多角形をなしており、前記保護管本体の前記内周面から立ち上がる二つの側面のうち少なくとも一方の前記側面は、該側面に対応する前記保護管本体の位置における接線に対して直角であり又は前記接線に対して他方の前記側面から離反する方向へ傾斜しており、前記当接面は、前記一方の側面で構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記板状部には、前記伸長部を含む一対の伸長部が形成されており、一方の該伸長部は前記板状部の前記一方の側縁部に形成されており、他方の前記伸長部は前記板状部の他方の前記側縁部に形成されており、前記各伸長部にはそれぞれ前記凹部が形成されており、前記保護管本体の前記内周面には、前記凸部を含む一対の凸部が形成されており、該各凸部は、その前記一方の側面が互いに同一方向を向くように配置されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記凸部は、前記保護管本体の横断面に沿った断面形状がほぼ球状をなすように形成されており、前記当接面は前記凸部の表面であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、前記板状部には、前記伸長部を含む一対の伸長部が形成されており、一方の該伸長部は前記板状部の前記一方の側縁部に形成されており、他方の前記伸長部は前記板状部の他方の前記側縁部に形成されており、前記各伸長部は、それぞれ前記保護管本体にその内方から該保護管本体の口径を押し広げる方向への弾性力を作用させるべく弾性変形可能な板ばね部材からなることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発明において、前記板状部は、その幅方向の中央部に形成された平面部と、該平面部の両縁部から前記板状部の前記各側縁部に向けてせり上がるように伸びる一対の傾斜部とを有し、全体に一方の前記管路内に開放するV字状をなした横断面を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、保護管本体の内周面に形成された凸部に、セパレータの伸長部に形成された凹部の伸長部の伸長方向で互いに対向する一対の側面のうち少なくとも一方の該側面に当接可能であり、セパレータに該セパレータを保護管本体の軸線の周りに回転させる回転力が作用したときに凹部の前記一方の側面から受ける力の大部分を凸部を該凸部における保護管本体の接線方向に圧縮する圧縮力として受ける当接面が形成されていることから、セパレータに前記回転力が作用したとき、凸部に係合した凹部には、凹部の前記一方の側面から当接面を介して凸部に作用する圧縮力に対する凸部からの反力の大部分が凹部の前記一方の側面を接線方向と反対方向に押圧する押圧力として作用し、前記反力の一部が伸長部を保護管本体の内方へ向けて押圧する押圧力として作用することはない。
これにより、セパレータに前記回転力が作用したとき、凸部から凹部に伸長部を保護管本体の内方へ向けて押圧する押圧力が作用することによる従来のような保護管本体の内方へ向けての伸長部の撓み変形が防止されるので、伸長部が保護管本体の内方に向けて撓み変形することによって凹部が凸部をセパレータの回転方向に乗り越えることを、確実に防止することができる。
従って、セパレータに前記回転力が作用したとき、該回転力を凸部で受け止めることができるので、凹部が凸部を乗り越えることによる従来のような凸部及び凹部の相互の係合の解除を確実に防止することができる。
また、セパレータに前記回転力が作用したときに凸部及び凹部の係合が解除することが防止されることから、セパレータに作用する前記回転力によりセパレータが保護管本体の軸線の周りに回転することが防止されるので、セパレータが保護管本体の軸線の周りに回転することにより保護管本体内でのセパレータの配置位置が適正な位置からずれることが、確実に防止される。これにより、例えば保護管本体内から建物に引込用ケーブルを引き込むための開口が保護管本体に形成された場合、セパレータが回転することによる従来のような開口内へのセパレータの突出が防止されるので、セパレータが開口内に突出することによりセパレータが保護管本体内から開口を経ての引込用ケーブルの引き出しの妨げになることを、確実に防止することができる。
更に、凸部に、凹部の前記一方の側面に当接可能であり、セパレータに回転力が作用したときに凹部の前記一方の側面から受ける力の大部分を凸部を該凸部における保護間本体の接線方向に圧縮する圧縮力として受ける当接面を形成することにより、凸部及び凹部の相互の係合の解除を容易に防止することができることから、セパレータの回転をより確実に防止すべく凹部が凸部を乗り越え難くするために凸部の突出量を増大させる必要はないので、凸部の突出量を増大させることによる従来のような製造コストの増大を確実に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、凸部は、保護管本体の横断面に沿った断面形状が多角形をなしており、保護管本体の内周面から立ち上がる二つの側面のうち少なくとも一方の側面は、該側面に対応する保護管本体の位置における接線に対して直角であり又は前記接線に対して他方の側面から離反する方向へ傾斜しており、当接面は、前記一方の側面で構成されていることから、前記一方の側面が前記接線に対して直角である場合、セパレータに前記回転力が作用したとき、凸部には前記回転力の大部分が当接面にほぼ直角な方向すなわち接線方向に入力されるので、セパレータに作用した回転力の大部分を凸部に該凸部を圧縮する圧縮力として作用させることができる。これにより、凹部には、凸部からの反力の大部分が凹部の側面を前記圧縮力と反対方向に押圧する押圧力として作用し、伸長部を保護管本体の内方へ向けて押圧する押圧力として前記反力が作用することはない。
他方、前記一方の側面が前記接線に対して前記他方の側面から離反する方向へ傾斜している場合、セパレータに前記回転力が作用したとき、凹部から凸部に作用する押圧力の一部は、凸部を該凸部における保護管本体の接線方向に圧縮する圧縮力として作用し、また、前記押圧力の一部は凸部の前記一方の側面に直角な方向すなわち保護管本体の内方に向けて凸部を圧縮する圧縮力として作用し、更に、前記押圧力の一部は凸部の前記一方の側面に沿って保護管本体の内周面に向く力として作用する。
これにより、凹部から凸部への押圧力に対する反力の大部分は、凸部の前記一方の側面に当接する凹部の側面をそれぞれ接線方向に圧縮する圧縮力及び該側面に直角な方向に圧縮する圧縮力として作用するので、セパレータに前記回転力が作用したときに、凸部から凹部に作用する反力の一部が伸長部を保護管本体の内方へ向けて押圧する押圧力として各凹部の前記側面に作用することが防止される。
また、前記回転力の一部が凸部に前記一方の側面に直角な方向に入力されることから、その力に対する反力は凹部の前記側面に伸長部を保護間本体の内周面に押し付ける押し付け力として作用する。これにより、セパレータに前記回転力が作用したとき、凹部の各開放縁部が凸部の前記一方の側面と保護間本体の内周面とで規定される隅部内に押し込まれるので、セパレータに作用する回転力の大きさが大きくなるに従ってすなわち前記押し付け力の大きさが大きくなるに従って、凹部と凸部とが互いにより強固に係合される。従って、セパレータに前記回転力が作用したとき、凹部が凸部をセパレータの回転方向に乗り越えることをより確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、板状部には、一対の伸長部が形成されており、一方の伸長部は板状部の一方の側縁部に形成されており、他方の伸長部は板状部の他方の側縁部に形成されており、各伸長部にはそれぞれ凹部が形成されており、保護管本体の内周面には、一対の凸部が形成されており、各凸部は、その前記一方の側面が互いに同一方向を向くように配置されていることから、セパレータを保護管本体の軸線の周りに一方向に回転させる回転力が作用したとき、一方の凸部に係合する一方の凹部の側面が前記一方の凸部の前記一方の側面に当接することによりセパレータの一方向への回転を防止することができ、また、セパレータを保護管本体の軸線の周りに他方向に回転させる回転力が作用したとき、他方の凸部に係合する他方の凹部の側面が前記他方の凸部の前記一方の側面に当接することによりセパレータの他方向への回転を防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、凸部は、保護管本体の横断面に沿った断面形状がほぼ球状をなすように形成されており、当接面は凸部の表面であることから、セパレータに保護管本体の軸線の周りの回転力が作用したとき、凹部から凸部に作用する力の大部分は、凸部における保護管本体の接線方向に沿い且つ凸部の球の中心に向かって該凸部を圧縮する圧縮力として凸部に入力される。これにより、セパレータに前記回転力が作用したとき、凸部から凹部に作用する反力の大部分が凹部の側面に該側面を前記圧縮力と反対方向に押圧する押圧力として作用し、前記反力の一部が、伸長部を保護管本体の内方へ向けて押圧する大きな押圧力として作用することはない。
請求項5に記載の発明によれば、板状部には一対の伸長部が形成されており、一方の伸長部は板状部の一方の側縁部に形成されており、他方の伸長部は板状部の他方の側縁部に形成されており、各伸長部は、それぞれ保護管本体にその内方から該保護管本体の口径を押し広げる方向への弾性力を作用させるべく弾性変形可能な板ばね部材からなることから、セパレータを保護管本体内に配置した状態では、各伸長部はそれぞれの弾性反力により保護管本体の内周面に押し付けられる。
従来、セパレータに例えば製造誤差が生じた場合に、各伸長部がそれぞれ保護管本体の内周面に密着しないことがある。各伸長部がそれぞれ保護管本体の内周面に密着しないと、各伸長部と保護管本体の内周面との間にがたつきが生じてしまうため、各凸部と各凹部との相互の係合が容易に解除されてしまう虞がある。
これに対し、本発明によれば、前記したように、セパレータを保護管本体内に配置した状態では、各伸長部はそれぞれ保護管本体の内周面に押し付けられることから、セパレータに製造誤差が生じた場合でも、各伸長部をそれぞれ保護管本体の内周面に強制的に密着させることができる。これにより、各伸長部と保護管本体の内周面との間に従来のようながたつきが生じることが防止されるので、各伸長部及び保護管本体間にがたつきが生じることにより各凸部と各凹部との相互の係合が容易に解除されてしまうことを、確実に防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、板状部は、その幅方向の中央部に形成された平面部と、該平面部の両縁部から板状部の各側縁部に向けてせり上がるように伸びる一対の傾斜部とを有し、全体に一方の管路内に開放するV字状をなした横断面を有することから、凹部が凸部に係合した状態で保護間本体の他方の管路内から前記一方の管路内に向けて板状部の平面部に押圧力が作用したとき、その押圧力の大部分は各傾斜部に該各傾斜部の先端すなわち板状部の各側縁部をそれぞれ保護間本体の内周面に凹部及び凸部の相互の係合状態で各側縁部に対応する位置で押し付ける押し付け力として作用するので、板状部は保護間本体の前記押し付け力の各作用点間で突っ張った状態におかれる。これにより、平面部に作用した前記押圧力による板状部の各側縁部の前記位置のずれが防止されるので、伸長部がその凹部及び凸部の相互の係合状態における位置からずれることが防止される。従って、平面部に作用した前記押圧力によって凸部及び凹部間の係合が解除されることを、確実に防止することができる。
本発明を図示の実施例に沿って説明する。
本発明に係るケーブル保護管10は、図1に示すように、円形の横断面を有する保護管本体11を備える。保護管本体11は、例えば硬質塩化ビニルのような強度の高い合成樹脂材料で形成されており、電話線のような通信ケーブル12を道路の路面下に埋設するときに収容し、通信ケーブル12を例えば地下水から保護するために用いられている。
保護管本体11内に収容される通信ケーブル12は、例えば電話局間を結ぶ複数の幹線用ケーブル13と、該各幹線用ケーブルから分岐し、図示しない住宅や店舗等の建物に引き込まれる複数の引込用ケーブル14とで構成されている。
各幹線用ケーブル13及び各引込用ケーブル14は、それぞれ地中に埋設された図示しないケーブル接続マスから地中を伸び、保護管本体11は前記ケーブル接続マスに接続されている。前記ケーブル接続マスは、従来よく知られているように、通信ケーブル12の点検作業や通信ケーブル12同士の接続作業等を行うための室である。
保護管本体11の内部には、それぞれ該保護管本体の内部に各幹線用ケーブル13及び各引込用ケーブル14をそれぞれ分離して収容するために、保護管本体11の内部を少なくとも二つの管路に区画するためのセパレータ15が配置されている。
セパレータ15は、例えば保護管本体11と同様な合成樹脂材料で形成されている。セパレータ15は、図示の例では、保護管本体11内の横断面を左右に横切るように保護管本体11内に挿入される板状部16と、該板状部の幅方向(図1で見て左右方向である。)で互いに向かい合う各側縁部16aから板状部16の下方へ向けて伸びる一対の伸長部17とを有する。保護管本体11内へのセパレータ15の配置により、保護管本体11内はその横断面で見て上下に二つの空間に区画されている。
保護管本体11内にセパレータ15の配置により規定された二つの空間のうち上方に位置する上部空間U内には各引込用ケーブル14が収容されており、下方に位置する下部空間D内には各幹線用ケーブル13が収容されている。保護管本体11の下部空間D内には、各幹線用ケーブル13が一本毎に挿入される複数の鞘管18が収容されている。
板状部16は、その幅方向の中央部に形成された平面部19と、該平面部の両縁部19aから斜め上方へ向けて伸びる一対の傾斜部20とを有し、全体に上部空間Uに開放するV字状をなした横断面を有する。これにより、各引込用ケーブル14は、それぞれ上部空間U内に挿入されたときに板状部16の各傾斜部20の傾斜により平面部19に向けて案内されるので、図1に示すように、板状部16の平面部19上及びその近傍に集中して配置されている。
各傾斜部20は、図示の例では、それぞれ平板からなる。保護管本体11の周壁11bには、保護管本体11の上部空間U内の各引込用ケーブル14を図示しない建物に引き込むときに該各引込用ケーブルを上部空間U内から取り出すための開口29が形成されており、各傾斜部20の平面部19に対する傾斜角度は、板状部16の各側縁部16aのうち保護管本体11に形成された開口29側に位置する一方の側縁部16aが保護管本体11の内周面11aに開口29の下方で当接する大きさに設定されている。これにより、前記一方の側縁部16aが上部空間U内から開口29を経ての引込用ケーブル14の取り出しの妨げになることが防止される。板状部16の各側縁部16aが保護管本体11の内周面11aに当接していることから、保護管本体11内の上部空間U内に収容された各引込用ケーブル14を建物に引き込む際に、各側縁部16aと保護管本体11の内周面11aとの間の隙間に各引込用ケーブル14が挟み込まれることが防止される。これにより、各側縁部16aと保護管本体11の内周面11aとの間の隙間に各引込用ケーブル14が挟み込まれることによる該各引込用ケーブルの破損が防止される。
各伸長部17は、図示の例では、それぞれ弾性変形可能な板ばね部材からなり、それぞれ伸長方向に沿って保護管本体11の内周面11aの曲率とほぼ等しい曲率で湾曲している。これにより、保護管本体11内へのセパレータ15の挿入状態では、各伸長部17の外面17aがそれぞれ保護管本体11の内周面11aに密着する。また、各伸長部17は、図示の例では、セパレータ15が保護管本体11内に挿入されていない状態では、それぞれ保護管本体11の内周面11aに密着した状態よりも互いの間隔が大きくなるように板状部16の各側縁部16aに形成されている。これにより、保護管本体11内へのセパレータ15の挿入状態では、保護管本体11の周壁11bには、保護管本体11の内方から口径を押し広げる力が各伸長部17から作用する。
保護管本体11とセパレータ15との間には、該セパレータが保護管本体11の軸線の周りに回転することを防止するための回転防止手段21が設けられている。
回転防止手段21は、図示の例では、セパレータ15の各伸長部17の外面17aにそれぞれ形成された凹部22と、保護管本体11の内周面11aの各凹部22に対応する位置から保護管本体11の内方へ向けて突出し、各伸長部17の凹部22に係合可能な一対の凸部23とで構成されている。
各凸部23は、図示の例では、それぞれ保護管本体11の長手方向に沿って互いに平行に伸び、保護管本体11の横断面に沿った断面形状すなわち横断面形状が保護管本体11の内方に向けて先細る三角形をなすように形成されている。また、各凸部23の互いに向かい合う二つの側面23a,23bのうち下方側に位置する下側面23aは、図2に示すように、それぞれ保護管本体11の各凸部23が形成された位置における接線Lに対してほぼ直角である(図2には、一方の凸部23が示されている。)。
各凹部22は、図示の例では、それぞれ保護管本体11の軸線方向に沿って互いに平行に伸び、その横断面形状が各凸部23に整合する三角形をなすように形成されている。これにより、保護管本体11内へのセパレータ15の挿入状態では、各凹部22の互いに対向する二つの側面22a,22bのうち上方に位置する上方面22aは、それぞれ各凸部23の上側面23bに当接し、各凹部22の下方面22bは、それぞれ各凸部23の下側面23aに当接する。
例えば保護管本体11の下部空間D内に収容された各鞘管18からセパレータ15に該セパレータを保護管本体の軸線の周りに図1で見て反時計回り方向に回転させる回転力Rが作用したとき、該回転力Rが図1で見て右側に位置する一方の凹部22の下方面22bから前記一方の凹部22に係合した一方の凸部23の下側面23aに該下側面を押圧する押圧力として作用する。
このとき、各凸部23の下側面23aが、前記したように、それぞれ保護管本体11の各凸部23が形成された位置における接線Lに対してほぼ直角であることから、図2に示すように、前記押圧力の大部分が前記一方の凸部23の下側面23aにほぼ直角な方向すなわち接線L方向に入力される。これにより、セパレータ15に作用した回転力Rの大部分が、前記一方の凸部23に該凸部をセパレータ15の回転方向に圧縮する圧縮力F1として作用する。すなわち、各凸部23の下側面23aは、それぞれセパレータ15に該セパレータを保護管本体11の軸線の周りに回転させる回転力Rが作用したときに各凹部22の下方面22bから受ける力の大部分を各凸部23をセパレータ15の回転方向に圧縮する圧縮力として受ける当接面を構成する。
また、前記一方の凸部23に圧縮力が作用したとき、前記一方の凹部22には、前記一方の凸部23に作用する圧縮力に対する前記一方の凸部23からの反力の大部分が前記一方の凹部22の下方面22bを圧縮力F1と反対方向に押圧する押圧力F2として作用し、前記一方の凹部22が形成された伸長部17を保護管本体11の内方へ向けて押圧する押圧力として前記反力が作用することはない。
従って、セパレータ15に作用した回転力Rが前記一方の凸部23で受け止められるので、セパレータ15が前記回転力Rにより保護管本体11の軸線の周りに反時計回り方向に回転することが防止される。
他方、セパレータ15に該セパレータを保護管本体の軸線の周りに図1で見て時計回り方向に回転させる回転力Rが作用したとき、他方の凹部22から他方の凸部23に作用する圧縮力を前記他方の凸部23で受け止めることにより、セパレータ15が前記回転力Rにより保護管本体11の軸線の周りに時計回り方向に回転することが防止される。
本実施例によれば、前記したように、保護管本体11の内周面11aに形成された各凸部23の下側面23aをそれぞれ保護管本体11の各凸部23が形成された位置における接線Lに対してほぼ直角になるように形成することにより、セパレータ15に該セパレータを保護管本体11の軸線の周りに回転させる回転力Rが作用したときに各凹部22の下方面22bから受ける力の大部分を各凸部23を接線L方向に圧縮する圧縮力F1として作用させることができることから、セパレータ15に前記回転力Rが作用したとき、各凸部23から各凹部22への反力が各伸長部17を保護管本体11の内方へ向けて押圧する押圧力として作用することはないので、各凸部23から各凹部22に各伸長部17を保護管本体11の内方へ向けて押圧する押圧力が作用することによる従来のような保護管本体11の内方へ向けての各伸長部17の撓み変形が防止される。
これにより、各伸長部17が保護管本体11の内方に向けて撓み変形することによって各凹部22が各凸部23をセパレータ15の回転方向に乗り越えることを、確実に防止することができる。
従って、各凹部22が各凸部23を乗り越えることによる従来のような各凸部23及び各凹部22の相互の係合の解除を確実に防止することができる。
また、セパレータ15に前記回転力Rが作用したときに各凸部23及び各凹部22の係合が解除することが防止されることから、セパレータ15に作用する前記回転力Rによりセパレータ15が保護管本体11の軸線の周りに回転することが防止されるので、セパレータ15が保護管本体11の軸線の周りに回転することにより保護管本体11内でのセパレータ15の配置位置が適正な位置からずれることが、確実に防止される。これにより、セパレータ15が回転することによる従来のような開口29内へのセパレータ15の突出が防止されるので、セパレータ15が開口29内に突出することによりセパレータ15が保護管本体11内から開口29を経ての引込用ケーブル14の引き出しの妨げになることを、確実に防止することができる。
更に、保護管本体11の内周面11aに形成された各凸部23の下側面23aをそれぞれ保護管本体11の各凸部23が形成された位置における接線Lに対してほぼ直角になるように形成することにより、各凸部23及び各凹部22の相互の係合の解除を容易に防止することができることから、セパレータ15の回転をより確実に防止すべく各凹部22が各凸部23を乗り越え難くするために各凸部23の突出量を従来に比べて増大させる必要はないので、各凸部23の突出量を増大させることによる従来のような製造コストの増大を確実に防止することができる。
また、前記したように、各伸長部17がそれぞれ保護管本体11にその内方から該保護管本体11の口径を押し広げる方向への弾性力を作用させるべく弾性変形可能な板ばね部材からなることから、セパレータ15を保護管本体11内に配置した状態では、各伸長部はそれぞれの弾性反力により保護管本体11の内周面に押し付けられる。
従来、セパレータ15に例えば製造誤差が生じた場合に、各伸長部17がそれぞれ保護管本体11の内周面11aに密着しないことがある。各伸長部17がそれぞれ保護管本体11の内周面11aに密着しないと、各伸長部17と保護管本体11の内周面11aとの間にがたつきが生じてしまうため、各凸部23と各凹部22との相互の係合が容易に解除されてしまう虞がある。
これに対し、本発明によれば、前記したように、セパレータ15を保護管本体11内に配置した状態では、各伸長部17はそれぞれ保護管本体11の内周面11aに押し付けられることから、セパレータ15に製造誤差が生じた場合でも、各伸長部をそれぞれ保護管本体11の内周面11aに強制的に密着させることができる。これにより、各伸長部17と保護管本体11の内周面11aとの間に従来のようながたつきが生じることが防止されるので、各伸長部17及び保護管本体11間にがたつきが生じることにより各凸部23と各凹部22との相互の係合が容易に解除されてしまうことを、確実に防止することができる。
更に、前記したように、板状部16が、前記したように、全体に上部空間Uに開放するV字状をなしていることから、各凹部22が各凸部23に係合した状態で保護間本体11の下部空間U内から上部空間U内に向けて板状部16の平面部19に押圧力が作用したとき、その押圧力の大部分は各傾斜部20に該各傾斜部の先端すなわち板状部16の各側縁部16aをそれぞれ保護間本体11の内周面11aに各凹部22及び各凸部23の相互の係合状態で各側縁部16aに対応する位置で押し付ける押し付け力として作用するので、板状部16は保護間本体11の前記押し付け力の各作用点間で突っ張った状態におかれる。これにより、平面部19に作用した前記押圧力による板状部16の各側縁部16aの前記位置のずれが防止されるので、各伸長部17がその各凹部22及び各凸部23の相互の係合状態における位置からずれることが防止される。従って、平面部19に作用した前記押圧力によって各凸部23及び各凹部22間の係合が解除されることを、確実に防止することができる。
本実施例では、各凸部23の下側面23aが、それぞれ保護管本体11の各凸部23が形成された位置における接線Lに対してほぼ直角である例を示したが、これに代えて、図示しないが、前記接線Lに対して上側面23bから離反する方向へ下側面23aを傾斜させることができる。
この場合、セパレータ15に保護間本体11の軸線の周りの回転力Rが作用したとき、各凸部23には、前記回転力Rの大部分が接線L方向に入力され、また、前記回転力Rの一部は下側面23aに直角な方向すなわち保護管本体11の内方に向けて入力され、更に、前記回転力Rの一部は保護管本体11の外方へ向けて下側面23aに沿った方向に入力される。これにより、各凸部23から各凹部22への反力が各伸部17を保護管本体11の内方へ向けて押圧する押圧力として作用することはない。
また、前記回転力Rの一部が各凸部23に下側面23aに直角な方向に入力されることから、その力に対する反力は各凹部22の上方面22a又は下方面22bに各伸長部17を保護間本体11の内周面11aに押し付ける押し付け力として作用する。これにより、セパレータ15に作用する回転力Rの大きさが大きくなるに従って、前記押し付け力の大きさが大きくなるので、セパレータ15に前記回転力Rが作用したときに各凹部22が各凸部23をセパレータ15の回転方向に乗り越えることをより確実に防止することができる。
また、本実施例では、各凸部23は、それぞれ横断面形状が保護管本体11の内方に向けて先細る三角形をなすように形成されている例を示したが、これに代えて、図3に示すように、各凸部23を、その横断面形状が保護管本体11の内方に向けて幅寸法が漸減する略台形をなすように形成することができる(図3には、一方の凸部23が示されている。)。
図3に示す例では、各凸部23の互いに対向する上側面23c及び下側面23dは、それぞれに対応する位置における保護管本体11の接線L及び接線L´に対してほぼ直角である。また、各凹部22は、その横断面が各凸部23に整合する形状をなすように各伸長部17に形成されている。これにより、各凹部22及び各凸部23の相互の係合状態では、各凹部22の互いに対向する二つの側面22c,22dのうち上方に位置する上方面22cは、それぞれ各凸部23の上側面23cに当接し、各凹部22の下方面22dは、それぞれ各凸部23の下側面23dに当接する。
図3に示す例によれば、セパレータ15に保護管本体11の軸線の周りの回転力Rが作用したとき、各凹部22から各凸部23に作用する力の大部分は、各凸部23を接線L又は接線L´方向に圧縮する圧縮力F3として各凸部23に入力される。これにより、セパレータ15に前記回転力Rが作用したとき、各凸部23から各凹部22に作用する反力の大部分が各凹部22に圧縮力F3と反対方向に押圧する押圧力F4として作用し、前記反力の一部が、各伸長部17を保護管本体11の内方へ向けて押圧する大きな押圧力として作用することはない。
すなわち、上側面23c及び下側面23dは、それぞれ前記した当接面を構成する。これにより、セパレータ15に前記回転力Rが作用したとき、前記各当接面のうちセパレータ15の回転方向側と反対方向側に位置する前記当接面に各凹部22の上方面22c又は下方面22dをそれぞれ当接させることができるので、セパレータ15に作用する回転力Rを両凸部23で受け止めることができる。これにより、各凸部23の上側面23c及び下側面23dのうち一方が前記した当接面を構成する場合に比べて、セパレータ15に作用する前記回転力Rをより確実に受け止めることができるので、セパレータ15の回転をより確実に防止することができる。
また、本実施例では、各凸部23は、それぞれ横断面形状が保護管本体11の内方に向けて先細る三角形をなすように形成されている例を示したが、これに代えて、図4に示すように、各凸部23を、その横断面形状が保護管本体11の内方に向けて幅広になるほぼ台形をなすように形成することができる(図4には、一方の凸部23が示されている。)。すなわち、各凸部23の互いに対向する上側面23e及び下側面23fは互いに離反する方向に傾斜している。
図4に示す例では、各凹部22は、その横断面が各凸部23に整合する形状をなすように各伸長部17に形成されている。これにより、各凹部22及び各凸部23の相互の係合状態では、各凹部22の互いに対向する二つの側面22e,22fのうち上方に位置する上方面22eは、それぞれ各凸部23の上側面23eに当接し、各凹部22の下方面22fは、それぞれ各凸部23の下側面23fに当接する。
図4に示す例によれば、例えばセパレータ15に該セパレータを保護管本体11の軸線の周りに反時計回り方向に回転させる回転力Rが作用したとき、各凹部22から各凸部23に作用する押圧力の一部は、各凸部23を保護管本体11の接線L方向に圧縮する圧縮力f1として作用し、また、前記押圧力の一部は各凸部23の下側面23fに直角な方向すなわち保護管本体11の内方に向けて各凸部23を圧縮する圧縮力f2として作用し、更に、前記押圧力の一部は各凸部23の下側面23fに沿って保護管本体11の内周面11aに向く力f3として作用する。
これにより、各凹部22から各凸部23への押圧力に対する反力の大部分は、各凸部23の下側面23fに当接する各凹部22の下方面22fをそれぞれ接線L方向に圧縮する圧縮力f4及び下方面22fに直角な方向に圧縮する圧縮力f5として作用するので、セパレータ15に前記回転力Rが作用したときに、各凸部23をその横断面形状が三角形をなすように形成した場合において下側面23aをそれぞれ前記接線Lに対して上側面23bから離反する方向へ下側面23aを傾斜させたときと同様に、各凸部23から各凹部22に作用する反力の一部が伸長部を保護管本体11の内方へ向けて押圧する押圧力として各凹部22の下方面22dに作用することが防止される。すなわち、上側面23e及び下側面23fは、それぞれ前記した当接面を構成する。
また、前記回転力Rの一部が各凸部23に下側面23fに直角な方向に入力されることから、その力に対する反力は各凹部22の下方面22fに各伸長部17を保護間本体11の内周面11aに押し付ける押し付け力として作用する。これにより、セパレータ15に前記回転力Rが作用したとき、各凹部22の各開放縁部22gがそれぞれ各凸部23の上側面23e及び下側面23fと保護間本体11の内周面11aとで規定される一対の隅部25のうち下側に配置された隅部25内に押し込まれるので、セパレータ15に作用する回転力Rの大きさが大きくなるに従ってすなわち前記押し付け力の大きさが大きくなるに従って、各凹部22と各凸部23とが互いにより強固に係合される。従って、セパレータ15に前記回転力Rが作用したとき、各凹部22が各凸部23をセパレータ15の回転方向に乗り越えることをより確実に防止することができる。
また、前記した当接面が、各凸部23の上側面23e及び下側面23fのそれぞれであることから、セパレータ15に前記回転力Rが作用したとき、前記各当接面のうちセパレータ15の回転方向側と反対方向側に位置する前記当接面に各凹部22の上方面22e又は下方面22fをそれぞれ当接させることができるので、セパレータ15に作用する回転力Rを両凸部23で受け止めることができる。これにより、各凸部23の上側面23e及び下側面23fのうち一方が前記した当接面を構成する場合に比べて、セパレータ15に作用する前記回転力Rをより確実に受け止めることができるので、セパレータ15の回転をより確実に防止することができる。
図4に示す例では、各凸部23が、その横断面形状が保護管本体11の内方に向けて幅広になるほぼ台形をなすように形成された例を示したが、これに代えて、凸部23をその保護管本体11の横断面に沿った断面形状が台形以外の多角形をなすように形成することができる。この場合、保護管本体11の内周面11aから立ち上がる二つの側面のうち少なくとも一方の側面を、該側面に対応する保護管本体11の位置における接線に対して直角であり又は前記接線に対して他方の側面から離反する方向へ傾斜させることができる。
更に、図1乃至図4に示す例では、各凸部23が、保護管本体11の横断面に沿った断面形状が多角形をなすように形成された例を示したが、これに代えて、図5に示すように、各凸部23をその保護管本体11の横断面に沿った断面形状がほぼ球状をなすように形成することができる。この場合、前記した当接面は各凸部23の表面23gで構成することができる。
図5に示す例では、各凹部22は、その横断面が各凸部23に整合する形状をなすように形成されている。これにより、各凹部22及び各凸部23の相互の係合状態では、各凹部22の内周面22hは、それぞれ各凸部23の表面23gに当接する。
図5に示す例によれば、セパレータ15に保護管本体11の軸線の周りの回転力Rが図5に示す方向に作用したとき、各凹部22から各凸部23に作用する力の大部分は、各凸部23における保護管本体11の接線L方向に沿い且つ各凸部23の球の中心Pに向かって該各凸部を圧縮する圧縮力F5として各凸部23に入力される。これにより、セパレータ15に前記回転力Rが作用したとき、各凸部23から各凹部22に作用する反力の大部分が各凹部22の内周面22hに該内周面を圧縮力F5と反対方向に押圧する押圧力F6として作用し、前記反力の一部が、各伸長部17を保護管本体11の内方へ向けて押圧する大きな押圧力として作用することはない。
図1乃至図5に示す例では、セパレータ15が保護管本体11内をその横断面で見て二つの管路に区画した例を示したが、これに代えて、保護管本体11内をその横断面で見て三つ以上の管路に区画するセパレータを本発明に用いることができる。
また、図1乃至図5に示す例では、セパレータ15が板状部16の各側縁部16aに形成された一対の伸長部17を有する例を示したが、これに代えて、板状部16の一方の側縁部16aに伸長部17が形成されたセパレータを本発明に適用することができる。
更に、図1乃至図5に示す例では、各凹部22がそれぞれ各凸部23に整合する形状を有する例を示したが、これに代えて、各凸部23に係合可能な形状であれば、各凸部23に整合する形状以外の形状を有する各凹部を本発明に適用させることができる。
また、図1乃至図5に示す例では、セパレータ15の板状部16が保護管本体11の上部空間U内に開放するV字状をなした例を示したが、これに代えて、例えば下部空間Dに開放する凹状をなした板状部を備えるセパレータのように本実施例に係るセパレータ15の形状以外の形状をなしたセパレータを本発明に適用することができる。
更に、図1乃至図5に示す例では、電話線のような通信ケーブル12を地中で保護するためのケーブル保護管10に本発明を適用した例を示したが、これに代えて、例えば電力ケーブルを地中で案内するためのケーブル保護管に本発明を適用することができる。
本発明に係るケーブル保護管を概略的に示す横断面図である。 本発明に係る凸部に凹部が係合した状態を概略的に示す横断面図である。 図1及び図2に示す例とは別の実施例に係るケーブル保護管を概略的に示す横断面図である。 図1乃至図3に示す例とは別の実施例に係るケーブル保護管を概略的に示す横断面図である。 図1乃至図4に示す例とは別の実施例に係るケーブル保護管を概略的に示す横断面図である。
符号の説明
10 ケーブル保護管
11 保護管本体
11a 内周面
12 ケーブル(通信ケーブル)
15 セパレータ
16 板状部
16a 側縁部
17 伸長部
19 平面部
20 傾斜部
22 凹部
23 凸部
23a,23c,23d,23e 当接面(上側面、下側面及び表面)

Claims (6)

  1. ケーブルが収容される筒状の保護管本体と、該保護管本体内でその軸線に沿って伸び、前記ケーブルを前記保護管本体内に個別に収容すべく該保護管本体内をその横断面で見て少なくとも二つの管路に区画するためのセパレータとを備えるケーブル保護管であって、前記セパレータは、前記保護管本体内にその横断面を横切るように配置される板状部と、該板状部の幅方向で互いに対向する一対の側縁部のうち少なくとも一方の該側縁部から一方の前記管路内に向けて前記保護管本体の内周面に沿って伸びる伸長部とを有し、前記保護管本体の前記内周面には該内周面から前記保護管本体の内方へ突出する凸部が形成されており、前記伸長部の前記保護管本体の前記内周面に対向する面には前記凸部に係合可能な凹部が形成されており、前記凸部には、前記凹部の前記伸長部の伸長方向で互いに対向する一対の側面のうち少なくとも一方の該側面に当接可能であり、前記セパレータに該セパレータを前記保護管本体の軸線の周りに回転させる回転力が作用したときに前記凹部の前記一方の側面から受ける力の大部分を前記凸部を該凸部における前記保護管本体の接線方向に圧縮する圧縮力として受ける当接面が形成されていることを特徴とするケーブル保護管。
  2. 前記凸部は、前記保護管本体の横断面に沿った断面形状が多角形をなしており、前記保護管本体の前記内周面から立ち上がる二つの側面のうち少なくとも一方の前記側面は、該側面に対応する前記保護管本体の位置における接線に対して直角であり又は前記接線に対して他方の前記側面から離反する方向へ傾斜しており、前記当接面は、前記一方の側面で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル保護管。
  3. 前記板状部には、前記伸長部を含む一対の伸長部が形成されており、一方の該伸長部は前記板状部の前記一方の側縁部に形成されており、他方の前記伸長部は前記板状部の他方の前記側縁部に形成されており、前記各伸長部にはそれぞれ前記凹部が形成されており、前記保護管本体の前記内周面には、前記凸部を含む一対の凸部が形成されており、該各凸部は、その前記一方の側面が互いに同一方向を向くように配置されていることを特徴とする請求項2に記載のケーブル保護管。
  4. 前記凸部は、前記保護管本体の横断面に沿った断面形状がほぼ球状をなすように形成されており、前記当接面は前記凸部の表面であることを特徴とする請求項1に記載のケーブル保護管。
  5. 前記板状部には、前記伸長部を含む一対の伸長部が形成されており、一方の該伸長部は前記板状部の前記一方の側縁部に形成されており、他方の前記伸長部は前記板状部の他方の前記側縁部に形成されており、前記各伸長部は、それぞれ前記保護管本体にその内方から該保護管本体の口径を押し広げる方向への弾性力を作用させるべく弾性変形可能な板ばね部材からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のケーブル保護管。
  6. 前記板状部は、その幅方向の中央部に形成された平面部と、該平面部の両縁部から前記板状部の前記各側縁部に向けてせり上がるように伸びる一対の傾斜部とを有し、全体に一方の前記管路内に開放するV字状をなした横断面を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のケーブル保護管。
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