JP2021057972A - 保護管本体、ケーブル保護管 - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブル保護管を構成する保護管本体のリブが破損するのを抑制することが可能な保護管本体、ケーブル保護管を提供すること。【解決手段】内部にセパレータ部材120が配置される保護管本体110であって、樹脂管本体111と、前記樹脂管本体111の内周面111Sに配置され前記樹脂管本体111の内方に向かって突出し前記セパレータ部材120を支持する複数のリブ112と、を備え、前記リブ112は、リブ本体113と、前記リブ本体113よりも軟質な材料からなり前記リブ本体113と前記樹脂管本体111の内周面111Sとを接続する軟質部114と、を備えていることを特徴とする。【選択図】図3

Description

この発明は、内部にセパレータ部材を配置して複数の区画が形成される保護管本体、及びケーブル保護管に関する。
近年、通信用ケーブルをはじめとするケーブルをケーブル保護管路に収納して路面下に埋設することにより道路の景観を保つ技術が一般的になりつつある。
このようなケーブル保護管路として、幅がより狭い狭小道路の路面下にも埋設することが可能な1管セパレート方式のケーブル保護管が広く用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
1管セパレート方式のケーブル保護管は、樹脂管本体の管軸方向に沿ってリブ部が形成された保護管本体を備えている。
そして、リブ部に保持されたセパレータ部材によって、ケーブル保護管の内部空間を第1管路と第2管路(例えば、上側管路と下側管路)に区画し、上側管路に各需要家への引込ケーブルを複数本(最大20本程度)収容し、下側管路に複数の幹線用ケーブルを収納する。
しかしながら、特許文献1に記載のケーブル保護管では、管路に大きな衝撃等受けたときに、リブ部に応力集中が発生して、リブ部の根元が破損して保護管本体が破損する虞がある。
そこで、硬質な材料で形成された外側管と内側管の間に軟質な材料で形成された軟質層を配置することにより、ケーブル保護管の外部から受ける外力や衝撃を緩和して、リブ部が破損するのを抑制可能としたケーブル保護管(保護管本体)が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2008−017666号公報 特開2010−233279号公報
しかしながら、特許文献2に記載のケーブル保護管では、ケーブル保護管の外部からの外力や衝撃によるリブ部の応力集中は緩和されるがものの、ケーブル通線や、施工時に保護管本体の内部においてリブ部に作用する荷重や衝撃による応力集中については緩和することは困難である。
また、軟質層を備えたケーブル保護管は、硬質な材料で形成された外側管と内側管により外力を支持する必要があるため、地中における土圧等に対して充分な強度を確保するためにはケーブル保護管の外径が大径となるが保護管本体の外形が大径かしないことが好適である。
また、特許文献1、2のいずれのケーブル保護管に関しても、ゴム輪受口を成形するには、段差ができないようにリブ部を取り除いて、平滑な内周面を有するゴム輪受口を効率的に形成可能であることが好適である。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ケーブル保護管を構成する保護管本体のリブが破損するのを抑制することが可能な保護管本体、ケーブル保護管を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に記載の発明は、内部にセパレータ部材が配置される保護管本体であって、樹脂管本体と、前記樹脂管本体の内周面に配置され前記樹脂管本体の内方に向かって突出し前記セパレータ部材を支持する複数のリブと、を備え、少なくともひとつの前記リブは、リブ本体と、前記リブ本体よりも軟質な材料からなり前記リブ本体と前記樹脂管本体の内周面とを接続する軟質部と、を備えていることを特徴とする。
この発明に係る保護管本体によれば、内部にセパレータ部材が配置される保護管本体であって、樹脂管本体と、前記樹脂管本体の内周面に配置され前記樹脂管本体の内方に向かって突出し前記セパレータ部材を支持する複数のリブと、を備え、少なくともひとつの前記リブは、リブ本体と、前記リブ本体よりも軟質な材料からなり前記リブ本体と前記樹脂管本体の内周面とを接続する軟質部と、を備えているので、保護管本体の外面に荷重や衝撃を受けて樹脂管本体に変形が生じても、リブ本体に作用する応力(及び変形)を小さくしてリブ本体に集中応力が発生するのを抑制することができる。
また、ケーブル保護管の施工時やケーブルに付加された荷重等によって、樹脂管本体を介することなくリブに荷重や衝撃が加わった場合であってもリブ本体に集中応力が発生するのを抑制することができる。
その結果、ケーブル保護管を構成する保護管本体のリブが破損するのを抑制することができる。
また、リブが軟質部を備えているので、受口加工してゴム輪受口を形成する際に、軟質部を刃物等により容易かつ効率的に切除してリブを取り除くことにより、樹脂管本体に段差のない平滑な内周面の受口を形成することができる。
その結果、継手を用いずにゴム輪受口を形成して、効率的にケーブル保護管を構成することができる。
ここで、軟質な材料とは、例えば、エラストマー、ゴム、樹脂、樹脂製の発泡材料等をいう。また、樹脂管本体とリブ本体とを接続するために用いた接着剤が硬化して形成された軟質な接着樹脂(例えば、熱可塑性の接着剤を含む)等であってもよい。また、軟質部は押出成形する際に形成してもよいし、別々に成形した樹脂管本体とリブ本体とを接続する接着剤や接着テープ(例えば、両面又は片面接着テープ、両面又は片面粘着テープ)によって構成してもよい。
また、軟質な材料は、単一の材質により構成されていてもよいし、複数の材質により構成(例えば、混合、積層等)されていてもよいし、これらと発泡構造の双方を備えていてもよい。
また、軟質な材料とは、デュロメータ硬度計を用いてJIS K 6253、JIS K7215に準拠して測定した硬さが低いものを意味する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の保護管本体であって、前記軟質部は、前記樹脂管本体よりも軟質な材料からなることを特徴とする。
この発明に係る保護管本体によれば、保護管本体であって、軟質部は、樹脂管本体よりも軟質な材料により構成されているので、保護管本体が外力又は衝撃を受けた場合に、軟質部により、樹脂管本体に生じる応力集中が低減されることで、リブ根本での亀裂の発生を抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の保護管本体であって、少なくともひとつの前記リブは、前記樹脂管本体の管軸に沿って間隔をあけて形成されていることを特徴とする。
この発明に係る保護管本体によれば、少なくともひとつのリブが樹脂管本体の管軸に沿って間隔をあけて形成されているので、間隔をあけて形成されたリブは、管軸方向における個々の長さが短くなり樹脂管本体が大きく変形しても、リブ根本の応力集中が小さくなり、リブ根本での破損を抑制することができる。
また、管軸方向に隣接するリブ本体を構成するリブ片のピッチが、受口の管軸方向寸法と対応するようにリブ片とリブ片の間隔の位置及び寸法を設定することにより効率的に受口加工することができる。
請求項4に記載の発明は、ケーブル保護管であって、請求項1から3のいずれか1項に記載の保護管本体と、セパレータ部材と、を備え、前記セパレータ部材は、前記保護管本体の内部に、前記樹脂管本体の管軸に沿った複数の空間を形成することを特徴とする。
この発明に係るケーブル保護管によれば、保護管本体の外面に荷重や衝撃を受けて樹脂管本体に変形が生じても、リブ根本に作用する応力(及び変形)を小さくしてリブ根本に集中応力が発生するのを抑制することができる。
また、ケーブル保護管の施工時やケーブルに付加された荷重等によって、樹脂管本体を介することなくリブに荷重や衝撃が加わった場合であってもリブ根元に集中応力が発生するのを抑制することができる。
その結果、ケーブル保護管を構成する保護管本体のリブが破損するのを抑制することができる。
この発明に係る保護管本体、ケーブル保護管によれば、ケーブル保護管を構成する保護管本体のリブ根本を起点として管本体が破損するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るケーブル保護管の概略構成の一例を説明する部分断面図である。 第1実施形態に係るケーブル保護管を説明する管軸に沿って見た概略構成図である。 第1実施形態に係る保護管本体の要部詳細を説明する管軸に沿って見た概略構成図である。 第1実施形態に係る保護管本体の概略構成を説明する部分断面を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る保護管本体の概略構成を説明する部分断面を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るケーブル保護管を説明する管軸に沿って見た概略構成図である。 本発明の第4実施形態に係る保護管本体を説明する管軸を含む断面の概略構成図である。 本発明の第5実施形態に係る保護管本体を説明する管軸を含む断面の概略構成図である。
<第1実施形態>
以下、図1〜図4を参照し、本発明の第1実施形態に係るケーブル保護管及び保護管本体について説明する。
図1は第1実施形態に係るケーブル保護管の概略構成の一例を説明する部分断面図であり、図2はケーブル保護管を説明する管軸に沿って見た概略構成図である。また、図3は保護管本体の要部詳細を説明する概略構成図であり、図4は保護管本体の部分断面を示す斜視図である。
図1〜図4において、符号100はケーブル保護管を、符号110は保護管本体を、符号111は樹脂管本体を、符号112はリブ本体を、符号113は軟質部を、符号120はセパレータ部材を示している。
ケーブル保護管路は、図1に示すように、一管セパレート方式のケーブル保護管100を備えており、ケーブル保護管100内にケーブル150、160を収容して、地中10Aにケーブル保護管100を設置する構成とされ、無電柱化による景観保護を目的としている。
ケーブル保護管100は、例えば、保護管本体110と、セパレータ部材120とを備え、セパレータ部材120によって、内部空間10Sが、上側管路(第1管路)11Sと下側管路(第2管路)12Sに区分されている。
そして、ケーブル保護管100は、図1に示すように、上側管路(第1管路)11Sには引込用ケーブルをなす通信用ケーブル(ケーブル)150が収容され、下側管路(第2管路)12Sにはさや管140に配置された幹線用ケーブルをなす通信用ケーブル(ケーブル)160が収容されている。
保護管本体110は、図2、図3に示すように、例えば、筒状に形成された樹脂管本体111と、2本のリブ112と、を備えている。
また、2本のリブ112は、樹脂管本体111の内周面111Sに管軸Oに沿って形成されている。
樹脂管本体111は、例えば、硬質ポリ塩化ビニルのような強度が高い合成樹脂材料(硬質材料)により形成されている。樹脂管本体111を構成する硬質材料は、任意に設定することが可能であり、硬質ポリ塩化ビニルに代えて、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレン等により形成してもよい。
また、樹脂管本体111は、管軸Oに沿って見たときに、断面円形の筒状に形成されている。
第1実施形態に係る樹脂管本体111は、例えば、内周面111Sが内径φ175mmの円形とされている。
リブ112は、例えば、管軸Oに沿って見たときに、図2において左側に位置されるリブ112Lと、右側に位置されるリブ112Rとを備えている。
また、リブ112(112L、112R)は、それぞれ樹脂管本体111の内周面111Sから保護管本体110の径方向内側に向かって突出して形成されている。
この実施形態において、リブ112L、112Rは、例えば、底辺9〜12mm、頂辺3〜6mm、高さ4〜6mmの範囲で略台形に形成されている。
また、リブ112Lと、リブ112Rとは、例えば、内周面111Sにおいて管軸Oを挟んで互いに180°反対側に形成されている。
また、リブ112L、リブ112Rは、図4に示すように、それぞれ管軸Oの方向に連続して形成されている。
そして、リブ112Lと、リブ112Rに、セパレータ部材120が保持可能な構成とされている。
なお、リブ112L、リブ112Rの内周面111Sにおける周方向位置については管軸Oを挟んで互いに180°反対側の位置に限定されず任意に設定することが可能である。
また、リブ112(112L、112R)は、例えば、硬質ポリ塩化ビニルのような強度が高い合成樹脂材料(硬質材料)で形成されたリブ本体113(113L、113R)と、リブ本体113(113L、113R)よりも軟質な軟質材料で形成された軟質部114(114L、114R)とを備えている。
リブ本体113を構成する硬質材料は、任意に設定することが可能であり、硬質ポリ塩化ビニルに代えて、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレン等により形成してもよい。なお、リブ本体113を構成する硬質材料は、樹脂管本体111と同一であることが好適である。
軟質部114(114L、114R)は、リブ本体113(113L、113R)の底面(樹脂管本体111の径方向外側の面)と樹脂管本体111の内周面111Sの間に配置され、リブ本体113(113L、113R)と樹脂管本体111の内周面111Sとを接続している。
軟質部114(114L、114R)は、樹脂管本体111及びリブ本体113(113L、113R)よりも軟質な軟質材料(例えば、エラストマー)により形成されている。また、軟質部114(114L、114R)は、例えば、厚さ0.5mm以上3mm以下であることが好適である。
軟質部114を構成する軟質材料は任意に設定することが可能であり、エラストマーのほか、例えば、ゴム、樹脂製の発泡材料を適用することができる。
なお、軟質材料は、単一の材質により構成されていてもよいし、複数の材質により構成(例えば、混合、積層等)されていてもよいし、これらと発泡構造の双方を備えていてもよい。また、樹脂管本体111とリブ本体112とを接続するために用いた接着剤が硬化して形成された軟質な接着樹脂(例えば、ホットメルト等の熱可塑性の接着剤を含む)等であってもよい。
また、軟質部114は押出成形する際に二色(多色)成形することで形成してもよいし、別々に成形した樹脂管本体111とリブ本体112とを接続するための接着剤や接着テープ(例えば、両面又は片面接着テープ、両面又は片面粘着テープ)によって構成してもよい。
セパレータ部材120は、図2に示すように、管軸Oに沿って見たときに、上側管路(第1管路)11Sと下側管路(第2管路)15Sとを区画する仕切壁部121と、仕切壁部121の幅方向における両端部に接続され、仕切壁部121を保護管本体110の内側に装着させる一対の支持壁部122と、を備えている。
この実施形態において、セパレータ部材120は、例えば、塩化ビニルのような可撓性を有し強度が高い合成樹脂材料を押し出し成形することにより形成されている。
仕切壁部121は、管軸Oに沿ってみたときに、幅方向(図における左右方向)の中央部に位置される平面部121Aと、平面部121Aの幅方向両側の縁部から平面部121Aの延長線に対して傾斜角度θ1で交差して斜め上方(上側管路(第1管路)11S側)に向って伸びる一対の傾斜部121Bとを備えている。
また、平面部121A、傾斜部121Bは、管軸Oに沿った長尺の矩形の平板に形成されている。
また、傾斜部121B(121L、121R)の平面部121Aと反対側の端部は、保護管本体110の内周面111Sと当接する構成されている。
その結果、仕切壁部121は、第1管路11S側に開放され幅方向の両端部が保護管本体110の内周面111Sと当接する略V字状とされている。
また、仕切壁部121の上側面(第1管路側面)121Cは、上側管路(第1管路)11Sに引込用ケーブルを収納するために、例えば、保護管本体110の内周面111Sとの間に直径φ100mmの円が内接可能に設定されている。
一対の支持壁部122は、管軸Oに沿って見たときに、例えば、仕切壁部121の幅方向における両端部に接続され、保護管本体110の内周面111Sに沿って下側管路(第2管路)12S側に伸びて形成されている。
また、一対の支持壁部122は、無負荷状態で、保護管本体110の内周面111Sの曲率よりわずかに小さな曲率の略円弧状に形成されている。
その結果、保護管本体110内に挿入した状態で、いわゆる板バネの作用を有し、保護管本体110の外側(内周面111S側)に向かって弾性力が発生して支持壁部122の外面を保護管本体110の内周面111Sに密着させるように設定されている。
また、一対の支持壁部122には、保護管本体110のリブ112(112L、112R)と係合して、保護管本体110の内側にセパレータ部材120を装着するための被保持凹部(被保持係合部)123(123L、123R)と、を備えている。
また、一対の支持壁部122の被保持凹部123(123L、123R)と対応する部分の上面と、仕切壁部121の下側面(第2管路側面)121Dとの間にはセパレータ継手保持凹部123(123L、123R)が形成されている。
被保持凹部123は、管軸Oに沿って見たときに、保護管本体110の内方に向かって突出しリブ(保持係合部)112の外面と相補的に対応するとともに、支持壁部122と同一肉厚のU字形の壁部により構成されている。
その結果、被保持凹部(被保持係合部)123がリブ(保持係合部)112と係合することにより、セパレータ部材120を、保護管本体110の内周面111Sに装着するとともに、セパレータ部材120が、保護管本体110内において管軸O廻りに回転するのを防ぐことができる。
そして、セパレータ継手保持凹部123(123L、123R)に、セパレータ継手130を挿入、保持させることができる。
セパレータ継手130は、例えば、平面視して略矩形状とされ、管軸Oに沿って見たときに、仕切壁部121の下側面121Dに相補的に沿う略V字形とされた板部材とされている。
また、仕切壁部121の平面部121A及び傾斜部121Bには、それぞれセパレータ継手130の挿通孔(不図示)と対応する挿通孔(不図示)が形成されている。
第1実施形態に係るケーブル保護管100によれば、リブ本体113が、リブ本体113よりも軟質な材料で形成された軟質部114によって樹脂管本体111に接続されているので、保護管本体110の外面に荷重や衝撃を受けて樹脂管本体111に変形が生じても、リブ本体113の根本部に作用する応力(及び変形)を小さくしてリブ本体113の根本部に集中応力が発生するのを抑制することができる。
また、第1実施形態に係るケーブル保護管100によれば、ケーブル保護管100の施工時やケーブルに付加された荷重等によって樹脂管本体111を介することなくリブ112に荷重や衝撃が加わった場合であっても、リブ本体113に集中応力が発生するのを抑制することができる。
その結果、保護管本体110がリブ112の根元部に沿って破損するのを抑制することができ、ひいては保護管本体110が破損するのを抑制することができる。
第1実施形態に係るケーブル保護管100によれば、樹脂管本体111が軟質部114よりも硬質な材料により形成されているので、保護管本体110が外力又は衝撃を受けた場合に、樹脂管本体111に生じる応力集中を小さくすることができる。
その結果、軟質部及びリブ本体に変形が生じるのを抑制して、リブ112が破損するのを抑制することができる。
第1実施形態に係るケーブル保護管100によれば、リブ112が軟質部114を備えているので、ゴム輪受口を形成して受口加工する際に、軟質部114を刃物等で切除してリブ112を取り除くことにより、保護管本体110に段差のない平滑な内周面111Sの受口を容易かつ効率的に形成することができる。
<第2実施形態>
以下、図5を参照して、本発明の第2実施形態に係るケーブル保護管について説明する。
図5は、第2実施形態に係る保護管本体の概略構成を説明する部分断面を示す斜視図である。図5において、符号200はケーブル保護管を、符号210は保護管本体を、符号211は樹脂管本体を、符号212はリブを、符号212Aはリブ片を示している。
ケーブル保護管200は、例えば、保護管本体210と、セパレータ部材(不図示)とを備えている。
保護管本体210は、例えば、樹脂管本体211と、樹脂管本体211の管軸Oに沿って、樹脂管本体211の内周面211Sに形成された2本のリブ212と、を備えている。
樹脂管本体211の構成及び材料については第1実施形態に係る樹脂管本体111と同様であるので説明を省略する。
リブ212は、例えば、管軸O方向に間隔をあけて形成された複数のリブ片212A・・・212Aを備えている。
また、リブ212は、第1実施形態と同様に、硬質な材料で形成されたリブ本体と軟質な材料で形成された軟質部と、を備え、リブ本体が軟質部を介して樹脂管本体211の内周面211Sに接続されている。
リブ片212Aとリブ片212Aの間隔は、任意に設定することが可能であるが、例えば、30mm以下に形成することが好適である。
また、リブ片212Aのピッチを受口の管軸方向寸法と対応させることが効率的な受口加工するうえでより好適である。
なお、リブ212の構成及び形成方法(製造方法)については、第1実施形態に係るリブ112と同様であるので説明を省略する。
なお、リブ212の構成については任意に設定することが可能であり、種々の変更をすることができる。例えば、2本のリブ212のうち、いずれか一本のリブ212が複数のリブ片212A・・・212Aを備えた構成としてもよいし、3本以上の複数のリブを備えている場合に、少なくともいずれか1本以上のリブが複数のリブ片を備えた構成としてもよい。
また、個々のリブ片212Aの長さやリブ片212Aが配置されるピッチを異なる複数の寸法に設定してもよい。
また、リブ片212Aとリブ片212Aの間に軟質部を形成するかどうかは任意に設定することが可能であり、リブ片212Aとリブ片212Aの位置のみに軟質部を形成してもよいし、リブ片212Aとリブ片212Aの間に軟質部が形成された構成としてもよい。
第2実施形態に係るケーブル保護管200、保護管本体210によれば、リブ212が複数のリブ片212A・・・212Aを備えていて、それぞれのリブ片212Aの管軸O方向長さが短く形成されているので、樹脂管本体211がねじれる様に大きく変形してもリブ片212Aも変形に追従するため、リブ片212Aは従来のリブ片に比べ、破損しにくい傾向にある。
また、保護管本体210によれば、リブ片212Aのピッチを受口の管軸方向寸法と対応させることにより効率的に受口加工することができる。
<第3実施形態>
以下、図6を参照して、本発明の第3実施形態に係るケーブル保護管について説明する。図6は、管軸に沿って見たケーブル保護管を説明する概略構成図である。
図6において、符号300はケーブル保護管を、符号110は保護管本体を、符号112はリブを、符号320はセパレータ部材を示している。
ケーブル保護管300は、例えば、保護管本体110と、セパレータ部材320とを備え、セパレータ部材320によって、内部空間10Sが上側管路(第1管路)11Sと下側管路(第2管路)12Sに区分されている。また、第1管路11Sには直径φ100mmの円が内接可能な程度の収容空間が確保される構成とされている。
保護管本体110は、図6に示すように、例えば、筒状に形成された樹脂管本体111と、2本のリブ112(112L、112R)と、を備えている。
第3実施形態に係る樹脂管本体111は、例えば、内周面111Sが内径φ175mmの円形筒状に形成されている点で第1実施形態と相違する。その他は、第1実施形態と同様の構成であるので説明を省略する。
セパレータ部材320は、図6に示すように、管軸Oに沿って見たときに、上側管路(第1管路)11Sと下側管路(第2管路)12Sとを区画する仕切壁部321と、仕切壁部321の幅方向における両端部に接続され、仕切壁部321を保護管本体110の内側に装着させる一対の支持壁部322と、を備えている。
この実施形態において、セパレータ部材320は、例えば、塩化ビニルのような可撓性を有し強度が高い合成樹脂材料を押し出し成形することにより形成されている。
仕切壁部321は、管軸Oに沿ってみたときに、幅方向(図における左右方向)の中央部に位置される平面部321Aと、平面部321Aの幅方向両側の縁部から平面部321Aの延長線に対して傾斜角度θ1で交差して斜め上方(上側管路(第1管路)11S側)に向って伸びる一対の傾斜部321Bとを備えている。
また、平面部321A、傾斜部321Bは、管軸Oに沿った長尺の矩形の平板に形成されている。
また、傾斜部321B(321L、321R)の平面部321Aと反対側の端部は、保護管本体110の内周面111Sと当接する構成されている。
その結果、仕切壁部321は、第1管路11S側に開放され幅方向の両端部が保護管本体110の内周面111Sと当接する略V字状とされている。
また、仕切壁部321の上側面321Cは、上側管路(第1管路)11Sに引込用ケーブルを収納するために、例えば、保護管本体110の内周面111Sとの間に直径φ100mmの円が内接可能な程度の収容空間が確保可能に設定されている。
一対の支持壁部322は、管軸Oに沿って見たときに、例えば、仕切壁部321の幅方向における両端部に接続され、保護管本体110の内周面111Sに沿って下側管路(第2管路)12S側に伸びて形成されている。
また、一対の支持壁部322は、無負荷状態で、保護管本体110の内周面111Sの曲率よりわずかに小さな曲率の略円弧状に形成され、保護管本体110の内周面111S側に向かう弾性力により支持壁部322の外面を保護管本体110の内周面111Sに密着させる設定とされている。
また、一対の支持壁部322には、保護管本体110のリブ(保持係合部)112と係合して、保護管本体110の内側にセパレータ部材320を装着するための被保持凹部(被保持係合部)323と、セパレータ継手保持凸部324が形成されている。
被保持凹部(被保持係合部)323は、管軸Oに沿って見たときに、保護管本体110の内方に向かって突出しリブ(保持係合部)112の外面と相補的に対応するとともに、支持壁部322と同一肉厚のU字形の壁部により構成され、被保持凹部323がリブ112と係合して、セパレータ部材320を保護管本体110に装着するとともに、セパレータ部材320が管軸O廻りに回転するのを防ぐ葉になっている。
セパレータ継手保持凸部324(324L、324R)は、支持壁部322(322L、322R)の被保持凹部(被保持係合部)323(323L、323R)よりも仕切壁部321側に配置され、保護管本体110の径方向の内側に向かって突出して形成されている。
また、支持壁部322にセパレータ継手保持凸部324が形成されることにより、仕切壁部321の下側面321Dとセパレータ継手保持凸部324(324L、324R)の間に、セパレータ継手保持凹部325(325L、325R)が形成されている。
そして、セパレータ継手保持凹部325(325L、325R)に、セパレータ継手330を挿入、保持させることができる。
セパレータ継手保持凹部325の深さは、支持壁部322の内側の面からセパレータ継手保持凸部324(324L、324R)の頂点までの寸法で表され、例えば、5mm以上20mm以下に設定することが好適あり、5mm以上10mm以下に設定することがより好適である。
セパレータ継手保持凹部325の幅寸法は、仕切壁部321の下側面321Dとセパレータ継手保持凸部324(324L、324R)との間隙幅寸法で表され、例えば、1mm以上10mm以下に設定することが好適あり、2mm以上4mm以下に設定することがより好適である。
また、セパレータ継手保持凸部324(324L、324R)は、保護管本体110の径方向の外側に向かって開口する凹部326Uが形成されており、例えば、セパレータ継手保持凸部324は支持壁部322と同一肉厚の略U字形の壁部とされている。
その結果、セパレータ継手保持凸部324が第2壁部325Bを起点として曲がり、一対の第1壁部324A、324Aが離間して凹部326Uが拡がるので、セパレータ部材320を保護管本体110の内側に向かって幅方向に曲げる際の力を小さくすることができる。また、セパレータ部材320を接続する際は、図6に示すように、仕切壁部321の第2管路32S側にセパレータ継手330を配置する。
第3実施形態に係るケーブル保護管300によれば、被保持凹部(被保持係合部)323を保護管本体110のリブ(保持係合部)112と係合させて、セパレータ部材320を保護管本体110に効率的に装着することが可能である。
また、第3実施形態に係るケーブル保護管300によれば、セパレータ継手330を安定して保持させることができる。
また、セパレータ継手保持凸部324が断面略U字形に形成されているので柔軟性が向上し、セパレータ部材320を幅方向内側に曲げて保護管本体110内に挿入する際に、支持壁部322及び被保持凹部323が管軸Oと異なる方向(例えば、管軸Oに対してねじれた方向)に変形するのが抑制され、セパレータ部材320を容易かつ効率的に保護管本体110内に挿入することができる。
また、第3実施形態に係るケーブル保護管300によれば、セパレータ部材320を幅方向に曲げる際の力を小さくすることができるので、セパレータ部材320を保護管本体110内に挿入する際の挿入抵抗(摩擦抵抗)を小さくして、セパレータ部材320を容易かつ効率的に保護管本体110に挿入することができる。
<第4実施形態>
以下、図7を参照して、本発明の第4実施形態に係るケーブル保護管について説明する。
図7は、第4実施形態に係る保護管本体を説明する管軸を含む断面の概略構成図である。図7において、符号400はケーブル保護管を、符号410は受口付き保護管本体(保護管本体)を、符号110は保護管本体を、符号112はリブを、符号420は受口継手を示している。
ケーブル保護管400は、例えば、受口付き保護管本体(保護管本体)410と、セパレータ部材(不図示)とを備えている。
受口付き保護管本体(保護管本体)410は、例えば、保護管本体110と、受口継手420と、を備えている。
そして、保護管本体110の第1端側が受口継手420に挿入され、例えば、接着剤によって、保護管本体110が受口継手420に接続された構成とされている。
なお、保護管本体110については、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
受口継手420は、例えば、硬質ポリ塩化ビニルのような強度が高い合成樹脂材料(硬質材料)により形成されている。受口継手420を構成する材料は任意に設定することが可能であり、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレン等により形成してもよい。なお、保護管本体110と同じ材料で形成されていることが好適である。
受口継手420は、図7に示すように、管軸Oに沿って見たときに、それぞれ円形筒状に形成され保護管本体110の管軸Oと同軸とされた第1受口部421と、縮径部422と、テーパ部423と、第2受口部424と、シール保持部425とを備えている。
第1受口部421は、図7に示すように、保護管本体110(樹脂管本体111)の外周面111Tの外径と対応するする内周面421Sを備えている。
また、第1受口部421の第1反側には段差部421Lが形成されていて、保護管本体110の第1端側端部が段差部421Lに当接して、保護管本体110と受口継手420の管軸O方向における相対位置が位置決めされるようになっている。
縮径部422は、管軸O方向における第1受口部421の第1端側に接続されていて、内周面422Sの内径が、第1受口部421の内周面421Sの内径よりも小径に形成されている。
テーパ部423は、管軸O方向における縮径部422の第1端側に接続されていて、縮径部422と第2受口部424とを接続している。また、縮径部422の内周面422Sから第2受口部424の内周面424Sに向かって漸次拡径されるテーパ状に形成されている。
第2受口部424は、管軸O上に同軸に配置された二つの受口筒部424A、424Bを備えている。
また、受口筒部424A、424Bの内周面424Sは、互いに同じ内径に形成されている。また、受口筒部424A、424Bの内周面424Sは、例えば、第1受口部421の内周面421Sと同じ内径に形成されている。
シール保持部425は、例えば、管軸O方向における受口筒部424Aと受口筒部424Bの間に配置されている。
また、シール保持部425は、内径が第2受口部424の内周面424Sよりも大径に形成されており、第2受口部424の内周面424Sから径方向外側に向かってくぼむシール装着溝425Uが形成されている。
そして、シール装着溝425Uには、シール部材430が装着可能とされている。
第4実施形態に係るケーブル保護管400、受口付き保護管本体(保護管本体)410によれば、保護管本体110の外周面111Tを受口継手420挿入することで受口付き保護管本体410を構成するので、構造が簡単であり、リブ112を除去することなく効率的に受口付き保護管本体410を構成することができる。
なお、保護管本体110、受口継手420の材質等については任意に設定することが可能であり適宜変更してもよい。
また、受口継手420の構成(例えば、形状、内径、外径等)については任意に設定することが可能であり適宜変更してもよい。
また、保護管本体110に代えて、保護管本体210を適用して受口付き保護管本体410を構成してもよい。
<第5実施形態>
以下、図8を参照して、本発明の第5実施形態に係るケーブル保護管について説明する。
図8は、第5実施形態に係る保護管本体を説明する管軸を含む断面の概略構成図である。図8において、符号500はケーブル保護管を、符号510は受口付き保護管本体(保護管本体)を、符号112、リブ112Bはリブを示している。
ケーブル保護管500は、例えば、受口付き保護管本体(保護管本体)510と、セパレータ部材(不図示)とを備えている。
受口付き保護管本体(保護管本体)510は、例えば、樹脂管本体511と、リブ112、リブ112Bと、を備えている。
樹脂管本体511は、図8に示すように、例えば、管軸Oに沿って見たときに、それぞれ円形筒状に形成され保護管本体110の管軸Oと同軸とされたケーブル保護部512と、テーパ部513と、受口部514と、シール保持部515とを備えている。
ケーブル保護部512は、図8に示すように、リブ112が管軸Oに沿って内周面512Sに形成され、セパレータ部材を保持する部分とされている。
なお、リブ112については、第1実施形態と同様に硬質な材料で形成されたリブ本体と軟質な材料で形成された軟質部と、を備えた構成とされている。なお、ケーブル保護部512、リブ112の構成及び形成方法(製造方法)については、第1実施形態に係る樹脂管本体111、リブ112と同様であるので説明を省略する。
テーパ部513は、ケーブル保護部512の管軸O方向における第1端側に形成され、ケーブル保護部512と受口部514とを接続していて、ケーブル保護部512の内周面512Sから受口部514の内周面514Sに向かって漸次拡径されるテーパ状に形成されている。
受口部514は、管軸O上に同軸に配置された二つの受口筒部514A、514Bを備えている。
また、受口筒部514A、514Bの内周面514Sは、互いに同じ内径に形成されている。
また、受口筒部514A、514Bの内周面514Sは、例えば、ケーブル保護部512と同径の内周面を有する保管本体(不図示)が挿入可能な外径に形成されている。
また、受口筒部514Aには、リブ112Bが管軸Oに沿って内周面514Sに形成されている。なお、リブ112Bを破線で示したのは、リブ112Bが除去されていることを示している。
リブ112Bは、第1実施形態と同様に硬質な材料で形成されたリブ本体(不図示)と、軟質な材料で形成された軟質部(不図示)と、を備えている。
そして、リブ112Bが不要な場合は、刃物等で軟質部を切除して、内周面514Sと段差のない平滑面が形成されるようにリブ本体を取り除く。
なお、リブ112Bの構成及び形成方法(製造方法)については、第1実施形態に係るリブ112と同様であるので説明を省略する。
シール保持部515は、例えば、管軸O方向における受口筒部514Aと受口筒部514Bの間に配置されている。
また、シール保持部515は、内径が受口部514の内周面514Sよりも大径に形成されており、受口部514の内周面514Sから径方向外側に向かってくぼむシール装着溝515Uが形成されている。
そして、シール装着溝515Uには、シール部材430が装着可能とされている。
第5実施形態に係るケーブル保護管500、受口付き保護管本体(保護管本体)510によれば、リブ512Aを除去することにより、受口部514の内周面514Sを平滑にすることができるので、ゴム輪受口を形成して効率的に受口加工することができる。
なお、保護管本体510の材質等については任意に設定することが可能であり適宜変更してもよい。
また、保護管本体510の構成(例えば、形状、内径、外径等)については任意に設定することが可能であり適宜変更してもよい。
また、リブ112、リブ112Bに代えて、第2実施形態に係る非連続のリブ212を適用してもよい。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更をすることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、保護管本体が管軸を挟んで互いに180°反対側に位置される二つのリブ112、312を備えている場合について説明したが、例えば、リブの位置、数は任意に設定することが可能である。
例えば、管軸Oを挟んで互いに180°反対側の位置意外に配置してもよい。また、三本以上の複数のリブを備えた構成としてもよい。
また、上記実施形態においては、すべて(二つ)のリブ本体が軟質部を介して樹脂管本体に接続されている場合につて説明したが、一部のリブ本体が軟質部を介して樹脂管本体に接続されていてもよい。
また、上記実施形態においては、樹脂管本体を構成する樹脂が、硬質ポリ塩化ビニルのような強度が高い合成樹脂材料(硬質材料)により形成されている。受口継手420を構成する材料は任意に設定することが可能であり、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレン等により形成してもよい。
また、樹脂管本体を軟質部よりも軟質な材料で構成するかどうかについても任意に設定することが可能である。例えば、硬質な材料に代えて、ポリオレフィン系樹脂等の軟質な材料によって構成してもよい。
また、上記実施形態においては、リブ本体を構成する樹脂が、硬質ポリ塩化ビニルのような強度が高い合成樹脂材料(硬質材料)により形成されている。受口継手420を構成する材料は任意に設定することが可能であり、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレン等により形成してもよい。また、リブ本体を保護管本体と同じ材料で形成するかどうかは任意に設定することが可能であり、異なる材料で形成してもよい。
また、上記実施形態においては、軟質部114を構成する軟質な材料が、例えば、エラストマーにより構成される場合について説明したが、軟質部114を構成する樹脂については任意に設定することが可能であり、例えば、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられ、上記樹脂の発泡体、ゴム、エラストマーを軟質部に用いることが好ましい。
また、上記実施形態においては、受口継手410を構成する材料が硬質塩化ビニルのような強度が高い合成樹脂材料(硬質材料)により構成される場合について説明したが、樹脂管本体111を構成する硬質材料は任意に設定することが可能であり、例えば、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリエチレン、ポリプロピレン等により形成してもよい。
また、上記実施形態においては、例えば、保護管本体110が内径φ175mm、φ225mmである場合について説明したが、保護管本体の内径については任意に設定することができる。
また、上記実施形態においては、本発明を電話線等の通信ケーブル(ケーブル)150、160を地中10Aで保護するケーブル保護管100に適用する場合について説明したが、通信ケーブルに代えて、例えば電力ケーブルを地中で案内するためのケーブル保護管に適用してもよい。
保護管本体に形成された上側管路、下側管路に、ケーブル以外のものを収容してもよい。
また、上記実施形態においては、保護管本体110のリブ112にセパレータ部材120、320の被保持係合部が係合して、セパレータ部材120、320が保護管本体110に装着される場合について説明したが、保護管本体にセパレータ部材を装着する構成については任意に設定することが可能であり、上記以外の構成により保護管本体にセパレータ部材を装着してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した実施形態を適宜組み合わせて適用してもよい。
10S 内部空間
11S 上側管路(第1管路)
12S 下側管路(第2管路)
100、200、300、400、500 ケーブル保護管
110、210 保護管本体
111、211、511 樹脂管本体
111S、211S、421S、512S、514S 内周面
112、112L、112R、212、212L、212R、112B リブ
113 リブ本体
114 軟質部
120、320 セパレータ部材
410、510 受口付き保護管本体(保護管本体)
140 さや管
150、160 通信ケーブル(ケーブル)
420 受口継手

Claims (4)

  1. 内部にセパレータ部材が配置される保護管本体であって、
    樹脂管本体と、
    前記樹脂管本体の内周面に配置され前記樹脂管本体の内方に向かって突出し前記セパレータ部材を支持する複数のリブと、
    を備え、
    少なくともひとつの前記リブは、リブ本体と、前記リブ本体よりも軟質な材料からなり前記リブ本体と前記樹脂管本体の内周面とを接続する軟質部と、を備えている
    ことを特徴とする保護管本体。
  2. 請求項1に記載の保護管本体であって、
    前記軟質部は、前記樹脂管本体よりも軟質な材料からなる
    ことを特徴とする保護管本体。
  3. 請求項1又は2に記載の保護管本体であって、
    少なくともひとつの前記リブは、前記樹脂管本体の管軸に沿って間隔をあけて形成されている
    ことを特徴とする保護管本体。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の保護管本体と、
    セパレータ部材と、
    を備え、
    前記セパレータ部材は、前記保護管本体の内部に、前記樹脂管本体の管軸に沿った複数の空間を形成する
    ることを特徴とするケーブル保護管。
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