JP2000287324A - 光ケーブルの敷設方法及びガイドセパレータ - Google Patents

光ケーブルの敷設方法及びガイドセパレータ

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JP2000287324A JP8566699A JP8566699A JP2000287324A JP 2000287324 A JP2000287324 A JP 2000287324A JP 8566699 A JP8566699 A JP 8566699A JP 8566699 A JP8566699 A JP 8566699A JP 2000287324 A JP2000287324 A JP 2000287324A
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laying
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 戸建て住宅或いは集合住宅等の建物の内部に
情報通信の伝達媒体となる光ケーブルを敷設すると共に
電力ケーブルを含む敷設物を敷設する際の合理化をはか
る。 【解決手段】 長手方向に切欠部4dを配設することで
高い可撓性を持ったガイドセパレータ4の分離突起4b
に添わせて光ケーブル2,少なくとも電力ケーブル又は
可撓性を持った配管を含む敷設物3を配置し、これらを
分離突起4bで分離させた状態で結束具5によって結束
する。この状態でガイドセパレータ4を予め敷設された
共通配管1、或いは新たに敷設する共通配管1に挿通し
て敷設する。分離突起4bにガイド穴12を形成し、建物
の内部に設置した案内部材11を挿通して送り込むことで
敷設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の内部に新た
に敷設された配管或いは既設配管の内部に光ケーブルと
電気ケーブル又は可撓性配管を含む敷設物を挿通して敷
設し、或いは案内部材に沿って光ケーブルと敷設物を敷
設するに際し、この敷設を容易に行うことを可能にした
敷設方法と、この敷設方法を実施する際に用いて有利な
ガイドセパレータとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物では、内部に電力ケーブルや情報通
信のための信号線が配線される。最近では信号線として
光ケーブル(光ファイバー)を用いることが多くなって
いる。
【0003】光ケーブルを配線する場合、図8(a)〜
(c)に示すように、建築物の内部所定位置に予め共通
配管51を配管しておき、この共通配管51に光ケーブル52
を挿通して圧縮空気で圧送したり、或いは共通配管51内
に針金のようなガイド(図示せず)を挿通しておき、こ
のガイドに光ケーブル52を結び付けて引き込むようにし
ている。
【0004】住宅等では情報通信に必要な光ケーブル52
の心数は大きなものではない。このため、同図(c)に
示すように、同一の共通配管51を利用して電力ケーブル
53を配線することがある。この場合、1本の共通配管51
内に比較的軽量な光ケーブル52と重量の大きい電力ケー
ブル53が挿通される。また、共通配管51の内部には、将
来の需要を見越して可撓性を持ったパイプ54を所定数挿
通しておくのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、円筒状の共通
配管の内部に円筒状のパイプを挿通した場合、共通配管
とパイプの間に大きな隙間が形成されてしまい共通配管
内のスペースを効率的に利用することが出来ず、また共
通配管内に挿通する光ケーブルの太さも最初に挿通した
パイプの径に規制されるという問題がある。
【0006】また電力ケーブルは重量が大きいため空気
圧送による挿通が不可能であり、住宅等の設計時に計画
して敷設する必要があり、電力の需要が増加した場合、
その都度新たな配線を行うことになり、予め共通配管を
配管しておくことの利点を充分に活用し得ないという問
題がある。
【0007】また同一の共通配管内に光ケーブルと電力
ケーブルを挿通した場合、両者を非接触状態に保持する
ことは困難である。そして光ケーブルと電力ケーブルが
接触した場合、特に光ケーブルがプラスチック光ファイ
バーからなるような場合、電力ケーブルのシース材とし
て用いられる塩化ビニルの可塑剤が光ケーブルに移行し
て光伝送特性が劣化したり、機械的な強度が劣化すると
いう問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、建物の構築時に予め配管
又は案内部材を敷設しておき、或いは既設建物には必要
に応じて配管又は案内部材を敷設し、これらの配管又は
案内部材を利用して電力ケーブル,可撓性を持った配管
及び光ケーブルを配線するに際し、この敷設工事を容易
に実施することが出来る光ケーブルの敷設方法と、この
方法を実施するに当たって有利に利用し得るガイドセパ
レータとを提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る光ケーブルの敷設方法は、建物の内部に
少なくとも電気ケーブル又は可撓性配管を含む敷設物と
光ケーブルを共通配管内に挿通して又は案内部材に沿っ
て敷設するに際し、前記敷設物と光ケーブルを長尺状に
形成され且つ長手方向に配設された複数の切欠部によっ
て可撓性を付与されたガイドセパレータに添わせると共
に分離させ、該ガイドセパレータによって前記共通配管
内に挿通し又は案内部材に沿わせて敷設することを特徴
とするものである。
【0010】上記光ケーブルの敷設方法では、光ケーブ
ルと少なくとも電気ケーブル又は可撓性配管を含む敷設
物とを、新たに敷設し或いは既に敷設されている共通配
管に挿通して、又は案内部材に沿って敷設する場合、こ
れらの光ケーブルと敷設物を、長尺状に形成され且つ長
手方向に配設された複数の切欠部によって可撓性を付与
されたガイドセパレータに添わせると共に該ガイドセパ
レータによって光ケーブルと敷設物を分離し、更に、光
ケーブルと敷設物を添わせたガイドセパレータによって
共通配管内に挿通し又は案内部材に沿わせることで、こ
れらの光ケーブル及び敷設物を敷設することが出来る。
【0011】また本発明に係るガイドセパレータは、建
物の内部に少なくとも電気ケーブル又は可撓性配管を含
む敷設物と光ケーブルを共通の配管内に挿通して又は案
内部材に沿って敷設するに際し、前記敷設物と光ケーブ
ルを分離して共通配管内に挿通し又は案内部材に沿わせ
るガイドセパレータであって、断面が中央部から放射状
に複数の分離突起を設けた形状を有し且つ長手方向に配
設された複数の切欠部を有するものである。
【0012】上記ガイドセパレータでは、可撓性を有す
るため目的の共通配管が屈曲して敷設されていても、こ
の屈曲に追従することが出来る。また断面が中央部から
放射状に複数の分離突起を設けた形状に形成されるた
め、共通配管に挿通されたとき、該共通配管の内部空間
を有効に活用することが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、上記ガイドセパレータにつ
いて説明し、合わせて光ケーブルの敷設方法について説
明する。図1はガイドセパレータを用いて共通配管の内
部に光ケーブルと敷設物を敷設した状態を説明する斜視
図である。図2はガイドセパレータに光ケーブルと敷設
物を添わせた状態を説明する斜視図である。図3はガイ
ドセパレータの構成例を説明する図である。図4は案内
部材としてのワイヤーに沿ってガイドセパレータを敷設
した状態を説明する図である。図5はガイドセパレータ
の構成例を説明する図である。図6はガイドセパレータ
の更に他の構成例を説明する図である。図7はガイドセ
パレータの好ましい使用例を説明する図である。
【0014】本発明に係る光ケーブルの敷設方法は、例
えば戸建て住宅や集合住宅等の建物の内部に予め敷設さ
れ或いはその都度敷設される共通配管1(図1参照)、
又は案内部材11(図4参照)に、光ケーブル2と少なく
とも電力ケーブル或いは可撓性を持った配管を含む敷設
物3を挿通して敷設する際に、共通配管1の内部を分割
して分離し、或いは露出した状態で分離するガイドセパ
レータ4に光ケーブル2及び敷設物3を添わせると共に
該ガイドセパレータ4をガイドとして挿通することで、
容易に且つ確実に光ケーブル2,敷設物3を敷設し得る
ようにしたものである。
【0015】特に、信号を通信する光ケーブル2とネッ
トワーク機器や情報処理装置に必要な電力ケーブル或い
は可撓性を持った配管を含む敷設物3を同様な通路を持
って敷設することが可能であるため、建物の室内に、図
7に示すような情報コンセント21を形成する際に有利で
ある。
【0016】情報コンセント21は、例えば室の壁22に取
り付けられ、壁内側にはガイドセパレータ4に案内され
た光ケーブル3及び敷設物4が敷設され、該光ケーブル
2,敷設物3の中から選択されたものが接続されてい
る。また室内側には、光ケーブル2と接続された光入出
力部21a,電源供給部21bが設けられており、これらの
各部21a,21bに、例えばコンピュータ23の光ケーブル
23a,電源コード23bが接続されている。
【0017】上記情報コンセント21は戸建て住宅の場
合、選択された室に設けても良く、また全ての室に設け
ても良い。何れにしても戸建て住宅では多くの室を有す
るものではないため、建物の内部に光ケーブルを敷設す
る作業も容易に行うことが可能である。
【0018】また集合住宅等の建物では、各戸毎に情報
信号線を敷設する場合、戸数に応じて信号線の数が変化
するため、大型集合住宅では数百本の信号線を敷設する
ことが必要となる場合がある。このような場合、信号線
として金属線を利用すると、重量及び容積共に大きくな
るが、信号線として光ケーブルを用いることによって軽
量で且つ小さい容積で所要の配線を行うことが可能であ
る。
【0019】従って、本実施例は、戸建て住宅や集合住
宅等の建物に於ける光ケーブル2と敷設物3を合理的に
敷設するための方法と、この方法を実施する際に用いて
有利なガイドセパレータに関するものである。
【0020】先ず、図1〜図3により建物の内部に設け
た共通配管1内に挿通する実施例について説明する。
【0021】共通配管1は、住宅等の建物内に敷設さ
れ、内部に光ケーブル2,電力ケーブルや可撓性を持っ
た配管を含む他の管やチューブ或いはコード類からなる
敷設物3を挿通するものである。この共通配管1の径は
特に限定するものではなく、予め想定された光ケーブル
2,敷設物3の数量や径等に応じて適宜設定される。通
常の住宅に於いては、直径15mm〜30mmの配管が用いられ
ている。
【0022】共通配管1は建築物の壁内や天井等の比較
的狭い空間に設置されるため、適度な可撓性を有するこ
とが好ましい。本実施例では、外周にスパイラル状の凸
部を形成した合成樹脂製の長尺状のパイプを利用して共
通配管1を構成している。
【0023】光ケーブル2は情報通信に於ける信号の伝
達媒体として利用されるものであって、この機能を有す
るものであれば用いることが可能である。即ち、ファイ
バーの材質を特に限定するものではない。しかし、共通
配管1が住宅等に於ける屋内配管であるため、高い頻度
で屈曲している可能性があり、このような屈曲に追従し
得るプラスチック光ファイバーであることが好ましく、
マルチコアプラスチック光ファイバーであればより好ま
しい。
【0024】敷設物3は少なくとも電力ケーブル又は可
撓性を持った配管を含むものであり、前記以外には、コ
ード等のように電気エネルギを伝達するための線類、或
いは信号を伝達する線類等を含めることが可能であり、
共通配管1の内部に挿通されて建物内に敷設される線状
の物体全てを含むことが可能である。
【0025】ガイドセパレータ4は、上記光ケーブル2
と敷設物3を共通配管1の内部に挿通する際にガイドと
なる機能を有し、且つ共通配管1の内部に挿通されて該
共通配管1の内部空間を分割する機能を有するものであ
る。このため、ガイドセパレータ4は、長尺状で且つ可
撓性を持って形成されている。
【0026】ガイドセパレータ4は、図3に示すよう
に、長手方向に対して直交する方向の断面が、中央部分
4aから放射状に複数の分離突起4bが形成された形状
を持って形成されている。即ち、同図(a)〜(c)に
示すように、中央部4aから3本の分離突起4bを形成
したものや、同図(d)〜(f)に示すように、中央部
4aから4本の分離突起4bを形成したもの、或いは4
本以上の分離突起4bを形成したもの等が形成される。
【0027】またガイドセパレータ4の中央部4aは必
ずしも中実状である必要はなく、同図(b),(e)に
示すように、筒状の孔4cを形成しても良い。この場
合、孔4cの内部にも光ケーブル2或いは敷設物3を挿
通することが可能となる。
【0028】ガイドセパレータ4は、可撓性と適度な剛
性を発揮し得る材質(例えばポリエチレン,ポリプロピ
レン,ナイロン,ポリアセタール等の合成樹脂やアルミ
ニウム等の金属)で構成されている。しかし、より高度
な可撓性を発揮させるために、同図(a)〜(f)に示
すように、分離突起4bに所定のピッチで切欠部4dが
形成されている。この切欠部4dの寸法やピッチは特に
限定するものではなく、ガイドセパレータ4が充分な可
撓性を発揮し得る程度の寸法とピッチを設定することが
必要である。
【0029】上記の如く、分離突起4に切欠部4dを形
成することによって、より柔軟に共通配管1の屈曲に追
従することが可能となる。またガイドセパレータ4に光
ケーブル2,敷設物3を添わせて紐等の結束具5によっ
て三者を結束する際に、この結束具5を切欠部4dを利
用して周方向に巻き付けて結束することが可能であり、
ガイドセパレータ4に対して光ケーブル2,敷設物3を
安定した状態で一体化させることが可能である。尚、切
欠部4dの形状は、同図(g)に示すように切込15であ
っても良い。
【0030】分離突起4bの外接円の径は共通配管1の
内径と略等しいか或いは小さい値を有しており、共通配
管1の内部に円滑に挿通し得るように構成されている。
特に、同図(c),(f)に示すように、分離突起4b
の頂部に外接円の周に沿った円弧状のフィン4eを形成
することによって、分離突起4bに添って配置された光
ケーブル2,敷設物3をフィン4eによって抱え込むこ
とが可能となり、結束具5を用いることなく一体化をは
かることが可能である。
【0031】上記の如く構成されたガイドセパレータ4
を利用して予め建物の内部に敷設された共通配管1に、
或いは共通配管1の敷設と同時に光ケーブル2,敷設物
3を挿通して敷設する手順について説明する。
【0032】先ず、ガイドセパレータ4の分離突起4b
に添わせて光ケーブル2及び敷設物3を配置する。この
とき、光ケーブル2と敷設物3は一つの分離突起4bの
同じ方向に配置することなく、夫々分離突起4bによっ
て分離された空間に配置する。そしてガイドセパレータ
4に光ケーブル2,敷設物3を添わせた後、結束具5に
よって結束して一体化をはかる。
【0033】その後、光ケーブル2,敷設物3を一体化
させたガイドセパレータ4を共通配管1の内部に挿通し
て敷設する。このとき、光ケーブル2,敷設物3,ガイ
ドセパレータ4が夫々可撓性を有し、且つガイドセパレ
ータ4が適度な剛性を有するため、共通配管1が屈曲し
ていても、この屈曲に沿って追従することが可能であ
る。
【0034】次に、図4,図5により建物に設置した案
内部材11に沿わせてガイドセパレータ4を敷設すると共
に該ガイドセパレータ4に光ケーブル2及び敷設物3を
敷設する実施例について説明する。
【0035】図4に示す案内部材11は、適度な剛性と可
撓性を有する例えばピアノ線やレール状の線材を用いて
構成されている。しかし案内部材11をこのような例に係
る線状の部材に限定するものではなく、上記以外にも、
長尺状のアルミニウムの成形品や合成樹脂の成形品から
なる案内部材を用いることが可能である。例えば、案内
部材11としてアルミニウムや合成樹脂の成形品を用いた
場合、建物の建築時点で該建物の壁内に予め設定した経
路で設置しておくことが可能であり、また線状の部材を
用いた場合、既設の建物に於ける壁内に挿通して設置す
ることが可能である。
【0036】ガイドセパレータ4を構成する分離突起4
bには案内部材11を挿通するガイド穴12が形成されてお
り、このガイド穴12に案内部材11を挿通しつつ該案内部
材11の一方側から他方側へと送り込むことで、光ケーブ
ル2,敷設物3を一体的に取り付けたガイドセパレータ
4を案内部材11に沿わせて敷設し得るように構成されて
いる。
【0037】線状に形成された案内部材11をガイド穴12
に挿通して係止し得るように構成したガイドセパレータ
4としては、図5(a),(b)に示すように、3つの
分離突起4bの中から選択された1つの分離突起4bの
先端に穴12を形成したものや、同図(c)に示すよう
に、本体部4aから1つの分離突起4bの先端に形成し
たガイド穴12に向けて割れ13を形成し、該割れ13を通し
て案内部材11をガイド穴12に挿通し得るように構成した
もの、或いは同図(d)に示すように、分離突起4bの
先端部分をフック状に形成することによって、ガイド穴
12を形成すると共に該ガイド穴12と分離突起4bとの間
に割れ14を形成したもの等を用いることが可能である。
【0038】尚、ガイドセパレータ4の上記形状は夫々
限定されるべきものではなく、単なる例であることは当
然である。
【0039】図6に示すガイドセパレータ4は、分離突
起4bに光ケーブル2,敷設物3を沿わせたとき、結束
具5を用いることなく両者を一体化し得るように構成し
たものである。即ち、ガイドセパレータ4は長手方向に
所定角度の捩れを有しており、この捩れに伴って分離突
起4bが捩れている。
【0040】このため、ガイドセパレータ4に光ケーブ
ル2,敷設物3を沿わせる際に、切欠部4dを通過させ
つつ分離突起4bに沿わせることで、これらの光ケーブ
ル2,敷設物3は、分離突起4bに絡まるようにして一
体化し、光ケーブル2,敷設物3と分離突起4bの間に
積極的に接触摩擦が生じ、これらの光ケーブル2,敷設
物3がガイドセパレータ4から離脱して弛みが生じるよ
うなことがない。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
光ケーブルの敷設方法では、敷設された共通配管の内部
に又は案内部材に沿わせて光ケーブル及び少なくとも電
力ケーブル又は可撓性を持った配管を含む敷設物を挿通
して敷設するに際し、光ケーブルと電力ケーブルを非接
触状態に保持することが出来る。このため、電力ケーブ
ルのシース材として用いられる塩化ビニルの可塑剤が光
ケーブルに移行して生じる光伝送特性の劣化や、機械的
な強度の劣化を防止することが出来る。
【0042】また共通配管にガイドセパレータを利用し
て光ケーブル,敷設物を敷設したとき、ガイドセパレー
タによって分割した共通配管の内部空間の余り部位に新
たな配線を施すような場合に、この配線を容易に行うこ
とが出来、特に、新たな配線が既に挿通されている光ケ
ーブル,敷設物に絡まることがない。更に、既存の配線
を更新する作業も容易である。
【0043】ガイドセパレータを利用することによっ
て、敷設すべき共通配管に対する選択の自由度を向上す
ることが出来る。このため、特に光ケーブルを挿通する
ことを想定していない配管であっても利用することが可
能となり、既設の配管で余裕があれば、この既設管を利
用することが出来、コスト的に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガイドセパレータを用いて共通配管の内部に光
ケーブルと敷設物を敷設した状態を説明する斜視図であ
る。
【図2】ガイドセパレータに光ケーブルと敷設物を添わ
せた状態を説明する斜視図である。
【図3】ガイドセパレータの構成例を説明する図であ
る。
【図4】案内部材としてのワイヤーに沿ってガイドセパ
レータを敷設した状態を説明する図である。
【図5】ガイドセパレータの構成例を説明する図であ
る。
【図6】ガイドセパレータの更に他の構成例を説明する
図である。
【図7】ガイドセパレータの好ましい使用例を説明する
図である。
【図8】従来の配管の例を説明する図である。
【符号の説明】
1 共通配管 2 光ケーブル 3 敷設物 4 ガイドセパレータ 4a 中央部分 4b 分離突起 4c 孔 4d 切欠部 4e フィン 5 結束具 11 案内部材 12 ガイド穴 13,14 割れ 15 切込 21 情報コンセント 21a 光入出力部 21b 電源供給部 22 壁 23 コンピュータ 23a 光ケーブル 23b 電源コード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の内部に少なくとも電気ケーブル又
    は可撓性配管を含む敷設物と光ケーブルを共通配管内に
    挿通して又は案内部材に沿って敷設するに際し、前記敷
    設物と光ケーブルを長尺状に形成され且つ長手方向に配
    設された複数の切欠部によって可撓性を付与されたガイ
    ドセパレータに添わせると共に分離させ、該ガイドセパ
    レータによって前記共通配管内に挿通し又は案内部材に
    沿わせて敷設することを特徴とする光ケーブルの敷設方
    法。
  2. 【請求項2】 建物の内部に少なくとも電気ケーブル又
    は可撓性配管を含む敷設物と光ケーブルを共通の配管内
    に挿通して又は案内部材に沿って敷設するに際し、前記
    敷設物と光ケーブルを分離して共通配管内に挿通し又は
    案内部材に沿わせるガイドセパレータであって、断面が
    中央部から放射状に複数の分離突起を設けた形状を有し
    且つ長手方向に配設された複数の切欠部を有することを
    特徴とするガイドセパレータ。
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