JP2005323480A - パイプケーブル及びパイプケーブル用接続治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既存の電気通信ケーブルを効率よく収納することができ、光ファイバケーブルの敷設が必要な場合に敷設を容易におこなうことのできるパイプケーブルを提供すること。
【解決手段】 可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の管に軸方向にスリットを設けてなる第1の管2A(11)と、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の第2の管2B(12)とを一体に形成する。
【選択図】 図 1

Description

本発明は、住宅内に配線する合成樹脂管(CD管)に係り、特に住宅内配線の光化に適したパイプケーブル及びパイプケーブル用接続治具に関する。
最近の電気通信技術の進歩は、住宅内に電源線の敷設の他、各種電気通信用のケーブルが敷設されるに至っている。このような電気通信ケーブルには、電話ケーブル、LAN用ケーブル等があり、これらの電気通信ケーブルは、外的衝撃に弱く、破損し易いためパイプ状に形成された合成樹脂管(CD管)に収納して配線することが増加している。また、このようにパイプ状に形成された合成樹脂管(CD管)内に電話ケーブル、LAN用ケーブル等を収納すると、光ファイバが必要なときに、引き替えが可能であるという利点を有している。
しかしながら、工事費のコストダウンの要求により、現在は合成樹脂管(CD管)を使わずに電話ケーブル、LAN用ケーブルをそのまま配線することも行われている。この場合、各ケーブルが剥き出しになっており、釘、ステップルなどによりケーブルが傷つけられ、本来の性能がでない。
この種の合成樹脂管(CD管)として、コルゲートの波形の条方向を周方向とした合成樹脂製コルゲート管を利用した配線の束を保持して保護する配線管が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1は、図7に示されるように蛇腹状に形成されるパイプからなる合成樹脂製のコルゲート管(CD管)で製作した配線管である。すなわち、パイプケーブル40は、軸方向に直行するように内部に所定間隔で凹部41が形成されており、外部には、所定間隔で凸部42が形成されている。
特開平6−245347号公報(第3頁 第1図)
しかし、特許文献1のように1つのCD管(合成樹脂製のコルゲート管)内に電話ケーブル、LAN用ケーブルを配線している場合、これらCD管内に収納されたケーブルの他に光ファイバが必要になった場合、電話ケーブル、LAN用ケーブルが配線してある中にさらに光ファイバを追い張り(配線)しようとすると、CD管内のスペースが小さいため難しく、また、現在使用している電話ケーブルを取り除くこともできないという問題がある。そこで、このような増新設が生じる場合に備えて、電話ケーブル、LAN用ケーブルの入ったCD管とは別に、空のCD管を配線しておくことがある。
この通信用ケーブルの入ったCD管とは別に、空のCD管を配線して2本のCD管を設ける場合、別々独立したCD管を2本用いると配線コストが上がる。そこで、2本のCD管を配線する配線コストを下げるために、従来より図6に示される如き2つのCD管を繋げて2連のCD管として構成した2連CD管50が提案されている。この図6に図示の2連CD管50は、2つのパイプケーブル40、40を有し、この2つのパイプケーブル40、40は、連結部43によって連結されている。この2連CD管50の一方のパイプケーブル40には、電話ケーブル44、LAN用ケーブル45が挿入されている。また、他方のパイプケーブル40には、光ファイバを通線するため、空の状態になっている。
このように電話ケーブル44やLAN用ケーブル45を収納するのにCD管を使うと、電話ケーブル44やLAN用ケーブル45などのケーブルを挿入するのに端末から挿入しなければならず、より多くのケーブルを挿入することができない。したがって、CD管の内断面積のわりに、収納できるケーブル本数が少ないという問題がある。
しかし、一方では、住宅内に設けられるコンセントは、各部屋毎にテレビ、電話、LAN用のコンセントが一体となった情報用コンセントが主流となっており、必要なケーブル本数は増える方向にある。したがって、CD管内に収納できないケーブルは、ステップルなどで止めるか、もう1本CD管を敷設する必要があるなど、配線上のコストアップは避けられないものとなっている。
また、TV放送のデジタル化といった多様化(地上波デジタル、BSデジタル、110度CS)に伴い、同軸ケーブルが増え、現状の配管サイズでは、収容し切らないという問題を有している。
本発明の目的は、既存の電気通信ケーブルを効率よく収納することができ、光ファイバケーブルの敷設が必要な場合に敷設を容易におこなうことのできるパイプケーブルを提供することにある。
本発明の他の目的は、既存の電気通信ケーブルを効率よく収納することができ、ケーブルの増設が必要な場合に、容易に増設でき、ケーブル全体の外径を小さくでき、狭いところへの配線を容易にすることのできるパイプケーブルを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、既存の電気通信ケーブルを効率よく収納でき、光ファイバケーブルの敷設が必要な場合に敷設を容易に行うことができ、収納するケーブルの本数が増加して、CD管内に収容できない場合でもケーブルをCD管に収容することのできるパイプケーブル用接続治具を提供することにある。
請求項1に記載の本発明に係るパイプケーブルは、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の管に軸方向にスリットを設けてなる第1の管と、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の第2の管とを一体に形成して構成したものである。
請求項2に記載の本発明に係るパイプケーブルは、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の管に軸方向にスリットを設けてなる第1の管と、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の第2の管とを備え、S字フックで一体に固定して構成したものである。
請求項3に記載の本発明に係るパイプケーブルは、第1の管に、同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブルを収納し、第2の管に、光ファイバを収納するようにして構成したものである。
請求項4に記載の本発明に係るパイプケーブルは、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の管に軸方向にスリットを設け、該管内に既存のケーブルを収納すると共に光ファイバ増設用のパイプを設けて構成したものである。
請求項5に記載の本発明に係るパイプケーブル用接続治具は、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の管に軸方向にスリットを設けてなる第1の管を把持する第1把持部と、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の第2の管を把持する第2把持部とを有し、第1把持部と第2把持部とを連結する連結部を備え、連結部に断面C字状のケーブル収納部を設けて構成したものである。
請求項1に記載の発明によれば、既存の電気通信ケーブルを効率よく収納することができ、光ファイバケーブルの敷設が必要な場合に敷設を容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、既存の電気通信ケーブルを効率よく収納することができ、光ファイバケーブルの敷設が必要な場合に敷設を容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、電気通信ケーブルを仕分けして効率よく収納することができ、光ファイバケーブルの敷設が必要な場合に容易に敷設することができる。
請求項4に記載の発明によれば、既存の電気通信ケーブルを効率よく収納することができ、ケーブルの増設が必要な場合に、容易に増設でき、ケーブル全体の外径を小さくでき、狭いところへの配線を容易にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、既存の電気通信ケーブルを効率よく収納でき、光ファイバケーブルの敷設が必要な場合に敷設を容易に行うことができ、収納するケーブルの本数が増加して、CD管内に収容できない場合でもケーブルをCD管に収容することができる。
本発明に係るパイプケーブルは、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の管に軸方向にスリットを設けてなる第1の管と、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の第2の管とを一体に形成することによって実現する。
また、本発明に係るパイプケーブルは、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の管に軸方向にスリットを設け、該管内に既存のケーブルを収納すると共に光ファイバ増設用のパイプを設けて形成することによって実現する。
さらに、本発明に係るパイプケーブル用接続治具は、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の管に軸方向にスリットを設けてなる第1の管を把持する第1把持部と、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の第2の管を把持する第2把持部とを有し、第1把持部と第2把持部とを連結する連結部を設け、連結部に断面C字状のケーブル収納部を設けることによって実現する。
以下、本発明の実施例について説明する。
図1には、本発明に係るパイプケーブルの第1の実施例が示されている。
図1において、パイプケーブル1は、中空の筒状の第1の管2Aと中空の筒状の第2の管2Bとを一体成形で構成してあり、第1の管2Aと第2の管2Bとは、接合部3によって分離できないように構成されている。この第1の管2Aと第2の管2Bは、共にポリオレフィン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂材料によって形成されている。そして、この第1の管2Aと第2の管2Bは、合成樹脂製で蛇腹状に形成されたコルゲート管で構成すると、より高い可撓性を持たせることができる。
そして、第1の管2Aは、可撓性を有する材質(例えば、合成樹脂)で形成される管で、軸方向にスリット4が形成されて構成されている。この第1の管2Aは、合成樹脂製のシームレス管で構成することもできる。この第1の管2Aには、同軸ケーブル5、LAN用ケーブル6、電話ケーブル7が収納されている。すなわち、この第1の管2Aは、ケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を複数本収納する配管で、軸方向に形成されているスリット4を利用して、その部分を裂き、ケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を挿着する。このスリット4入り配管(第1の管2A)の目的は、ケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)の保護であり、将来、ケーブルの通線を行わない管である。
LAN用ケーブル6は、要求される伝送特性が高く、外力により特性の低下が生じやすいので、スリット入り配管(第1の管2A)内に収納することが望ましい。また、VVFなどの電力ケーブルは、安全及び誘導防止のため、通信ケーブル(同軸、電話用、LAN用)と一体化としない方が望ましい。
また、第2の管2Bは、可撓性を有する材質(例えば、合成樹脂)でパイプ状に形成されている。この第2の管2Bは、合成樹脂製のシームレス管で構成することもできる。この第2の管2Bは、光ファイバ増設用の配管で、将来、光ファイバを通線するため、スリットが形成されていないCD管である。
したがって、本実施例によれば、ケーブルを収納する配管(第1の管2A)は、スリット4の部分を裂き開いて既存のケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を挿着し、後から通線するということを考慮しないため、通線のための空間を考慮しなくて済み、より多くのケーブルを収納することができる。
また、本実施例によれば、ケーブルを収納する配管(第1の管2A)は、スリット4の部分を裂き開いて既存のケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を挿着するため、管の長さにケーブル挿着が左右されないので、長さの制限無くケーブルを収納することができる。
さらに、本実施例によれば、ケーブルを収納する配管(第1の管2A)は、その形成材料が柔らかい材料で構成されているため、ケーブルを収納するのに手間が掛からない。
またさらに、本実施例によれば、2つの配管が一体成形で構成してあり、第1の管2Aと第2の管2Bとが接合部3で分離できないように固着されているため、配線後のステップル、釘によって傷付ける心配がない。
図2には、本発明に係るパイプケーブルの第2の実施例が示されている。
図2において、パイプケーブル10は、中空の筒状の第1の管11と中空の筒状の第2の管12とを用いて構成してあり、第1の管11と第2の管12とは、S字フック13によって併設させて固定されている。この第1の管11と第2の管12は、共にポリオレフィン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂材料によって形成されている。そして、この第1の管11と第2の管12は、合成樹脂製で蛇腹状に形成されたコルゲート管によって構成すると、より高い可撓性を持たせることができる。
そして、第1の管11は、可撓性を有する材質(例えば、合成樹脂)で形成される管で、軸方向にスリット14が形成されて構成されている。この第1の管11は、合成樹脂製のシームレス管で構成することもできる。この第1の管11には、同軸ケーブル15、LAN用ケーブル16、電話ケーブル17が収納されている。すなわち、この第1の管11は、ケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を複数本収納する配管で、軸方向に形成されているスリット14を利用して、その部分を裂き、ケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を挿着する。このスリット14入り配管(第1の管11)の目的は、ケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)の保護であり、将来、ケーブルの通線を行わないCD管である。
LAN用ケーブル16は、要求される伝送特性が高く、外力により特性の低下が生じやすいので、スリット入り配管(第1の管11)内に収納することが望ましい。また、VVFなどの電力ケーブルは、安全及び誘導防止のため、通信ケーブル(同軸、電話用、LAN用)と一体化としない方が望ましい。
また、第2の管12は、可撓性を有する材質(例えば、合成樹脂)でパイプ状に形成されている。この第2の管12は、合成樹脂製のシームレス管で構成することもできる。この第2の管12は、光ファイバ増設用の配管で、将来、光ファイバを通線するため、スリットが形成されていないCD管である。この第2の管12には、硬質ポリエチレンなどの摩擦が小さく、硬い材料が適している。
本実施例においては、第1の管11と第2の管12をS字フック13によって固定するようになっているが、ビニルテープ、インシュロックなどで止める方法でも可能である。
したがって、本実施例によれば、ケーブルを収納する配管(第1の管11)は、スリット14の部分を裂き開いて既存のケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を挿着し、後から通線するということを考慮しないため、通線のための空間を考慮しなくて済み、より多くのケーブルを収納することができる。
また、本実施例によれば、ケーブルを収納する配管(第1の管11)は、スリット14の部分を裂き開いて既存のケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を挿着するため、管の長さにケーブル挿着が左右されないので、長さの制限無くケーブルを収納することができる。
さらに、本実施例によれば、ケーブルを収納する配管(第1の管11)は、その形成材料が柔らかい材料で構成されているため、ケーブルを収納するのに手間が掛からない。
またさらに、本実施例によれば、2つの配管をS字フック13で一体に固定してあるため、配線後のステップル、釘によって傷付ける心配がない。
図3には、本発明に係るパイプケーブルの第3の実施例が示されている。
図3において、パイプケーブル30は、中空の筒状の大径の管31を有している。この管31は、ポリオレフィン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂材料で形成されている。そして、この管31は、合成樹脂製で蛇腹状に形成したコルゲート管で構成すると、より高い可撓性を持たせることができる。
そして、管31は、可撓性を有する材質(例えば、合成樹脂)で形成される管で、軸方向にスリット32が形成されて構成されている。この管31は、合成樹脂製のシームレス管で構成することもできる。この管31内には、光ファイバを増設した際に、光ファイバを収納するため、現在何のケーブルも収納されていない空の小径で可撓性を有する材質によって形成される合成樹脂製のシームレス管で構成される光ファイバ増設用のパイプ33が予め収納されている。
また、この管31内には、光ファイバ増設用のパイプ33の他、同軸ケーブル34、LAN用ケーブル35、電話ケーブル36が収納されている。すなわち、この管31は、ケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を複数本収納すると共に光ファイバを増設した際に、光ファイバを収納するための空の光ファイバ増設用のパイプ33を収納する配管で、軸方向に形成されているスリット32を利用して、その部分を裂き、既存のケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を挿着する。このスリット32入り配管(管31)の目的は、既存のケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)の保護であり、将来、光ファイバ増設用のパイプ33に光ファイバケーブルの通線を行う管である。
LAN用ケーブル35は、要求される伝送特性が高く、外力により特性の低下が生じやすいので、スリット入り配管(管31)内に収納することが望ましい。また、VVFなどの電力ケーブルは、安全及び誘導防止のため、通信ケーブル(同軸、電話用、LAN用)と一体化としない方が望ましい。
また、光ファイバ増設用のパイプ33は、可撓性を有する材質(例えば、合成樹脂)でパイプ状に形成されている。この光ファイバ増設用のパイプ33は、合成樹脂製のシームレス管で構成することもできる。この光ファイバ増設用のパイプ33は、光ファイバ増設用の配管で、将来、光ファイバを通線するため、スリットが形成されていないCD管である。
したがって、本実施例によれば、ケーブルを収納する配管(管31)は、スリット32の部分を裂き開いて既存のケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を挿着し、後から通線するということを考慮しないため、通線のための空間を考慮しなくて済み、より多くのケーブルを収納することができる。
また、本実施例によれば、ケーブルを収納する配管(管31)は、スリット32の部分を裂き開いて既存のケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を挿着するため、管の長さにケーブル挿着が左右されないので、長さの制限無くケーブルを収納することができる。
さらに、本実施例によれば、ケーブルを収納する配管(管31)は、その形成材料が柔らかい材料で構成されているため、ケーブルを収納するのに手間かが掛からない。
図4、図5には、本発明に係るパイプケーブル用接続治具の一実施例が示されている。
図4において、パイプケーブル用接続治具20は、第1の管11を把持する第1把持部21と、第2の管12を把持する第2把持部22を有している。この第1把持部21と第2把持部22は、第1把持部21と第2把持部22を繋ぐ連結部23によって固着されている。この第1把持部21は、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の筒状に形成され、連結部23の固着側に対向する位置に軸方向にスリット24が設けられている。このスリット24は、第1の管11を挿脱着する際に裂き開くためのものである。また、第2把持部22は、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の筒状に形成され、連結部23の固着側に対向する位置に軸方向にスリット25が設けられている。このスリット25は、第2の管12を挿脱着する際に裂き開くためのものである。
連結部23は、断面矩形状の帯状に形成されており、第1把持部21と第2把持部22の取付位置と直交する面のそれぞれに、ケーブル収納部26、27が設けられている。このケーブル収納部26は、断面C字状の形成され、ケーブルを収納する際に、ケーブルを出し入れするスリット28が形成されている。また、このケーブル収納部27は、断面C字状の形成され、ケーブルを収納する際に、ケーブルを出し入れするスリット29が形成されている。
このケーブル収納部26、27のケーブル取付部分の内径は、具体的には、同軸ケーブル(S−5C−FB:外径7.7mm)外径の−2mm〜−1mm、つまり5.7mm〜6.7mmに形成する。住宅内で使用される電話用ケーブルの外径は、同軸ケーブルの外径よりも小さいことが多いので、電話用ケーブルのケーブル収納部26、27への取り付け部分には、ビニルテープを巻いて、外径を5.7mm〜6.7mmとすることで対応することができる。
このパイプケーブル用接続治具20は、敷設時に離れないような硬い材質が適している。また、パイプケーブル用接続治具20は、敷設時の摩擦を小さくするために、配管と同じ硬質ポリエチレンなどが適している。さらに、パイプケーブル用接続治具20は、第1の管11、第2の管12の長手方向(軸方向)に一定のピッチ(1mなど)で止めるのでよい。
また、第1の管11と第2の管12は、共にポリオレフィン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂材料によって形成されている。 そして、この第1の管11と第2の管12は、合成樹脂製で蛇腹状に形成したコルゲート管で構成すると、より高い可撓性を持たせることができる。さらに、第1の管11は、可撓性を有する材質(合成樹脂)で形成される管で、軸方向にスリット14が設けられている。この第1の管11は、合成樹脂製のシームレス管で構成することもできる。この第1の管11には、同軸ケーブル15、LAN用ケーブル16、電話ケーブル17が収納されている。すなわち、この第1の管11は、ケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を複数本収納する配管で、軸方向に形成されているスリット14を利用して、その部分を裂き、ケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を挿着する。このスリット14入り配管(第1の管11)の目的は、ケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)の保護であり、将来、ケーブルの通線を行わないCD管である。
LAN用ケーブル16は、要求される伝送特性が高く、外力により特性の低下が生じやすいので、スリット入り配管(第1の管11)内に収納することが望ましい。また、VVFなどの電力ケーブルは、安全及び誘導防止のため、通信ケーブル(同軸、電話用、LAN用)と一体化としない方が望ましい。
また、第2の管12は、可撓性を有する材質(例えば、合成樹脂)でパイプ状に形成されている。この第2の管12は、合成樹脂製のシームレス管で構成することもできる。この第2の管12は、光ファイバ増設用の配管で、将来、光ファイバを通線するため、スリットが形成されていないCD管である。この第2の管12には、硬質ポリエチレンなどの摩擦が小さく、硬い材料が適している。
現状の第1の管11の配管サイズでは、ケーブル3本を収納するのがスペース的に限界であり、TV放送のデジタル化と多様化(地上波デジタル、BSデジタル、110度CS)に伴い、電話ケーブル18、同軸ケーブル19が増加しても、図5に図示の如く、第1把持部21に電話ケーブル18を、第2の把持部22に同軸ケーブル19を収納し、第1の管11の配管サイズを変えることなく、第1の管11の配管数を増やすことなく、ケーブル数増加に対応することができる。
したがって、本実施例によれば、ケーブルを収納する配管(第1の管11)は、スリット14の部分を裂き開いて既存のケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を挿着し、後から通線するということを考慮しないため、通線のための空間を考慮しなくて済み、より多くのケーブルを収納することができる。
また、本実施例によれば、ケーブルを収納する配管(第1の管11)は、スリット14の部分を裂き開いて既存のケーブル(同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブル等)を挿着するため、管の長さにケーブル挿着が左右されないので、長さの制限無くケーブルを収納することができる。
さらに、本実施例によれば、ケーブルを収納する配管(第1の管11)は、その形成材料が柔らかい材料で構成されているため、ケーブルを収納するのに手間かが掛からない。
またさらに、本実施例によれば、2つの配管をS字フック13で一体に固定してあるため、配線後のステップル、釘によって傷付ける心配がない。
さらにまた、現状の第1の管11の配管サイズでは、ケーブル3本を収納するのがスペース的に限界であり、TV放送のデジタル化と多様化(地上波デジタル、BSデジタル、110度CS)に伴い、同軸ケーブルが増加し、2本増えても、本実施例によれば、十分に対応することができる。
本発明に係るパイプケーブルの第1の実施例を示す断面図。 本発明に係るパイプケーブルの第2の実施例を示す断面図。 本発明に係るパイプケーブルの第3の実施例を示す断面図。 本発明に係るパイプケーブル用接続治具の実施例を示す断面図。 本発明に係るパイプケーブル用接続治具にケーブルを装着した状態を示す断面図。 従来の2つのCD管を繋げた2連CD管の断面図。 図6に図示の2連CD管の側面図。
符号の説明
1,10………………パイプケーブル
2A,11……………第1の管
2B,12……………第2の管
3………………………接合部
4,14………………スリット
5,15………………同軸ケーブル
6,16………………LAN用ケーブル
7,17………………電話ケーブル
13……………………S字フック
18……………………電話ケーブル
19……………………同軸ケーブル
20……………………パイプケーブル用接続治具
21……………………第1把持部
22……………………第2把持部
23……………………連結部
24,25……………スリット
26,27……………ケーブル収納部
28,29……………スリット
30……………………パイプケーブル
31……………………管
32……………………スリット
33……………………光ファイバ増設用のパイプ
34……………………同軸ケーブル
35……………………LAN用ケーブル
36……………………電話ケーブル

Claims (5)

  1. 可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の管に軸方向にスリットを設けてなる第1の管と、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の第2の管とを一体に形成したことを特徴とするパイプケーブル。
  2. 可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の管に軸方向にスリットを設けてなる第1の管と、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の第2の管とを備え、S字フックで一体に固定してなるパイプケーブル。
  3. 前記第1の管には、同軸ケーブル、電話ケーブル、LAN用ケーブルを収納し、第2の管には、光ファイバを収納するようにしたものである請求項1又は2に記載のパイプケーブル。
  4. 可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の管に軸方向にスリットを設け、該管内に既存のケーブルを収納すると共に光ファイバ増設用のパイプを設けて形成したことを特徴とするパイプケーブル。
  5. 可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の管に軸方向にスリットを設けてなる第1の管を把持する第1把持部と、可撓性を有する材質で形成される合成樹脂製の第2の管を把持する第2把持部とを有し、前記第1把持部と前記第2把持部とを連結する連結部を備え、前記連結部に断面C字状のケーブル収納部を設けたことを特徴とするパイプケーブル用接続治具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011155763A (ja) * 2010-01-27 2011-08-11 Fujikura Ltd ワイヤーハーネス
JP2014176119A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Furukawa Electric Co Ltd:The ワイヤーハーネス保持体

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