JPH11303188A - 合成樹脂管 - Google Patents

合成樹脂管

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Publication number
JPH11303188A
JPH11303188A JP10639398A JP10639398A JPH11303188A JP H11303188 A JPH11303188 A JP H11303188A JP 10639398 A JP10639398 A JP 10639398A JP 10639398 A JP10639398 A JP 10639398A JP H11303188 A JPH11303188 A JP H11303188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
cable
resin pipe
main body
pipe main
Prior art date
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Pending
Application number
JP10639398A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Ishiyasu
敏行 石保
Yori Hanakawa
因 花川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP10639398A priority Critical patent/JPH11303188A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】埋設後に物性を低下させることなくケーブルを
後付けすることが出来る合成樹脂管を提供する。 【解決手段】合成樹脂管本体1の上側の内面に、管軸方
向に沿って突条11が突設され、該突条11に別体のケーブ
ル支持具が固定出来る取付板2が支持されている。ま
た、取付板2の底面に、管軸方向に沿ってケーブル支持
具嵌合凹溝が刻設されている。更に、取付板2にケーブ
ル収納部が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーケー
ブル等のケーブル収納機能を有する合成樹脂管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、配線用ケーブルダクトとして、内
部が軸方向に沿って隔壁により複数部分に仕切られた管
は、例えば、特開昭60−157589号公報に示され
ているように、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな管に於いては、配管敷設時に、定尺管のみを用いて
施工出来ることは皆無であり、必ずマンホール設置箇所
等に於いて、現場での施工寸法に応じた長さに切断して
接続する必要がある。
【0004】一般に施工現場で使用される切断用工具で
は、管中心部分の切断が困難である為、管接続部での段
切れ、斜め切れ等が発生し易く、この状態で継手等に接
続する場合、止水性を損なうおそれがある。
【0005】又、特殊な切断用工具が必要となり、工具
の大型化等により施工性に悪影響を及ぼす。更に、管路
を形成した後、ケーブルを引き入れるときに、段切れ部
分、斜め切れ部分にケーブルが接触し、ケーブルの被覆
を損傷する危険性もある。
【0006】又、近年、合成樹脂管渠の管断面積が通水
断面積に対して大きいことに着目して、合成樹脂管渠の
内部にケーブル管を敷設し、ケーブル管内に光ファイバ
ーケーブルを挿通して、合成樹脂管渠を情報伝達路とし
て利用しようという提案がなされている。
【0007】この目的の為に、例えば、実開昭62−1
25183号公報には、管体の管頂部内面側もしくは外
面側に管軸方向に沿って隔壁を設け、該隔壁と管体の管
頂部の管壁とでケーブル収納部を形成した合成樹脂管が
提案されている。
【0008】しかしながら、このような合成樹脂管は、
押出成形時に於ける隔壁を形成する溶融樹脂の流れの調
整が困難で、隔壁が曲がってしまったり、ケーブル収納
部が変形して閉塞されてしまったりすることがあると言
う問題がある。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解消し、埋
設後に物性を低下させることなくケーブルを後付けする
ことが出来る合成樹脂管を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の合成樹
脂管は、合成樹脂管本体の上側の内面に、管軸方向に沿
って突条が突設され、該突条に別体のケーブル支持具が
固定出来る取付板が支持されていることを特徴とする。
【0011】請求項2の発明の合成樹脂管は、更に、請
求項1の発明の取付板の底面に、管軸方向に沿ってケー
ブル支持具嵌合凹溝が刻設されていることを特徴とす
る。
【0012】請求項3の発明の合成樹脂管は、更に、請
求項1の発明の取付板にケーブル収納部が形成されてい
ることを特徴とする。
【0013】請求項1乃至3の発明に於いて、合成樹脂
管本体の材質は、特に限定されず、例えば、硬質ポリ塩
化ビニル、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
フェリレンサルファイド等が挙げられるが、中でも硬質
ポリ塩化ビニルが好ましい。
【0014】合成樹脂管本体は、通常押出成形法により
成形され、その厚みは、材質が硬質ポリ塩化ビニルの場
合には、下水道用ポリ塩化ビニル管のJIS規格と同一
である。
【0015】合成樹脂管本体の形状は、必ずしも、断面
が円形のものに限定されず、一般に合成樹脂管として使
用される断面が所謂卵形のもの、外面にリブ構造を有す
るもの、管の肉厚部に管軸方向に沿って多数の小孔が連
設されたもの等の何れでもよい。
【0016】請求項1乃至3の発明に於いて、合成樹脂
管本体の上側の内面に、管軸方向に沿って突設された突
条は、連続的に設けられていても、断続的に設けられて
いても、何れでもよい。
【0017】請求項1乃至3の発明に於いて、突条に支
持される別体のケーブル支持具が固定出来る取付板の材
質は、特に限定されず、通常合成樹脂管本体と同材質の
ものが使用され、合成樹脂管本体と同様に、押出成形法
により成形される。
【0018】その断面形状は、ケーブル支持具が貫通さ
れて合成樹脂管本体に達することなく保持されるに充分
な厚みを有していれば特に限定されず、例えば、略蒲鉾
状、略円弧状、略平板状等の何れでもよい。断面形状が
略平板状の場合には、合成樹脂管本体内に挿嵌される際
に、合成樹脂管本体の内周に沿った曲板状に屈曲、変形
されてもよい。
【0019】又、その両端縁近傍に、合成樹脂管埋設と
同時にケーブルが敷設される場合に使用される、直径6
〜8mmのケーブル通線用透孔が、管軸方向に沿って穿設
されていてもよい。
【0020】取付板にケーブル通線用の透孔が穿設され
ている場合には、プランジャーピンを有する略J字状の
フック付アンカーボルト等のケーブル支持具が透孔の存
在位置に取付けられるのを防止する為に、光ファィバー
ケーブル敷設ロボットのカメラにより視認出来るよう、
ケーブル支持具が固定出来る範囲を示す高さ1〜2mm程
度の突条を底面に突設するのが好ましい。
【0021】請求項2の発明の合成樹脂管に於いて、取
付板の底面に、管軸方向に沿って刻設されたケーブル支
持具嵌合凹溝の幅は、敷設されるケーブルの直径、重量
によって、必ずしも一定しないが、通常 3.5〜4mm程度
とすればよい。
【0022】凹溝の断面形状は、ケーブル支持具を釣支
出来れば特に限定されず、例えば、凹溝の開口部に断面
略三角形状の相対向する突条を延設し、ケーブル支持具
の幅狭の頸部が挟持されるようにすればよい。凹溝の数
は、必ずしも1個に限定されるものではなく、2個以上
が並設されていてもよい。
【0023】凹溝に嵌合されるケーブル支持具の材質
は、下水により腐食されるおそれがなければ特に限定さ
れず、例えば、硬質ポリ塩化ビニル、ステンレススチー
ル等が挙げられる。
【0024】請求項3の発明の合成樹脂管に於いて、取
付板に形成されたケーブル収納部の断面形状は、特に限
定されず、例えば、略半円弧状、略U字状、略台形状、
略逆冂字状等の何れでもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の合成樹脂管の実施
例を図面に基いて説明する。図1は請求項1の発明の合
成樹脂管の1実施例を示す断面図である。
【0026】図1に於いて、1は硬質ポリ塩化ビニルか
ら押出成形されてなる呼び径 300mmの合成樹脂管本体で
あって、合成樹脂管本体1の内面には、管軸方向に沿っ
て相対向する突条11が水平に突設されている。
【0027】突条11の上方には、図2に示されているよ
うに、硬質ポリ塩化ビニルから押出成形されてなる、最
大厚み15mm、断面略偏平蒲鉾状のケーブル支持具3が固
定出来る取付板2が挿入されており、その両端縁21が突
条11によって支持されている。
【0028】合成樹脂管本体1の埋設後、ケーブルを敷
設する為に、ケーブル支持具3を取付板2に取付けるに
は、従来公知の遠隔操作光ファイバーケーブル敷設ロボ
ットを用いて、ダイヤモンドドリルで取付板2の肉厚部
に底面から一定間隔で削孔し、削孔部にケーブル支持具
3である略J字状のフック付アンカーボルトを挿入し、
プランジャーピンをアンカーボルト内に圧入することに
よってアンカーボルトを拡径、固定すればよい。
【0029】図3は、請求項1の発明の合成樹脂管に用
いられる取付板2の他の実施例であって、取付板2の両
端縁21近傍にケーブル通線用の透孔22が管軸方向に沿っ
て穿設されている。
【0030】取付板2の底面には、合成樹脂管本体1の
埋設後、ケーブルを増設する際に、透孔22を貫通するこ
となくフック付アンカーボルトを固定出来る範囲を示す
突条23が、管軸方向に沿って突設されている。
【0031】図4は請求項2の発明の合成樹脂管の1実
施例を示す断面図である。本実施例に於いては、取付板
2の底面の略中央に、管軸方向に沿ってケーブル支持具
嵌合凹溝24が刻設されている。凹溝24の開口部内面に
は、断面略三角形状の相対向する突条が延設されてお
り、奥部よりも幅狭となされている。
【0032】凹溝24には、ケーブル支持腕31が一側方に
延設されたケーブル支持具3が、その頭部を凹溝24内に
挿入して幅狭の頸部を突条に挟持されることにより、釣
支されている。
【0033】ケーブル支持腕31上に支持されたケーブル
4の頂部は、取付板2の底面の凹溝23の両側に刻設され
たケーブル4と略同一曲率のケーブル押さえ凹溝25に挿
嵌、固定されている。
【0034】図5及び図6は、請求項2の発明の合成樹
脂管に用いられる取付板2の他の実施例であって、平板
状の取付板2の底面のケーブル支持具嵌合凹溝24の両側
に、ケーブル支持具3であるフック付アンカーボルトが
固定出来る肉厚部26が設けられている。
【0035】図7は請求項3の発明の合成樹脂管の1実
施例を示す断面図である。本実施例に於いては、取付板
2の一半に、断面略台形状のケーブル収納部27が形成さ
れている。ケーブル収納部27が形成されていない残余の
肉厚部26には、ケーブル支持具3であるフック付アンカ
ーボルトが固定可能となされている。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明の合成樹脂管は、叙上の
通り構成されているので、合成樹脂管本体の埋設後に物
性を低下させることなく、取付板にケーブル支持具を取
付けて、ケーブルを後付けすることが出来る。
【0037】請求項2の発明の合成樹脂管は、叙上の通
り構成されているので、合成樹脂管本体の埋設後に物性
を低下させることなく、ケーブル支持具をケーブル支持
具嵌合凹溝に嵌合して、ケーブルを後付けすることが出
来、更に、取付板に肉厚部が設けられている場合には、
肉厚部にケーブル支持具を取付けて、ケーブルを増設す
ることが出来る。
【0038】請求項3の発明の合成樹脂管は、叙上の通
り構成されているので、合成樹脂管本体の埋設後に物性
を低下させることなく、取付板にケーブル支持具を取付
けて、ケーブルを増設することが出来る。
【0039】
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の合成樹脂管の1実施例を示す
断面図。
【図2】請求項1の発明の合成樹脂管にケーブル支持具
が固定された状態を示す断面図。
【図3】請求項1の発明の合成樹脂管に用いられる取付
板の他の実施例を示す断面図。
【図4】請求項2の発明の合成樹脂管の1実施例を示す
断面図。
【図5】請求項2の発明の合成樹脂管に用いられる取付
板の他の実施例を示す断面図。
【図6】請求項2の発明の合成樹脂管に用いられる取付
板の更に他の実施例を示す断面図。
【図7】請求項3の発明の合成樹脂管の1実施例を示す
断面図。
【符号の説明】
1 合成樹脂管本体 2 取付板 3 ケーブル支持具 4 ケーブル 11 (合成樹脂管本体内面の)突条 21 端縁 22 透孔 23 (ケーブル支持具取付板底面の)突条 24 ケーブル支持具嵌合凹溝 25 ケーブル押さえ凹溝 26 肉厚部 27 ケーブル収納部 31 ケーブル支持腕

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂管本体の上側の内面に、管軸方向
    に沿って突条が突設され、該突条に別体のケーブル支持
    具が固定出来る取付板が支持されていることを特徴とす
    る合成樹脂管。
  2. 【請求項2】取付板の底面に、管軸方向に沿ってケーブ
    ル支持具嵌合凹溝が刻設されている請求項1に記載の合
    成樹脂管。
  3. 【請求項3】取付板にケーブル収納部が形成されている
    請求項1に記載の合成樹脂管。
JP10639398A 1998-04-16 1998-04-16 合成樹脂管 Pending JPH11303188A (ja)

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JP10639398A JPH11303188A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 合成樹脂管

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JP10639398A JPH11303188A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 合成樹脂管

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JPH11303188A true JPH11303188A (ja) 1999-11-02

Family

ID=14432459

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JP10639398A Pending JPH11303188A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 合成樹脂管

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JP (1) JPH11303188A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100381849C (zh) * 2004-07-08 2008-04-16 上海交通大学 排水管道内通讯光缆的挂装方法
JP2013238320A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Yoshika Engineering Kk 管路構造

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