JPH0751070A - ニトリラーゼ活性を有するポリペプチド - Google Patents

ニトリラーゼ活性を有するポリペプチド

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JPH0751070A
JPH0751070A JP5197461A JP19746193A JPH0751070A JP H0751070 A JPH0751070 A JP H0751070A JP 5197461 A JP5197461 A JP 5197461A JP 19746193 A JP19746193 A JP 19746193A JP H0751070 A JPH0751070 A JP H0751070A
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polypeptide
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coli
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Dominique Petre
ペトル ドミニーク
Edith Cerbeleaud
セルベロド エディト
Sophie Levy-Schil
レビイ−シル ソフィー
Joel Crouzet
クルゼット ジョエル
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Rhone Poulenc Chimie SA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は新規ニトリラーゼポリペプチドの提
供を目的とする。 【構成】 本発明は、ニトリラーゼ活性を有する新規ポ
リペプチド及びそれを製造するための遺伝子的手段、即
ち、 −ニトリラーゼ活性を有し、従ってニトリル類をカルボ
ン酸類に加水分解することのできるポリペプチドをコー
ドするDNA配列、 −遺伝子コードの同義性に由来するこの配列の類似体、 −これらの配列のいづれか又はそのフラグメントとハイ
ブリダイズし、且つ、ニトリラーゼ活性を有するポリペ
プチドをコードするDNA配列、並びに −それらの獲得を可能とする発現カセット及び微生物、
に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はニトリラーゼ活性を有す
る新規ポリペプチド、それらを製造するための遺伝子操
作手段、一般にはDNAカセット、その組換DNA配列
を有する発現カセット、及び前記DNA配列を含む組換
微生物(宿主微生物)に関する。
【0002】本発明は更に、本発明にかかわるポリペプ
チド又は本発明にかかわるDNA配列を含む宿主微生物
によりニトリル類をカルボン酸類に変換せしめる酵素的
方法に関する。本発明の方法のある特定の用途は、本発
明にかかわるポリペプチド又は宿主微生物の補助を伴う
アジポニトリルの加水分解によるアジピン酸アンモニウ
ム又はアンモニウム−5−シアノバレレート(5−シア
ノ吉草酸アンモニウム)の酵素的合成である。
【0003】アジピン酸アンモニウムは極めて有用な生
成物であることが知られており、なぜならこれはアジピ
ン酸、即ちそれ自体がナイロン6,6の製造のために広
く利用されている生成物へと変換されうるからである。
【0004】ジニトリル類の酵素的加水分解は数多くの
著者によって述べられている。しかしながら、これらの
ジニトリル類が有機酸へと加水分解される経路はあまり
言及されていない。理論的な加水分解系は以下の通りで
ある:
【化1】
【0005】NH=ニトリルヒドラターゼ Ni=ニトリラーゼ A=アミダーゼ R=(CH2 )n:nはアジポニトリルの場合は4の整
数に相当する。
【0006】実際、一定の経路が好ましいとされ、そし
て一定の生成物が生成されない又はそうでなければ加水
分解されないことがよく観察される。
【0007】この加水分解を可能とする酵素活性の存在
が実証されてきた微生物の中で特に挙げられうるのは、
フサリウムFusarium) 属に属する株(これはスクシノ
ニトリル及びアジポニトリルを分解するが、その反応生
成物は示されていない)〔GoldlustらのBiotechnol.and
Appl.Biochem.,1989,11,581〕;シュードモナス属に属
する株(これはアジポニトリルを分解する)〔Yanaseら
のAgric.Biol.Chem.,1982,46,2925 〕;並びにロドコッ
カス属に属する株、特にアジポニトリルをアジピン酸に
加水分解させるロドカッコス ロドクラス (Rhodococc
us rhodochrous)NCIB 11 216〔 Bengis-Ga
rberら、Appl.Microbiol.Biotechnol.,1989,32,II 〕及
び更にはそのニトリラーゼがアジポニトリル及びグルタ
ロニトリルを加水分解するロドコッカス ロドクラス
22〔Yamadaら、J.Bacteriol.,1990,172 (a),4807-481
5 〕であるが、しかしながら芳香性ニトリル類の加水分
解に比べて低い活性率が伴う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、ジニトリル類
の酵素的加水分解はやや複雑であることが認められう
る。どのケースにおいても第1のCN基はこの酵素によ
って加水分解されるが、いくつかのケースにおいては第
2の基は加水分解されないか、又はそうでなければ他の
ケースにおいては非常に遅い速度で加水分解される。
【0009】
【課題を解決するための手段】ニトリル類をカルボン酸
類に、より詳しくはジニトリル類を全体的に、且つ、迅
速にカルボン酸類又はニカルボン酸類に加水分解するこ
とが、適切に選ばれた酵素をそのまま、又は好ましくは
それを作る組換微生物の形態においてのいづれかで用い
て可能であることがこの度発見された。
【0010】本発明は従ってコマモナス テストステロ
(Comamonas testosteroni) の株より単離されたニ
トリラーゼ活性を有する新規のポリペプチドに関する。
より正確には、これらのポリペプチドは天然又は組換微
生物の培養物からの抽出及び精製により調製され、その
精製は、細胞培養物から酵素抽出物を調製し、この抽出
物を硫酸アンモニウムで沈殿させ、次いでクロマトグラ
フィー及びゲル濾過を包括する種々の工程によりそれを
精製することより構成される一連の工程により行われ
る。当業者によく知られている技術を採用するこれらの
工程は下記の実施例に詳しく述べられている。
【0011】本明細書において、「ニトリラーゼ活性」
はニトリルのカルボン酸アンモニウムへの直接変換能力
を意味し、関連のアミドはこの酵素にとっての基質では
ない。
【0012】本発明は更にニトリラーゼ活性を有するポ
リペプチドについてコードするDNA配列(配列番号3
及び4)に関する。本発明のポリペプチドをコードする
DNA配列は、 −図4と5(並びに配列番号3及び5)に示すような、
ニトリラーゼ活性を有するポリペプチドをコードするD
NA配列、 −遺伝子コードの同義性に由来するこの配列の類似体、 −又はそうでなければこれらの配列のうちのいづれか
と、もしくはそれらのフラグメントとハイブリダイズ
し、且つ、ニトリラーゼ活性を有するポリペプチドをコ
ードするDNA配列、より選ばれうる。
【0013】かかるDNA配列は、精製したポリペプチ
ドより製造したヌクレオチドプローブの補助を伴って、
所望のポリペプチドについてコードするゲノムDNAフ
ラグメントをクローンすることにより獲得できる。
【0014】本発明は更に上記で定義した組換DNA配
列を、その発現を確実にするシグナルと共に有する発現
カセットに関する。これらの発現カセットは宿主のゲノ
ムの中に組込まれるか、又は発現ベクター、例えば選別
手段を含むプラスミド上に位置しているかのいづれかで
よい。
【0015】特に、これらの発現カセットは、リボソー
ム結合部位及びプロモーター配列を含む転写及び翻訳開
始領域を含む。これらの領域は該ポリペプチドを当然に
生産する微生物と同類又は異種であってよい。
【0016】これらの領域の選択は利用した宿主に特に
依存する。特に、この宿主微生物が原核細胞のとき、異
種プロモーターは強力な細菌性プロモーター、例えば
E.コリのトリプトファンオペロンプロモーターPtr
p、E.コリのラクトースオペロンプロモーターPla
c、ファージラムダ右側プロモーターPR 、ファージラ
ムダ左側プロモーターPL シュードモナス及びコマモ
ナスの強力プロモーター並びにコリネバクテリアの強力
プロモーターより選ばれうる。
【0017】より詳しくは、ファージラムダ右側プロモ
ーターの場合、熱感受性型PR CItsが好ましいこと
がある。真核微生物、例えば酵母の場合、このプロモー
ターは解糖系酵母遺伝子、例えばホスホグリセラーゼキ
ナーゼ(PGK)、グリセルアルデヒド−3−ホスフェ
ートデヒドロゲナーゼ(GPD)、ラクターゼ(LAC
4)及びエノラーゼ(ENO)に由来しうる。
【0018】リボソーム結合部位を考慮する限り、ラム
ダCII遺伝子に由来するもの、同様にコマモナスもしく
シュードモナスの同類遺伝子に由来するもの又はコリ
ネバクテリアの遺伝子に由来するものが、その宿主微生
物が真核系であるときに優先的に使用される。
【0019】注目の宿主の翻訳及び機能性転写の終結を
可能とする領域はコード配列の3′末端に位置すること
ができる。この発現カセットは組換宿主の選別を可能と
する1又は複数のマーカーも含んで成る。好ましいマー
カーは優性マーカー、即ち、抗生物質、例えばアンピシ
リンもしくはストレプトマイシン又はその他の毒性生成
物に対する耐性を授けるものである。
【0020】腸内細菌、例えばE.コリコマモナス
しくはシュードモナス属に属する細菌、及びコリネバク
テリウムブレビバクテリウムもしくはロドコッカス
に属するコリネバクテリアが、使用される宿主微生物の
中で特に挙げられる。
【0021】本発明は更に、本発明にかかわる組換DN
A配列、例えば選別手段を含むプラスミドを含む微生物
に関する。
【0022】プラスミド構造上に前記DNA配列を含む
組換微生物はコレクション ナショナル デ カルチャ
ーズ デ マイクロ−オルガニズムス(Collection Nat
ionale de Cultures de Micro-organismes:C.N.C.M.)
(Institut Pasteur,25rue duDocteur Roux,Paris) にn
o. I−1242で1992年7月21日に寄託してあ
る。この微生物はプラスミドpXL2148を含むE.
コリTG1株である。この微生物は参照番号G4207
により本出願人により区別もされている。
【0023】本発明は更にニトリル類をカルボン酸塩類
に変換せしめることの可能な微生物、そしてより詳しく
は式NC−R−CNの脂肪式ニトリル類(ここでRは1
〜10個の炭素原子を有する線状又は枝分れしたアルキ
レン基である)をカルボン酸塩類に変換せしめることの
可能な微生物に関連する。
【0024】本発明にかかわる微生物によるその合成の
際にその一次及び二次構造が獲得される他に、問題のポ
リペプチドは最適ニトリラーゼ活性を保有するためにそ
の三次及び四次構造において安定化されることが重要で
ある。
【0025】本出願人は上記の安定化を促すための手段
を発見した功績を得た。
【0026】従って、本発明にかかわる任意の微生物
は: −この微生物が合成するポリペプチド、特に本明細書に
おいて言及しているニトリラーゼの折りたたみを補助す
るための少なくとも1種のタンパク質因子、 −及び/又はかかる因子をコードする遺伝子、を含み、
この因子は問題の微生物の基底レベルに相当する量より
も多量で存在している。
【0027】本発明の用語において、基底レベルとは問
題対応の野生型微生物により達成されうる最大レベルを
意味すると理解される。
【0028】好都合には、この因子はE.コリのGro
Eシャペロン又は真核もしくは原核起源のその類似体で
ある。
【0029】E.コリのGroEシャペロンは通常野生
型株に存在している。
【0030】この因子をコードする遺伝子は染色体又は
体外染色体要素(プラスミド、ファージ)によって保有
される。これらは好ましくは微生物におけるこの因子の
合成を促すため、任意の既知で適切な手段によって増幅
される。
【0031】この因子をコードする遺伝子はその宿主微
生物と同類又は異種の発現系の支配下にある。
【0032】本発明は更に本発明にかかわるポリペプチ
ド又はそれを生産する組換微生物の補助を伴ってニトリ
ル類をカルボン酸類に変換せしめる方法に関連する。こ
の方法は、変換すべきニトリルを前記で定義したポリペ
プチド又は組換微生物と接触させることより成る。この
方法は一般に室温で行われる。本発明の一つの特定の態
様において、このポリペプチド又は組換微生物を固相支
持体の上に又は中に固定化する。
【0033】本発明の方法はニトリル類のカルボン酸類
への変換、そしてより詳しくは式NC−R−CNのジニ
トリル類(ここでRは1〜10個の炭素原子を有する線
状又は枝分れしたアルキレン基である)のカルボン酸類
への変換に適する。
【0034】本発明の方法はアジポニトリルからアジピ
ン酸アンモニウムの酵素的合成に特に適する。
【0035】下記の実施例は本発明の特徴及び利点を例
証し、本発明の範囲を限定することを意図していない。
【0036】本明細書で利用している略語は下記の意味
を有している: SSC:ハイブリダイゼーションのため一般に利用され
る、クエン酸ナトリウムとNaClを含む緩衝液(20
×SSC=3MのNaCl、0.3Mのクエン酸ナトリ
ウム、pH7) SDS:ドデシル硫酸ナトリウム FPLC:高速タンパク質液体クロマトグラフィー SDS−PAGE:ドデシル硫酸ナトリウム/ポリアク
リルアミドゲル電気泳動 IPTG:イソプロピルβ−D−チオガラクトピラノシ
【0037】
【実施例】
実施例1:コマモナス テストステロニ種のニトリラー
ゼの精製 1−細胞の調製:コマモナス テストステロニ種の株を
振盪フラスコの中で28℃で15時間30分、以下の組
成を有する培地Aにおいて培養した。
【0038】グルコース 5g/l (NH4 2 SO4 1g/l Na2 HPO4 5.24g/l KHPO4 2.77g/l 酵母抽出物 5g/l カスアミノ酸 1g/l
【0039】この予備培養物を、15lの培地Aを含む
20lの発酵槽に接種するために用いた。pH、温度、空
気の風速及び振盪速度はそれぞれ6.6、28℃、30
0l/h及び350rpm に設定した。24時間後、84
gの湿潤細胞を回収した。これは0.9g/lの乾燥重
量の細胞含有量及び660nm(OD660nm ) にてこの吸
光度に相当する。
【0040】2−アジポニトリルに対する酵素活性の決
定 乾燥重量13.1mgの細胞を含む細胞残渣を、50mMの
リン酸カリウム緩衝液、pH7中の52.3mMのアジポニ
トリルの溶液2mlの中に懸濁した。反応を25℃で、振
盪しながら実施し、そしてその反応速度をサンプリング
によって追尾した。高性能液体クロマトグラフィー(H
PLC)により各サンプルについて5−シアノバレラミ
ド、アジパミド、5−シアノバレレート、アジパメート
及びアジペートを測定した。その結果を図1に示し、こ
れはシアノバレレート(曲線a)及びアジピン酸アンモ
ニウム(曲線b)の収率(縦座標)の曲線を示してい
る。シアノバレレート及びアジペートのそれぞれの生成
速度は0.45以上及び0.15U/細胞の乾燥重量mg
(1Uは1分間当りに1μmol の生成物が生成される値
に相当する)であった。
【0041】3−精製 全ての精製工程は何らかの記載がない限り、50mMのト
リス/HCl緩衝液、pH7.5、1mMのジチオエリトリ
トール(DTE)において実施した。各工程において、
画分のニトリラーゼ活性は10mMのアジポニトリルの存
在下において10mMのリン酸緩衝液の中でpH7及び25
℃にて決定した。プールのタンパク質濃度はクマジーブ
ルー法(PIERCEタンパク質アッセイキット)によ
り決定した。タンパク質をSDS−PAGE(Phastsys
tem,PHARMACIA)により分析した。
【0042】各工程の手順を以下に記載する。
【0043】工程1:粗抽出 57gの湿潤細胞を85mlの緩衝液の中に含ませ、そし
て超音波で30分処理した(Bioblockに由来するVIB
RA−CELLソニケーター:プローブ13mm;出力
7;40%の周期作動)。OD660nm は97から60に
落ちた。最大48,000gで60分間の遠心後、その
上清液を回収した。
【0044】この上清液を硫酸アンモニウムの徐々なる
添加によって15%飽和にした。1時間後、この懸濁物
を最大30,000gで30分間遠心した。この上清液
を50%飽和にした。1時間後、この懸濁物を同様の条
件で遠心し、そしてその沈殿物を回収し、その後緩衝液
に対して2日間透析した。
【0045】工程2:イオン交換カラム(Qセファロー
スファストフロー) 透析した画分を250ml/hの速度において緩衝液によ
り平衡にした「Qセファロース ファスト フロー」の
カラム(26×380mm)に125ml/hの速度で添加
した。このカラムに、以下の溶液を順に250ml/hの
速度で浸透させた: −緩衝液166ml、 −緩衝液中の0〜0.2MのKClの勾配180ml −0.2MのKClの加えられた緩衝液180ml −緩衝液中の0.2〜0.4MのKClの勾配270ml −0.4MのKClの加えられた緩衝液180ml −1MのKClの加えられた緩衝液200ml。
【0046】ニトリラーゼ活性を有する画分は0.2M
のKCl段階の際に容量129mlにおいて溶離した。
【0047】FPLCシステム(Pharmacia)
で以下の工程を実施した。
【0048】工程3:ゲル濾過(FPLCスーパデック
ス200) ニトリラーゼ活性を有する以上のようにして獲得した画
分(129ml)を、80%飽和での硫酸アンモニウムに
よるタンパク質沈殿、それに続く緩衝液に対する透析に
より12mlにまで濃縮した。このようにして濃縮した画
分(12ml)を、0.1MのKClの加えられた緩衝液
で平衡にしたゲルのカラム(16×600mm)上に0.
8ml/min の速度で、2バッチに分けて添加した。ニト
リラーゼ活性を有する画分は1ml/min の速度で全容量
36mlにおいて上記の緩衝液により溶離した。これらの
画分は280kDa の分子量に相当した。
【0049】工程4:ヒドロキシアパタイトのカラム
(BIO−RAD HPHT;7.8×100mm) 以上のようにして獲得した画分を限界濾過(DIAFL
O PM39膜、AMICON)により8mlに濃縮し
た。この濃縮した溶液を、10μMのCaCl2の加え
られた緩衝液で平衡にした。このカラムに以下の溶液を
順に0.5ml/min.の速度で浸透させた: −平衡用緩衝液5ml −平衡用緩衝液中の0〜350mMのリン酸カリウムの勾
配15ml −350mMのリン酸カリウムの加えられた平衡用緩衝液
10ml。
【0050】ニトリラーゼ活性を有する画分は3mlの容
量において、62と135mMのリン酸カリウムとの間で
溶離した。
【0051】工程5:疎水性相互作用カラム(FPLC
−フェニルセファロースHR 5/5) 上記のようにして獲得した活性画分を硫酸アンモニウム
で15%飽和にし、15%飽和にて硫酸アンモニウムを
含む緩衝液で平衡にしたカラム上に0.5ml/min.の速
度で添加した。
【0052】このカラムに以下の溶液を浸透させた: −平衡用緩衝液6ml −緩衝液中の15%〜0%に低下する硫酸アンモニウム
勾配12ml −23mlの緩衝液。
【0053】ニトリラーゼ活性を有するいくつかの画分
は平衡用緩衝液でカラムを洗っている最中に溶離したも
のである。これらの活性画分は同じ条件のもとで再度注
入した。この操作を2回繰り返した。勾配をかけた後に
溶離した活性画分をプールした(容量51ml)。
【0054】工程6:ゲル濾過(FPLC−スーパーデ
ックス200) この51mlを膜上での限外濾過(DIAFLO PM3
0、AMICON)により3mlに濃縮した。この3ml
を、0.1MのKClの加えられた緩衝液で平衡にした
カラム(16×600mm)に添加した。活性を含む9ml
が280kDa に相当する分子量の箇所で溶離した。この
溶液をグリセロールで36%にし、その後15日間凍結
保存した。
【0055】工程7:イオン交換カラム(FPLCモノ
Q HR 5/5) このタンパク質溶液を融解し、そして0.1MのKCl
を含む緩衝液で平衡にしたカラムに0.5ml/min.の速
度で添加した。このカラムに以下の溶液を順に浸透させ
た: −0.1MのKClの加えられた緩衝液15ml(0.5
ml/min.にて) −0.1MのKClの加えられた緩衝液4.5ml(1ml
/min.にて) −緩衝液中での0.1〜0.4MのKClの勾配15ml
(1ml/min.にて) −0.4MのKClの加えられた緩衝液10ml。
【0056】活性画分は0.15と0.3MのKClと
の間で溶離した。これらの画分は均質であった。SDS
−PAGEは38及び39kDa に非常に近い2本のバン
ドを示した。これにより得られた画分を以降「精製ニト
リラーゼ」と呼ぶ。
【0057】上記の精製工程それぞれに由来するデータ
を下記の第1表にまとめる。
【0058】
【表1】
【0059】略語:PF=精製計数; U=1μmol /h
【0060】4−ニトリラーゼのN−末端配列の決定 精製タンパク質を獲得して、「アプライド バイオシス
テム モデル470A」装置を利用してエドマン自動配
列分解によってその27個のアミノ酸のN末端配列を決
定した。その配列を配列番号1に示す。
【0061】配列ライブラリーの探索は、ヨーロッパ特
許出願第373,173号の対象物をなす、ブロモキシ
ニルに対して活性なクレブシエラ ニューモニア(Kleb
siella pneumonia) のニトリラーゼとの53%の相同性
の発見を可能にした。
【0062】5−精製ニトリラーゼの活性: a)−ニトリラーゼ活性に対するpHの影響:精製ニトリ
ラーゼを、下記の第2表に示す条件のもとで2種類の基
質、アジポニトリル及び5−シアノバレレートについて
種々のpH値で試験した。
【0063】
【表2】
【0064】共通条件:〔基質〕=10mM;緩衝液=1
0mM;T=25℃; 〔ニトリラーゼ〕=シアノバレレートについては12μ
g/ml アジポニトリルについては3μg/ml(画分、工程
6); U(アジポニトリル)=生成シアノバレレートのμmol
/h U(シアノバレレート)=生成アジペートのμmol /h
【0065】b)−精製ニトリラーゼの活性範囲:精製
ニトリラーゼの活性をアジポニトリル、5−シアノバレ
ラミド、5−シアノバレリン酸、ベンゾニトリル、プロ
ピオニトリル及びアクリロニトリルについて測定した。
その結果を第3表に示す。
【0066】
【表3】
【0067】共通条件:酢酸緩衝液10mM、pH4;基質
10mM;容量=3ml;T=25℃;反応時間1又は3
h;タンパク質:5〜30μg/ml
【0068】実施例2:コマモナス テストステロニ
のニトリラーゼのクローニング 配列番号1において示すNH2 末端配列よりヌクレオチ
ドプローブを合成した;文献に記載のコマモナスの株に
おける高い比率のGC(Tamaokaら、Int.J.Syst.Bacteri
ol.,1987, 37,52-59) はリジンの場合及びバリンの場合
におけるコドンの第3位置についての選択を指示する。
このプローブは128の同義性の26量体であり、配列
番号2にそれを示している。
【0069】以下の手法は、まずこのヌクレオチドプロ
ーブの特異性を評価し、次いでクローンすべきゲノムD
NAフラグメントの種類を決定することより成る。簡潔
すると、コマモナス テストステロニ種のゲノムDNA
を、クローニングのために有用な部位に対応するいくつ
かの制限酵素(SstI,SphI,BamHI,Ps
tI他)により消化した。
【0070】アガロースゲルでの電気泳動及びナイロン
膜への転写後、種々の消化物をこのプローブとハイブリ
ダイズさせた。このプローブは利用したハイブリダイゼ
ーション条件のもとで十分なる特異性を有していた(ハ
イブリダイゼーション緩衝液=5×SSC、5×デンハ
ーツ、0.1%のSDS、50mMのNa3 PO4 、pH
6.5、250μg/mlのssDNA;ハイブリダイゼ
ーション温度50℃;洗浄条件:1hで6×SSC、室
温、及び5分間で、2×SSC、0.1%のSDS、5
0℃)。
【0071】これらの条件のもとで、これらのプローブ
は特にSstI,SphI,BamH及びPstIによ
る消化の場合において、あいまいさを伴うことなく重要
なシグナルを獲得することを可能にした。このハイブリ
ダイゼーションブロットは特に約4kbの単一のSstI
−SstIフラグメントの存在を示した。このフラグメ
ントをクローンするため、ゲノムDNAのSstI消化
物に由来する3.5〜4.5kbのフラグメントをアガロ
ース上での調製用電気泳動及び電気溶離により精製し、
次いでそれ自体がSstIによって消化されたプラスミ
ドpUC19(YANISCHら、Gene, 33(1985)103)にリゲー
トした。株DH5α(Clontech Loboratory,Palo Alto,
California) の中への形質転換後、LBampX−ga
l(SAMBROOKら、Molecular Cloning,A Laboratory Man
ual 第2版、Cold Spring HarborPress,Cold Spring Ha
rbor Laboratory,N.Y.,1989) 上の600の白色クロー
ンをそれぞれ継代培養し、ナイロン膜に転写し、次いで
同じ緊張条件のもとでサザンブロットをハイブリダイズ
させるために用いたプローブとのハイブリダイゼーショ
ンにより分析した。約4.1kbの同一のフラグメントが
両方向において挿入された2つのクローン(pXL20
75〔図2の(a)〕及びpXL2076〔図2の
(b)〕をより詳しく分析した(制限地図化、プライマ
ーとしてこのプローブを用いる部分シーケンシング及び
サザンブロット)。これによりこのプローブとハイブリ
ダイズする遺伝子の5′部分が、XhoIからXbaI
に至る方向に向いて、約150bpのXhoI−XbaI
フラグメントの上にあることを示すことができた。図2
の(a)及び(b)はこれらのプラスミドの制限地図を
示す。
【0072】実施例3:ニトリラーゼ活性を有するポリ
ペプチドをコードするDNAを含む1194bpのフラグ
メントの配列 シーケンス化したニトリラーゼ遺伝子を含む1194bp
のフラグメントのクローンしたインサートの位置を図3
に示している。当業者に知られている常法によるこのフ
ラグメントのシーケンシングの手法も図3に示してい
る。種々の配列は全て連鎖停止法により獲得した(7−
デアザ−dGTPに存在下におけるシーケナーゼキッ
ト;(35S)dATPはサブフラグメントを有する組換
M13の一本鎖マトリックス(mp18又は19; YAN
ISCHら、前掲を参照のこと) 上に、又は直接プラスミド
pXL2075上にある)。いくつかの特異的プライマ
ーもこの目的のために合成した。
【0073】本発明にかかわるDNA配列を図4と5に
示す。獲得した配列の平均G+C含量は45.7%であ
り、これはコマモナスのその他の株について述べられて
いる61.5%のG+C含量よりも低かった(Tamaoka
ら、前掲) 。獲得した配列の分析は38,725Daの
分子量に相当する354残基数のポリペプチドをコード
する1064bpの解放解読枠(以降nit遺伝子と呼
ぶ)の特性化を可能にした。このポリペプチドのアミノ
酸配列を図4と5に示している。このポリペプチドはプ
ローブを合成するために用いたNH2 末端配列、同様に
精製ニトリラーゼのトリプシンフラグメント上に決定さ
れた3つの内在配列(図4と5においてこれらの内在配
列に下線を付した)を含んで成る。
【0074】従ってこの解放解読枠が本発明にかかわる
DNA配列を示す(配列番号3)。
【0075】実施例4:他のタンパク質との相同性、相
同配列の同定 本発明にかかわるDNA配列をNBRFタンパク質ライ
ブラリーにおける全ての配列と比較した;除草剤ブロモ
キシニルに特異的なクレブシエラ オガエナのニトリア
ーゼ(Stalkerら、J.Biol.Chem.,1988,263 ,6310-6314)
とのみ有意な相同性が見い出された。これら2つのニト
リラーゼは320個のアミノ酸にわたって34.9%の
完全相同性を示した。更にこのタンパク質はインドール
−3−アセトニトリルに特異的なアラビドプシスArab
idopsis)のニトリラーゼ〔Bartlingら、Eur.J.Bioche
m.,205,417-424,1992 〕と312個のアミノ酸にわたっ
て34.4%の完全相同性を示した。
【0076】実施例5:E.コリにおけるニトリラーゼ
の発現 精製ニトリラーゼについてのコード枠の同定を確認する
ため、nit遺伝子を、下記の手順に従い、それ自体の
リボソーム結合部位を先行させて、E.コリのラクトー
スオペロンプロモーターのコントロール下に置いた:図
6に示すプラスミドpXL2087は、プラスミドpX
L2075に由来するXhoI−NcoIフラグメント
を、ベクターpMTL25(Chambersら、Gene,1988,6
8,139-149) の対応の部位の間に挿入することによって
獲得した。従ってこのプラスミドはラクトースオペロン
プロモーターPlac、それに続くリボソーム結合部位
及び構造ニトリラーゼ遺伝子、並びにアンピシリン耐性
を授ける遺伝子を含む。
【0077】ニトリラーゼの発現はプラスミドpXL2
087を含むE.コリTG1株において識別化された。
この目的のため、株TG1/pXL2087及びコント
ロールの株TG1/pUC19を、100μg/mlのア
ンピシリンを含むLB培地(Miller,J.H.,1972,Experim
ents in Molecular Genetics-Cold Spring Harbor Labo
ratory,Cold Spring Harbor,N.Y.) 中で37℃で16時
間培養し、次いで同じ培地の中で100倍希釈して同じ
温度で培養した。この培養物が0.5〜1のOD610
達したら、IPTGを1mMの最終濃度となるように加え
た。2時間の培養後、その細菌を集めた。
【0078】これらの細胞を超音波処理した後、粗画分
中の、又は遠心後の残渣及び上清液中のニトリラーゼの
発現をSDS−PAGEにより調べた。その結果を図8
に示し、IPTGの存在下において培養した細胞抽出物
において高レベルのニトリラーゼの発現が示された;し
かしながら、このタンパク質は本質的に不溶性状であっ
た。
【0079】図8において、Mは分子量マーカーを示
し、その分子量はkDa で示している。更にそのレーンは
以下の意味を有している。
【0080】
【表4】
【0081】プラスミドpXL2087から出発して、
ニトリラーゼをコードする遺伝子を有するプラスミドp
XL2087のXhoI−EcoRIフラグメントをp
BR322のSalIとEcoRI部位〔SUTCLIFFE,Nu
cleic Acid Res.,5(1978)2721-2730〕との間に挿入する
ことによってプラスミドpXL2148を作った。
【0082】このプラスミドpXL2148(その制限
地図を図7に示す)を更に塩化カルシウム法によりE.
コリTG1株を形質転換せしめるために用いた。このよ
うにして形質転換せしめたE.コリTG1株(pXL2
048)(G4207)はパリ(Institut Pasteur,25r
ue du Docteur Roux) のコレクション ナショナルデ
カルチャーズ デ マイクロオルガニズムスにno. I−
1242で1992年7月21日に寄託してある。組換
微生物の中でニトリラーゼを製造するためにその他の発
現系を利用した。
【0083】まず最初に、ファージλCII遺伝子のRB
Sの支配下で、E.コリのトリプトファンオペロンプロ
モーターの後方のnit遺伝子をE.コリにおいて発現
させる。これを行うため、nitの開始コドン上にNd
I制限部位を作りあげ、そしてnit遺伝子の5′部
分を含む117bpのNdeI/AhaIIフラグメントを
pXL2087から出発してPCR技術により増幅させ
た。第1フラグメントの消化後に獲得した61bpのNd
I/XbaIフラグメントを、E.コリのトリプトフ
ァンオペロンプロモーター及びバクテリオファージλC
II遺伝子のリボソーム結合部位を含むEcoRI/Nd
Iフラグメント(Ptrp−RBSCII)に、pUC
19のEcoRIとXbaI部位(Yanischら、Gene, 3
3,(1985)103) との間でリゲートし、プラスミドpXL
2149を得た。Ptrp−RBSCIIの後方のnit
の5′部分を含むpXL2149のEcoRI/Xba
Iフラグメントを、nit遺伝子の3′部分を含むpX
L2087のXbaI/SalIフラグメントに、pX
L642(Mayaux、結果未公開) のEcoRIとSal
I部位との間でリゲートした。pXL642はpXL5
34(Lattaら、1990,DNA Cell Biol.,9,129)の誘導体で
あり、その過剰発現遺伝子は金属プロテアーゼの組織イ
ンヒビターをコードし、そして過剰発現遺伝子より下流
HindIII部位はM13mp18のEcoRI/
indIII 多重部位に置き代っている。
【0084】従って最終プラスミドpXL2158は、
アンピシリン耐性を授ける遺伝子及びPtrp−RBS
CIIのコントロール下にあるnit遺伝子を含むpBR
322(Sutcliffe,Nucleic Acid Res.,5(1978)2721)の
誘導体である。このプラスミドpXL2158の制限地
図を図9に示す。
【0085】E.コリTG1株を形質転換させるために
プラスミドpXL2158を利用した。この株TG1/
pXL2158及びベクターpMTL22を含むコント
ロールのTG1株を、100μg/mlのアンピシリン及
び100μg/mlのトリプトファンを含むM9グルコー
ス培地(Miller,J.H.,1972,Experiments in Molecular
Genetics,Cold Spring Harbor Laboratory,Cold Spring
Harbor,N.Y.) の中で30℃で16時間培養した。これ
らの培養物をトリプトファンを含まない培地で100倍
に希釈し、そして同じ温度で6時間培養した。
【0086】細胞の超音波処理の後、コマモナス テス
トステロニNT1のニトリラーゼの発現を粗抽出物にお
いて、又は遠心後の残渣及び上清液において12.5%
のSDS/ポリアクリルアミドゲルで調べた。その結果
を図10に示す。
【0087】
【表5】
【0088】このゲルが示すには、pXL2158は、
優先的に可溶性状のニトリラーゼの発現を強く誘発す
る。
【0089】次にニトリラーゼの適切な折りたたみを補
助するGroEシャペロン効果を試験した (Hemmingsen
ら、1988,Nature,333,330)。この目的のため、プラスミ
ドpXL2035を下記の手法で作製した:GroEの
2つのサブユニットをコードするgroES及びgro
EL遺伝子を含む2.2kbのEcoRI/HindIII
フラグメントをプラスミドpOF39(Fayetら、1986,M
ol.Gen.Genet.,202,435)より抽出し、次いでベクターp
DSK519(Keenら、1988,Gene,70,191) のEco
IとHindIII 部位との間に導入した。
【0090】プラスミドpXL2035をpXL215
8を含むTG1株の中に導入した。得られる株を50mg
/lのカナマイシンの存在下において先と同じ条件のも
とで培養した。この発現結果を図10に示している。G
roEの過剰発現(GroELサブユニットのみがゲル
上で識別された)はpXL2158より発現したニトリ
ラーゼのバルクを可溶化することが見い出された。
【0091】シュードモナス ブチダにおいてニトリラ
ーゼを製造するために同じ発現系を用いた。従って、p
XL2158より出発して、1256bpのNdeI/
coIフラグメント及び535bpのNcoI/Bam
フラグメントをpXL1841のNdeIとBamHI
部位との間に導入した。pXL1841(Blancheら、19
91,J.Bacteriol.,173,4637) はPtrp−RBSCIIの
後方のメタノバクテリウム イバノビイMethanobacte
rium ivanovii) を発現するpKT230(Bagdasarian
ら、1981,Gene,15,237) の誘導体である。
【0092】従って、最終プラスミドpXL2169は
カナマイシン耐性を授ける遺伝子及びPtrp−RBS
CIIのコントロール下にあるnit遺伝子を含むpKT
230の誘導体である(図11を参照のこと)。このプ
ラスミドをシュードモナスプチダG2081の株に導入
した。G2081は、ナリジキシン酸及びリファピシン
に対して耐性にされたシュードモナス プチダKT24
40(BagdasarianとTimmis,1981,HofschneidとGoebel,
Topics in Microbiology and Immunolgy,47,Springer V
erlag,Berlin)の誘導体である。コントロールのプラス
ミドとしてベクターpDSK519(Keenら、1988,Gen
e,70,191) を用いた。G2081(pXL2169)及
び株G2081(pDSK519)を20mg/lのカナ
マイシンを含むLB培地の中で30℃で一夜培養した。
これらの予備培養物を同じ培地の中で100倍希釈し
た。培養を次に同じ温度で7時間30分続行した。これ
らの細胞の超音波処理後、粗画分、又は遠心後の残渣及
び上清液中のコマモナステストステロニNI1のニトリ
ラーゼの発現を10%のSDS/ポリアクリルアミドゲ
ルで調べた。その結果を図12に示す。株G2081
(pDSK519)の粗抽出物のみを載せ(ウェル
D);株G2081(pXL2169)については、全
抽出物、超音波処理残渣及び超音波処理上清液をそれぞ
れウェルC,B及びAに載せた。この実験は、シュード
モナス プチダが可溶性状の大量のニトリラーゼを発現
することを示している。
【0093】実施例6:組換株のニトリラーゼ活性のア
ッセイ 下記の実施例はE.コリTG1及びシュードモナス
チダG2081の組換株のニトリラーゼ活性を例証す
る。
【0094】これらの株の中に組込んだ種々のプラスミ
ドは下記の通りである; プラスミド 特 徴 pXL2087 プロモーターPlacのコントロール下にあるコマモナスNI 1ニトリラーゼ遺伝子を有する組換プラスミド。 pXL2158 トリプトファンプロモーターのコントロール下にあるコマモナ スNI1ニトリラーゼ遺伝子を有する組換プラスミド。 pXL2035 GroE及びSをコードする遺伝子を有する組換プラスミド。 pXL2169 Ptrpのコントロール下にあるコマモナスNI1ニトリラー ゼ遺伝子を有する、挿入を有する広域宿主プラスミド。 pDSK519 コントロールプラスミド(前掲)
【0095】誘発せしめた、又は誘発せしめていないこ
れらの株の活性を、種々のpH値にてアジポニトリル及び
5−シアノバレレートについて測定し、そして陰性コン
トロール株、即ち、E.コリTG1、E.コリTG1
(pXL2035)及びシュードモナス プチダG20
81と比較した。
【0096】1−細胞の調製:培養は第4表に記載の条
件下で行った。対数増殖期の間、2つの組換株の培養物
の一方を1mMのIPTGで誘発せしめた;37℃で2時
間後、この培養物を処理した。
【0097】
【表6】
【0098】略語: a:LB培地;b:LB培地+
100μgのAmp;c:培地b+OD660nm =1に至
るまでの1mMのIPTGの添加;d:LB培地+50mg
/lのカナマイシン;e:M9培地+100mg/lのア
ンピシリン+50mg/lのカナマイシン;DW:乾燥重
量 共通条件:1〜3:16時間目の予備培養物による1/
100の比での接種;培養時間5.75h;T=37℃ 4〜8:37℃にてトリプトファンの添加を伴う17時
間目の予備培養物による1/100の比での接種;15
lの発酵槽の中での培養時間:E.コリについては23
h、そしてP.プチダについては7.5h;T=30℃
【0099】2−比活性の測定 比活性の測定の条件及び結果を第5表にまとめた。
【0100】
【表7】
【0101】
【表8】
【0102】共通条件:〔基質〕=50mM;T=25
℃;緩衝液50mM;反応は1〜3については90min 、
そして4〜8については120分 略語: W:全細胞;S:超音波処理細胞;U:生成
した1μmol アジペート/h、ただし(a)生成した1
μmol の5−シアノバレレート/h;Ua=生成したシ
アノバレレートのμmol /h/DW細胞のmg;Ub=生
成したアジペートのμmol /h/乾燥細胞のmg;Ad
N:アジポニトリル;CVA=5−シアノバレレート;
DW:乾燥重量
【0103】実施例7:懸濁物におけるE.コリ(pX
L2087)によるアジポニトリルのバッチ式加水分解
によるアジピン酸アンモニウムの合成 21g/lの初期濃度のE.コリ株(pXL2087)
を含む50mMのリン酸緩衝液、pH7、初期容量5mlに、
0,1,2,3,5,6及び7hの反応時間目にて、1
20μl又は1068μlのアジポニトリルを25℃で
磁気撹拌しながら加えた。この反応を、毎時100μl
の反応容量のサンプルをとることにより分析的にモニタ
ーした。加水分解は反応速度の有意な損失を伴うことな
く進行することが見い出せた。
【0104】アジポニトリルの添加後30分からの平均
活性値を下記の第6表にまとめる。
【0105】
【表9】
【0106】実施例8:樹脂上に固定化したE.コリ
(pXL2087)による固定層反応系におけるアジポ
ニトリルの加水分解によるアジピン酸ナトリウムの合成 E.コリ(pXL2087)細胞をまず米国特許第4,
732,851号に記述の技術により固定化した。
【0107】得られる生物触媒を次にアジポニトリルの
アジピン酸ナトリウムへの加水分解のために固定層カラ
ムにおいて用いた。
【0108】1−樹脂へのE.コリ(pXL2087)
の固定 細胞を以下のプロトコールに従って固定した: −22%の固形含有量を有する1g(湿潤重量)のE.
コリ(pXL2087) −1gのPOLYCUPポリアゼチジン −1gのDUOLITE A 171樹脂 1gの細胞をポリアゼチジン溶液の中に懸濁した。均質
にした後、樹脂をこの細胞懸濁物の中に注ぎ入れた。全
体をスパチュウでかき混ぜ、次いでフッドの中で18h
大気に解放して乾かした。次に4ml又は1.3gの生物
触媒を集めた。
【0109】固定化及び遊離細胞の活性を50mMのアジ
ポニトリルについて25℃及びpH7で決定した。これら
はそれぞれ30及び110μmol の2−シアノバレレー
ト/h/細胞mg(DW)であり、固定化収率は26%と
推測された。
【0110】2−固定層反応系におけるアジポニトリル
の加水分解 以下に示す条件のもとで連続供給式固定層反応系におけ
る半減期を決定した: T:28℃;触媒;0.5g又は2ml又は85mgの細胞
(乾燥重量);〔アジポニトリル〕:50mM;リン酸緩
衝液:50mM、pH7;流速3.7±0.1ml/h;カラ
ム:径1cm、高さ3cm。
【0111】細胞の初期活性は1.5μmol のアジペー
ト/h/mgの細胞(乾燥重量)であった。32日間又は
770h後に66%の初期活性が保持された。
【0112】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:27 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 起 源 生物名:コマモナス テストステロニ Met Lys Asn Tyr Pro Thr Val Lys Val Ala Ala Val Gln Ala Ala Val 5 10 15 Phe Met Asn Leu Glu Ala Thr Val Asp Lys Thr 20 25
【0113】配列番号:2 配列の長さ:26 配列の型:核酸 配列の種類:合成DNA 他の情報:Nは、A,C,G又はT
【0114】配列番号:3 配列の長さ:1194 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA ctcgagacaaaattgggacagtcgccccctatctgcaaaatggaacctcctttgcacatctataaa 66 attttttgaggaagacagca ATG AAA AAT TAT CCT ACA GTC AAG GTA GCA GCA 119 Met Lys Asn Tyr Pro Thr Val Lys Val Ala Ala 11 GTG CAA GCT GCT CCT GTA TTT ATG AAT CTA GAG GCA ACA GTA GAT AAA 167 Val Gln Ala Ala Pro Val Phe Met Asn Leu Glu Ala Thr Val Asp Lys 27 ACT TGT AAG TTA ATA GCA GAA GCA GCA TCT ATG GGC GCC AAG GTT ATC 215 Thr Cys Lys Leu Ile Ala Glu Ala Ala Ser Met Gly Ala Lys Val Ile 43 GGC TTC CCA GAA GCA TTT ATT CCC GGC TAT CCA TAT TGG ATT TGG ACA 263 Gly Phe Pro Glu Ala Phe Ile Pro Gly Tyr Pro Tyr Trp Ile Trp Thr 59 TCA AAT ATG GAC TTC ACT GGA ATG ATG TGG GCC GTC CTT TTC AAG AAT 311 Ser Asn Met Asp Phe Thr Gly Met Met Trp Ala Val Leu Phe Lys Asn 75 GCG ATT GAA ATC CCA AGC AAA GAA GTT CAA CAA ATT AGT GAT GCT GCA 359 Ala Ile Glu Ile Pro Ser Lys Glu Val Gln Gln Ile Ser Asp Ala Ala 91 AAA AAG AAT GGA GTT TAC GTT TGC GTT TCT GTA TCA GAG AAA GAT AAT 407 Lys Lys Asn Gly Val Tyr Val Cys Val Ser Val Ser Glu Lys Asp Asn 107 GCC TCG CTA TAT TTG ACG CAA TTG TGG TTT GAC CCG AAT GGT AAT TTG 455 Ala Ser Leu Tyr Leu Thr Gln Leu Trp Phe Asp Pro Asn Gly Asn Leu 123 ATT GGC AAG CAC AGG AAA TTC AAG CCC ACT AGT AGT GAA AGA GCT GTA 503 Ile Gly Lys His Arg Lys Phe Lys Pro Thr Ser Ser Glu Arg Ala Val 139 TGG GGA GAT GGG GAT GGA AGC ATG GCT CCC GTA TTT AAA ACA GAG TAT 551 Trp Gly Asp Gly Asp Gly Ser Met Ala Pro Val Phe Lys Thr Glu Tyr 155 GGG AAT CTT GGG GGA CTC CAG TGC TGG GAA CAT GCT CTC CCA TTA AAC 599 Gly Asn Leu Gly Gly Leu Gln Cys Trp Glu His Ala Leu Pro Leu Asn 171 ATT GCG GCG ATG GGC TCA TTG AAC GAA CAG GTA CAT GTT GCT TCC TGG 647 Ile Ala Ala Met Gly Ser Leu Asn Glu Gln Val His Val Ala Ser Trp 187 CCA GCC TTC GTC CCT AAA GGC GCA GTA TCA TCC AGA GTA TCA TCC AGC 695 Pro Ala Phe Val Pro Lys Gly Ala Val Ser Ser Arg Val Ser Ser Ser 203 GTC TGT GCG TCT ACT AAT GCG ATG CAT CAG ATC ATT AGT CAG TTT TAC 743 Val Cys Ala Ser Thr Asn Ala Met His Gln Ile Ile Ser Gln Phe Tyr 219 GCG ATC AGC AAT CAG GTA TAT GTA ATT ATG TCA ACC AAT CTC GTT GGC 791 Ala Ile Ser Asn Gln Val Tyr Val Ile Met Ser Thr Asn Leu Val Gly 235 CAA GAC ATG ATT GAC ATG ATT GGG AAA GAT GAA TTT TCC AAA AAC TTT 839 Gln Asp Met Ile Asp Met Ile Gly Lys Asp Glu Phe Ser Lys Asn Phe 251 CTA CCG CTT GGT TCT GGA AAC ACA GCG ATT ATT TCT AAC ACC GGT GAG 887 Leu Pro Leu Gly Ser Gly Asn Thr Ala Ile Ile Ser Asn Thr Gly Glu 267 ATT TTG GCA TCA ATT CCA CAA GAC GCG GAG GGA ATT GCT GTT GCA GAG 935 Ile Leu Ala Ser Ile Pro Gln Asp Ala Glu Gly Ile Ala Val Ala Glu 283 ATT GAC CTT AAC CAA ATA ATT TAT GGA AAG TGG TTA CTG GAT CCC GCC 983 Ile Asp Leu Asn Gln Ile Ile Tyr Gly Lys Trp Leu Leu Asp Pro Ala 299 GGT CAT TAC TCT ACT CCC GGC TTC TTA AGT TTG ACA TTT GAT CAG TCT 1031 Gly His Tyr Ser Thr Pro Gly Phe Leu Ser Leu Thr Phe Asp Gln Ser 315 GAA CAT GTA CCC GTA AAA AAA ATA GGT GAG CAG ACA AAC CAT TTC ATC 1079 Glu His Val Pro Val Lys Lys Ile Gly Glu Gln Thr Asn His Phe Ile 331 TCT TAT GAA GAC TTA CAT GAA GAT AAA ATG GAT ATG CTA ACG ATT CCG 1127 Ser Tyr Glu Asp Leu His Glu Asp Lys Met Asp Met Leu Thr Ile Pro 347 CCG AGG CGC GTA GCC ACA GCG TGA tcgccgcctctcggggcgttcggttgctgata 1183 Pro Arg Arg Val Ala Thr Ala 354 gccatcgcctt 1194
【0115】配列番号:4 配列の長さ:1194 配列の型:核酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:Genomic DNA CTCGAGACAA AATTGGGACA GTCGCCCCCT ATCTGCAAAA TGGAACCTCC TTTGCACATC 60 TATAAAATTT TTTGAGGAAG ACAGCAATGA AAAATTATCC TACAGTCAAG GTAGCAGCAG 120 TGCAAGCTGC TCCTGTATTT ATGAATCTAG AGGCAACAGT AGATAAAACT TGTAAGTTAA 180 TAGCAGAAGC AGCATCTATG GGCGCCAAGG TTATCGGCTT CCCAGAAGCA TTTATTCCCG 240 GCTATCCATA TTGGATTTGG ACATCAAATA TGGACTTCAC TGGAATGATG TGGGCCGTCC 300 TTTTCAAGAA TGCGATTGAA ATCCCAAGCA AAGAAGTTCA ACAAATTAGT GATGCTGCAA 360 AAAAGAATGG AGTTTACGTT TGCGTTTCTG TATCAGAGAA AGATAATGCC TCGCTATATT 420 TGACGCAATT GTGGTTTGAC CCGAATGGTA ATTTGATTGG CAAGCACAGG AAATTCAAGC 480 CCACTAGTAG TGAAAGAGCT GTATGGGGAG ATGGGGATGG AAGCATGGCT CCCGTATTTA 540 AAACAGAGTA TGGGAATCTT GGGGGACTCC AGTGCTGGGA ACATGCTCTC CCATTAAACA 600 TTGCGGCGAT GGGCTCATTG AACGAACAGG TACATGTTGC TTCCTGGCCA GCCTTCGTCC 660 CTAAAGGCGC AGTATCATCC AGAGTATCAT CCAGCGTCTG TGCGTCTACT AATGCGATGC 720 ATCAGATCAT TAGTCAGTTT TACGCGATCA GCAATCAGGT ATATGTAATT ATGTCAACCA 780 ATCTCGTTGG CCAAGACATG ATTGACATGA TTGGGAAAGA TGAATTTTCC AAAAACTTTC 840 TACCGCTTGG TTCTGGAAAC ACAGCGATTA TTTCTAACAC CGGTGAGATT TTGGCATCAA 900 TTCCACAAGA CGCGGAGGGA ATTGCTGTTG CAGAGATTGA CCTTAACCAA ATAATTTATG 960 GAAAGTGGTT ACTGGATCCC GCCGGTCATT ACTCTACTCC CGGCTTCTTA AGTTTGACAT 1020 TTGATCAGTC TGAACATGTA CCCGTAAAAA AAATAGGTGA GCAGACAAAC CATTTCATCT 1080 CTTATGAAGA CTTACATGAA GATAAAATGG ATATGCTAAC GATTCCGCCG AGGCGCGTAG 1140 CCACAGCGTG ATCGCCGCCT CTCGGGGCGT TCGGTTGCTG ATAGCCATCG CCTT 1194
【0116】配列番号:5 配列の長さ:354 配列の型:アミノ酸 配列の種類:ポリペプチド Met Lys Asn Tyr Pro Thr Val Lys Val Ala Ala Val Gln Ala Ala Pro 1 5 10 15 Val Phe Met Asn Leu Glu Ala Thr Val Asp Lys Thr Cys Lys Leu Ile 20 25 30 Ala Glu Ala Ala Ser Met Gly Ala Lys Val Ile Gly Phe Pro Glu Ala 35 40 45 Phe Ile Pro Gly Tyr Pro Tyr Trp Ile Trp Thr Ser Asn Met Asp Phe 50 55 60 Thr Gly Met Met Trp Ala Val Leu Phe Lys Asn Ala Ile Glu Ile Pro 65 70 75 80 Ser Lys Glu Val Gln Gln Ile Ser Asp Ala Ala Lys Lys Asn Gly Val 85 90 95 Tyr Val Cys Val Ser Val Ser Glu Lys Asp Asn Ala Ser Leu Tyr Leu 100 105 110 Thr Gln Leu Trp Phe Asp Pro Asn Gly Asn Leu Ile Gly Lys His Arg 115 120 125 Lys Phe Lys Pro Thr Ser Ser Glu Arg Ala Val Trp Gly Asp Gly Asp 130 135 140 Gly Ser Met Ala Pro Val Phe Lys Thr Glu Tyr Gly Asn Leu Gly Gly 145 150 155 160 Leu Gln Cys Trp Glu His Ala Leu Pro Leu Asn Ile Ala Ala Met Gly 165 170 175 Ser Leu Asn Glu Gln Val His Val Ala Ser Trp Pro Ala Phe Val Pro 180 185 190 Lys Gly Ala Val Ser Ser Arg Val Ser Ser Ser Val Cys Ala Ser Thr 195 200 205 Asn Ala Met His Gln Ile Ile Ser Gln Phe Tyr Ala Ile Ser Asn Gln 210 215 220 Val Tyr Val Ile Met Ser Thr Asn Leu Val Gly Gln Asp Met Ile Asp 225 230 235 240 Met Ile Gly Lys Asp Glu Phe Ser Lys Asn Phe Leu Pro Leu Gly Ser 245 250 255 Gly Asn Thr Ala Ile Ile Ser Asn Thr Gly Glu Ile Leu Ala Ser Ile 260 265 270 Pro Gln Asp Ala Glu Gly Ile Ala Val Ala Glu Ile Asp Leu Asn Gln 275 280 285 Ile Ile Tyr Gly Lys Trp Leu Leu Asp Pro Ala Gly His Tyr Ser Thr 290 295 300 Pro Gly Phe Leu Ser Leu Thr Phe Asp Gln Ser Glu His Val Pro Val 305 310 315 320 Lys Lys Ile Gly Glu Gln Thr Asn His Phe Ile Ser Tyr Glu Asp Leu 325 330 335 His Glu Asp Lys Met Asp Met Leu Thr Ile Pro Pro Arg Arg Val Ala 340 345 350 Thr Ala
【図面の簡単な説明】
【図1】コマモナス テストステロニ種の株について
の、時間における反応時間の関数としての、アジポニト
リルからシアノバレレート(曲線a)及びアジピン酸ア
ンモニウム(曲線b)への加水分解の収率(%)を示
す。
【図2】(a)はプラスミドpXL2075そして
(b)はpXL2076の制限地図を示す。
【図3】本発明にかかわるニトリラーゼ活性を有するポ
リペプチドをコードするDNA配列(図面の中では「ニ
トリラーゼ遺伝子」と称している)を含む4.1kbのS
stI−SstIフラグメントの制限地図を示す。この
図面の中には、本発明にかかわるDNA配列を含むXb
aI−SstIフラグメントを製造する手法も示してい
る。
【図4】本発明にかかわるDNA配列及びその推定アミ
ノ酸配列を示す。
【図5】本発明にかかわるDNA配列及びその推定アミ
ノ酸配列の図4の続きを示す。
【図6】プラスミドpXL2087の制限地図を示す。
【図7】プラスミドpXL2148の制限地図を示す。
【図8】E.コリTG1/pXL2027の株における
本発明にかかわるDNA配列の発現を示すSDS−PA
GE(10%のSDS)を示す。各レーンは610nmで
3の吸光度の培養物60μlに相当するタンパク質量に
対応する。
【図9】プラスミドpXL2158の制限地図を示す。
【図10】TG1/pXL2158及びTG1/pXL
2158+pXL2035(GroE)の株における本
発明にかかわるDNA配列の発現を示すSDS−PAG
E(12.5%のSDS)を示す。
【図11】プラスミドpXL2169の制限地図を示
す。
【図12】シュードモナス プチダG2081−pXL
2169の株における本発明にかかわるDNA配列の発
現を示すSDS−PAGE(10%のSDS)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 13/00 2121−4B //(C12N 15/09 ZNA C12R 1:01) (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 1/21 C12R 1:40) (C12N 9/78 C12R 1:19) (C12N 9/78 C12R 1:40) C12R 1:01) (72)発明者 ソフィー レビイ−シル フランス国,75007 パリ,リュ ドゥ モンテスイ,2 (72)発明者 ジョエル クルゼット フランス国,75012 パリ,リュ デ ム ニエール 48−52

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニトリラーゼ活性を有し、従ってニトリ
    ル類をカルボン酸類に加水分解せしめることのできるポ
    リペプチドをコードするDNA配列であって、 −配列番号3に記載のニトリラーゼ活性を有するポリペ
    プチドをコードするDNA配列、 −遺伝子コードの同義性に由来するこの配列の類似体、
    及び −これらの配列のいづれか又はそのフラグメントとハイ
    ブリダイズし、且つ、ニトリラーゼ活性を有するポリペ
    プチドをコードするDNA配列、 より選ばれるDNA配列。
  2. 【請求項2】 配列番号4に記載のヌクレオチド配列を
    含む請求項1に記載の組換DNA配列。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいづれか1項に記載の
    DNA配列の発現に由来し、且つ、ニトリラーゼ活性を
    有するポリペプチド。
  4. 【請求項4】 配列番号5に記載の配列を含んで成る請
    求項3に記載のポリペプチド。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載のDNA配列を含
    む微生物。
  6. 【請求項6】 選別手段を含むプラスミド上に請求項1
    又は2に記載のDNA配列を含む、微生物。
  7. 【請求項7】 プラスミドpXL2148を含むE.コ
    E.coli) TG1の株より成り、この株が参照番号G
    4207を有し、そして番号I−1242のもとでコレ
    クション ナショナル デ カルチャーズ デ マイク
    ロ−オルガニズムス(国際微生物保存機関)に寄託され
    ている微生物。
  8. 【請求項8】 宿主微生物における請求項1又は2に記
    載のDNA配列の発現を確実にするシグナルの支配下に
    ある前記配列より成る発現カセットを含む微生物。
  9. 【請求項9】 前記DNA配列の上流に、生産されるポ
    リペプチドと同類又は異種のリボソーム結合部位及びプ
    ロモーター配列を含んで成る、請求項8に記載の微生
    物。
  10. 【請求項10】 前記プロモーターがE.コリのラクト
    ーヌオベロンプロモーターPlac、ファージラムダ右
    側オペロンプロモーターPR 、ファージラムダ左側オペ
    ロンプロモーターPL 、又はコリネバクテリウムCory
    nebacterium)コマモナス (Comamonas)もしくはシュー
    ドモナス (Pseudomonas)の強力プロモーターでありう
    る、請求項9に記載の微生物。
  11. 【請求項11】 前記リボソーム結合部位がファージラ
    ムダCII遺伝子に由来するもの、又はE.コリコマモ
    ナスシュードモナスもしくはコリネバクテリウムの遺
    伝子に由来するものでありうる、請求項9に記載の微生
    物。
  12. 【請求項12】 前記発現カセットが選別手段を含むプ
    ラスミドにより保有されている、請求項8〜11のいづ
    れか1項に記載の微生物。
  13. 【請求項13】 前記選別手段が抗生物質耐性を授ける
    マーカーである、請求項12に記載の微生物。
  14. 【請求項14】 E.コリコマモナスコリネバクテ
    リウムブレビバクテリウムBrevibacterium) 、ロド
    コッカス (Rhodococcus)及びシュードモナスの株より選
    ばれる請求項5〜13のいづれか1項に記載の微生物。
  15. 【請求項15】 微生物であって、 −この微生物が合成する請求項3又は4に記載のポリペ
    プチドの折りたたみを補助するための少なくとも1種の
    タンパク質因子及び/又はかかる因子をコードする遺伝
    子を含み、 −そして前記因子が問題の微生物の基底レベルに相当す
    る量よりも多量に存在している、 請求項5〜14のいづれか1項に記載の微生物。
  16. 【請求項16】 前記因子がE.コリのGroEシャペ
    ロン又は真核もしくは原核起源のその類似体である請求
    項15に記載の微生物。
  17. 【請求項17】 前記因子をコードする遺伝子が染色体
    又は体外染色体要素(プラスミド、ファージ)により保
    有され、従って前記遺伝子が増幅される、請求項15又
    は16に記載の微生物。
  18. 【請求項18】 前記因子をコードする遺伝子が前記微
    生物と同類又は異種である発現系の支配下にある、請求
    項17に記載の微生物。
  19. 【請求項19】 ニトリル類を変換せしめる酵素的方法
    であって、このニトリル類を請求項3もしくは4のいづ
    れかに記載のニトリル活性を有するポリペプチド又は請
    求項5〜19のいづれか1項に記載の宿主微生物と接触
    せしめることより成る方法。
  20. 【請求項20】 前記ニトリルが式NC−R−CNのジ
    ニトリル(式中、Rは1〜10個の炭素原子を有するア
    ルキレン基である)である、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記ニトリルがアジポニトリルであ
    る、請求項19又は20に記載の方法。
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