JPH07505840A - 多層フレキソグラフ印刷板を作成する方法 - Google Patents

多層フレキソグラフ印刷板を作成する方法

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 多層フレキソグラフ印刷板を作成する方法技術分野 本発明はフレキソグラフ印刷板を作成する方法に関し、特にレーザーで彫刻した 多層フレキソグラフ印刷板を作成するための方法と、またレーザーで彫刻しうる 多層フレキソグラフ印刷用エレメントにも関連するものである。
炙舅の背景 フレキソグラフ印刷に際して、特に包装用材料、例えば厚紙、プラスチックフィ ルムなどのような、波形または平滑な表面に印刷するのに使用する印刷板は良く 知られている。
一般的に、これまで用いられて来たフレキソグラフ印刷板は加硫ゴムから作られ ている。ゴムは良好なインク転写性、高い弾性、および高い圧縮性などをもち、 過酷な溶剤でも使用できるので好ましいものである。ゴムエレメントは適当な型 の中でゴムを加硫することにより作られる。
極(最近、ゴムエレメントを直接レーザーで彫刻することが可能になった。レー ザー彫刻によりゴム印刷板に多様な機会が与えられるようになった。集中性の高 い、制御可能なエネルギーのレーザーは、ゴムに非常に細かなディテールを彫刻 することができる。印刷板のレリーフは色々と変えることができる。非常にけわ しいスロープと同じくゆっくりと低下するレリーフスロープとを、印刷板のドツ トゲインに影響するように彫刻することができる。
市販のゴムには天然のものとまたは合成のものとがある。合成ゴムにはエチレン −プロピレン−ジエンモノマーエラストマー(EPDM)があり、これを用いて レーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷用エレメントを作ることができる。天然 または合成ゴムから作られるエレメントは、化学的に架橋させるために硫黄、硫 黄含有成分、または過酸化物による加硫を必要とする。このような架橋した物質 を以後「ゴム」と称する。その上、このような加硫エレメントは、一様な厚さと 印刷に適した平滑な表面を得るために磨砕を必要とする。
これは非常に時間を要しかつ大変手間のかかるものである。
レーザーで彫刻された単層のフレキソグラフ印刷板を、以下の方法により作るこ とができることが認められた。
(a)機械的、光化学的および熱化学的またはこれらの組合わせよりなる群から 選択された手段により、可撓性の支持体の上に存在するエラストマーの層を強化 して、場合によりエラストマーの層の上に位置した除去可能なカバーノートを有 するレーザーで彫刻可能なフレキソグラフ印刷用エレメントを作り、但し、熱化 学的手段による強化は硫黄、硫黄含有成分、または過酸化物以外の架橋剤を使用 して行われる;そして (b)工程(a)のレーザー彫刻可能なエレメントを少なくとも1つの予め決め られたパターンによりレーザーで彫刻してレーザー彫刻されたフレキソグラフ印 刷板を作る、但し、カバーシートが存在するときは、レーザー彫刻に先立ってこ のカバーシートは取り去ることからなる方法により、本出願人の同日付出願であ る米国特許出願第 号に記載されたフレキソグラフ印刷板を作ることができる。
1970年12月22日付でCadde11氏に対し許可された米国特許第3、 549.733号では、ポリマーの印刷板を作成する方法を記載している。印刷 板はポリマー材料の層を充分な強度のコントロールされたレーザービームに当て て、ポリマーを除去して表面に(ぼみを形成することにより作られる。
発明の要点 本発明は、 (a)機械的、光化学的および熱化学的、またはこれらの組合わせよりなる群か ら選択される手段により、(i)可撓性の支持体の上に存在する少なくとも1つ のエラストマー中間層と、(U)この中間層の上に存在する中間層の組成とは異 なる組成のエラストマーの頂層(上層)とを強化して、場合により除去可能のカ バーシートを有する、レーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷用エレメントを作 り、但し、熱化学的手段による強化は硫黄、硫黄含有成分、または過酸化物以外 の架橋剤を用いて行われる:そして(b)工程(a)のレーザー彫刻可能なエレ メントを、少なくとも1つの予め設定したパターンによりレーザー彫刻してレー ザーで彫刻されたフレキソグラフ印刷板を作る、但し、もしカバーシートが存在 するときは、レーザー彫刻に先立ってこのカバーシートは取り除かれる ことからなる、多層のフレキソグラフ印刷板を作成する方法に関する。
第2の態様では、本発明は多層のフレキソグラフ印刷板を作成する方法に関し、 これは (a)機械的、光化学的および熱化学的またはこれらの組合わせよりなる群から 選択される手段により可撓性の支持体上に存在するエラストマーの中間層」二の エラストマーの頂層(上層)を強化して、場合により除去可能のカバーシートを 有する、レーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷用エレメントを作り、但し、熱 化学的手段による強化は硫黄、硫黄含有成分、または過酸化物以外の架橋剤を使 用して行われる:そして (b)工程(a)のレーザー彫刻可能なエレメントを、少なくとも1つの予め設 定したパターンによりレーザー彫刻してレーザー彫刻されたフレキソグラフ印刷 板を作る、但し、もしカバーシートが存在するときは、レーザー彫刻に先立って このカバーシートは取り除かれる ことからなっている。
第3の態様では、本発明は多層のレーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷用エレ メントに関し、これは (a)可撓性の支持体: (b)少なくとも1つのレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの中間層 :および (c)層(b)の上に存在するレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの 頂層からなり、ここで層(C)の組成は層(b)の組成とは異なるものであり、 また層(b)と層(C)とは機械的または熱化学的に単独で強化されているか、 または機械的と光化学的、機械的と熱化学的、光化学的と熱化学的、または機械 的、光化学的と熱化学的に組合わせて強化されており、但し、熱化学的な強化は 硫黄、硫黄含有成分、または過酸化物以外の架橋剤の使用で行われ、そして、さ らに層(b)と層(c)の強化手段は同じがまたは異なっていてもよい。
第4の態様においては、本発明は多層のレーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷 用エレメントに関し、これは(a)可撓性の支持体; (b)エラストマーの中間層;および (c)層(b)の上に存在するレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマー頂 層からなり、ここで、この頂層は機械的または熱化学的に単独で強化されている か、または機械的と光化学的、機械的と熱化学的、光化学的と熱化学的、または 機械的、光化学的と熱化学的に組合わせて強化されており、但し、熱化学的な強 化は硫黄、硫黄含有成分、または過酸化物以外の架橋剤を使用して行われる。
第5の態様では、本発明は多層のレーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷用エレ メントに関し、これは (a)可撓性の支持体: (b)少なくとも1つのレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの中間層 ;および (c)層(b)の上に存在するレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの 頂層からなっており、ここで、層(C)の組成は層(b)の組成とは異なるもの であり、また層(b)と(C)とは少な(とも1つの熱可塑性エラストマーから なり、これら各層は機械的または熱化学的に単独で強化されているか、または機 械的と光化学的、機械的と熱化学的、光化学的と熱化学的、または機械的、光化 学的と熱化学的に組合わせて強化されており、さらに層(b)と(C)の強化手 段は同じかまたは異なっていてもよい。
第6の態様においては、本発明は多層のレーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷 用エレメントに関し、これは(a)可撓性の支持体; (b)エラストマーの中間層;および (c)層(b)の上に存在するレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの 頂層からなっており、ここで、この頂層は少なくとも1つの熱可塑性エラストマ ーからなり、この頂層は機械的または熱化学的に単独で強化されているか、また は機械的と光化学的、機械的と熱化学的、光化学的と熱化学的、または機械的、 光化学的と熱化学的に組合わせて強化されている。
発明の詳細な説明 レーザーはある種の物質を融除するのに充分な出力密度を出現することができる 。炭酸ガスレーザーのような高出力レーザーは木材、プラスチックおよびゴムの ような多くの物質を融除することができる。レーザーからの出力が適当な出力密 度で基板上の特定の個所にいったん集光されると、有機固体からある深さに物質 を除去してレリーフを形成することができる。レーザービームが当たらなかった 領域は除去されることはない。従って、レーザーの使用により特定の材料に極め て複雑な彫刻を作り出す能力を与える。
ここで使用する「レーザー彫刻可能なもの」の用語は、充分な強度のレーザービ ームに当てられた材料の領域が、フレキソグラフ用に適当な充分な解像性とレリ ーフの深さをもって物理的に分離するように、レーザー光を吸収することのでき る強化された材料を示すものである。レーザー光が強化された材料により直接吸 収されないならば、以下に述べるようなレーザー光吸収成分を加える必要のある ことが理解されよう。「物理的分離」とは、このように露光した材料が取り除( か、または真空クリーニングまたは水洗のような機械的な任意の手段によるか、 または表面にガス流を直接当てることにより、はぐれた粒子を除くかのいずれか を意味している。
驚いたことに、多層のフレキソグラフ印刷用エレメントを強化しそしてレーザー で彫刻することにより、フレキソグラフ印刷板を作ることができるのが認められ た。これは、これらのエレメントが通常のゴム製の印刷用エレメントの硬さを有 していないので、全く予想のつかない驚くべきことであった。このような非ゴム 製の印刷用エレメントはレーザー彫刻工程の間に著しく溶融し、従って板上に質 の劣った低解像性の画像を形成するであろうと予想されていたからである。従っ て、本発明のエレメントと方法はレーザー彫刻可能なゴム製フレキソグラフ印刷 用エレメントに代わるもので、パッケージ業界で必要とされる高い解像力をもつ 印刷板が得られるものである。
この多層のレーザー彫刻可能フレキソグラフ印刷用エレメントと方法はエラスト マー材料を用いており、均一な厚さを得るためのめんどうな加硫と摩砕工程を必 要としない。均一な厚さの多層フレキソグラフエレメントは、押出しとカレンダ ー処理、積層化、成形、噴霧、またはディップコーティングなどのような各種の 方法により調製することができる。その上、有害な硫黄または硫黄含有架橋剤に よる処理は必要としない。
これらのエラストマー材料はシームレスの、連続的印刷エレメントの形成に特に 有効に用いることができる。平らなシート状エレメントは、このエレメントを円 筒形のもの、通常、印刷用スリーブまたは印刷シリンダーそのもののまわりに巻 きつけ、そして両端を互いに溶融してシームレスの連続エレメントを形成する再 処理をすることができる。このような溶融は加硫ゴムでは不可逆的に架橋され、 従ってネットワーク構造が破壊されないかぎり溶解または溶融できないため、ゴ ム製の印刷板では不可能である。
連続的な印刷用エレメントは壁紙、デコレーション用およびギフト用包装紙のよ うな、連続的デザインのフレキソグラフ印刷に利用される。さらに、このような 連続的印刷エレメントは通常のレーザー彫刻装置に取り付けるのに好適である。
両端を溶融する時、印刷用エレメントが巻き付けられるスリーブまたはシリンダ ーは、彫刻工程の間に回転ドラムとしてこれが機能するレーザー彫刻装置中に直 接取り付けることができる。
特に記載しない限り、「多層のフレキソグラフ印刷板またはエレメント」の用語 は、これに限定するものではないが、平面シートおよびシームレスの連続的な形 態を含むフレキソグラフ印刷に適した任意の形状の印刷板またはエレメントを包 含する。
本発明の多層のレーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷用エレメントと方法につ いての別の特徴は、レーザー彫刻の間に通常のゴム印刷板に伴う有害な臭気が最 小となることである。
本発明の多層エレメントの利点は可撓性の支持体が存在することにより寸法安定 性が得られることである。
本発明のエレメントと方法では、機械的、光化学的および熱化学的強化手段また はこれらの組合わせよりなる群から選択される、少なくとも1種の強化手段を用 いて強化することのできるエラストマー材料を利用して下記に示すようなレーザ ー彫刻に適したエラストマ一層を作るが、熱化学的強化手段は硫黄、硫黄含有成 分または過酸化物以外の架橋剤を使用して行われるものである。このような強化 手段は本発明の多層のレーザーで彫刻可能なフレキソグラフ印刷用エレメントと 方法を利用する際に非常に重要である。
多層のフレキソグラフ印刷板を作成する本発明の方法は(a)機械的、光化学的 および熱化学的各強化手段、またはこれらの組合わせよりなる群から選択される 手段により、(i)可撓性の支持体の上に存在する少なくとも1つのエラストマ ーの中間層と、(it)この中間層の上に存在する中間層の組成とは異なる組成 のエラストマーの頂層とを強化して、場合により除去可能のカバーシートを有す るフレキソグラフ印刷用エレメントを作り、但し、熱化学的手段による強化は硫 黄、硫黄含有成分、または過酸化物以外の架橋剤を使用して行われ、そして、さ らに頂層と中間層の強化手段は同じかまたは異なっていてもよい;そして(b) 工程(a)のレーザー彫刻可能なエレメントを、少なくとも1つの予め設定した パターンによりレーザー彫刻してレーザーで彫刻したフレキソグラフ印刷板を作 る、但し、カバーシートが存在するときは、レーザー彫刻に先立ってこのカバー シートは取り除くことからなっている。
多層のフレキソグラフ印刷板を作成するための本発明の別の態様では、 (a)機械的、光化学的および熱化学的各強化手段、またはこれらの組合わせよ りなる群から選択される手段により、可撓性の支持体の上に存在するエラストマ ー中間層の上のエラストマー頂層を強化し、場合によりエラストマーの層の上に 存在するカバーシートを有することのできる、レーザー彫刻可能なフレキソグラ フ印刷用エレメントを作り、但し、熱化学的手段による強化は硫黄、硫黄含有成 分、または過酸化物以外の架橋剤を使用して行われる、そして(b)工程(a) のレーザー彫刻可能なエレメントの頂層をレーザー彫刻してレーザーで彫刻され たフレキソグラフ印刷板を作る、但し、カバーシートが存在するときはレーザー 彫刻に先立ってこのカバーシートは取り除く ことからなっている。
頂層は良好なレーザー彫刻特性とそしてインク転写性、耐溶剤性、および耐オゾ ン性を含めた所要の印刷適性を有していなければならない。同時に、中間層は良 好なレーザー彫刻特性をもつとともに、ショアA硬度および弾性を含む所要の全 体的特性を与えるように処方化することができる。これに加えて頂層は中間層に 付着しながら同様の柔軟性をもつよう、中間層と相溶性を有していなければなら ない。
当業者には明らかなように、かかる多層構造に関して得られる利点を最大にする ためには、各層は異なる組成、すなわち頂層は中間層とは異なった組成をもって いる。
一般に、頂層はエラストマー材料から構成され、これは機械的および/または光 化学的および/または熱化学的に単独でまたは組合わせて強化されており、但し 、熱化学的手段による強化は硫黄、硫黄含有成分、または過酸化物以外の架橋剤 を使用して行われる。さらに頂層の強化は中間層の強化と同じかまたは異なって もよい。
単独のエラストマー材料または材料の組合わせのいずれでも、頂層が所要の特性 をもつかぎり使用することができる。またこれらの材料は、レーザー彫刻工程の 間に有害なガスを放出するのを避けるため、硫黄のようなペテロ原子またはハロ ゲンを含まないことが好ましいが絶対的なものではない。
頂層を作るのに適したエラストマー材料の例は、Chandler氏池編のPl astics Technology Handbook、 (1987)で述 べられており、参照のため明細書中に組入れる。これにはブタジェンとスチレン のコポリマー、イソプレンとスチレンのコポリマー、スチレン−ジエン−スチレ ンのトリブロックコポリマー、などのようなエラストマー材料が包含されるがこ れに限定はされるものではない。ある種のこれらブロックコポリマーは米国特許 第4.323.636号、同第4.430.417号および同第4.045.2 31号で述べられており、この開示を参照のため明細書中に組入れる。これらの トリブロックコポリマーは3つの基本的なタイプのポリマーに分けられる:ポリ スチレンーポリブタジエンーポリスチレン(SBS) 、ポリスチレン−ポリイ ソプレン−ポリスチレン(SIS) 、またはポリスチレン−ポリ(エチレンブ チレン)−ポリスチレン(SEBS)である。
また架橋していないポリブタジェンとポリイソプレン:ニトリル系エラストマー :ポリクロロプレン;ポリイソブチレンとその他のブチルエラストマー:クロロ スルホン化ポリエチレン:ボリサルファイド:ポリアルキレンオキサイド:ポリ ホスファザン;アクリレートおよびメタクリレートのエラストマーのポリマーお よびコポリマー:エラストマーのポリウレタンおよびポリエステル;エチレン− プロピレンコポリマーおよび非架橋EPDMのようなオレフィンのエラストマー のポリマーおよびコポリマー:ビニルアセテートおよびその部分水素添加誘導体 のエラストマーのコポリマーを挙げることができる。ここで使用するエラストマ ーの用語にはコアシェルマイクロゲルおよびマイクロゲルの混合物を含み、また Fryd氏他の米国特許第4.956.252号および同第5.075.192 号で開示されたような、予備成形されたマクロ分子ポリマーも含まれ、この特許 の記述を参照することにより明細書中に組入れる。
多くの場合に、多層構造体のいずれかの層、好ましくは頂層の処方に熱可塑性エ ラストマーを使用するのが望ましい。熱可塑性のエラストマーの層が機械的に単 独で強化されるとき、これは熱可塑性を保つ。しかしながら、熱可塑性のエラス トマーの層が光化学的かまたは熱化学的に、単独でかまたは他の種類の強化手段 との組合わせで強化されるとき、この層は弾性のままではあるが、このような強 化後はもはや熱可塑性ではない。
エラストマ一層の機械的強化は、熱可塑性、非熱可塑性を問わずどちらも強化剤 と呼ばれている材料を混入することにより行うことができる。このような材料は 引張り強さ、剛性、耐引き裂き性、および耐摩耗性のようなエラストマー材料の 機械的特性を強化する。
本発明のエレメントと方法において機械的強化剤としてみなされるためには、添 加物は他の機械的特性に及ぼす効果とは無関係に、エラストマー材料をフレキソ グラフ印刷板を作るためレーザー彫刻できるように変えねばならない。強化剤と して用いることのできる添加物は、エラストマー材料の組成との関連で変化する ことが理解されよう。そこで、あるエラストマーで強化剤となるものも、別のエ ラストマー中では強化剤として機能しないこともあるのである。
強化剤は一般に粒状の物質であるが、すべてのものが強化剤として有効ではない 。適当な強化剤の選択はエラストマー材料に関連している。かかる強化剤の例に はこれらに限定はされるものではないが、微粒子状のカーボンブラック、シリカ 、TiO2、炭酸カルシウムおよびケイ酸カルシウム、硫酸バリウム、グラファ イト、マイカ、アルミニウムおよびアルミナなどが含まれる。
強化剤の量の増加は、ある特定組成物についての最適量である極大値に達するま では、レーザー彫刻性と機械的特性の付随的な改善を生じる。この点を過ぎると 、エラストマーの材料の特定が損われる。
強化剤の効率はまた粒子サイズと材料の凝集化またはチェーン形成に対する傾向 などにも関連する。一般的に、引張り強さ、摩耗および引き裂き耐性、硬さおよ び強度などは粒子サイズの減少とともに増加する。強化剤としてカーボンブラッ クを用いたとき、粒子サイズは普通直径で200〜500人である。他の強化剤 については、直径で数マイマロメーターまでの粒子サイズのものを用いることが できる。凝集体またはチェーンを形成する傾向のある強化剤は、エラストマー中 に分散させるのがさらに困難であり、剛性と硬度はより高いが引き裂き強さと靭 性の低い材料を生じる。
光化学的な強化はエラストマ一層中に光硬化性材料を添加し、活性光線に層を露 光することにより行われる。光硬化性材料は良く知られており、光架橋性または 光重合性の各県、またはこれらの組合わせが含まれる。光架橋は、一般的には予 備成形ポリマーが架橋して実質的に不溶性の架橋したポリマーネットワークを形 成することにより起きるのである。これは懸垂した反応基がポリマー鎖に直接に 結合する工員化によってか、または別の多官能性光活性架橋剤とポリマーとの反 応のいずれかによって起こる。光重合は一般に比較的低分子量のモノマーまたは オリゴマーが光開始されたカチオン重合またはフリーラジカル重合して実質的に 不溶性のポリマーを形成するときに起きるのである。ある系では光架橋と光重合 の両方が起きることがある。
エラストマーに混入することのできる光硬化性材料は、一般的に光開始剤または 光開始剤系(以下「光開始剤系」とする)と(i)重合することのできる低分子 量のモノマーまたはオリゴマー、(Li)互いに反応することのできるエラスト マーに懸垂している反応基、または(tii)エラストマーに懸垂している反応 基とこの基と反応することのできる架橋剤の1種とから構成される。
光開始剤系は活性光により照射すると、フリーラジカルまたはカチオン架橋また は重合反応を開始させる物質を形成するようなものである。活性光はUv光、可 視光、電子ビーム、およびX線を含む高エネルギーの放射線を意味するが、これ に限られるものではない。
今日用いられている、フリーラジカル反応のための大部分の光開始剤系は2つの メカニズム:光分裂化と光開始脱水素化のうちの1つに基づいている。最初のタ イプの光開始剤系の適当なものには過酸化ベンゾイルのような過酸化物; 2. 2’−アゾビス(ブチロニトリル)のようなアゾ化合物:ベンゾインおよびベン ゾインメチルエーテルのようなベンゾイン誘導体:2.2−ジメトキシ−2−フ ェニルアセトフェノンのようなアセトフェノンの誘導体;ベンゾインのケトオキ シムエステル;トリアジノ;およびビイミダゾールなどが含まれる。第2のタイ プの光開始剤系の適当なものにはアンスラキノンと水素供与体:ベンゾフェノン と第3アミン:ミヒラーケトン単独およびベンゾフェノンと一緒のもの;チオキ サントン;および3−ケトクマリンなどが含まれる。
カチオン架橋または重合反応に適した光開始剤系は、照射の際にエチレンオキサ イドまたはエポキシ誘導体の重合を開始することのできる、ルイス酸またはプロ トンブレンステッド酸を生成するようなものである。このタイプの大部分の光開 始剤系はジアゾニウム、ヨードニウムおよびスルホニウム塩のようなオニウム塩 である。
前述の光開始剤系とともに増感剤を含有させることもできる。一般的に、増感剤 は反応開始成分とは異なる波長の光を吸収し、そして吸収したエネルギーをその 成分に伝達しつるような物質である。
そこで、活性化放射線の波長を調整することができる。
前記のように、エラストマーはフリーラジカル誘起反応またはカチオン重合反応 をすることのできる懸垂基をもつことができる。フリーラジカル誘起の架橋反応 をすることのできる懸垂基は、一般的にはモノ−およびポリの不飽和アルキル基 ;アクリル酸およびメタクリル酸およびエステル類などのように、エチレン系の 不飽和位置を有するものである。場合により、懸垂架橋基は、シンナモイルまた はN−アルキルスチルバゾリウム基のように、それ自体で感光性となることがで きる。カチオン架橋反応をすることのできる懸垂基には、置換または未置換のエ ポキサイドおよびアジリジン基が含まれる。
フリーラジカル重合をするモノマーは代表的にはエチレン系不飽和化合物である 。この例にはアルコールのアクリレートおよびメタクリレートエステルおよびそ れらの低分子量オリゴマーが含まれる。
フリーラジカル誘起付加反応をすることのできる、2個またはそれ以上の不飽和 位置をもつ適当なモノマーとオリゴマーの例にはトリエチレングリコール、トリ メチロールプロパン、1.6−ヘキサンジオール、およびペンタエリスリトール のようなポリオールのポリアクリレートおよびポリメタクリレートエステル、お よびそれらの低分子量オリゴマーが含まれる。各ヒドロキシル基がいくつかのエ チレンオキサイドの分子と反応している、エトキシル化トリメチロールプロパン のエステルは、ビスフェノールAジグリシジルエーテルから導かれたモノマーお よびウレタンから導かれたモノマーと同様にまた用いられている。カチオン重合 をするモノマーにはモノ−およびポリ−官能性のエポキサイドおよびアジリジン が含まれる。ある場合にはバインダー中に、たとえば残留不飽和基またはエポキ シド基のような残留反応個所があると、架橋剤はまたこのバインダーと反応する こともできる。
もし頂層が非常に薄く、そして中間層がモノマーまたはオリゴマーによる光硬化 で強化されている時は、頂層はモノマー、反応基、または光開始剤系などを処方 化することなしに光硬化することができる。これは少なくとも1種のエラストマ ーからなる頂層を、中間層にそれが光硬化をされる前に、おだやかな熱および/ または圧力によりf1与することにより達成される。頂層はこの工程中に、層( b)から層(C)、この頂層に移動性のモノマーまたはオリゴマーが移動するこ とにより感光性となる。中間層が活性光の露光により光硬化される時、頂層も光 硬化される。当業者にはすべてではないが大部分のモノマーとオリゴマーとが、 前述の移動をするのに充分な移動性を有していることが知られている。そこで、 頂層と中間層を処方するときにこのファクターを考慮すべきである。一般に、約 5ミル(0,013c寵)またはこれ以下の厚さを有するトップ層はこのような 方法で硬化することにより強化することができる。
光架橋および光硬化系の例はい(つかの文献中で詳細に論じら民地の米国特許第 4.323.637号、Gruetzmacher氏他の同第4.427民地7 59号およびFeinberg氏池の同第4.894.315号などで、これら の開示を参照することにより明細書中に組入れる。
熱化学的強化は、熱に当てたとき硬化反応をするような物質をエラストマーに混 入することにより行われる。熱化学的に硬化可能な材料の1つの種類は前述の光 化学的に硬化可能な材料と類似のものであり、熱開始剤系およびフリーラジカル 付加反応をすることのできるモノマーまたはオリゴマーから構成されている。こ の熱開始剤系は、過酸化ベンゾイルのような、有機過酸化物またはヒドロ過酸化 物を一般に使用する。適当なモノマーとオリゴマーには、光硬化性系との関係で 前述したモノ官能性およびポリ官能性の各化合物が含まれる。厳密に言って、こ れらモノマーの多くは熱開始剤系が存在しなくても、加熱したときに重合および 架橋反応をする。しかしながら、このような反応は制御しにくく、一般に熱開始 剤系を含有させるのが好ましい。
もし頂層が非常に薄く、そして中間層が七ツマ−またはオリゴマーによる熱硬化 で強化されるとき、頂層はモノマー、反応基または熱開始剤系などを処方しなく とも熱硬化することができる。これは少な(とも1種のエラストマーからなる頂 層を、中間層にそれが熱硬化される前に、おだやかな熱および/または圧力によ り付与することにより達成される。頂層はこの工程中に移動性のモノマーまたは オリゴマーの移動により硬化性となり、またこのようなモノマーまたはオリゴマ ーの移動性は光化学的強化に関して前述したように考えるべきである。中間層が 加熱されて熱化学的な強化が生じたとき、頂層もまた強化される。一般的に、約 5ミル(0,013c厘)またはこれ以下の厚さをもつ頂層は、このように硬化 することにより強化することができる。
熱化学的に硬化性の材料の第2の種類としては、場合によりルイス酸または塩基 のような触媒をもつ熱硬化性樹脂からなるものである。さらに、加熱工程はエラ ストマーに不都合な影響を与えない温度で行わねばならない。使用することので きる熱硬化性樹脂の種類にはノボラックおよびレゾールのようなフェノール−ホ ルムアルデヒド樹脂:ユリアーホルムアルデヒドおよびメラミン−ホルムアルデ ヒド樹脂:飽和および不飽和ポリエステル樹脂;エポキシ樹脂:ウレタン樹脂; およびアルキド樹脂などが含まれる。このような樹脂およびこれに適当な触媒は 従来から良く知られている。
熱化学的に硬化性の材料の第3の種類において、エラストマーは加熱したときに (i)架橋ネットワークを作るよう互いに反応するか、または(U)架橋剤と反 応する反応性の懸垂基を有している。(i)および(i)の両タイプは場合によ り触媒を含むことができる。エラストマーに懸垂しているものと別の架橋剤中に あるものの両方で、使用することのできる反応基のタイプの例には、反応してア ミド結合を形成するアミノ基と酸または酸無水物基:反応してエステル結合を形 成するアルコールと酸または酸無水物基;反応してウレタン結合を形成するイソ シアネートとアルコール基:反応してイミド結合を形成するアミノ基とジ無水物 基:酸とエポキシまたはアジリジン基:などが含まれる。ここで説明したように 、熱化学的強化には硫黄、硫黄含有成分または過酸化物のような架橋剤の使用は 含まれない。しかしながら、過酸化物は前記のように光−または熱開始剤として は使用できることが了解されよう。
頂層は以下でさらに詳述するレーザー光吸収成分の1種またはそれ以上を含むこ とができる。この他の含有させることのできる添加物は可塑剤、抗酸化剤、接着 促進剤、レオロジー変性剤、耐オゾン剤、染料および着色材、および非強化性の 充填剤などである。
所要の耐久性と印刷適性とを与えるために、頂層は一般的に中間層よりも硬質で ある。この硬さは各種の方法で達成することができる。たとえば、強化剤または その他の充填材の分量を増加することができるしまたはより硬いエラストマーを 選ぶことができる。これに加えて、エラストマーに追加的なポリマー材料を添加 することにより硬さを得ることができる。この追加のポリマー材料はエラストマ ーよりも硬いもので、エラストマーかまたは非エラストマーでよい。すなわち、 エラストマーと追加のポリマーとからなる層は、エラストマー単独で構成される 層よりも高いショアA硬度を有している。追加のポリマーとして用いることので きる材料は層中のエラストマーの性質に関係する。追加的ポリマーとして効果的 に用いることのできるいくつかのポリマーにはアクリロニトリル/ブタジェンコ ポリマー;アクリロニトリル/ブタジェン/スチレンコポリマー:メチルメタク リレート(またはメチルアクリレート)/アクリロニトリル/ブタジェン/スチ レンコポリマー;ブタジェンをイソプレンで置き代えた前記各タイプのコポリマ ー:カルボキシル化アクリロニトリルポリマー:イソプレンまたはブタジェンと スチレンとのコポリマー;およびアクリレートおよびメタクリレートポリマーお よびコポリマーなどが含まれるがこれらに限定されるものではない。そのうえ、 1種以上のこれらポリマー材料の混合物を添加することもできる。
ある場合には、頂層中の追加のポリマーはこの層のエラストマーと非相溶性のも のを使用するのが好ましい。「非相溶性」とは、エラストマーと追加的ポリマー の混合物またはブレンドが単一の均質な相を形成せずに、むしろ追加的ポリマー がエラストマー内部でばらばらな境界または独立した状態で存在することを意味 している。
これはエラストマーと追加のポリマーとの間の溶解性の差、調製方法、混合条件 、などの真の化学的非相溶性に帰すことができる。ある場合には、追加的ポリマ ーの小さな粒子が頂層の表面上に突出してマット効果を表わすことがある。これ はレーザー彫刻フレキソグラフ印刷板に改善された印刷特性を与えることになる 。
追加的ポリマー材料は一般に頂層の全重量を基準に0〜約65重量%含有する。
エラストマ一対追加的ポリマーの重量比は一般に20=1〜1:2の範囲である 。
頂層の好ましい組成物は光化学的かまたは熱化学的に強化したエラストマーであ り、これは(i)少なくとも1種のエラストマー、(N)少な(とも1種の前記 の追加的ポリマー、(ffi)エラストマ一対追加的ポリマーの重量比が20: 1〜1:2である少なくとも1種のモノマーまたはオリゴマー、および(tv) 光開始剤または熱開始剤系からなる光化学的かまたは熱化学的に開始した反応の 生成物である。
頂層に特に好ましい組成物は、スチレン−ジエン−スチレンブロックコポリマー 60〜100重量部、アクリロニトリル/ブタジェン/スチレンコポリマー、メ チルメタクリレート/アクリロニトリル/ブタジェン/スチレンコポリマーおよ びこれらの混合物よりなる群から選択される追加的ポリマー20〜50重量部、 エチレン系不飽和モノマー5〜20重量部、光開始剤または熱開始剤系1〜lo 重量部、およびレーザー光吸収成分0.05〜30重量部からなるものである。
別の態様において、頂層は少なくとも1種のエラストマーと少なくとも1種の追 加的ポリマーとにより処方することができ、もし中間層が少な(とも1種の移動 性のモノマーまたはオリゴマーと光開始剤および/または熱開始剤系とを含むよ う処方するならば、光化学的および/または熱化学的になお強化される。前に述 べたように、頂層は少なくとも1種の移動性のモノマーまたはオリゴマーが、中 間層から頂層に移動することにより光硬化性および/または熱硬化性となる。
頂層は約0.1〜50ミルまで(0,0O025〜0.13cm)の厚さ、好ま しくは0.5〜25ミル(0,0013〜0.063c禦)の厚さ範囲とするこ とができる。
層(b)、つまり中間層の組成は最終的のフレキソグラフ印刷板が必要かつ所望 の全体的特性をもつよう選択される。すなわち、柔軟性、低いショアA硬さと弾 性などを与えるべきである。そのうえ、中間層は前述のように頂層と相溶性でな ければならない。
一般的に、中間層は2つの方法の1つで構成することができる。
1つの方法はレーザー彫刻され得る強化エラストマー材料の使用を含むものであ る。このような中間層は比較的薄い頂層とともに一般に用いられ、そしてレーザ ー彫刻工程の際には頂層とともに彫刻される。第2の構成は、強化されるかまた は強化されないエラストマー材料を使用し、そしてレーザー彫刻することを意図 していないものである。この第2のタイプの中間層は比較的厚い頂層とともに用 いられ、そしてレーザー彫刻工程で彫刻されないものである。従って、これはク ッション層としてさらに機能して、レリーフ像の一部となるのではな(必要な全 体的特性を与えるものである。
第1のタイプの中間層、すなわちレーザー彫刻可能な強化したエラストマ一層は 、一般に機械的、光化学的、熱化学的な手段、またはこれらの組合わせで強化し たエラストマーから構成されるが、熱化学的手段の強化は硫黄、硫黄含有成分ま たは過酸化物以外の架橋剤の使用で行われるものである。この中間層の強化手段 の種類は、頂層の強化と同じであるかまたは異なっていてもよい。しかしながら 、中間層の組成は頂層の組成とは異なるものである。
中間層の処方に適したエラストマーの例には頂層のために前に示したものが含ま れる。機械的、光化学的および熱化学的強化の材料も前述の各材料から選択する ことができる。中間層は1種またはそれ以、七のレーザー光吸収成分を含むこと ができ、また可塑剤、抗酸化剤、接着促進剤、レオロジー改良剤、抗オゾン剤、 染料および着色剤、および非強化性の充填材のような他の添加物を含むこともで きる。中間層は一般に低いンヨアA硬さと頂層よりなる大きな弾性とを有してい る。
レーザー彫刻可能な中間層の厚さは、全体のエレメントの所要の厚さに関連して 一般に20〜250ミル(0,051〜0.51cm)の範囲である。
第2のタイプの中間層はクッション層で、つまり、エレメントに対して全体的な 柔軟性と弾性を与えるものであるが、レーザー彫刻されない。このタイプの中間 層に適した材料の例としてはエラストマー材料、架橋ウレタンフオームのような エラストマーフオーム、および天然および合成のゴムなどが含まれるこの中間ク ッション層の厚さは、全体のエレメントの所要厚さに関連して一般に20〜23 0ミル(0,051〜0.46cm)の範囲である。
本発明の印刷エレメント中には、1つ以上の中間層を存在させることができるの が了解されよう。特定の印刷特性を得るために、異なる処方に基づきかつ異なる 硬さをもつ中間層を付加することができる。
ある場合には、エラストマー材料は機械的強化と追加的な光化学的または熱化学 的強化とにより、または光化学的強化と熱化学的強化との両方により組み合わせ て強化することができる。機械的、光化学的および熱化学的強化の使用が望まし い場合もある。
別の態様では、本発明は多層のレーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷用エレメ ントに関しており、これは(a)可撓性の支持体; (b)少なくとも1つのレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの中間層 :および (c)層(b)の上に存在するレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの 頂層からなり、ここで層(C)の組成は層(b)の組成とは異なり、また層(b )と層(c)とは機械的または熱化学的に単独で強化されているか、または機械 的と光化学的、機械的と熱化学的、光化学的と熱化学的、または機械的、光化学 的と熱化学的手段を組み合わせて強化されているが、但し、熱化学的な強化は硫 黄、硫黄含有成分、または過酸化物以外の架橋剤を使用して行われ、さらに層( b)と層(C)の強化は同じかまたは異なっていてもよい。
別の態様では、本発明は多層のレーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷用エレメ ントに関しており、これは(a)可撓性の支持体: (b)エラストマーの中間層:および (C)層(b)の上に存在するレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの 頂層からなっており、ここでこの頂層は機械的または熱化学的に単独で強化され ているか、または機械的と光化学的、機械的と熱化学的、光化学的と熱化学的、 または機械的、光化学的と熱化学的手段を組み合わせて強化されているが、但し 熱化学的な強化は硫黄、硫黄含有成分、または過酸化物以外の架橋剤を使用する ことにより行われる。
なお別の態様では、本発明は多層のレーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷用エ レメントに関しており、これは(a)可撓性の支持体: (b)少な(とも1つのレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの中間層 ;および (c)層(b)の上に存在するレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの 頂層からなっており、ここで層(C)の組成は層(b)の組成とは異なっており 、また層(b)と(c)とは少なくとも1種の熱可塑性エラストマーからなり、 各層は機械的または熱化学的に単独で強化されているか、または機械的と光化学 的、機械的と熱化学的、光化学的と熱化学的、または機械的、光化学的と熱化学 的手段を組み合わせて強化されており、さらにここで層(b)と(C)の強化は 同じかまたは異なっていてよい。
さらに別の態様では、本発明は多層のレーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷用 エレメントに関しており、これは(a)可撓性の支持体; (b)エラストマーの中間層:および (c)層(b)の上に存在するレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの 頂層からなっており、ここでこの頂層は少なくとも1種の熱可塑性エラストマー からなり、且つ機械的または熱化学的手段で単独に強化されているか、または機 械的と光化学的、機械的と熱化学的、光化学的と熱化学的、または機械的、光化 学的と熱化学的手段を組み合わせて強化されている。
本発明の好ましいエレメントを用いることによる作業性の利点は、熱可塑性のエ ラストマー材料から処方することができるのでこれらが押出しとカレンダー処理 により均一な厚さのエレメントを効率よく作ることが可能なことである。従って 、著るしい原価節減が、面倒な時間のかかる加硫と摩砕を含まない、はるかに単 純な製造法により実現できるのである。
多層エレメントにおける中間層が前述のようなりッシコン層であるとき、レリー フパターンは頂層中のみに形成される、すなわちレーザー彫刻される頂層である 。中間層が前述のような強化されたエラストマ一層であるとき、レーザーは頂層 と中間層の両方を彫刻することができる。
レーザー彫刻はレーザー光の吸収、局部的な加熱と3次元的な材料の除去を含み 、極めて複雑な工程である。強化された多層エレメント中に、少なくとも1つの 前もって決められたパターンをレーザー彫刻をすることはまったく複雑なのであ る。
パターンは1つの像のプリントにすることができる。同じ像を印刷用エレメント 上にいわゆる「ステップとリピート」法で1回以上彫刻することができる。エレ メントはまた2つ以上の異なるパターンで彫刻して、2つ以上の別のかつ異なる 像をプリントするかまたは組合わせた像を生成することができる。パターン自体 は、たとえば、コンピューターにより発生されたドツトまたはラインワークの形 で、図版のスキャンにより得られた形で、もとの図版からとったデジタル化した 像の形で、またはこれらの凸形を任意に組合わせることができ、これはレーザー 彫刻に先立ってコンピューター上で電子的にMU合わすことができる。
レーザー彫刻法による利点はデジタルの形で情報を利用する能力である。プリン トされる像は、彫刻工程の際にレーザーを変調するのに用いる、デジタル情報に 変換することができることである。このデジタル情報は離れた場所から転送する ことさえできる。修正もデジタル化した像を調整することにより容易にかつ迅速 に行うことができる。
本発明のレーザー彫刻工程はマスクまたはステンシルの使用を含んでいない。こ れはレーザーが焦点の個所またはその近くで彫刻されるサンプルに当たるためで ある。従って、彫刻される最小の図形もレーザービーム自体により書き込まれる のである。レーザービームと彫刻される材料は相互に一定の動きをし、印刷板の 各最小領域(ビクセル、pixel)は個々にレーザーにより照射される。この タイプの系て画像情報は、ステンシルによるよりもむしろコンピューターからデ ジタルデータとして直接に供給される。
レーザー彫刻のとき考慮されるべきファクターは、エレメント深部へのエネルギ ーの蓄積、熱の消失、溶融、蒸発、酸化のような熱で誘起される化学的反応、彫 刻されるエレメント表面上のガス状生成物の存在、および彫刻されるエレメント からの物質の機械的放出などが含まれるがこれらに限定されるものではない。集 光したレーザービームによる金属およびセラミック材料の彫刻に関する研究で、 彫刻効率(レーザーの単位エネルギー当り除去された材料の量)と精度は彫刻さ れる材料の特性とレーザー彫刻をする条件とに強く関連していることが立証され た。
エラストマー材料を彫刻するとき、このような材料は金属やセラミック材料と全 く異なっているのに同様の複雑性が生じる。
レーザー彫刻可能な材料は、その値以下では材料が除去されることのないある種 の強度しきい値を普通示すものである。このしきい値以下で、材料中に入ったレ ーザーエネルギーは材料の蒸発温度に到達する前に消費されるものと思われる。
このしきい値は金属やセラミック材料ではまったく高いものである。しかしなが ら、エラストマー材料についてこれはまったく低いものである。このしきい値以 上で、入射エネルギーの割合は熱的消費のようなエネルギー損失メカニズムに抗 して充分に競合できる。照射された領域ではないがその近くでの消費エネルギー は材料を蒸発させるのに充分であり、そこで彫刻される図形はさらに広くそして さらに深くなる。この効果は低い融点をもつ材料によりさらに著しくなる。
さらに高い強度でレーザー彫刻をすると、材料はイオン化され、これはレーザー 彫刻に必要なしきい値を充分に超えて励起されたことを意味している。これに加 えて、かなりの量のガス状生成物が表面上に速やかに発生し、これは放射線が材 料の表面に到達するのを妨げることができる。このような高吸収性の「曇り」あ るいはイオン化粒子のプラズマさえ形成することのできる物質の例には蒸気、灰 、イオンなどが含まれる。
考慮しなければならない基本的な要因の1つはレーザーの選定である。赤外光放 射固体レーザ一または二酸化炭素レーザーのような、ある種のレーザーは連続波 (CV)およびパルスモードで作動する。
別のタイプのレーザーはエキシマ−レーザーで、これはスペクトルの紫外光部分 (はぼ200〜300n■)に高い平均ピーク出力(100〜150メガワツト )のパルス(10〜15ナノ秒)を生成し、パルスモードでのみ作動することが できる。エキシマ−レーザーによるポリマー材料の融除は、たとえば、マイクロ エレクトロニクス用のパターン化したレリーフ図形を生成するために普通用いら れる。この場合、エキシマ−ビームは比較的太き(、そして像を担持するステン シルまたはマスクを通過させられる。エキシマ−は単一のスポット状に集光する ことができる。しかしながら、エキシマ−レーザーの最大の変調速度はわずか数 ktlzの程度である。これは各ピクセルを彫刻できる速さを制限し、印刷板全 体に長いアクセス時間を招くことになる。このアクセス時間の制限はエキシマ− をこの応用に利用することを不適切なものとしている。使用することのできるさ らに別のレーザーは半導体ダイオードレーザ−であり、これはCWまたはパルス モードのいずれでも作動させることができる。このようなレーザーは前記レーザ ーと比べて著るしく低い出力を有している。しかしながら、ここで述べられるレ ーザー彫刻可能なフレキソグラフエレメントは彫刻をするのに低いしきい値をも つため、このようなダイオードレーザ−ですら使用することができる。今日にお いて、フレキソグラフ印刷用エレメントを彫刻するために、産業上の意味をもつ レーザーはCO,レーザーと赤外光放射固体レーザー、たとえばNd:YへGレ ーザーである。
著るしい相違がCWモードとパルスモードで彫刻したものの間に認められた。そ の1つは熱の消費によるものである。CWモードでの彫刻のとき、材料は熱の消 費の時間的および空間的な範囲で「熱的歴史」をもち、彫刻効果は累積的なもの である。これに反して、パルスモードでの熱の消費はパルス間の時間の間隔によ って最少熱的の歴史になるのである。
その結果、低いかまたは中くらいの放射線強度において、パルス彫刻は非効率で あるかも知れない。エネルギーは材料を加熱して溶融するかも知れないが、これ を蒸発させるか、さもないとこれを物理的に離脱させないで失われてしまう。一 方、低いかまたは中(らいの強度でのCl照射は、ビームがその領域の付近を走 査する間に所定領域内に蓄積される。従って、低い強度においてCWは好ましい 方法である。パルスモードは高強度において好ましいモードであり、もし放射線 吸収性物質の雲が生成したならば、パルス間の間隔時間中にこれが消失するため の時間となるであろうし、従って固体表面に放射線がさらに効率的に到達できる ようになるであろう。
当該技術分野では、パルスくり返しの期間が熱の消失時間またはプラズマが消失 する時間に接近すると、材料はその時間にわたって入射するエネルギーを集積し 、そしてこのパルス彫刻モードはCWモードと区別し得ないものとなることを理 解するであろう。
非金属の彫刻は、集光された光ビームのエネルギーがそのホスト材料により吸収 される熱的に誘起される1つの方法である。レーザービームは光の形でのエネル ギーを示すものであるから、レーザー彫刻をされる材料はこの光エネルギーを吸 収メカニズムを通じて熱的エネルギーに変換する能力をもつことが重要である。
二酸化炭素レーザーはほぼIOマイクロメーターの波長付近で作動し、これに反 してNd・YAGレーザーのような、赤外光放出固体レーザーはほぼ1マイクロ メーターの波長付近で作動する。
一般に、エラストマー自体は10マイクロメーター付近の放射線を吸収すること ができ、したがって二酸化炭素レーザーによって彫刻するために、追加的なレー ザー光吸収成分を必要とはしない。しかしながら、このようなレーザー光吸収成 分を使用するのが望ましいこともある。
これに反して、エラストマーは一般に1マイクロメーター付近の放射線を吸収す ることができず、従ってこの波長で彫刻するためには、近赤外光放出固体レーザ ーにより発生する光エネルギーを吸収できる少なくとも1種の成分、すなわちレ ーザー光吸収成分を普通必要とする。
材料の吸収性は多くの効果をもっており、その1つは放射線の侵入する深さ、す なわちエネルギーが蓄積される深さに影響を与え、彫刻結果に及ぼす効果である 。多量の放射線が表面下に入ったとき、蒸発した材料は効果的に捕捉されそして 物理的に離脱しない。表面下で吸収されたエネルギーは、材料の全体に熱的でか または機械的のいずれかで消費される。機械的とは、表面付近の材料の急激な膨 張で全体を通してまた表面での歪みを招くことを意味している。得られる印刷板 の画質とプリント特性とが損なわれる。同様に、高強度のレーザーもまた表面下 の空所にエネルギーを蓄積しこのような問題を生じる。
1つの可能性は、レリーフがバルク全体の急激な励起と、この後のつづく、バル クからの材料の排除によって達成されず、むしろ、これは放射線が表面で吸収さ れ、表面の材料が溶融し、蒸発し、および/または酸化することにより物理的に 分離される、より「定常 ・な状聾」の方法によりもたらされるものと思われる 。溶融した材料の新しいくぼんだ表面力咄現し、これは放射線を吸収しそして放 出される。このように、吸収性はこのくぼんだ「皮の深さ」の厚さならびに、こ の「皮」の下およびバルク中の熱的励起の空間の程度にも影響をもつ。
近赤外の赤色光放出固体レーザーのための材料の吸収性を増大させるのに適当な 、レーザー光吸収成分の例には赤外吸収性色素と顔料が含まれる。これらの各成 分は単独でかまたは他の放射線吸収性成分、および/または以下で述べる目的を 達成するのに関連する他の成分と組合わせて用いることができる。単独または組 合わせて用いることのできる適当な色素にはポリ(置換)フタロシアニン化合物 および金属含有フタロシアニン化合物ニジアニン色素;スクアリリウム色素:カ ルコゲノピリ口アリリデン色素;クロコニウム色素、金属チオレート色素:ビス (カルコゲノピリ口)ポリメチン色素;オキシインドリジン色素;ビス(アミノ アリール)ポリメチン色素:メロシアニン色素:およびキノイド色素などが含ま れる。アルミニウム、銅または亜鉛のような金属の微粒子も、単独かまたはその 他の放射線吸収成分と組合わせて使用することができる。単独または組合わせで 用いることのできる適当な顔料にはカーボンブラック、グラファイト、銅クロマ イト、酸化クロム、コバルトクロムアルミネート、およびその池暗色の無機顔料 が含まれる。好ましい顔料はカーボンブランクである。
ある種のレーザー光吸収成分は、また機械的に強化されるエラストマ一層で強化 剤として作用する。カーボンブラックはこの2重作用に際してとくに好ましいも のである。これに加えて、カーボンブラック、暗色の無機顔料および微砕金属粒 子のようなある種のレーザー光吸収成分は、熱容量、熱拡散および材料のその他 の特性に影響する熱成分としての役と、彫刻効率、レリーフの深さ、および画質 などに著るしい影響を与える。
すべてのレーザー(二酸化炭素、近赤外光放出固体、ダイオード型とエキシマ− 型)用に好ましいレーザー光吸収成分はカーボンブラックである。
そこで、もしレーザー光吸収成分が必要とされるとき、使用されるかかる成分の 量は、これらが彫刻工程と得られる印刷板とに影響をする、各種の方式を考慮し て決めねばならないことは当業者には明らかであろう。
印刷用エレメントのためのベースまたは支持体は可撓性であり、かつ中間層に良 好な接着性を有していなければならない。その上、ベースまたは支持体はエレメ ントに寸法安定性を付与しなければならない。
適当なベースまたは支持体材料には、金属、たとえばスチールおよびアルミニウ ムの板、シートおよびホイル、および各種のフィルム形成性合成…脂または付加 ポリマーのような高分子ポリマーからなるフィルムまたは板、特にビニルクロラ イド、ビニルアセテート、スチレン、イソブチレンおよびアクリロニトリルとビ ニリデンクロライドとのコポリマー;ポリエステルたとえばポリエチレンテレフ タレート、ポリカーボネート、ポリアミドたとえばポリへキサメチレンーセバシ ンアミドのような線状縮合ポリマー;ポリイミド、たとえば本出願人の米国特許 第3.179.634号で開示されたようなフィルムおよびポリエステルアミド などが含まれる。非−強化性の充填材または強化剤を、合成樹脂またはポリマー ベース中に存在させることができ、たとえば各種の繊維質のもの(合成または天 然の)で綿、セルロースアセテート、ビスコースレーヨン、紙などのセルロース 系の繊維ニガラスウール:ナイロンおよびポリエチレンテレフタレートのような ものである。これらの強化性ベースはラミネートした形で使用することができる 。これに加えて、ベースは接着性を改善するため下引きかまたは表面処理するこ とができる。
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、フッ素化ポリマー、ポリスチレ ン、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはその他の剥離可能な材料の薄いフィル ムのような透明カバーシートを、汚れと損傷を防ぐために頂層の表面に用いるこ とができ、レーザー彫刻の前にとり除く。カバーシートはまたレリース層で下引 きすることもできる。これに加えて、カバーシートはパターンを有することがで き、このパターンは頂層の表面に付与される。
ここで述べた多層のレーザー彫刻可能なフレキソグラフ印刷用エレメントは、レ ーザー彫刻の前か後のいずれかに表面の粘着性をとり除く処理を場合により行な うことができる。スチレン−ジエンブロックコポリマーの表面の粘着性を除去す るために用いられている適当な処理には、Gruetzmacher氏他の米国 特許第4. 民地0.549号とFickes氏池の同第4.400.460号 で開示されているようなブロム水または塩素水による処理; Gibson氏の 同第4.806.506号と欧州特許EP−017927号で開示されているよ うな先任上げ、すなわち300rvより長くない波長をもつ放射線源への露光な どが含まれ、これらの記述を参照することにより明細書中に組入れる。このよう な表面処理は層全体の光化学的または熱化学的な強化を構成しないことは当業者 には明らかであろう。
その上、これらのエレメントは活性光線への全面露光、加熱またはこれらの組合 わせのような、レーザー彫刻の後処理に付すことができる。活性光線への露光お よび/または加熱は、一般に化学的硬化工程を完了するため意図されたものであ る。これは特にレーザー彫刻により製作された床と壁の表面がこれに当たるもの である。光化学的に強化をされた印刷板に対しレーザー彫刻の後処理を含めるこ とは特に有効である。
本発明の多層のレーザー彫刻可能なフレキソグラフ用エレメントの各層は、従来 からよ(知られている各種の技術を用いて調製することができる。前に記載した ように、本発明の多層エレメントは単一の中間層をもつこともまたは1つ以上の 中間層をもつこともできる。「中間層」に言及する場合、単一の層と複数の層と の両方を包含するものである。使用することのできる1つの方法は層の各成分を 押出し機中、特に2軸スクリュー押出し機中で混合し、ついでこの混合物を支持 体上に押し出す。均一な厚さを達成するため、押出し工程はカレンダー処理工程 と都合よく組合わせることができ、ここで熱い混合物を2つの平らなシートの間 でかまたは1つの平らなシートとリリースロールの間でカレンダーがけされる。
中間層の場合、これは最終的な支持体上に直接押出し/カレンダーがけすること ができる。頂層はカバーシート上に直接押出し/カレンダーがけすることができ る。この他に、いずれかの層を一時的な支持体上に押出し/カレンダーがけし、 その後適切な材料に積層することもできる。熱化学的な硬化反応により強化され る層の場合、この押出しとカレンダー処理工程の温度は、硬化反応を開始するの に必要な温度より充分に低いものでなければならないことが理解されよう。
各層はまた適当な混合装置、たとえばバンバリー混合機械中で各成分を配合し、 ついで適当な型で所望の形に材料をプレスして調製することもできる。中間層は 一般に支持体と第2の一時的支持体間でプレスされ:頂層はカバーシートと第2 の一時的支持体間でプレスされる。このほか、いずれかの層を2つの一時的支持 体間でプレスし、ついで最終的な所望材料上に積層することにより調製すること ができる。成形工程は圧力および/または熱を含んでいる。以前のプロセスのよ うに、熱化学的硬化反応により強化される層に対してこの成形工程の温度は、熱 化学的硬化反応を開始するのに必要な温度より充分に低くなければならないこと が理解されよう。
別の方法は、層の各成分を適当な溶剤に溶解および/または分散し、そしてこの 混合物を支持体(中間層のとき)、カバーシート(頂層のとき)または一時的な 支持体上に塗布する。材料は単層として塗布するかまたは同じ組成をもつ複数層 として塗布することができる。また中間層の単一または多層塗布および/または 頂層の単一または多層塗布に際してスプレーすることもできる。塗布またはスプ レーのための溶剤の選定は層の実際の組成に関連することが理解れよう。溶剤塗 布またはスプレーは熱化学的に硬化される層には好ましいものである。
前述のように、中間層は機械的強化、光化学的強化、熱化学的強化、またはこれ らの組合わせを用いることができ、またこれはレーザー彫刻をされないクッショ ン層であってもよい。頂層は機械的強化、光化学的強化、熱化学的強化、または これらの組合わせを用いることができる。中間層の任意のタイプのものを頂層の 任意のタイプのものと一緒に用いることができ、最終的印刷用エレメントのため の各種の特性と異なる調製法を必要とする多数の組合わせになる。
各層は前述の方法のいずれかにより別々に調製しついで互いに積層することがで きる。ある場合には層の一方または両方は充分な粘着性をもち、そのため各層は 互いにかたく接着している。別な場合には適切な接着を得るために薄い接着性層 を追加することが必要である。2つの層は多層エレメントの調製および印刷工程 を通してしっかりと結合した状態であるべきである。一般に、少な(とも2pH (0,35N/in)の接着性で充分である。もし各層が光化学的および/また は熱化学的硬化の前に積層するときは、接着性層が必要かどうかを決める際に硬 化工程後の接着を考慮しなければならないことを注意すべきである。エラストマ ー材料用の接着剤は従来からよく知られている。各種の適当な接着性の例は1. 5keist氏編の11andbook of Adhesives、第2版( 1977)で知ることができる。
各層は最終的支持体または一時的支持体上に、押出し/カレンダーかけ、成形、 塗布またはスプレーの各工程、またはこれらの組合わせで順次に調製することが できる。前述のように、各層間に接着剤を追加する必要があることもある。
多層エレメントを作るのに好ましい方法には溶剤塗布と押出し/カレンダーがけ の両方が含まれる。頂層はカバーシートの上にまず溶剤塗布される。ついで中間 層を、この頂層が塗布されたカバーシートと支持体との間に、積層が中間層に隣 接するように押出しそしてカレンダーがけする。
別の方法は前述の各方法のいずれかで支持体上に中間層を形成し、ついでこれを 円筒形状のものの廻りに巻き付け、そして両端を溶融して継ぎ目のない連続的な 中間層を形成する。ついでこの連続的な中間層面に頂層の溶剤塗布でスプレーし 、継ぎ目のない連続的な多層プリント用エレメントを形成する。
頂層が機械的に強化されそして中間層が機械的に強化されるかまたはクッション 層のいずれかであるエレメントは各層が組合わされた後はレーザー彫刻のため完 成しかつ準備できたことになる。場合により、エレメントは前述のようにレーザ ー彫刻の前に脱粘着化することができる。
少な(とも1つの層が光化学的に強化されたエレメントについて、その層は他の 層と組合わされる前がまたは後のいずれがでしかもレーザー彫刻に先立って、深 さ方向に光硬化させるため活性光線に全面的な露光をしなければならない。全面 露光はエラストマ一層の光化学的強化をするのに重要である。放射線源は放出す る波長が光開始剤系の感光範囲と一致するように選択しなければならない。光開 始剤系は代表的には紫外光に対して感光性である。そこで光源は効果的な量のこ の放射線、好ましくは約250〜約500nmの波長範囲を有する光を与えるべ きである。太陽光の他の適当な高エネルギー光源にはカーボンアーク、水銀蒸気 アーク、ケイ光燈、電子フラッシュ装置、電子ビーム装置および写真光源燈など が含まれる。水銀蒸気溶、Uvケイ光管および太陽燈などが適している。レーザ ーは強度が光硬化を開始するだけに充分でかつ材料を融除しないならば使用する ことができる。露光時間は光源の強度とスペクトルエネルギー分布、感光性材料 からのその距離、および感光性組成物の性質と量などに関連して変化する。積層 だけが光硬化性であるとき、露光工程は各層を組合わされた後で行うのが好都合 である。もし中間層が光硬化性であるならば、この層の露光工程は各層を組合わ せる前かまたは組合わせた後に行うことができるが組合わせた後の方が好ましい 。各層が組合わされた後の中間層の露光は、積層を通してか、または支持体が活 性光に対し透明ならば、支持体を通してかまたは同時に両方を通して行うことが できる。除去可能なカバーシートはこの露光工程の間存在させることができるが 、これは露光後そしてレーザー彫刻の前にとり除かれるものである。
少なくとも1つの層が熱化学的に強化されるエレメントの場合、この層はこの層 と組合わす前かまたは後のいずれかで、しがもレーザー彫刻の前に熱化学的に強 化するために加熱すべきである。もし1つの層が熱化学的に強化されそして1つ の層が光化学的に強化されるものであるならば、他の方式も用いることができる が、まず光硬化するために活性線に露光し、ついで熱硬化するため加熱する層を 組合わすのが一般に有利である。加熱工程の温度はエラストマー材料を鴫化学的 に強化するのに充分とすべきで、熱開始剤および/またはエラストマー材料中の 反応基の性質に関係する。前述のように、この温度は熱化学的に硬化される層中 のエラストマー材料、または層が組合わされているならば他の層中の各材料を劣 化することなく、熱化学的硬化をするのに適切なものでなければならない。加熱 は普通の加熱手段、たとえばオーブン、マイクロウェーブ、またはIRクランプ どのいずれかを用いて行うことができる。加熱時間は温度および熱感受性成分の 性質と量などに関連して変化する。除去可能なカバーシートを、加熱後でかつレ ーザー彫刻前にも除去可能であるならば、加熱工程の間存在させることができる 。
光化学的強化と熱化学的強化の両方が用いられるエレメントの場合、エレメント は強化をするため活性光への露光と加熱の両方が行われる。露光と加熱の工程は 、両方同時を含めてどのような順序でも行うことができる。
ある場合には同じ組成を有する複数の薄い層を付与することにより、エレメント 中に個々の複数層を作るのが好ましいこともある。
これは層が光化学的に強化されるものについて特に有効である。材料の薄い各層 を付与した後、この薄い層の光化学的硬化をするため活性光線に露光することが できる。活性光線に対して高い光学濃度をもつレーザー光吸収成分および/また は機械的強化剤、または抑制剤として作用するたとえばカーボンブラックなどが 層に存在するとき、これは全体を通じて光硬化をさせるために好ましいものであ る。光硬化されていない材料に固有な粘着性は、一般にこの薄い各層のすべてが 互いにしっかりと付着した状態にする。
積層はレーザー彫刻したフレキソグラフ印刷板に所望ならば、無光沢の面となる ようさらに処理することができる。無光沢面は従来から知られた各種の方法、た とえばパターン付けしたカバーシートの積層、エンポッシング、薬剤またはレー ザーによる表面エツチング、層に細かな粒子を添加し表面上に突出させる、など により作ることができる。
実施例 略称の解説 11MDA 1.6−ヘキサンジオールジアクリレートBl(T ブチル化ヒド ロキシトルエンEPD エチル−p−ジメチルアミノベンゾエート開始剤−12 −フェニル−2,2−ジメトキシアセトフェノン 開始剤−■ 2−イソプロピルチオキサントン試料は、スペクトラ−フィジック スDCR−11パルス化Nd : YAGレーザ−(スペクトラ−フィジックス 社製)とコンピューター制御のx−Z移動ステージ(ダニダル社製)とで構成さ れているテスト装置上でパルスモードで彫刻した。レーザーは繰り返し速度10 Hzで、パルス期間約200マイクロ秒の長パルスモードで作動させた。レーザ ービームを焦点距離401のレンズで集光し、移動ステージ上に保持した試料を 真空で照射した。ステージのX方向速度は、100ミリ秒のレーザー繰り返し期 間内の移動が、以下に示したようにそれぞれのレーザーパルス間に適当な距離を 与えるように選定した。引き続く水平(X方向)線の間に、レーザーはシャッタ ーで閉じられ移動ステージは所定の距離に移動(Z方向に)される。これにより レリーフの深さをもつ二次元のパターンが得られる。
テスト条件は以下のとおりである: テストパターンル レーザーパルスエネルギー 5■J X方向間隔 33μ■ Z方向間隔 350μ謹 テストパターン2 レーザーパルスエネルギー 5■J X方向間隔 33μ■ Z方向間隔 50μ■ テストパターン1では試料中に平行なチャンネルの形成を生じた。
ついでこれをデクタフ(Dektak) 3030プロフイロメーター(ビーコ インストルーメント社製)を使用し形状とサイズについてプロフィール化した。
これらのデータは試料材料の画質能力に関する情報を提供する。
テストパターン2は試料中に直線で囲まれたくぼみの形成を生じた。このくぼみ の体積を測定した。この体積と与えられた全レーザーエネルギーとを、以下のよ うに平均彫刻効率を算出するのに使用した: 試料材料はCO□またはNd : YAGレーザーのいずれかを備えた市販のレ ーザー彫刻装置で彫刻をした。いずれの場合も試料は回転ドラムの外周にとり付 けた。CO2レーザー装置の場合、レーザービームはドラムの軸に平行に向けら れ、そして移動リードスクリュー上にとり付けた屈曲ミラーにより試料面方向に 向けられた。Nd : YAGレーザーの場合、屈曲ミラーは固定してドラムが その軸に平行に動かされる。ついでレーザービームはドラム上にとり付けられた 試料面上に当たるよう集光される。ドラムが回転しそしてレーザービームに対し 移動すると、試料は螺旋状に露光をされる。レーザービームは画像データ、たと えばドツト、ラインおよび地模様のあるまたはそれのない文字テキストで変調さ れて試料材料中にレリーフ彫刻された二次元の像が得られる。
レリーフの深さはプリント層の厚さと底部の厚さとの差として測定される。平均 彫刻効率が算出される。
シングルモード対マルチモードのレーザービームパルス化彫刻テストに用いたN d : YAGレーザーはマルチモードビームとした。CWテストに用いたNd  : YAGおよびCO□レーザーはマルチ−またはシングル−モードのいずれ かで作動させた。これらについて、シングルモードはくぼみ内聞口の導入による かまたはくぼみ後方の反射鏡と出力カブラ−の置換のいずれかで達成される。シ ングルモードでレーザーは多少低い全出力を与える。しかしながら、シングルモ ードビームはマルチモードビームよりもずっと密に集光することができ、そこで 強度(単位面積当りのワット)はこの2つのケースで著しい相違はない。照射さ れた領域内およびその周囲で材料は溶融しそして流れるため、彫刻された図形の 形状はシングル−またはマルチ−モードのいずれについても同ようである。そこ で、これらの間のおもな違いは単に集光とそれから熱で影響される領域とかシン グルモードで多少小さく、若干改善された画質が得られることである。
印刷テストは、彫刻をした印刷板をマークアンディ(llark Andy)プ レスシステム830(チェスターフイールド社製)で、フィルムmデンスブラッ クEC8630インク(エンバイロンメンタルインクアンドコーティングズ社製 )を、EICアクアフレッシュEC1296でツアーン(Zahn) 2号カッ プを用いて測定した20秒の粘度となるように希釈したものを使用して行った。
印刷はバイグロス40ES 5246号紙(ファッソン社製)で行った。すべて の試料はオペレーターの判断した最適圧で毎分120フイート(36,b)の速 さで印刷をした。印刷板は印刷されたもっとも細かなリバースラインの幅、ハイ ライトのドツトサイズおよびハーフトーンの階調を測定することにより評価をし た。
実施例1〜に れらの各実施例は、本発明の多層のレーザー彫刻可能なエレメントで、頂層が光 化学的および機械的に強化され、そして中間層が機械的に強化されたものである 。
実施例1〜4 レーザー彫刻可能な、機械的に強化した熱可塑性のエラストマー中間層は、モイ ヤマバッチミキサー中で10phrのレベルにまでカーボンブラックとともに前 混合をしたS−1−3(スチレン−イソプレン−ブロックコポリマー、クラトン 01107、シェルケミカル社製)から調製した。この配合混合物は30mmの 二輪スクリュー押出機中に入れ、ポリエチレンテレフタレート支持体とシリコン リリース層を塗布したポリエチレンテレフタレートの一時的保護用シートとの間 に182℃で押出した。支持体と一時的保護用シートの両者は5ミル(0,01 3,:胃)の厚みを有している。保護シートを除く層の全体的厚みは104ミル (0,26cm)であった。この中間層はツウイック(Zvick)ジュロメー タ−を使用して測って32.3のショアA硬さと、ツウイック5109反発弾性 テスターで測って42.3%の弾性とを有していた。
感光性頂層用のエラストマーは、モリャマバッチミキサー中でカーボンブラック とともに熱可塑性のエラストマーバインダーを前混合して調製した。
実施例1でエラストマーは1Qphrのカーボンをもつ5−B−3(スhレンー ブタジエンースチレンブロックコポリマー、クラトン[F]1102、ンエルケ ミカル社製)である。
実施例2と3でエラストマーは50phrのカーボンをもつ5−B−8である。
実施例4でエラストマーは12.5重量%のカーボンをもつエチレン/n−ブチ ルアクリレート7/カーボンモノオキサイドのコポリマー(エルバロイ@IIP 、イー・アイ・デュポン社製)である。
感光性頂層の組成を以下の第1表中に示した。
第1表 ■IID^ 10 10 10 10 麗^BS 19 28 28 28 エラストマー 38 56 56 56BIIT ] 1 1 1 開始剤−I 5 5 5 開始剤−II O,5− EPD 4.5 − ニラソーオイル 20.1. − ポリオイル 6.9− 最終的C% 3.45 18.7 18.7 6.6各実施例用の成分はメチレ ンクロライド中に分散および溶解し、5ミル(0,013cm)の厚みのポリエ チレンテレフタレートシート(カバーシート)上にドクターナイフ塗布をした。
乾燥後、各感光性層はされると粘着性であった。
感光性層は約0.9−1.0ミル(0,0023−0,0025cm)の厚みを 有していた。
前に調製した熱可塑性エラストマー中間層の各試料から一時的の保護シートを取 り去り、そして前記の各感光性の頂層を中間層に対し室温でクロマリン[F]ラ ミネーター(イー・アイ・デュポン社製)を使用し、キャリアーとして硬い銅片 とともに接触圧力でラミネートした。得られた多層エレメントは以下の各層を順 に有している:ポリエステル支持体、熱可塑性エラストマー中間層、感光性頂層 、ポリエステルカバーシート。
以上の各多層の感光性エレメントは、レーザー彫刻可能な多層エレメント中の感 光性頂層を光化学的に強化するために、サイレル[F]30x40ft光ユニッ ト(イー・アイ・デュポン社製)を使用して20分間、ポリエステルカバーシー トを通じてUv光に対し全面露光した。
ついでカバーシートを取り除いた。光化学的に強化した頂層はもはや粘着性では なかった。2つの眉間の接着は良好でありエレメントを曲げてもひび割れは生じ なかった。
各エレメントの特性とNd : YAGレーザーによるパルス化レーザー彫刻テ ストの各結果は以下の第2表中に示しである。CO2およびNd : YAGレ ーザーの両方による連続波レーザー彫刻と印刷テストの結果は第3表中に示しで ある。
1 32.3 42.3 3,45 2.54 6.4 2.2 4442 3 9 46 18.7 5.64 7.0 3.0 4593 39 46 18 .7 5.64 8.2 2.4 4574 34.7 46.2 6.6 4 ,24 7.8 2.0 3828 全組成中のカーボンブラック% b 光学濃度 C1ミル(0,00254c票) d、cm3/ km−hr 第3表 I YAG” 301 70 9 15 1’l 5−98%IY^Gg 30 f 50 12 16.2R5−98%I YAGg 301 30 20 1 7.4R5−98%I YAGg 97 150 2.3 4.6I 2−95 %I YAGh91 50 6 − 2−95%I CO23001240’  L(1,7−2−90%2 YAG” 91 150 2.7 4.11 2− 95%a、YAG=Nd : YAGレーザ−、C0z=35μmのアドバンス 速度をもつシングルモードでのCO□レーザーb、 彫刻速度(rpmで) C7ミル d 7ミルの反転(R)または分離(I)線の幅(ミルで)e、85線/インチ (33,511/ cm)スクリーンによるプリント結果 f、m/分での速度 g、 マルチモード h、 シングルモード;アドバンス速度25μ冒実施例5 この実施例は、それ自体レーザー光を吸収しないエラストマー性成分をもつ、多 層のレーザー彫刻可能な印刷用エレメントの光化学的に強化された頂層における 、レーザー光吸収性成分(カーボンブラック)の必要性を示すものである。
エレメントは感光性頂層用のエラストマーを、炭素1(lphrを有する5−B −8と炭素を全く有しないか全炭素含量より少ない炭素しか有しない5−B−3 とを組み合わせたちの38部にしたことの他は、実施例1で述べたように調製し た。この頂層の最終的な炭素含有量およびNd : Y^6レーザーによるパル ス化彫刻結果は以下の第4表中に示しである。
5 33.7 46.4 1 6 2.8 4625 34.3 46.1 0 .2 8.8 2.4 3055 − 0.05 e e e a、 全組成物中のカーボンブラック%b、 光学濃度 Cミル(0,00254c禦) d9cm3/ km−hr e、 試料はNd : Y^6レーザーで彫刻不能実施例6 機械的に強化したエラストマーの中間層は、(1) 1 phrのレベルのカー ボンブラック、および(2)強化剤として5QphrのレベルのTiO2を前混 合したS−1−3である。光化学的に強化した頂層は実施例1で述べたのと同じ ものである。この多層のレーザー彫刻可能な印刷用エレメントは実施例1の方法 を用いて調製しかつ処理をした。
多層エレメントは36.3のンヨアA硬さと45.2%の弾性とを有していた。
Nd : Y^Gレーザーによるパルス化彫刻テストの結果として、シャープな 肩をもつ幅7.7ミル(0,020cm)で深さ1.7ミル(0,0043cm )のチャンネルが形成されたことにより、多層印刷用エレメントがレーザー彫刻 できることが認められた。平均彫刻効率は136cIl’/km−hrであった 。
実施例7 この実施例は、頂層が機械的に強化したエラストマ一層であり、そして中間層が 光化学的に強化したエラストマ一層である、本発明の多層のレーザー彫刻可能な エレメントを示している。
中間層は以下光化学的に強化した組成物から作られた:5−I−Sカーボンブラ ック1Ophr含有 2.511MD^ 10 開始剤l2 Bi12 1 赤色色素 0.006 11EII^ 0.234 ポリオイル 14.65 ニツソーオイル 13.85 この混合物は、加熱混合装置中で1209のメチレンクロライドとともに、15 0℃で15分間混合した。この混合物は、厚み5ミル(0,0136m)の火炎 処理をしたポリエチレンテレフタレート支持体と、厚み5ミル(0,013,: m)のシリコーンリリース層が塗布されているポリエチレンテレフタレートの一 時的保護基シートとの間に、30ミル(0,076cm)の中間層を形成するよ う熱プレスした。最終的炭素含有量は042%であった。
機械的に強化した頂層は以下のものを混合することにより調製した: 成 分 分量(g) メチレンクロライド 283 爾^B3 16.5 S−B−327,5 S−B−Sカーボンブラック1ophr含有 5.5BflT O,5 上記メチレンクロライド液は、厚み5ミル(0,otac履)のシリコーンリリ ース層を塗布しであるポリエチレンテレフタレートシート上にドクターナイフ塗 布した。最終的な厚みは0.9ミル(0,0023cm)で、炭素含有量は1% そして光学濃度は0.75であった。
中間層から一時的保護シートを取り除き、そして頂層をこの中間層にクロマリン [F]ラミネーターを使用して接触圧力により60℃でラミネートした。この多 層構造体は中間層を光化学的に強化するため、サイレル[F]露光装置中で表面 と裏の両方を通じて10分間全面露光した。
頂層からカバーシートを取り除いた後、彫刻テストは25sJのレーザーパルス エネルギーを使用した以外、テスト1と2で述べたようにしてパルス化レーザー によって行った。試料は底まで通して彫刻した。結果は以下のとおりである: チャンネル深さ =16ミル チヤンネル幅 =2ミル 彫刻効率 =69c寓3/ kw−hr実施例8と9 これら各実施例は、頂層と中間層の両方ともエラストマーの層で光化学的に強化 されている、本発明の多層のレーザー彫刻可能なエレメントを示している。
実施例8 市販の多層感光性フレキソグラフ印刷用エレメントが、本発明の多層のレーザー 彫刻可能印刷用エレメントを調製するため用いられた。
感光性印刷用エレメント、サイレル[F]107PLX(イー・アイ・デュポン 社製)は以下の順序の各層を有している:支持体、2つのエラストマーの感光層 、ポリアミドリリース層およびカバーシート。
この感光性エレメントはサイレル@露光装置で50秒間支持体を通じ露光した。
カバーシートを取り除き、ついでこの構造体は同じ露光装置中で12分間カバー シートを通して全面露光した。ついでポリアミドリリース層はパークロロエチレ ン/n−ブタノール(75/25容量%)を使用し、サイレル030 X 40 ロ一タリー処理機中で5分間露光済みの構造体を洗って取り除いた。エレメント は60℃で1時間オーブン中で乾燥し、ついでデュポンサイレル[F]先光フィ ニツシユ後露光装置(イー・アイ・デュポン社製)中で8分間光フィニツシユす ることにより脱粘着化した。
上記により調製した多層のレーザー彫刻可能印刷用エレメントは画像がソフトウ ェアにより設計した支持された構造をもつレリーフ構造を作るためにシングルモ ードで作動中の連続波CO,レーザーを使用して彫刻した。最良の結果はレーザ ー出力500Wで、0.035mm/回転送り速度により280m/分の彫刻速 度を使用して得られた。若干のワックス状の沈着物が画像域の縁の周囲に生成し 、これはパークロロエチレン/n−ブタノールを含ませたパッドによりふき取っ た。
印刷板上で、2〜90%のターゲットが85線/インチ(34線/cl)スクリ ーンにより解像された。印刷結果は2〜90%階調範囲を印刷できることを示し た。しかしながら、彫刻される図形のサイズは彫刻の方向に依存することが認め られた。
実施例9 中間層は実施例7で述べたように調製し、頂層は実施例5で述べたように調製し た。この2つの層は実施例7で述べたようにして一緒にラミネートした。この感 光性構造体はサイレル■露光装置中で10分間両面から露光した。
彫刻テストは実施例7で述べたように行った。結果は以下の通りである・ チャンネル幅 =11ミル チャンネル深さ =1.3ミル 彫刻効率 = 68cw3/ kw−hr実施例10^と108 この実施例は頂層と中間層の両方が機械的に強化されたエラストマーの層である 本発明の多層のレーザー彫刻可能なエレメントを示している。
機械的に強化された中間層は実施例1中で述べたようにして調製した。
機械的に強化された頂層の組成は以下の通りである:5−B−Sカーボンl0p hr 33 16.6菖^B3 16.5 33 Bl’lT 0.5 0.5 最終的C% 6.86 3.03 各実施例用の成分はメチレンクロライド中に15%液として分散しかつ溶解し、 ついで厚み5ミル(0,013cm)のポリエチレンテレフタレートシート上に ドクターナイフで塗布した。
ついで頂層と中間層は実施例1で述べたようにして一緒にラミネートした。エレ メントはレーザー彫刻のためカバーシートを取り除く前に24時間放置した。
カバーシートを取り除いた後、各試料はスクリーニングテスト中で述べたように レーザー彫刻した。結果は以下の通りである・実施例10−A 実施例10−B チャンネル幅 11.8ミル 10.3ミルチャンネル深さ 1.4ミル 1. 4ミル彫刻効率 502cm3/ kv−hr 300cw3/ kw−hr実 施例10−Hの頂層はエレメントをたわめるかまたは曲げたとき、そしてまたレ ーザー彫刻をした後でもしわが形成されるのが認められた。これは頂層と中間層 が同じような柔軟性と硬さとをもつことが必要なことを示している。もし実施例 10−Bのように硬さの相違が余りにも大きく、頂層が中間層よりもずっと硬い ときはしわが発生ずる。
実施例11 実施例+OAを、中間層として1Qphrのレベルまでカーボンブラックを配合 した中間層5−B−3を使用して繰り返した。結果は以下の通りである: チャンネル幅 =6.6ミル チヤンネル深さ = 188ミル 彫刻効率 = 346cm3/ kw−hr実施例12 中間クッション層は5−B−3’(実施例12Δ)またはS−1−3(実施例1 2B)から調製した。この熱可塑性のエラストマーは、5ミル(0,0I3c厘 )の火炎処理をしたポリエチレンテレフタレート支持体とシリコーンリリース層 で前処理した5ミル(0,013cm)のポリエチレンテレフタレートカバーシ ートとの間に熱プレス、30ミル(0,076cm)のクソンヨン層を形成させ た。
頂層は以下の組成を有している; 成 分 分量(9) S−B−358,2 S−1−Sカーボンブラック10phr含有 2511MD^ 10 開始剤■1.2 BII7 1 赤色色素 0.006 11EM八 〇、 234 ポリオイル 14.65 ニソソーオイル 1385 この混合物はポットミリング装置中で120gのメチレンクロライドと共に15 0℃で15分間ミル処理した。このミル処理した混合物は、5ミル(0,0I3 cm)の火炎処理をしたポリエチレンテレフタレート支持体とシリコーンリリー ス層で前処理した5ミル(0,013cm)のポリエチレンテレフタレートの一 時的保護シートとの間に熱プレスし、30ミル(0,076cm+)の頂層を形 成した。最終的炭素含有量は0.2%であった。
頂層と中間クッション層は一緒にラミネートし、そして実施例7で述べたように UV光に全面露光した。
カバーシートを取り除いた後、各試料は実施例7で述べたようにレーザー彫刻し た。結果は以下の通りである:実施例11A 実施例12−B チャンネル幅 13 ミル 13ミル チャンネル深さ 2.4ミル 3ミル 彫刻効率 82cm3/ kv−hr 81cm”/ kw−hr国a慣審親牛 フロントページの続き (72)発明者 レーバーツアマー、エルンストアメリカ合衆国ペンシルベニア 州 19342゜グレンミルズ、ウッドチャックウェイ48(72)発明者 ク ウイン、ジョン・アンソニーアメリカ合衆国ニューシャーシー州 07751、モーガンビル、ルーズベルトアベニュー42 (72)発明者 シア、ボール・トマスアメリカ合衆国ニューシャーシー州 07728、フリーホールド、ランカスターロード86 (72)発明者 ファン・ズウレン、キャロル・マリーアメリカ合衆国プラウエ ア州 19803.ウイルミントン、ウッドロウアベニュー123

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(a)機械的、光化学的および熱化学的、またはこれらの組合わせよりなる 群から選択される手段により、(i)可撓性の支持体の上に存在する少なくとも 1つのエラストマーの中間層と、(ii)この中間層の上に存在する中間層の組 成とは異なる組成のエラストマーの頂層(上層)とを強化して、場合によりエラ ストマーの層の上に存在するカバーシートを有することのできるレーザー彫刻可 能なフレキソグラフ印刷用エレメントを作り、但し、熱化学的手段による強化は 硫黄、硫黄含有部分、または過酸化物以外の架橋剤を用いて行われ、そしてさら に頂層と中間層の強化手段は同じかまたは異なっていてよい;そして(b)工程 (a)のレーザー彫刻可能なエレメントを、少なくとも1つの予め設定したパタ ーンによりレーザー彫刻して、レーザーで彫刻されたフレキソグラフ印刷板を作 る、但し、もしカバーシートが存在するときは、レーザー彫刻に先立ってこのカ バーシートは取り除かれる ことからなる、多層フレキソグラフ印刷板を作成する方法。 2)(a)機械的、光化学的および熱化学的、またはこれらの組合わせよりなる 群から選択される手段により、可撓性の支持体の上に存在するエラストマーの中 間層上のエラストマーの頂層を強化して、場合によりエラストマーの層の上に存 在するカバーシートを有することのできるレーザー彫刻可能なフレキソグラフ印 刷用エレメントを作り、但し、熱化学的手段による強化は硫黄、硫黄含有部分、 または過酸化物以外の架橋剤を使用して行われる;そして (b)工程(a)のレーザー彫刻可能なエレメントを少なくとも1つの予め設定 したパターンによりレーザー彫刻してレーザーで彫刻されたフレキソグラフ印刷 板を作る、但し、もしカバーシートが存在するときは、レーザー彫刻に先立って このカバーシートは取り除かれる ことからなる、多層フレキソグラフ印刷板を作成する方法。 3)エラストマーの頂層が熱可塑性エラストマーである、請求項1または2に記 載の方法。 4)レーザー彫刻された板が少なくとも1回レーザー彫刻後処理され、処理が活 性光線への全面露光、加熱またはこれらの組合わせよりなる群から選択される、 請求項1、2または3に記載の方法。 5)レーザー彫刻可能な印刷用エレメントが、レーザー彫刻の前または後のいず れかに表面脱粘着化される、請求項1、2または3に記載の方法。 6)少なくとも1つの層が機械的に強化され、強化層が強化剤と予め配合された エラストマーからなる、請求項1、2または3に記載の方法。 7)少なくとも1つの層が光化学的に強化され、強化層が少なくとも1つのエラ ストマー、少なくとも1つのモノマーまたはオリゴマー、および光開始剤系の光 開始化反応の生成物からなる、請求項1、2または3に記載の方法。 8)少なくとも1つの層が光化学的に強化され、強化層が少なくとも1つの反応 基を有するエラストマーと、反応基が相互に反応可能なものである光開始剤系と の光開始化反応の生成物からなる、請求項1、2または3に記載の方法。 9)少なくとも1つの層が光化学的に強化され、強化層が少なくとも1つの反応 基を有するエラストマー、少なくとも1つの架橋剤、および反応基がこの架橋剤 と反応可能なものである光開始剤系の光開始化反応の生成物からなる、請求項1 、2または3に記載の方法。 10)少なくとも1つの層が熱化学的に強化され、強化層が少なくとも1つのエ ラストマー、少なくとも1つのモノマーまたはオリゴマー、および熱化学開始剤 系の熱的に開始された反応の生成物からなる、請求項1、2または3に記載の方 法。 11)少なくとも1つの層が熱化学的に強化され、強化層が少なくとも1つのエ ラストマーと少なくとも1つの熱硬化性樹脂との熱的に開始された反応の生成物 からなる、請求項1、2または3に記載の方法。 12)少なくとも1つの層が熱化学的に強化され、強化層が少なくとも1つの反 応基を有するエラストマーと硫黄、硫黄含有部分または過酸化物を含まない少な くとも1つの架橋剤で、さらにここで反応基がこの架橋剤と反応可能である、熱 的に開始された反応の生成物からなる、請求項1、2または3に記載の方法。 13)触媒が更に添加される、請求項11または12に記載の方法。 14)少なくとも1つのレーザー光吸収成分が少なくとも1つの層に添加される 、請求項1、2または3に記載の方法。 15)レーザー光吸収成分がカーボンブラックである、請求項14に記載の方法 。 16)強化された頂層が(i)少なくとも1つのエラストマー、と(ii)少な くとも1つの追加のポリマーよりなり、ここでエラストマー対追加ポリマーの重 量比が20:1から1:2までである、請求項1、2または3に記載の方法。 17)頂層が(i)少なくとも1つのエラストマー、(ii)少なくとも1つの 追加ポリマー、(iii)少なくとも1つのモノマーまたはオリゴマーおよび( iv)光開始剤または熱開始剤系の光開始されたかまたは熱的に開始された反応 の生成物からなり、ここでエラストマー対追加ポリマーの重量比が20:1から 1:2までである、請求項16に記載の方法。 18)中間層が少なくとも1つのエラストマー、少なくとも1つのモノマーまた はオリゴマー、光開始剤または熱的開始剤系の光開始されたかまたは熱的に開始 された反応の生成物からなり、そして頂層が少なくとも1つのエラストマーと少 なくとも1つの追加ポリマーよりなり、ここで頂層中のエラストマー対頂層中の 追加ポリマーの重量比が20:1から1:2の範囲内のものであり、頂層が中間 層から頂層に対し少なくとも1つの移動性のモノマーまたはオリゴマーの移動に より、光硬化性または熱的硬化性である、請求項1に記載の方法。 19)追加ポリマーがアクリロニトリル/ブタジエン/スチレンコポリマー、メ チルメタクリレート/アクリロニトリル/ブタジエン/スチレンコポリマー、メ チルアクリレート/アクリロニトリル/ブタジエン/スチレンコポリマー、およ びこれらの混合物よりなる群から選択される、請求項16、17または18に記 載の方法。 20)(a)可撓性の支持体; (b)少なくとも1つのレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの中間層 ;および (c)層(b)上に存在するレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの頂 層からなり、ここで層(c)の組成は層(b)の組成とは異なり、また層(b) と層(c)とは機械的または熟化学的に単独で強化されているか、または機械的 および光化学的、機械的および熱化学的、光化学的および熟化学的、または機械 的、光化学的および熱化学的に組み合わせて強化されており、但し、熱化学的強 化は硫黄、硫黄含有部分、または過酸化物以外の架橋剤を使用して行われ、さら に層(b)と層(c)の強化は同じかまたは異なることができる レーーザー彫刻可能な多層フレキソグラフ印刷用エレメント。 21)(a)可撓性の支持体; (b)エラストマーの中間層;および (c)層(b)の上に存在するレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの 頂層からなり、ここでこの頂層は機械的または熱化学的手段により単独で強化さ れているか、または機械的および光化学的、機械的および熱化学的、光化学的お よび熱化学的、または機械的、光化学的および熱化学的手段を組み合わせて強化 されており、但し、熱化学的手段による強化は硫黄、硫黄含有部分、または過酸 化物以外の架構剤を使用して行われるレーザー彫刻可能な多層フレキソグラフ印 刷用エレメント。 22)(d)除去可能なカバーシートを更に含むものである、請求項20または 21に記載のエレメント。 23)少なくとも1つのレーザー光吸収成分が添加されるものである、請求項2 0または21に記載のエレメント。 24)レーザー光吸収成分がカーボンブラックである、請求項23に記載のエレ メント。 25)エレメントがレーザー彫刻の前かまたは後のいずれかに表面脱粘着性化す ることができる、請求項20または21に記載のエレメント。 26)強化された頂層が(i)少なくとも1つのエラストマー、と(ii)少な くとも1つの追加ポリマーよりなり、ここでエラストマー対追加ポリマーの重量 比が20:1から1:2までのものである、請求項20または21に記載のエレ メント。 27)頂層が(i)少なくとも1つのエラストマー、(ii)少なくとも1つの 追加ポリマー、(iii)少なくとも1つのモノマーまたはオリゴマー、および (iv)光開始剤または熱開始剤系、の光開始されたかまたは熱的に開始された 反応の生成物からなり、ここでエラストマー対追加ポリマーの重量比が20:1 から1:2までである、請求項26に記載のエレメント。 28)中間層が少なくとも1つのエラストマー、少なくとも1つのモノマーまた はオリゴマー、光開始剤または熱的開始剤系、の光開始されたかまたは熱的に開 始された反応の生成物からなり、そして頂層が少なくとも1つのエラストマーと 少なくとも1つの追加ポリマーよりなり、ここで頂層中のエラストマー対頂層中 の追加ポリマーの重量比が20:1から1:2の範囲内のものであり、頂層は中 間層から頂層への少なくとも1つの移動性モノマーまたはオリゴマーの移動によ り、光硬化性または熱的硬化性である、請求項20に記載のエレメント。 29)追加ポリマーがアクリロニトリル/ブタジエン/スチレンコポリマー、メ チルメタクリレート/アクリロニトリル/ブタジエン/スチレンコポリマー、メ チルアクリレート/アクリロニトリル/ブタジエン/スチレンコポリマー、およ びこれらの混合物よりなる群から選択される、請求項26、27または28に記 載のエレメント。 30)(a)可撓性の支持体; (b)少なくとも1つのレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの中間層 ;および (c)層(b)上に存在するレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの頂 層からなり、ここで層(c)の組成は層(b)の組成とは異なり、また層(b) と(c)とは少なくとも1つの熱可塑性エラストマーからなり、各層は機械的ま たは熱化学的手段で単独に強化されているか、または機械的および光化学的、機 械的および熱化学的、光化学的および熱化学的、または機械的、光化学的および 熱化学的手段を組合わせて強化されており、さらにここで層(b)と(c)の強 化手段は同じかまたは異なっていてよいレーザー彫刻可能な多層フレキソグラフ 印刷用エレメント。 31)(a)可撓性の支持体; (b)エラストマーの中間層;および (c)層(b)上に存在するレーザー彫刻可能な、強化されたエラストマーの頂 層からなり、ここでこの頂層は少なくとも1つの熱可塑性エラストマーからなり 、頂層は機械的または熱化学的手段で単独に強化されているか、または機械的お よび光化学的、機械的および熱化学的、光化学的および熱化学的、または機械的 、光化学的および熱化学的手段を組合わせて強化されている レーザー彫刻可能な多層フレキソグラフ印刷用エレメント。 32)強化された頂層が(i)少なくとも1つの熱可塑性エラストマー、と(i i)少なくとも1つの追加ポリマーよりなり、ここで熱可塑性エラストマー対追 加ポリマーの重量比が20:1から1:2までである、請求項30または31に 記載のエレメント。 33)頂層が(i)少なくとも1つのエラストマー、(ii)少なくとも1つの 追加ポリマー、(iii)少なくとも1つのモノマーまたはオリゴマー、および (iv)光開始剤または熱的開始剤系、の光開始されたかまたは熱的に開始され た反応の生成物からなり、ここでエラストマー対追加ポリマーの重量比が20: 1から1:2までである、請求項32に記載のエレメント。 34)中間層が少なくとも1つの熱可塑性エラストマー、少なくとも1つのモノ マーまたはオリゴマー、光開始剤または熱的開始剤系、の光開始されたかまたは 熱的に開始された反応の生成物からなり、そして頂層が少なくとも1つの熱可塑 性エラストマーと少なくとも1つの追加ポリマーよりなり、ここで頂層中のエラ ストマー対頂層中の追加ポリマーの重量比が20:1から1:2までの範囲内の ものであり、頂層は中間層から頂層への少なくとも1つの移動性のモノマーまた はオリゴマーの移動により、光硬化性または熱的硬化性である、請求項30に記 載のエレメント。 35)追加ポリマーがアクリロニトリル/ブタジエン/スチレンコポリマー、メ チルメタクリレート/アクリロニトリル/ブタジエン/スチレンコポリマー、メ チルアクリレート/アクリロニトリル/ブタジエン/スチレンコポリマー、およ びこれらの混合物よりなる群から選択される、請求項32、33または34に記 載のエレメント。 36)(d)除去可能なカバーシートを更に含む、請求項30または31に記載 のエレメント。 37)少なくとも1つのレーザー光吸収成分が添加される、請求項30または3 1に記載のエレメント。 38)レーザー光吸収成分がカーボンブラックである、請求項37に記載のエレ メント。 39)エレメントがレーザー彫刻の前かまたは後のいずれかに表面脱粘着性化す ることができる、請求項30または31に記載のエレメント。
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