JP2004533343A - レーザー彫刻によるフレキソ印刷版の製造方法 - Google Patents

レーザー彫刻によるフレキソ印刷版の製造方法 Download PDF

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Abstract

印刷レリーフを、光化学架橋されたリーフ層を有するレーザー彫刻可能なフレキソ印刷エレメントに彫刻することによるフレキソ印刷版の製造方法であって、レリーフ層が、透明であり、且つ粒径1〜400nmの酸化物、ケイ酸塩またはゼオライトの固体を、レリーフ層の全成分の合計に対して、0.1〜8質量%の量で含むことを特徴とするフレキソ印刷版の製造方法。

Description

【0001】
本発明は、印刷レリーフを、光化学架橋されたレリーフ層を有するレーザー彫刻可能なフレキソ印刷エレメントに彫刻することによるフレキソ印刷版の製造方法であって、レリーフ層が透明であり、且つ粒径1〜400nmの酸化物、ケイ酸塩またはゼオライトの固体を、レリーフ層の全成分の量に対して、0.1〜8質量%の量で含むことを特徴とする製造方法に関する。
【0002】
フレキソ印刷版を製造する場合のレーザー直接彫刻技術において、印刷に適当なレリーフは、このために好適なレリーフ層に直接彫刻される。レーザーを用いるゴム製の印刷シリンダーを印刷するのは、原則として、1960年代に終わりから知られているにもかかわらず、この技術は、レーザー装置が改良されて、近年、商業上の関心が広がってきたにすぎない。レーザー装置の改良には、レーザー光線の良好な焦点性、高出力及びコンピュータ制御による光線誘導が含まれる。
【0003】
レーザー直接彫刻には、フレキソ印刷版の従来からの製造に対して多くの利点がある。写真ネガの製造、ならびに印刷版の現像及び乾燥等の時間のかかる処理工程を省略可能である。更に、個々のレリーフエレメントのエッジ形状を、レーザー彫刻技術で個々に設計可能である。光重合体プレートにおけるレリーフドットのエッジは、表面からレリーフフロアにかけて連続的に分岐するが、レーザー彫刻により、上側領域で垂直にまたは殆んど垂直に下りており且つ下側領域で広がっているだけのエッジを彫刻可能となる。これにより、印刷処理中に版の摩耗を拡大させるにもかかわらず、殆んど僅かなドットゲインが起こるか、またはかかるドットゲインは全く起こらない。レーザー彫刻技術に関する詳細は、例えば”Technik des Flexodrucks”, 173頁以降., 第4版., 1999, Coating Verlag, St. Gallen, Switzerlandに示されている。
【0004】
EP−B640043及びEP−B640044では、フレキソ印刷版製造用の、単一層化または多層化された弾性のレーザー彫刻可能な記録エレメントを開示している。このエレメントは、「強化された」弾性層から構成されている。この層は、弾性バインダー、特に熱可塑性エラストマー、例えばSBS、SISまたはSEBSブロック共重合体を用いて製造される。この強化により、層の機械強度が増大する。この強化は、所定のフィラーを用いて、光化学架橋若しくは熱化学架橋、またはこれらの組み合わせにより達成される。強化フィラーの役割は、レーザー彫刻可能な記録エレメントの機械特性、例えば引張強さ、剛性または研磨性を改良することである。このために、比較的多量のフィラーが必要となる。EP−B640043における実施例では、層の全成分の合計に対して、10〜25質量%のカーボンブラックを強化フィラーとして添加することを開示している。
【0005】
上記記録材料は、更に、IR吸収剤として強着色顔料または染料を含んで、レーザー照射に対する感度を高めても良い。カーボンブラックは、二重の機能を有し、IR吸収剤としてと強化フィラーとしての両方の役割を果たす。
【0006】
強着色IR吸収剤を使用することにより、実質上不透明な層となる。この種類の層は、全体としてもはや光化学架橋不可能となる。なぜなら、化学線の透過度が、極めて強い吸収作用により限定されるからである。解決法として、EP−B640043では、多数の薄層を付与することにより厚みのある層の製造法について提案しており、その場合、多数の薄層の付与後に、個々の層を光化学架橋する。しかしながら、この操作には不都合があり、高価であり、そして他の製造プラントを必要とする。
【0007】
しかしながら、原則として、IR吸収剤を使用せずに市販の光重合性フレキソ印刷エレメントを使用してレーザー彫刻することによりフレキソ印刷版を製造可能である。従来からの弾性バインダーのCOレーザー(波長約10μm)に対する感度は、一般に、レーザー彫刻に適している。US5259311では、第1工程において、従来からのフレキソ印刷エレメントを表面全体における照射により光化学架橋し、第2工程において、印刷レリーフをレーザーにより彫刻(製版)する方法を開示している。
【0008】
従来からのフレキソ印刷エレメントをレーザー彫刻に用いる主な利点は、新規な製造ライン用の新規な製造プラントが不必要であり、現存のプラントを使用可能なことである。
【0009】
しかしながら、従来からのフレキソ印刷エレメントのレーザー彫刻においては、解決すべき技術上の課題が依然として多く残っている。
【0010】
理想的な場合において、レーザー彫刻可能なフレキソ印刷エレメントのレリーフ層は、レーザー彫刻中に溶融すべきでなく、可能な限り分解生成物を気相に直接変換する必要がある。層を先に溶融するのは、溶融物のエッジが、彫刻された凹部(recess)の周囲に形成することもあり、レリーフエレメントのエッジが、鋭くなくなる。この種類の不規則性を有するフレキソ印刷版により、かかる不規則性を有していない印刷版と比較して、品質の低い印刷物が得られる。
【0011】
しかしながら、従来からのフレキソ印刷版、特にバインダーとして熱可塑性エラストマーを含むフレキソ印刷版のレリーフ層は、比較的軟質であるため、レーザー彫刻中に溶融エッジを形成する傾向が高い。
【0012】
更に、この種類のフレキソ印刷版の分解能は屡々満足できるものでない。実際に、レーザーにより彫刻される線画は、実際に所望された場合と比較して大幅に広くなり、結果として、実際に中心ウェブにより相互に分離した状態とする必要のある2個の密接する凹部は、合致して、単一の凹部を形成する。
【0013】
しかるに、本発明の目的は、レーザー彫刻によるフレキソ印刷版を製造する改良法を提供し、これにより溶融エッジの発生を回避可能となり、十分に高い分解能を達成可能となる。この方法に出発材料として使用されるフレキソ印刷エレメントを、同一の製造プラントにおいて従来からのフレキソ印刷エレメントとして製造可能となる必要がある。
【0014】
本発明者等は、驚くべきことに、上記目的が微粒子状の酸化物、ケイ酸塩またはゼオライトのフィラーを、分解能を大幅に向上可能であり、同時に溶融エッジの発生も回避するレーザー彫刻可能なフレキソ印刷エレメントに添加することにより達成されることを見出した。上記フィラーが少量であっても、概略が述べられた効果を達成するのに十分であることは特に驚くべきことであり、そして当業者にも予測し得ないことであった。
【0015】
これにより、本発明者等は、印刷レリーフを、光化学架橋により得られる透明なレリーフ層を有するレーザー彫刻可能なフレキソ印刷エレメント(フレキソ印刷材料)に彫刻することによる透明なフレキソ印刷版の製造方法を見出し、その際に、レリーフ層は、0.1〜8質量%、好ましくは0.2〜5質量%の、1〜400nmの粒径の酸化物、ケイ酸塩またはゼオライト固体を含んでいる。
【0016】
本発明を以下に詳細に説明する。
【0017】
本発明の方法は、少なくとも1種の透明であり且つレーザー彫刻可能な弾性層(寸法安定性支持体に施され且つ光化学架橋される)を使用して行われる。
【0018】
用語「レーザー彫刻可能」とは、レリーフ層がレーザー放射線、特にIRレーザーの放射線を吸収する性質を有して、適当な強度のレーザー光線に曝される位置でこのレリーフ層が除去されるか、または数カ所で少なくとも分離されることを意味する。この層は、事前の溶融無しの方法において、蒸発または熱分解若しくは酸化的に分解されるのが好ましく、これにより分解生成物は、熱い気体、蒸気、フュームまたは小粒の形態で層から除去される。
【0019】
用語「透明」とは、レーザー彫刻可能なエレメントのレリーフ層が従来からの光重合性フレキソ印刷版と実質上同等の透明性である、すなわち下側構造を目視で認識可能であることを意味する。これは、ある程度着色されたプレート(版)の可能性を除外しない。
【0020】
好適な寸法安定性支持体の例は、特に、金属、例えばスチール、アルミニウム、銅またはニッケルから作製される薄片、またはプラスチック、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド若しくはポリカーボネートから作製されるフィルムである。特に好適な寸法安定性支持体は、寸法安定性ポリエステルフィルム、特にPET若しくはPENフィルム、あるいはアルミニウムまたはステンレススチールから作製される、交互に薄い軟質支持体である。支持体として、上記材料から作製される円錐形または円筒形の管である、いわゆるスリーブを使用しても良い。ガラス繊維織布または複合材料は、ガラス繊維から作製され、好適な重合体材料は、スリーブにも適当である。
【0021】
レーザー彫刻可能な層を良好に接着させる場合、寸法安定性支持体に適当な接着層を被覆しても良い。
【0022】
透明でレーザー彫刻可能な層は、少なくとも1種の弾性バインダーを含んでいる。レーザー彫刻可能な層に適当な弾性バインダーは、特に、イソプレンまたはブタジエン等の共重合化1,3−ジエンモノマーを含むポリマーである。モノマーを導入する性質に応じて、この種類のバインダーは、架橋性オレフィン基を、主鎖の構成分(1,4導入)として、または側基(1,2導入)として含む。例としては、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、ブチルゴム、スチレン−イソプレンゴム、ポリノルボルネンゴムおよびエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)が特記に値する場合がある。
【0023】
しかしながら、原則として、エチレン−プロピレン、エチレン−アクリレート、エチレン−酢酸ビニルまたはアクリレートのゴムを使用することも可能である。水素化ゴム及び弾性ポリウレタンも適当である。架橋性基をグラフト化反応によりポリマー分子に導入する変性バインダーを使用することも可能である。有機溶剤に溶解するバインダーが特に好ましい。なぜなら、このバインダーは、通常、水基礎印刷インキまたはアルコール/水基礎印刷インキでほんの僅かな膨張性を示すだけであるからである。
【0024】
特に好ましい弾性バインダーは、芳香族アルケニル化合物と1,3−ジエンから作製される熱可塑性の弾性ブロック共重合体である。このブロック共重合体は、直鎖のブロック共重合体であっても、または放射状のブロック共重合体であることも可能である。これは、通常、A−B−A型の三元ブロック共重合体であるが、A−B型の二元ブロック重合体も可能であり、そうでなければ弾性と熱可塑性のブロックを交互に複数有するブロック共重合体、例えばA−B−A−B−Aも可能である。2種以上の異なるブロック共重合体の混合物を使用することも可能である。市販の三元ブロック共重合体は、屡々、二元ブロック共重合体の所定の性質を含んでいる。ジエン単位は、1,2−または1,4−結合であっても良い。これらは、完全にまたは部分的に水素化されていても良い。スチレン−ブタジエン型のブロック共重合体とスチレン−イソプレン型のブロック共重合体の両方を使用することができる。これらは、例えば商品名クラトン(Kraton)(登録商標)で市販されている。スチロフレックス(Styroflex)(登録商標)で入手可能な、スチレンの末端ブロックとランダムなスチレン−ブタジエン中央ブロックとを含む熱可塑性の弾性ブロック共重合体を使用することも可能である。
【0025】
使用されるバインダーの種類及び量は、レリーフ層の所望の性質に応じて、当業者により選択される。一般に、レーザー彫刻可能な層の全構成分の量に対して、45〜95質量%の量のバインダーが良好であると証明された。異なるバインダーの混合物を使用することも可能である。
【0026】
本発明の方法を行うために、無機固体をレリーフ層に添加する。本発明に従い添加される固体の粒径は、1〜400nmの範囲である。粒径は、2〜200nmの範囲が好ましく、5〜100nmの範囲が特に好ましい。これにより、可視光の波長より小さい。従って、フィラーを含むレーザー彫刻可能な層は、透明となる。球形またはほぼ球形の粒子の場合、粒径の規定は直径に関するものであり、一方、不規則な形状の粒子、例えば針状の粒子の場合、粒径の規定は最長径軸に関する。用語「粒径」は、一次粒径を意味する。当業者にとって、固体粒子が一次粒径を低減させて凝集する傾向が高くなり、これにより大きな二次粒径を形成することは言うまでもあるまい。従って、所定のマトリックスにおいて使用する場合、通常、極めて烈しく分散させる必要がある。
【0027】
特に、比表面積30〜300m/gのフィラー、特に好ましくは比表面積100〜200m/gのフィラーが、本発明による方法を行う場合に良好であると証明された。
【0028】
このフィラーは無色であるのが一般的である。しかしながら、本発明は、特定の用途に着色フィラーを使用することも包含しているが、レリーフ層が透明であり、且つこれによりリーフ層の光化学架橋に悪影響を与えないという条件で使用する。
【0029】
添加されるフィラーは、酸化物、ケイ酸塩及びゼオライトの固体から選択される。
【0030】
好適なフィラーの例は、微粒子状のガラス微粒子、例えばスフェリグラス(Spheriglas)(登録商標)(Potters−Ballotini社製)である。使用可能なケイ酸塩は、例えば微粒子状のベントナイトまたはアルミノシリケート、例えば微粒子状の長石である。
【0031】
好適な酸化物の固体は、特に単体のケイ素、アルミニウム、マグネシウム、チタンまたはカルシウムの酸化物又は混合酸化物である。これらは、追加的にドープ剤を含んでいても良い。当業者にとって、微粒子状の無機固体が常に所定量の水を、表面上に吸収された状態で、または化学結合により含んでいることは言うまでもあるまい。沈殿法により得られる酸化物、例えば沈殿ケイ酸を使用することが可能である。極めて好適なのは、熱分解法の酸化物、すなわち適当な出発物質の熱分解により得られる化合物である。特に、熱分解法二酸化ケイ素、熱分解法酸化アルミニウム、熱分解法アルミニウム−ドープ処理二酸化ケイ素または熱分解法二酸化チタンを使用可能である。この種類の酸化物は市販されており、例えば商品名エアロシル(Aerosil)(登録商標)(デグサ社製)である。フィラーは、適当な分散助剤、接着促進剤または疎水化剤で被覆されていても良い。2種以上のフィラーの混合物を使用することも可能である。
【0032】
0.1〜8質量%の微粒子状フィラーを本発明による方法に使用する。量のデータは、レーザー彫刻可能なレリーフ層の全構成分の合計に対するものである。この層は、0.2〜5質量%のフィラーを含んでいるのが好ましく、1〜5質量%のフィラーを含んでいるのが特に好ましい。
【0033】
レーザー彫刻可能な層を光化学架橋する。光化学架橋する場合、重合性基を含む化合物のモノマーまたはポリマーを、レーザー彫刻可能な記録層に添加するのが一般的である。しかしながら、重合性または共重合性の基は、弾性バインダーそれ自体の構成分であっても良く、その場合、これらの基は、主鎖における架橋性基、末端基および/または張り出している基(pendent group)であることが可能である。モノマーは、バインダーと混和性である必要があり、且つ少なくとも1種の重合性のオレフィン性不飽和基を含んでいる。特に有効であると証明されたモノマーは、アクリル酸又はメタクリル酸と単官能性または多官能性アルコール、アミン、アミノアルコールまたはヒドロキシエーテル及びエステルとのエステル及びアミド;スチレンまたは置換スチレン;ギ酸若しくはマレイン酸のエステル;または、アリル化合物である。モノマーの適例は、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジオクチルフマレート及びN−ドデシルマレイミドである。オレフィン性基を含む好適なオリゴマーを使用することも可能である。勿論、異なるモノマーまたはオリゴマーの混合物を使用することも可能であるが、これらは相互に混和性がある必要がある。使用されるモノマーの合計量は、記録層の所望の性質に応じて、当業者により決定される。特に、例えば重合体バインダーそれ自体が重合性基を既に含んでいるかどうかに応じて決まる。しかしながら、一般に、レーザー彫刻可能な層の全構成分の量に対して、45質量%を超過するべきではない。
【0034】
光化学架橋する場合、光開始剤は、例えば、α−メチルベンゾインまたはベンゾインエーテル等のベンゾインまたはベンゾイン誘導体、ベンジル誘導体、例えばベンジルケタール、アシルアリールホスフィンオキシド、アシルアリールホスフィン酸エステル及び多環式キノンをそれ自体公知の形態で使用可能であるが、この列挙により、これらに限定されるものではない。架橋は、化学線の照射、すなわち化学的に効果的な放射線によりそれ自体公知の形態で行われる。特に適当な放射線は、波長320〜400nmのUV−A放射線、または波長320〜約700nmのUV−A/VIS放射線である。光開始剤の種類及び量は、層の所望の性質に応じて、当業者により決定される。当業者が、例えば、フィラーとしてTiOを使用すると、415nm未満で吸収しない開始剤が使用されることを確実にするであろう。一般に、光開始剤の量は、0.1〜5質量%である。
【0035】
レーザー彫刻可能な層は、可塑剤を更に含んでいても良い。好適な可塑剤の例は、変性及び未変性の天然油及び樹脂、アルカン酸、アリールカルボン酸またはリン酸等の酸のアルキル、アルケニル、アリールアルキル又はアリールアルケニルエステル;合成オリゴマーまたは樹脂、例えばオリゴスチレン、オリゴマーのスチレン−ブタジエン共重合体、オリゴマーのα−メチルスチレン−p−メチルスチレン共重合体、液体のオリゴブタジエン、または液体のオリゴマーのアクリロニトリル−ブタジエン共重合体;及びポリテルペン、ポリアクリレート、ポリエステル若しくはポリウレタン、ポリエチレン、エチレン−プロピレン−ジエンゴムまたはα−メチルオリゴ(エチレンオキシド)である。特に適当な可塑剤の例は、パラフィン鉱油;ジオクチルアジペートまたはジオクチルテレフタレート等のジカルボン酸のエステル;ナフタレンの可塑剤または分子量500〜5000g/モルのプリブタジエンである。異なる可塑剤の混合物を使用することも可能である。含まれる可塑剤の量は、印刷版の所望の硬度に応じて、当業者により選択される。光重合性混合物の全構成分の合計に対して、40質量%未満とするのが一般的であり、20質量%未満が好ましく、10質量%未満が特に好ましい。
【0036】
レーザー彫刻可能な層は、添加剤及び助剤、例えば染料、分散助剤または帯電防止剤を更に含んでいても良い。しかしながら、この種類の添加剤の量は、記録エレメントにおける架橋性レーザー彫刻可能層の全構成分の量に対して、10質量%を超過しないのが一般的である。
【0037】
出発材料として使用されるフレキソ印刷エレメントは、複数のレーザー彫刻可能層を、一方を他の上側に有していても良い。これらのレーザー彫刻可能な架橋性層の一部の層は、同一の、ほぼ同一の、または異なる材料組成であっても良い。この種類の多層化構造、特に二層構造は、有効な場合もある。なぜなら、これにより、表面の特性及び層の特性を相互に独立して変更して、最適な印刷結果を達成可能となるからである。レーザー彫刻可能な記録エレメントは、例えば薄層のレーザー彫刻可能な表面層(上部層)を有していても良く、この表面層の組成は、最適なインキ転写に対して選択されたものであり、一方、下部層の組成は、レリーフ層の最適な硬度または弾性に対して選択されたものである。少なくとも最上部層は上述したフィラーを含むのが本発明に本質的である。しかしながら、全ての層がフィラーを、少なくとも全ての層が最大彫刻レリーフ深さに向かって含んでいるのが望ましい。
【0038】
レーザー彫刻可能な層は、例えば、全ての成分を適当な溶剤に溶解または分散させて、支持体に付与することにより製造可能である。多層化エレメントの場合、複数の層を、原則として公知の形態で、一方の他の上側に付与可能である。あるいは、個々の層を、例えば仮の支持体に付与可能であり、次いで、層を積層させて相互に結合する。レーザー彫刻可能な記録エレメントは、溶融押出し、次いでカレンダー成形することにより、原則として公知の形態で製造されるのが好ましい。例えば、二軸スクリュー押出器を使用可能である。原則として、スクリューの種類は当業者に知られており、当業者がこれを使用して、材料中におけるフィラーの分散を極めて均一なものとすることを保証する必要がある。
【0039】
レーザー彫刻可能な層または合体した全ての層の層厚は、一般に、0.1〜7mmの範囲である。この層厚は、印刷版の所望の用途に応じて、当業者により最適値が選択される。
【0040】
出発材料として使用される架橋性のレーザー彫刻可能なフレキソ印刷エレメントは、必要により他の層を含んでいても良い。
【0041】
かかる層の例には、支持体(支持層)とレーザー彫刻可能層との間に配置され且つ必ずしもレーザー彫刻可能である必要のない異なる調製物からなる弾性副層(sub−layer)が含まれる。かかる種類の副層により、レリーフ印刷版の機械特性が、実際の印刷リーフ層の性質に影響を与えることなく変化可能となる。
【0042】
レーザー彫刻可能な記録エレメントの寸法安定支持体の下側に配置される、すなわちレーザー彫刻可能な層から離れて面している支持体の側部に配置されるいわゆる弾性のサブ構造は、同じ目的にかなう。
【0043】
他の例には、支持体を下側層に、または異なる層を相互に結合させる接着層が含まれる。
【0044】
このレーザー彫刻可能なフレキソ印刷エレメントは、必要により保護フィルムにより機械的損傷に対して保護されていても良く、その際、保護フィルムは、例えば、最上層の上に配置され且つレーザー彫刻前に除去される必要のあるPETから構成されている。保護フィルムを適当なレリーフ層でシリコン処理し、または保護フィルムに適当なレリーフ層を設けて、剥離を容易にすることも可能である。
【0045】
他の処理工程において、印刷レリーフ(凸版)は、架橋されたレーザー彫刻可能層に、レーザーを用いてレーザー彫刻される。ピクセルを彫刻するのが有効であり、これにおいて、ピクセルのエッジを最初に垂直に下りており、そしてピクセルの下側領域においてのみ広がる。これにより、イメージドットの肩部形状が良好となり、ドットゲインが低くなる。しかしながら、異なる形状、例えば階段状のレリーフのイメージドットエッジを彫刻することも可能である。
【0046】
レーザー彫刻に特に適当なのは、波長10640nmのCOレーザーである。彫刻されるべきイメージ情報を、レイアウトコンピュータシステムからレーザー装置に直接移す。このレーザーは、連続的に、またはパルスモードで運転され得る。
【0047】
添加される微粒子状のフィラーは、少量であっても、これにより得られる印刷版の印刷特性を極めて十分に改善する。フィラーを添加しないと、レーザー放射線の作用下でレーザー彫刻可能層が依然として溶融する傾向にあり、そして溶融エッジが明らかとなり、一方、僅かに1%添加しただけでも、溶融エッジを完全に除去可能となる。これと同時に、達成され得る分解能が、十分に改良される。
【0048】
これにより得られるフレキソ印刷版を、一般に、直接使用可能である。しかしながら、必要により、これにより得られたフレキソ印刷版を次いで洗浄可能である。この種類の洗浄工程では、分離されてはいるが、版の表面から完全に除去されていない層の構成分を除去する。一般に、水またはアルコールで簡易に処理するのが、適当である。
【0049】
レーザー彫刻用の出発材料として使用されるフレキソ印刷エレメントを、写真ネガを用いて従来からの形態でイメージに基づき暴露し、そしてこの処理に対して逆効果を与えないフィラー含有量で現象しても良い。この二重の利点により、特に経済的な製造が可能となる。
【0050】
以下の実施例は、本発明を更に詳細に説明するためのものである。
【0051】
レーザー彫刻用の一般的な操作:
彫刻実験は、出力250WのCOレーザーを具備した回転外部ドラムを具備するレーザー装置(ALE Meridian Finesse社製)を使用して行われた。レーザー光線を直径20μmに焦点を集めた。彫刻すべきフレキソ印刷エレメントを、接着テープを使用してドラムに貼り付け、そしてこのドラムを250rpmに加速した(ドラム表面でのウェブ速度:240cm/秒)。
【0052】
試験モチーフとして、特に、公称幅20μmの2本の線画と20、40及び60μmの分割線を、レーザー光線を用いてフレキソ印刷エレメントのレリーフ層に彫刻した。これにより得られた実際の線画幅及び彫刻線画の間に実際に残った分割線を評価した。更に、完全に保護されていない箇所での彫刻深度を測定した。
【0053】
別の彫刻実験において、フルトーン(full−tone)領域と種々のハーフトーンエレメントから構成される完全な試験モチーフを各フレキソ印刷エレメントに彫刻した。これにより得られたフレキソ印刷版の品質を、顕微鏡で評価した。
【0054】
比較実施例1:
78質量%のSISブロック共重合体(クラトン(登録商標)1161)、12.5質量%のアクリレート、1質量%の光開始剤及び8.5質量%の助剤を含む光電性混合物を、130℃の材料温度で二軸スクリュー押出器において押し出し、そしてスロットダイにより排出した。この押出ダイから排出する溶融物を、二ロールカレンダー成型機のニップに導入した。この2本のロールを80℃に加熱した。接着ラッカーで被覆されたPETフィルムを、ベースフィルムとして、第1カレンダーロールにおけるカレンダーニップに導入し、PET保護フィルムを他方のロールに導入した。これにより得られたサンドイッチエレメントを冷却し、そして裁断した。
【0055】
保護フィルムの除去後、これにより得られた感光性フレキソ印刷エレメントを、前面を30分間、そして背面を30分間、それぞれUV−A光に暴露することにより表面全体に亘って架橋させた。この版は透明であった。
【0056】
次いで、この版を上述したように、レーザー装置のシリンダー上に載置した。上記分割線での線画及び試験モチーフを彫刻し、そして評価した。実験結果を表1に示す。図1では、これにより得られた試験モチーフの顕微鏡写真を示している。
【0057】
実施例1:
比較実施例における操作と同様であるが、1質量%(層における全構成分の合計に対するものである)の、比表面積160m/g及び平均一次粒径10〜20nmの微粒子状熱分解法二酸化ケイ素(エアロシル(登録商標)R8200、デグサ社製)を、フレキソ印刷エレメントの製造中にフィラーとして添加した。
【0058】
実験結果を表1に示す。図2は、これにより得られた試験モチーフの顕微鏡写真を示している。
【0059】
実施例2〜3:
比較実施例における操作と同様であるが、表1に示されている量の二酸化ケイ素をフレキソ印刷エレメントの製造中にフィラーとして添加した。実験結果を表1に示す。
【0060】
これにより得られた彫刻結果は、本発明により僅かに1%のフィラーを添加することにより分解能を劇的に改善することを示している。20μmの分割線におけるフィラー線画の無い版の場合、もはや全く分解不可能であり、その代わりに、一致して、単一の線画を形成し、一方、2本の線画を1%のSiOの存在下で分解可能であった。
【0061】
各図では、フィラーが含まれる場合、示されているポジティブエレメントのエッジが十分に鋭くなることを示している。フィラー無しであると、暗色の溶融液滴がエッジの位置で明らかとなり、これは、本発明に従い充填される版の場合に存在しない。
【0062】
ネガティブエレメントは、充填版の場合に十分に良好となることを見出すことも可能であった。
【0063】
【表1】
Figure 2004533343

Claims (5)

  1. (a)少なくとも1種の弾性バインダー、重合性化合物、光開始剤または光開始剤組成物、及び微粒子状のフィラーを含む少なくとも1種の光化学架橋性レリーフ層を寸法安定支持層に施す工程、
    (b)レリーフ層を化学線の照射により表面全体に亘って架橋させる工程、
    (c)印刷レリーフをレーザーにより架橋レリーフ層に彫刻する工程、
    を含むレーザー彫刻によるフレキソ印刷版の製造方法であって、
    フィラーが1〜400nmの粒径の酸化物、ケイ酸塩または固体ゼオライトであり、使用される量が、リーフ層が透明となる条件でレリーフ層の全成分に対して、0.1〜8質量%であることを特徴とする製造方法。
  2. 0.2〜5質量%のフィラーを使用する請求項1に記載の方法。
  3. フィラーの比表面積が30〜300m/gである請求項1または2に記載の方法。
  4. フィラーが熱分解法の酸化物である請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 熱分解法酸化物が、熱分解法二酸化ケイ素、熱分解法二酸化チタン、熱分解法酸化アルミニウム及び熱分解法のアルミニウムドープ処理二酸化ケイ素から選択される少なくとも1種である請求項4に記載の方法。
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