JPH07501387A - ロックアップ・クラッチ用ねじり緩衝器及びそのねじり緩衝器を有するロックアップ・クラッチ - Google Patents

ロックアップ・クラッチ用ねじり緩衝器及びそのねじり緩衝器を有するロックアップ・クラッチ

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JPH07501387A
JPH07501387A JP6504793A JP50479394A JPH07501387A JP H07501387 A JPH07501387 A JP H07501387A JP 6504793 A JP6504793 A JP 6504793A JP 50479394 A JP50479394 A JP 50479394A JP H07501387 A JPH07501387 A JP H07501387A
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トーヴロン,ファブリス
ビエ,ルネ
アラーブ,ラバ
ジナルディ,ミッシェル
マンゴー,ダニエル
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ヴァレオ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ロックアツプ・クラッチ用ねじり緩衝器及びそのねじり緩衝器を有するロックア ツプ・クラッチ 本発明は、特に、自動車用の流体継手装置の駆動部材と被動部材との間で作動す るように設けた、ロックアツプ・クラッチ用ねじり緩衝器に関する。
また本発明は、その種のねじり緩衝器を有するロックアツプ・クラッチに関する 。
周知のように、特に自動車に使用され、一般にロックアツプ・クラッチと称する 、流体継手装置の駆動部材と被動部材との間で作動する型式のクラッチは、ねじ り緩衝器と、被動部材に対して軸線方向に移動可能となったピストンと、ピスト ンと組み合わされて、ピストンと対向側ピストンとの間に把持される少なくとも 1個の摩擦板とを有している。
ねじり緩衝器は、入力部と、出力部と、入力部と出力部との間に円周方向に挿入 されて、両者を結合するためのスプリングとを有する。
この種のクラッチは、たとえばアメリカ合衆国特許第4,875,562号及び アメリカ合衆国特許第5,119.911号の明細書に記載されている。
アメリカ合衆国特許第4.875.562号明細書では、ピストンがねじり緩衝 器の入力部を形成するように構成されて、摩擦板を流体継手装置のハウジングの 壁面に当接するように配設した摩擦板が装着されており、壁面が対向側ピストン を形成している。
ハウジングは、ケーシングを形成して、駆動軸と結合するようになっている。
緩衝器の出力部は、流体装置のタービン車に固着されている。
タービン車は、被動軸と結合するように設けたハブに固着されている。 すなわ ち、ケーシングが駆動部材を構成し、一方、タービン車のハブが被動部材を構成 して、ロックアツプ・クラッチは、ケーシングとタービン車との間で作動するよ うになっている。
上記のアメリカ合衆国特許第4.875,562号明細書では、ねじり緩衝器が 、外側にスプリング(又は弾性部材)を保持するピストンと、ピストンに取付け られて、スプリングを保持爪により内側に装着した案内リングとを備えている。
ピストンと案内リングとは、スプリングの円周方向の端部に係合する突起を有す る。
すなわち、入力部は2個の部材を備えており、一方、出力部は、タービン車に固 着された緩衝板を備えている。
この緩衝板は、2個の隣接するスプリングの円周方向の端部の間に挿入されて、 それらの端部に作用する係合爪を有している。
この各係合爪は、ピストン及び案内リングにそれぞれ設けである係合爪の間に、 半径方向に挿入されるようになっている。
すなわち、機能的には、ねじり緩衝器を3個の部材で構成しである。
上記のアメリカ合衆国特許第4.875.562号明細書の図6に示す変形例で は、ピストンに固着された案内リングは、スプリングを、半径方向の内側では保 持爪によって、半径方向の外側ではフランジによって保持し、ねじり緩衝器を、 スプリングを保持又は支持する部分を有する半分割殻体の形状をなす周縁案内リ ングと、スプリング用の突起部分とを備える、機能的に2個の部材で構成しであ る。
しかし、この案内リングは、形状が複雑で、製造か困難である。
また、スプリングを収容するためのスペースが小さくて、スプリングの取付けか 容易ではない。
さらに、保持爪の突起面か小さいため、スプリングを半径方向に確実に支持する ことができない。
この欠点を改善するために、ヨーロッパ特許第0.358.318号明細書には 、同じ種類についての解決手段が記載されている。これは、緩衝器の入力部を、 互いに対設されて、スプリングを保持する形状の2個の湾曲した部材で構成しで ある。
この部材は、緩衝板の係合爪の両側に横方向に配置されている。そのため、ねじ り緩衝器は、機能的に3個の部分からなっており、スプリングが長い場合には、 遠心力か働いたときに、半径方向に充分には保持されない。
本発明の目的は、この欠点を改善し、構成部材の個数を減少するとともに、スプ リングを良好に支持し保持することができる、簡単で安価な手法による新規なね じり緩衝器を提供することである。
本発明による上述した種類の、スプリングに係合する保合部を有する緩衝板を備 えるねじり緩衝器装置は、スプリングを半径方向に保持する保持部を有する緩衝 板が半分割殻体の形状であり、緩衝板の係合部は、保持部に装着され、案内リン グと緩衝板との保持部は、互いに軸線方向に偏位されている。
すなわち、本発明によれば、ねじり緩衝器は2個の部分のみで構成され、スプリ ングを確実に支持する。このスプリングは、案内リングの保持部及び緩衝板の保 持部によって、半径方向に支持されている。
遠心力が働くと、スプリングは、案内リングの保持部に接触する。
緩衝板の保持部は、スプリングを適宜に湾曲させるようになっている。緩衝板と 案内リングとの間にスプリング収容溝を形成しであるために、スプリングは、遠 心力か働いた場合にも作動することができる。緩衝板に案内リングを装着してあ っても、あるいは逆にしてあってもよい。
案内リングは、スプリングの内側に突出する部分が存在しないので、簡単になる 。したがって、このリングを容易に製造することができる。
緩衝板と案内リングとの保持部を軸線方向に偏位させであるので、スプリングを 取付けるためのスペースが大きくなっている。したがって、スプリングを容易に 取付けることができ、スプリングか案内リングや緩衝板に接触して傷つくおそれ がない。
さらに、本発明によれば、広い適用範囲が期待でき、2組の摩擦板を有する両面 型緩衝器を形成することも容易になる。
緩衝器の出力部は、保持部を構成するスプリング支持部材(緩衝板自体である) と、支持部材に、たとえば、はぞとほぞ孔形式の継手により軸線方向に移動可能 と結合されてともに回転する円板との、2個の部材で構成されている。
この場合、摩擦板は、円板の両面に配設されている。この摩擦板は、被動部材に 、ともに回転するように固着されたピストンと対向側ピストンとの間に把持され ることができる。
ピストンは、それととともに回転するように結合された対向側ピストンに対して 、軸線方向に移動可能となっている。このピストンは、たとえば、対向側ピスト ンに固着されたピストン軸に沿って移動可能となっており、支持部材には、対向 側ピストンに向けて1つの突起を設けて、円板の移動量を限定するようにしであ る。
この構成により、両面型ロックアツプ・クラッチが形成され、ロックアツプ・ク ラッチを分離したときに、摩擦板を、解放、すなわち、摩擦板が突起を設けたピ ストンと対向側ピストンとに係合しないようにすることができる。
ピストン、対向側ピストン、円板、及び摩擦板を一体の副結合体として形成する ことも可能であり、ねじり緩衝器の支持架を円板を覆って取付けることも可能で ある。
このためには、ピストン軸に対向側ピストンに向く突起を装着して、副結合体の 組立時に、ピストンの移動量を制限するようにすることが望ましい。
他の特徴としては、軸線方向に移動可能な回転継手手段か、ピストンと対向側ピ ストンとの間を直結して作動する。
この手段は、たとえば、対向側ピストンに、ピストンの凹孔に係合する突起を設 けた係合手段とする。
変形例として、ピストンと対向側ピストンとの間に、接線方向に働く舌片を設け てもよい。
いずれの場合にも、回転可能な継手手段は、摩擦板の半径方向の内側に、摩擦板 に近接して取付けられる。
この手段は、ピストン軸よりも大径の円周上に取付けられる。
この構成により、摩擦板を確実に解放することかでき、かつ、騒音を少なくする ことができる。
また、ピストンと対向側ピストンとの間に、良好な平行度を得ることができる。
ある実施例では、半分割殻体の形式をなす上述の支持部材に、溝孔を形成しであ る。
溝孔は、前述の突起を形成する段差を提供するために使用される。
対向側ピストンに向けたこの段差は、溝孔の一端を形成するか、又は溝孔から突 出する突起に形成しである。
当然ながら、構成を逆にして、緩衝器の入力部を、2つの部材、すなわち、案内 リングとその支持部で構成したスプリング支持部材と、たとえば、はぞとほぞ孔 形式の継手を介して、支持部材とともにに回転するように結合され、支持部材に 対して回転可能な円板で構成することも可能である。
この構成は、新規なロックアツプ・クラッチを形成すことを可能にする。
継手手段を、ケーシングの壁面に固着されて、ピストンと壁面との間に挿入した 継手部材で構成し、継手手段を、ピストンとケーシングの壁面との間で作動させ るようにしてもよい。この場合、ピストンは、摩擦板となり、前記の円板は、そ れ自体とケーシングの壁面との間に把持される。
1つの実施例では、継手部材に、ピストンから突出したピンが係合する孔を設け である。
流体継手装置の製作を簡単にするために、この継手手段を改良することが可能に なる。
ある場合には、伝達トルクを増加させるために、緩衝板の剛性を、より大きくす ることか望ましい。
本明細書における緩衝板の係合部には、保持部から突出する爪板を、プレス加工 又は折り曲げにより形成しである。
1つの特徴によると、上述した種類のねじり緩衝器は、緩衝板の係合部を湾曲し た突起膝の形状と形成し、緩衝板の保持部の内周縁から外周縁に向けて突設させ である。
1つの特徴によると、流体継手装置のタービン車とケーシングとの間に取付けた ロックアツプ・クラッチを、係合用膝部を有するねじり緩衝器で構成しである。
この構成の効果により、弾性部材を膝部の側面と協働させることができ、緩衝板 の伝達トルクを増加して、強力にすることができる。かつ、作動状態がより安定 する。
さらに、上記の膝部は、弾性部材に対する係合面積を増加させる。この構成より 、弾性部材を、緩衝板の2つの係合用膝部の間に取付けた円周方向の隙間量を、 複数段階に構成することができる。
また、この膝部は、取付けられる弾性部材に対する推ノJ受座になり得る。ある 変形例では、この構成により、弾性部材を同心に取付けることができる。
損失なしに取扱うことができ、かつ運搬できる単一構造の複合体を提供するため に、複合体は、ねじり緩衝器と、ねじり緩衝器と組み合わされたタービン車及び ピストンとで構成するか、又は、ねじり緩衝器と、ピストン及び案内リングが接 続されたケーシングの殻部材とを備える。ある変形例では、副複合体を、ピスト ンを組合せたねじり緩衝器のみで構成してもよい。
一般的に、単一構造の複合体を、少なくともねじり緩衝器で構成することが望ま しい。
すなわち、本発明の1つの特徴によれば、案内リングの外周縁に、複数個のはめ こみ用クリップまたは爪板を設け、緩衝板の外周縁と協働して、緩衝板を保持す るようにしである。
このようにして、弾性部材を取付けた後、緩衝板を案内リングにはめこんで取付 けると、この副複合体で、第1の製造ユニットを形成することができ、これを最 終的に、他の製造ユニットのタービン車、またはそのハブ、あるいはケーシング のいずれかに組み付ける。
好ましくは、緩衝板の支持部の外周縁にはめこみ取付は用の丸めた領域を設け、 この丸めた領域に、はめこみ取付は用爪板を容易に押し拡げることができるよう に傾斜部を設けておく。
この爪仮にフランジを設けると、摩擦リングを緩衝板とフランジとの間に挿入す ることか可能になる。同様に、摩擦リングを緩衝板の延長部とピストンとの間に 挿入して、ロックアツプ・クラッチ内の摩擦効果を簡単かつ安価に得ることか可 能になる。当然ながら、はめこみ取付けに代えて、爪板の材料を逆向きにして固 定するようにすることもできる。
他の特徴によれば、案内リングの保持部に少なくとも1個の突条を設けて、弾性 部材を保持し位置決めするようにしである。
このようにして、弾性部材は、きわめて良好に保持されて、流体継手装置の中に ねじり緩衝器を取付けた状態で、損失の危険なしに働く。
ねじり緩衝器を上記の装置に取付けた後に、弾性部材は、良好に位置決めされ、 優れた条件で作動する。
案内リングの内周縁には、たとえば窓孔の形状のほぞ孔を設けて、クラッチ自体 の部分である円板のほぞと協働させる。
このようにして、緩衝器の人力部は、案内リングと円板との2個の部品で構成さ れ、両面型ロックアツプ・クラッチを容易に、かつ簡単に製作することができる 。
以下、添付の図面に基ついて、本発明を説明する。
図1は、本発明によるロックアツプ・クラッチを有する流体装置の軸線方向の断 面図である。
図2は、図1の流体装置の半分を示す拡大図である。
図3及び図4は、本発明によるロックアツプ・クラッチの軸線方向の断面図を、 異なる位置で示す図である。
図5は、ねじり緩衝器の人力部材の立面図である。
図6は、本発明による支持部材の立面図である。
図7は、図6の7−7線における断面図である。
図8及び図9は、図7の円8及び円9の部分拡大図である。
図10は、本発明によるピストンの立面図である。
図11は、図10の11−11線における断面図である。
図12は、図10の12−12線における断面図である。
図13は、本発明による対向側ピストンの立面図である。
図14は、図13の14−14線における断面図である。
図15は、図14の15−15線における部分断面図である。
図16は、他の実施例における図2と同じ半断面図である。
図17は、図16の17−17線における部分断面図である。 図18から図2 1は、さらに他の実施例における図3から図4と同じ図である。
図22は、本発明によるねじり緩衝器の、図25の22−22線における断面図 である。
図23は、図22の下部の拡大図である。
図24は、図22の上部の拡大図である。
図25は、図22の矢印25の方向から見た一部破断図である。
図26は、図22の矢印26の方向がら見た図である。
図27は、図25のリング部27の拡大図である。
図28は、図25の矢印28の方向から見た図である。
図29は、他の実施例における図23と同じ図である。
図30は、図29の矢印30の方向から見た部分図である。
図31及び図32は、さらに別の実施例における図24と同じ部分図である。
図33は、図22から図28のねじり緩衝器の特性曲線を示す線図である。
図34は、さらに他の実施例を示す図37の34−34線における部分断面図で ある。
図35は、図34のねじり緩衝器の案内リングの部分図である。
図36は、図35の矢印36の方向から見た図である。
図37は、図33の矢印37の方向から見た部分図である。
図38は、図37の34−34線における断面の下部を、縮小して示す図である 。
図39は、さらに他の実施例における図22と同じ軸線方向の断面図である。
図40は、図39の矢印40の方向から見た図である。
図41は、図39の矢印41の方向から見た図で、一部を破断してピストンを示 す。
図42は、ピストンと推力リングとの間に挿入されたゆるみ継手手段を示す部分 断面図である。
図43は、さらに他の実施例における図42と同し部分断面図である。
図44は、本発明により流体継手装置の軸線方向の部分断面図である。
図45は、横断した部分図で、1つのピストンの打出し部を示す。
図46は、円板と結合して回転するための案内リングに形成した溝を示す部分図 である。
図47は、図44の矢印47の方向から見た継手部材の部分図である。
図48は、図44の矢印48の方向がら見たピストンの部分図である。
図49は、第2実施例における、案内リングを緩衝板に取付けるための把持爪を 、後方−1折り曲げる前の状態で示す部分図である。
図50は、図49の50−50線における部分断面図である。
図51は、スプリング用の突起の変形例を示す部分図である。
図面において、ロックアツプ・クラッチ(4)は、流体継手装置(1)の中に配 設されている。この装置(1)(図1)は、作動油のケーシングを形成する共通 の密閉されたハウジンク(2)の中に配置されたトルクコンバータ(3)、及び ロックアツプ・クラッチ(4)を備えている。
ケーシング(2)は、駆動部材であり、自動車の内燃エンジンのクランク軸に、 ともに回転するように結合されている。ケーシング(2)は、円環状で、円環状 の壁面(6)を有する第1殻部材(5)と、第1殻部材(5)に対設されて、羽 根(9)を有する衝動率(8)の形状と沿った第2殻部材(7)とを備えている 。この衝動率(8)の羽根(9)は、殻部材(7)の内面に固着されている。
殻部材(5)と(7)との外周縁は、この実施例では溶接によって、一体に密閉 して接合しである。壁体(5)の中心部に、クランク軸と結合されて回転するネ ジ部を有する中心位置決め部材が装着されている。
トルクコンバータの残りの部分は、羽根(9)に対向する羽根(11)を有する タービン車(10)と、被動車(12)からなってる。
このタービン車(10)は、波動軸(17)とともに回転するように結合されて いる。
この実施例では、波動軸(17)に接合した中心ハブ(18)に固着してあり、 一方、被動車(12)は、フリーホイール(15)を介してスリーブ(14)に 接続しである。スリーブ(14)は、スプライン継手によって固定軸(又は波動 スリーブ)(16)に固着しである。
軸(16)は中空で、内側に波動軸(17)を同心的に収容し、波動軸(17) には、この実施例では作動油の流路である軸孔を設けである。この波動軸(17 )は、固着用のスプライン孔を有するハブ(18)に、スプライン継手によって 固着しである。
ハブ(18)は被動部材であり、ロックアツプ・クラッチ(4)の一部分として 、その出力部材となっている。殻部材(7)は、スリーブ(16)に螺着された スリーブ(]3)を有している。このクラッチ(4)は、壁面(6)とタービン 車(10)との間に配置クラッチ(4)は、ねじり緩衝器(20)と、被動部材 (18)に対して移動するように装着されたピストン(21)と、ピストン(2 1)と、タービン車(lO)に固着された部材か(図1から図21、図34)、 又は殻部材(5)に固着された部材か(図21から図30、図35から図41) 、又は第1殻部材(5)の環状壁(6)で形成される対向側ピストン(31)( 5)との間に把持される少なくとも1個の摩擦板(24)とを備えている。
ねじり緩衝器は、入力部(40)、出力部(60)、及び人力部(40)と出力 部(60)との間に挿入されて、それらを一体と結合するスプリング(50)と を備えている。この緩衝器は、ハウジング(2)の外周部に取付けである。
より詳細に説明すると、2つの同軸の部分(40)と(60)とを備え、スプリ ング(50)の円周方向の付勢力に抗して、互いに回動するようにしてあり、入 力部は案内リング(40)で構成されて、緩衝板(60)で構成された出力部に 組合せである。案内リングは、半分割膜の形状をなす保持部(41)(42)を 備え、スプリング(50)を(この実施例では外側に)それぞれ保持するための 係合部(45) (145)と組合せてあり、一方、緩衝板にも、スプリング( 50)に係合するための係合部(65) (165)を備えている。案内リング (40)は、緩衝板(60)の少なくとも半分以上の部分を取り囲んでいる。
本発明によれば、上述した形式のねじり緩衝器は、緩衝板(60)が半分割膜の 形状をなす保持部(61) (16]) (261)を備え、上述した緩衝板( 60)の保持部(65) (165)に、スプリングを半径方向に保持するよう にし、案内リング(40)と緩衝板(60)との保持部(42) (142)と (61) (161) (162)とを、互いに軸線方向に位置をすらせて配置 しである。
より詳細に説明すると、全部の図面において、ピストン(21)の両側に流体室 (22) (23)か形成されている。
あらゆる場合に、タービン車(10)は、ハウジング(2)内の流体の流れによ って、衝動率(8)により駆動され、自動車か発進すると、ロックアツプ・クラ ッチ(4)が波動軸と駆動軸とを一体と結合して、車(8)と(10)との間の 辷りの発生を防止する。云いかえれば、駆動部材(2)か被動部材(18)に摩 擦力で結合されて回転する。
制御流体圧が作用している場合、ピストン(21)は、それ自体と対向側ピスト ン(31)との間に摩擦板(24)を把持する。その結果として生じる固定作用 は、たとえばギヤボックスの人力軸である被動軸(17)を、エンジンのクラン クシャフトと結合されて回転するケーシング(2)によって、直接的に駆動する ことになる。
1つの特徴によると、上述した形式のロックアツプ・クラッチは、ねじり緩衝器 (20)の入力部(40)を駆動部材(2)に固着するように構成され、緩衝器 の出力部(60)を、2つの部材、すなわち、スプリング(50)を支持し、保 持部を備える(緩衝板自体である)部材(61)と、支持部材(61)に対して 軸線方向に移動可能で、支持部材と結合されて回転する円板(22)とで構成し 、円板(62)の両面に摩擦板(24)を取付け、摩擦板(24)を、ピストン (21)と被動部材(18)に取付けられてともに回転する対向側ピストン(3 1)との間に把持するように構成し、ピストン(21)を対向側ピストン(31 )に対して軸線方向に移動可能に装着して、それとともに回転するように結合し 、ピストン(21)を対向側ピストン(31)が固着されているピストン軸(2 5)に沿って移動可能に装着し、支持部材(61)に対向側ピストン(31)に 向く突起部材(67)を設けて、円板(62)の移動量を制限するようにしであ る。
図1及び図2において、摩擦板(24)は、円板(62)の両面に接着して固定 されている。この摩擦板は、ピストン(21)と対向側ピストン(31)とで形 成される隙間(90)の中に収容されている。この隙間(90)は、ピストン( 21)の外周縁に形成してあり、ピストン(21)と対向側ピストン(31)と に摩擦板(24)に当接するために形成された平行な側面を有している。摩擦板 (24)を取付けた円板(62)は、殻部材(5)の外周縁(軸線方向のフラン ジ)に向けて開口した隙間(90)の内部に挿入されている。
変形例では、摩擦板(24)を、ピストン(21)と対向側ピストン(31)と にそれぞれ接着して固定し、円板(62)をそれらの間に挿入するようにしであ る。
対向側ピストン(31)には、ピストン(21)に形成した対応する凹入部(1 01)にはまりあうふくらみ部(101)を形成しである。ふくらみ部(101 )及び凹入部(100)は、摩擦板(24)の内径側に近接して配置され、平均 ピッチ円の直径を、ピストン軸(25)の直径よりも大きくして設置しである。
この構成により、対向側ピストン(31)に対するピストン(21)の相対的な 回転移動量と、その移動にともなう騒音を減少することができる。
これに関連して、ふくらみ部(101)は、凹入部(100)の中に隙間を設け て挿入しであるので、継手が半径方向のさらに内方に移動すると、対向側ピスト ン(31)に対するピストン(21)の回転移動量か増加し、騒音も増加する。
かくして、ピストン(21)は、対向側ピストン(31)に対して軸線方向に移 動可能に装着されて、係合操作によりそれとともに回転するように接続される。
この実施例では、3個のふくらみ部(101)と3個の凹入部(1,00)とを 円周上に一定間隔で配置しである。より詳細にいうと、ふくらみ部(101)及 び凹入部(100)は、ピストン(21)及び対向側ピストン(31)の金属板 素材のプレス成型もしくは部分剪断加工により作られている。素材は、工具によ り、完全に切り離さずにプレス成型(又は剪断)されている。
すなわち、図12及び図13に符号rJJで示すように、プレス成型した後に、 素材の厚さを残しである。この素材の残り部分は、ピストン(2])及び対向側 ピストン(31)の厚さを確保する。さらに、プレス成型作業により、素材を外 側に押し出して、ふくらみ部を作り出す。かくして、ふくらみ部(101)は、 対応する凹入部(100)の中に挿入され、 次いでピストン(21)は、凹入部(100)のあとで、形成されているふくら み部を機械加工されて、このふくらみ部か壁面(6)に接触しないようにする。
この機械加工は、符号(104)(図11)として示すように、素材を浮きださ せて、凹入部(100)の基部をきわめて薄くする作業である。このようにして 、ロック7・ツブ・クラッチの軸線方向の寸法が減少する。
使用する工具及び部分的なプレス加工作業により、ふくらみ部(101)と凹入 部(100)との円弧の端部に、平行な直線線状の縁端(102) (105)  (図12から図15)が形成される。ピストン(21)が対向側ピストン(3 1)に対して軸線方向に移動する際に、縁端(105)は、縁端(102)に沿 って、僅かな隙間を設けて摺動する。この摺動は、縁端(102) (105) と、互いにはまりあう丸みをつけた台形断面を有するふくらみ部(101)及び 凹入部(100)との、良好な幾何学的精度により、精密に行われる。
ふくらみ部(101)には、対向側ピストン(31)を補強する突起を備えてい る。同様に、部分的プレス加工による凹入部(100)の形成は、ふくらみ部を 形成し、ピストン(21)を補強することになる。この実施例では、対向側ピス トン(3X)の外周縁を、溶接によりタービン車(10)に固着しである。
対向側ピストン(31)の内周縁は、リベット止めにより、又は溶接により、同 しくタービン車(10)に固着しである。このために、リベット(132)が、 対向側ピストン(31)の部分的なプレス成型によって作られている。これらの リベットは、(図13に示すように)ふくらみ部(101)の内側の半径(R8 )のピッチ円に沿って、配置されている。
対向側ピストン(31)の内周縁は、(被動部材の)ハブ(18)に、素材を変 形させることにより、又は溶接により固着されている。
ピストン(21)は、ピストン軸(25)に軸線方向に移動可能に装着されてい る。この軸(25)は、推力受はリング(26)を取付ける溝型の周縁フランジ (80)を有している。このリング(26)は、壁面(6)に当接するように構 成され、外周縁にピストン(21)の移動量を制限するフランジ(81)を設け て、壁面(6)とピストン(21)とが接触することを防止しである。フランジ (81)は、軸(25)から外方へ突でしている。
ピストン(21)の内周面とピストン軸(25)の外周面との間には、密閉用バ ッキングか設置されている。
リング(26)の面には、液室(22)と(23)との間に液体を流通させる溝 (27)を設けである。同様に、軸(25)には、対向側ピストン(31)に向 く面の1つに、液室(22)に通じる連通溝(127)を設けである。これらの 溝(127)は、周縁フランジ(80)内に形成されている。
リング(26)の外周縁と軸(25)の溝(80)との間に、半径方向の隙間を 設けであることに注意すべきである。この実施例では、アルミニウム製のリング (26)の符号(29)の部分を、ピストン軸(25)を覆うように折り曲げて 、摩擦リングを構成しである。リング(26)は、2つの機能、すなわち、厚さ 方向の推力を生じる機能と、推力部材の機能とを有する。
かくして、対向側ピストン(31)とタービン車(10)とを組み立て、次いて 、摩擦板(24)を装着したクラッチ円板(62)に取付け、続いて、ピストン とピストン軸とに取付けて、推力リング(26)(の符号(29)の部分)を軸 (25)を覆うように折り曲げ、軸(25)を対向側ピストン(31)に溶接に の実施例ではレーザ溶接を使用)することにより、副層合体を組立ることかでき る。
緩衝器(20)の入力部は、独立に殻部材(5)に取付けられ、スプリング(5 0)を取付けた後、支持部材(61)を取付け、最後に、緩衝器(20)で構成 した副層合体と殻部材(5)を円板(62)を覆って取付けて、殻部材(5)を 殻部材(7)の上に被せる。
フランジ(81)は、壁面(6)と溝(80)との軸線方向の隙間に設けられ、 それらに対して半径方向に突出して、緩衝器(20)の主要部を装着した壁面( 6)を取付けるまで、ピストン(21)の移動を制限する。
このようにして、取扱い及び搬送可能で、ピストン(21)、対向側ピストン( 31)、及び円板(62)で構成され、緩衝器(20)の残りの部分を円板(6 2)上に被覆して取付けた、副層合体が形成される。
より詳細に説明すると、緩衝器の人力部は、この実施例では(図5に示す)単一 のリングである案内リング(40)を備えており、その側壁(41)に、壁面( 6)に当接するように、局部的に軸線方向に変位させたふくらみ部(48)内に 透孔(47)を形成して、リベットにより壁面(6)に固定しである。このため に、壁面(6)を局部的に変形して、リベット(70)を壁面(6)と一体に形 成しである。リベット止めにより固定した後、透孔(47)を、変形前に合い釘 を形成しているリベット(70)を覆うようにかしめて密閉する。
側壁(41)に、スプリング(50)を長さ方向に包囲する円環状の周壁(42 )が連接されている。周壁(42)の断面形状は、円弧状に形成した湾曲部と、 それから軸線方向に位置する部分とからなっている。周壁(42)は、殻部材( 5)の内周面を抱いて、タービン車(10)に向かい、先端(43)を後方に折 り曲げである。 この結果、スプリング(又は弾性部材)(50)は、案内リン グ(40)によって軸線方向の外周側に設置されて保持されている。この実施例 では、案内リング(40)は、金属板を、プレス成型して、環状の半分割された 鍛型に形成し、スプリングを側壁(41)と周壁(42)の軸線方向の部分とに 、局部的に係着しである。(図1から図4参照)したかって、案内リング(40 )は、スプリング(50)を支持し保持する部分(41)(42)と、この実施 例では後述する爪板に形成したスプリングに係合する部分(45)(16)とを 有する。
より詳細に説明すると、周壁(42)には、内周側に突出する係合爪(45)を 、プレス及び折り曲げ加工により形成し、2個の隣接するスプリング(50)の 間に挿入して、スプリング(50)の円周方向の端部に当接させである。同様に 、側壁(41)には、軸線方向の係合爪(46)を、プレス及び折り曲げ加工に より形成し、2個の隣接するスプリング(50)の間に挿入して、スプリング( 50)の端部に軸線方向に係合させである。
爪板(45)と(46)とは、互いに対向する位置関係で設けである。(図5参 照)したかって、スプリング(50)は、円周方向の外側か爪板(45)に、内 側が爪板(46)に係合して、スプリング(50)の円周方向の端部か確実に保 持されている。
図5には、2個の隣接するスプリング(50)の端部が、部分的に示されている 。
出力部(60)は、この実施例では、金属板を、プレス成型した半分割鍛型の支 持部材(61)で構成されている。この鍛型部材(61)は、円形断面の環状を なし、外周側に軸線方向の補強フランジ(68)を設け、内周側に軸線方向の縁 部(66)を設けである。フランジ(68)は、周壁(42)に対して軸線方向 に位置をずらせて、溝孔を形成しである。
殻部材(61)は、溝孔(64)により局部的に分割され、スプリング(50) を内側に湾曲した位置に保持する。
より詳細に説明すると、殻部材(61)のプレス及び折り曲げ加工により係合爪 (65)を突設し、溝孔(64)を形成する。この溝孔(64)は閉じられてお り、対向側ピストン(31)に向く面に、フランジ(66)を設けた部材(61 )の湾曲部の間の接合領域の部分における、対応する溝孔(64)の軸線方向の 端部に、半径方向の段差(67)が形成されている。
爪板(65)は、上向きに曲げられて(図8参照)、湾曲している。これは、爪 板(45)と(46)との間で、スプリング(50)の円周方向の端部に当接す るようになっている。
半分割膜(61)は、スプリング(50)を半径方向の内側に保持し、2個のス プリング(50)の間に爪板(65)を把持している。したがって、スプリング (50)は、殻部材(61)の形状と沿って湾曲している。すなわち、緩衝板( 60)は、スプリング(50)を支持し保持する部材(61)を有するとともに 、この実施例では爪板の形式であるスプリングへの係合部(65)を有している 。係合部(65)は、保持部に装着されている。
案内リング(40)及び緩衝板(60)の保持部の円弧状に湾曲した断面部分は 、スブリングの対称軸のほぼ′両側に突設されている(図1から図4参照)。
後述する図18から図24まで、図29、図34、図38、図41、図44でも 同様であり、また、図31、図32では、保持部を対称軸を超えて円周方向に突 出させである。
クラッチ円板(62)の外周縁には、殻部材(61)の溝孔(64)に嵌合して 係着されるほぞ(167)を設けである。
かくして、横断して配置された円板(62)は、保持部材(61)とともに回転 するように、継手を構成するほぞとほぞ孔との係合操作により、軸線方向に移動 可能に結合される。
殻部材(61)の湾曲した形状により、爪板(65)をリング(40)及び壁面 (6)に向けて、はぞ又は爪板(167)を溝孔(64)の中に係合させること ができることになる。
この実施例では、6個のスプリング(50)を、6組の爪板(45) (46)  (図5参照)及び6個の爪板(65)(図6参照)とともに、円周上に一定間 隔で配置しである。
2つの隣接する爪板(65)の間には、段差(67)を形成し、爪板(65)を 形成せずにプレス加工で作られた1個の追加の閉じた溝孔(64)を設けである 。はぞ(167)の個数を増やすことができる。図6には、その2個を示しであ る。それによってほぞ(167)の個数は2倍になり、この実施例では12個に なる。これは、クラッチ円板(62)の良好な駆動と、良好なトルク伝達力をも たらせる。
溝孔(64)は、金属板のプレス形成作業によって、爪板(65)を形成し又は 形成せずに、円周方向に形成された2個の平行な縁端により、傾斜した段差(6 7)を形成する(図8及び図9)。これは、縁端に高度の幾何学的精度を与え、 点接触段差(67)を正確に位置決めする。
かくして、スプリング(50)は、スプリング(50)の対称軸に対して傾斜し た対称軸を挾んで対向し、逆向きの凹面を形成した半分割膜(40)と(60) との間に閉じこめられている。この構成により、緩衝器の部品数か減少し、すべ ての図面に示すように、リング(40)の少なくとも大部分が部材(60)の半 径方向の外側に設置されている、半分割膜(40)(60)の形状と抱かれたス プリングを確実に支持することができる。
緩衝板(62)の保持及び支持部(61)、(41〜42)及び案内リング(4 0)は、互いに軸線方向にずらされている。
これらのすべては、円板(62)を覆ってケーシング(2)に固着された緩衝器 の1つの部分として、ねじ止めにより容易に組み立てられる。
作動に際して、液室(23)内の圧力か液室(22)内の圧力より大きいと、ピ ストン(21)か摩擦板(24)に係合し、ピストン自身と対向側ピストン(3 1)との間に把持して、クラッチがロックされる。液室(22) (23)内の 圧力が逆になると、ピストン(21)か解放されて、壁面(6)の方へ移動し、 摩擦板(24)をアンロックして解放する。
ピストン(21)がケーシング(6)に向がって軸線方向に移動する際に、本発 明の1つの特徴を構成するほぞ(167)と段差(67)との協働により、摩擦 板(24)の移動が制限される。
このようにして、ロックアツプ・クラッチの完全な作動が得られる。ピストン( 21)と対向側ピストン(31)とを設けたことにより、円板(62)とハブ( 18)との間に、良好なトルク伝達力が得られる。
溝(27)(127)は、液室(22)(23)内の、すなわちピストン(21 )の引き込みによる凹入部(100)とふくらみ部(101)との深さ内の圧力 の逆転を可能にし、ピストン(21)と対向側ピストン(31)とを、ともに回 転するように恒久的に結合していることに留意すべきである。
この構成は、タービン車を強化し、がっ、ねじり緩衝器の大部分を、殻部材(5 )の外周部の、ピストン(21)の半径方向の外側の、これのために適用される スペース内に設置できる。
この手法によって、ピストン(21)と対向側ピストン(31)との平行度を良 好にし、カリ、摩擦板(24)をうまく解放することができる。
ピストン(21)と対向側ピストン(31)との回転継手を、円板(62)に近 接して内向きに配置した接線方向の舌片(200) (図16及び図17)によ って構成することも、当然に可能である。
この目的のために、対向側ピストン(31)の厚さを、舌片(200)の領域で 肉薄とし、その内周縁を、タービン車(10)の外周縁に固定することもできる 。この構成により、軸線方向の寸法が減少する。
この場合、各舌片(200)の円周方向の一端を、符号(211)の個所で対向 側ピストン(31)にリベット止めにより固着してあり、リベット(211)は 、対向側ピストン(31)を局部的に変形して形成しである。
舌片(200)の円周方向の他端は、ボルト(210)により、ピストン(21 )に固着しである。
かくして、タービン車(10)、対向側ピストン(31)、及びハブ(18)で 構成された副複合体を、ピストン(21)を対向側ピストン(31)に取付けで ある舌片(200)のボルト(210)によって、ハブ(18)に固着して組み 立てることかできる。
当然ながら、円板(62)は、それに取付けた摩擦板(24)とともに、前もっ て取付けである。
(図18、及び図19から図20までに示す)変形例では、ピストン軸(125 )を対向側ピストン(131)に取付けるのに、溶接する代わりにリベットで固 着しである。
リベット(232)は、ピストン軸(125)と対向側ピストン(131)とを 、一体としてタービン車(10)に固着している。
この場合には、推力リング(126)は、リベット(129)により前もって軸 (125)に固着してあり、リング(126)の両面に溝(227)を設けて、 液室(22)と(23)との間に作動油と圧力との流れを流通させるようにしで ある。当然ながら、対向側ピストンとピストン軸(125)とには、リベット( 129)の頭を収容するための四部を、プレスにより形成しである。
この場合、ピストン(121)は、軸(125)を介して対向側ピストン(1, 31)に間接的に結合され、協働して回転する。
より詳細に説明すると、ピストン(121)の内周縁は、管状の形状をなしてほ ぞ孔(300)を形成し、軸(125)にこれに適合するほぞ(301)を半径 方向に設けである。
はぞ(301)がほぞ孔(300)に係合することにより、軸(125)は、ピ ストン(121)の移動量を制限し、前述したようにピストン(121)が壁面 (6)に接触することを防止する。すなわち、リング(126)は、厚みを増す 機能を有し、一方、はそ(301)は、対向側ピストン(1,31)に向く突起 を形成して、ピストン(121)の移動量を制限して、副複合体を組み立て得る ようにする。
図18及び図19に示す実施例では、スプリング(50)の曲率を支持し保持す るための半分割膜(161)の爪板(165)を別の形状とし、スプリング(5 o)の中心に向がってほぼ軸線方向に突出して、スプリングを爪板(165)に 確実に係合させるようにしである。
軸線方向の縁端(166)を補強する円形フランジ(69)を設けて、溝孔(1 64)を軸線方向に限定しであることにも、留意すべきである。
図20及び図21では、支持部材(261)が変形されて、壁面(6)に向けて 突出する軸線方向に位置する爪板(265)を設けた外周縁に、半分割膜の形状 をなす保持部を有している。これらの爪板(265)には、スプリングの円周方 向の端部が圧接されている。
半分割膜(261)に形成した溝孔(264)は、軸線方向に開口し、溝孔(2 64)に形成した立ち上げた爪板(266)により、円板(62)の移動を制限 しである。この爪板(266)は、爪板(265)と同じくスプリング(50) の間に挿入され、先端を半径方向のフランジ(267)として、円板(62)の ほぞ又は爪板(167)を、対向側ピストン(131)に面する突起を構成する フランジ(267)と協働させることによって、円板(62)の軸筋方向の移動 量を制限する。
帆ぞ(167)を回転駆動するために、追加の溝孔(264)を設けることがで きることは、云うまでもない。
図18から図21までにおいて、ケーシング(2)をクランク軸に固定するため の部材(310)を設けて、この部材に起動用冠歯車(311)を装着しである 。
説明文及び図面から理解されるように、ピストンと対向側ピストンとの回転結合 は、(図1から図17に示すような)直結式か、又は(図18から図 21に示 すような)対向側ピストンに固定されたピストン軸の部分の直径よりも大径の周 径のピストン軸を介する間接式である。
これらはすべて、ピストンの移動を、対向側ピストンに固着されたピストン軸に より、うまく案内する。
案内リング(40)を分割して、リベットにより固定してもよい。
図22に示すねしり緩衝器(20)は、ケーシング(2)とともに回転するよう になっている入力部材(40)を備えている。より詳しく説明すると、ケーシン グの第1殻部材(5)と、タービン車(10)とともに回転するようになってい る出力部(6o)と、2つの部材(40)と(50)との間に円周方向に働く弾 性部材つまりスプリング(50)とを備えている。すなわち、緩衝器(20)は 、上述の各図面と同様に、構成部材(5)と(10)との間で作動する。
より詳細に説明すると、入力部材(40)及び出力部材(60)は、同軸上に配 置され、弾性部材(50)に対してそれぞれ別の円周上を移動できるようになっ ている。図1から図21に示すように、これらは円環状に形成されている。
図22から図28において、入力部材(40)は、案内リング(40)の形状と してあり、一方、第2の部分又は出力部材(60)は、緩衝板を構成している。
これらの部材(40) (60)は、金属製である。
図22から図28に示す案内リング(40)は、保持及び支持部(42)と、弾 性部材(50)の外側を保持する支持部を備え、これに係合する係合部(145 )とを備え、一方、緩衝板(60)は、同じく弾性部材(50)の内側を保持す る係合部(365)とともに保持及び支持部(361)を有し、弾性部材に係合 している。
図22から図50に示すものでは、上述形式のねじり緩衝器は、緩衝板の係合部 (365)を、緩衝板(60)の保持部(361)の内周縁から外周縁に向けて 突出する湾曲した膝部に形成しである。
図22から図28において、案内リング(40)には、殻部材(5)の逆側の緩 衝板(60)の面に向くピストン(21)の面に当接する横断板部材(41)を 備えている。この板部材(41)は、この実施例では金属製のピストン(21) に、リベットで取付けである。ピストン(21)は、板部材(41)に形成した 透孔(47)を通る突起部(170)を有している。
突起部(170)の頭部は、かなり拡大され、リベットを、ピストン(21)か ら直接に突設しである。かくして、案内リング(40)は、ピストン(21)を 介して、ケーシング(2)に分離可能に結合され、はぼ横断面方向に設置したピ ストン(2I)の外周縁に、摩擦係合するように外周部に横断方向に固定された 円環状の摩擦板を装着して、後述するようにして、ピストンを、ねじり緩衝器( 20)を介してハブ(18)に回転可能に装着したクラッチを構成しである。
板部材(41)の外周縁は、スプリングの円環状の保持及び支持部(42)とし て突出している。
この部分は、図23に示すように特に、弾性部材(50)を遠心力に対抗させる 外側を保持する半分割殻(42)を形成している。その形状は、スプリング(5 0)に合わせである。
すなわち、部分(42)は、部分的に丸めた断面形状を有し、内周縁が板部tl ’(41)に接合され、外周縁に軸線方向に設置した円環状フランジ(143) を突設しである。
上記の丸めた部分は、すべてスプリング(50)を保持し、スプリングの形状と 合致されてことに留意すべきである。これは、保持部(361)についても同様 である。
金属製の緩衝板(60)は、一体に形成した円環状の保持及び支持部(361) を備え、これには、内周縁に複合体の軸線に向けて、はぼ横断方向をなした板部 (162)を設け、その内周縁のハブに歯列(163)を形成して、図1に示し た外向きの歯列を有するハブ(18)に噛み合わせて、ともに回転するように結 合する。
板部(162)は、ピストン(21)と平行をなし、ハブ(18)を介してター ビン車(10)に結合できるように構成されている。
保持部(361)も、半分割殻の形状を有し、内側に弾性部材(50)を保持す る。保持部(42)と(361)とは、スプリング(50)の対称軸に対して傾 斜した対称軸を挾んで、互いに対向して配置され、したがって円環状をなしてい る。それらは、スプリング(50)の内外両側を支持する。案内リング(40) は、緩衝板(60)を取り囲んでいる。
保持部(361)の内周縁は、丸めた領域を介して板部材(162)に接合され 、外周縁は、丸めた周縁領域を介して、軸線方向に設置した円環状フランジ(3 68)になっている。
フランジ(368)は、部材(42)を補強するフランジ(143)と同様に、 保持部(361)を補強する。さらに、フランジ(143)は、緩衝板(60) を、そのフランジ(368)を介して案内する。フランジ(143)には、後述 するはめこみ取付は用の爪板(243)を形成する溝孔を設けである。フランジ (368)よりも短い、軸線方向に位置する周縁フランジ(144)か形成され る。かくして、保持部(36i)は、外周縁に、ピストン(21)から軸線方向 の外側を向く2つの断面部(144)及び(368)を備えている。
保持部(361)の中間には、膝部(365)を設けである。これらの膝部(3 65)は、フランジ(143)から半径方向内向きに突出し、丸めた領域(36 9)を介してフランジ(368)に接合された軸線方向に位置する部分を有して いる。
膝部(365)の軸線方向の部分の内側は、丸めた断面部を介して傾斜部に接続 され、傾斜部自体は、丸めた断面部を介して部材(361)の内周縁に接合され ている。
また、金属製の案内リングの中間にも、互いに平行で、弾性部材(50)に対す る突起として働く2段の爪板(46) (145)を挿入しである。爪板(46 )と(145)とは、スプリング(50)の円周方向の端部に対する係合部を形 成している。
爪板(145)は、素材を内側に縮径させて形成され、軸線方向に位置する外周 縁フランジ(143)に対して内径側をなしている。
かくして、フランジ(143)の一部と部材(42)とは、金属板を切断するこ となく内側に変形して、係合用爪板(145)を形成する。
変形例として、素材の内側への変形を係合用爪板として働くようにし、変形部又 は膝部を形成させるようにしてもよい。
次いで爪板(145)を、保持部(142)から突設する。
係合用爪板(46)は、横断部(41)のプレス及び折り曲げ加工により形成さ れる。
これらの爪板(46)は、爪板(145)の内周側に、爪板(145)と膝部( 365)とに整合して、軸線方向に短い長さで突設されている。
かくして、案内リング(40)は、分岐枝(46)が他方より短い爪板(145 )と(46)との領域で、はぼU字形の断面を備えて、爪板(46)の内側に窓 を形成する。(図2かくして、爪板(145)は、丸めた領域を介してリング( 40)の軸線方向フランジ(143)に接合されている。爪板(145)は、膝 部(365)の軸線方向部分の外側に、それと平行をなしている。したがって、 膝部(365)は、弾性部材(50)の軸線方向の対称軸の外側に軸線方向の部 分と、弾性部材の半径方向の対称軸に挿入される傾斜部分とを備えている。(図 24) したかって、これらの傾斜部分は、弾性部材の半径方向の対称軸に対して傾いて いる。これは、全図面に亘って同じである。
傾斜部分は、板部材(41)及びピストン(21)に向かって、部材(361) の内周縁から膝部(365)の軸線方向の部分に伸び、爪板(46)及び膝部の 軸線方向の部分の長さを増加させである。
かくして、膝部(365)は、それらの対称軸に対して、角に丸みを持ったほぼ V字形の断面形状を有している。
また、変形例として、特別な用途に応じて、膝部の軸線方向の部分を傾斜させて もよいことは、云うまでもない。すなわち、7字形の開き角度を大きくしても、 小さくしてもよい。
ここで、弾性部材は、2組のコイルスプリング(150) (153〜151) で構成されている。第1組のスプリング(150) (153)は、互いに同心 をなし、内側のスプリング(153)に挿入される突起を有するカップ状の推力 受座(152) (図27)に、それぞれの円周方向の端部を圧接しである。
推力受座(152)は、爪板(46)(145)及び膝部(365)の側面に圧 着されるように構成されている。
膝部(365)の湾曲した形状により、爪板(46)に最大の長さを与えること ができる。
そこで、推力受座(152)が、爪板(46)の半径方向内側で、爪板(46) に平行な爪板(145)の半径方向外側に支持される。
推力受座(152)は、湾曲した膝部(365)の中央に支持される。
かくして緩衝板は、頑丈になり、推力受座(152)を介して爪板(46) ( 145)と膝部(365)とにより形成される係合面を最大にする。
別の特徴によれば、これらの係合部材(46)(145)及び(365)を使用 することにより、隣接する係合部材(145) (46) (365)の組の間 に、浮動スプリング(151)を装着することができる。
このスプリング(151)は、上述の第2の組の部分で、スプリング(150)  (153)と円周方向に交互に配置されている。スプリング(151)は、ス プリング(150) (153)よりも短く、かつ、強力である。スプリング( 150) (153〜151)は、保持部材(42)(361)により位置決め されて、保持されている。
緩衝器の特性曲線(A)は、(伝達トルクをCで、入力部材(40)と出力部材 (6o)との相対的角度変位量をDで示した)図33に示され、2段階の勾配を 有している。
すなわち、第1段階では、第1組のスプリング(150) (153)のみが働 き、隙間が密着した第2段階では、スプリング(151)が働き始めて、圧縮さ れる。
1つの特徴として、スプリング(150) (153)の円周方向の長さをきわ めて大きくして、ある曲線を形成させておくことが望ましい。
別の特徴によれば、保持部(42)のフランジ(143)を盲溝(図28)で仕 切って、複合体の軸線に向いた横断方向の端部フランジ(244)を有するはめ こみ取付は用爪板(243)を形成しである。
この実施例では、爪板(243)は、剛体である。変形例として、これらの爪板 に窓孔をあけて、可撓性を改善するようにしてもよい。
フランジ(244)は、緩衝板(60)の周縁フランジ(144)の側面に突起 で係合して、協働し得る寸法にしである。
溝孔つきフランジ(144)の円周方向の長さは、緩衝板(60)とリング(4 0)と力湘対的に角度変位する際に、爪板がこのフランジの内部に曲がりこみ得 るようにしである。
かくして、爪板(243)は、そのフランジ(244)によって緩衝板(60) を保持し、スプリング(150)(153〜151)と推力受座(152)とが 、爪板(243)中で緩衝板(60)にはめこんだ後に、ピストン(21)とね じり緩衝器(20)とで構成した、取扱い及び運搬可能な、単一の副複合体を形 成すことが可能になる。
この副複合体は、最終的にハブ(18)を覆って取付けられる。リング(40) の厚さが緩衝板(60)よりも薄いため、緩衝板(60)をリング(40)とと もにはめこみ装着により取付けることは容易であり、緩衝板(60)をはめこみ 装着する際に、爪板(243)を容易に曲げることができる。
緩衝板(60)の丸めた領域(369)は、爪板(243)の曲がり、または分 離を容易にする。この領域(369)には、案内リング(40)を緩衝板(60 )に接近させる際に、爪板(243)を曲げるための傾斜面を設けである。
最終的に副複合体を組立ると、フランジ(244)とフランジ(144)の側面 との間に、僅かな隙間が生しる。
ピストン(21)には、補強用のリブ(55)を設けてことに留意すべきである 。
この実施例では、6個の爪板(145)と、したかつて6個の膝部(365)及 び6個の爪板(46)とを設け、3個のスプリング(150)及び3個のスプリ ング (151)を保持しである。
正規の形状は、図25及び図26に示されている。
図29及び図30に示すように、フランジ(244)と支持部材(361)の外 周縁との間に、リング(95)を軸線方向に係合させるために、はめこみ装着式 の爪板(243)(244)を設けることで、利点を得ることも当然に可能であ る。
この場合には、保持ないし支持部材(361)の外周縁(461)の主体部分は 、スプリング(150)の領域に配置され、フランジ(368)の小部分が係合 用膝部の近くに設置される。
リング(95)には、各爪板(243)の高さに、摩擦板(195)を、たとえ ば接着により固着して装着しである。摩擦板(195)は、部材(461)に対 して摩擦係合するように構成されている。
摩擦板(195)は、円周方向の幅を爪板(243)よりも広くして、部材(4 61)に対して充分に係合できるようにしである。
当然ながら、構成を逆にして、摩擦板(195)を部材(461)に接着により 固定するようにしてもよい。
同様に、円環状の摩擦板(295)を、板部材(162)とピストン(21)と の間に、好ましくはそれらの内周縁に挿入することも可能である(図29)。そ の場合には、板部材(162)か、リプ(55)により補強されたピストン(2 1)に対する弾性部材を構成する。これにより、ピストン(21)と板部材(1 62)との間に、摩擦板(295)を弾性的に把持させることか容易になる。
かくして、板部材(60)と案内リング(40)に固着されたピストン(21) とが相対的に角度変位する際に、部材(162) (21)の一方に固定された 摩擦板(295)と、摩擦板に固定されていない他方の部材との間に、摩擦が生 しる。摩擦板(195)と、支持部材(361)の部材(461)との間には、 他の摩擦か生じる。
ここで、摩擦板(24)は、ピストン(21)に固定されていることに留意すべ きである。
また、はめこみ装着式の爪板(243)が、リング(95)の回転を防止してい ることにも留意すべきである。これに関連して、このリングは、半径方向に外向 きに突出する爪板を備えて、摩擦板(195)を支持している(図30)。
爪板(243)は、その上を覆って、リング(95)が係合操作により回転する こさを防止し、また、フランジ(244)と支持部材(361)の部材(461 )との間に生じる軸線方向の移動を制止する。
図30において、リング(95)を、フランジ(368)の下側に通しであるこ とに留意すべきである。この実施例(図30)では、フランジ(244)に、図 16に符号(196)で示した2個所の位置に切欠きを設けて、爪板(243) を上向きに曲げられるようにし、緩衝板とリング(95)とを、スプリング(5 0)及びピストン(21)を装着した案内リング(40)にはめこみ取付けるた めの工具を使用できるようにしである。
本発明は、上記の実施例に限定されるものでないことは、云うまでもない。特に 、緩衝板(60)を簡単にして、板部材を省略することも可能である。
すなわち図31では、ピストン(221)に沿わせた案内リング(4o)のほぼ 横断方向の部材(241)が、摩擦板(24)を装着したピストン(221)に 、リベットによって固定されている。このピストンの外周縁には、リング(40 )の保持部(242)か当接する軸線方向の円環状フランジを備えている。
保持部(242)の断面形状には、90度を超える円弧状の部分を設け、図3に 示した構成とは逆に、スプリングの一部が緩衝板(60)に当接するように構成 しである。保持部(242)は、スプリングの対称軸を超えて延長されている( 図31)。
ピストン(221)は、ロックアツプ・クラッチの一部であり、摩擦板(24) を、ピストンとケーシング(2)の殻部材(5)との間に把持するために適用さ れる。
本発明の1つの特徴として、保持部(242)には、符号(343)で示す位置 に、スプリング(50)を保持し位置決めするためのふくらみを設けである。ス プリング(5o)は、1つの方向には、保持部(242)の接合領域と案内リン グ(40)の内側部(241)とによって、他の方向には、後述する円形突条を 形成した不連続なふくらみ部材(34)によって、軸線方向の移動を防止されて いる。
この突条(343)は、円環状の保持部(242)と、それから突出した軸線方 向の円環状の周縁補強フランジ(348)との接合部に形成されている。
この実施例では、緩衝板(60)か、タービン車(10)に符号(563)の個 所で、溶接により直接に固定されている。保持部(565)は、図1におけると 同様に、湾曲した形状としてスプリング(50)の支持台にしてあり、これらの 保持部(565)は、丸めた部分を介して、緩衝板(60)をタービン車に固定 し支持するための部分(562)に連接されている。
丸めた部分(562)は、タービン車(10)の形状と合致させである。
図32では、緩衝板(60)は、やはりタービン車(10)に、符号(663) の位置で溶接により直接に取付けである。この溶接は、保持部(661)の丸め た接合部の位置で行われている。
図22から図38に示すように、案内リング(40)は、案内リングを緩衝板( 60)に保持するための係着爪板(243)を有している。より詳細に説明する と、爪板(243)の横断方向のフランジ(244)を、緩衝板(60)の外周 縁の側面に係合させである。
この緩衝板(60)は、内周縁と外周縁とに、軸線方向の部分を有している。こ れらの軸線方向の部分は、第1の丸みのある部分と、断面方向の部分と、第2の 丸みのある部分とを順次に介して、互いに接合されている。この円弧部(662 )は、スプリング(50)か装着されている案内リング(40)に、緩衝板をは めこんで取付けることを容易にする。
すなわち、円弧部(662)は、爪板(243)を持ち上げて、緩衝板(60) の軸線方向の円環状外周フランジに結合できるようにする。
この図面では、図22から図30の実施例とは異なって、緩衝板(60)に案内 リングを装着しである。
2つの軸線方向の部分の間に、湾曲した係合用膝部(665)か突出している。
この実施例では、案内リング(40)の横断方向の部分(341)の内周縁に、 フランジ(342)を軸線方向に突設して、符号(380)の位置に孔を設けて ほぞ孔を形成し、両面に摩擦板(24)を装着して、殻部材(5)とピストン( 321)との間に把持される円板(62)に嵌合して、クラッチを構成しである 。
リング(40)は、ピストン1(321)を介して殻部材(5)に分離可能に接 合されている。かくして、緩衝器の入力部は、支持部材(案内リング)と、はぞ とほぞ孔形式で連結した円板とを備えている。
案内リング(40)は、クラッチ自体の入力部に結合されて、人力部は、外周縁 に透孔(380)に係合するほぞ(167)を有する円板で構成され、透孔(3 80)は、この実施例では(後述の図40に示すように)閉じている。
ピストン(321)は、殻部材(5)に装着され、後述するようにして、ともに 回転する。
すなわち、ねじり緩衝器は、クラッチ自体に直列に装着されている。
したがって、高トルクを伝達でき、ピストン(321)がタービン車(1o)の 中心部に挿入することにより、軸線方向の寸法を小さくし、ねじり緩衝器をター ビン車(10)の外周に取付けた、両面型ロックアツプ・クラッチが形成される 。
案内リング(40)を、図34のように殻部材(5)に直接に取付けることも、 当然に可能であり、そのために、案内リング(40)の透孔(47)を通して突 出するリベツ) (70)を設けである。
その場合には、図37に示すように、円板(62)をほぞ(167)によって、 保持部(167)に設けた丸みをつけた溝孔(480)に係合させる。これらの ほぞ孔を形成する溝孔(480)は、本発明に基づく湾曲形状の突起部(765 )が係合する溝孔(764)よりも、多数段けである。
図32に示すように、爪板(243)は、緩衝板(60)の外周縁(368)の 側面と協働して、緩衝板(60)を保持し、ねじり緩衝器(20)と殻部材(5 )とを備えた副層合体を構成する。この場合、周縁フランジ(368)には、軸 線方向に充分なスペースがないために、図2の実施例とは異なって溝孔がない。
図34では、案内リング(40)が緩衝板を保持して装着されており、図32の 場合は、これと逆になっている。
案内リングは、殻部材(5)に固定するための舌片(148)と、爪板(46) 及び(145)か形成された舌片(149)とを有していることに、留意すべき である。
図31及び図32に示すように、案内リング(40)に、スプリング(50)を 保持し位置決めするための、ここの実施例では不連続とした突条(343)を設 けである。
図36に示すように、突条(343)は、爪板(145)の両側に配置してあり 、その円周方向の長さを、緩衝板(60)とリング(40)との相対的角度変位 の量に対応させである。
すべての場合、突条の長さは、対応するスプリング(150)の円周方向の端部 が、常時、この突条(343)に当接しているように設定されている。
この突条(343)の位置は、当然ながら、スプリング(150)の長さに対応 させである。
この実施例では、突条は、爪板(145)の突起部及び中央部には、形成されて いない。
弾性部材(50)は、ここでは21’Ilの隣接する係合用膝部(765)の間 に、円周方向に設置されたコイルスプリング(150) (153)のみで構成 されている。これらのスプリングは、推力受座(152)を圧着する。
図25に示すように、これらのスプリング(150) (153)は、案内リン グ(4o)の保持部(242)と、緩衝板(6o)の保持部(761)とによっ て、支持されている。
図11から図15に示すように、摩擦板(24)を取付けた円板(62)は、ピ ストンと対向側ピストン(31)との間に把持されるように構成されている。
かくして、図32のように、ハブ(18)とタービン車(1o)とに固着された 対向側ピストン(31)の力によって、緩衝板をハブ(18)分離可能で、とも に回転するように装着した、両面型ロックアツプ・クラッチが創出される。
各種の組合せも、当然に可能である。
すなわち、図37では、緩衝板(6o)の形状を、図2のものと同じにし、案内 リング(40)の形状を、図22のものと同じにし、弾性部材の形状を、図37 のものと同じにしである。
隣接する2個の膝部(365)の間に、1個のスプリング(150)のみを設け てもよいことは、もちろんである。
半径方向の板部材(262)は、ピストン(361)と平行に設けられ、がっ、 膝部(365)が形成された保持部(361)の内側に設けられている。板部材 (262)は、タービン車(10)のハブ(18)に、リベットによって直接に 固定されている。
円板(62)は、はぞ(167)を備え、横断部分(341)の内周縁と、図1 2に符号(342)で示す軸線方向のフランジに形成した透孔(380)に係合 している。
円板(62)の摩擦板(24)は、ピストン(321)と、殻部材(5)にリベ ットで固定される被動部材(322)との間に把持されるように構成されている 。これらの部材はすべて、ロックアツプ・クラッチの構成部品である。
構成を逆向きに、すなわち、摩擦板(24)を、ピストン(321)及び部材( 322)に取付け、円板(62)に摩擦板を取付けないようにしてもよいことは 、云うまでもない。
これは、円板(62)の両面に摩擦板(24)を設置したすべての変形例につい ても同様である。これらの摩擦板は、把持される円板(62)と摩擦板(24) とを備える複合体における構成部材に関連づけて固定されればよい。
部材(322)により、殻部材(5)を精密に機械加工する手数を、省略するこ とができる。
すなわち、部材(322)は、殻部材(5)から突設したリベットが挿入される 透孔(47)を有する。この部材(322)の内周縁の爪板(324)は、ハブ (17)に装着された推力リング(126)の溝(27)に形成された切欠き( 325)に係合している(図40)。したがって、このリングは、部材(322 )を介して、ケーシング(2)と殻部材(5)とともに回転するように結合され ている。
公知の手法により、溝(27)は、ピストン(321)及び部材(322)によ って形成された液室(23)を加圧及び減圧するように構成されている。もう1 つの液室(23)は、緩衝板(60)及びピストン(321)によって形成され ている。
すなわち、液室(22)及び(23)内の圧力の変化により、ピストン(321 )は、一方向又は逆方向に移動して、摩擦板(24)を把持し又は解放する。
リング(126)は、タービン車(18)と一体的に形成された円板部材と、殻 部材(5)との間に、軸線宝庫に挿入されている。
ピストン(321)は、このリング(126)に沿って摺動し、部材(322) の内周縁より突設したスタッド(323)により、部材(322)とともに回転 するように結合されている。スタッド(323)は、部材(322)に形成した 対応する透孔に挿入され、部材(322)は、外周縁に円板(62)の摩擦板に 対する摩擦面、より詳細には、円板(62)に固着した摩擦板(22)を、ピス トン(321)と部材(322)との間に把持するための摩擦面を備えている。
かくして、ピストン(321)は、殻部材(5)にともに回転するようになって おり、リング(126)に沿って軸線方向に摺動する。
案内(40)は、前述したはめこみ取付は用爪板(243)を備えている。
部材(322)を省略することも当然に可能である。その場合、円板(62)の 摩擦板は、殻部材(5)に環状溶接部(126)を介してともに回転するように 装着されたピストン(421)と、クラッチ自体の殻部材(5)との間に把持さ れるように構成される(図42)。
このためには、ピストン(421)を、ゆるみ継手手段(423)を介して、リ ング(126)に対して軸線方向に移動できるように結合して装着する。
このゆるみ継手手段は、ピストン(421)に溶接により固定された部材(42 2)で形成されている。
この場合、リング(126)は、殻部材(5)に溶接により固定されている。
より詳細に説明すると、リング(126)に設けた半径方向のフランジ(424 )の外周に形成したスプラインに係合するスプラインを、部材(422)の内周 縁に設けである。
かくして、部材(422)は、フランジ(424)と噛み合う。部材(422) は、ピストン(421)における殻部材(5)の逆側の面に、溶接により固定さ れている。
部材(422)を、リベットによってピストン(421)に固定してもよいこと は、もちろんである。
図43に示すように、構成を逆向きにして、部材(422)を、ピストン(42 1)における殻部材(5)に向く面に設置することは、当然可能である。
図42、図43及び図44の実施例は、図22のピストン(321)を殻部材( 5)に、ともに回転するように結合するにの適しており、このために、図43で は、円板(62)を、図12に示したほぞ孔(380)の形状にした閉じた透孔 に係合するように、構成しである。
すなわち、図42及び図43では、円板(62)の摩擦板(24)を、円板とロ ックアツプ・クラッチの殻部材(5)との間に把持するように、ピストン(42 1)が使用されている。
変形例として、接線方向の舌片により、あるいは係合協働機構を介して、結合す るようにしてもよい。
図22から図43までの実施例におけるすべてのねじり緩衝器は、プレス成型に より容易に製造され、互いに対向して弾性部材を保持し、その対称軸は、弾性部 材(50)又はスプリング(50)の対称軸に対して傾斜する、2つ金属製の部 材のみを備えるものである。
図44から図51は、駆動軸とともに回転するようになっている横断方向の壁面 (6)を有するケーシング(2)と、波動軸(17)とともに回転するようにな っているハブ(18)に固着されたタービン車(10)と、ケーシング(2)の 面壁に固着されてともに回転し、壁面(6)とハブ(2)との間に軸線方向に挿 入された中央推力リング(336)と、及び、タービン車(10)とケーシング (2)の壁面(6)との間で、図32、図39、図43の実施例と同様に作動す るロックアツプ・クラッチとを備える種類の、自動車用の流体継手装置(1)を 示している。
クラッチ(4)は、タービン車(10)に固着された緩衝板(60)と、緩衝板 (6o)に取付けた案内リング(40)と、案内リング(40)と緩衝板(60 )との間で作動する弾性部材(50)と、案内リング(40)に、はぞとほぞ孔 形式の停台型継手(480) (267)を介してともに回転し、軸線方向に移 動可能に結合された円板(62)と、円板(62)の両面に装着された摩擦板( 24)と、推力リング(336)に沿って軸線方向に移動可能に装着され、それ 自体とケーシング(2)の壁面(6)との間に摩擦板(24)と円板(62)と を把持するように構成したピストン(21)と、ピストン(21)とケーシング (2)の壁面(6)との間で作動する回転する継手部材(523)(111)と て構成されている。
この継手手段は、ピストン(21)とケーシング(2)の壁面(6)との間に軸 線方向に挿入された継手部材(522)を備え、継手部材(522)は、ケーシ ング(2)の壁面(6)に固着されている。
ある特徴によれば、上述形式の流体継手装置は、ピストン(21)に、ケーシン グ(2)の壁面(6)に向けて突設し、側縁(115)を持ったふくらみ部(1 15)を有し、一方、継手部材(522)の内周に設けた爪板(523)が、そ れぞれふくらみ部(111)の少なくとも1つの側縁(11,5)に係合するよ うに構成されている。
ロックアツプ・クラッチ(4)は、タービン車(10)と壁面(6)との間で作 動する。
それは、内周側に摺動用ハブを形成したピストン(21)によって、この実施例 では溶接により壁面(6)に固着した推カリンバ336)に対して摺動する。こ の構成は、継手部材(522)を簡易化し、したがって、作動するための追加の 機能はない。
波動軸(17)は中空であり、推ツノリングは、図20に示すように、壁面(6 )に近い端部に溝を設けることができる。
ピストンは、壁面(6)により閉止された液室(23)を形成し、また、タービ ン車(10)により液室(22)を形成している。
当然ながら、リング(336)、及び波動軸(17)の中心孔から液室(23) に作動油を流入させる溝を有する推力リング(336)には、密閉用バッキング を取付けである。
図44では、ハブ(18)の(壁面(6)に近い側の)端部に横断方向のハブ板 (330)を設けて、タービン車(10)及び緩衝板(60)を係着しである。
部材(10)及び(60)は、ハブ板(330)の両側に配置しである。
より詳細に説明すると、本発明の1つの特徴として、これらを、リベット止めに よって取付けである。ハブ板(330)は、この実施例では金属製で、タービン 車(10)に向けて一体的に形成した第1群のリベット(333)と、ピストン (21)と壁面(6)に向けた第2群のリベット(332)とを有している。こ れらのリベットは、ハブ板(330)を突設することによって、形成されている 。
このようにして、リベットを経済的に作ることができ、ハブ板(330)に 1 つのみの部材(緩衝板(60)又はタービン車(10)のいずれか)を、リベッ ト(332) (333)により固定するために、ハブ板(330)の両側への タービン車(10)及び緩衝板(60)の取付けを頑丈にすることができる。
この構成により、リベットを在庫しておく必要はなくなる。
当然ながら、リベット(332)とリベット(333)とは、円周方向に交互に 配置しである。これのために、緩衝板(60)は、装置の軸線に向けて半径方向 を向き、その内周縁をハブ板(330)にリベット(332)によって取付ける ためのリング部材(262)を設けである。
このリング部材(262)には、図1の上部にその1つを示しである複数の透孔 を設けて、ハブ板の重量を減少させ、かつ、作動油を流通させるようにしである 。
この板(60)の内側には、この実施例では明瞭に示すために図1の上部に鎖線 で現わしたコイルスプリングである弾性部材(50)を保持するための円環状の 支持部(361)が設けである。また、この板(60)は、スプリング(50) の円周方向の端部に係合する突起部(365)を有している。
より詳細に説明すれば、図22から図43に示すように、これらの突起部は、板 (60)の保持部(361)の内周側から外周側に突出する湾曲した膝部を形成 している。
これらの膝部は、はぼ7字形をなし、保持部の軸線方向に設けた円環状の外縁フ ランジ(368)に、丸めた領域を介して連接された軸線方向を向く部分を備え ている。
膝部の軸線方向の部分は、丸めた領域を介して、保持部(361)の内周に連な る傾斜部に連接されている。
案内リング(40)は、スプリング(50)の外側保持部を構成する形状としで ある。
これは、板(60)と同様な円環状に形成され、板(60)と同じ金属製である 。この実施例では、案内リングは、タービン車(10)に向けた軸線方向の部分 と、装置の軸線に向けて横断方向に設けた部分とにより、はぼL字形の断面とな っている。
案内リング(40)及び板(60)の保持部(361)は、タービン車(lO) 及び殻部材(2)の外周縁に取付けられている。
図22から図43に示すように、案内リングは、フランジ(42)の遮断部に形 成されたはめこみ取付は用爪板(243)を有し、この爪板(243)の先端に は、装置の軸線に向けた横断方向のフランジ(244)を備えている。このフラ ンジ(244)は、緩衝板(60)の外縁フランジ(368)の側面と協働し、 緩衝板(60)の溝孔に爪板(243)のフランジ(244)が係合して、爪板 の回転を防止するようになっている。
この案内リングは、緩衝板(60)に取付けられて、取扱い及び運搬可能で、緩 衝板(60)、案内リング(40)及びスプリング(50)で構成され、ハブ板 (330)に取付けられた、単一構成の複合体を形成する。
図49及び図50に示す変形例では、爪板(343)を剛性とし、フランジ(2 44)を、たとえば高周波加熱などの熱間折曲げ加工により、装置の軸線に向け て折り曲げて、周縁フランジ(368)の側縁に当接させである。
図面に示すように、爪板(243)は短く、かつ、肉厚を、この実施例では漸次 に減少させて、容易に折り曲げられるようにしである。
このように構成した結果、爪板(343)は、特に、タービン車との干渉を防止 するために、溝孔を設けたフランジ(368)に定常的に当接している。
図49では、複数の爪板(343)を互いに120度の間隔て配置しである。こ れは、もちろん本発明に基づく構成である。
変形例では、フランジ(244)を前もって形成して、バヨネット形式で取付け るようにしている。この目的のために、フランジ(368)を局部的にふくらま せて、フランジ(244)に適合させである。このふくらませ作業は、溝型の部 分を形成する。
このフランジ(368)には、緩衝板(60)とリング(40)との角度変位量 より大きい円周長の溝孔を設けてあり、フランジ(244)をフランジ(368 )のふくらみ部を介して軸線方向に係合させ、スプリング(50)に係合する部 材(468)を取付けた後に、フランジ(244)を回転させる。
この実施例では、この取付けは、図51に示すように緩衝板(60)に透孔を設 けて、はめこみ取付けの形式で行われる。これにより爪板は、離脱しなくなる。
変形例として、まず、係合部材を取付け、はめこみ式の取付けの代わりに、溶接 あるいはリベット止めにより固定するようにすることもできる。
円板(62)の外周縁に、軸線方向の爪板(267)を設け、案内リング(40 )の横断方向の部分(341)の内周縁に形成した切欠き(480)(図46) に挿入しである。 これにより、はぞとほぞ孔形式の継手が形成され、円板(6 2)は、案内リング(40)とともに回転し、かつ、軸線方向に移動可能として 結合される。
これは、案内リング(40)の内側に、溶接により局部的に取付けられた部材( 140)によって、スプリング(50)の円周方向の端部の係合点が構成されて いることにより、可能になる。
係合部材(140)は、案内リングに合致する形状のL字形断面に形成され、一 方の縁端を丸めである。
部材(140)は、きわめて頑丈であり、緩衝板の突起部(365)に対向して 設置されている(図44の下部参照)。
かくして、案内リング(40)を簡易に製作することができる。
この実施例の摩擦板(24)は、円板(62)の両面に接着されている。
摩擦リング(24)に対向する横断方向の壁(6)の面は、リング(24)に対 する摩擦面を形成するように、機械加工をしである。
変形例として、リング(24)を、ピストン(21)及び壁面(6)にそれぞれ 固定するようにしてもよいことは、もちろんである。ピストン(21)は、爪板 (267)の内側に延び、中央部に補強用のふくらみ部(111)を有している 。
これらのふくらみ部(111)は、図2に示すように、素材を変形させる工具を 用いた部分プレス成型によって作られる。
ふくらみ部(111)の側縁(115)は、きわめて精密に作られ、ふくらみ部  (111)とピストン(21)の主体部との間で、素材の厚さを少し残して、 ピストンを液密にしである(図45)。
継手部材(522)は、壁(6)にリベットで固定されている。リベット(52 4)は、部材(522)及びピストン(521)と同じく金属製で、壁(6)か ら突出させて形成されている。
継手部材(522)は円環状で、周縁にリベット(524)で取付ける透孔を角 度をつけて配置しである(図47)。この円環部の内周には、湾曲した爪板(5 23)を備えている。これらの爪板(523)は、タービン車(10)に向かっ て突設され、はぼC字形の断面である。
この形状は、壁(6)に向けた頂点を丸めたとがった断面形状のふくらみ部(1 11)に、うまく取付けることが可能となる。
これらの爪板(523)は、やわらかく作動し、その縁端が、ふくらみ部(11 1)の少なくとも1つの側縁(115)と協働するように構成されている。第1 の実施例では、各爪板(523)がふくらみ部(111)の側縁(115)の1 つと協働して、2個の爪板(523)が、各ふくらみ部(111)と組み合わさ れる。
爪板(523)の円周方向の長さは、隣接する2個のふくらみ部(111)の間 隔よりも小さくしである。
この実施例(図46及び図47)では、爪板(523)の円周方向の幅を大きく して、隣接する2個のふくらみ部(111)の円周方向の間隔と同じにしである 。この場合、爪板(523)は、隣接する2個のふくらみ部(111)の2つの 側縁(115)と協働することになる。
爪板(523)の円周方向の端部と、隣接するふくらみ部(111)の側縁(1 15)との間に、取付けのための僅かな隙間を設けであることは、云うまでもな い。
この実施例には、利点がある。この連結手段では、6個のふくらみ部(111) を一定間隔で配置し、継手部材(522)に対応する6個の爪板を備えている。
すなわち、爪板(523)の個数は、第1実施例の半分である。
さらに、これらの爪板(523)は、第1実施例のものよりも広幅であるので、 より丈夫である。
変形例として、1個の爪板(23)を、1個のふくらみ部(111)と組合せる ことも可能である。この場合、あるふくらみ部(111)の側縁(115)の一 方に係合する爪板(523)と、別のふくらみ部(111)の逆側の側縁(11 5)に係合する爪板とが、交互に装着される。
どの場合にも、爪板(523)の側面と側縁(115)との間に、充分な接触状 態が得られる。本発明に基づく回転継手部材(111) (523)の形状によ って、ピストン(121)を充分に摺動させることができる。
さらに、これらの継手部材(523)(111)は、推力リング(336)の直 径よりも大径の円周上に設置されている。
このリング(336)の遊端には、摩擦リング(331)を装着しである。リン グ(336)の中心には、リング(331)を中心に位置決めするために、たと えば直径を変えた孔(図示省略)を設けである。
この挿入リングは、図1に示すように、ハブ板(330)に形成した孔にピンを 挿入して、ハブ(18)に固定するようにしてもよい。
このピンの基端は、この実施例ではプラスチックス材料であるリング(331) に、たとえば超音波溶接により、ハブ板(330)に接合されている。
かくして作動時、作動油は、液室(223)に送られて加圧又は減圧し、リング (331)は、ピストン(21)の移動量を制限する。
ロックアツプ・クラッチが接続されると、ピストン(21)は、それと壁面(6 )との間に摩擦板(24)を把持し、回転運動は、殻部材(5)からクラッチ( 4)と、特に、案内リング(40)、スプリング(50)及びクラッチの緩衝板 (60)とを介して、直接にハブ(18)に伝達される。したがって振動が吸収 され、高トルクを伝達できる両面型クラッチが形成される。
ロックアツプ・クラッチを分離するには、液室(23)を減圧し、ピストン(2 1)をリング(331)に向けて移動させて、摩擦板(24)を解放する。
これにより円板(62)は、軸線方向の爪板(267)を切欠き(480)に係 合させて、軸線方向に摺動する。
円板(62)は、案内リング(40)に恒久的に係合しており、それから離脱す るおそれはない。
このロックアツプ・クラッチ(4)は、きわめて実用的であり、かつ、その爪板 (523)を、ふくらみ部(111)とともに、タービン車(10)と、外周側 のリベット(333)(332)と、及びリング(336)の内周縁の高さでほ ぼ半径方向に取付けた、有利な条件で作動することか認められる。
案内リングは、もちろん、図15のものと同じ形状の、スプリング用の突起部を 案内リング(40)と一体的に設けたものであってもよい。
弾性部材(50)を1対としてもよく、また、推力リング(336)を、壁(6 )の中央部に、リベットによって固着してもよい。
図19に示すものは、期待できるものではあるが、継手部材の複雑さが増すこと になる。
案内リング(40)及び緩衝板(60)で構成される部材の1つと、円板(62 )との間で作動するほそとほぞ孔形式の継手は、構成を逆にして、部材(40)  (60)にほぞを設け、円板にほぞ孔を設けてもよいことは、当然である。
たとえば、図44に示すリング(40)の横断方向の部材(341)にほぞを設 けて、円板(62)の外周に、はぞ孔を形成した軸線方向の円環状フランジを設 けて、リングのほぞをほぞ孔に係合させるようにしてもよい。
図32において、フランジ(342)を(櫛歯状の)爪板に分割して、円板(6 2)の外周縁に形成した対応する切欠きに挿入するようにしてもよい。
図45において、ふくらみ部を、丸めた領域を介して、ピストン(21)の主体 部に連結するようにしてもよい。
最後に、緩衝板(60)と案内リング(40)との位置を入れ替えて、緩衝板( 60)がリング(40)を取り囲むようにしてもよい。すなわち、たとえば図3 1における緩衝板(60)と案内リング(40)とを逆にしてもよい。
FIG、18FIG、19 FiG20 F IG−21 FIG、33 特表千7−501387 (18) 特表千7−501387 (20) フロントページの続き (31) @充積主張番号 93/10004(32)優先臼 1993年8月 16日(33)優先権主張国 フランス(FR)(81)指定国 EP(AT、 BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 PT、SE )、JP、 KR,US(72)発明者 アラーブ、ラバ フランス国 93380 ペールフィツト リュ ボール ラファルグ 35 (72)発明者 ジナルデイ、ミツシェルフランス国 75015 バリ リュ  デュテアートル 66 (72)発明者 マンゴ−、ダニエル フランス国 37420 リニー ユツス リュ プランジパル 77

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.流体継手装置(1)の駆動部材(2)と被動部材(10)との間で作動する ようになっているロックアップ・クラッチ(4)用のねじり緩衝器であって、ス プリング(50)の円周方向の付勢力に抗して、互いに移動可能な2個の部材( 40)(50)を備え、入力部に案内リング(40)を、出力部に緩衝板を有し 、案内リング(40)が、半分割殻の形状の保持部(42)(142)と、それ ぞれスプリング(50)を保持してそれに係合する係合部(45)(145)と を備え、一方、緩衝板(60)にも、スプリング(50)に係合する係合部(6 5)(165)を有するねじり緩衝器において、緩衝板(60)は、スプリング (50)の外周を保持する半分割殻の形状の保持部(61)(161)を備え、 緩衝板(60)の係合部は、緩衝板(60)の保持部に装着され、案内リング( 40)と緩衝板(60)との保持部を、互いに軸線方向に偏位させたことを特徴 とするロックアップ・クラッチ用ねじり緩衝器。 2.緩衝板(60)の係合部(365)(565)(665)(765)に、緩 衝板(60)の保持部(361,461)(561)(661)(761)の内 周縁から外周縁に突出した湾曲形状の突起する膝部を形成したことを特徴とする 請求項1に記載の緩衝器。 3.膝部の形状を、ほぼV字形とした請求項2に記載の緩衝器、4.係合用膝部 を、軸線方向の部分と、これに丸めた領域(369)(662)を介して連接し た、保持部の軸線方向に位置する円環状のフランジ(144)(368)とで構 成し、係合用膝部(365)(565)(665)(765)の軸線方向に位置 する部分を、丸めた領域を介して、それ自体が保持部の内周縁に接続された傾斜 部分に接続したことを特徴とする請求項3に記載の緩衝器。 5.案内リング(40)が、弾性部材に係合する面を形成する2組の爪板(46 )(145)を局部的に備え、第2組の爪板(46)を、案内リング(40)の 保持部(42)(142)から突出する第1組の爪板(145)の下方を軸線方 向に向けた請求項4に記載の緩衝器において、第1組の爪板(145)を素材を 、内側に変形させて形成し、その爪板(145)を、緩衝板(60)の係合用膝 部(365)(565)の軸線方向に位置する部分の上方で、軸線方向に向けた ことを特徴とする請求項4に記載の緩衝器。 6.弾性部材(50)をコイルスプリングで構成した請求項2に記載の緩衝器に おいて、コイルスプリング(150)(153)の少なくともいくつかの円周方 向の端部を、推力受座(152)を介して係合用膝部(365)(565)に圧 着してあることを特徴とする請求項2に記載の緩衝器。 7.コイルスプリング(151)のいくつかが、2組の係合用膝部(365)( 565)の間に装着され、案内リング(40)と緩衝板(60)との保持部(4 2)(242)〜(361)により保持されていることを特徴とする請求項6に 記載の緩衝器。 8.案内リング(40)の保持部(242)を、弾性部材(150)(153) を保持し位置決めするためにふくらませたことを特徴とする請求項1に記載の緩 衝器。 9.保持部(242)に、軸線方向に位置する円環状の周縁フランジ(348) を延設した請求項8に記載の緩衝器において、ふくらみ部(343)を、保持部 (342)とフランジ(348)との接合部に形成したことを特徴とする請求項 8に記載の緩衝器。 10.案内リングの外周縁に、軸線方向に位置する円環状のフランジ(143) (348)を設けた請求項1に記載の緩衝器において、フランジ(143)(3 48)に、装置の軸線に向けたフランジ(244)を有するはめこみ取付け用の 爪板(243)を設けて、フランジ(244)を、緩衝板(60)の周縁フラン ジ(143)(348)の側面に協働させて、取扱い及び搬送可能な単一構成の 複合体を形成したことを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。 11.緩衝板(60)の周縁フランジ(348)に、はめこみ取付け用爪板(2 43)に対応する位置に溝孔を設け、フランジ(348)よりも短い軸線方向に 位置する周縁フランジ(144)を形成したことを特徴とする請求項10に記載 の緩衝器。 12.少なくとも1つの摩擦板(195)と組み合わされるリング(95)を、 はめこみ取付け用爪板のフランジ(244)と、緩衝板(60)の保持部(36 1)の外周縁との間に挿入したことを特徴とする請求項10に記載の緩衝器。 13.保持部(361)の外周縁(461)の主体部を、摩擦板(195)と協 働するように、横断方向に位置させたことを特徴とする請求項12に記載の緩衝 器。 14.案内リング(40)と緩衝板(60)とで構成した部材の1つが、ほぞと ほぞ孔形式の継手を介して、円板(62)にともに回転するように結合され、円 板(62)が、ピストン(21)(121)(231)(331)(421)と 対向側ピストン(5)(31)との間に把持されるように構成されている請求項 1に記載の緩衝器。 15.案内リング(40)に横断方向の部分(341)を有する請求項14に記 載の緩衝器において、横断方向の部分(341)の内縁に軸線方向に位置するフ ランジ(342)を連接して、ほぞ孔(380)を形成する透孔を穿孔し、外周 縁に透孔(380)に噛み合うほぞ(167)を有する円板(62)を取付ける ようにしたことを特徴とする請求項14に記載の緩衝器。 16.案内リング(40)に横断方向の部分(341)を有する請求項14に記 載の緩衝器において、横断方向の部分(341)の内周縁に、円板(62)の外 周縁に形成された軸線方向に位置する爪板(267)が挿入される切欠き(48 0)を設けたことを特徴とする請求項14に記載の緩衝器。 17.緩衝板(60)の保持部(61)(361)に、円板(62)の外周縁に 設けたほぞ(167)が噛み合うほぞ孔(380)を設けて、円板(62)を取 付けるようにしたことを特徴とする請求項14に記載の緩衝器。 18.溝孔で構成したほぞ孔(64)(164)が、それぞれ段差(67)によ り閉じられて、円板(62)の対応するほぞ(167)と協働することにより、 円板(62)の移動量を制限するようにしたことを特徴とする請求項17に記載 の緩衝器。 19.特に自動車に適用される、ケーシング(2)と流体継手装置のタービン車 (10)との間で作動するように構成したロックアップ・クラッチであって、ほ ぼ横断方向に設けたピストン(21)を備える種類のロックアップ・クラッチに おいて、請求項1に基づくねじり緩衝器を備え、案内リング(40)をピストン (20)に取付けて、摩擦板(24)を、ピストンと流体継手装置のケーシング (2)の部分である殻部材(5)との間に把持するようにしたことを特徴とする ねじり緩衝器を有するロックアップ・クラッチ。 20.特に自動車に適用される、ケーシング(2)と流体継手装置のタービン車 (10)との間に取付けられたロックアップ・クラッチであって、ほぼ横断方向 に設けたピストン(21)を備える種類のロックアップ・クラッチにおいて、請 求項17に基づくねじり緩衝器を備え、案内リング(40)を、流体継手装置の ケーシング(2)の殻部材(5)に固着し、緩衝板(60)を、ハブ(18)に 固着された対向側ピストン(31)を介して、タービン車(10)に固着されて いるハブ(18)に、分離可能に回転するように装着して、ピストン(21)と 対向側ピストン(31)との間に、円板(62)に固着した摩擦板を把持するよ うにしたことを特徴とするねじり緩衝器を有するロックアップ・クラッチ。 21.特に自動車に適用される、ケーシング(2)と流体継手装置のタービン( 10)との間に取付けられたロックアップ・クラッチにおいて、請求項15に基 づくねじり緩衝器を備え、緩衝板(60)を、タービン車(10)に溶接により 固着したことを特徴とするねじり緩衝器を有するロックアップ・クラッチ。 22.特に自動車に適用される、ケーシング(2)と流体継手装置のタービン車 (10)との間に取付けられたロックアップ・クラッチにおいて、請求項1に基 づくねじり緩衝器を備え、緩衝板(60)を、タービン車(10)に溶接により 固着し、案内リングをピストン(221)に取付けて、ピストン(21)とケー シング(2)の殻部材(5)との間に摩擦板(24)を把持するようにしたこと を特徴とするねじり緩衝器を有するロックアップ・クラッチ。 23.特に自動車に適用される、駆動部材(2)と被動部材(18)との間の流 体継手装置(1)用のロックアップ・クラッチであって、請求項1に基づくねじ り緩衝器と、駆動部材(18)に対して軸線方向に可動に装着されたピストン( 21)(121)と、ピストンに組み合わされて、ピストンと対向側ピストン( 31)(131)との間に把持される少なくとも1個の摩擦板(24)とを備え るロックアップ・クラッチにおいて、ねじり緩衝器の入力部(40)を駆動部材 (2)に固定関係で装着し、出力部(60)を、2個の部材、すなわち、スプリ ング(50)の支持部材(61)(161)(261)と、支持部材(61)( 161)(261)に対して軸線方向に移動可能な円板(62)とで構成し、円 板(62)の両面に摩擦板(24)を設置し、摩擦板(24)を、ピストン(2 1)と、駆動部材(18)に対してともに回転するように取付けた対向側ピスト ン(31)の間に把持するように構成し、ピストン(21)を対向側ピストン( 31)(131)に対して軸線方向に移動し、かつ、ともに回転するように装着 し、ピストン(21)を対向側ピストン(31)が固着されたピストン軸(25 )に移動可能に装着し、支持部材(61)に、対向側ピストン(31)(131 )の方向を向く突起(67)を設けて、円板(62)の移動量を制限するように したことを特徴とするねじり緩衝器を有するロックアップ・クラッチ。 24.軸線方向に移動可能な回転継手手段(100)(101)〜(200)が 、ピストン(21)(121)と対向側ピストン(31)(131)との間で、 直接に作動するようにしたことを特徴とする請求項23に記載のクラッチ。 25.回転継手手段を、ピストン(21)の凹入部に係合するために、対向側ピ ストン(31)に形成した、たとえばふくらみ部である突出部(101)で構成 したことを特徴とする請求項24に記載のクラッチ。
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