JPH074998Y2 - 車両用リトラクタの支持構造 - Google Patents

車両用リトラクタの支持構造

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JPH074998Y2
JPH074998Y2 JP14962288U JP14962288U JPH074998Y2 JP H074998 Y2 JPH074998 Y2 JP H074998Y2 JP 14962288 U JP14962288 U JP 14962288U JP 14962288 U JP14962288 U JP 14962288U JP H074998 Y2 JPH074998 Y2 JP H074998Y2
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JP
Japan
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retractor
vehicle
support structure
belt retractor
belt
Prior art date
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JP14962288U
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吉晴 中川
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、リヤシートの乗員拘束用のショルダベルト
を引出し及び巻取るために用いる車両用リトラクタの支
持構造に関する。
(従来技術) 一般にリヤシートの乗員を拘束するために用いるシート
ベルト(ショルダベルト)は乗員の着座センタラインか
ら車幅方向外方へオフセットさせて、乗員の肩部に対応
する位置から導出することが要求されている。
このような要求を満たすために従来、例えば実開昭55−
147944号公報に記載の如きシートベルト案内装置があ
る。
すなわち、リヤデッキ上のリヤパッケシージにおけるリ
ヤピラー側コーナ部の限定された箇所にベルトリトラク
タを配設した構造である。
この従来構造を、リヤピラーが車室内方へ傾斜する車両
に適用した場合には、次の如き問題点が生ずる。
つまり、リヤデッキ41またはリヤパッケージトレイ上の
上述のコーナ部にベルトリトラクタ42を組付けるに際し
て、電動工具43によりボルト44をリヤデッキ41下面に予
め溶接固定したナット45に螺合しようとしても、上述の
電動工具43が車室内方へ傾斜したリヤピラー46のインナ
パネル47と干渉するため、電動工具43の差込み操作がで
きず、ベルトリトラクタ42の組付けが困難となる問題点
があった。
(考案の目的) この考案は、車両デザイン等の関係上、リヤピラーが車
室内方へ傾斜する構造のものに対してもベルトリトラク
タを容易に組付けることができるうえ、ベルトリトラク
タの支持剛性の向上を図ることができる車両用リトラク
タの支持構造の提供を目的とする。
(考案の構成) この考案は、リヤデッキ上のリヤピラー側コーナ部にベ
ルトリトラクタを配設した車両用リトラクタの支持構造
であって、リヤピラーインナパネルの縦面とリヤデッキ
上面とに跨がる略L字状のレイン部材を設け、上記レイ
ン部材に組付けられたベルトリトラクタを、該レイン部
材を介して車体に取付けた車両用リトラクタの支持構造
であることを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、上述の略L字状のレイン部材に予め
ベルトリトラクタを組付け、このレイン部材を介してベ
ルトリトラクタを車体に取付けるので、上述のレイン部
材のリヤピラーインナパネルの縦面に対応する箇所と、
リヤデッキ上面に対応し、かつリヤピラーインナパネル
から離間した箇所との2箇所から車体にボルトアップす
ることができる。
この結果、リヤピラーが車室内方へ傾斜する構造のもの
に対しても上述のベルトリトラクタを容易に組付けるこ
とができる効果がある。
加えて、上述のレイン部材はリヤピラーインナパネルの
縦面とリヤデッキ上面とに跨がって組付けられるので、
ベルトリトラクタの支持剛性の向上を図ることができる
効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両用リトラクタの支持構造を示し、第1図乃至
第3図において、左右のクォータパネル1,1間(但し図
面では一方のみを図示)に水平に張架したリヤデッキパ
ネル2を設け、このリヤデッキパネル2の所定箇所に形
成したスピーカ取付孔3にはスピーカ4を配設すると共
に、このスピーカ4の上面にはウレタン部材5を介して
スピーカグリル6を取付けている。
上述のスピーカグリル6の下端は、リヤデッキパネル2
上に配設したリヤパッケージトリム7上に配置してい
る。
一方、シートクッション8とシートバック9とを備えた
リヤシート10の乗員を拘束するために用いるシートベル
ト(ショルダベルト)11を引き出し、巻取り用のベルト
リトラクタ12を設けている。
このベルトリトラクタ12は凹状ブラケット13の内側にシ
ートベルト巻回部を、凹状ブラケット13の一側外面に駆
動機構を収納したケーシング14を備え、このベルトリト
ラクタ12は同リトラクタ12センタラインに対応する位置
のボルト15、ナット16を用いて予めレインフォースメン
ト17に組付けている。
上述のレインフォースメント17は、リヤピラーインナパ
ネル18の縦面とリヤデッキパネル2の上面とに跨がる略
L字状のレイン部材で、このレインフォースメント17の
立設状の一片17aと、水平状の他片17bにおけるリヤピラ
ーインナパネル18から離間した位置との両箇所にボルト
貫通孔19,19を穿設している。
また、上述のレインフォースメント17の他片17b下面に
はベルトリトラクタ12の凹状ブラケット13に突設した位
置決めピン20を突出させている。
さらに、上述のベルトリトラクタ12を取付けるリヤデッ
キパネル2のリヤピラー側コーナ部には、上述の位置決
めピン20を挿入する位置決め孔21と、ナット16を挿入す
る穴22とを形成している。
さらにまた、上述のリヤピラーインナパネル18の縦面部
外面と、リヤデッキパネル2下面との所定箇所にはリト
ラクタ組付け用のボルト23,23を螺合するためのナット2
4,24を予め溶接固定している。
なお、図中、25はリヤピラーアウタパネル、26はリトラ
クタカバー、27はリヤウインド、28はシートベルト11を
案内するためのベルトアンカ、29はタイヤハウス、30は
パーティションパネルである。
上述のようにレインフォースメント17に予め組付けたベ
ルトリトラクタ12を車体に取付けるには、まず、上述の
レインフォースメント17下面のナット16および位置決め
ピン20を穴22および位置決め孔21に挿入して、位置決め
ピン20と位置決め孔21との両者により、ベルトリトラク
タ12の車幅方向の振止めを行なう。
次に電動工具(図示せず)を用いてリトラクタ組付け用
のボルト23,23をボルト貫通孔19,19からそれぞれの対応
するナット24,24に螺合することで、上述のベルトリト
ラクタ12をレインフォースメント17を介してリヤピラー
インナパネル18の縦面と、リヤデッキパネル2とに取付
ける。
ここで、レインフォースメント17の他片17bの取付け
は、ボルト貫通孔19がリヤピラーインナパネル18から離
間した位置に形成されているので、電動工具による上方
向からのボルトアップを容易に行なうことができ、また
レインフォースメント17の一片17aの取付けは、電動工
具による横方向からのボルトアップにより容易に取付け
ることができる。
なお、上述のリトラクタ組付け作業はリヤパッケージト
リム7およびリトラクタカバー26の取付け以前に行なう
ことは勿論である。
このように略L字状のレインフォースメント17を介して
ベルトリトラクタ12を車体に取付けるので、リヤピラー
が第3図に示す如く車室内方へ傾斜する構造の車両に対
しても、或はスピーカ4のレイアウトによりベルトリト
ラクタ12を内方へ寄せられない場合においても上述のベ
ルトリトラクタ12を容易に組付けることができる効果が
ある。
加えて、上述のレインフォースメント17はリヤピラーイ
ンナパネル18の縦面とリヤデッキパネル2の上面とに跨
がって組付けられるので、ベルトリトラクタ12の支持剛
性の向上を図ることができる効果がある。
この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案のリヤデッキは、実施例のリヤデッキパネル2
に対応し、 以下同様に、 レイン部材は、レインフォースメント17に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるもは
のではない。
例えば、第2図に示すボルト15、ナット16でリヤデッキ
パネル2を共締めしてもよいことは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、 第1図は車両用リトラクタの支持構造を示すリトラクタ
組付前の斜視図、 第2図はリトラクタ組付後における車体前後方向の断面
図、 第3図はリトラクタ組付後における車幅方向の断面図、 第4図は従来の車両用リトラクタの支持構造を示す断面
図である。 2……リヤデッキパネル 12……ベルトリトラクタ 17……レインフォースメント 18……リヤピラーインナパネル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リヤデッキ上のリヤピラー側コーナ部にベ
    ルトリトラクタを配設した車両用リトラクタの支持構造
    であって、 リヤピラーインナパネルの縦面とリヤデッキ上面とに跨
    がる略L字状のレイン部材を設け、 上記レイン部材に組付けられたベルトリトラクタを、該
    レイン部材を介して車体に取付けた 車両用リトラクタの支持構造。
JP14962288U 1988-11-15 1988-11-15 車両用リトラクタの支持構造 Expired - Lifetime JPH074998Y2 (ja)

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JP14962288U JPH074998Y2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15 車両用リトラクタの支持構造

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JP14962288U JPH074998Y2 (ja) 1988-11-15 1988-11-15 車両用リトラクタの支持構造

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JPH0269558U JPH0269558U (ja) 1990-05-25
JPH074998Y2 true JPH074998Y2 (ja) 1995-02-08

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ID=31422020

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