JPH07472Y2 - ラフィングジブ装置 - Google Patents

ラフィングジブ装置

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JPH07472Y2
JPH07472Y2 JP16264387U JP16264387U JPH07472Y2 JP H07472 Y2 JPH07472 Y2 JP H07472Y2 JP 16264387 U JP16264387 U JP 16264387U JP 16264387 U JP16264387 U JP 16264387U JP H07472 Y2 JPH07472 Y2 JP H07472Y2
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JP
Japan
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jib
base
mast
telescopic boom
section
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JP16264387U
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JPH0168386U (ja
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英雄 宮家
敏明 荒川
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Tadano Ltd
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Tadano Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、伸縮ブームに継ぎ足されるラフィングジブ装
置に関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種のラフィングジブ装置について第2図に図
示し以下に説明する。伸縮ブーム1の先端部左右上下位
置にボス2a(2a′)、3a(3a′)を配置し、このボス2a
(2a′)、3a(3a′)と上下に対峙してその基端部左右
上下位置にボス2b(2b′)、3b(3b′)を配置したピン
4(4′)で連結することにより伸縮ブーム1の先端部
の前方へ突出状態にジブ取付ブラケット5が取り付けら
れている。ジブ本体6は基ジブセクション7、中間ジブ
セクション8および先端ジブセクション9とからなり、
基ジブセクション7の基端部は前記ジブ取付ブラケット
5の先端部に起伏自在に枢着連結10されている。マスト
11は前マスト12、後マスト13およびステー14からなり、
前マスト12の基端部を後マスト13の基端部に枢着連結15
し、後マスト13の基端部は前記ジブ取付ブラケット5の
基端寄り背面位置に起伏自在に枢着連結16している。前
マスト12と後マスト13の各先端部間にはステー14の両端
を枢着連結17,18しており、マスト11は逆三角形の形状
となっている。このステー14は2つの部材からなり略中
央部で2つのピンにより連結されている。ステー14の前
記2つのピンのうち一方のピンを抜き1つのピンで連結
させることにより、ステー14の略中央部より折畳み前マ
スト12と後マスト13を近接させて格納できるようになっ
ている。前マスト12の先端部とステー14の枢着連結点18
と前記先端ジブセクション9先端部間にはテンションワ
イヤ19を配置し、後マスト13の先端部とステー14の枢着
連結17にはバックテンションワイヤ20が連結されてい
る。したがって図示しないが伸縮ブーム1の基端側に配
置した第1ウインチを駆動することによりバックテンシ
ョンワイヤ20を巻込み巻戻ししてジブ本体6を枢着連結
10により起伏自在とするようにしてある。そして図示し
ないが伸縮ブームの基端側に配置した第2ウインチより
繰り出したサブワイヤ25を後マスト13の先端部、前マス
ト12の適所、先端ジブセクション9の先端部に夫々配置
したシーブを経過してその先端にフックを吊持(図示し
ない)して、第2ウインチを駆動することにより前記フ
ックを上下に移動させてクレーン作業を行うようにして
いる。このように構成されたラフィングジブ装置は、伸
縮ブーム1の先端部より外して搬送する場合に次の様に
分割格納される。すなわちジブ取付ブラケット5、基ジ
ブセクション7およびマスト11を一体的に連結した部分
と、先端ジブセクション9、中間ジブセクション8とに
分割され、その長さを短くして車両の荷台上に積載し搬
送するものである。特にジブ取付ブラケット5、基ジブ
セクション7およびマスト11を一体的に連結しておく
と、個々に分解組立する場合に比べその作業に要する時
間の浪費や煩わしさを省略できる利点から一体的に連結
したまま脱着を行うようにしている。
(従来技術の問題点) ところがこの一体的に連結した前記部分を伸縮ブーム1
の先端部前方へ装着するにあたり、伸縮ブーム1の伸縮
動と起伏動により伸縮ブーム1の先端部を車両の荷台に
積載されたジブ取付ブラケット5に近接させ、一体的に
連結した前記部分を車両の荷台に積載したまま伸縮ブー
ム1の先端部前方へ装着しようとするものであるが、伸
縮ブーム1の先端部に配置した前記ボス2a(2a′)、3a
(3a′)とジブ取付ブラケット5の基端部に配置した前
記ボス2b(2b′)、3b(3b′)の位置を合わすことがで
きず、このままでは前記ジブ4(4′)をこれらのボス
に挿入して伸縮ブーム1の先端部前方にジブ取付ブラケ
ット5を連結できないものであった。
すなわち、ラフィングジブ装置の一体的に連結した部
分、特にジブ取付ブラケット5の基端部に配置したボス
2b(2b′)、3b(3b′)の地上からの高さは、その時に
よっていろいろと変化する(例えばラフィングジブ装置
を荷台に積載する車両によりその荷台の高さは変化する
からそれに積載したラフィングジブ装置の高さも変化す
る。)ものであり、これに対処するために伸縮ブーム1
を適宜伸縮動および起伏動してその高さを合わせようと
するものであるが、伸縮ブーム1の伸縮動および起伏動
に対して伸縮ブーム1の先端部に配置したボス2aと3a
(あるいは2a′と3a′)の上下位置を結ぶ直線(軸芯)
が傾いてしまい、これらのボスに対峙するジブ取付ブラ
ケット5の基端部に配置したボス2bと3b(あるいは2b′
と3b)の上下位置を結ぶ直線(軸芯)に合わない結果を
招いているものである。
そこで別にクレーン車を準備して、一体的に連結した前
記部分を吊上げて前記直線(軸芯)を合わせてピン4
(4′)を前記ボスに挿入させて連結させるようにして
いる。
本考案は上記問題点に鑑みてラフィングジブ装置の一体
的に連結したまま別のクレーン車を準備することなく伸
縮ブーム1の先端部に脱着できるようにしたラフィング
ジブ装置を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案のラフィングジブ装置
は、 その基端部における左右上下位置を伸縮ブームの先端部
の左右上下位置へ適宜の連結手段を介して着脱自在に連
結することにより伸縮ブームの先端部の前方へ突出状態
に取り付けられるジブ取付ブラケット、 基ジブセクション、中間ジブセクションおよび先端ジブ
セクションとからなり、基ジブセクションの基端部を前
記ジブ取付ブラケットの先端部に起伏自在に枢着連結さ
れたジブ本体、 前記ジブ取付ブラケットの基端寄り背面位置にその基端
部を起伏自在に枢着連結したマスト、 を備え、伸縮ブームの先端部への着脱時には、マストを
基ジブセクションの背面へ倒伏させた状態で、ジブ取付
ブラケット、基ジブセクションおよびマストを一体的に
着脱するようにした伸縮ブームの先端部に継ぎ足される
ラフィングジブ装置において、 倒伏状態にあるマストと基ジブセクションの適所間を解
除可能に連結する長さ調節自在な固締装置を設けたこと
を特徴とするものである。
(作用) 上記の如き構成をもつ本考案のラフィングジブ装置は、
倒伏状態にあるマストと基ジブセクションの適所間を固
締装置で連結し、その長さを調整することにより、ジブ
取付ブラケットの先端部と基ジブセクションの基端部と
の枢着連結点を中心にジブ取付ブラケットを回動させ、
ジブ取付ブラケットの基端部を連結手段により伸縮ブー
ムの先端部に連結するジブ取付ブラケット側のその上下
位置を結ぶ直線の傾きを変化させることができるもので
あるから、ジブ取付ブラケットの前記上下位置に対峙す
る伸縮ブーム先端部の上下位置を結ぶ直線の傾きに合わ
せることができるものである。そして両者の位置を合わ
せた後に適宜の連結手段で連結することにより、ジブ取
付ブラケット、基ジブセクションおよびマストを一体的
に別にクレーン車を準備する必要もなく伸縮ブーム先端
部に着脱できるものである。
(実施例) 以下本考案のラフィングジブ装置の実施例について第1
図に図示し以下に説明する。第1図は、 本考案に係るラフィングジブ装置を分割して車両の荷台
上に積載し、伸縮ブームの先端部へマストを基ジブセク
ションの背面へ倒伏させた状態でジブ取付ブラケット、
基ジブセクションおよびマストを一体的に着脱しようと
している状態を図示しているものである。また第1図に
図示する車両の荷台上には、ラフィングジブ装置の中間
ジブセクションも積載しているが、第1図には図示を略
している。第1図に図示する符号で1〜5,7,および9〜
18は、従来技術の説明で第2図に図示したものと同じで
あるので説明を略する。21は、固締装置であって、マス
ト11の後マスト13先端部の枢着連結点17と基ジブセクシ
ョン7の先端部に設けた連結点22間に配置させてこの両
連結点17,22を連結しており、その中間部を回転させる
ことによりその長さを調整できるようターンバックル構
造としている。23は、基ジブセクション7に設けた連結
点であって、固締装置21を前記両連結点17,22間に配置
しない時に、固締装置21の連結点17での連結を解いてこ
の連結点23に連結して固締装置21を基ジブセクション7
に固定させるようにしている。24は、マスト支持ローラ
であって、基ジブセクション7の背面に倒伏状態にある
マスト11の前マスト12をその長手方向に移動自在に支承
するものである。
このように構成した本考案のラフィングジブ装置は、次
の様に作用するものである。いま仮に第1図に図示する
状態でラフィングジブ装置を分割して車両の荷台上に積
載しているものを伸縮ブーム1の先端部に装着する場合
について説明する。伸縮ブーム1を適宜伸縮駆動および
起伏駆動させて伸縮ブーム1の先端部に配置したボス2a
(2a′),3a(3a′)をジブ取付ブラケット5の基端部
に配置したボス2b(2b′),3b(3b′)に近接させる。
次に、 前記固締装置21の中間部を回転させ、連結点22と枢着連
結点16間の長さを変化させる。この時前マスト12および
ステー14の一部は前記マスト支持ローラ24にて支持され
ているものであるから前記長さの変化に伴って移動する
後マスト13に従って前マスト12およびステー14も移動す
る。そしてジブ取付ブラケット5は、その先端部と基ジ
ブセクション7との枢着連結点10を中心に回動するもの
であるから、ジブ取付ブラケット5の基端部に配置した
2bと3b(あるいは2b′と3b′)を結ぶ直線(軸芯)の傾
きを変化させることができるもので、前記ボス2bと3b
(あるいは2b′と3b′)に対峙する伸縮ブーム先端部の
ボス2aと3a(あるいは2a′と3a′)を結ぶ直線(軸芯)
にジブ取付ブラケット5側の前記直線(軸芯)が合うよ
うに固締装置21により調整する。
以上のようにして対峙する各ボスの位置を合わせた後ピ
ン4(4′)にて連結して伸縮ブーム1の先端部前方へ
ジブ取付ブラケット5を装着するものである。装着完了
後は枢着連結点17より固締装置21の一端の連結を解いて
その一端を連結点23に連結して固締装置21を基ジブセク
ション7に固定させておく。そして基ジブセクション7
の先端部に中間ジブセクションの基端部を連結し、中間
ジブセクションの先端部(中間ジブセクションが複数個
からなる場合は長終の中間ジブセクションの先端部)に
先端ジブセクション9の基端部を連結してジブ本体を組
立てると共に、テンションワイヤ、バックテンションワ
イヤ、サブワイヤを掛け廻し、折畳んだマスト11をジブ
取付ブラケット5の背面上で逆三角形に広げ、第2図の
状態にしてクレーン作業を行うものである。逆に伸縮ブ
ーム1の先端部より外す場合については上記の説明と逆
にすればよい。この場合固締装置21によりその長さを調
整することにより、前記ボスよりピン4(4′)を容易
に抜くことができるものである。
(考案の効果) 本考案は、以上の如く構成し作用するものであるから、
マストを基ジセクションの背面へ倒伏させた状態で、ジ
ブ取付ブラケット、基ジブセクションおよびマストを一
体的に伸縮ブームの先端部前方へ、別のクレーン車等を
準備することなく脱着できるものでその効果大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るラフィングジブ装置の説明図、
第2図は従来のラフィングジブ装置の説明図である。 1;伸縮ブーム、5;ジブ取付ブラケット、6;ジブ本体、7;
基ジブセクション、8;中間ジブセクション、9;先端ジブ
セクション、11;マスト、21;固締装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】その基端部における左右上下位置を伸縮ブ
    ームの先端部の左右上下位置へ適宜の連結手段を介して
    着脱自在に連結することにより伸縮ブームの先端部の前
    方へ突出状態に取り付けられるジブ取付ブラケット、 基ジブセクション、中間ジブセクションおよび先端ジブ
    セクションとからなり、基ジブセクションの基端部を前
    記ジブ取付ブラケットの先端部に起伏自在に枢着連結さ
    れたジブ本体、 前記ジブ取付ブラケットの基端寄り背面位置にその基端
    部を起伏自在に枢着連結したマスト、を備え、 伸縮ブームの先端部への着脱時にマストを基ジブセクシ
    ョンの背面へ倒伏させた状態で、ジブ取付ブラケット、
    基ジブセクションおよびマストを一体的に着脱するよう
    にした伸縮ブームの先端部に継ぎ足されるラフィングジ
    ブ装置において、 倒伏状態にあるマストと基ジブセクションの適所間を解
    除可能に連結する長さ調節自在な固締装置を設けたこと
    を特徴とするラフィングジブ装置。
JP16264387U 1987-10-23 1987-10-23 ラフィングジブ装置 Expired - Lifetime JPH07472Y2 (ja)

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JP16264387U JPH07472Y2 (ja) 1987-10-23 1987-10-23 ラフィングジブ装置

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JPH0168386U JPH0168386U (ja) 1989-05-02
JPH07472Y2 true JPH07472Y2 (ja) 1995-01-11

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ID=31446652

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