JPH0745513Y2 - 移動式クレーンにおける下ラチスブーム装置 - Google Patents

移動式クレーンにおける下ラチスブーム装置

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JPH0745513Y2
JPH0745513Y2 JP2167990U JP2167990U JPH0745513Y2 JP H0745513 Y2 JPH0745513 Y2 JP H0745513Y2 JP 2167990 U JP2167990 U JP 2167990U JP 2167990 U JP2167990 U JP 2167990U JP H0745513 Y2 JPH0745513 Y2 JP H0745513Y2
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JP
Japan
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boom
lattice boom
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crane
lower lattice
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JP2167990U
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隆 奥野
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、クローラクレーン、トラッククレーン等の
移動式クレーにおけるラチスブームを構成する下ラチス
ブームに関する。
[従来の技術] まず、従来のラチスブームをそなえたクローラクレーン
の一例を、第6図および第7図を参照して説明する。
無限軌道式の走行体をそなえたクレーン本体1の前部に
は、下ラチスブーム2が起伏可能に取付けられており、
下ラチスブーム2には任意数のつなぎラチスブーム3A、
3B、3Cが順次連結され、最上位のつなぎラチスブーム3C
には上ラチスブーム4が連結されている。クレーン本体
1上には、巻上ドラム17、起伏ドラム18が設置され、作
業時には高さを高くし、輸送時には高さを低くできるA
フレーム9が取付けられている。巻上ドラム17からくり
出された巻上ロープ6は、上ラチスブーム4の頂部に取
付けたシーブから垂下させられ、これにはフック5が吊
り下げられている。起伏ドラム18からくり出された起伏
ロープ16は、Aフレーム9の頂部に取付けたシーブを経
過させ、ブライドル8に連結されている。ブライドル8
に一端を連結したペンダントロープ7の他端は上ラチス
ブーム4の頂部に連結されている。
第6図はラチスブームを起こしてフック5により荷役作
業を行う状態を示す。
このようなクローラクレーンの搬送は、上ラチスブーム
4、つなぎラチスブーム3A、3B、3Cを取りはずし、下ラ
チスブーム2のみを取付けた状態で、第7図に示すよう
に、トレーラ10に積載して行うことが多い。これは、全
高寸法、全長寸法、重量の制約による。なお、取りはず
した上ラチスブーム4、つなぎラチスブーム3A〜3Cは別
のトラックに積載して搬送される。
一般には、ラチスブームの分解は補助のクレーンを使用
することなく、つぎのようにして行える。すなわち、第
6図に示す作業姿勢から、ブームを倒してその先端部を
接地させ、ブライドル8とペンダントロープ7とを連結
しているピンを抜き取り、そのブライドル8を下ラチス
ブームの上端部に設けられているブラケットに連結させ
て、ブームを保持しながら、つなぎラチスブーム3A、3
B、3Cの連結ピンを順次抜き取る。
[考案が解決しようとする課題] さて、上述のようにして分解したつなぎラチスブーム3
A、3B、3C、フック5、ペンダントロープ7等を搬送の
ためトラックに積込むには、クローラクレーンは下ラチ
スブーム付きだけであるので、クレーンの機能を有しな
いゆえ、つぎの二手段がとられる。その第一は、補助ク
レーンを準備してそれを使用する。これでは費用が高く
つく。第二は、下ラチスブームに再度上ラチスブーム
4、そのブーム4分のペンダントロープ、フック5を組
込み、クレーン機能を回復させる。この手段は、つなぎ
ラチスブーム3A、3B、3Cをトラックに積載することはで
きるが、上ラチスブーム4を積載することは極めてむず
かしく、かつ、上ラチスブーム4の取付け等のクレーン
機能の回復に要する手間および時間もかかる。
この考案は、前記にかんがみてなされたもので、下ラチ
スブームのみを付けた姿勢のままで、容易にクレーン作
業を行うことができる下ラチスブーム装置を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、この考案は、ラチスブーム
を形成する下ラチスブームを、クレーン本体に起伏可能
に取付けた移動式クレーンにおいて、下ラチスブーム
に、その軸線方向と同一方向に巻上手段をそなえた伸縮
補助ブームを設置し、伸縮補助ブームの最縮小状態でそ
の先端が下ラチスブームの先端とほぼ同等位置になるよ
うに構成したことを特徴とする。
[作用] ラチスブームを形成した上ラチスブームおよびつなぎラ
チスブームを取りはずして下ラチスブームのみを付けた
姿勢において、伸縮補助ブームを伸長させて巻上手段に
よりクレーン作業を行う。
[実施例] つぎに、この考案の一実施例を第1図ないし第3図によ
り説明する。
下ラチスブーム2の内部には、最縮小状態でその先端が
下ラチスブーム2の先端とほぼ同等位置になるように構
成した複数段、たとえば三段の伸縮補助ブーム(以下補
助ブームという)11が設置されている。この補助ブーム
11の軸線方向は下ラチスブーム2のそれと同一方向にし
てあり、油圧駆動等の動力源は、クレーン本体1側から
取り出され、クレーンの運転席で操作を行えるようにす
る。補助ブーム11の基端部側の下ラチスブーム11内に
は、クレーンの運転席から操作する巻上ウインチ12が取
付けられており、この巻上ウインチ12からくり出された
補助巻上ロープ13は、最先端、すなわち三段目のブーム
の先端部に取付けたシーブから垂下させられ、これには
補助フック14が吊り下げられている。
第6図に示すように、ラチスブーム全体を装着して、本
来のクリーン作業を行う時には、第1図および第2図に
示すように、補助ブーム11は最縮小状態としてしてラチ
スブーム2内に格納しておく。したがって、下ラチスブ
ーム2外への突出物はなく、障害はなんら生じない。
前述したように、上ラチスブーム4、つなぎラチスブー
ム3C、3B、3Aを取りはずし、下ラチスブーム2のみを付
けた状態にすると、補助ブーム11によるクレーン作業が
可能になる。すなわち、運転席から補助巻上ロープ13を
繰り出しながら補助ブーム11を第1図に鎖線で表わすよ
うに伸長させれば、補助ブーム11の先端は下ラチスブー
ム2の先端から十分に突出し、下ラチスブーム2が邪魔
にならずに補助フック14を使用してクレーン作業を行う
ことができる。補助ブーム11の起伏は下ラチスブーム2
の起伏を行えばよく、旋回も通常の動作と同じである。
したがって、第3図に示すように、上ラチスブーム4も
補助フック14で吊り上げて自力でトラック15に積載する
ことができる。
補助ブーム11によるクレーン作業がすべて終了したら、
第1図に示すように補助ブーム11を下ラチスブーム2内
に格納し、最後に自走により第7図に示すようにトレー
ラ10に積載する。すなわち、補助クレーンを使用せずに
搬送準備を容易に行える。
第4図は補助ブーム11を下ラチスブーム2の下面(腹
面)に取付けたこの考案の他の実施例を示し、第5図は
補助ブーム11を下ラチスブームの上面(背面)に取付け
たこの考案の他の実施例を示す。両実施例の作動はさき
に説明した実施例と同じである。
[考案の効果] 以上説明したこの考案によれば、下ラチスブームのみを
クレーン本体に取付けた姿勢で、補助ブームにより上ラ
チスブーム、つなぎラチスブーム等のトラックへの積込
みを簡便に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示し、第1
図は側面図、第2図は平面図、第3図は上ラチスブーム
の積込みを行う状態を示す側面図、第4図、第5図はそ
れぞれこの考案の他の実施例を示す側面図、第6図は従
来のラチスブームをそなえたクローラクレーンの一例を
示す側面図、第7図は第6図のクローラクレーンにおけ
る上ラチスブーム、つなぎラチスブーム等を取り外し、
下ラチスブームのみを付けた搬送姿勢でトレーラに積載
した状態を示す側面図である。 1…クレーン本体、2…下ラチスブーム、8′…ブライ
ドル、9…Aフレーム、11…伸縮補助ブーム、12…巻上
ウインチ、13…補助巻上ロープ、14…補助フック、16…
起伏ロープ、17…巻上ドラム、18…起伏ドラム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラチスブームを形成する下ラチスブーム
    を、クレーン本体に起伏可能に取付けた移動式クレーン
    において、下ラチスブームに、その軸線方向と同一方向
    に巻上手段をそなえた伸縮補助ブームを設置し、伸縮補
    助ブームの最縮小状態でその先端が下ラチスブームの先
    端とほぼ同等位置になるように構成したことを特徴とす
    る下ラチスブーム装置。
JP2167990U 1990-03-03 1990-03-03 移動式クレーンにおける下ラチスブーム装置 Expired - Lifetime JPH0745513Y2 (ja)

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JPH03113386U JPH03113386U (ja) 1991-11-19
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JP5306520B1 (ja) * 2012-07-04 2013-10-02 Ihi建機株式会社 クレーンのアタッチメント
JP6147029B2 (ja) * 2013-02-28 2017-06-14 日本車輌製造株式会社 アースドリル
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JP5800848B2 (ja) * 2013-03-29 2015-10-28 日立住友重機械建機クレーン株式会社 シリンダ格納装置、ブーム装置およびクローラクレーン

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