JPH0746857Y2 - 耐圧埋設管 - Google Patents

耐圧埋設管

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JPH0746857Y2
JPH0746857Y2 JP1989148452U JP14845289U JPH0746857Y2 JP H0746857 Y2 JPH0746857 Y2 JP H0746857Y2 JP 1989148452 U JP1989148452 U JP 1989148452U JP 14845289 U JP14845289 U JP 14845289U JP H0746857 Y2 JPH0746857 Y2 JP H0746857Y2
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JP
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pipe
ridge
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pressure resistant
buried pipe
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JP1989148452U
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JPH0386273U (ja
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昭夫 永吉
清治 永吉
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ユーシー産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐圧強度が要求される電線保護管その他の地中
埋設管等の大径管、或いは流体供給用管として使用され
る耐圧埋設管の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、地中埋設管としては耐圧強度が要求されるこ
とから、ヒューム管や鋳鉄管などが使用されているが、
重量が大であるために取扱い難くて施工性が悪くなり、
その上、屈曲性を全く有しないために僅かに彎曲させた
い場合でも施工ができないという問題点があった。
このため、第7図に示すように、頂面部(1a)の両端に
側面部(1b)(1b)を屈曲形成すると共にこれらの両側
面部(1b)(1b)の端部に水平方向に屈曲した耳部(1
c)(1c)を一体に設けてなる断面U字状薄金属板製の
突条部材(1)を管軸方向に螺旋状に巻回し、その対向
耳部(1c)(1c)間を合成樹脂材(4)によって一体に
連結すると共に外表面を樹脂被覆(3)してなる耐圧管
が考案されている。
この耐圧管によれば、土圧などの外圧に対して金属薄板
製螺旋突条部材(1)が適度の強度を発揮すると共に、
この合成樹脂被覆(3)によって地下水などの影響によ
る腐食等の発生が防止されるという利点を有する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら上記耐圧管は、螺旋突条部を山部として両
側面部(1b)(1b)の端部に水平方向に設けている耳部
(1c)(1c)同士の接合により、両側面部(1c)(1c)
間の間隔と同等の幅を有する谷部(10)を形成している
ので、土圧等の外圧を受止する山部の数がその谷部分だ
け少なくなり、所望の強度を発揮させるには山部の高さ
や形状を大きくする必要が生じて比較的大きな外径とな
り、取扱性等に難点が生じるばかりでなく管の一定長さ
当たりの山部の数が少なくなって管全体の屈曲性が阻害
されるという問題点がある。
さらに、上記したように所望の強度を発揮させるために
山部の高さや形状を大きくすると、管を製造する時に、
その彎曲変形を容易に行わせることができず、比較的小
径の管を製造することが困難である。
又、頂面部(1a)に外圧が作用した時に、傾斜した両側
面(1b)(1b)が末広がり状に変形して耐圧強度が弱く
なるという問題点を有する。
本考案はこのような問題点を全面的に解消し得る耐圧埋
設管の提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の耐圧埋設管は、山
部を形成する頂面部(1a)の両端に略垂直な側面部(1
b)(1b)を屈曲形成してなる端面U字状ないしは門形
状の突条(1)が、その対向側面部(1b)(1b)間に小
間隙(2)を存した状態で管の長さ方向に連続螺旋状に
巻回されて螺旋管主体(A)を形成してあり、この螺旋
管主体(A)の対向する各側面部(1b)(1b)の内端部
間を樹脂(4)により一体的に連結してなる構造を有す
るものである。
〔作用〕
螺旋突条(1)の対向する略垂直な両側面部(1b)(1
b)が互いに小間隙(2)を存した状態で螺旋管主体
(A)が形成されているので、従来のような山部が反転
した形状の谷部が存在せず、山部が密に連なった螺旋管
が形成されて単位長さ当たりの山部の数が多くなり、従
って、山部による耐圧強度が増大して従来の耐圧管と同
一強度の管を製造する場合には山部の高さを小さくして
外径の小さい管とすることができると共にその高さが低
く形成し得るから管の製造時における彎曲成形が容易と
なり、比較的小径の管であっても円滑に彎曲させながら
螺旋管を製造し得る。
さらに、山部の数が多いために屈曲し易くなって施工性
が向上すると共に突条(1)の両側面部(1b)(1b)が
略垂直面に形成されているから、外圧に対しての強度が
増大し、その上、これらの両側面部(1b)(1b)は小間
隙(2)しか有していないために、大きな外圧によって
管が僅かに内方に変形した場合には、山部の対向稜角部
同士が互いに密着して反発し合い、管の変形を防止して
耐圧強度が一層増大するものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面について説明すると、(A)は金
属製螺旋管主体で、一定幅を有する山部を形成する頂面
部(1a)の両端に一定高さの略垂直な傾面部(1b)(1
b)を管の内径方向に屈曲形成してなる断面U字状ない
しは門形状の薄金属板製突条(1)を、先に環状に1巻
きされる突条部と次に1巻きされる突条部との対向側面
部(1b)(1b)間に僅かな小間隙(2)を存しながら一
定径の回転成形軸上に管軸方向に螺旋状に巻装すること
によって形成されているものである。
この金属製螺旋管主体(A)の外表面には、予め薄金属
板製突条(1)の表面に合成樹脂を塗布、又は合成樹脂
帯状材を層着しておくことによって、樹脂被覆層(3)
が形成されてあり、山部の頂面部(1a)における両側部
には樹脂の肉盛りによる連続突部(3a)(3a)が螺旋方
向に形成されていると共に、管の内径方向に向かって前
記小間隙部(2)を存して互いに平行に設けられている
対向側面部(1b)(1b)の内端部は螺旋方向の全長に亘
って合成樹脂片(4)により埋設され、この合成樹脂片
(4)を介して一体的に連結してある。
螺旋管主体(A)を形成している薄金属板製突条(1)
の山部を形成する頂面部(1a)の形状は、第1図及び第
2図に示すように半円形状であってもよく、又、第3図
及び第4図に示すように両側面部(1b)(1b)の外端に
連なる両稜角部を円弧状に彎曲させ、その間の部分を平
坦面に形成したものであってもよい。
又、上記の実施例においては、隣接する突条部の両側面
部(1b)(1b)の端部が合成樹脂片(4)によってのみ
接合されているが、第5図及び第6図に示すように、そ
の両側面部(1b)(1b)の端部を外方に折り返し屈曲さ
せて係止片部(1d)(1e)を形成し、一方の係止片部
(1d)内に他方の小形係止片部(1e)を嵌め込んで互い
に係合させた構造としてもよい。
このように構成すると、螺旋管主体(A)を製造する際
に、先に巻回する薄金属板製突条部の係止片部(1d)に
次に巻回する突条部の係止片部(1e)を嵌め込みながら
突条部間の前記小間隙部(2)を常に一定間隔に規制、
保持して精度のよい螺旋管を円滑に形成することができ
ると共に得られた耐圧管に外圧が作用した場合、これら
の係止突片部(1d)(1e)を介して隣接する突条部に圧
力を分散させることができ、耐圧強度を一層増大させる
ことができる。
なお、この実施例においても、螺旋突条(1)の外表面
に樹脂被覆層(3)が設けられると共に係止突片部(1
d)(1e)間は樹脂片(4)によって一体に埋設、連結
されているものである。
このように構成した耐圧管は、地中に埋設されて電線配
管等として使用されるものであるが、その施工時等の取
扱時において、管同士が摺接したり他物が管表面に当接
した時に、管表面が疵を受けるのを前記樹脂突部(3a)
(3a)で防止すると共に表面に全面的に被覆している樹
脂被覆層(3)によって地下水などによる金属製螺旋管
主体(A)の腐食等の発生を防止している。
又、密に形成してる螺旋突条(1)によって土圧等の外
圧を強固に受止し、長期の使用に耐えることができるも
のである。
なお、上記各実施例においては、螺旋突条(1)を薄肉
の金属製帯板より形成しているが、金属製に代えて適度
の剛性と硬質性を有するポリエチレン等の合成樹脂によ
って形成したものであっても本考案を満足させることが
できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案の耐圧埋設管は、山部を形成する頂
面部(1a)の両端に略垂直な側面部(1b)(1b)を屈曲
形成してなる断面U字状ないしは門形状の突条(1)
が、その対向側面部(1b)(1b)間に小間隙(2)を存
した状態で管の長さ方向に連結螺旋状に巻回されて螺旋
管主体(A)を形成してあり、この螺旋管主体(A)の
対向する各側面部(1b)(1b)の内端部間を樹脂(4)
により一体的に連結してなるものであるから、螺旋突条
(1)の対向する略垂直な両側面部(1b)(1b)が互い
に小間隙(2)を存した状態で螺旋管主体(A)が形成
されているので、従来のような山部が反転した形状の谷
部が存在せず、山部が密に連なった螺旋管が形成されて
単位長さ当たりの山部の数を多くすることができ、従っ
て、管の耐圧強度を増大させることができると共に従来
の耐圧管と同一強度の管を製造する場合には山部の高さ
を小さくして外径の小さい管とすることができ、その場
合でも山部の高さが低いから成形軸上に突条(1)を巻
回する際の彎曲成形が容易となり、比較的小径の管であ
っても円滑に彎曲させながら螺旋管を製造し得るもので
ある。
さらに、山部の数が多いために管が屈曲し易くなって施
工性を向上させることができると共に、突条(1)の両
側面部(1b)(1b)が略垂直面に形成されているから、
外圧に対しての強度が増大し、その上、これらの両側面
部(1b)(1b)は小間隙(2)しか有していないため
に、大きな外圧によって管が内方に変形した場合には、
山部の対向稜角部同士が互いに密着して反発し合い、管
の変形を防止して耐圧強度を一層増大させることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の実施例を示すもので、第1
図は例1の一部を断面した側面図、第2図はその一部拡
大断面図、第3図は例2の一部を断面した側面図、第4
図はその一部拡大断面図、第5図及び第6図は変形例を
示す一部拡大断面図、第7図は従来例を示す一部を断面
した側面図である。 (1)……螺旋突条、(1a)……頂面部、(1b)(1b)
……側面部、(2)……小間隙部、(4)……合成樹脂
片、(A)……螺旋管。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】山部を形成する頂面部(1a)の両端に略垂
    直な側面部(1b)(1b)を屈曲形成してなる断面U字状
    ないしは門形状の突条(1)が、その対向側面部(1b)
    (1b)間に小間隙(2)を存した状態で管の長さ方向に
    連続螺旋状に巻回されて螺旋管主体(A)を形成してあ
    り、この螺旋管主体(A)の対向する各側面部(1b)
    (1b)の内端部間を樹脂(4)により一体的に連結して
    なる耐圧埋設管。
  2. 【請求項2】上記突条(1)は薄肉の金属性帯板よりな
    る請求項記載の耐圧埋設管。
  3. 【請求項3】上記突条(1)は剛性を有する硬質合成樹
    脂材よりなる請求項記載の耐圧埋設管。
JP1989148452U 1989-12-22 1989-12-22 耐圧埋設管 Expired - Lifetime JPH0746857Y2 (ja)

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JPH0386273U JPH0386273U (ja) 1991-08-30
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009008184A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Osaka Rasenkan Kogyo Kk 金属製ベローズ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5666585A (en) * 1979-11-01 1981-06-05 Koyo Seiko Co Pressureproof flexble tube
JPH0444951Y2 (ja) * 1987-12-01 1992-10-22

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