JPH08270843A - 可撓性波形管 - Google Patents

可撓性波形管

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Publication number
JPH08270843A
JPH08270843A JP7069462A JP6946295A JPH08270843A JP H08270843 A JPH08270843 A JP H08270843A JP 7069462 A JP7069462 A JP 7069462A JP 6946295 A JP6946295 A JP 6946295A JP H08270843 A JPH08270843 A JP H08270843A
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JP
Japan
Prior art keywords
flexible corrugated
valleys
corrugated pipe
outer diameter
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP7069462A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Nakazawa
英一 中沢
Seita Miyake
清太 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 敷設が良好に行えるとともに給水管等の挿通
が容易な可撓性波形管の提供。 【構成】 多数の山部2 と谷部3 とが軸方向に交互に並
設してなるポリエチレン等の樹脂材料からなる波形の周
壁を有するものであって、山部と谷部は、複数の、隣合
う山部と谷部の外径差を有するよう、多数の山部を、そ
の外径を略同一に形成するとともに、多数の谷部を、2
種類の外径を交互に有するよう形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可撓性波形管、特に鞘
管工法に用いられる可撓性波形管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鞘管工法等において用いられ、給
水管や電線等を保護するものとして可撓性波形管があ
る。このものは、山部と谷部とが軸方向に交互に並設し
てなる波形の周壁を有し、可撓性を有するもので、あら
かじめ所定経路に敷設しておき、同じく可撓性を有する
給水管や電線等を可撓性波形管の内部に挿通させて配管
・配線することで保護する。
【0003】ところで、鞘管工法等に使用される可撓性
波形管や給水管等は、可撓性を有する一方、ある程度の
剛性を有しているが、可撓性波形管の剛性が内部に挿通
する給水管等の剛性に劣る場合、次のような問題点が生
じる。すなわち、あらかじめ所定経路に敷設された可撓
性波形管に給水管等を挿通させたとき、経路の曲線部分
にて給水管等が可撓性波形管に沿って曲がらず、剛性に
優る給水管等が可撓性波形管の撓み具合を変化させてし
まい、給水管等の先端が可撓性波形管の内周壁に突き当
たって先へ進まなくなることがある。そのため、可撓性
波形管の支持固定部材を追加して、可撓性波形管の敷設
状態を補正したりしなければならず、作業に手間がかか
ることがある。
【0004】このことに対し、可撓性波形管の山部の高
さ、すなわち、谷部の深さを全体的に小さく形成するこ
とにより、可撓性波形管の可撓性を抑制し、剛性を向上
させることができる。しかしながら、その場合、耐荷重
強度が大幅に低下してしまうことがある。
【0005】これらのことを改善するものとして、実開
平5−83568号に開示されるように、可撓性波形管
の断面円周上の少なくとも1か所に、その可撓性波形管
の長手方向に連続する補強部10を形成しているものがあ
る。(図4及び図5)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した可撓性波形管
は、その谷部の深さが部分的に小さくなるため、耐荷重
強度を確保しながら、剛性を向上することができる。し
かし、前述した補強部を形成した場合、可撓性波形管の
撓み方に偏りが生じてしまうということがある。すなわ
ち、断面円周上の補強部が位置する方向には撓みにく
く、それ以外の方向には撓みやすくなるので、補強部の
向きに気を使いながら敷設しなければならず、使い勝手
が悪くなる。
【0007】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、敷設が良好に行えるとと
もに給水管等の挿通が容易な可撓性波形管を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の可撓性波形管は、多数の山部と谷
部とが軸方向に交互に並設してなる波形の周壁を有する
ものであって、前記山部と谷部は、複数の、隣合う山部
と谷部の外径差を有するよう形成した構成としている。
【0009】また、請求項2記載の可撓性波形管は、請
求項1記載の多数の山部を、その外径を略同一に形成す
るとともに、多数の谷部を、2種類の外径を交互に有す
るよう形成した構成としている。
【0010】また、請求項3記載の可撓性波形管は、請
求項1記載の多数の山部を、2種類の外径を交互に有す
るよう形成するとともに、多数の谷部を、その外径を略
同一に形成した構成としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の構成によれば、隣合う山部と谷
部の外径差が大きい部分で耐荷重性を、外径差が小さい
部分で剛性を確保できるとともに、撓み方に偏りが生じ
ることがないため、敷設がしやすく、敷設により変形す
ることが少ないとともに、給水管等の挿通が容易とな
る。
【0012】また、請求項2記載の構成によれば、請求
項1の作用に加えて、山部の外径が略同一のため、端部
での接続作業が容易となる。
【0013】また、請求項3記載の構成によれば、請求
項1の作用に加えて、谷部の内径が略同一のため、さら
に給水管等の挿通が容易となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。図1は可撓性波形管の断面図、図2は
そのA−A矢視断面図であり、従来例で説明したものと
基本的な機能が同じ部材には、同一の符号を付してあ
る。
【0015】可撓性波形管は、多数の山部2,2 …と谷部
3,3 …とが軸方向に交互に並設してなる波形の外周壁1
を有するもので、例えば、ポリエチレン等の樹脂材料を
押出成形するとともに、金型により外周壁1 に山部2,2
…と谷部3,3 …とを形成する。そして、内周壁4 にもそ
の山部2,2 …と谷部3,3 …に対応した波形が形成され
る。具体的には、各山部2,2 …は、外径が例えば21mm
となるよう同一に形成され、各谷部3,3 …は、2種類の
外径(例えば18mmと17mm)が交互に配設されるよう
形成する。従って、内周壁4 は、その山部2,2 …、谷部
3,3 …より1〜2mm程度の肉圧を有するよう波形状に形
成される。また、波形状に形成される外周壁1 及び内周
壁4 は、エッジが無いように滑らかに形成されるととも
に、図2に示すように断面は軸対称のリング状である。
【0016】このものの山部2 及び谷部3 は、外部から
の荷重に対してリブとして作用する。すなわち、山部2
と隣合う谷部3 の外径差を大きくすることにより、耐荷
重強度が大きくなるとともに、可撓性を有するようにな
り、山部2 と隣合う谷部3 の外径差が小さくなると、耐
荷重強度が小さくなって剛性が増加する。従って、隣合
う山部2 と谷部3 の外径差が2種類(3mmと4mm)ある
ため、適度な可撓性を有しながら、耐荷重強度と剛性を
有することとなる。
【0017】この可撓性波形管は、例えば鞘管工法に使
用される。すなわち、長尺の可撓性波形管を所定経路に
敷設しておき、例えば、ポリブデンを材料とする給水管
等を可撓性波形管の内部に挿通させて配管するとともに
保護する。このとき、可撓性波形管は、適度に剛性を有
しているので、給水管等の剛性により撓み具合が変化し
てしまうことがなく、その結果として、給水管等の先端
が可撓性波形管の内周壁4 に突き当たって止まる可能性
が低減し、容易に給水管等を挿入することができる。従
って、支持固定部材を余分に用いて可撓性波形管の敷設
状態を補正する必要がなく、作業の手間を省くことがで
きる。また、可撓性波形管を敷設する際において、円周
方向に均一な可撓性を有しているため、敷設を行いやす
く、また、耐荷重強度があるため、埋設した際等に変形
する恐れが少ない。さらに、各山部2,2 …の外径が同一
のため、可撓性波形管の端部における他の部材との接続
が容易となる。
【0018】図3は可撓性波形管の変形例であり、各谷
部3,3 …の外径は同一であって、各山部2,2 …を、2種
類の外径が交互に配設されるよう形成したものである。
【0019】このものは、各谷部3,3 …の外径が同一の
ため、内周壁4 における各谷部3,3…に対応する内径が
同一となるので、給水管等の挿入がさらに容易となる。
【0020】なお、実施例において、隣合う山部と谷部
の外径差が2種類で、異なる外径の谷部あるいは山部が
交互に並設されるよう山部と谷部を形成したが、このも
のに限定されるものではなく、3種類以上の隣合う山部
と谷部の外径差を設けてもよく、また、同一の外径差が
部分的に連続するよう山部と谷部を設けてもよい。さら
に、各山部及び谷部の外径を数字で示したが、これは一
例に過ぎず限定するものではない。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の可撓性波形管は、隣合う
山部と谷部の外径差が大きい部分で耐荷重性を、外径差
が小さい部分で剛性を確保できるとともに、撓み方に偏
りが生じることがないため、敷設がしやすく、敷設によ
り変形することが少ないとともに、給水管等の挿通が容
易となるので、施工時等の使い勝手が向上する。
【0022】また、請求項2記載の可撓性波形管は、請
求項1の効果に加えて、山部の外径が略同一のため、端
部での接続作業が容易となるので、さらに施工時等の使
い勝手が向上する。
【0023】また、請求項3記載の可撓性波形管は、請
求項1の効果に加えて、谷部の内径が略同一のため、さ
らに給水管等の挿通が容易となるので、さらに施工時等
の使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す可撓性波形管の断面図
である。
【図2】そのA−A矢視断面図である。
【図3】その変形例を示す可撓性波形管の断面図であ
る。
【図4】本発明の従来例を示す可撓性波形管の部分断面
図である。
【図5】そのA−A及びB−B矢視断面図である。
【符号の説明】
1 外周壁 2 山部 3 谷部 4 内周壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の山部と谷部とが軸方向に交互に
    並設してなる波形の周壁を有するものであって、前記山
    部と谷部は、複数の、隣合う山部と谷部の外径差を有す
    るよう形成したことを特徴とする可撓性波形管。
  2. 【請求項2】 前記多数の山部を、その外径を略同一
    に形成するとともに、多数の谷部を、2種類の外径を交
    互に有するよう形成したことを特徴とする請求項1記載
    の可撓性波形管。
  3. 【請求項3】 前記多数の山部を、2種類の外径を交
    互に有するよう形成するとともに、多数の谷部を、その
    外径を略同一に形成したことを特徴とする請求項1記載
    の可撓性波形管。
JP7069462A 1995-03-28 1995-03-28 可撓性波形管 Pending JPH08270843A (ja)

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Cited By (5)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020115