JP2007159198A - 配線用管材 - Google Patents
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Abstract
【課題】配線用管材内を挿通させるケーブルと配線用管材の内壁面との接触抵抗を小さくして、ケーブルの挿通を容易にすることができる配線用管材を提供すること
【解決手段】電線や光ファイバなどのケーブルを保護する配線用管材Aであって、管壁1を山部2と谷部3とを交互に連続させた波形状に形成するとともに、該谷部3を第1の谷部3aと第2の谷部3bとで構成し、第1の谷部3aと第1の谷部3aとの間に複数の第2の谷部3bを配置するとともに、第1の谷部3aの内径L1を第2の谷部3bの内径L2よりも小さくした。
【選択図】図1
【解決手段】電線や光ファイバなどのケーブルを保護する配線用管材Aであって、管壁1を山部2と谷部3とを交互に連続させた波形状に形成するとともに、該谷部3を第1の谷部3aと第2の谷部3bとで構成し、第1の谷部3aと第1の谷部3aとの間に複数の第2の谷部3bを配置するとともに、第1の谷部3aの内径L1を第2の谷部3bの内径L2よりも小さくした。
【選択図】図1
Description
本発明は、配線用管材、詳しくは管壁を山部と谷部とを交互に連続させた波形状の配線用管材であってケーブルの挿通が円滑になるようにした配線用管材に関するものである。
従来、電線や光ファイバなどのケーブルを挿通保護する配線用管材は樹脂で管壁を管軸方向に凹凸波形状に形成して外圧に耐えられるようにするとともに、可撓性を備え設置性の向上を図ったものが提案されている(例えば、特許文献1)。この配線用管材は管壁を凹凸波形状に形成し、凸波形部分の頂上部をほぼ平坦面とし、凸波形の幅を凹波形の底部の幅よりも広くしたもので、この配線用管材を大口径の管内に挿入する際、凸波形の平坦面どうしが常に接触することになり、配線用管材の凹凸部分が互いに噛み合って挿入を阻害したり挿入不能状態に陥るようなことがないようにしたものである。
特開平11−41772号公報
本発明が解決しようとする問題点は、上述の配線用管材は大口径の管に挿入する際には他の配線用管材と噛み合うことがなくスムーズに挿入することができるが、凹波形の内径が全て等しいため、配線用管材自体にケーブルを挿通する際は、ケーブルが内周面に突出した内壁全てに接触した状態で挿通することになり、ケーブルと配線用管材の内壁との接触抵抗が大きくなり、ケーブル挿通がしにくくなる問題があった。
本発明は、上記問題点を解決し、配線用管材内に挿通するケーブルと配線用管材の内壁面との接触抵抗を小さくして、ケーブルの挿通を円滑にすることができる配線用管材を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明に係る配線用管材は、電線や光ファイバなどのケーブルを保護する配線用管材であって、管壁を山部と谷部とを交互に連続させた波形状に形成するとともに、該谷部を第1の谷部と第2の谷部とで構成し、第1の谷部と第1の谷部との間に複数の第2の谷部を配置するとともに、第1の谷部の内径を第2の谷部の内径よりも小さくしたことを特徴とする。
なお、前記配線用管材の管壁を少なくとも2層にし、外側の層は耐候性を有する樹脂で、内側の層は摺動性を有する樹脂で構成することが好ましい。
請求項1の発明によれば、ケーブルを管材に挿通する際、管材の内壁とケーブルの被覆との間の接触抵抗を減らすことができ、ケーブルの通線を円滑にすることができる配線用管材を実現することができる。
請求項2の発明によれば、管壁を2層にし、内管壁を摺動性を有する樹脂、外管壁を耐侯性を有する樹脂を用いて成型することにより、内管の弱点を外管で補完することができ、設置環境の影響を受けることのない配線用管材を提供することができる。
図1は、本発明に係る配線用管材Aの正面図及び側面図を示し、この配線用管材Aは電線や光ファイバなどのケーブルを管内に通線し、ケーブルを保護するために使用するものである。この配線用管材Aは、押し出し成型で管壁1を山部2と谷部3とを交互に連続させた波形状に形成したもので、谷部3は第1の谷部3aと第2の谷部3bとから構成され、上記第1の谷部3aは一定間隔をおいて形成されている。本発明の実施の形態では第1の谷部3aと第1の谷部3aとの間に2つの第2の谷部3bが配置されるように形成されているもので、図2の端面図に示すように、上記第1の谷部3aの内径L1は第2の谷部3bの内径L2よりもやや小さく形成されているものである。
上記構成の配線用管材Aによれば、管内にケーブル5を挿通する際、ケーブル5は、図3(a)(b)に示すように、第2の谷部3bの内壁には接触することなく、第1の谷部3aの内壁にのみ接触しながら挿通されるので、ケーブル5が谷部の内壁に接触して生じる接触抵抗は、谷部の内径が全て同じ配線用管材に比べて3分の1に減少するので、ケーブル5の挿通時の接触抵抗が少なくなり、ケーブル5の通線を円滑にすることができる。
なお、図4は、上記配線管材の管壁1を2層で構成した配線用管材A´を示し、この配線用管材A´は内側の層1aをポリエチレン等の摺動性に優れた樹脂を押し出し成型で形成し、外側の層1bを塩化ビニル等の耐侯性に優れた樹脂で押し出し成型したものであり、この成形は特殊ノズルを使用して外側材料を最初に射出成形し、数cmから数十cm後段に内側材料の射出口を設けて連続成形する公知の押し出し成型方法で成型することができる。
上記構成の配線用管材A´によれば、内側の層1aを摺動性のよい樹脂で構成することによりケーブルの挿通が楽にできるが、この樹脂が耐候性も備えているとは限らないので、そのような場合には外側の層1bを耐候性の高い樹脂にすることで直射日光や雨、風など季節にかかわりなく、屋外で長期間使用できる配線用管材A´を作ることができる。
なお、外側の樹脂は耐侯性に加え自己消火性を有する樹脂で成型することが好ましい。このことにより難燃性にも優れた配線用管材A´を実現することができるので、配線用管材A´を使用される場所に応じた性質を備えた樹脂で2層構造の配線用管材を構成すればよい。
1 管壁
2 山部
3 谷部
3a 第1の谷部
3b 第2の谷部
A 配線用管材
2 山部
3 谷部
3a 第1の谷部
3b 第2の谷部
A 配線用管材
Claims (2)
- 電線や光ファイバなどのケーブルを保護する配線用管材であって、管壁を山部と谷部とを交互に連続させた波形状に形成するとともに、該谷部を第1の谷部と第2の谷部とで構成し、第1の谷部と第1の谷部との間に複数の第2の谷部を配置するとともに、第1の谷部の内径を第2の谷部の内径よりも小さくしたことを特徴とする配線用管材。
- 前記配線用管材の管壁を少なくとも2層にし、外側の層は耐候性を有する樹脂で、内側の層は摺動性を有する樹脂で構成した、請求項1記載の配線用管材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005347763A JP2007159198A (ja) | 2005-12-01 | 2005-12-01 | 配線用管材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005347763A JP2007159198A (ja) | 2005-12-01 | 2005-12-01 | 配線用管材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007159198A true JP2007159198A (ja) | 2007-06-21 |
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ID=38242852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005347763A Pending JP2007159198A (ja) | 2005-12-01 | 2005-12-01 | 配線用管材 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007159198A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017112644A (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | 矢崎総業株式会社 | コルゲートチューブ及びワイヤハーネス |
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-
2005
- 2005-12-01 JP JP2005347763A patent/JP2007159198A/ja active Pending
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