JPS603634Y2 - コルゲ−ト管被覆ケ−ブルの接続部 - Google Patents

コルゲ−ト管被覆ケ−ブルの接続部

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JPS603634Y2
JPS603634Y2 JP2635781U JP2635781U JPS603634Y2 JP S603634 Y2 JPS603634 Y2 JP S603634Y2 JP 2635781 U JP2635781 U JP 2635781U JP 2635781 U JP2635781 U JP 2635781U JP S603634 Y2 JPS603634 Y2 JP S603634Y2
Authority
JP
Japan
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corrugated pipe
cable
work
processed
hardened
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Expired
Application number
JP2635781U
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English (en)
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JPS57139231U (ja
Inventor
恒男 原田
生雄 重年
昭太郎 吉田
道雄 高岡
Original Assignee
東京電力株式会社
株式会社フジクラ
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Publication date
Application filed by 東京電力株式会社, 株式会社フジクラ filed Critical 東京電力株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は絶縁被覆された導体を、たとえばビニールで
防蝕処理したアルミニウム等のコルゲート管で被覆して
なるコルゲート管被覆ケーブルの接続部に関するもので
ある。
周知のように、この種のケーブルは地中ケーブルとして
多用されているが、その長さは製造上あるいは輸送上の
都合で制限されるから、長距離に亘って布設するために
は必ず複数本のケーブルを接続しなければならない。
しかしながら、従来知られている上記ケーブルの接続部
は、導体の接続箇所に絶縁補強を施し、さらにその外周
にたとえば鋼管を取付けるものであって、接続部が相当
大径となるうえに可撓性が全くないため、接続後におい
てはケーブルがその接続部で曲がらなくなり、その結果
ケーブルをドラムに巻付けたり洞道に引き入れたりする
ことが殆んど不可能になり、結局布設前にケーブルを接
続して長尺し得るものではなかった。
そこで上記の問題を解決するために第1図に示すように
、導体1を相互に接続するとともにその外周に絶縁層2
を施し、さらにその外周にケーブル外被のコルゲート管
3とほぼ同径もしくは若干大径の接続用コルゲート管4
を嵌め込み、そしてこの接続用コルゲート管4の両端部
をケーブル外被のコルゲート管3に溶接等により溶着す
る、いわゆる同径接続にてケーブルを接続することが考
えられる。
このような同径接続によれば接続部にある程度可撓性を
付与することができるので、接続後においてもケーブル
をドラムに巻付けたり洞道に引き入れたりすることが可
能となり、前述したようなケーブルの長尺化の目的を達
成することができる。
しかしながら、上記のような接続部においては、ケーブ
ル外被のコルゲート管3と接続用コルゲート管4とを溶
着するにあたって、各々の端部を円筒状となるよう所定
長さに亘って平滑に加工する必要があり、そのためこの
ような加工を施した箇所が加工硬化し、加工硬化した箇
所5と加工を施していない箇所との境界部で曲げ剛性が
急激に変化するようになり、その結果延線時等において
ケーブルを曲げた場合、加工硬化した箇所5との境界部
でケーブルが鋭角的に曲がり、ここに応力が集中し、極
端な場合にはコルゲート管3に亀裂が生じるなどの問題
があった。
この考案は上記の問題を有効に解決することのできるコ
ルゲート管被覆ケーブルの接続部を提供することを目的
とするものである。
以下この考案の実施例を第2図ないし第5図を参照して
説明すると、第2図はこの考案の第1実施例を示す略解
図であって、符号10は相互に接続されたコルゲート管
被覆ケーブルを示し、各々の導体10aを接続した箇所
の外周に絶縁層10bが施こされ、さらにその外周に接
続用コルゲート管11が嵌め込まれている。
各ケーブル10の外被をなすコルゲート管10cの接続
側端部は円筒状となるよう所定長さに亘って平滑に加工
され、また接続用フルゲート管11の両端部も同様に平
滑に加工されており、そしてこれら各コルゲート管10
c、11は接続用コルゲート管11の端部をケーブル外
被のコルゲート管10cの端部にわずか嵌め込んで溶接
することにより固着されている。
さらに、各ケーブル外被のコルゲート管10cには溶接
箇所12から所定長さに亘って補強部材としてテーパス
リーブ13が嵌め込まれている。
このテーパスリーブ13はゴム、合成樹脂等からなるも
のであって、内形形状が円筒形をなすとともに外形形状
がテーパ状をなし、したがって肉厚が一端部から他端部
に向けて漸次薄くなり、その結果曲げ剛性が一端部から
他端部に向けて連続的に小さくなるよう形成されたもの
であり、このテーパスリーブ13は肉厚の厚い端部すな
わち曲げ剛性の高い端部を前記溶接箇所12側にしてケ
ーブル外被のコルゲート管10cに嵌メ込まれている。
したがって、このコルゲート管10cはその端部を円筒
状とすべく平滑に加工することにより加工硬化した箇所
Hと加工硬化していない箇所Sとの境界部Aを挾んでそ
の左右に亘って前記テーパスリーブ13が嵌め込まれた
状態となっており、その結果前記境界部Aの左右に亘つ
て曲げ剛性が連続的に変化する状態となっている。
したがって、上記のように構成した接続部では曲げ剛性
が全体として連続的に変化し、曲げ剛性が極端に相違す
る部分が隣接して存在することがないから、接続後のケ
ーブルを曲げた場合、全体としてなめらかに湾曲し、応
力集中やそれに伴うコルゲート管10cの亀裂の発生な
どを防止することができる。
第3図はこの考案の第2実施例を示す略解図であって、
補強部材として可撓性を有するエポキシ樹脂等の合成樹
脂層14をコルゲート管10cの外周に形成したもので
ある。
すなわち、この合成樹脂層14は、コルゲート管10c
の加工硬化した箇所Hから加工硬化していない箇所Sに
亘って形成されかつ加工硬化した箇所H側(第3図の右
側)から加工硬化していない箇所S側(第3図の左側)
に向けて肉厚が漸次薄くなり、曲げ剛性が連続的に小さ
くなるように設定されたものである。
したがって、コルゲート管10c全体としては合成樹脂
層14を設けたことにより、加工硬化した箇所Hと加工
硬化していない箇所Sとの境界部Aを挾んでその右側か
ら左側にかけて曲げ剛性が連続的に小さくなるように設
定されており、その結果ケーブル10に曲げ力が加わっ
た場合、応力集中や鋭角的な屈曲箇所を生じることなく
全体的になめらかに湾曲する。
第4図はこの考案の第3実施例を示すもので、補強部材
として肉厚の薄いコルゲートパイプ15を、コルゲート
管10cの加工硬化した箇所Hから加工硬化していない
箇所Sに亘ってコルゲート管10dに嵌め込んだもので
ある。
このコルゲートパイプ15は第4図に示すように、加工
硬化した箇所H側(第4図の右側)でコルゲートのピッ
チpが大きくかつコルゲートの高さが低く、また加工硬
化していない箇所S側(第4図の左側)でコルゲートの
ピッチp′が小さくかつコルゲートの高さが高く形成さ
れ、コルゲートパイプ15全体として第4図における右
端側から左端側に向けて曲げ剛性が連続的に小さくなる
よう設定されたものである。
したがって、コルゲート管10c全体として前記コルゲ
ートパイプ15を設けたことにより、加工硬化した箇所
Hと加工硬化していない箇所Sとの境界部Aを挾んでそ
の右側から左側に亘って曲げ剛性が連続的に小さくなる
ようになっている。
さらに、第5図はこの考案の第4実施例を示すもので、
補強部材として鋼線等の素線16をコルゲート管10c
の外周に巻付けものであり、コルゲート管10cの加工
硬化した箇所H側(第5図の右側)で素線16の巻線が
多くかつその巻付はピッチpが小さく、また加工硬化し
ていない箇所S側(第5図の左側)で素線16の巻数が
少なくかつ巻付はピッチp′が大きくなされており、こ
れによりコルゲート管10c全体としての曲げ剛性を加
工硬化した箇所Hと加工硬化していない箇所Sとの境界
部Aを挾んでその右側から左側に向けて連続的に小さく
なるよう設定されている。
上記第3および第4の実施例においてもコルゲートパイ
プ15あるいは素線16からなる補強部材をコルゲート
管10cの外周に設けたことにより、ケーブル10を曲
げた場合ケーブル10全体がなめらかに湾曲腰応力集中
や鋭角的な屈曲箇所が生じることはない。
以上の説明で明らかなようにこの考案によれば、ケーブ
ル外被のコルゲート管の外周に一端部から他端部に向け
て曲げ剛性が連続的に変化する補強部材を設けることに
より、前記コルゲート管全体としての曲げ剛性が加工硬
化した箇所から加工硬化していない箇所へ向けて連続的
に小さくなるようにしたから、接続後のケーブルを曲げ
た場合ケーブル全体がなめらかに湾曲し、したがって局
部的に応力が集中して鋭角的に屈曲したり、ひいてはケ
ーブル外被に亀裂が生じたりすることを防止することが
できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の同径接続部を示す略解断面図、第2図は
この考案の第1実施例を示す略解断面図、第3図はこの
考案の第2実施例を示す要部の略解断面図、第4図はこ
の考案の第3実施例を示す要部の略解断面図、第5図は
この考案の第4実施例を示す要部の略解断面図である。 10・・・・・・コルゲート管被覆ケーブル、10a・
・・・・・導体、10c・・・・・・コルゲート管、1
1・・・・・・接続用コルゲート管、13・・・・・・
テーパスリーブ、14・・・・・・合成樹脂層、15・
・・・・・コルゲートパイプ、16・・・・・・素線、
A・・・・・・境界部、H・・・・・・加工硬化した箇
所、S・・・・・・加工硬化していない箇所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーブル外被をなすフルゲート管の接続側端部を円筒状
    となるよう所定長さに亘って平滑に加工するとともに、
    ケーブルコアの接続箇所を覆うように嵌め込んだ接続管
    の端部を、前記コルゲート管の平滑に加工した端部に固
    着したコルゲート管被覆ケーブルの接続部において、前
    記コルゲート管の加工した箇所と加工していない箇所と
    の境界部の左右に亘って、曲げ剛性が一端部から他端部
    に向けて連続的に小さくなるよう設定された補強部材を
    、曲げ剛性の高い一端部が前記加工した箇所側に位置す
    るように設けてなることを特徴とするコルゲート管被覆
    ケーブルの接続部。
JP2635781U 1981-02-26 1981-02-26 コルゲ−ト管被覆ケ−ブルの接続部 Expired JPS603634Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2635781U JPS603634Y2 (ja) 1981-02-26 1981-02-26 コルゲ−ト管被覆ケ−ブルの接続部

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JP2635781U JPS603634Y2 (ja) 1981-02-26 1981-02-26 コルゲ−ト管被覆ケ−ブルの接続部

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Publication Number Publication Date
JPS57139231U JPS57139231U (ja) 1982-08-31
JPS603634Y2 true JPS603634Y2 (ja) 1985-02-01

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ID=29824072

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2635781U Expired JPS603634Y2 (ja) 1981-02-26 1981-02-26 コルゲ−ト管被覆ケ−ブルの接続部

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JPS60106316A (ja) * 1983-11-14 1985-06-11 東京電力株式会社 電力ケ−ブルの接続部

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JPS57139231U (ja) 1982-08-31

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