JPH07239065A - 波付管 - Google Patents
波付管Info
- Publication number
- JPH07239065A JPH07239065A JP6030498A JP3049894A JPH07239065A JP H07239065 A JPH07239065 A JP H07239065A JP 6030498 A JP6030498 A JP 6030498A JP 3049894 A JP3049894 A JP 3049894A JP H07239065 A JPH07239065 A JP H07239065A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrugated pipe
- flexibility
- axial direction
- parts
- peripheral wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可撓性と耐荷重強度の両方を適度に有し良好
に敷設することができる波付管の提供。 【構成】 山部2 と谷部3 とを軸方向に交互に設けた波
形の外周壁1 を備え可撓性を有する波付管において、外
周壁1 の谷部2 に、可撓性を抑制する補強突部5を軸方
向に並列配設した。
に敷設することができる波付管の提供。 【構成】 山部2 と谷部3 とを軸方向に交互に設けた波
形の外周壁1 を備え可撓性を有する波付管において、外
周壁1 の谷部2 に、可撓性を抑制する補強突部5を軸方
向に並列配設した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可撓性を有し鞘管工法
等に用いられる波付管に関する。
等に用いられる波付管に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の波付管として、図4に示すもの
がある。このものは、山部2 と谷部3を軸方向に交互に
設けた波形の外周壁1 を備え可撓性を有するものであ
る。この波付管は、いわゆる鞘管工法等に使用される。
すなわち、長尺の波付管を所定経路に敷設しておき、可
撓性を有する流水管あるいはケーブル等を波付管の内部
に挿通させて配管・配線するとともに保護する。従っ
て、波付管には、適度な可撓性や耐荷重強度が必要とな
る。
がある。このものは、山部2 と谷部3を軸方向に交互に
設けた波形の外周壁1 を備え可撓性を有するものであ
る。この波付管は、いわゆる鞘管工法等に使用される。
すなわち、長尺の波付管を所定経路に敷設しておき、可
撓性を有する流水管あるいはケーブル等を波付管の内部
に挿通させて配管・配線するとともに保護する。従っ
て、波付管には、適度な可撓性や耐荷重強度が必要とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の波付
管や流水管等は、可撓性を有する一方、ある程度の剛性
も有しているが、波付管の剛性が内部に挿通する流水管
の剛性に劣る場合、すなわち波付管の可撓性が内部に挿
通する流水管の可撓性よりも優れている場合、次のよう
な問題点が生じる。すなわち、予め所定経路に敷設され
た波付管に流水管等を挿通させたとき、経路の曲線部分
にて、剛性に優る流水管が波付管の撓み具合を変化させ
てしまい、流水管の先端が波付管の内周壁に突き当たっ
て先へ進まなくなるのである。そのため、支持固定部材
を余分に用いて波付管の敷設状態を補正しなければなら
ず、作業に大きな手間がかかってしまう。
管や流水管等は、可撓性を有する一方、ある程度の剛性
も有しているが、波付管の剛性が内部に挿通する流水管
の剛性に劣る場合、すなわち波付管の可撓性が内部に挿
通する流水管の可撓性よりも優れている場合、次のよう
な問題点が生じる。すなわち、予め所定経路に敷設され
た波付管に流水管等を挿通させたとき、経路の曲線部分
にて、剛性に優る流水管が波付管の撓み具合を変化させ
てしまい、流水管の先端が波付管の内周壁に突き当たっ
て先へ進まなくなるのである。そのため、支持固定部材
を余分に用いて波付管の敷設状態を補正しなければなら
ず、作業に大きな手間がかかってしまう。
【0004】これに対し、波付管の山部2 の頂上と谷部
3 の底との差を小さくすることにより、可撓性を抑え、
剛性を向上させることができる。しかしながら、この場
合、耐荷重強度が低下してしまうという問題がある。
3 の底との差を小さくすることにより、可撓性を抑え、
剛性を向上させることができる。しかしながら、この場
合、耐荷重強度が低下してしまうという問題がある。
【0005】また、上述の波付管において、軽量化や材
料コストの削減等を図るために周壁をより薄肉に形成す
ると、可撓性が向上するとともに剛性が低下してしま
い、前述した問題が生じやすくなる。
料コストの削減等を図るために周壁をより薄肉に形成す
ると、可撓性が向上するとともに剛性が低下してしま
い、前述した問題が生じやすくなる。
【0006】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、可撓性と耐荷重強度の両
方を適度に有し良好に敷設することができる波付管を提
供するにある。
で、その目的とするところは、可撓性と耐荷重強度の両
方を適度に有し良好に敷設することができる波付管を提
供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明の波付管は、山部と谷部とを軸方向に交互
に設けた波形の外周壁を備え可撓性を有する波付管にお
いて、前記外周壁の谷部に、可撓性を抑制する補強突部
を軸方向に並列配設した構成としている。
めに、本発明の波付管は、山部と谷部とを軸方向に交互
に設けた波形の外周壁を備え可撓性を有する波付管にお
いて、前記外周壁の谷部に、可撓性を抑制する補強突部
を軸方向に並列配設した構成としている。
【0008】
【作用】この構成によれば、外周壁の谷部に、可撓性を
抑制する補強突部を軸方向に並列配設することにより、
耐荷重強度を損なわずに可撓性が抑制される。
抑制する補強突部を軸方向に並列配設することにより、
耐荷重強度を損なわずに可撓性が抑制される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0010】図1は波付管の縦断面図、図2は波付管の
側面図、図3は図1あるいは図2のA−A断面図であ
る。
側面図、図3は図1あるいは図2のA−A断面図であ
る。
【0011】この波付管は、例えばポリエチレンを材料
として押出成形されるものであり、山部2 と谷部3 とを
軸方向に交互に設けた波形の外周壁1 を備え、可撓性を
有する。山部2 と谷部3 は、金型によって外周壁1 に形
成されるが、内周壁4 にも成形上の都合によって外周壁
1 の波形とは異なる波形が形成される。また、外周壁1
の山部2 は、荷重に対しリブとして作用する。従って、
山部2 の高さ、すなわち山部2 の頂上と谷部3 の底との
差を大きくすることにより、耐荷重強度を向上させるこ
とができる。
として押出成形されるものであり、山部2 と谷部3 とを
軸方向に交互に設けた波形の外周壁1 を備え、可撓性を
有する。山部2 と谷部3 は、金型によって外周壁1 に形
成されるが、内周壁4 にも成形上の都合によって外周壁
1 の波形とは異なる波形が形成される。また、外周壁1
の山部2 は、荷重に対しリブとして作用する。従って、
山部2 の高さ、すなわち山部2 の頂上と谷部3 の底との
差を大きくすることにより、耐荷重強度を向上させるこ
とができる。
【0012】また、波付管の外周壁1 の谷部3 には、可
撓性を抑制する補強突部5 が設けられる。補強突部5
は、所定高さ及び軸回転方向の所定幅を有して谷部3 の
各々に形成され、軸方向に並列配設される。この補強突
部5 は、例えば一の谷部3 の4箇所に設けられる。具体
的には、対向位置にある2箇所と、それらを結ぶ直線と
中心点にて直交する直線の延長線上に位置する2箇所と
に設けられる。
撓性を抑制する補強突部5 が設けられる。補強突部5
は、所定高さ及び軸回転方向の所定幅を有して谷部3 の
各々に形成され、軸方向に並列配設される。この補強突
部5 は、例えば一の谷部3 の4箇所に設けられる。具体
的には、対向位置にある2箇所と、それらを結ぶ直線と
中心点にて直交する直線の延長線上に位置する2箇所と
に設けられる。
【0013】このような補強突部5 を設けることによ
り、山部2 の頂上と谷部3 の底との差を大きくして耐荷
重強度を向上させた場合や、周壁をより薄肉に形成した
場合等に、可撓性が抑制されて必要以上に向上すること
がなく、適度な可撓性、あるいは剛性を確保することが
できる。また、補強突部5 は、荷重に対しリブとして作
用するので、補強突部5 を設けること自体が、耐荷重強
度を向上させることになる。
り、山部2 の頂上と谷部3 の底との差を大きくして耐荷
重強度を向上させた場合や、周壁をより薄肉に形成した
場合等に、可撓性が抑制されて必要以上に向上すること
がなく、適度な可撓性、あるいは剛性を確保することが
できる。また、補強突部5 は、荷重に対しリブとして作
用するので、補強突部5 を設けること自体が、耐荷重強
度を向上させることになる。
【0014】この波付管は、例えば鞘管工法に使用され
る。すなわち、長尺の波付管を所定経路に敷設してお
き、例えばポリブテンを材料とする流水管等を波付管の
内部に挿通させて配管するとともに保護する。このと
き、波付管は、可撓性を有するとともに適度な剛性を有
しているので、流水管等の剛性により撓み具合が変化し
てしまうことがない。
る。すなわち、長尺の波付管を所定経路に敷設してお
き、例えばポリブテンを材料とする流水管等を波付管の
内部に挿通させて配管するとともに保護する。このと
き、波付管は、可撓性を有するとともに適度な剛性を有
しているので、流水管等の剛性により撓み具合が変化し
てしまうことがない。
【0015】かかる波付管は、外周壁1 の谷部3 に、可
撓性を抑制する補強突部5 を軸方向に並列配設したこと
により、山部2 の頂上と谷部3 の底との差を大きくした
場合等において可撓性の向上が抑制され、適度な可撓性
を確保することができるので、可撓性と耐荷重強度の両
方を適度に有し良好に敷設することができる。また、周
壁をより薄肉に形成した場合等においても可撓性の向上
が抑制され、適度な可撓性を確保することができるの
で、不都合なく軽量化や材料コストの削減等を図ること
ができる。さらに、適度な可撓性が確保されるとともに
適度な剛性も確保されるので、予め所定経路に敷設され
た波付管の撓み具合が、内部に挿通する流水管等の剛性
により変化することがなく、その結果として、流水管の
先端が波付管の内周壁4 に突き当たって止まる可能性が
低減し、速やかに先へ進みやすくなる。従って、支持固
定部材を余分に用いて波付管の敷設状態を補正する必要
がなく、作業の手間を省くことができる。すなわち、本
発明の波付管は、非常に良好に敷設することができるも
のである。
撓性を抑制する補強突部5 を軸方向に並列配設したこと
により、山部2 の頂上と谷部3 の底との差を大きくした
場合等において可撓性の向上が抑制され、適度な可撓性
を確保することができるので、可撓性と耐荷重強度の両
方を適度に有し良好に敷設することができる。また、周
壁をより薄肉に形成した場合等においても可撓性の向上
が抑制され、適度な可撓性を確保することができるの
で、不都合なく軽量化や材料コストの削減等を図ること
ができる。さらに、適度な可撓性が確保されるとともに
適度な剛性も確保されるので、予め所定経路に敷設され
た波付管の撓み具合が、内部に挿通する流水管等の剛性
により変化することがなく、その結果として、流水管の
先端が波付管の内周壁4 に突き当たって止まる可能性が
低減し、速やかに先へ進みやすくなる。従って、支持固
定部材を余分に用いて波付管の敷設状態を補正する必要
がなく、作業の手間を省くことができる。すなわち、本
発明の波付管は、非常に良好に敷設することができるも
のである。
【0016】なお、外周壁の山部の高さ、補強突部の高
さ及び軸回り方向の幅、補強突部の配設箇所や数等は、
可撓性と耐荷重強度の両方を適度に得ることができる範
囲で適宜変更可能である。
さ及び軸回り方向の幅、補強突部の配設箇所や数等は、
可撓性と耐荷重強度の両方を適度に得ることができる範
囲で適宜変更可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明の波付管は、周壁の外周側の谷部
に、可撓性を抑制する補強突部を軸方向に並列配設する
ことにより、耐荷重強度を損なわずに可撓性が抑制され
るので、可撓性と耐荷重強度の両方を適度に有し良好に
敷設することができる。
に、可撓性を抑制する補強突部を軸方向に並列配設する
ことにより、耐荷重強度を損なわずに可撓性が抑制され
るので、可撓性と耐荷重強度の両方を適度に有し良好に
敷設することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】そのA−A断面図である。
【図4】従来例を示す部分断面図である。
1 外周壁 2 山部 3 谷部 5 補強突部
Claims (1)
- 【請求項1】 山部と谷部とを軸方向に交互に設けた波
形の外周壁を備え可撓性を有する波付管において、前記
外周壁の谷部に、可撓性を抑制する補強突部を軸方向に
並列配設したことを特徴とする波付管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6030498A JPH07239065A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 波付管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6030498A JPH07239065A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 波付管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07239065A true JPH07239065A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12305493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6030498A Withdrawn JPH07239065A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 波付管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07239065A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100540816B1 (ko) * | 1996-04-10 | 2006-03-20 | 도오다꾸 고오교 가부시기가이샤 | 수지제파형관 |
KR100904550B1 (ko) * | 2009-02-25 | 2009-06-25 | (주)프라텍 | 공간 보강대를 갖는 디씨 파이프와 그 성형방법 |
JP4943350B2 (ja) * | 2005-02-28 | 2012-05-30 | ボストン サイエンティフィック リミテッド | 複数のガイドワイヤの制御システム |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6030498A patent/JPH07239065A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100540816B1 (ko) * | 1996-04-10 | 2006-03-20 | 도오다꾸 고오교 가부시기가이샤 | 수지제파형관 |
JP4943350B2 (ja) * | 2005-02-28 | 2012-05-30 | ボストン サイエンティフィック リミテッド | 複数のガイドワイヤの制御システム |
KR100904550B1 (ko) * | 2009-02-25 | 2009-06-25 | (주)프라텍 | 공간 보강대를 갖는 디씨 파이프와 그 성형방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010508 |