JPH074658U - 手摺りの取付装置 - Google Patents

手摺りの取付装置

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JPH074658U
JPH074658U JP3398993U JP3398993U JPH074658U JP H074658 U JPH074658 U JP H074658U JP 3398993 U JP3398993 U JP 3398993U JP 3398993 U JP3398993 U JP 3398993U JP H074658 U JPH074658 U JP H074658U
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handrail
weir wall
walls
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anchor metal
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JP3398993U
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Inventor
宣雄 広瀬
Original Assignee
株式会社サンレール
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 堰壁に対する手摺り支柱根元部分の取付強度
を増大し得る手摺り取付装置を提供すること。 【構成】 堰壁1上に固定されるアンカー金具5の基板
部7上面における堰壁厚み方向対向位置に、室内外一対
の突条壁8,9が、手摺り支柱3の外径に相当する対向
側面間幅をもって併設され、両突条壁8,9間に手摺り
支柱3の下端部が嵌挿されてそ下端面3bが基板部7上
面に当接されると共に、この支柱3下端部が固定具14
によってアンカー金具5に固定される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建物屋上の周縁部やベランダの外縁部に突設された水返し用の所謂 堰壁上に設置される手摺りの取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
堰壁上に立設される手摺りは、一般に人が手摺り笠木に手をかけたり、もたれ かかったりすることから、手摺り支柱の上端側には室内外方向の大きな横荷重が かかり易い。手摺り支柱にこのような横荷重がかかるとき、支柱に作用する曲げ モーメントは、堰壁に取付けられる支柱の根元部分で最大となる。従って、手摺 りの取付けにあたっては、堰壁に対する支柱根元部分の取付強度を十分大きくす る必要がある。
【0003】 従来使用されている手摺り取付装置は、堰壁上に固定されるアンカー金具の上 面側に筒状手摺り支柱の下端を当接させてビスやボルトで固着させ、このアンカ ー金具を堰壁上にアンカーボルトで固定させてなるものであるが、この装置では 、アンカー金具は堰壁に対し強固に連結されていても、手摺り支柱は、その下端 がアンカー金具上に当接されてビス等で連結されているだけであるから、アンカ ー金具に対して十分な連結強度が得られない上、この支柱に繰り返し横荷重がか かることによってビスやボルトが緩み易く、従って長期使用中には支柱の根元を 中心とする揺れ、更にはガタつきを生じて使用者に不安感を与えるのみならず、 危険な事態を招くおそれがあった。
【0004】 本考案は、上記の課題に鑑み、堰壁に対する手摺り支柱根元部分の取付強度を 増大し得る手摺り取付装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案による手摺り取付装置は、堰壁1上に固定されるアンカー金具5の基板 部7上面における堰壁厚み方向対向位置に、一対の突条壁8,9が、手摺り支柱 3の外径に相当する対向側面間幅Wをもって併設され、両突条壁8,9間に手摺 り支柱3の下端部が嵌挿されてそ下端面3bが基板部7上面に当接されると共に 、この支柱3下端部が固定具14によってアンカー金具5に固定されてなること を特徴とする。
【0006】 この取付装置においては、前記両突条壁8,9間に嵌挿された手摺り支柱3の 内部下方に硬化性充填剤28が充填されることが好ましい。また、前記固定具と しては、アンカー金具5の基板部7から、前記突条壁8,9間に嵌挿された手摺 り支柱3の下端部にねじ込まれるビス14が好ましい。
【0007】
【実施例】
本考案の実施例について図面を参照して説明すると、図1は屋上やベランダ等 の堰壁1に設置された手摺り2を示しており、この手摺り2は、堰壁1上に所要 間隔おきに立設されるアルミニウム押出し型材製の円筒状手摺り支柱3と、これ ら手摺り支柱3の上端部に連結されるアルミニウム押出し型材製の分割型円筒状 手摺り笠木4とからなる。堰壁1の頂部には支柱取付位置に、アンカー金具5が 固定され、このアンカー金具5上に、手摺り支柱3が垂直に取付け固定されてい る。また、堰壁1には各アンカー金具5を覆うように堰壁笠木6が被嵌されてい る。
【0008】 図2、図3及び図5に示すように、アンカー金具5は、堰壁1の上面に載置さ れる基板部7と、この基板部7の上面における堰壁厚み方向対向位置、即ち室内 外方向対向位置に、手摺り支柱3の外径に相当する対向側面間幅W(図4参照) をもって併設された一対の突条壁8,9と、基板部7の室内外両端から垂下連設 されて、堰壁1の室内外両壁面に当接される側板部10,11とからなる。室内 側の突条壁8は、その高さが室外側の突条壁9よりも若干低く形成されていると 共に、両突条壁8,9の上端面はそれぞれ室内側に向かって下り傾斜状に形成さ れている。
【0009】 前記室外側の側板部11は基板部7と一体に形成されており、室内側の側板部 10は別体に形成されて、基板部7に対しビス12a及び長穴12bによって堰 壁厚み方向調整可能に連結される。また、基板部7上面の室内外両端部には堰壁 笠木6を支持する支持部片13a,13bが一体突設してある。また、前記両突 条壁8,9間に位置する基板部7には、支柱固定具としてのビス14を挿通させ るビス挿通孔15が複数個設けてある。
【0010】 前記堰壁笠木6は、前記両突条壁8,9の上端傾斜面に対応する傾斜状に形成 された上壁部16と、室内外両側壁部17,18とからなり、上壁部16には支 柱取付位置に支柱挿通穴19が設けられている。前記手摺り支柱3にはその内周 面に、複数のビスポケット3aが条設されている(図4参照)。
【0011】 また、手摺り笠木4は、それぞれアルミニウム押出し型材製の互いに係嵌可能 な上型材4aと下型材4bとからなり、下型材4bにはその内部に両側一対の水 平壁20,20が全長にわたり対向条設されて、両水平壁20,20間に溝条2 1が形成される。また、この下型材4bには手摺り支柱3との連結位置に支柱3 が嵌挿可能な開口部22が設けてあって、手摺り支柱3に手摺り笠木4を連結す るには、下型材4bの開口部22に支柱3の上端部を挿通して、その上端面を前 記水平壁20,20の下面に当接させ、この水平壁20側からビス23を支柱3 のビスポケット3aに螺入締結し、その後この下型材4bに上型材4aを係嵌さ せるようにする。
【0012】 上述したような構成の手摺り2を堰壁1に立設するには、堰壁1頂部の支柱取 付位置にアンカー金具5を跨嵌し、このアンカー金具5を、図2に示すように堰 壁1を厚み方向に貫通するアンカーボルト24及びナット25によって堰壁1に 一体的に固定する。それから、図5に示すように、各手摺り支柱3の上端部に手 摺り笠木4の下型材4bを取付け且つ化粧キャップ26を支柱3に挿通させた状 態で、各手摺り支柱3を堰壁笠木6の支柱挿通穴19に挿通させると共に、支柱 3下端部を前記アンカー金具5における室内外一対の突条壁8,9間に嵌挿させ て、この支柱3の下端面3bを基板部7上面に当接させる。そして、基板部7に 設けてあるビス挿通孔15よりビス14を手摺り支柱3のビスポケット3aに螺 入締結して、図2及び図3に示すような取付状態とする。尚、化粧キャップ26 は支柱3に沿って下降させ、堰壁笠木6の支柱挿通穴19周辺部にシール材27 を介して固定させる。
【0013】 上記のように、手摺り支柱3の下端部を基板部7上の室内外両突条壁8,9間 に嵌挿させると共に、この支柱3の下端面3bを基板部7上面に当接させて、基 板部7側からビス20止めすることによって、手摺り支柱3の下端面3bが基板 部7の上面で支持されてビス14で基板部7と一体的に連結されると共に、この 支柱下端面3bと直交する支柱3の室内外両側面部が両突条壁8,9の対向側面 で支持されることになる。これによって、手摺り支柱3はアンカー金具5を介し て堰壁1と剛体化し、堰壁1に対する支柱3の取付強度がきわめて強大なものと なる。尚、図2〜図4に示すように、両突条壁8,9側から手摺り支柱3の下端 部にビス31をねじ込むようにしてもよく、それによって支柱3下端部を両突条 壁8,9に対しても強固に連結固定させることができる。
【0014】 特に、支柱3下端部の室内外方向両側面部が両突条壁8,9の対向側面で当接 支持されることから、支柱3が室内外方向の大きな横荷重を受けても、その横荷 重に十分対抗することができて、揺れやガタつきを生じるおそれがなくなり、ま た支柱3が繰り返し横荷重を受けてもビス14が容易に緩むようなことがない。 また、室内外両突条壁8,9が基板部7上に平行に条設されているため、手摺り 支柱3を取付ける際に、両突条壁8,9間に嵌挿させた支柱3を両突条壁8,9 の内側面に沿って適宜スライドさせることによって、支柱取付位置の調整も可能 である。
【0015】 また、手摺り2の取付けにあたっては、図6に示すように、前記両突条壁8, 9間に嵌挿してビス14止めした手摺り支柱3の内部下方に液状の硬化性充填剤 28を充填するとよい。硬化性充填剤28としては、使用時に液状で、硬化によ って硬質層を形成する材料であればよく、例えば乾燥硬化型や反応硬化型の各種 接着剤、シール剤、硬質合成樹脂発泡体、非発泡硬質合成樹脂、セメントモルタ ル等の種々のものを使用することができる。この硬化性充填剤28は、支柱3内 に充填した後、硬化して、支柱3の内部下方に硬質充填剤層を形成し、それによ って支柱3自体を補強すると共に、支柱3下端部とアンカー金具5との連結強度 を高めることができる。この硬化性充填剤31を支柱3内に充填するにあたって は、図5に示すように、支柱3の上端部に手摺り笠木4の下型材4bを取付けた まま、この下型材4bにおける両水平壁20,20の溝条21から液状の硬化性 充填剤31を支柱3の上端開口部から流入することができる。この場合、支柱3 の上端開口部に位置する下型材4bの水平壁20,20間の溝条21部分を、図 5に示すように適当に切り欠いて拡大するとよい。
【0016】 以上説明した実施例のアンカー金具5は、図2や図5に示すように、上面に突 条壁8,9を突設した基板部7の室内外両端に、堰壁1の室内外両壁面に当接す る側板部10,11を備えたものであるが、図7に示すアンカー金具5′のよう に、基板部7′と、これの上面に突設された室内外両突条壁8′,9′とからな るものでもよい。この場合、アンカー金具5′は、基板部7′の両端部を、堰壁 1に垂直に埋設されたアンカーボルト29及びナット30で締結することにより 、堰壁1上に固定される。このアンカー金具5′に対する手摺り支柱3下端部の 取付けについては先の実施例と同様である。
【0017】 また、実施例では、円筒状の手摺り支柱3について説明したが、本考案の取付 装置は、円筒状の手摺り支柱に限らず、断面が四角形等の角筒状の手摺り支柱に ついても適用可能である。また、本考案の取付装置は、図7に示される実施例の ように、堰壁に手摺り笠木を装着しない場合にも適用されるものである。
【0018】
【考案の作用及び効果】
本考案の請求項1に係る取付装置によれば、手摺り支柱の下端部を、アンカー 金具の基板部上に堰壁厚み方向対向位置に設けた室内外両突条壁間に嵌挿させて 、その下端面を基板部上面に当接させると共に、固定具で支柱下端部をアンカー 金具に固定させることにより、手摺り支柱の下端部が基板部の上面と室内外両突 条壁の内側面とで支持された状態で固定され、それにより手摺り支柱はアンカー 金具を介して堰壁と剛体化し、堰壁に対しきわめて強固に取付けられる。特に、 支柱下端部外周面の室内外両側面部が室内外両突条壁の内側面で支持されるため 、支柱が室内外方向の大きな横荷重を受けても、それらの横荷重に十分対抗する ことができ、揺れやガタつきを生じるおそれがなくなる。このように、本考案の 取付装置によると、堰壁に対する手摺り支柱の取付強度を著しく増大させること ができる。
【0019】 また、請求項2のように、基板部上の両突条壁間に嵌挿された手摺り支柱の内 部下方に硬化性充填剤が充填されるものにおいては、この硬化性充填剤が、支柱 内に充填された後、硬化して、支柱の内部下方に硬質充填剤層を形成し、それに より支柱自体を補強することができると共に、支柱下端部とアンカー金具との連 結強度を一層高めることができる。
【0020】 請求項3のように、固定具として、アンカー金具の基板部から、両突条壁間に 嵌挿された手摺り支柱の下端部にねじ込まれるビスを使用すれば、支柱下端部の 固定作業を簡単且つ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す手摺りの外観斜視図であ
る。
【図2】図1に示す手摺り取付装置の縦断面図である。
【図3】図2の一部拡大図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】手摺りの取付状態を示す分解斜視図である。
【図6】本考案の他の実施例を示す手摺り取付装置の縦
断面図である。
【図7】本考案の他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 堰壁 2 手摺り 3 手摺り支柱 3a ビスポケット 4 手摺り笠木 5 アンカー金具 5′ アンカー金具 6 堰壁笠木 7 基板部 7′ 基板部 8 室内側突条壁 8′ 室内側突条壁 9 室外側突条壁 9′ 室外側突条壁 14 ビス(固定具) 15 ビス挿通孔 28 硬化性充填剤 W 室内外両突条壁の対向側面間幅

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】堰壁上に固定されるアンカー金具の基板部
    上面における堰壁厚み方向対向位置に、一対の突条壁
    が、手摺り支柱の外径に相当する対向側面間幅をもって
    併設され、両突条壁間に手摺り支柱の下端部が嵌挿され
    てそ下端面が基板部上面に当接されると共に、この支柱
    下端部が固定具によってアンカー金具に固定されてなる
    手摺りの取付装置。
  2. 【請求項2】前記両突条壁間に嵌挿された手摺り支柱の
    内部下方に硬化性充填剤が充填されてなる請求項1に記
    載の手摺りの取付装置。
  3. 【請求項3】前記固定具は、アンカー金具の基板部か
    ら、前記突条壁間に嵌挿された手摺り支柱の下端部にね
    じ込まれるビスからなる請求項1または2に記載の手摺
    りの取付装置。
JP3398993U 1993-06-23 1993-06-23 手摺りの取付装置 Pending JPH074658U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0243337B2 (ja) * 1981-01-06 1990-09-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0243337B2 (ja) * 1981-01-06 1990-09-28

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960109