JPH054503Y2 - - Google Patents

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JPH054503Y2
JPH054503Y2 JP1988015535U JP1553588U JPH054503Y2 JP H054503 Y2 JPH054503 Y2 JP H054503Y2 JP 1988015535 U JP1988015535 U JP 1988015535U JP 1553588 U JP1553588 U JP 1553588U JP H054503 Y2 JPH054503 Y2 JP H054503Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は建物の屋上やベランダの周囲、通路の
側部、塀を構成する壁体の上部等に設ける手摺り
の取付装置に関する。
(従来技術とその課題) 従来、この種装置の一例として実開昭61−
26841号公報に記載のものがある。これは、手摺
り取付躯体に固着したアンカー金具上に座板を介
して支柱嵌挿用杆を突設し、該支柱嵌挿用杆に手
摺りの筒状支柱の下部を外嵌させ、該支柱と前記
支柱嵌挿用杆とをボルト・ナツトにより連結した
ものである。
上記構成によれば、支柱の内部に侵入して下方
に溜まつた雨水や結露水の冬期の凍結による膨張
作用で支柱の下部が膨らみ、手摺り取付躯体にひ
び割れを生じる恐れがある。
そこで、上記支柱の下部に接着剤やモルタルな
どからなる硬化性充填剤を充填することが考えら
れるが、上記支柱の下部には支柱嵌挿用杆が嵌入
しており、該支柱嵌挿用杆が障害となつて、その
支柱嵌挿用杆と支柱との間の狭い間隙に硬化性充
填剤を確実に充填することは極めて困難であり、
支柱の下部に硬化性充填剤が充填されない空隙の
部分が生じる恐れがある。
このように硬化性充填剤が充填されない空隙の
部分が生じると、当然、その空隙の部分に雨水や
結露水が溜まりやすくなるから、前述した問題点
を解消することはできない。
本考案は上記問題点に鑑み、手摺りの筒状支柱
の下部に障害物となるものを一切挿入することな
く、上記支柱をアンカー金具に固着することがで
きるようにした手摺りの取付装置を提供すること
を目的としている。
(課題解決の手段) 上記目的を達成するため、本考案は、手摺り取
付躯体1a,1bにアンカー金具7,15が固着
され、手摺り2の筒状支柱3の下面に当接させた
座板8,16が、該座板8,16を貫通して支柱
3の内周面に形成したビスポケツト3aにビス9
をねじ込むことにより、支柱3の下面に固着さ
れ、該座板8,16を前記アンカー金具7,15
に固着することにより、上記支柱3が手摺り取付
躯体1a,1b上に立設固定され、該支柱3の内
部下方に硬化性充填剤13が充填されてなる構成
を採用するものである。
(実施例) 以下、本考案を図示実施例に基づいて具体的に
説明する。
第1図〜第5図は本考案に係る第1実施例を示
すものであり、図中の1aは屋上やベランダの周
囲壁あるいは通路側方や塀をなす立壁等の手摺り
取付躯体、2は四角筒状の支柱3と手摺り笠木4
とをT字形に連結した手摺り、5は各支柱3の根
元に装着した方形皿状の化粧キヤツプ、6は躯体
1の頂部に形成した上方開放する凹所である。
第4図で示すように、躯体1aの凹所6底に
は、平板7aとその下面に溶接固着したL字状埋
入杆7b,7bとからなるアンカー金具7が平板
部7aの上面を露呈する状態で埋設されている。
また第3図で示すように、支柱3はアルミニウム
またはその合金等の押出型材製であり、その内面
に全長にわたつて連続する溝状のビスポケツト3
aが複数条形成されている。
手摺り2を取付けるには、第5図で示すよう
に、まず支柱3の下端に座板8を当接し、その下
方より座板8を貫通してビス9を支柱3の内周面
に形成したビスポケツト3aにねじ込んで支柱3
と座板8とを固着し、この座板8とアンカー金具
7の平板部7aとを溶接にて固着して支柱3を立
設する。しかる後、第2図で示すように凹所6内
にモルタル10を充填して、その充填層上部の支
柱3周囲にコーキング材層11を設け、この上に
環状パツキン12を介して化粧キヤツプ5を装着
する一方、支柱3の上端部と手摺り笠木4の底板
4aとを座板8と同様にビス9のビスポケツト3
aへの螺入によつて連結固着し、この底板4aに
断面下向きコ字状の上枠4bを係嵌するが、この
支柱3と手摺り笠木4との連結を行う前に支柱3
の内部下方に硬化性充填剤13を充填して硬化さ
せる。
この硬化性充填剤13としては、使用時に液状
で硬化によつて硬質層を形成する材料であればよ
く、例えば乾燥硬化型や反応硬化型の各種接着
剤、シール材、硬質合成樹脂発泡体、非発泡硬質
合成樹脂、モルタル等の種々のものを使用でき
る。その充填手段としては、硬化前の液状物を容
器に入れて支柱3の上端開口部より内部に流入さ
せる方法、該液状物の入つたガラスや薄い硬質合
成樹脂等からなるカプセルを上記開口部より投下
して落下衝撃によつて破壊する方法、予め支柱3
内に装填しておいた同様のカプセルを棒具で突い
て破壊する方法等、種々の方法を採用できる。し
かして、硬化性充填剤13の充填時期は座板8の
固着後より手摺り笠木4との連結を行うまでの間
で任意に設定でき、支柱3の立設前に充填硬化さ
せてもよい。
上記構成によれば、支柱3内には硬化性充填剤
13の充填に障害となるものが何も存在していな
いため、該支柱3内の下部の隅々まで硬化性充填
剤13を充填することができ、その支柱3の下部
に雨水や結露水が溜まる空隙の部分は一切生じな
い。また、上記硬化性充填剤13により、支柱3
の根元部のたわみが阻止され、手摺りに力が加わ
つても揺れを生じにくく、しかも硬化性充填剤1
3がビスポケツト3aにねじ込まれたビス9に密
に接して硬化し、そのねじ込み状態を強固に保持
する上に、支柱3および座板8の内面に対しても
接着力が作用するため、支柱3と座板8との連結
強度を非常に大きくすることができる。
第6図〜第8図は本考案に係る第2実施例を示
す。この場合、第7図で示すように手摺り取付躯
体1bは、上方に開口した竪穴14を有すると共
に、その両側に上方へ突出するアンカーボルト
(アンカー金具)15,15が植設されている。
手摺りの取付けに際しては、第8図の如く、ま
ず前記第1実施例と同様構成の支柱3の下端に、
中央部に透孔16aを有する座板16を当接し、
下方から該座板16を貫通してビス9を支柱3の
ビスポケツト3aにねじ込むことによつて、その
座板16を支柱3に固着する。しかる後、上記座
板16をその透孔16aが竪穴14に臨むように
躯体1上に載置し、座板16の貫通孔を通つて上
方突出する各アンカーボルト15にナツト15a
を螺合締着することにより、支柱3をアンカー金
具15に一体固定する。この固定状態において支
柱3の内部と竪穴14とは透孔16aを通して連
通している。しかして、第6図の如くこの連通部
には、ボルト等の表面凹凸に富む補強杆17を垂
直に配置すると共に、支柱3の上端開口部より液
状の硬化性充填剤13を流入させて、竪穴14よ
り支柱3の下部にわたつて充填硬化させる。支柱
3と手摺り笠木との連結は前記第1実施例と同様
にすればよい。
なお、第6図における18は躯体1bの頂部に
被冠された断面略下向きコ字状の立壁笠木、19
は該立壁笠木の屋内外両下縁の溝18aにビス止
め連結された断面略逆L字形の水密材保持具、2
0は保持具19の下端に形成された断面略コ字状
の保持枠部19aに嵌着されたゴム等からなる水
密材である。
上記第2実施例の手摺りにあつては、支柱3の
内部に充填された硬化性充填剤13が躯体1bの
竪穴14に達する硬化層を形成し、しかも補強杆
17がこの硬化層を上下に貫く芯材として存在す
ることから、前記第1実施例と同様に支柱3のた
わみが阻止されると共に支柱3と座板8との連結
強度が増大することに加え、上記硬化層自体が躯
体1bに対するアンカーとして作用するために手
摺りの立設強度が極めて大きくなる。
なお、本考案では、手摺りの構成各部の細部構
造や連結方式は上記第1および第2実施例以外に
種々設計変更可能である。
(考案特有の効果) 本考案に係る手摺り取付装置によれば、筒状支
柱をアンカー金具に連結するための座板が、支柱
の内周面に形成したビスポケツトを利用して、該
支柱の下面にビスにより固着されており、上記支
柱内には障害物が何も存在していないから、支柱
内の下部の隅々まで硬化性充填剤を確実に充填す
ることができ、その支柱の下部に雨水や結露水の
溜まる空隙の部分が一切生じないようにすること
ができる。従つて、従来のように、支柱の下部に
生じた空隙の部分に溜まつた雨水や結露水の凍結
による膨張作用で支柱の下部が膨らみ、手摺り取
付躯体にひび割れが生じるという問題点を確実に
解消することができる。
また、支柱3の下部に充填された硬化性充填剤
がビスポケツト内に侵入して、該ビスポケツトに
ねじ込まれたビスに密に接して硬化するため、そ
のねじ込み状態を強固に保持して、支柱と座板と
の連結強度を高めることができる。
更に、支柱の下部に充填された硬化性充填剤に
より、支柱の根元部のたわみが阻止されて手摺り
に力が加わつても揺れを生じにくく、手摺りの強
度を著しく増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例における手摺り全
体の外観斜視図、第2図は同上の手摺り全体の縦
断面図、第3図は第2図の−線の断面図、第
4図は同上の手摺り取付躯体の縦断面図、第5図
は同躯体に手摺りの支柱を立設した状態での縦断
面図、第6図は本考案の第2実施例における手摺
り要部の縦断面図、第7図は同上の手摺り取付躯
体の縦断面図、第8図は同躯体に手摺りの支柱を
立設した状態での縦断面図である。 1a,1b……手摺り取付躯体、2……手摺
り、3……支柱、3a……ビスポケツト、7……
アンカー金具、8……座板、9……ビス、13…
…硬化性充填剤、15……アンカーボルト(アン
カー金具)、16……座板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 手摺り取付躯体にアンカー金具が固着され、手
    摺りの筒状支柱の下面に当接させた座板が、該座
    金を貫通して支柱の内周面に形成したビスポケツ
    トにビスをねじ込むことにより、支柱の下面に固
    着され、該座金を前記アンカー金具に固着するこ
    とにより、上記支柱が手摺り取付躯体上に立設固
    定され、該支柱の内部下方に硬化性充填剤が充填
    されてなる手摺りの取付装置。
JP1988015535U 1988-02-08 1988-02-08 Expired - Lifetime JPH054503Y2 (ja)

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